JP2011041588A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】変動表示遊技の結果が特別表示態様となる旨を予告できる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技乱数値に基づいて特図変動表示ゲームを実行するパチンコ遊技機において、遊技乱数値を遊技保留上限数まで遊技乱数保留値として保留可能とし、遊技乱数保留値を遊技保留上限数まで保留している状態で始動口へ入賞した遊技球をオーバーフロー球として検出および計数し、特別遊技状態の発生中にオーバーフロー球を検出判定数よりも多く検出したことを契機に、遊技乱数保留値の情報を特図変動表示ゲームが当該遊技乱数保留値の保留解除に基づいて実行される前に予告して先読み演出を実行し、検出判定数を超えて計数されるオーバーフロー球を検出する毎に、演出乱数値を取得し、且つ先読み演出テーブル記憶手段から遊技乱数保留値に対応する先読み演出テーブルを取得し、取得された演出乱数値および先読み演出テーブルに基づいて先読み演出の演出態様を決定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、遊技球が入賞可能な始動口と、該始動口への遊技球の入賞を契機に遊技乱数生成手段から取得される遊技乱数値に基づいて、複数の識別情報を変動表示して変動表示遊技を実行する変動表示装置と、開閉可能な状態で設けられた大入賞口と、を遊技盤に備え、変動表示遊技における表示結果が予め定められた特別表示態様となった場合には、大入賞口を開閉動作させて特別遊技状態を発生させるパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、始動口への遊技球の入賞を契機にして複数の識別情報を変動表示して変動表示遊技を変動表示装置で実行し、変動表示遊技における表示結果が予め定められた特別表示態様となった場合には、大入賞口を開閉動作させて特別遊技状態(所謂大当たり状態)を発生させ、大入賞口に遊技球を入賞可能とするように構成されている。
そして、特別遊技状態において遊技球が始動口へ入賞した場合には、この入賞に基づく変動表示遊技の実行を予め設定された回数を上限として保留し、この上限を超過して遊技球が始動口へ入賞した場合には、超過分の入賞に基づいて遊技演出を行ったり、遊技進行に関する設定(たとえば、特別遊技状態の発生確率)を変更したりすることが提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開2007−105369号公報 特開2004−097397号公報
ところで、上記特許文献に記載のパチンコ遊技機では、遊技者は、保留されている分の変動表示遊技がどのような結果となるかを事前に知ることができない。このため、例えば、保留されている分の変動表示遊技を行った場合には特別遊技状態が発生する予定であったとしても、特別遊技状態の発生予定を知らずに遊技を進行しなければならず、遊技の興趣を高めることができない。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、変動表示遊技の進行予定、例えば変動表示遊技の結果が特別表示態様となる旨、ひいては特別遊技状態が発生する予定である旨を遊技者に予告することができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技球が入賞可能な始動口と、該始動口への遊技球の入賞を契機に遊技乱数生成手段から取得される遊技乱数値に基づいて、複数の識別情報を変動表示して変動表示遊技を実行する変動表示装置と、開閉可能な状態で設けられた大入賞口と、を遊技盤に備え、
前記変動表示遊技における表示結果が予め定められた特別表示態様となった場合には、前記大入賞口を開閉動作させて特別遊技状態を発生させる遊技機において、
前記遊技乱数値を予め設定された遊技保留上限数まで遊技乱数保留値として保留可能な始動記憶保留手段と、
該始動記憶保留手段に前記遊技乱数保留値を前記遊技保留上限数まで保留している状態で、前記始動口へ入賞した遊技球をオーバーフロー球として検出および計数するオーバーフロー球検出計数手段と、
前記特別遊技状態の発生中に前記オーバーフロー球検出計数手段が前記オーバーフロー球を予め設定された検出判定数よりも多く検出したことを契機に、前記遊技乱数保留値の情報を前記変動表示遊技が当該遊技乱数保留値の保留解除に基づいて実行される前に予告して先読み演出を実行する先読み実行手段と、
前記先読み演出の演出態様の決定に必要な演出乱数値を生成する演出乱数生成手段と、
前記先読み演出の演出態様の選択肢および選択確率を組み合わせて先読み演出テーブルとして予め複数記憶しておく先読み演出テーブル記憶手段と、を備え、
前記先読み実行手段は、前記オーバーフロー球検出計数手段が前記検出判定数を超えて計数される前記オーバーフロー球を検出する毎に、前記演出乱数生成手段で生成された演出乱数値を取得し、且つ前記先読み演出テーブル記憶手段から前記遊技乱数保留値に対応する先読み演出テーブルを取得し、この取得された演出乱数値および先読み演出テーブルに基づいて前記先読み演出の演出態様を決定することを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記先読み実行手段は、前記演出乱数生成手段で生成された演出乱数値を取得した後、この取得された演出乱数値に基づく先読み演出を実行するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記先読み実行手段は、前記演出乱数値を予め設定された演出保留上限数まで演出乱数保留値として保留可能な先読み実行権保留手段を備え、
前記先読み演出の実行中に前記オーバーフロー球検出計数手段がオーバーフロー球を検出した場合には、該オーバーフロー球の検出を契機にして前記演出乱数保留値を保留し、前記実行中の先読み演出が終了したならば、前記演出乱数保留値および前記先読み実行手段により取得された前記先読み演出テーブルに基づいて次回の先読み演出を実行することを特徴とする請求項2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記先読み実行手段は、前記特別遊技状態の終了時に前記演出乱数保留値が保留されている場合には、変動表示遊技が次に開始される前に、前記演出乱数保留値に基づく先読み演出を実行することを特徴とする請求項3に記載の遊技機である。
請求項5に記載のものは、前記特別遊技状態においては、前記大入賞口を開いているラウンド期間と、閉じているインターバル期間とを交互に繰り返して発生させ、
前記先読み実行手段は、前記インターバル期間中に前記オーバーフロー球検出計数手段が前記検出判定数を超えて計数されるオーバーフロー球を検出したことを契機にして、前記演出乱数生成手段で生成された演出乱数値を取得し、且つ前記先読み演出テーブル記憶手段から前記遊技乱数保留値に対応する先読み演出テーブルを取得することを特徴とする請求項4に記載の遊技機である。
