JP2011040454A - 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】光導波路を有する固体撮像装置において、コア部の屈折率を大幅に高くすることができ、さらに、より優れた導波路効果を有する光導波路を構成すること。
【解決手段】本発明は、画素10ごとに形成される複数のフォトダイオードPDと、フォトダイオードPDの光入射側に設けられ、第1の屈折率を有する透光性を備えた第1の構造体101と、第1の構造体101における複数のフォトダイオードPDの境界位置に対応して設けられるエッチング溝と、エッチング溝に埋め込まれ、第1の屈折率より小さい第2の屈折率を有する第2の構造体102とを備える固体撮像装置1である。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法および電子機器に関する。詳しくは、光導波路を介して受光部まで光を導く固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法および電子機器に関する。
固体撮像素子は、高画素化の方向に向かって進歩しており、更なる微細化が求められている。そのために、個々の画素の感度向上をもたらす手法として、光導波路構造を備えたものが検討されている。この光導波路構造により、オンチップレンズによってとらえられた光を効率良く受光部に導き、受光部に集光させることができる。
ところで、上記の光導波路構造を形成するためには、導波路用に作製されたコア部内に高屈折率の透明材料を埋め込む必要がある。そして、このような光導波路構造を作るために、CVD(Chemical Vapor Deposition)法が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−324293号公報
しかしながら、従来の技術では、光導波路内の中央部に、その材料が存在しない空隙(ボイド)が発生してしまうという問題がある。ここで、導波路コア部分(高屈折率部分)の形成をALD(Atomic Layer Deposition)法および樹脂埋め込み法を行うという手法がある。しかし、ALD法はプロセス上の制限が多く、屈折率などの自由度が極めて低いのが実状である。
本発明は、従来技術と比較して、コア部の屈折率を大幅に高くすることができ、さらに、より優れた導波路効果を有する固体撮像装置の提供を目的とする。
本発明は、画素ごとに形成される複数の受光部と、受光部の光入射側に設けられ、第1の屈折率を有する透光性を備えた第1の構造体と、第1の構造体における複数の受光部の境界位置に対応して設けられるエッチング溝と、エッチング溝に埋め込まれ、第1の屈折率より小さい第2の屈折率を有する第2の構造体とを備える固体撮像装置である。
このような本発明では、第1の構造体がコア、第2の構造体がクラッドとなる導波路構造が構成される。この導波路構造において、第1の構造体を形成した後に受光部の境界位置に対応してエッチング溝を形成し、このエッチング溝に第2の構造体を埋め込んでいる。第1の構造体より屈折率が小さい第2の構造体は、エッチング溝へ良好に埋め込まれることになる。
ここで、第1の構造体としては、例えば、屈折率1.9〜2.0を有するP−SiN(プラズマCVD法により生成された窒化シリコン)が用いられ、第2の構造体としては、例えば、屈折率1.4を有するフッ素含有系アクリル樹脂やフッ素含有系ポリシロキサンが用いられる。
また、本発明は、第2の構造体に気泡が混入しているものでもある。これにより、気泡が混入していない場合に比べて第2の構造体の屈折率を下げることができる。また、本発明は、第2の構造体として遮光機能を有するものでもある。これにより、導波路構造を伝搬する光を外部に漏らさず確実に受光部まで到達させることができる。
また、本発明は、画素ごとに形成された複数の受光部の上の全面に第1の屈折率を有する透光性を備えた第1の構造体を形成する工程と、第1の構造体における複数の受光部の境界位置に対応してエッチングを施し、エッチング溝を形成する工程と、エッチング溝に、第1の屈折率より小さい第2の屈折率を有する第2の構造体を埋め込む工程とを有する固体撮像装置の製造方法である。
このような本発明では、第1の構造体を受光部の上の全面に形成した後、受光部の境界位置に対応してエッチングを施し、エッチング溝を形成している。その後、このエッチング溝に第2の構造体を埋め込むことで、第1の構造体がコア、第2の構造体がクラッドとなる導波路構造を構成する。この導波路構造の製造において、第1の構造体より屈折率が小さい第2の構造体は、エッチング溝へ良好に埋め込まれることになる。
また、本発明は、取り込んだ光を電気信号に変換する固体撮像装置と、固体撮像装置で得た電気信号を処理する信号処理部とを備え、この固体撮像装置として、画素ごとに形成される複数の受光部と、受光部の光入射側に設けられ、第1の屈折率を有する透光性を備えた第1の構造体と、第1の構造体における複数の受光部の境界位置に対応して設けられるエッチング溝と、エッチング溝に埋め込まれ、第1の屈折率より小さい第2の屈折率を有する第2の構造体とを有する電子機器である。
このような本発明では、第1の構造体がコア、第2の構造体がクラッドとなる導波路構造を有する固体撮像装置を適用することから、高効率の受光特性を備えた電子機器を実現することができる。
本発明によれば、従来技術よりも、高屈折率なコア部を有する導波路構造を構成でき、より感度向上を達成できる固体撮像装置を提供することが可能となる。
本実施形態に係る固体撮像装置の全体構成の一例を説明する概略平面図である。 画素の回路構成の一例を示す回路図である。 比較例の構成を説明する模式断面図である。 比較例における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図である。 第1実施形態の構成を説明する模式断面図である。 第1実施形態における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図(その1)である。 第1実施形態における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図(その2)である。 第2実施形態の構成を説明する模式断面図である。 第2実施形態における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図(その1)である。 第2実施形態における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図(その2)である。 第3実施形態の構成を説明する模式断面図である。 第3実施形態における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図(その1)である。 第3実施形態における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図(その2)である。 