JP2011044810A - 画像読取装置 - Google Patents

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Susumu Yasuda
晋 安田
Katsunori Kono
克典 河野
Akihiko Naya
明彦 納谷
Tsunemasa Mita
恒正 三田
Kazuo Baba
和夫 馬場
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Abstract

【課題】画像を読み取った結果に対して影響を与える光源に起因して発生する明度の変動の程度を、画像を読み取りながら測定し、この測定した程度の値に基づき読み取った画像を補正する画像読取装置を提供することにある。
【解決手段】画像読取装置は、光源部21から照射され読取領域RAにおいて原稿MSにより拡散反射された光に基づいて原稿MS上の画像の画像情報を生成し、また、光源部21から照射され、光回折部25が回折した光に基づいて生成される明度基準情報に対して、光源部21が理想的な強さの光を照射する場合の基準値を予め設定し、明度基準情報とこの基準値の差を光の強さの変動量とする。このようにして、画像読み取り中にこの光の強さの変動の程度が変化する場合も、その変動を示す明度基準情報に応じて原稿画像情報を補正することにより、変動の影響を打ち消した画像を示す補正画像情報が生成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像読取装置に関する。
画像読取装置においては、光学系等の不均一性により発生する明度の変動の補正(シェーディング補正)を行う場合がある。特許文献1では、原稿読み取り時には、第2の偏光板が照射光を透過し、白基準信号取得時には、液晶モジュールに電圧を印加することで旋光された照射光を第2の偏光板が反射する技術が開示されている。
特開2006−211234号公報
本発明の目的は、画像を読み取った結果に対して影響を与える光源に起因して発生する明度の変動の程度を、画像を読み取りながら測定し、この測定した程度の値に基づき読み取った画像を補正する画像読取装置を提供することにある。
本発明の請求項1に係る画像読取装置は、光が入射する第1の検出領域を有し、当該第1の検出領域に入射する光を検出し、検出した光に応じて第1の検出情報を出力する第1の光検出手段と、照射される光が到達する領域内にある被読取体上の画像を前記第1の検出領域に結像させる結像手段と、光が入射する第2の検出領域を有し、当該第2の検出領域に入射する光を検出し、検出した光に応じて第2の検出情報を出力する第2の光検出手段と、前記照射される光を前記第2の光検出領域へ入射するよう導く導光手段と、前記第1の検出情報を前記第2の検出情報により補正して、前記被読取体上の画像を示す画像情報を生成する生成手段とを具備することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る画像読取装置は、請求項1に記載の構成において、前記導光手段は、前記照射される光を回折して前記第2の光検出領域へ入射するよう導くことを特徴とする。
本発明の請求項3に係る画像読取装置は、請求項1又は2に記載の構成において、前記導光手段は、前記照射される光を反射させて前記第2の光検出領域へ入射するよう導くことを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像読取装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の構成において、前記導光手段は、集光鏡を有し、前記照射される光を当該集光鏡で反射させて前記第2の光検出領域へ入射するよう導くことを特徴とする。
本発明の請求項5に係る画像読取装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の構成において、前記結像手段は、レンズにより結像し、前記導光手段は、前記照射される光を前記レンズで反射させて前記第2の光検出領域へ入射するよう導くとともに、当該照射される光のうち前記レンズに入射する光は前記第1の検出領域へ入射しないよう導くことを特徴とする。
請求項1に係る画像読取装置によれば、画像を読み取った結果に対して影響を与える光源に起因して発生する明度の変動の程度を、画像を読み取りながら測定することができる。
請求項2に係る画像読取装置によれば、光を第2の検出領域に導く素子の設置場所や向きを自由に設定することができる。
請求項3に係る画像読取装置によれば、光源から照射される光が直接届かない場所にある第2の検出領域へ光を導くことができる。
請求項4に係る画像読取装置によれば、平面鏡を用いる場合に比べて、光源から照射される光を多く第2の検出領域へ導くことができる。