請求項6に記載のものは、前記先読み実行手段は、前記特別遊技状態が終了すると、オーバーフロー球検出計数手段によるオーバーフロー球の計数値を初期化することを特徴とする請求項5に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、遊技乱数値を予め設定された遊技保留上限数まで遊技乱数保留値として保留可能な始動記憶保留手段と、該始動記憶保留手段に遊技乱数保留値を遊技保留上限数まで保留している状態で、始動口へ入賞した遊技球をオーバーフロー球として検出および計数するオーバーフロー球検出計数手段と、特別遊技状態の発生中にオーバーフロー球検出計数手段が前記オーバーフロー球を予め設定された検出判定数よりも多く検出したことを契機に、遊技乱数保留値の情報を変動表示遊技が当該遊技乱数保留値の保留解除に基づいて実行される前に予告して先読み演出を実行する先読み実行手段と、先読み演出の演出態様の決定に必要な演出乱数値を生成する演出乱数生成手段と、先読み演出の演出態様の選択肢および選択確率を組み合わせて先読み演出テーブルとして予め複数記憶しておく先読み演出テーブル記憶手段と、を備え、先読み実行手段は、オーバーフロー球検出計数手段が検出判定数を超えて計数されるオーバーフロー球を検出する毎に、演出乱数生成手段で生成された演出乱数値を取得し、且つ先読み演出テーブル記憶手段から遊技乱数保留値に対応する先読み演出テーブルを取得し、この取得された演出乱数値および先読み演出テーブルに基づいて先読み演出の演出態様を決定するので、始動口への入賞回数が遊技保留上限数を超えたとしても、超過分の入賞を無駄にせずに先読み演出の契機として利用することができる。したがって、遊技者が入賞回数超過に対して感じる損失感を払拭し易くなり、遊技の興趣の減衰を抑えることができる。また、保留分の入賞に基づいて行われる変動表示遊技の進行予定、例えば変動表示遊技の結果が特別表示態様となる旨、ひいては特別遊技状態が発生する予定である旨を遊技者に予告することができる。したがって、遊技者は、特別遊技状態が発生予定である旨の予告が行われた場合には、この後には特別遊技状態が発生するという期待感を抱きながら遊技を進めることができ、遊技の興趣の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、先読み実行手段は、演出乱数生成手段で生成された演出乱数値を取得した後、この取得された演出乱数値に基づく先読み演出を実行するか否かを判定するので、遊技者は、先読み演出を見飽きてしまう不都合を抑制することができ、先読み演出を見て遊技の進行予定に期待することを維持し易くすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、先読み実行手段は、演出乱数値を予め設定された演出保留上限数まで演出乱数保留値として保留可能な先読み実行権保留手段を備え、先読み演出の実行中にオーバーフロー球検出計数手段がオーバーフロー球を検出した場合には、該オーバーフロー球の検出を契機にして演出乱数保留値を保留し、実行中の先読み演出が終了したならば、演出乱数保留値および先読み実行手段により取得された先読み演出テーブルに基づいて次回の先読み演出を実行するので、先読み演出の実行中における始動口への入賞であっても遊技の演出の契機として利用することができ、遊技の興趣が損なわれる不都合を抑制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、先読み実行手段は、特別遊技状態の終了時に演出乱数保留値が保留されている場合には、変動表示遊技が次に開始される前に、演出乱数保留値に基づく先読み演出を実行するので、保留状態の先読み演出が実行されずに変動表示遊技が開始することを避けることができ、遊技の興趣が損なわれる不都合を一層抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、特別遊技状態においては、大入賞口を開いているラウンド期間と、閉じているインターバル期間とを交互に繰り返して発生させ、先読み実行手段は、インターバル期間中にオーバーフロー球検出計数手段が検出判定数を超えて計数されるオーバーフロー球を検出したことを契機にして、演出乱数生成手段で生成された演出乱数値を取得し、且つ先読み演出テーブル記憶手段から遊技乱数保留値に対応する先読み演出テーブルを取得するので、先読み演出が頻繁に実行されて陳腐化する不都合を抑えることができ、遊技者が先読み演出を見て遊技の進行予定に期待することを一層維持し易くすることができる。また、インターバル期間中であっても、遊技者が先読み演出を実行させるために遊技球を継続して発射するように促すことができ、遊技球発射の一時停止(所謂止め打ち)が行われることを抑制することができる。このことから、遊技をスムーズに進行させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、先読み実行手段は、特別遊技状態が終了すると、オーバーフロー球検出計数手段によるオーバーフロー球の計数値を初期化するので、新たな特別遊技状態が発生するたびに、遊技球が改めて遊技保留上限数よりも多く始動口へ入賞しなければ先読み演出が実行されないという条件を付加することができる。したがって、新たな特別遊技状態において先読み演出が遊技者にとって緩い条件で実行されることを避けることができ、遊技の興趣をさらに高めることができる。
遊技盤の正面図である。 制御系統の説明に供するブロック構成図である。 先読み演出の演出態様の説明図であり、(a)は「期待値小」の説明図、(b)は「期待値中」の説明図、(c)は「期待値大」の説明図、(d)は「確定」の説明図である。 先読み演出テーブルを示す表である。 第1実施形態における遊技制御の流れを示す説明図である。 第1実施形態における特別遊技状態のタイムチャートである。 第1実施形態における特別遊技状態発生中の演出表示を示す説明図であり、(a)は先読み演出が実行されるかもしれない旨を報知する演出表示の説明図、(b)はオーバーフロー球の検出および計数を開始した旨を報知する演出表示の説明図、(c)はオーバーフロー球の計数値が検出判定数に到達した旨を報知する演出表示の説明図、(d)は遊技乱数保留値を判定中である旨を報知する演出表示の説明図である。 遊技乱数保留値の判定数と先読み演出テーブルとの対応表である。 第2実施形態における遊技制御の流れの要部を示す説明図である。 第2実施形態における特別遊技状態発生中の演出表示を示す説明図であり、(a)は先読み演出の実行の要否を判定中である旨を示す演出表示の説明図、(b)は先読み演出を実行しない旨を報知する演出表示の説明図である。 第3実施形態における遊技制御の流れの要部を示す説明図である。 第3実施形態において演出表示装置に演出乱数保留値の保留を表示している状態の説明図である。 第3実施形態における特別遊技状態終了時の演出表示を示す説明図であり、(a)は特別遊技状態の終了時に演出乱数保留値が保留されている旨を示す説明図、(b)は保留されていた演出乱数保留値に基づく先読み演出を全て実行することを報知する演出表示の説明図、(c)は複数の先読み演出を実行した状態の説明図、(d)は先読み演出実行後に行われる特図変動表示ゲームの演出表示の説明図である。 第4実施形態における遊技制御の流れの要部を示す説明図である。 第4実施形態における特別遊技状態のタイムチャートである。 第4実施形態の変形例における特別遊技状態のタイムチャートである。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
パチンコ遊技機の遊技盤1は、図1に示すように、表面にガイドレール2やサイドケース3等の区画部材により遊技領域4を区画形成し、該遊技領域4内の略中央に包囲枠体(センター役物)5を配設し、該包囲枠体5の後方には、複数の識別情報を変動表示して変動表示遊技、詳しくは後述する特図変動表示ゲーム(特図変動表示遊技)の演出表示を実行する変動表示装置6を備えている。また、遊技領域4のうち包囲枠体5の下方には始動口7を配置し、該始動口7の左右両側には羽根状の普通電動役物7aを開閉可能な状態で備えている。そして、包囲枠体5の側方(左側方)には普図始動ゲート9を配置し、包囲枠体5の左下方および右下方には、発光により各種の装飾表示を行うサイドランプ10を配置し、該サイドランプ10の前面側に一般入賞口11を備えている。さらに、始動口7の下方には大入賞口12を配置し、該大入賞口12の下方に位置する遊技領域4の下端には、入賞せずに流下した遊技球を回収するアウト口15を設けている。
