JP2011041977A - アーク溶接装置、ワイヤ送給装置及びモータ制御ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 溶接電源とワイヤ送給装置とを接続する送給起動制御線が断線すると、溶接電源とワイヤ送給装置との距離に応じてモータ停止時間が長くなる。
【解決手段】 溶接電源と、ワイヤ送給装置とを備えたアーク溶接装置において、送給モータ制御回路と、モータ駆動電圧を供給するモータ駆動回路と、送給モータの停止時に発生する起電力を放電する第1制動抵抗器と、送給起動信号に応じて送給モータをモータ駆動回路又は第1制動抵抗器に接続する第1切換回路と、を溶接電源に備え、起電力を放電する第2制動抵抗器と、送給モータの駆動電流又は第1制動抵抗器で放電する電流を検出する第1電流検出回路と、第1電流検出信号の極性に基づいて送給モータの停止を判別するモータ停止判別回路と、モータ停止判別信号に応じて第2制動抵抗器を送給モータに並列接続する第2切換回路と、をワイヤ送給装置に備えたアーク溶接装置である。
【選択図】図1

Description

本発明はアーク溶接装置に係り、特にワイヤ送給装置の遠隔制御に関するものである。
図9は、従来技術のアーク溶接装置の電気接続図である。同図において、溶接電源WGはワイヤWLと被加工物Mとの間に電力を供給する主電源回路PSと、溶接電圧指令値Wvに基づいて主電源回路PSを制御する主制御回路SCと、溶接電流指令値Wcに基づいて送給指令信号Vsetを生成すると共に起動信号Tsに応じて送給起動信号Mc及び送給停止信号Mtを出力する送給モータ制御回路MC2と、送給指令信号Vsetに応じてワイヤ送給モータMOを回転制御させるモータ駆動回路MVと、送給起動信号Mcが出力するとモータ駆動回路MVをワイヤ送給モータMOに接続し、送給起動信号Mcの出力が停止すると第1の制動抵抗器R1をワイヤ送給モータMOに接続する第1の切換回路SW1とで形成されている。
図9に示す従来技術のワイヤ送給装置WF3は、駆動回路DR、第2の切換回路SW2、第2の制動抵抗器R2及びワイヤ送給モータMOとで形成され、溶接電源WGに制御線5、制御線6、制御線7及び制御線8によって接続され、制御線7及び制御線8は送給モータ制御回路MCからの送給停止信号Mt及び制御電圧Dvを駆動回路DRに送る。
図9に示すRECは遠隔制御装置であり、予め定めた溶接電圧指令値Wv及び予め定めた溶接電流指令値Wcを設定する。
次に、図9に示す従来技術のアーク溶接装置の動作について説明する。
従来の送給モータ制御回路MC2は、主制御回路SCから送られてくる溶接電流指令値Wcをモータ駆動回路MVに対応した送給指令信号Vsetに変換して出力する。モータ駆動回路MVは、送給指令信号Vsetに基づいてワイヤ送給モータMOに印加するモータ駆動電圧を制御する。
送給モータ制御回路MC2は、起動スイッチTSがオフのとき、送給起動信号McをLowレベルにし第1の切換回路SW1をb側にして第1の制動抵抗器R1を選択し、ワイヤ送給モータMOと第1の制動抵抗器R1とを接続し、ワイヤ送給モータMOで発生した起電力をワイヤ送給モータMO→制御線5→第1の制動抵抗器R1→制御線6→ワイヤ送給モータMOの第1経路で放電する。そして、送給モータ制御回路MC2から制御線7を介して送られてくる送給停止信号Mtに応じて駆動回路DRは、駆動信号をHighレベルにして第2の切換回路SW2を閉路し、ワイヤ送給モータMO→第2の制動抵抗器R2→ワイヤ送給モータMOの第2経路でも放電を開始する。
送給モータ制御回路MC2は、起動スイッチTSがオンのとき、送給起動信号McをHighレベルにし第1の切換回路SW1をa側にして、モータ駆動回路MVをワイヤ送給モータMOに接続し、モータ駆動回路MVは、送給指令信号Vsetに基づいてワイヤ送給モータMOに印加するモータ駆動電圧を制御する。このとき、送給モータ制御回路MC2からワイヤ送給起動制御線7を介して送られてくる送給停止信号Mtに応じて駆動回路DRは、駆動信号をLowレベルにして第2の切換回路SW2を開路する。
上述より、ワイヤ送給装置と溶接電源との距離が長くなっても、ワイヤ送給モータの停止時間が長くなることはない。(例えば、特許文献1)
特開2002−239730号公報
図9に示す従来のワイヤ送給装置を使用するアーク溶接装置において、ワイヤ送給装置と溶接電源との距離が、例えば、50m程度で使用することもある。この状態で溶接の起動停止を行うと、ワイヤ送給モータMOによって発生された起電力をワイヤ送給モータMO→制御線5→第1の制動抵抗器R1→制御線6→ワイヤ送給モータMOの経路で放電する第1経路に加えて、ワイヤ送給モータMO→第2の制動抵抗器R2→ワイヤ送給モータMOの第2経路でも放電するので、溶接電源とワイヤ送給装置との距離が長くなり、制御線5及び制御線6の抵抗値が大きくなっても、第2経路では、この制御線の抵抗値の影響を抑制できるので制御線が長くなってもワイヤ送給モータの停止時間が長くなることはない。