請求項5に係る画像読取装置によれば、鏡等を設置できないレンズ面領域で反射する光が到達する場所にある第2の検出領域へ光を導くことができる。
本実施形態に係る画像読取装置10の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るイメージセンサ部20の模式図である。 本実施形態に係るイメージセンサ部20の模式図である。 光源部21が照射する光と光回折部25が回折する光のスペクトル図である。 変形例2に係るイメージセンサ部20の模式図である。 変形例3に係るイメージセンサ部20の模式図である。 変形例5に係るイメージセンサ部20aの模式図である。 変形例8に係るイメージセンサ部20の模式図である。
<実施形態>
[構成]
図1は、本実施形態に係る画像読取装置10の構成を示すブロック図である。イメージセンサ部20は、被読取体である原稿MSのうち、予め決められた領域における画像を読み取る。イメージセンサ部20がこの原稿MS上の予め決められた領域における画像を読み取る動作を、主走査といい、主走査で画像を読み取る原稿MSの領域を読取領域RAという。イメージセンサ部20についての詳細は後述する。
原稿移動部30は、モータ等を有し、主走査の終了後、次の画像が読み取られる位置まで原稿MSを移動させる。この移動を繰り返しながら、イメージセンサ部20が画像を読み取る動作を、副走査といい、移動する方向を副走査方向という。イメージセンサ部20は、このようにして読み取った画像に基づく情報を制御部40に出力する。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置やRAM(Random Access Memory)等のメモリなどの記憶手段を備え、上述した各部の動作を制御するとともに、後述する画像に関する処理を行う。RAMは、画像に関する処理を行うワークエリアとなる。記憶部50は、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク、半導体メモリ等の記憶装置を備え、画像情報等の各種情報を記憶する。操作部60は、利用者が画像読取装置10に対して選択、確認、取り消しなどの指示を行うための操作を行うタッチパネル、キーボードなどの操作手段であって、操作内容を示す情報を制御部40に出力する。
次に、イメージセンサ部20の構成について説明する。光源部21は、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)等の光源を有し、原稿MSに対して光を照射する。原稿保持部22は、ガラス等の光を透過する部材などにより構成される原稿台などによって、配置された原稿MSを保持する。この原稿MSは、原稿保持部22を透過して到達する光源部21が照射した光を拡散反射する。結像部23は、屈折率分布型レンズ等の正立等倍像を結像するレンズを有し、原稿MSが拡散反射した光を原稿読取センサ部24に到達させる。原稿読取センサ部24は、フォトダイオード等の光電変換素子を有し、原稿MSが分散反射した光の強さを検出する。
光回折部25は、フォトポリマー、重クロム酸ゼラチン、銀塩写真フィルム等の干渉縞が記録される素材で形成されたホログラムである回折光学素子251及びガラス等の光を反射する素材で形成された反射板252を有し、光源部21が照射した光を回折する。この回折された光は、後述する経路を通り明度基準センサ部26へ到達する。明度基準センサ部26は、フォトダイオード等の光電変換素子を有し、光回折部25が回折した光の強さを検出する。これらの原稿読取センサ部24及び明度基準センサ部26は、各々が検出した光の強さに基づいて検出情報を生成し、制御部40へ出力する。出力されたこれらの検出情報は、後述する構成と動作により、それぞれ画像情報の生成および画像情報の明度の補正に用いられる。続いて、イメージセンサ部20の詳細な構成について説明する。
図2は、本実施形態に係るイメージセンサ部20の模式図である。被読取体である原稿MSは、図示せぬ原稿保持部22に保持され、この原稿MSのうち読取領域RAにおける画像が読み取られる。光源部21は、図示せぬ原稿保持部22を透過して原稿MSの読取領域RAに光を照射する位置に設けられている。なお、光源部21が照射する光が原稿読取センサ部24及び明度基準センサ部26に直接到達しないように、図示せぬ遮蔽物が設置されている。光源部21より照射されて原稿MSの読取領域RAに到達した光は、この読取領域RAにおいて拡散反射され、結像部23により導かれて原稿読取センサ部24へ到達する。原稿読取センサ部24は、列をなして配置された複数の光電変換素子を有し、これらの光電変換素子が配置される領域に入射する光の強さを検出する。このようにして入射する光の強さを検出する領域を、検出領域24kという。また、これらの光電変換素子が列をなす方向を主走査方向という。