なお、遊技盤1のうち遊技領域4の外方に位置する箇所には、遊技の進行に伴って変化する情報を発光により表示する表示ユニット(図示せず)を備え、該表示ユニットには、普通図柄表示器19(図2参照)、普図始動記憶表示器(図示せず)、特別図柄表示器20(図2参照)等を実装している。普通図柄表示器19は、遊技球の普図始動ゲート9への入賞(通過)を契機として普図変動表示ゲーム(普図変動表示遊技)を行う表示器であり、普図変動表示ゲーム時に普通図柄(普図)を表示するように構成されている。そして、普図変動表示ゲームの結果態様が「当たり」を示す状態になった場合には始動口7の普通電動役物7aが開いて、遊技球が始動口7へ入賞し易い状態に変換する。また、普図始動記憶表示器では、遊技球が普図始動ゲート9を通過したが未処理となっている普図変動表示ゲームの保留回数を所定数(例えば4個)まで表示できるように構成されている。
特別図柄表示器20は、始動条件となる遊技球の始動口7への入賞を契機にして特図変動表示ゲーム(特図変動表示遊技)を行う表示器であり、特図変動表示ゲームの実行時に数字、記号等の特別図柄(特図)を変動表示するように構成されている。そして、特図変動表示ゲームの結果態様が予め定められた特別表示態様、具体的には「大当たり」を示す状態になった場合には、パチンコ遊技機において特別遊技状態(大当たり状態)が発生し、大入賞口12が開閉動作して遊技球が大入賞口12へ入賞し易い状態に変換する。また、変動表示装置6では、特図の表示態様に基づいて複数(本実施形態では3つ)の識別情報を変動表示し、さらに、遊技球が始動口7に入賞したが未処理となっている特図変動表示ゲームの保留回数を所定数(例えば4個)まで表示できるように構成されている。なお、特図変動表示ゲームの進行および特別遊技状態の進行については、後で詳細に説明する。
また、パチンコ遊技機は、図2に示すように、遊技制御装置25を中心とする制御系統を備え、遊技制御装置25により遊技進行の制御を行うように構成されている。遊技制御装置25は、遊技制御を司るCPU、遊技制御のためのプログラム等を記憶しているROM、および遊技制御時にワークエリアとして利用されるRAM、入出力インターフェース等から構成されている。そして、各種検出装置(始動口スイッチ(始動口センサ)27、ゲートスイッチ(普図ゲートセンサ)28、カウントスイッチ(カウントセンサ)29、入賞口スイッチ(入賞口センサ)30、ガラス枠開放スイッチ(ガラス枠開放センサ)31、内枠開放スイッチ(内枠開放センサ)32、磁気/振動スイッチ(磁気/振動センサ)33)からの信号を受信して、変動表示遊技(普図変動表示ゲーム、特図変動表示ゲーム)の実行、特別遊技状態(大当たり状態)の発生、遊技者に対する報知等、種々の処理を行う。さらに、サブ制御装置となる各種制御装置(演出制御装置36、排出制御装置37)の他、始動口7の普通電動役物7aを開閉するための普電開閉ソレノイド38、大入賞口12を開閉するための大入賞口ソレノイド39、特別図柄表示器20、普通図柄表示器19、遊技状態表示器40、外部情報端子41等に指令信号を送信して、遊技を統括的に制御する。
また、演出制御装置36は、演出制御を司るCPU、演出制御のためのプログラム等を記憶しているPROM、および演出制御時にワークエリアとして利用されるRAM等から構成されている。そして、遊技制御装置25からの信号や、遊技者が操作する演出ボタン43からの信号等を受信して、遊技中の演出動作に関する処理を行う。さらに、変動表示装置6、装飾/演出装置44、スピーカ45などに指令信号を送信したり、演出制御に関する処理情報等を遊技制御装置25へ送信したりする。
そして、遊技制御装置25および演出制御装置36は、特別遊技状態の発生中に、この特別遊技状態の終了後に実行される変動表示遊技(特図変動表示ゲーム)がどのような結果態様になる予定であるかを事前(詳しくは特図変動表示ゲームの実行前)に判定および予告して先読み演出(事前報知)を変動表示装置6で行うように構成されている。なお、先読み演出の実行については、後で詳細に説明する。また、遊技制御装置25の一部(例えばROM)を先読み演出テーブル記憶手段25a(図5参照)とし、先読み演出の演出態様の選択肢および選択確率を組み合わせて先読み演出テーブルとし、この先読み演出テーブルを予め複数記憶している。
詳しくは、図3および図4に示すように、先読み演出の演出態様の選択肢に「期待値小」,「期待値中」,「期待値大」,「確定」を設定している。そして、「期待値小」が選択された場合には、びっくり箱のイラスト画像と「ガラクタをGET!」および「次に期待しよう」という報知文とを表示して(図3(a)参照)、特図変動表示ゲームの結果態様が「大当たり」となることが期待し難いことを予告する演出態様とする。また、「期待値中」が選択された場合には、サッカーボールのイラスト画像と「サッカーボールをGET!」および「もしかしたら?!」という報知文とを表示して(図3(b)参照)、特図変動表示ゲームの結果態様が「大当たり」となることが「期待値小」の場合よりも期待できることを予告する演出態様とする。さらに、「期待値大」が選択された場合には、腕時計のイラスト画像と「腕時計をGET!」および「アツイ!」という報知文とを表示して(図3(c)参照)、特図変動表示ゲームの結果態様が「大当たり」となることが「期待値中」の場合よりも期待できることを予告する演出態様とする。そして、「確定」が選択された場合には、宝石のイラスト画像と「宝石をGET!」および「おめでとう!」という報知文とを表示して(図3(d)参照)、特図変動表示ゲームの結果態様が「大当たり」になることを予告する演出態様とする。
また、図4に示すように、先読み演出テーブル(テーブルA〜O)毎に各選択肢の選択確率、詳しくは先読み演出の実行時に各選択肢が選択される選択確率を組み合わせて設定し、それぞれのテーブルにおいて、どの先読み演出が実行され易いかを表現している。すなわち、テーブルAでは「期待値小」=50%、「期待値中」=50%、「期待値大」=0%、「確定」=0%に設定し、テーブルBでは「期待値小」=37.5%、「期待値中」=50%、「期待値大」=12.5%、「確定」=0%に設定し、テーブルCでは「期待値小」=37.5%、「期待値中」=37.5%、「期待値大」=12.5%、「確定」=12.5%に設定している。また、テーブルDでは「期待値小」=25%、「期待値中」=50%、「期待値大」=25%、「確定」=0%に設定し、テーブルEでは「期待値小」=25%、「期待値中」=37.5%、「期待値大」=25%、「確定」=12.5%に設定し、テーブルFでは「期待値小」=25%、「期待値中」=25%、「期待値大」=25%、「確定」=25%に設定している。さらに、テーブルGでは「期待値小」=12.5%、「期待値中」=50%、「期待値大」=37.5%、「確定」=0%に設定し、テーブルHでは「期待値小」=12.5%、「期待値中」=37.5%、「期待値大」=37.5%、「確定」=12.5%に設定し、テーブルIでは「期待値小」=12.5%、「期待値中」=25%、「期待値大」=37.5%、「確定」=25%に設定している。そして、テーブルJでは「期待値小」=12.5%、「期待値中」=12.5%、「期待値大」=37.5%、「確定」=37.5%に設定し、テーブルKでは「期待値小」=0%、「期待値中」=50%、「期待値大」=50%、「確定」=0%に設定し、テーブルLでは「期待値小」=0%、「期待値中」=37.5%、「期待値大」=50%、「確定」=12.5%に設定している。また、テーブルMでは「期待値小」=0%、「期待値中」=25%、「期待値大」=50%、「確定」=25%に設定し、テーブルNでは「期待値小」=0%、「期待値中」=12.5%、「期待値大」=50%、「確定」=37.5%に設定し、テーブルOでは「期待値小」=0%、「期待値中」=0%、「期待値大」=50%、「確定」=50%に設定している。
次に、上記した構成を有するパチンコ遊技機の動作、特に、変動表示遊技および特別遊技状態において遊技制御装置25および演出制御装置36が行う制御について説明する。なお、遊技制御装置25は、予め変動表示遊技(特図変動表示ゲーム、普図変動表示ゲーム)を行っておらず、且つ特別遊技状態を発生していない状態(通常遊技状態)で遊技進行を制御しているものとする。