第4実施形態の構成を説明する模式断面図である。 第4実施形態における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図(その1)である。 第4実施形態における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図(その2)である。 第5実施形態の構成を説明する模式断面図である。 第4実施形態における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図(その1)である。 第5実施形態における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図(その2)である。 導波路の平面構成を説明する図(その1)である。 導波路の平面構成を説明する図(その2)である。 本実施形態に係る電子機器の一例である撮像装置の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.固体撮像装置の全体構成(全体構成の例、画素の回路構成例、比較例の構成、比較例の製造方法、本実施形態のポイント)
2.第1実施形態(断面構造の例、製造方法の例)
3.第2実施形態(断面構造の例、製造方法の例)
4.第3実施形態(断面構造の例、製造方法の例)
5.第4実施形態(断面構造の例、製造方法の例)
6.第5実施形態(断面構造の例、製造方法の例)
7.導波路の平面構成
8.撮像装置
<1.固体撮像装置の全体構成>
[全体構成]
図1は、本実施形態に係る固体撮像装置の全体構成の一例を説明する概略平面図である。固体撮像装置1は、複数の画素10、垂直信号線VDL、垂直選択回路11、水平選択/信号処理回路12、出力回路13を備えている。
複数の画素10は、半導体基板上にマトリクス状に配置されている。各画素10は、受光光量に応じた電荷を生成する受光部(フォトダイオード)と各種トランジスタを含む周辺回路領域とを各々有している。
垂直信号線VDLは、各画素10で取り込んだ電荷に応じた信号を水平選択/信号処理回路12へ送る配線であり、画素10の並びの垂直方向に沿って配線されている。垂直選択回路11は、行単位で画素10を選択し、垂直方向に沿って順次走査する回路である。
水平選択/信号処理回路12は、列単位で画素10を選択し、水平方向に沿って順次走査する回路および垂直信号線VDLを介して送られてきた信号を処理する回路である。水平選択/信号処理回路12は、垂直選択回路11による走査に同期して水平方向に沿った画素10を順次選択する。選択の順に応じて画素10の信号が垂直信号線VDLを介して順次水平選択/信号処理回路12へ送られる。水平選択/信号処理回路12は、順次送られてきた画素10の信号を出力回路13へ送る。
出力回路13は、水平選択/信号処理回路12から順に送られる画素10の信号に対して種々の信号処理を施して出力する。
[画素の回路構成]
図2は、画素の回路構成の一例を示す回路図である。本回路例に係る画素10は、受光部であるフォトダイオードPD、転送トランジスタTr−tx、リセットトランジスタTr−rst、増幅トランジスタTr−ampおよび選択トランジスタTr−selの4つのトランジスタを有する構成となっている。各トランジスタは、例えばNチャネルのMOSトランジスタが用いられる。
画素10には、転送線TX、リセット線RSTおよび選択線SELの3本の駆動配線が同一画素行の各画素について共通に設けられている。これら転送線TX、リセット線RSTおよび選択線SELの各一端は、垂直選択回路11(図1参照)の各画素行に対応した出力端に、画素行単位で接続されている。
フォトダイオードPDは、アノードが負側電源、例えばグランドに接続されており、受光した光をその光量に応じた電荷量の光電荷(ここでは、光電子)に光電変換する。フォトダイオードPDのカソード電極は、転送トランジスタTr−txを介して増幅トランジスタTr−ampのゲート電極と電気的に接続されている。この増幅トランジスタTr−ampのゲート電極と電気的に繋がった容量CFDとでフローティングディフュージョンが構成される。
転送トランジスタTr−txは、フォトダイオードPDのカソード電極と容量CFDとの間に接続され、高レベル(例えば、Vddレベル)がアクティブ(以下、「Highアクティブ」と記述する)の転送パルスが転送線TXを介してゲート電極に与えられることによってオン状態となる。これにより、フォトダイオードPDで光電変換された光電荷を容量CFDに転送する。
リセットトランジスタTr−rstは、ドレイン電極が電源電位VDDに、ソース電極が容量CFDにそれぞれ接続され、Highアクティブのリセットパルスがリセット線RSTを介してゲート電極に与えられることによってオン状態となる。これにより、フォトダイオードPDから容量CFDへの信号電荷の転送に先立って、容量CFDの電荷を電源電位VDDに捨てることによって容量CFDをリセットする。
増幅トランジスタTr−ampは、ゲート電極が容量CFDに、ドレイン電極が電源電位VDDにそれぞれ接続され、リセットトランジスタTr−rstによってリセットした後の容量CFDの電位をリセットレベルとして出力する。さらに、増幅トランジスタTr−ampは、転送トランジスタTr−txによって信号電荷を転送した後の容量CFDの電位を信号レベルとして出力する。
選択トランジスタTr−selは、例えば、ドレイン電極が増幅トランジスタTr−ampのソースに、ソース電極が垂直信号線VDLにそれぞれ接続され、Highアクティブの選択パルスが選択線SELを介してゲートに与えられることによってオン状態となる。これにより、画素10を選択状態として増幅トランジスタTr−ampから出力される信号を垂直信号線VDLに中継する。
なお、画素10としては、上記構成の4つのトランジスタからなる周辺回路の構成に限られるものではなく、増幅トランジスタTr−ampと選択トランジスタTr−selとを兼用した3つのトランジスタからなる画素構成のものなどであっても良く、その画素回路の構成は問わない。
[比較例の構成]
図3は、比較例の構成を説明する模式断面図である。この図では、R(赤)、G(緑)、B(青)に対応した3つの画素10に対応した模式断面図となっている。比較例の固体撮像装置1’は、一つの画素10について、受光部であるフォトダイオードPD、フォトダイオードPDに対応して設けられる光導波路100、光導波路100上に設けられるカラーフィルタCFおよびマイクロレンズML、フォトダイオードPDの下側に設けられる配線層Hを備えている。
フォトダイオードPDは、P−well(P型半導体領域)内において個々の画素10に対応して設けられるN型半導体領域によって構成され、PN接合によって光電変換して得た電荷を所定のタイミングで配線層Hへ出力する。