これらの光電変換素子は、各々検出領域24kに入射する光の強さに基づき電荷を生成し、原稿読取センサ部24は、生成された電荷に応じて電気信号を発生させ、この電気信号を増幅して制御部40へ出力する。この出力された電気信号は、原稿読取センサ部24が生成する検出情報を示す信号であり、各検出領域24kに入射する光の強さに対応する値を持つ。一方、読取領域RA内にある原稿MS上の画像は、結像部23により各検出領域24kに正立等倍に結像される。このため、原稿読取センサ部24は、検出領域24kに入射する光の強さを検出することで、読取領域RA内の原稿MS上の画像を読み取る。このようにして、制御部40は、原稿読取センサ部24の出力する検出情報に基づき、原稿MS上の画像を示す画像情報を生成する。
一方、明度基準センサ部26は、列をなして配置された複数の光電変換素子を有し、これらの光電変換素子が配置される領域に入射する光の強さを検出する。このようにして入射する光を検出する領域を検出領域26kという。明度基準センサ部26は、検出領域26kが主走査方向に沿うように配置され、各検出領域26kは、原稿読取センサ部24の検出領域24kの各々と主走査方向に対応して配置されている。これらの光電変換素子は、この検出領域26kに入射する光の強さに基づき電荷を生成し、明度基準センサ部26は、この生成された電荷に応じて電気信号を発生させ、この電気信号を増幅して制御部40へ出力する。この出力された電気信号は、明度基準センサ部26が生成する検出情報を示す信号であり、各検出領域26kに入射する光の強さに対応する値を持つ。ここで、上述したように、明度基準センサ部26には光回折部25において回折された光が到達しており、この光の経路及び光回折部25の配置等について次に説明する。
図3は、本実施形態に係るイメージセンサ部20の模式図である。光回折部25は、原稿保持部22の光源部21側で、光源部21から原稿MSの読取領域RAに到達する光を遮らない位置に配置される。そして、光源部21により照射されてこの回折光学素子251に入射した光は、この回折光学素子251を透過して反射板252へ到達し、反射板252により反射されて再び回折光学素子251の内部を透過して外部へ出射する。この光は、出射するときに回折光学素子251によって回折され、結像部23を構成するレンズの原稿MS側の表面に向かって進む。以下、このレンズの表面をレンズ面Surfという。ここで、レンズ面Surfの中心と光回折部25の中心との副走査方向の距離をd1、レンズ面Surfと回折光学素子251の光が回折する面との距離をd2とすると、光回折部25が回折した光のレンズ面Surfへの入射角θに対してtanθ=d1/d2の関係となる。
このとき、光回折部25は、このように回折した光のレンズ面Surfへの入射角θが、レンズ面Surfでの屈折率との関係で光が全反射する角度になるように配置されている。この結果、レンズ面Surfに入射する光は、大部分が正反射する。なお、正反射せずにレンズ面Surfから結像部23へ入射する光があった場合、この光は正立等倍に結像するレンズを通るため、原稿読取センサ部24とは異なる場所に到達する。そして、明度基準センサ部26は、レンズ面Surfで正反射した光が検出領域26kに到達するように配置されている。このようにして、明度基準センサ部26は、検出領域26kへ到達する光の強さを検出し、検出情報を制御部40へ出力する。
制御部40は、後述する動作を行い、明度基準センサ部26の出力する検出情報に基づいて光源部21に起因する明度の変動を測定する。理想的には、検出領域26kへ導かれる光の量が多いほど、出力される検出情報の値が大きくなり、この結果測定される明度の変動量が大きくなる。このため、明度の変動の程度を明確に測定するため、光回折部25は光源部21が照射する光の性質に合わせて、より多くの光を回折するように形成されている。
図4は、光源部21が照射する光と光回折部25が回折する光のスペクトル図である。この図の横軸は光の波長λを示し、縦軸は回折する光の強度Pを示す。光回折部25を構成する回折光学素子251には、光源部21が照射する光と干渉する特性を持ち、それぞれ波長がλ2、λ3、λ4であるレーザー光を用いて干渉縞が形成されている。そして、光源部21が、スペクトルSP1に示される波長分布を持つ光を照射すると、光回折部25は、同図のスペクトルSP2、SP3、SP4に示される波長分布を持つ光を回折する。
[動作]