発射装置(図示せず)から発射された遊技球が遊技領域4へ飛入して流下し、普図始動ゲート9へ入賞(通過)すると、遊技制御装置25が普通図柄表示器19において普図変動表示ゲームを実行し、普図変動表示ゲームの結果態様が「当たり」を示す状態になった場合には始動口7の普通電動役物7aを開いて、遊技球が始動口7へ入賞し易い状態に変換し、普図変動表示ゲームの結果態様が「はずれ」を示す状態になった場合には始動口7の普通電動役物7aを閉じた状態に維持する。
また、図5に示すように、遊技球が始動口7へ入賞して始動口スイッチ27により検出されると、遊技制御装置25は、始動口7への入賞を契機にして特図変動表示ゲームを実行する。具体的に説明すると、まず、始動入賞検出手段F1として機能して始動口スイッチ27からの検出信号を受信する。さらに、保留数判定手段F2として機能し、後述する遊技乱数保留値が予め設定された遊技保留上限数(例えば4つ)まで保留されているか否か、言い換えると、遊技球が始動口7に入賞したが未処理(実行待機)となっている特図変動表示ゲームの回数(特図変動表示ゲームの実行保留回数)が予め設定された保留上限回数まで到達しているか否かを判定する。そして、特図変動表示ゲームの実行保留回数が保留上限回数に到達していなければ、遊技乱数生成手段F3として機能して遊技乱数値を生成し、さらには遊技乱数取得手段F4として機能して遊技乱数生成手段F3から遊技乱数値を取得する。一方、特図変動表示ゲームの実行保留回数が保留上限回数に到達していれば、直前の始動口7への入賞を契機とする特図変動表示ゲームの実行を保留せずに無効とし、遊技乱数値の生成および取得を行わない。
遊技乱数生成手段F3および遊技乱数取得手段F4として機能した遊技制御装置25は、次に始動記憶保留手段F5として機能して、取得された遊技乱数値を予め設定された遊技保留上限数(本実施形態では4つ)まで遊技乱数保留値として保留し、遊技乱数値が1回取得される毎に保留数を1つずつ加算(増加)する。このとき、変動表示装置6においては、図3(a)〜(d)に示すように、表示部6aの一部、例えば左下の隅部に遊技乱数保留値が保留されていることを示す遊技保留記号(本実施形態では菱形記号)m1を遊技乱数保留値の保留数と同じ数だけ表示する。さらに、遊技乱数判定手段F6として機能し、保留されている遊技乱数保留値のうち最も保留期間が長い遊技乱数保留値の保留を解除して特図変動表示ゲームの制御を実行する。なお、直前に保留した遊技乱数保留値のみ保留している場合には、この保留したばかりの遊技乱数保留値の保留を解除して特図変動表示ゲームの制御を実行する。特図変動表示ゲームの制御においては、保留解除された遊技乱数保留値に基づいて特図変動表示ゲームの結果態様(遊技結果情報)を決定する。例えば、保留解除された遊技乱数保留値(遊技乱数値)が予め設定されたはずれ決定条件を満たす値であった場合には、特図変動表示ゲームの結果態様を「はずれ」と決定し、特別図柄表示器20に対して、特別図柄を変動表示した後に「はずれ」を示す特別図柄を表示する旨の制御信号を送信する。また、保留解除された遊技乱数保留値(遊技乱数値)が予め設定されたSPリーチ(スペシャルリーチ)決定条件を満たす値であった場合には、特図変動表示ゲームの結果態様を「SPリーチ」と決定し、特別図柄表示器20に対して、特別図柄を変動表示した後に「SPリーチ」を示す特別図柄を表示する旨の制御信号を送信する。そして、保留解除された遊技乱数保留値(遊技乱数値)が予め設定された大当たり決定条件を満たす値であった場合には、特図変動表示ゲームの結果態様を「大当たり」と決定し、特別図柄表示器20に対して、特別図柄を変動表示した後に「大当たり」を示す特別図柄(予め定められた特別表示態様)を表示する旨の制御信号を送信する。
さらに、変動表示遊技実行手段F7および遊技演出コマンド出力手段F8として機能し、変動表示装置6に対して特図変動表示ゲームに伴う演出表示の制御を行う。詳しくは、変動表示遊技実行手段F7として機能して「はずれ」,「SPリーチ」,「大当たり」の演出表示のいずれかの実行を指令する遊技演出コマンドを生成し、遊技演出コマンド出力手段F8として機能して遊技演出コマンドを演出制御装置36へ出力する。すると、演出制御装置36は、遊技演出コマンド受信手段F9として機能して遊技演出コマンドを受信し、変動表示遊技演出表示手段F10として機能して「はずれ」,「SPリーチ」,「大当たり」の演出表示のいずれかを変動表示装置6で実行する制御を行う。なお、「はずれ」の演出表示においては、変動表示装置6に表示される複数の特別図柄がいずれも異なる表示態様で演出表示を実行し、「SPリーチ」の演出表示においては、複数の特別図柄のうち1つの特別図柄のみが他の図柄と異なる表示態様で演出表示を実行する。また、「大当たり」の演出表示においては、複数の特別図柄が全て同じになる特別表示態様で演出表示を実行する。
そして、特図変動表示ゲームの結果態様が「はずれ」または「SPリーチ」であった場合には、遊技制御装置25は、再び遊技乱数判定手段F6として機能する。さらに、遊技乱数保留値が保留されていれば、最も保留期間が長い遊技乱数保留値の保留を解除して特図変動表示ゲームを実行し、保留解除された遊技乱数保留値に基づいて次回の特図変動表示ゲームの結果態様を決定するとともに、決定された結果態様に対応する演出表示の制御を行う。一方、遊技乱数保留値が保留されていなければ、特図変動表示ゲームを実行せずに通常遊技状態へ戻す。
また、特図変動表示ゲームの結果態様が「大当たり」であった場合、言い換えると特図変動表示ゲームにおいて特別図柄表示器20や変動表示装置6で表示された結果が予め設定された特別表示態様であった場合には、遊技制御装置25が特別遊技状態発生手段F11として機能することを開始して特別遊技状態を発生させ、大入賞口開閉手段F12として機能して大入賞口12を開閉動作させる制御を行う。詳しくは、図6に示すように、大入賞口12を開いている期間をラウンド期間とし、閉じている期間をインターバル期間とし、ラウンド期間とインターバル期間とを交互に繰り返して予め設定された設定回数の開閉動作を大入賞口12に行わせる。また、ラウンド期間中に予め設定された所定個数(例えば10個)の遊技球が大入賞口12へ入賞するか、あるいはラウンド期間が開始してから予め設定された制限時間(例えば30秒)が経過したことを条件にして、ラウンド期間からインターバル期間へ移行する。
特別遊技状態の初期段階、例えば最初に到来する第1ラウンド期間(図6参照)においては、図7(a)に示すように、変動表示装置6の表示部6aのうち始動口7の上方に位置する箇所に、始動口7を指し示す矢印と、遊技球の始動口7への入賞を促す報知文(例えば「ここに入れてみて!」という報知文)とを表示し、表示部6aの中央には、先読み演出が実行されるかもしれない旨を報知文(例えば「何かおきるかも?!」という報知文)で報知する。そして、遊技球が始動口7へ入賞すると、遊技制御装置25は、遊技乱数保留値が遊技保留上限数まで保留されていなければ、遊技乱数値を生成および取得するとともに遊技乱数保留値として保留し、変動表示装置6の表示部6aに遊技保留記号m1を遊技乱数保留値の保留数と同じ数だけ表示する。
さらに、遊技乱数保留値が遊技保留上限数まで保留された状態で遊技球が始動口7へ入賞すると、図5に示すように、遊技制御装置25がオーバーフロー球検出計数手段F13として機能して、始動口7へ入賞した遊技球をオーバーフロー球として検出および計数し、さらに先読み実行手段(遊技結果事前判定手段または予告手段)F14として機能することを開始する。詳しくは、検出判定数到達判定手段F15として機能し、検出および計数されたオーバーフロー球を予め設定された検出判定数(例えば10個)まで検出したか否か、言い換えるとオーバーフロー球の計数値(累積検出数)が検出判定数まで到達したか否かを判定する。なお、図6に示すように、特別遊技状態の発生前に遊技乱数保留値が遊技保留上限数まで保留されていれば、特別遊技状態が発生してから始動口7へ入賞した遊技球をオーバーフロー球として検出および計数し、オーバーフロー球の計数値が検出判定数まで到達したか否かを判定する。また、変動表示装置6では、図7(b)に示すように、表示部6aの中央にオーバーフロー球の検出および計数を開始した旨(「アタックモードへのカウントダウン開始!」という報知文)を表示し、さらにオーバーフロー球の計数値があと幾つで検出判定数に到達するかを表示する。