しかし、従来技術のワイヤ送給装置では、第2の切換回路を開閉させる駆動回路に送給停止信号を溶接電源から送る制御線と、駆動回路DRに制御電圧を供給する制御線と、を必要とする。
また、大形構造物を建造する苛酷な溶接作業所等において、溶接電源の設置場所とワイヤ送給装置の設置場所とが、例えば、50m以上も離れていることがあり、このような場所では溶接電源とワイヤ送給装置とを接続する制御線が増えることで断線する危険性が高くなることが考えられる。(例えば、溶接作業所に配置されている構造物の鋭利な箇所に制御線が接触して断線等)、この断線によってワイヤ送給モータの起動停止時にワイヤ送給モータMOによって発生された起電力を放電する第2経路が形成されなくり、ワイヤ送給モータの回転停止時間が長くなる。よって、断線を防止するには、耐久性を有する特殊な制御線を使用する必要に迫られる。
そこで、本発明では、溶接電源とワイヤ送給装置とを接続する制御線を増やさず、且つ、溶接電源とワイヤ送給装置との距離に応じてワイヤ送給モータの回転停止時間が変化しない、アーク溶接装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、溶接電圧及びワイヤ送給量の制御機能を有する溶接電源と、ワイヤ送給モータを有し前記溶接電源に接続されるワイヤ送給装置と、を備えたアーク溶接装置において、送給起動信号及び送給指令信号を出力する送給モータ制御回路と、前記送給指令信号に応じて前記ワイヤ送給モータにモータ駆動電圧を供給するモータ駆動回路と、前記ワイヤ送給モータの停止時に発生する起電力を放電する第1の制動抵抗器と、前記送給起動信号が出力すると前記モータ駆動回路を前記ワイヤ送給モータに接続し前記送給起動信号の出力が停止すると前記第1の制動抵抗器を前記ワイヤ送給モータに接続する第1の切換回路と、を前記溶接電源に備え、前記ワイヤ送給モータの停止時に発生する起電力を放電する第2の制動抵抗器と、前記ワイヤ送給モータの駆動電流を検出すると共に前記第1の制動抵抗器を介して放電する放電電流を検出し第1の電流検出信号として出力する第1の電流検出回路と、前記第1の電流検出信号の値に基づいて前記ワイヤ送給モータの停止を判別するモータ停止判別回路と、前記モータ停止判別回路からモータ停止判別信号が出力すると導通し前記第2の制動抵抗器を前記ワイヤ送給モータに並列接続して前記発生した起電力を放電し、前記モータ停止判別信号の出力が停止すると遮断し前記第2の制動抵抗器の並列接続を解除するスイッチング素子と、前記送給起動信号が出力すると前記モータ駆動回路からモータ駆動電圧を受給すると共に前記受給した電圧を平滑し所定の制御電圧に変換して前記モータ停止判別回路に供給する制御電源回路とでモータ制御ユニットを形成し、前記モータ制御ユニットをワイヤ送給装置に備えたことを特徴とするアーク溶接装置である。
第2の発明は、前記モータ制御ユニットに、前記ワイヤ送給モータの駆動電流を検出すると共に前記第1の制動抵抗器及び前記第2の制動抵抗器を介して放電する放電電流を検出し第2の電流検出信号として出力する第2の電流検出回路を設け、前記モータ停止判別回路は、前記第1の電流検出信号の値及び前記第2の電流検出信号の値に基づいて前記ワイヤ送給モータの停止を判別すること、を特徴とする請求項1記載のアーク溶接装置である。
第3の発明は、前記モータ停止判別回路は、前記第2の電流検出信号の値が予め定めた第1の基準値より小さい予め定めた第2の基準値未満になると前記モータ停止判別信号を出力し、以後前記第1の電流検出信号の値が前記第1の基準値未満のとき前記モータ停止判別信号の出力を維持し、前記第1の電流検出信号の値が前記第1の基準値より大きくなると前記モータ停止判別信号の出力を停止し、以後前記第2の電流検出信号の値が前記第2の基準値より大きいとき前記モータ停止判別信号の出力停止を維持すること、を特徴とする請求項2記載のアーク溶接装置である。
第4の発明は、前記第1の基準値は正、前記第2の基準値は負であること、を特徴とする請求項3記載のアーク溶接装置である。
第5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のアーク溶接装置を構成すること、を特徴とするワイヤ送給装置である。
第6の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のアーク溶接装置を構成すること、を特徴とするモータ制御ユニットである。