光導波路100は、フォトダイオードPD上に設けられる平坦化膜200の上に形成されている。光導波路100は、各フォトダイオードPDに対応して設けられ、コアとなる第1の構造体101と、第1の構造体101の周辺に設けられるクラッドとなる第2の構造体102とから構成される。光導波路100を構成するため、コアとなる第1の構造体101の光の屈折率は、クラッドとなる第2の構造体102の光の屈折率より大きくなっている。
カラーフィルタCFは、R(赤)、G(緑)、B(青)の各画素10の色に対応して光導波路100の上に形成されている。また、マイクロレンズMLは、各画素10に対応して光導波路100の上に形成されている。
配線層Hは、フォトダイオードPDの下側に形成されている。配線層Hは、各種のトランジスタTrを含む電源線、信号線、選択線等によって構成される。この固体撮像装置1’では、いわゆる裏面照射型であることから、フォトダイオードPDの一方側(図中下側)に配線層Hが設けられ、フォトダイオードPDの他方側(図中上側)から光を受けることになる。
[比較例の製造方法]
図4は、比較例における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図である。なお、ここでは、フォトダイオードPD上に平坦化膜を形成した後の工程から説明するものとする。先ず、図4(a)に示すように、平坦化膜200上の全面にクラッドとなる第2の構造体の材料102aを塗布する。その後、フォトレジストRを塗布し、第2の構造体となる部分のみ残すよう露光、現像を行う。
次に、このフォトレジストRを介して第2の構造体の材料102aをエッチングする。これにより、図4(b)に示すように、フォトダイオードPDと対応する位置に凹部102bが形成され、フォトダイオードPDの境界となる位置にクラッドとなる第2の構造体102が残る状態となる。
次に、第1の構造体101の材料を塗布する。これにより、第2の構造体102の間となる凹部に、第1の構造体101の材料が埋め込まれる。その後、図4(c)に示すように、塗布した第1の構造体101の材料の表面を平坦化する。
ここで、固体撮像装置1’において画素数を向上させると、その結果として、画素10の面積が相対的に小さくなり、コアとなる第1の構造体101の開口部も小さくなる。よって、開口の径に対する深さで示されるアスペクト比は、相対的に大きくなる。
そのため、一般的なCVD法による埋め込みが困難になってくる。具体的には、アスペクト比が大きい場合、図4(b)に示す凹部102aにコアとなる高屈折率材料を埋め込もうとすると、コアとなる光導波路内の中央部には、その材料が存在しない空隙(ボイド)が発生してしまう。すなわち、原料ガスは、コア部の内壁面に吸着され、化学分解されて高屈折率透明材料となるが、そのときに、成膜の進行とともに、次第にコアの内径が小さくなる。このため、コア部への原料ガスの進入が難しくなり、その結果、内部に空隙(ボイド)を残したまま、開口が閉じられてしまい、空隙(ボイド)が発生する。そして、光導波路部内に空隙(ボイド)が発生してしまうと、適切な導波路効果を得ることができず、受光部の感度向上などをもたらすことができないこととなる。
上記凹部102aへのコア材料の埋め込み性を改善する手法として、特許文献1に示す技術がある。これは高真空状態と低真空状態とを繰り返すことにより、原料ガスおよび反応ガスを凹部102aへ供給し、成膜させることで、ボイドを発生せずに、高屈折率透明膜を埋め込む手法である。具体的には、まず、凹部102aを高真空状態として、原料ガスおよび反応ガスを凹部102aに供給する。その際に、凹部102aの内壁面付近において、原料ガスと反応ガスとが反応し、その結果、内壁面に高屈折率材料からなる膜が形成される。続いて、原料ガスおよび反応ガスの供給を止めて、凹部102aを再び高真空状態とし、成膜を繰り返す。
この手法は一般的には、ALD(Atomic Layer Deposition)法(薄膜の成長を1原子層または1分子層ずつ行なう方法)といわれている手法と類似しており、通常のCVD法と比較して、工程数が非常に多くなり、実用的ではない。また、成膜条件に大きな制限を設けるため、高屈折率透明材料としての特性の自由度(透過率・屈折率)も極めて低いのが実状である。
[本実施形態のポイント]
上記の比較例に対して、本実施形態のポイントは次のようになる。
(1)クラッド部が有機材料で構成された光導波路構造を有する固体撮像装置で、先に、ドライエッチングなどでP−SiNなどで構成されるコア部を形成した後に、クラッド部を有機材料で塗布・埋め込みすることにより、光導波路構造を形成する。
その際、有機材料は、屈折率が低く(約1.42)、埋め込み性に優れ、耐熱性・耐光性などに優れるフッ素含有系アクリル樹脂、フッ素含有系ポリシロキサンであれば、適切な導波路効果を有することができ、固体撮像素子の集光特性向上(感度向上)をもたらすことができる。また、樹脂を塗布・埋め込みする際においても、コア部を埋め込む場合は、小さなホール状を埋め込む必要があるが、クラッド部であれば、スリット格子状に埋め込むため、コア部よりも著しく埋め込み性が向上する。
(2)カラーフィルタ部分や平坦膜部分にも上記構造を形成しても良い(それぞれの組み合わせも含む)。
(3)有機材料を塗布・埋め込み後に無機膜(例えば、P−SiO)を成膜し、すなわち、キャップ層を形成し、その後、高温熱処理により、有機材料膜中を発泡させることで多孔質化し、更に屈折率を下げて、導波路効果も向上させることができる。
その際、有機材料に熱酸発生剤(例えばパラトルエンスルフォン酸)などを適切量添加することにより、均一性が良く多孔質化することができる。
(4)さらに、光導波路効果だけでなく、直接、クラッド層を通過する光線部分の混色も低減させるために、有機材料に色素(カーボンブラックなど)を内添し、吸収特性を有しても良い。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、本実施形態では、いずれも受光部に対して配線層が設けられる側(表面側)とは反対側(裏面側)から光を入射する、いわゆる裏面照射型の固体撮像装置を例とするが、いわゆる表面照射型の固体撮像装置であっても適用可能である。
<2.第1実施形態>
[断面構造]
図5は、第1実施形態の構成を説明する模式断面図である。この図では、R(赤)、G(緑)、B(青)に対応した3つの画素10に対応した模式断面図となっている。第1実施形態に係る固体撮像装置1は、一つの画素10について、受光部であるフォトダイオードPD、フォトダイオードPDに対応して設けられる光導波路100、光導波路100上に設けられるカラーフィルタCFおよびマイクロレンズML、フォトダイオードPDの下側に設けられる配線層Hを備えている。
フォトダイオードPDは、P−well(P型半導体領域)内において個々の画素10に対応して設けられるN型半導体領域によって構成され、PN接合によって光電変換して得た電荷を所定のタイミングで配線層Hへ出力する。