そして、オーバーフロー球の計数値が検出判定数に到達したと判定されると、図6に示すように、オーバーフロー球検出判定数到達フラグをONにする。また、変動表示装置6では、図7(c)に示すように、オーバーフロー球の計数値が検出判定数に到達した旨を報知する報知文(「アタックモード突入」という報知文)および画像(プレゼント用に包装された箱等のイラスト画像)を表示する。オーバーフロー球検出判定数到達フラグのON状態で遊技球が始動口7へ入賞してオーバーフロー球(例えば、図6に示す11個目のオーバーフロー球)が検出されると、遊技制御装置25は、このオーバーフロー球が検出判定数を超えて計数された(特別遊技状態の発生中にオーバーフロー球が検出判定数よりも多く検出された)と判断し、図5に示すように、この判断を契機にして演出乱数生成手段F16および演出乱数取得手段F17として機能して、先読み演出の演出態様の決定に必要な演出乱数値を生成および取得する。さらに、演出乱数判定手段F18として機能して、取得された演出乱数値の内容、例えば演出乱数値が示す先読み演出の演出態様の決定要素を判定する。また、始動記憶判定手段F19として機能して、保留状態である全て(本実施形態では4つ)の遊技乱数保留値の情報を判定する。具体的には、はずれ決定条件を満たして「はずれ」を示す遊技乱数保留値、SPリーチ決定条件を満たして「SPリーチ」を示す遊技乱数保留値、大当たり決定条件を満たして「大当たり」を示す遊技乱数保留値がそれぞれ幾つあったかを判定する。また、変動表示装置6では、図7(d)に示すように、遊技乱数保留値を判定中である旨を報知する演出表示(例えば、プレゼント用に包装された箱のイラスト画像の表示および「何が出てくるかな?」という報知文の表示)を行う。
さらに、遊技制御装置25が先読み演出テーブル選択手段F20として機能し、遊技乱数保留値(詳しくは始動記憶判定手段F19による遊技乱数保留値の判定結果)に対応して選択される先読み演出テーブルを予め設定された取得条件にしたがって取得する。具体的には、図8に示すように、遊技乱数保留値が示す特図変動表示ゲームの結果態様(遊技結果情報)が「はずれ」=4つ、「SPリーチ」=なし、「大当たり」=なしの場合にはテーブルAを取得し、「はずれ」=3つ、「SPリーチ」=1つ、「大当たり」=なしの場合にはテーブルBを取得し、「はずれ」=3つ、「SPリーチ」=なし、「大当たり」=1つの場合にはテーブルCを取得する。また、「はずれ」=2つ、「SPリーチ」=2つ、「大当たり」=なしの場合にはテーブルDを取得し、「はずれ」=2つ、「SPリーチ」=1つ、「大当たり」=1つの場合にはテーブルEを取得し、「はずれ」=2つ、「SPリーチ」=なし、「大当たり」=2つの場合にはテーブルFを取得する。さらに、「はずれ」=1つ、「SPリーチ」=3つ、「大当たり」=なしの場合にはテーブルGを取得し、「はずれ」=1つ、「SPリーチ」=2つ、「大当たり」=1つの場合にはテーブルHを取得し、「はずれ」=1つ、「SPリーチ」=1つ、「大当たり」=2つの場合にはテーブルIを取得する。そして、「はずれ」=1つ、「SPリーチ」=なし、「大当たり」=3つの場合にはテーブルJを取得し、「はずれ」=なし、「SPリーチ」=4つ、「大当たり」=なしの場合にはテーブルKを取得し、「はずれ」=なし、「SPリーチ」=3つ、「大当たり」=1つの場合にはテーブルLを取得する。また、「はずれ」=なし、「SPリーチ」=2つ、「大当たり」=2つの場合にはテーブルMを取得し、「はずれ」=なし、「SPリーチ」=1つ、「大当たり」=3つの場合にはテーブルNを取得し、「はずれ」=なし、「SPリーチ」=なし、「大当たり」=4つの場合にはテーブルOを取得する。
先読み演出テーブルを取得したならば、遊技制御装置25は、先読み演出決定手段F21として機能して、取得された先読み演出テーブルおよび演出乱数値(詳しくは演出乱数判定手段F18において演出乱数値から判定された先読み演出の演出態様の決定要素)に基づいて先読み演出の演出態様を予め定められた決定条件にしたがって決定する。さらに、先読み演出コマンド出力手段F22として機能して、変動表示装置6に対して先読み演出の表示の制御を行う。詳しくは、「期待値小」,「期待値中」,「期待値大」,「確定」のいずれかの演出表示(図3参照)の実行を指令する先読み演出コマンドを生成し、先読み演出コマンド出力手段F22として機能して先読み演出コマンドを演出制御装置36へ出力する。すると、演出制御装置36が先読み実行手段F14の一部として機能して先読み演出表示を行う。具体的には、先読み演出コマンド受信手段F23として機能して先読み演出コマンドを受信し、先読み演出表示手段F24として機能して「期待値小」,「期待値中」,「期待値大」,「確定」のいずれかの演出表示を実行する。なお、特図変動表示ゲームの実行を開始する際には、保留期間が最も長い遊技乱数保留値の保留を解除するが、この解除に伴って遊技乱数保留値の保留数を1つ減算(減少)する。また、特別遊技状態中においては、新たに特図変動表示ゲームを開始することがなく、したがって、遊技乱数保留値の保留数の減算は発生しない。
このようにして、遊技制御装置25および演出制御装置36は、特別遊技状態の発生中、言い換えると特図変動表示ゲームが遊技乱数保留値の保留解除に基づいて実行される前に、遊技乱数保留値の情報を予告して先読み演出を実行する。そして、図6に示すように、先読み演出を実行した後に、再び遊技球が始動口7へ入賞してオーバーフロー球(例えば、図6に示す12個目以降のオーバーフロー球)が検出判定数を超えて計数された場合には、このオーバーフロー球を検出する毎に演出乱数値および先読み演出テーブルを取得し、この取得された演出乱数値および先読み演出テーブルに基づいて先読み演出の演出態様を決定する。したがって、始動口7への入賞回数が遊技保留上限数を超えたとしても、超過分の入賞を無駄にせずに先読み演出の契機として利用することができる。このことから、遊技者が入賞回数超過に対して感じる損失感を払拭し易くなり、遊技の興趣の減衰を抑えることができる。特に、特別遊技状態(大当たり状態)の最中には、遊技者は、遊技球を大入賞口12へ入賞させるだけの単調な遊技だけではなく、オーバーフロー球を発生させて先読み演出を行わせようとする遊技をも楽しむことができ、遊技の興趣の向上を図ることができる。また、保留分の入賞に基づいて行われる特図変動表示ゲームの進行予定、例えば特図変動表示ゲームの結果が大当たり(特別表示態様)となる旨、ひいては特別遊技状態が発生する予定である旨を遊技者に予告することができる。したがって、遊技者は、特別遊技状態が発生予定である旨の予告が行われた場合には、この後には特別遊技状態が発生するという期待感を抱きながら遊技を進めることができ、遊技の興趣の向上を図ることができる。
特別遊技状態が終了すると、遊技制御装置25は、図6に示すように、オーバーフロー球検出判定数到達フラグをOFFにし、オーバーフロー球検出計数手段F13により検出したオーバーフロー球の計数値(累積検出数)を初期化して「0」に設定し、先読み実行手段F14および特別遊技状態発生手段F11として機能することを終了する。したがって、新たな特別遊技状態が発生するたびに、遊技球が改めて遊技保留上限数よりも多く始動口7へ入賞しなければ先読み演出が実行されないという条件を付加することができる。このことから、次回の特別遊技状態において先読み演出が遊技者にとって緩い条件で実行されることを避けることができ、遊技の興趣をさらに高めることができる。