第1の発明では、ワイヤ送給モータの駆動電流及び放電電流の極性に基づいてワイヤ送給モータの駆動又は停止をワイヤ送給装置に内蔵されたモータ停止判別回路で判別するので、溶接電源からモータ停止判別信号を送る制御線を必要としない。更に、モータ停止判別回路に供給する制御電圧もワイヤ送給装置に内蔵された制御電源回路が、溶接電源のモータ駆動回路から供給されるモータ駆動電圧を用いて制御電圧を生成するので、溶接電源から制御電圧を供給する制御線も必要としないので、制御線の増加による断線が大きく減少する。
第2の発明では、ワイヤ送給装置に内蔵されたモータ停止判別回路及び制御電源回路により、溶接電源とワイヤ送給装置とを接続する制御線の数が従来と同一になり、通常使用している溶接電源に本発明のワイヤ送給装置の接続が可能となり、接続のための改造を必要としないので作業性が大きく向上する。
第3の発明及び第4の発明では、モータ停止判別回路は、第2の切換回路の開閉を第1の電流検出信号及び第2の電流検出信号の2つの電流検出信号に基づいて制御すると、電流検出信号に発生するリップル及びチャタリング等のノイズに対して強化でき第2の切換回路の開閉の誤動作が抑制でき信頼性の向上につながる。
第5の発明では、本発明のワイヤ送給装置と従来の溶接電源装置とで接続の互換性を有するので、既に使用されている溶接電源装置に本発明のワイヤ送給装置を接続するだけでワイヤ送給のブレーキ機能が改善され、溶接性が向上する。
第6の発明では、従来のワイヤ送給装置に本発明のモータ制御ユニットを配設するだけで、ワイヤ送給装置のブレーキ機能が容易に改善できる。
本発明の実施の形態1に係るアーク溶接装置の電気接続図である。 図1に示すモータ停止判別回路の詳細図である。 実施の形態1の動作を説明する等価回路である。 実施の形態1の動作を説明する波形タイミング図である。 実施の形態2に係るアーク溶接装置の電気接続図である。 図5に示すモータ停止判別回路の詳細図である。 実施の形態2の動作を説明する等価回路である。 実施の形態2の動作を説明する波形タイミング図である。 従来技術のアーク溶接装置の電気接続図である。
図1は、本発明の実施の形態1に係るアーク電源装置の電気接続図である。
同図において、図9に示す従来技術のアーク電源装置の電気接続図と同一符号の構成物は、同一動作を行うので説明は省略し符号の相違する構成物についてのみ説明する。
図1において、実施の形態1のワイヤ送給装置WF1は、ワイヤ送給モータMOとモータ制御ユニットとで形成され、さらに、モータ制御ユニットは、第1の電流検出器ID1、モータ停止判別回路MS1、第2の切換回路SW2、第2の制動抵抗器R2及び制御電源回路とで形成されている。
第1の電流検出器ID1は、モータ駆動回路MVから供給される、図示省略のモータ駆動電流を検出すると共にワイヤ送給モータMOの停止時に発生する起電力を第1の制動抵抗器R1を介して放電する放電電流を検出して第1の電流検出信号Id1として出力する。
制御電源回路は、図1に示すダイオードD1、補助コンデンサC1及び安定化電源回路SPによって形成され、制御線5からダイオードD1を介してモータ駆動回路MVから補助コンデンサC1に電力を供給する。補助コンデンサC1は供給される電力を平滑して安定化電源回路SPに入力される。安定化電源回路SPは補助コンデンサC1の端子電圧を入力電圧として所定の制御電圧に変換してモータ停止判別回路MS1に供給する。
実施の形態1のモータ停止判別回路MS1は、図2に示す詳細図より、第1の比較回路CP1、第1の基準回路RF1、第1のノット回路NOT1によって形成され、第1の基準回路RF1は、予め定めた正の第1の基準値を設定し、第1の比較回路CP1は、第1の電流検出信号Id1の値と第1の基準値とを比較する。第1のノット回路NOT1は第1の比較回路CP1の出力を反転してモータ停止判別信号Msとして出力する。
第2の切換回路SW2は、スイッチング素子(IGBT)等で形成され(以後、スイッチング素子SW2という)、モータ停止判別信号MsがHighレベルになるスイッチング素子SW2は導通して第2の制動抵抗器R2をワイヤ送給モータMOに並列接続する。
図4は、実施の形態1の動作を説明する波形タイミング図である。
同図において、同図(A)の波形は、起動信号Tsを示し、同図(B)の波形は、モータ停止判別信号Msを示し、同図(C)の波形は、送給起動信号Mcを示し、同図(D)の波形は、第1の電流検出信号Id1を示し、同図(E)の波形は、第2の制動抵抗器R2を介して放電する放電電流I3を示し、同図(F)の波形は、第1の比較信号Cp1を示す。
つぎに、図3及び図4を用いて実施の形態1の動作について説明する。