光導波路100は、フォトダイオードPD上に設けられる平坦化膜200の上に形成されている。光導波路100は、各フォトダイオードPDに対応して設けられ、コアとなる透光性を備えた第1の構造体101と、第1の構造体101の周辺に設けられるクラッドとなる第2の構造体102とから構成される。光導波路100を構成するため、コアとなる第1の構造体101の光の屈折率は、クラッドとなる第2の構造体102の光の屈折率より大きくなっている。ここで、第2の構造体102は、第1の構造体101におけるフォトダイオードPDの境界位置に対応して設けられるエッチング溝に埋め込まれたものである。
カラーフィルタCFは、R(赤)、G(緑)、B(青)の各画素10の色に対応して光導波路100の上に形成されている。また、マイクロレンズMLは、各画素10に対応して光導波路100の上に形成されている。
配線層Hは、フォトダイオードPDの下側に形成されている。配線層Hは、各種のトランジスタTrを含む電源線、信号線、選択線等によって構成される。この固体撮像装置1では、いわゆる裏面照射型であることから、フォトダイオードPDの一方側(図中下側)に配線層Hが設けられ、フォトダイオードPDの他方側(図中上側)から光を受けることになる。
[製造方法]
図6〜図7は、第1実施形態における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図である。なお、ここでは、フォトダイオードPD上に平坦化膜を形成した後の工程から説明するものとする。先ず、図6(a)に示すように、平坦化膜200上の全面にコアとなる第1の構造体の材料101aを塗布する。第1の構造体の材料101aは、P−SiN(プラズマCVD法により生成された窒化シリコン)を用いる。第1の構造体の材料101aは、例えば、屈折率1.9〜2.0のP−SiNが用いられる。その後、フォトレジストRを塗布し、第1の構造体となる部分のみ残すよう露光、現像を行う。
次に、このフォトレジストRを介して第1の構造体の材料101aをエッチングする。エッチングは、例えばドライエッチングによる。これにより、図6(b)に示すように、フォトダイオードPDの境界となる位置にエッチング溝101bが形成され、フォトダイオードPDの位置と対応してコアとなる第1の構造体101が残る状態となる。
次に、図6(c)に示すように、第2の構造体の材料102aをスピンコーティングにより塗布する。第2の構造体の材料102aは、第1の構造体の材料101aより光の屈折率が小さいものを用いる。例えば、第2の構造体の材料102aとして、屈折率1.4を有するフッ素含有系アクリル樹脂や、フッ素含有系ポリシリコサンが用いられる。この塗布によって、第1の構造体101の間となるエッチング溝101b内に、第2の構造体の材料102aが埋め込まれる。
ここで、エッチング溝101bは開口に対する深さが深いものであるが、低屈折率材料であるほど埋め込み性が高いことから、第2の構造体の材料102aはエッチング溝101b内に良好に埋め込まれる。第2の構造体の材料102aを塗布した後は、熱処理を施して硬化させる。
次に、塗布した第2の構造体の材料102aに対して全面エッチバックを行い、図7(a)に示すように平坦化する。なお、この平坦化は必要に応じて行えばよい。また、第2の構造体の材料102aを第1の構造体101が表面に露出するまでエッチバックしても、また最表面全面に第2の構造体の材料102aが残るようにエッチバックしてもよい。これにより、第1の構造体101をコア、第2の構造体102をクラッドとした光導波路100の構造が各フォトダイオードPD上に形成される。
次に、図7(b)に示すように、各フォトダイオードPDの光導波路100上に、R(赤)、G(緑)、B(青)に対応したカラーフィルタCFを形成する。その後、図7(c)に示すように、各カラーフィルタCF上にマイクロレンズMLを形成する。これにより、固体撮像装置が完成する。
このような製造方法では、光導波路100の構造として、先にコアとなる第1の構造体101を形成し、間にエッチング溝101bを形成し、その後、エッチング溝101b内にクラッドとなる第2の構造体102の材料を埋め込む点に特徴がある。これによって、コアとなる第1の構造体101の材料は全面塗布で形成でき、比較例のように凹部に第1の構造体101の材料を埋め込む際に生じるボイドの発生を防止できる。また、エッチング溝101bには、埋め込み性の高い第2の構造体の材料102aを用いることができ、クラッドも良好に形成できるようになる。
<3.第2実施形態>
[断面構造]
図8は、第2実施形態の構成を説明する模式断面図である。この図では、R(赤)、G(緑)、B(青)に対応した3つの画素10に対応した模式断面図となっている。第2実施形態に係る固体撮像装置1は、一つの画素10について、受光部であるフォトダイオードPD、フォトダイオードPDに対応して設けられる光導波路100、光導波路100上に設けられるカラーフィルタCFおよびマイクロレンズML、フォトダイオードPDの下側に設けられる配線層Hを備えている。
フォトダイオードPDは、P−well(P型半導体領域)内において個々の画素10に対応して設けられるN型半導体領域によって構成され、PN接合によって光電変換して得た電荷を所定のタイミングで配線層Hへ出力する。
光導波路100は、フォトダイオードPD上に設けられる平坦化膜200の上に形成されている。光導波路100は、各フォトダイオードPDに対応して設けられ、コアとなる透光性を備えた第1の構造体101と、第1の構造体101の周辺に設けられるクラッドとなる第2の構造体102とから構成される。光導波路100を構成するため、コアとなる第1の構造体101の光の屈折率は、クラッドとなる第2の構造体102の光の屈折率より大きくなっている。ここで、第2の構造体102は、フォトダイオードPDの境界位置に対応する第1の構造体101からカラーフィルタCFまで設けられるエッチング溝に埋め込まれたものとなっている。
カラーフィルタCFは、R(赤)、G(緑)、B(青)の各画素10の色に対応して光導波路100の上に形成されている。また、マイクロレンズMLは、各画素10に対応して光導波路100の上に形成されている。
配線層Hは、フォトダイオードPDの下側に形成されている。配線層Hは、各種のトランジスタTrを含む電源線、信号線、選択線等によって構成される。この固体撮像装置1では、いわゆる裏面照射型であることから、フォトダイオードPDの一方側(図中下側)に配線層Hが設けられ、フォトダイオードPDの他方側(図中上側)から光を受けることになる。
[製造方法]
図9〜図10は、第2実施形態における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図である。なお、ここでは、フォトダイオードPD上に平坦化膜を形成した後の工程から説明するものとする。先ず、図9(a)に示すように、平坦化膜200上の全面にコアとなる第1の構造体の材料101aを塗布する。第1の構造体の材料101aは、P−SiN(プラズマCVD法により生成された窒化シリコン)を用いる。第1の構造体の材料101aは、例えば、屈折率1.9〜2.0のP−SiNが用いられる。