ところで、上記第1実施形態においては、特別遊技状態の発生中に、遊技球が始動口7へ入賞してオーバーフロー球が検出判定数を超えて計数された場合には、このオーバーフロー球を検出する毎に先読み演出を実行するように構成されたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図9に示す第2実施形態では、基本的には第1実施形態と同じであるが、先読み演出の演出態様を決定する前に先読み演出の実行の要否を判定するように構成されている点で異なる。詳しくは、図9に示すように、遊技制御装置25は、演出乱数生成手段F16および演出乱数取得手段F17として機能して演出乱数値を生成および取得した後、先読み演出要否判定手段F30として機能し、この取得された演出乱数値に基づいて先読み演出を実行するか否かを判定する。例えば、予め要否判定条件を設定しておき、演出乱数値をこの要否判定条件に当てはめて先読み演出の実行の要否を判定する。このとき、変動表示装置6では、図10(a)に示すように、先読み演出の実行の要否を判定中である旨を示す演出表示(例えば、プレゼント用に包装された箱のイラスト画像の表示および「何が出てくるかな?」という報知文の表示)を行う。
要否判定の結果、先読み演出を「実行する」と判定した場合には、遊技制御装置25が演出乱数判定手段F18や先読み演出テーブル選択手段F20などとして機能して先読み演出の実行の制御を行う。一方、先読み演出を「実行しない」と判定した場合には、取得された演出乱数値を消去し、次のオーバーフロー球を検出するまで待機する。このとき、変動表示装置6では、図10(b)に示すように、先読み演出を実行しない旨を示す演出表示(例えば、プレゼント用に包装された箱のイラスト画像が揺動する動画、および「開かないよ!」「残念でした」という報知文の表示)を行う。このようにして先読み演出の実行回数を抑えれば、遊技者は、先読み演出を見飽きてしまう不都合を抑制することができ、先読み演出を見て遊技の進行予定に期待することを維持し易くすることができる。
ところで、上記各実施形態においては、先読み演出の実行を保留する機能を備えていなかったが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11に示す第3実施形態では、基本的には第1実施形態と同じであるが、オーバーフロー球の検出に基づく先読み演出の実行を保留するように構成されている点で異なる。詳しくは、図11に示すように、遊技制御装置25は、先読み演出の実行中(詳しくはオーバーフロー球の計数値が検出判定数に到達したと判定されてから先読み演出が終了するまでの間)にオーバーフロー球が新たに検出された場合には、演出乱数生成手段F16および演出乱数取得手段F17として機能して、新たなオーバーフロー球の検出を契機にして演出乱数値を生成および取得し、さらには先読み実行権保留手段F35として機能して、演出乱数値を予め設定された演出保留上限数(本実施形態では4つ)まで演出乱数保留値として保留する。このとき、変動表示装置6においては、図12に示すように、表示部6aの一部、例えば右下の隅部に演出乱数保留値が保留されていることを示す演出保留記号(本実施形態では星印記号)m2を演出乱数保留値の保留数と同じ数だけ表示する。
そして、実行中の先読み演出が終了したならば、遊技制御装置25は、次回の先読み演出の実行のために、保留されている演出乱数保留値のうち最も保留期間が長い演出乱数保留値の保留を解除する。さらに、演出乱数判定手段F18として機能して、保留解除された演出乱数保留値(演出乱数値)の内容を判定し、始動記憶判定手段F19として機能して、保留状態である全て(本実施形態では4つ)の遊技乱数保留値の情報を判定する。また、先読み演出テーブル選択手段F20として機能し、遊技乱数保留値(詳しくは始動記憶判定手段F19による遊技乱数保留値の判定結果)に対応して選択される先読み演出テーブルを予め設定された取得条件にしたがって取得する。そして、先読み演出決定手段F21として機能し、取得された先読み演出テーブルおよび保留解除された演出乱数保留値(詳しくは演出乱数判定手段F18において演出乱数保留値から判定された先読み演出の演出態様の決定要素)に基づいて先読み演出の演出態様を予め定められた決定条件にしたがって決定し、この決定に基づいて次回の先読み演出を実行する。これにより、先読み演出の実行中における始動口7への入賞であっても遊技の演出の契機として利用することができ、遊技の興趣が損なわれる不都合を抑制することができる。
また、図13(a)に示すように、特別遊技状態の終了時に演出乱数保留値が保留されている場合には、遊技制御装置25は、特別遊技状態終了後においても先読み実行手段F14として機能することを継続し、特別遊技状態が終了してから次回の特図変動表示ゲームが開始するまでの間に、全ての演出乱数保留値の保留を解除する。このとき、変動表示装置6においては、図13(b)に示すように、保留解除した演出乱数保留値の数と同じ数の画像(プレゼント用に包装された箱等のイラスト画像)と「最後に全部開けちゃうよ!」という報知文とを表示して、保留されていた演出乱数保留値に基づく先読み演出を全て実行することを報知し、演出保留記号m2の表示態様(例えば表示色)を変化させた後に全て消去する。さらに、保留解除された演出乱数保留値ごとに先読み演出の演出態様を決定し、この決定に基づいて全ての演出乱数保留値に対応する先読み演出を同時に表示する。例えば、図13(c)に示すように、決定された先読み演出の演出態様が「期待値中」,「期待値小」,「期待値小」,「期待値大」であった場合には、変動表示装置6に1つのサッカーボールのイラスト画像と、2つのびっくり箱のイラスト画像と、1つの腕時計のイラスト画像とを表示するとともに、「サッカーボール ガラクタ×2 腕時計をGET!」という報知文を表示して、先読み演出を実行する。
そして、先読み演出の実行を終了したならば、遊技制御装置25が先読み実行手段F14として機能することを終了し、遊技乱数保留値の保留を解除して特図変動表示ゲームの制御を実行する(図13(d)参照)。このように、特別遊技状態の終了時に演出乱数保留値が保留されている場合には、変動表示遊技が次に開始される前に、演出乱数保留値に基づく先読み演出を実行すれば、保留状態の先読み演出が実行されずに変動表示遊技が開始することを避けることができる。したがって、遊技者は、保留されていた分の先読み演出で遊技進行の予告を知ることができるという楽しみを削がれずに済み、遊技の興趣が損なわれる不都合を一層抑制することができる。また、演出保留記号を消去する際には、表示態様を変化させてから消去するので、保留状態の先読み演出が複数同時に実行されることを遊技者に認識させ易い。
なお、第3実施形態において説明した構成は、第1実施形態の構成にのみ付加されることに限定されず、第2実施形態の構成に付加されてもよい。すなわち、先読み実行手段F14として機能する遊技制御装置25は、演出乱数生成手段F16で生成された演出乱数値を取得した後、この取得された演出乱数値に基づく先読み演出を実行するか否かを判定し、先読み演出の実行中にオーバーフロー球を検出した場合には、該オーバーフロー球の検出を契機にして演出乱数保留値を保留し、前記実行中の先読み演出が終了したならば、演出乱数保留値および先読み演出テーブルに基づいて次回の先読み演出を実行し、特別遊技状態の終了時に演出乱数保留値が保留されている場合には、特図変動表示ゲームが次に開始される前に、演出乱数保留値に基づく先読み演出を実行してもよい。
ところで、上記第1実施形態では、先読み実行手段F14として機能する遊技制御装置25は、特別遊技状態の発生中であればラウンド期間またはインターバル期間のいずれにおいても、検出判定数を超えて計数されるオーバーフロー球を検出したことを契機にして先読み演出を実行可能としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図14および図15に示す第4実施形態では、基本的には第1実施形態と同じであるが、インターバル期間中に検出判定数を超えて計数されるオーバーフロー球を検出したことを契機にして先読み演出を実行するように構成されている点で異なる。