図4に示す時刻t=t1において、送給モータ制御回路MC1は起動スイッチTSのオンに応じて図4(C)に示す送給起動信号McをHighレベルにして出力する。そして、第1の切換回路SW1は送給起動信号McのHighレベルに応じてa側にしてモータ駆動回路MVをワイヤ送給モータMOに接続し、モータ駆動回路MVは送給指令信号Vsetに応じてワイヤ送給モータMOにモータ駆動電圧を印加する。
このとき、ワイヤ送給装置WF1に設けられた第1の電流検出器ID1は、ワイヤ送給モータMOの駆動電流を検出し図4(D)に示す第1の電流検出信号Id1として出力する。
図2に示す第1の比較回路CP1は、図4(D)に示す第1の電流検出信号Id1の値と第1の基準値Rf1(例えば、+100mA)とを比較し、第1の電流検出信号Id1の値が第1の基準値Rf1より大きいとき図4(F)に示す第1の比較信号Cp1をHighレベルにして出力する。
つぎに、図2に示す第1のノット回路NOT1は、第1の比較信号Cp1のHighレベルを反転して図4(B)に示すモータ停止判別指令信号MsをLowレベルにする。このとき、モータ停止判別回路MS1は、ワイヤ送給モータMOが回転中と判別し、モータ停止判別指令信号MsをLowレベルにしてスイッチング素子SW2を遮断する。
図4に示す時刻t=t2において、起動スイッチTSがオフすると、送給モータ制御回路MC1は起動スイッチTSのオフに応じて図4(C)に示す送給起動信号McをLowレベルにして出力する。そして、第1の切換回路SW1は、送給起動信号McのLowレベルに応じてb側にして、ワイヤ送給モータMOを第1の制動抵抗器R1に接続し、ワイヤ送給モータMOで発生する起電力を図3(B)に示すワイヤ送給モータMO→制御線5→第1の制動抵抗器R1→制御線6→ワイヤ送給モータMOの第1経路で放電を開始する。
時刻t=t2において、ワイヤ送給モータMOで発生した起電力の放電が開始すると、放電電流の極性が正から負に変化した電流を第1の電流検出器ID1で検出し、図4(D)に示す第1の電流検出信号Id1として出力する。
図2に示す第1の比較回路CP1は、図4(D)に示す第1の電流検出信号Id1の値と第1の基準値Rf1とを比較し、第1の電流検出信号Id1の値が第1の基準値Rf1未満のとき図4(F)に示す第1の比較信号Cp1をLowレベルにして出力する。そして、第1のノット回路NOT1は、第1の比較信号Cp1のLowレベルを反転して図4(B)に示すモータ停止判別指令信号MsをHighレベルにして、図3(C)に示すようにスイッチング素子SW2が導通する。
スイッチング素子SW2が導通すると、ワイヤ送給モータMOで発生した起電力がワイヤ送給モータMO→制御線5→第1の制動抵抗器R1→制御線6→ワイヤ送給モータMOの第1経路での放電に加えて、図3(C)に示すようにワイヤ送給モータMO→第2の制動抵抗器R2→ワイヤ送給モータMOの第2経路でも放電を開始するので、ワイヤ送給モータMOで発生した起電力の放電時間が速くなる。
図4に示す時刻t=t5において、送給モータ制御回路MC1は起動スイッチTSの再度のオンに応じて図4(C)に示す送給起動信号McをHighレベルにして出力する。そして、第1の切換回路SW1は送給起動信号McのHighレベルに応じてa側にして、モータ駆動回路MVをワイヤ送給モータMOに再度接続し、送給指令信号Vsetに応じてワイヤ送給モータMOにモータ駆動電圧を印加し、このモータ駆動電圧に応じて回転制御を行う。このとき、ワイヤ送給装置WF1に設けられた第1の電流検出器ID1は、ワイヤ送給モータMOの駆動電流を検出し図4(D)に示す第1の電流検出信号Id1として出力する。
図2に示す第1の比較回路CP1は、時刻t=t5において、第1の電流検出信号Id1の値と第1の基準値Rf1とを比較し、第1の電流検出信号Id1の値が第1の基準値Rf1より大きいとき図4(F)に示す第1の比較信号Cp1をHighレベルにして出力し、第1のノット回路NOT1は、第1の比較信号Cp1のHighレベルを反転して図4(B)に示すモータ停止判別指令信号MsをLowレベルにする。このとき、モータ停止判別回路MSは、スイッチング素子SW2を遮断する。
図4に示す時刻t=t6において、起動スイッチTSがオフすると、送給起動信号McはLowレベルになり、図3(B)に示すように第1の切換回路SW1をb側にして、ワイヤ送給モータMOを第1の制動抵抗器R1に接続しワイヤ送給モータMOで発生する起電力を、図3(B)に示すワイヤ送給モータMO→制御線5→第1の制動抵抗器R1→制御線6→ワイヤ送給モータMOの第1経路で再度放電を開始する。