次に、本実施形態に係る画像読取装置10の補正の動作について説明する。まずは、原稿の読み取り動作について、図3に戻って説明する。上述したとおり、光源部21から照射され読取領域RAにおいて原稿MSにより拡散反射された光に基づいて原稿読取センサ部24が生成した検出情報は、制御部40へ出力され、制御部40により記憶部50へ格納される。この検出情報は、読取領域RA内にある原稿MS上の画像を読み取った情報である。そして、イメージセンサ部20は、図示せぬ原稿移動部30が副走査方向に移動させた原稿MSから連続的に画像を読み取り、読み取る度に制御部40へ検出情報を出力する。こうして蓄積された検出情報を制御部40が画像として編集する処理を行い、原稿MS上の画像の画像情報を生成する。この画像情報を原稿画像情報という。
このとき、光源部21が照射する光の強さが変動すると、この照射される光を原稿MSで拡散反射させて読み取る原稿画像情報の明度も変動する。この明度の変動を測定するため、明度基準センサ部26は、光源部21が照射する光を上述した原稿読み取り動作とは異なる経路で導き、原稿読み取り動作の影響を受けない光の強さを検出する。続いて、明度基準センサ部26が、この光の強さを検出する動作について説明する。
光源部21から照射され、光回折部25が回折した光に基づいて明度基準センサ部26が生成した検出情報は、制御部40へ出力され、制御部40により記憶部50へ格納される。制御部40は、この検出情報に基づき、光回折部25に回折された光の強さを示す画像情報を生成する。この画像情報は、読取領域RAで拡散反射される光に影響されない光に基づき生成されるため、光源部21が照射する光の強さの変動量を測定する基準となるものであり、明度基準情報という。
また、上述のように、光源部21から照射された光は、異なる経路で検出領域24k、26kにそれぞれ到達するため、読取領域RAにおける原稿MSが読み取られて原稿画像情報が生成されるときに、光回折部25に回折された光が検出領域26kへ到達して明度基準情報が生成される。そして、例えば、理想的な強さの光を光源部21が照射する場合の基準値を基準明度として予め設定し、生成された明度基準情報が示す光の強さとこの基準明度の光の強さとの差を、光源部21が照射する光の強さの変動量の大きさとして測定する。
このようにして、制御部40は、検出領域26kにおいて検出された光の強さから測定された変動量を、対応する検出領域24kにおいて検出された検出情報に反映させ、この検出情報に対応する原稿画像情報の画素の明度を補正する。例えば、基準明度が255として設定されているものとし、ある検出領域26kにおいて検出された光の強さの値が230であった場合、光源部21の影響により、原稿読取センサ部24に結像部23を介して到達する光が基準明度より255分の230の強さになっているものとして、この検出領域26kに対応して設けられた検出領域24kにおいて読み取られた原稿画像情報の画素における明度の値を、230分の255倍に補正する。
ここで、上述した通り、明度基準センサ部26における検出領域26kは、原稿読取センサ部24における検出領域24kに対して主走査方向に対応して配置されている。このため、この補正の処理を各検出領域24k、26kにおいて行うことにより、検出領域24k、26kが配置された領域ごとに、これらの領域に対応する原稿画像情報の各画素における光源部21に起因した明度の変動が補正される。そして、上述した補正の処理は、主走査単位で行う。なお、この補正の処理は、副走査まで完了して原稿画像情報を生成してから行ってもよいし、対応する検出領域24k、26kにおける各検出情報が出力されるたびに行ってもよい。
このように、制御部40は、原稿画像情報における各画素の明度を明度基準情報における各基準明度により補正し、補正した結果の明度から補正画像情報を生成して、記憶部50に記憶させる。これらの原稿画像情報と明度基準情報は、共に光源部21が照射する光を検出領域24k、26kに照射させて検出される光の強さの情報を元に生成されている。このため、原稿MSの画像を読み取りながら、光源部21の影響による明度の変動が測定される。したがって、画像読み取り中にこの明度の変動が生じる場合も、その変動を示す明度基準情報に応じて原稿画像情報を補正することにより、変動の影響を打ち消した画像を示す補正画像情報が生成される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以下のように、さまざまな形態で実施可能である。
<変形例1>
上述した実施形態においては、光回折部25が明度基準センサ部26へ導く光を回折するため透過型ホログラムである回折光学素子251及び反射板252を用いたが、反射型ホログラムである回折光学素子を用いて光を回折させてもよい。回折光学素子251の替わりに反射型ホログラムを備えることで、光源部21から照射された光は反射型ホログラムの光源部21側の表面で回折され、レンズ面Surfで正反射して明度基準センサ部26へ導かれる。ここで、反射型ホログラムにより回折されずに透過する光がある場合は、この光を反射板252に替わり設置する光吸収板で吸収してもよい。これにより、例えば、この透過した光が反射等をして明度基準センサ部26へ到達し、明度基準情報のノイズとなることが防がれる。