次に、第1の構造体の材料101aの上に、各フォトダイオードPDの位置に対応してR(赤)、G(緑)、B(青)のカラーフィルタCFを形成する。その後、フォトレジストRを塗布し、第1の構造体となる部分のみ残すよう露光、現像を行う。
次に、このフォトレジストRを介してカラーフィルタCFおよび第1の構造体の材料101aをエッチングする。エッチングは、例えばドライエッチングによる。これにより、図9(b)に示すように、フォトダイオードPDの境界となる位置に、カラーフィルタCFから第1の構造体の材料101aにかけてエッチング溝101bが形成される。エッチング溝101bが形成されることで、フォトダイオードPDの位置と対応してコアとなる第1の構造体101およびその上のカラーフィルタCFが分離された状態で残ることになる。
次に、図9(c)に示すように、第2の構造体の材料102aをスピンコーティングにより塗布する。第2の構造体の材料102aは、第1の構造体の材料101aより光の屈折率が小さいものを用いる。例えば、第2の構造体の材料102aとして、屈折率1.4を有するフッ素含有系アクリル樹脂や、フッ素含有系ポリシリコサンが用いられる。この塗布によって、カラーフィルタCFおよび第1の構造体101の間となるエッチング溝101b内に、第2の構造体の材料102aが埋め込まれる。
ここで、エッチング溝101bは開口に対する深さが深いものであるが、低屈折率材料であるほど埋め込み性が高いことから、第2の構造体の材料102aはエッチング溝101b内に良好に埋め込まれる。第2の構造体の材料102aを塗布した後は、熱処理を施して硬化させる。
次に、塗布した第2の構造体の材料102aに対して全面エッチバックを行い、図10(a)に示すように平坦化する。なお、この平坦化は必要に応じて行えばよい。また、第2の構造体の材料102aをカラーフィルタCFが表面に露出するまでエッチバックしても、また最表面全面に第2の構造体の材料102aが残るようにエッチバックしてもよい。これにより、第1の構造体101をコア、第2の構造体102をクラッドとした光導波路100の構造が各フォトダイオードPD上に形成される。また、第2の構造体102がカラーフィルタCFの境界まで入り込んだ構造が形成される。
次に、図10(b)に示すように、各フォトダイオードPDの光導波路100上に形成されたR(赤)、G(緑)、B(青)のカラーフィルタCFの上にマイクロレンズMLを形成する。これにより、固体撮像装置が完成する。
このような製造方法では、光導波路100の構造として、先にコアとなる第1の構造体101を形成し、その上にカラーフィルタCFを形成する。そして、間にエッチング溝101bを形成し、その後、エッチング溝101b内にクラッドとなる第2の構造体102の材料を埋め込む点に特徴がある。これによって、コアとなる第1の構造体101の材料は全面塗布で形成でき、比較例のように凹部に第1の構造体101の材料を埋め込む際に生じるボイドの発生を防止できる。また、エッチング溝101bには、埋め込み性の高い第2の構造体の材料102aを用いることができ、クラッドも良好に形成できるようになる。さらに、第2の構造体102がカラーフィルタCFの間にまで入り込む構造のため、カラーフィルタCFの位置から光導波路効果によって効率良く光をフォトダイオードPDまで伝搬できるようになる。また、カラーフィルタCFが第2の構造体102で分離していることから、隣接画素からの光の混入を抑制する効果を高めることができる。
<4.第3実施形態>
[断面構造]
図11は、第3実施形態の構成を説明する模式断面図である。この図では、R(赤)、G(緑)、B(青)に対応した3つの画素10に対応した模式断面図となっている。第3実施形態に係る固体撮像装置1は、一つの画素10について、受光部であるフォトダイオードPD、フォトダイオードPDに対応して設けられる光導波路100、光導波路100上に設けられるカラーフィルタCFおよびマイクロレンズML、フォトダイオードPDの下側に設けられる配線層Hを備えている。
フォトダイオードPDは、P−well(P型半導体領域)内において個々の画素10に対応して設けられるN型半導体領域によって構成され、PN接合によって光電変換して得た電荷を所定のタイミングで配線層Hへ出力する。
光導波路100は、フォトダイオードPD上に設けられる平坦化膜200の上に形成されている。光導波路100は、各フォトダイオードPDに対応して設けられ、コアとなる透光性を備えた第1の構造体101と、第1の構造体101の周辺に設けられるクラッドとなる第2の構造体102とから構成される。光導波路100を構成するため、コアとなる第1の構造体101の光の屈折率は、クラッドとなる第2の構造体102の光の屈折率より大きくなっている。ここで、第2の構造体102は、フォトダイオードPDの境界位置に対応して第1の構造体101から平坦化膜200まで延設しているエッチング溝に埋め込まれたものとなっている。
カラーフィルタCFは、R(赤)、G(緑)、B(青)の各画素10の色に対応して光導波路100の上に形成されている。また、マイクロレンズMLは、各画素10に対応して光導波路100の上に形成されている。
配線層Hは、フォトダイオードPDの下側に形成されている。配線層Hは、各種のトランジスタTrを含む電源線、信号線、選択線等によって構成される。この固体撮像装置1では、いわゆる裏面照射型であることから、フォトダイオードPDの一方側(図中下側)に配線層Hが設けられ、フォトダイオードPDの他方側(図中上側)から光を受けることになる。
[製造方法]
図12〜図13は、第3実施形態における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図である。なお、ここでは、フォトダイオードPD上に平坦化膜を形成した後の工程から説明するものとする。先ず、図12(a)に示すように、平坦化膜200上の全面にコアとなる第1の構造体の材料101aを塗布する。第1の構造体の材料101aは、P−SiN(プラズマCVD法により生成された窒化シリコン)を用いる。第1の構造体の材料101aは、例えば、屈折率1.9〜2.0のP−SiNが用いられる。その後、フォトレジストRを塗布し、第1の構造体となる部分のみ残すよう露光、現像を行う。
次に、このフォトレジストRを介して第1の構造体の材料101aおよび平坦化膜200をエッチングする。エッチングは、例えばドライエッチングによる。これにより、図12(b)に示すように、フォトダイオードPDの境界となる位置にエッチング溝101bが形成され、フォトダイオードPDの位置と対応してコアとなる第1の構造体101および分割された平坦化膜200が残る状態となる。