時刻t=t6において、ワイヤ送給モータMOで発生した起電力の放電が開始すると、放電電流の極性が正から負に変化した電流を第1の電流検出器ID1で検出し、図4(D)に示す第1の電流検出信号Id1として出力する。このとき、モータ停止判別回路MS1は、ワイヤ送給モータMOの停止と判別し、図4(B)に示すモータ停止判別指令信号MsをLowレベルにし、図3(C)に示すようにスイッチング素子SW2が導通する。
スイッチング素子SW2が導通すると、ワイヤ送給モータMOで発生した起電力がワイヤ送給モータMO→制御線5→第1の制動抵抗器R1→制御線6→ワイヤ送給モータMOの第1経路での放電に加えて、図3(C)に示すようにワイヤ送給モータMO→第2の制動抵抗器R2→ワイヤ送給モータMOの第2経路でも放電を開始する。
ワイヤ送給モータMOで発生した起電力が放電中の時刻t=t7において、起動スイッチTSが再度オンすると、送給起動信号McがHighレベルになり、図1に示す第1の切換回路SW1をb側からa側にし、モータ駆動回路MVをワイヤ送給モータMOに接続し、送給指令信号Vsetに応じてワイヤ送給モータMOを再度回転させる。
ワイヤ送給装置WFに設けられた第1の電流検出器ID1は、ワイヤ送給モータMOの駆動電流を検出し、第1の比較回路CP1は、図4(D)に示す第1の電流検出信号Id1の値と第1の基準値Rf1とを比較し、第1の電流検出信号Id1の値が第1の基準値Rf1より大きいとき図4(F)に示す第1の比較信号Cp1をHighレベルにして出力する。このとき、第1の比較信号Cp1のHighレベルに基づいてモータ停止判別回路MSは、ワイヤ送給モータMOの回転開始と判別し、モータ停止判別MsをLowレベルにしてスイッチング素子SW2を遮断する。
上記の構成では、第1の基準値Rf1を正(例えば、+100mA)にすることにより、第1の電流検出信号の零電流近傍のチャタリング(ノイズ)に対してモータ停止判別回路MSの誤動作を抑制しているが、この第1の基準値Rf1を負(例えば、−100mA)に設定しても第1の電流検出信号の零電流近傍で発生するチャタリングに対して同様の誤動作抑制の効果がある。
更に、上述より溶接電源から送給起動信号を送る制御線が不要となり、制御線の増加による断線が大きく減少する。また、上述のモータ制御ユニットは、配線を介して従来のワイヤ送給装置に容易に配設できるので、作業現場でワイヤ送給装置の改造が可能となる。
図5は、実施の形態2に係るアーク電源装置の電気接続図である。
同図において、図9に示す従来技術のアーク電源装置の電気接続図及び図1に示す実施の形態1に係るアーク電源装置の電気接続図と同一符号の構成物は、同一動作を行うので説明は省略し符号の相違する構成物についてのみ説明する。
図5において、実施の形態2のワイヤ送給装置WF2は、ワイヤ送給モータMOと第2のモータ制御ユニットとで形成され、さらに、第2のモータ制御ユニットは、第1の電流検出器ID1、第2の電流検出器ID2、モータ停止判別回路MS2、第2の切換回路SW2、第2の制動抵抗器R2及び制御電源回路とで形成されている。
第2の電流検出器ID2は、ワイヤ送給モータMOに入力される駆動電流を検出すると共にワイヤ送給モータMOの停止時で発生する起電力を第1の制動抵抗器R1及び第2の制動抵抗器R2を介して放電する放電電流を検出して第2の電流検出信号Id2として出力する。
実施の形態2のモータ停止判別回路MS2は、図6に示す詳細図より、第1の比較回路CP1、第1の基準回路RF1、第2の比較回路CP2、第2の基準回路RF2、第2のノット回路NOT2及びRS−フリップフロップ回路FFによって形成され、第1の電流検出信号Id1と第2の電流検出信号Id2との値に基づいてモータ停止判別信号Msを出力する。
図8は、実施の形態2の動作を説明する波形タイミング図である。
同図において、同図(A)の波形は、起動信号Tsを示し、同図(B)の波形は、モータ停止判別信号Msを示し、同図(C)の波形は、送給起動信号Mcを示し、同図(D)の波形は、第1の電流検出信号Id1を示し、同図(E)の波形は、第2の電流検出信号Id2を示し、同図(F)の波形は、第2の制動抵抗器R2を介して放電する放電電流I3を示し、同図(G)の波形は、第1の比較信号Cp1を示し、同図(H)の波形は、第2の比較信号Cp2を示し、同図(I)の波形は、第2の比較信号Cp2を反転した第2のノット信号No2を示す。
つぎに、図7及び図8を用いて実施の形態2の動作について説明する。
図8に示す時刻t=t1以前の図示省略電源投入時において、図6に示すRS−フリップフロップ回路FFは、第1の比較信号Cp1のLowレベルがR(リセット端子)に入力される。そして、第2の比較信号Cp2がLowレベルからHighレベルに変化し、第2のノット回路NOT2は、第2の比較信号Cp2を反転してHighレベルからLowレベルにする、このとき、第2のノット回路NOT2の応答遅れによりS(セット端子)に短時間Highレベルのパルス信号が入力され、RS−フリップフロップ回路FFの出力であるモータ停止判別指令信号Msは初期化のときHighレベルになる。