<変形例2>
上述した実施形態においては、光回折部25が回折した光をレンズ面Surfで正反射させて明度基準センサ部26へ導いたが、平面鏡を用いて明度基準センサ部26へ導いてもよい。
図5は変形例2に係るイメージセンサ部20の模式図である。例えば、同図に示す結像部23の光回折部25側の側面Sideに平面鏡27を設置する。そして、光回折部25により回折された光が、この平面鏡27により正反射されて到達する位置に、明度基準センサ部26を設置する。このとき、光回折部25の回折光学素子251には、光源部21から照射される光が平面鏡27へ向かって回折されるように干渉縞を形成する。
<変形例3>
上述した変形例2においては、光回折部25により回折された光を反射するため平面鏡を用いたが、集光鏡を用いて反射させて、明度基準センサ部26へ光を導いてもよい。
図6は変形例3に係るイメージセンサ部20の模式図である。同図に示すように、結像部23の光回折部25側の側面Sideに集光鏡28を設置する。そして、光回折部25により回折された光が、集光鏡28により反射されて到達する位置に、明度基準センサ部26を設置する。このとき、図に示すように、光回折部25から平行に入射される光が、集光鏡28により反射された光が検出領域26kに集まるように、集光鏡28の反射面の表面形状、光軸及び位置が設定されている。さらに、光回折部25は、明度基準センサ部26よりも大きな面積を持つように形成されている。こうして、検出領域26kより大きな面積の領域に入射する光が、光回折部25と集光鏡28により集約されて、検出領域26kへ入射する。これにより、明度基準センサ部26により出力される検出情報の値が、平面鏡27を用いる場合より大きくなり、小さな明度の変動が測定される。
<変形例4>
上述した実施例においては、光を透過するホログラムで構成される光回折部25により明度基準センサ部26へ光を導いたが、光を回折する機能又は性質を有すれば、光を反射するホログラム、レンズや鏡を組合せた他の装置又は回折レンズ等の部材を用いてもよい。
<変形例5>
上述した実施形態においては、原稿保持部22はイメージセンサ部20の一部を構成し、イメージセンサ部20を構成する各部との相対位置は変わらなかったが、イメージセンサ部20から独立させて構成してもよい。
図7は、変形例5に係るイメージセンサ部20aの模式図である。原稿MSは、図示せぬ画像読取装置10の本体に固定された原稿保持部22aに保持されている。イメージセンサ部20aは、光源部21、結像部23、原稿読取センサ部24、明度基準センサ部26を有し、主走査が終わると、図示せぬモータ等を有したセンサ部移動装置により副走査方向に移動して、次の主走査を行う。こうして主走査と副走査を繰り返し、原稿MS上に示される画像を読み取る。
<変形例6>
上述した実施形態においては、制御部40は、各検出領域24k、26kの各々対応した検出領域における検出情報を比較して画像情報を補正したが、各々対応関係がない検出情報に基づき補正してもよいし、ひとつの検出領域26kにおける検出情報に基づき補正してもよい。この場合でも、画像読取装置10は、原稿画像の読み取り動作を行いながら明度基準情報を取得し、原稿画像情報の明度の補正を行う。
<変形例7>
上述した実施形態においては、画像読取装置10は、画像読取動作を行いながら明度を補正する基準情報を取得し、この基準情報に基づき読み取った画像情報における明度の変動を補正したが、事前に基準となる明度基準情報を生成し、この明度基準情報に基づいて補正の処理方法を定めて、この処理方法により読み取った原稿画像情報の補正処理を行ってもよい。
<変形例8>
上述した実施形態においては、光源部21の影響による明度の変動を測定して原稿画像情報を補正したが、さらに結像部23を介して検出領域24kに到達する光以外の原因で発生する電気信号の変動を測定して原稿画像情報を補正してもよい。この電気信号の変動の原因には、例えばラインセンサの暗電流等の電気ノイズまたは漏れ光等の結像部23を介さずに検出領域24kに到達する光によるノイズなどがある。以下、これらのノイズの値を暗度基準値という。