具体的に説明すると、オーバーフロー球検出判定数到達フラグのON状態で遊技球が始動口7へ入賞してオーバーフロー球が検出されると、先読み実行手段F14として機能している遊技制御装置25は、図14に示すように、検出判定数到達判定手段F15としても機能して、このオーバーフロー球が検出判定数を超えて計数された(特別遊技状態の発生中にオーバーフロー球が検出判定数よりも多く検出された)と判断する。さらに、遊技状態監視手段F40として機能し、前記オーバーフロー球がインターバル期間中に検出されたか否かを判定する。そして、オーバーフロー球がインターバル期間中に検出された(例えば図15に示す11個目のオーバーフロー球が検出された)ならば、遊技制御装置25が演出乱数生成手段F16や先読み演出テーブル選択手段F20などとして機能し、演出乱数生成手段F16で生成された演出乱数値を取得し、且つ先読み演出テーブル記憶手段25aから遊技乱数保留値に対応する先読み演出テーブルを取得して、先読み演出の実行の制御を行う。一方、オーバーフロー球がインターバル期間中ではなくラウンド期間中に検出された(例えば図15に示す12個目のオーバーフロー球が検出された)ならば、遊技制御装置25が先読み演出の実行の制御を行わず、次のオーバーフロー球を検出するまで待機する。したがって、先読み演出が頻繁に実行されて陳腐化する不都合を抑えることができ、遊技者が先読み演出を見て遊技の進行予定に期待することを一層維持し易くすることができる。また、インターバル期間中であっても、遊技者が先読み演出を実行させるために遊技球を継続して発射するように促すことができ、遊技球発射の一時停止(所謂止め打ち)が行われることを抑制することができる。このことから、遊技をスムーズに進行させることができる。
なお、第4実施形態において説明した構成は、第1実施形態の構成にのみ付加されることに限定されない。例えば、第2実施形態の構成に第3実施形態の構成と併せて付加されてもよい。すなわち、先読み実行手段F14として機能する遊技制御装置25は、特別遊技状態のインターバル期間中に、検出判定数を超えて計数されるオーバーフロー球を検出したことを契機にして、演出乱数生成手段F16で生成された演出乱数値を取得し、この取得された演出乱数値に基づく先読み演出を実行するか否かを判定し、先読み演出を実行すると判定した場合には、先読み演出テーブル記憶手段25aから遊技乱数保留値に対応する先読み演出テーブルを取得して先読み演出を実行してもよい。そして、先読み演出の実行中にオーバーフロー球を検出した場合には、該オーバーフロー球の検出を契機にして演出乱数保留値を保留し、前記実行中の先読み演出が終了したならば、演出乱数保留値および先読み演出テーブルに基づいて次回の先読み演出を実行し、特別遊技状態の終了時に演出乱数保留値が保留されている場合には、特図変動表示ゲームが次に開始される前に、演出乱数保留値に基づく先読み演出を実行してもよい。
さらに、第2実施形態の構成に第4実施形態の構成のみを付加してもよい。すなわち、先読み実行手段F14として機能する遊技制御装置25は、特別遊技状態のインターバル期間中に、検出判定数を超えて計数されるオーバーフロー球を検出したことを契機にして、演出乱数生成手段F16で生成された演出乱数値を取得し、この取得された演出乱数値に基づく先読み演出を実行するか否かを判定し、先読み演出を実行すると判定した場合には、先読み演出テーブル記憶手段25aから遊技乱数保留値に対応する先読み演出テーブルを取得して先読み演出を実行してもよい。
また、上記第4実施形態においては、図16に示すように、ラウンド期間中にオーバーフロー球が検出判定数よりも多く検出されたならば、オーバーフロー球検出判定数到達フラグをON状態にし、オーバーフロー球が前記検出判定数よりも多く検出されたラウンド期間の直後に到来するインターバル期間(先読み可能インターバル期間)が終了したならば、オーバーフロー球検出判定数到達フラグをOFF状態にしてもよい。加えて、検出判定数を超えて計数されるオーバーフロー球が先読み可能インターバル期間中に検出された場合に先読み演出を実行し、先読み可能インターバル期間が終了すると、オーバーフロー球の計数値を初期化して「0」に設定してもよい。すなわち、
遊技球が入賞可能な始動口7と、該始動口7への遊技球の入賞を契機に遊技乱数生成手段F3から取得される遊技乱数値に基づいて、複数の識別情報を変動表示して変動表示遊技(特図変動表示ゲーム)を実行する変動表示装置6と、開閉可能な状態で設けられた大入賞口12と、を遊技盤1に備え、
前記変動表示遊技における表示結果が予め定められた特別表示態様となった場合には、前記大入賞口12を開いているラウンド期間と、閉じているインターバル期間とを交互に繰り返して特別遊技状態を発生させる遊技機において、
前記遊技乱数値を予め設定された遊技保留上限数まで遊技乱数保留値として保留可能な始動記憶保留手段F5と、
該始動記憶保留手段F5に前記遊技乱数保留値を前記遊技保留上限数まで保留している状態で、前記始動口7へ入賞した遊技球をオーバーフロー球として検出および計数するオーバーフロー球検出計数手段F13と、
前記ラウンド期間中に前記オーバーフロー球検出計数手段F13が前記オーバーフロー球を予め設定された検出判定数よりも多く検出したことを契機に、前記遊技乱数保留値の情報を前記変動表示遊技が当該遊技乱数保留値の保留解除に基づいて実行される前に予告して先読み演出を実行する先読み実行手段F14と、
前記先読み演出の演出態様の決定に必要な演出乱数値を生成する演出乱数生成手段F16と、
前記先読み演出の演出態様の選択肢および選択確率を組み合わせて先読み演出テーブルとして予め複数記憶しておく先読み演出テーブル記憶手段25aと、を備え、
前記オーバーフロー球が前記検出判定数よりも多く検出されたラウンド期間の直後に到来するインターバル期間を先読み可能インターバル期間とし、
前記先読み実行手段F14は、前記先読み可能インターバル期間中に前記オーバーフロー球検出計数手段F13が前記検出判定数を超えて計数される前記オーバーフロー球を検出すると、前記演出乱数生成手段F16で生成された演出乱数値を取得し、且つ前記先読み演出テーブル記憶手段25aから前記遊技乱数保留値に対応する先読み演出テーブルを取得し、この取得された演出乱数値および先読み演出テーブルに基づいて前記先読み演出の演出態様を決定して先読み演出を実行し、前記先読み可能インターバル期間が終了すると、前記オーバーフロー球検出計数手段F13によるオーバーフロー球の計数値を初期化するように構成してもよい。
図16に示す第4実施形態の変形例では、検出判定数が「5個」に設定されており、第1ラウンド期間中にオーバーフロー球の計数値が検出判定数に到達している。このため、第1ラウンド期間中に6個目のオーバーフロー球が検出されたとしても、遊技制御装置25(先読み実行手段F14)は、この検出を契機にして演出乱数値の取得、ひいては先読み演出を実行しない。しかしながら、第1ラウンド期間の直後に到来する先読み可能インターバル期間中にオーバーフロー球が検出されれば、この検出を契機にして演出乱数値および先読み演出テーブルを取得し、先読み演出を実行する。そして、先読み可能インターバル期間の終了時には、オーバーフロー球検出判定数到達フラグをOFF状態にするとともにオーバーフロー球の計数値を初期化し、この先読み可能インターバル期間の後に到来する第2ラウンド期間においては、第2ラウンド期間中に検出されたオーバーフロー球のみを計数して到達したか否かを判断する。さらに、第2ラウンド期間中のオーバーフロー球の計数値が検出判定数に到達せず、オーバーフロー球検出判定数到達フラグがOFF状態のままで第2ラウンド期間が終了した場合には、直後のインターバル期間中にオーバーフロー球が検出されたとしても、遊技制御装置25(先読み実行手段F14)は、この検出を契機にして演出乱数値の取得、ひいては先読み演出を実行しない。