図8に示す時刻t=t1において、送給モータ制御回路MC1は起動スイッチTSのオンに応じて図8(C)に示す送給起動信号McをHighレベルにして出力する。そして、第1の切換回路SW1は送給起動信号McのHighレベルに応じてa側にしてモータ駆動回路MVをワイヤ送給モータMOに接続し、モータ駆動回路MVは送給指令信号Vsetに応じてワイヤ送給モータMOにモータ駆動電圧を印加する。
このとき、ワイヤ送給装置WF2に設けられた第1の電流検出器ID1及び第2の電流検出器ID2は、ワイヤ送給モータMOの駆動電流を検出し図8(D)に示す第1の電流検出信号Id1として出力すると共に図8(E)に示す第2の電流検出信号Id2として出力する。
図6に示す第1の比較回路CP1は、図8(D)に示す第1の電流検出信号Id1の値と予め定めた第1の基準値Rf1(例えば、+100mA)とを比較し、第1の電流検出信号Id1の値が第1の基準値Rf1より大きいとき図8(G)に示す第1の比較信号Cp1をHighレベルにして出力すると、共に第2の比較回路CP2は、図8(E)に示す第2の電流検出信号Id2の値と予め定めた第2の基準値Rf2(例えば、−100mA)とを比較し、第2の電流検出信号Id2の値が第2の基準値Rf2より大きいとき第2の比較信号Cp2をHighレベルにして出力する。
つぎに、図6に示すRS−フリップフロップ回路FFは、第1の比較信号Cp1のHighレベルがR(リセット端子)に入力されると図8(B)に示すモータ停止判別指令信号MsをLowレベルにする。このとき、モータ停止判別回路MSは、ワイヤ送給モータMOが回転中と判別し、モータ停止判別指令信号MsのLowレベルに応じてスイッチング素子SW2を遮断する。
図8に示す時刻t=t2において、起動スイッチTSがオフすると、送給モータ制御回路MC1は起動スイッチTSのオフに応じて図8(C)に示す送給起動信号McをLowレベルにして出力する。そして、第1の切換回路SW1は、送給起動信号McのLowレベルに応じてb側にして、ワイヤ送給モータMOを第1の制動抵抗器R1に接続し、ワイヤ送給モータMOで発生する起電力を図7(B)に示すワイヤ送給モータMO→制御線5→第1の制動抵抗器R1→制御線6→ワイヤ送給モータMOの第1経路で放電を開始する。
時刻t=t2において、ワイヤ送給モータMOで発生した起電力の放電が開始すると、放電電流の極性が正から負に変化した電流を第1の電流検出器ID1及び第2の電流検出器ID2で検出し、図8(D)に示す第1の電流検出信号Id1及び図8(E)に示す第2の電流検出信号Id2として出力する。
図6に示す第1の比較回路CP1は、図8(D)に示す第1の電流検出信号Id1の値と第1の基準値Rf1とを比較し、第1の電流検出信号Id1の値が第1の基準値Rf1未満まで減少すると図8(G)に示す第1の比較信号Cp1をLowレベルにして出力すると共に、第2の比較回路CP2は図8(E)に示す第2の電流検出信号Id2の値と第2の基準値Rf2とを比較し、第2の電流検出信号Id2の値が第2の基準値Rf2未満まで減少すると第2の比較信号Cp2をLowレベルにして出力する。そして、第2のノット回路NOT2は第2の比較信号Cp2を反転し図8(I)に示す第2のノット信号No2をHighレベルにして出力する。このとき、図6に示すRS−フリップフロップ回路FFは、S(セット端子)に第2のノット信号No2のHighレベルが入力されると、図8(B)に示すモータ停止判別指令信号MsがHighレベルになりスイッチング素子SW2を導通させる。
スイッチング素子SW2が導通すると、ワイヤ送給モータMOで発生した起電力がワイヤ送給モータMO→制御線5→第1の制動抵抗器R1→制御線6→ワイヤ送給モータMOの第1経路での放電に加えて、図7(C)に示すようにワイヤ送給モータMO→第2の制動抵抗器R2→ワイヤ送給モータMOの第2経路でも放電を開始するので、ワイヤ送給モータMOで発生した起電力の放電時間が速くなる。
ワイヤ送給モータMOで発生した起電力の放電が進み、時刻t=t3において、第2の電流検出信号Id2の値が増加し第2の基準値Rf2より大きくなると図8(H)に示す第2の比較信号Cp2がHighレベルになる。そして、時刻t=t4において、第1の電流検出信号Id1の値及び第2の電流検出信号Id2の値が略零になり、ワイヤ送給モータMOで発生した起電力の放電が終了する。