図8は、変形例8に係るイメージセンサ部20の模式図である。暗度基準センサ部29は、列をなして配置された複数の光電変換素子を有し、これらの光電変換素子が配置される領域に照射される光の強さを検出し、検出情報を生成して制御部40へ出力する。この照射された光の強さを検出する領域を、検出領域29kといい、暗度基準センサ部29は、この検出領域29kに結像部23を介した光が入射しない位置でかつ原稿読取センサ部24を副走査方向にずらした位置に配置される。そして、各センサ部24、29における各検出領域24k、29kのうち、副走査方向にずれた関係にある各々は対応関係になっている。また、検出領域29kの光の強さを検出する光電変換素子は、読取領域RAにおける原稿MSの内容に影響されないため、読取領域RAにおける原稿MSを読み取って原稿画像情報が生成されるときに、検出領域29kにおける検出情報も合わせて暗度基準センサ部29により生成され、制御部40へ出力される。
こうして出力される検出情報は、結像部23を介して各検出領域24kに到達する光以外の原因で発生する電気信号の変動、すなわち画像読み取りのための電気信号におけるノイズの値を測定する基準となり、この検出情報をノイズ基準情報と言う。例えば、ノイズが発生していない状態における各検出領域24kにおける検出情報の値を基準値として予め定めておき、暗度基準センサ部29から出力された各検出領域29kにおけるノイズ基準情報の値とこれらの基準値との差分をノイズの値として測定する。そして、制御部40は、各検出領域24kにおける検出情報の値を、それぞれに対応して設けられた検出領域29kにおいて測定されたノイズの値に応じて補正する。
例えば、基準値を0とする検出領域29kにおいて検出されたノイズ基準情報の値が5であれば、この検出領域24kに対応する検出領域24kが原稿MSを読み取り検出した明度から5を減じる補正を行う。この補正処理を、各検出領域24k、29k間において行うことにより、検出領域24kごとに発生したノイズが補正される。これらの補正は、主走査単位で行ってもよいし、事前に明度を補正するノイズ基準情報を測定し、この基準情報に基づいて補正の処理方法を定めて、この処理方法により読み取った画像情報の補正処理を行ってもよい。また、漏れ光等の検出が不要である場合は、暗度基準センサ部29に光を透過しない覆いを被せて光の入射を防いでもよい。
このように、制御部40は、原稿画像情報における各明度を検出領域29kが測定するノイズの値により補正し、補正した結果の明度から補正画像情報を生成して、記憶部50に記憶する。このノイズの値は、原稿MSの画像を読み取りながら測定する。したがって、画像読み取り中にノイズの程度が変化する場合も、変化したノイズの値を読み取り、このノイズの値に応じて原稿画像情報を補正することにより、変動の影響を打ち消した画像を示す補正画像情報が生成される。
10…画像読取装置、20,20b…イメージセンサ部、21…光源部、22…原稿保持部、23…結像部、24…原稿読取センサ部、25…光回折部、26…明度基準センサ部、27…平面鏡、28…集光鏡、29…暗度基準センサ部、30…原稿移動部、40…制御部、50…記憶部、60…操作部、251…回折光学素子、252…反射板

Claims (5)

  1. 光が入射する第1の検出領域を有し、当該第1の検出領域に入射する光を検出し、検出した光に応じて第1の検出情報を出力する第1の光検出手段と、
    照射される光が到達する領域内にある被読取体上の画像を前記第1の検出領域に結像させる結像手段と、
    光が入射する第2の検出領域を有し、当該第2の検出領域に入射する光を検出し、検出した光に応じて第2の検出情報を出力する第2の光検出手段と、
    前記照射される光を前記第2の光検出領域へ入射するよう導く導光手段と、
    前記第1の検出情報を前記第2の検出情報により補正して、前記被読取体上の画像を示す画像情報を生成する生成手段と
    を具備することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記導光手段は、前記照射される光を回折して前記第2の光検出領域へ入射するよう導く
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記導光手段は、前記照射される光を反射させて前記第2の光検出領域へ入射するよう導く
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記導光手段は、集光鏡を有し、前記照射される光を当該集光鏡で反射させて前記第2の光検出領域へ入射するよう導く
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記結像手段は、レンズにより結像し、
    前記導光手段は、前記照射される光を前記レンズで反射させて前記第2の光検出領域へ入射するよう導くとともに、当該照射される光のうち前記レンズに入射する光は前記第1の検出領域へ入射しないよう導く
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像読取装置。
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