次に、図12(c)に示すように、第2の構造体の材料102aをスピンコーティングにより塗布する。第2の構造体の材料102aは、第1の構造体の材料101aより光の屈折率が小さいものを用いる。例えば、第2の構造体の材料102aとして、屈折率1.4を有するフッ素含有系アクリル樹脂や、フッ素含有系ポリシリコサンが用いられる。この塗布によって、第1の構造体101および平坦化膜200の間となるエッチング溝101b内に、第2の構造体の材料102aが埋め込まれる。
ここで、エッチング溝101bは開口に対する深さが深いものであるが、低屈折率材料であるほど埋め込み性が高いことから、第2の構造体の材料102aはエッチング溝101b内に良好に埋め込まれる。第2の構造体の材料102aを塗布した後は、熱処理を施して硬化させる。
次に、塗布した第2の構造体の材料102aに対して全面エッチバックを行い、図13(a)に示すように平坦化する。なお、この平坦化は必要に応じて行えばよい。また、第2の構造体の材料102aを第1の構造体101が表面に露出するまでエッチバックしても、また最表面全面に第2の構造体の材料102aが残るようにエッチバックしてもよい。これにより、第1の構造体101をコア、第2の構造体102をクラッドとした光導波路100の構造が各フォトダイオードPD上に形成される。また、第2の構造体102が平坦化膜200まで入り込んだ構造が形成される。
次に、図13(b)に示すように、各フォトダイオードPDの光導波路100上に、R(赤)、G(緑)、B(青)に対応したカラーフィルタCFを形成する。その後、図13(c)に示すように、各カラーフィルタCF上にマイクロレンズMLを形成する。これにより、固体撮像装置が完成する。
このような製造方法では、光導波路100の構造として、先にコアとなる第1の構造体101を形成し、間にエッチング溝101bを形成し、その後、エッチング溝101b内にクラッドとなる第2の構造体102の材料を埋め込む点に特徴がある。これによって、コアとなる第1の構造体101の材料は全面塗布で形成でき、比較例のように凹部に第1の構造体101の材料を埋め込む際に生じるボイドの発生を防止できる。また、エッチング溝101bには、埋め込み性の高い第2の構造体の材料102aを用いることができ、クラッドも良好に形成できるようになる。さらに、第2の構造体102が第1の構造体101の下にある平坦化膜200まで入り込む構造のため、第1の構造体101からフォトダイオードPDの上の近傍まで光導波路効果によって効率良く光を伝搬できるようになる。また、平坦化膜200が第2の構造体102で分離していることから、隣接画素からの光の混入を抑制する効果を高めることができる。
<5.第4実施形態>
[断面構造]
図14は、第4実施形態の構成を説明する模式断面図である。この図では、R(赤)、G(緑)、B(青)に対応した3つの画素10に対応した模式断面図となっている。第4実施形態に係る固体撮像装置1は、一つの画素10について、受光部であるフォトダイオードPD、フォトダイオードPDに対応して設けられる光導波路100、光導波路100上に設けられるカラーフィルタCFおよびマイクロレンズML、フォトダイオードPDの下側に設けられる配線層Hを備えている。
フォトダイオードPDは、P−well(P型半導体領域)内において個々の画素10に対応して設けられるN型半導体領域によって構成され、PN接合によって光電変換して得た電荷を所定のタイミングで配線層Hへ出力する。
光導波路100は、フォトダイオードPD上に設けられる平坦化膜200の上に形成されている。光導波路100は、各フォトダイオードPDに対応して設けられ、コアとなる透光性を備えた第1の構造体101と、第1の構造体101の周辺に設けられるクラッドとなる第2の構造体102とから構成される。光導波路100を構成するため、コアとなる第1の構造体101の光の屈折率は、クラッドとなる第2の構造体102の光の屈折率より大きくなっている。ここで、第2の構造体102は、フォトダイオードPDの境界位置に対応して第1の構造体101から平坦化膜200まで延設しているエッチング溝に埋め込まれたものとなっている。また、第2の構造体102には、気泡103が混入している。
カラーフィルタCFは、R(赤)、G(緑)、B(青)の各画素10の色に対応して光導波路100の上に形成されている。また、マイクロレンズMLは、各画素10に対応して光導波路100の上に形成されている。
配線層Hは、フォトダイオードPDの下側に形成されている。配線層Hは、各種のトランジスタTrを含む電源線、信号線、選択線等によって構成される。この固体撮像装置1では、いわゆる裏面照射型であることから、フォトダイオードPDの一方側(図中下側)に配線層Hが設けられ、フォトダイオードPDの他方側(図中上側)から光を受けることになる。
[製造方法]
図15〜図16は、第4実施形態における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図である。なお、ここでは、フォトダイオードPD上に平坦化膜を形成した後の工程から説明するものとする。先ず、図15(a)に示すように、平坦化膜200上の全面にコアとなる第1の構造体の材料101aを塗布する。第1の構造体の材料101aは、P−SiN(プラズマCVD法により生成された窒化シリコン)を用いる。第1の構造体の材料101aは、例えば、屈折率1.9〜2.0のP−SiNが用いられる。その後、フォトレジストRを塗布し、第1の構造体となる部分のみ残すよう露光、現像を行う。
次に、このフォトレジストRを介して第1の構造体の材料101aおよび平坦化膜200をエッチングする。エッチングは、例えばドライエッチングによる。これにより、図15(b)に示すように、フォトダイオードPDの境界となる位置にエッチング溝101bが形成され、フォトダイオードPDの位置と対応してコアとなる第1の構造体101および分割された平坦化膜200が残る状態となる。
次に、図15(c)に示すように、第2の構造体の材料102aをスピンコーティングにより塗布する。第2の構造体の材料102aは、第1の構造体の材料101aより光の屈折率が小さいものを用いる。例えば、第2の構造体の材料102aとして、屈折率1.4を有するフッ素含有系アクリル樹脂や、フッ素含有系ポリシリコサンが用いられる。この塗布によって、第1の構造体101および平坦化膜200の間となるエッチング溝101b内に、第2の構造体の材料102aが埋め込まれる。
ここで、エッチング溝101bは開口に対する深さが深いものであるが、低屈折率材料であるほど埋め込み性が高いことから、第2の構造体の材料102aはエッチング溝101b内に良好に埋め込まれる。また、第2の構造体の材料102aとしては、後の処理で多孔質化するため、第2の構造体の材料102aに対して重量比約5%の熱酸発生剤(パラトルエンスルフォン酸)を添加しておく。第2の構造体の材料102aを塗布した後は、熱処理を施して硬化させる。