時刻t=t4〜t5において、第1の電流検出信号Id1の値が第1の基準値Rf1未満であり、第2の電流検出信号Id2の値が第2の基準値Rf2より大きいので、図6に示すRS−フリップフロップ回路FFは、S(セット端子)に第2のノット信号No2のLowレベルが入力され、R(リセット端子)にも第1の比較信号Cp1のLowレベルに入力されるので、図8(B)に示すモータ停止判別指令信号MsはHighレベルが維持されスイッチング素子SW2は導通を継続する。
図8に示す時刻t=t5において、送給モータ制御回路MC1は起動スイッチTSの再度オンに応じて図8(C)に示す送給起動信号McをHighレベルにして出力する。そして、第1の切換回路SW1は送給起動信号McのHighレベルに応じてa側にして、モータ駆動回路MVをワイヤ送給モータMOに再度接続し、送給指令信号Vsetに応じてワイヤ送給モータMOにモータ駆動電圧を印加し、このモータ駆動電圧に応じて回転制御を行う。このとき、ワイヤ送給装置WF2に設けられた第1の電流検出器ID1及び第2の電流検出器ID2は、ワイヤ送給モータMOの駆動電流を検出し図8(D)に示す第1の電流検出信号Id1として出力すると共に図8(E)に示す第2の電流検出信号Id2として出力する。
時刻t=t5において、第1の比較回路CP1は第1の電流検出信号Id1の値が第1の基準値Rf1より大きくなると、図8(G)に示す第1の比較信号Cp1をHighレベルにして出力する。図6に示すRS−フリップフロップ回路FFは、第1の比較信号Cp1のHighレベルがR(リセット端子)に入力されると図8(B)に示すモータ停止判別指令信号MsをLowレベルにする。このとき、モータ停止判別回路MSは、ワイヤ送給モータMOが回転中と判別し、モータ停止判別指令信号MsのLowレベルに応じてスイッチング素子SW2を遮断する。
時刻t=t6において、起動スイッチTSがオフすると、送給起動信号McはLowレベルになり、図7(B)に示すように第1の切換回路SW1をb側にして、ワイヤ送給モータMOを第1の制動抵抗器R1に接続しワイヤ送給モータMOで発生する起電力を、図7(B)に示すワイヤ送給モータMO→制御線5→第1の制動抵抗器R1→制御線6→ワイヤ送給モータMOの第1経路で再度放電を開始する。
時刻t=t6において、ワイヤ送給モータMOで発生した起電力の放電が開始すると、放電電流の極性が正から負に変化した電流を第1の電流検出器ID1及び第2の電流検出器ID2で検出し、図8(D)に示す第1の電流検出信号Id1及び図8(E)に示す第2の電流検出信号Id2として出力する。
図6に示す第1の比較回路CP1は、図8(D)に示す第1の電流検出信号Id1の値と第1の基準値Rf1とを比較し、第1の電流検出信号Id1の値が第1の基準値Rf1未満まで減少すると図8(G)に示す第1の比較信号Cp1をLowレベルにして出力すると共に、第2の比較回路CP2は図8(E)に示す第2の電流検出信号Id2の値と第2の基準値Rf2とを比較し、第2の電流検出信号Id2の値が第2の基準値Rf2未満まで減少すると第2の比較信号Cp2をLowレベルにして出力する。そして、第2のノット回路NOT2は第2の比較信号Cp2を反転し図8(I)に示す第2のノット信号No2をHighレベルにして出力する。このとき、図6に示すRS−フリップフロップ回路FFは、S(セット端子)に第2のノット信号No2のHighレベルが入力されると、図8(B)に示すモータ停止判別指令信号MsがHighレベルになりスイッチング素子SW2を導通させる。
ワイヤ送給モータMOで発生した起電力の放電終了前の時刻t=t7において、起動スイッチTSが再度オフすると、図7(D)に示す正の駆動電流1iと負の放電電流I2とが発生し、正の駆動電流1iに相当する図8(D)に示す第1の電流検出信号Id1は急峻に立ち上がるが、図8(E)に示す第2の電流検出信号Id2は傾斜を持って立ち上がる。このとき、第1の電流検出信号Id1の値が第1の基準値Rf1を越えてスイッチング素子SW2を素早く遮断し、図7(D)に示すようにワイヤ送給モータMO→第2の制動抵抗器R2→ワイヤ送給モータMOの第2経路での放電を中止することで、ワイヤ送給モータMOへ駆動電流が速やかに供給され駆動時の応答性が速くなる。
上記より、第1の電流検出信号の値及び前記第2の電流検出信号の値に基づいてワイヤ送給モータの駆動を判別すると、起動スイッチTSのオン・オフ時間を短くした連続動作を行ったときモータの駆動開始の応答性が速くなるので、溶接性の改善効果がある。
そして、以後は上述と同一動作を行うので説明を省略する。