このようにして、ラウンド期間毎にオーバーフロー球を計数して検出判定数に到達したか否かを判断し、検出判定数に到達した場合には、このラウンド期間の終了直後に到来するインターバル期間において先読み演出の契機となるオーバーフロー球の検出を有効とするので、遊技者がラウンド期間中であってもインターバル期間中であっても遊技球を継続して発射するように促すことができる。したがって、所謂止め打ちが行われることを一層抑制することができる。また、特別遊技状態中に定義された複数の期間(ラウンド期間、インターバル期間)毎に先読み演出の実行条件を設定することができ、遊技の興趣を高めることができる。
なお、第4実施形態の変形例においては、全てのラウンド期間に亘って検出判定数を一定値にすることに限定されず、検出判定数を変化させてもよい。例えば、前回のラウンド期間が制限時間の経過により終了した場合には、次回のラウンド期間中に設定される検出判定数を、前回のラウンド期間中に設定される検出判定数(例えば5個)よりも少ない値(例えば4個)に設定してもよい。
ところで、上記各実施形態においては、遊技乱数保留値を遊技保留上限数まで保留している場合に遊技球が始動口7へ入賞すると、この遊技球をオーバーフロー球として検出および計数したが、本発明はこれに限定されない。例えば、遊技乱数保留値を遊技保留上限数まで保留している場合に、1個の遊技球が普通電動役物7aを閉じた状態の始動口7へ入賞すれば、この遊技球を1個のオーバーフロー球として検出し、普通電動役物7aを開いた状態の始動口7へ入賞すれば、この遊技球を複数個(例えば2個)のオーバーフロー球とみなして検出してもよい。さらに、遊技乱数保留値を遊技保留上限数まで保留しているときに1個の遊技球が普図始動ゲート9を通過した場合には、オーバーフロー球の計数値を減算(例えば−1だけ減算)するように設定してもよい。
また、上記各実施形態において、先読み演出を実行する毎に先読み実行ポイントを加算するように設定してもよい。そして、先読み演出が「確定」を示す演出態様で実行され、且つ先読み実行ポイントが予め定められた所定ポイント数に到達した場合には、次回の特別遊技状態、詳しくは「確定」の演出態様によって予告された次回の特別遊技状態が発生する前に、特別遊技状態が発生することを報知するプレミア演出を実行してもよい。また、プレミア演出を実行する条件に、先読み実行ポイントの加算契機となった先読み演出で全ての演出態様が表示されたことや、オーバーフロー球の計数値が予め設定された条件成立数に到達したこと等を加えてもよい。このようにして、少なくとも先読み実行ポイントの累積数、言い換えると先読み演出の実行回数を条件にして前記プレミア演出を実行するように構成すれば、遊技者が特別遊技状態であったとしても始動口7への入賞を積極的に狙うようになり、遊技の興趣の向上を図ることができる。また、先読み演出の実行回数に基づいて遊技演出を変化させることができる。
そして、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技球が入賞可能な始動口と、該始動口への遊技球の入賞を契機に遊技乱数生成手段から取得される遊技乱数値に基づいて、複数の識別情報を変動表示して変動表示遊技を実行する変動表示装置と、開閉可能な状態で設けられた大入賞口と、を遊技盤に備え、変動表示遊技における表示結果が予め定められた特別表示態様となった場合には、前記大入賞口を開閉動作させて特別遊技状態を発生させる遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
1 遊技盤
4 遊技領域
5 包囲枠体
6 変動表示装置
6a 表示部
7 始動口
7a 普通電動役物
9 普図始動ゲート
12 大入賞口
15 アウト口
19 普通図柄表示器
20 特別図柄表示器
25 遊技制御装置
25a 先読み演出テーブ記憶手段
36 演出制御装置

Claims (6)

  1. 遊技球が入賞可能な始動口と、該始動口への遊技球の入賞を契機に遊技乱数生成手段から取得される遊技乱数値に基づいて、複数の識別情報を変動表示して変動表示遊技を実行する変動表示装置と、開閉可能な状態で設けられた大入賞口と、を遊技盤に備え、
    前記変動表示遊技における表示結果が予め定められた特別表示態様となった場合には、前記大入賞口を開閉動作させて特別遊技状態を発生させる遊技機において、
    前記遊技乱数値を予め設定された遊技保留上限数まで遊技乱数保留値として保留可能な始動記憶保留手段と、
    該始動記憶保留手段に前記遊技乱数保留値を前記遊技保留上限数まで保留している状態で、前記始動口へ入賞した遊技球をオーバーフロー球として検出および計数するオーバーフロー球検出計数手段と、
    前記特別遊技状態の発生中に前記オーバーフロー球検出計数手段が前記オーバーフロー球を予め設定された検出判定数よりも多く検出したことを契機に、前記遊技乱数保留値の情報を前記変動表示遊技が当該遊技乱数保留値の保留解除に基づいて実行される前に予告して先読み演出を実行する先読み実行手段と、
    前記先読み演出の演出態様の決定に必要な演出乱数値を生成する演出乱数生成手段と、
    前記先読み演出の演出態様の選択肢および選択確率を組み合わせて先読み演出テーブルとして予め複数記憶しておく先読み演出テーブル記憶手段と、を備え、
    前記先読み実行手段は、前記オーバーフロー球検出計数手段が前記検出判定数を超えて計数される前記オーバーフロー球を検出する毎に、前記演出乱数生成手段で生成された演出乱数値を取得し、且つ前記先読み演出テーブル記憶手段から前記遊技乱数保留値に対応する先読み演出テーブルを取得し、この取得された演出乱数値および先読み演出テーブルに基づいて前記先読み演出の演出態様を決定することを特徴とする遊技機。
  2. 前記先読み実行手段は、前記演出乱数生成手段で生成された演出乱数値を取得した後、この取得された演出乱数値に基づく先読み演出を実行するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記先読み実行手段は、前記演出乱数値を予め設定された演出保留上限数まで演出乱数保留値として保留可能な先読み実行権保留手段を備え、
    前記先読み演出の実行中に前記オーバーフロー球検出計数手段がオーバーフロー球を検出した場合には、該オーバーフロー球の検出を契機にして前記演出乱数保留値を保留し、前記実行中の先読み演出が終了したならば、前記演出乱数保留値および前記先読み実行手段により取得された前記先読み演出テーブルに基づいて次回の先読み演出を実行することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記先読み実行手段は、前記特別遊技状態の終了時に前記演出乱数保留値が保留されている場合には、変動表示遊技が次に開始される前に、前記演出乱数保留値に基づく先読み演出を実行することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記特別遊技状態においては、前記大入賞口を開いているラウンド期間と、閉じているインターバル期間とを交互に繰り返して発生させ、
    前記先読み実行手段は、前記インターバル期間中に前記オーバーフロー球検出計数手段が前記検出判定数を超えて計数されるオーバーフロー球を検出したことを契機にして、前記演出乱数生成手段で生成された演出乱数値を取得し、且つ前記先読み演出テーブル記憶手段から前記遊技乱数保留値に対応する先読み演出テーブルを取得することを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記先読み実行手段は、前記特別遊技状態が終了すると、オーバーフロー球検出計数手段によるオーバーフロー球の計数値を初期化することを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
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