次に、塗布した第2の構造体の材料102aに対して全面エッチバックを行い、図16(a)に示すように平坦化する。なお、この平坦化は必要に応じて行えばよい。また、第2の構造体の材料102aを第1の構造体101が表面に露出するまでエッチバックしても、また最表面全面に第2の構造体の材料102aが残るようにエッチバックしてもよい。これにより、第1の構造体101をコア、第2の構造体102をクラッドとした光導波路100の構造が各フォトダイオードPD上に形成される。また、第2の構造体102が平坦化膜200まで入り込んだ構造が形成される。
次に、図16(b)に示すように、キャップ層300を表面の全面に塗布する。キャップ層300は、P−SiO膜を通常のCVD法により約50nm厚で成膜する。その後、加熱処理(約230℃)を施し、第2の構造体102の材料に添加した熱酸発生剤を発泡させ、気泡103を形成する。
次に、図16(c)に示すように、各フォトダイオードPDの光導波路100上に、R(赤)、G(緑)、B(青)に対応したカラーフィルタCFを形成する。その後、図16(c)に示すように、各カラーフィルタCF上にマイクロレンズMLを形成する。これにより、固体撮像装置が完成する。
このような製造方法では、光導波路100の構造として、先にコアとなる第1の構造体101を形成し、間にエッチング溝101bを形成し、その後、エッチング溝101b内にクラッドとなる第2の構造体102の材料を埋め込む点に特徴がある。これによって、コアとなる第1の構造体101の材料は全面塗布で形成でき、比較例のように凹部に第1の構造体101の材料を埋め込む際に生じるボイドの発生を防止できる。また、エッチング溝101bには、埋め込み性の高い第2の構造体の材料102aを用いることができ、クラッドも良好に形成できるようになる。さらに、第2の構造体102に気泡103が混入しているため、第2の構造体102の屈折率を気泡103が無い場合に比べて小さくすることができ、光導波路100の光の伝搬効率をより高めることができるようになる。また、平坦化膜200が第2の構造体102で分離していることから、隣接画素からの光の混入を抑制する効果を高めることができる。
<6.第5実施形態>
[断面構造]
図17は、第5実施形態の構成を説明する模式断面図である。この図では、R(赤)、G(緑)、B(青)に対応した3つの画素10に対応した模式断面図となっている。第4実施形態に係る固体撮像装置1は、一つの画素10について、受光部であるフォトダイオードPD、フォトダイオードPDに対応して設けられる光導波路100、光導波路100上に設けられるカラーフィルタCFおよびマイクロレンズML、フォトダイオードPDの下側に設けられる配線層Hを備えている。
フォトダイオードPDは、P−well(P型半導体領域)内において個々の画素10に対応して設けられるN型半導体領域によって構成され、PN接合によって光電変換して得た電荷を所定のタイミングで配線層Hへ出力する。
光導波路100は、フォトダイオードPD上に設けられる平坦化膜200の上に形成されている。光導波路100は、各フォトダイオードPDに対応して設けられ、コアとなる透光性を備えた第1の構造体101と、第1の構造体101の周辺に設けられるクラッドとなる第2の構造体102とから構成される。光導波路100を構成するため、コアとなる第1の構造体101の光の屈折率は、クラッドとなる第2の構造体102の光の屈折率より大きくなっている。ここで、第2の構造体102は、フォトダイオードPDの境界位置に対応して第1の構造体101から平坦化膜200まで延設しているエッチング溝に埋め込まれたものとなっている。また、第2の構造体102は、遮光機能を有している。さらに、第2の構造体102には、必要に応じて気泡103が混入している。
カラーフィルタCFは、R(赤)、G(緑)、B(青)の各画素10の色に対応して光導波路100の上に形成されている。また、マイクロレンズMLは、各画素10に対応して光導波路100の上に形成されている。
配線層Hは、フォトダイオードPDの下側に形成されている。配線層Hは、各種のトランジスタTrを含む電源線、信号線、選択線等によって構成される。この固体撮像装置1では、いわゆる裏面照射型であることから、フォトダイオードPDの一方側(図中下側)に配線層Hが設けられ、フォトダイオードPDの他方側(図中上側)から光を受けることになる。
[製造方法]
図18〜図19は、第5実施形態における固体撮像装置の光導波路の製造方法を説明する模式断面図である。なお、ここでは、フォトダイオードPD上に平坦化膜を形成した後の工程から説明するものとする。先ず、図18(a)に示すように、平坦化膜200上の全面にコアとなる第1の構造体の材料101aを塗布する。第1の構造体の材料101aは、P−SiN(プラズマCVD法により生成された窒化シリコン)を用いる。第1の構造体の材料101aは、例えば、屈折率1.9〜2.0のP−SiNが用いられる。その後、フォトレジストRを塗布し、第1の構造体となる部分のみ残すよう露光、現像を行う。
次に、このフォトレジストRを介して第1の構造体の材料101aおよび平坦化膜200をエッチングする。エッチングは、例えばドライエッチングによる。これにより、図18(b)に示すように、フォトダイオードPDの境界となる位置にエッチング溝101bが形成され、フォトダイオードPDの位置と対応してコアとなる第1の構造体101および分割された平坦化膜200が残る状態となる。
次に、図18(c)に示すように、第2の構造体の材料102aをスピンコーティングにより塗布する。第2の構造体の材料102aは、第1の構造体の材料101aより光の屈折率が小さいものを用いる。例えば、第2の構造体の材料102aとして、屈折率1.4を有するフッ素含有系アクリル樹脂や、フッ素含有系ポリシリコサンが用いられる。この塗布によって、第1の構造体101および平坦化膜200の間となるエッチング溝101b内に、第2の構造体の材料102aが埋め込まれる。
ここで、エッチング溝101bは開口に対する深さが深いものであるが、低屈折率材料であるほど埋め込み性が高いことから、第2の構造体の材料102aはエッチング溝101b内に良好に埋め込まれる。また、第2の構造体の材料102には、遮光機能を持たせるため、例えばカーボンブラック等の遮光剤を添加しておく。さらに、必要に応じて、第2の構造体の材料102aには、後の処理で多孔質化するため、第2の構造体の材料102aに対して重量比約5%の熱酸発生剤(パラトルエンスルフォン酸)を添加しておく。第2の構造体の材料102aを塗布した後は、熱処理を施して硬化させる。
次に、塗布した第2の構造体の材料102aに対して全面エッチバックを行い、図19(a)に示すように平坦化する。なお、この平坦化は必要に応じて行えばよい。また、第2の構造体の材料102aを第1の構造体101が表面に露出するまでエッチバックしても、また最表面全面に第2の構造体の材料102aが残るようにエッチバックしてもよい。これにより、第1の構造体101をコア、第2の構造体102をクラッドとした光導波路100の構造が各フォトダイオードPD上に形成される。また、第2の構造体102が平坦化膜200まで入り込んだ構造が形成される。