上述の構成では、第1の基準値Rf1を正(例えば、+100mA)、第2の基準値Rf2を負(例えば、−100mA)にすることにより、モータ停止判別回路にヒステリス機能を有し、ワイヤ送給モータによって発生する第1の電流検出信号及び第2の電流検出信号の零近傍のリップルに対してモータ停止判別回路MSの誤動作を抑制できると共にチャタリングに対しても誤動作抑制効果がある。
C1 補助コンデンサ
D1 ダイオード
DR 駆動回路
Dv 制御電圧
ID1 第1の電流検出回路
ID2 第2の電流検出回路
Id1 第1の電流検出信号
Id2 第2の電流検出信号
M 被加工物
MC1 送給モータ制御回路(実施の形態1、2の制御回路)
MC2 送給モータ制御回路(従来の制御回路)
Mc 送給起動信号
MV モータ駆動回路
MO ワイヤ送給モータ
MS1 モータ停止判別回路(実施の形態1)
MS2 モータ停止判別回路(実施の形態2)
Ms モータ停止判別信号
Mt 送給停止信号
PS 主電源回路
R1 第1の制動抵抗器
R2 第2の制動抵抗器
REC 遠隔制御装置
SC 主制御回路
Sc 主制御信号
SP 安定化電源回路
SW1 第1の切換回路
SW2 第2の切換回路(スイッチング素子)
TS 起動スイッチ
Ts 起動信号
TH トーチ
Vset 送給指令信号
WF1 ワイヤ送給装置(実施の形態1の送給装置)
WF2 ワイヤ送給装置(実施の形態2の送給装置)
WF3 ワイヤ送給装置(従来の送給装置)
WG 溶接電源
WL ワイヤ
Wv 溶接電圧指令値
Wc 溶接電流指令値

Claims (6)

  1. 溶接電圧及びワイヤ送給量の制御機能を有する溶接電源と、ワイヤ送給モータを有し前記溶接電源に接続されるワイヤ送給装置と、を備えたアーク溶接装置において、送給起動信号及び送給指令信号を出力する送給モータ制御回路と、前記送給指令信号に応じて前記ワイヤ送給モータにモータ駆動電圧を供給するモータ駆動回路と、前記ワイヤ送給モータの停止時に発生する起電力を放電する第1の制動抵抗器と、前記送給起動信号が出力すると前記モータ駆動回路を前記ワイヤ送給モータに接続し前記送給起動信号の出力が停止すると前記第1の制動抵抗器を前記ワイヤ送給モータに接続する第1の切換回路と、を前記溶接電源に備え、前記ワイヤ送給モータの停止時に発生する起電力を放電する第2の制動抵抗器と、前記ワイヤ送給モータの駆動電流を検出すると共に前記第1の制動抵抗器を介して放電する放電電流を検出し第1の電流検出信号として出力する第1の電流検出回路と、前記第1の電流検出信号の値に基づいて前記ワイヤ送給モータの停止を判別するモータ停止判別回路と、前記モータ停止判別回路からモータ停止判別信号が出力すると導通し前記第2の制動抵抗器を前記ワイヤ送給モータに並列接続して前記発生した起電力を放電し、前記モータ停止判別信号の出力が停止すると遮断し前記第2の制動抵抗器の並列接続を解除するスイッチング素子と、前記送給起動信号が出力すると前記モータ駆動回路からモータ駆動電圧を受給すると共に前記受給した電圧を平滑し所定の制御電圧に変換して前記モータ停止判別回路に供給する制御電源回路とでモータ制御ユニットを形成し、前記モータ制御ユニットをワイヤ送給装置に備えたことを特徴とするアーク溶接装置。
  2. 前記モータ制御ユニットに、前記ワイヤ送給モータの駆動電流を検出すると共に前記第1の制動抵抗器及び前記第2の制動抵抗器を介して放電する放電電流を検出し第2の電流検出信号として出力する第2の電流検出回路を設け、前記モータ停止判別回路は、前記第1の電流検出信号の値及び前記第2の電流検出信号の値に基づいて前記ワイヤ送給モータの停止を判別すること、を特徴とする請求項1記載のアーク溶接装置。
  3. 前記モータ停止判別回路は、前記第2の電流検出信号の値が予め定めた第1の基準値より小さい予め定めた第2の基準値未満になると前記モータ停止判別信号を出力し、以後前記第1の電流検出信号の値が前記第1の基準値未満のとき前記モータ停止判別信号の出力を維持し、前記第1の電流検出信号の値が前記第1の基準値より大きくなると前記モータ停止判別信号の出力を停止し、以後前記第2の電流検出信号の値が前記第2の基準値より大きいとき前記モータ停止判別信号の出力停止を維持すること、を特徴とする請求項2記載のアーク溶接装置。
  4. 前記第1の基準値は正、前記第2の基準値は負であること、を特徴とする請求項3記載のアーク溶接装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のアーク溶接装置を構成すること、を特徴とするワイヤ送給装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のアーク溶接装置を構成すること、を特徴とするモータ制御ユニット。
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