次に、第2の構造体の材料102aに熱酸発生剤を添加した場合には、図19(b)に示すように、キャップ層300を表面の全面に塗布する。キャップ層300は、P−SiO膜を通常のCVD法により約50nm厚で成膜する。その後、加熱処理(約230℃)を施し、第2の構造体102の材料に添加した熱酸発生剤を発泡させ、気泡103を形成する。
次に、図19(c)に示すように、各フォトダイオードPDの光導波路100上に、R(赤)、G(緑)、B(青)に対応したカラーフィルタCFを形成する。その後、図19(c)に示すように、各カラーフィルタCF上にマイクロレンズMLを形成する。これにより、固体撮像装置が完成する。
このような製造方法では、光導波路100の構造として、先にコアとなる第1の構造体101を形成し、間にエッチング溝101bを形成し、その後、エッチング溝101b内にクラッドとなる第2の構造体102の材料を埋め込む点に特徴がある。これによって、コアとなる第1の構造体101の材料は全面塗布で形成でき、比較例のように凹部に第1の構造体101の材料を埋め込む際に生じるボイドの発生を防止できる。また、エッチング溝101bには、埋め込み性の高い第2の構造体の材料102aを用いることができ、クラッドも良好に形成できるようになる。また、第2の構造体102に遮光材料が混入していることで、画素間のブラックマトリクスとしての役目とともに、隣接画素からの光の混入を抑制する効果を高めることができる。さらに、第2の構造体102に気泡103が混入している構造の場合には、第2の構造体102の屈折率を気泡103が無い場合に比べて小さくすることができ、光導波路100の光の伝搬効率をより高めることができるようになる。
<7.導波路の平面構成>
図20は、導波路の平面構成を説明する図(その1)であり、(a)は模式断面図、(b)は模式平面図である。図20(a)では、3つの画素に対応した模式断面図となっており、光導波路100から上の構造のみ示している。また、図20(b)では、縦×横、3×3の画素に対応した光導波路の平面構成を示している。この例では、光導波路100の平面構成は矩形を成している。
図21は、導波路の平面構成を説明する図(その2)であり、(a)は模式断面図、(b)は模式平面図である。図21(a)では、3つの画素に対応した模式断面図となっており、光導波路100から上の構造のみ示している。また、図21(b)では、縦×横、3×3の画素に対応した光導波路の平面構成を示している。この例では、光導波路100の平面構成は円形を成している。
上記図20、図21に示す光導波路100の平面構成は一例であり、この他の形状(例えば、5角形や6角形、8角形等の多角形)であってもよい。いずれの例でも、第1の構造体101をコアとして、その周辺を第2の構造体102で囲むことで光導波路100が構成される。
<8.撮像装置>
図22は、本実施形態に係る電子機器の一例である撮像装置の構成例を示すブロック図である。図22に示すように、撮像装置90は、レンズ群91を含む光学系、固体撮像装置92、カメラ信号処理回路であるDSP(Digital Signal Processor)回路93、フレームメモリ94、表示装置95、記録装置96、操作系97および電源系98等を有している。これらのうち、DSP回路93、フレームメモリ94、表示装置95、記録装置96、操作系97および電源系98がバスライン99を介して相互に接続された構成となっている。
レンズ群91は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで固体撮像装置92の撮像面上に結像する。固体撮像装置92は、レンズ群91によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。この固体撮像装置92として、先述した本実施形態の固体撮像装置が用いられる。
表示装置95は、液晶表示装置や有機EL(electro luminescence)表示装置等のパネル型表示装置からなり、固体撮像装置92で撮像された動画または静止画を表示する。記録装置96は、固体撮像装置92で撮像された動画または静止画を、不揮発性メモリやビデオテープ、DVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体に記録する。
操作系97は、ユーザによる操作の下に、本撮像装置が持つ様々な機能について操作指令を発する。電源系98は、DSP回路93、フレームメモリ94、表示装置95、記録装置96および操作系97の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
このような撮像装置90は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ、さらには携帯電話機等のモバイル機器向けカメラモジュールに適用される。この固体撮像装置92として先述した本実施形態に係る固体撮像装置を用いることで、集光効率の高い撮像装置を提供できることになる。
1…固体撮像装置、10…画素、11…垂直選択回路、12…水平選択/信号処理回路、13…出力回路、100…光導波路、101…第1の構造体、102…第2の構造体、103…気泡

Claims (10)

  1. 画素ごとに形成される複数の受光部と、
    前記受光部の光入射側に設けられ、第1の屈折率を有する透光性を備えた第1の構造体と、
    前記第1の構造体における前記複数の受光部の境界位置に対応して設けられるエッチング溝と、
    前記エッチング溝に埋め込まれ、前記第1の屈折率より小さい第2の屈折率を有する第2の構造体と
    を備える固体撮像装置。
  2. 前記第2の構造体には気泡が混入している
    請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記第2の構造体は遮光機能を有する
    請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 前記第1の構造体における光入射側にはカラーフィルタおよびマイクロレンズが設けられている
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記エッチング溝が前記複数の受光部に対応して設けられる複数のカラーフィルタの間まで設けられ、当該エッチング溝に前記第2の構造体が埋め込まれている
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記エッチング溝が前記第1の構造体と前記受光部との間の絶縁膜まで設けられ、当該エッチング溝に前記第2の構造体が埋め込まれている
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 画素ごとに形成された複数の受光部の上の全面に第1の屈折率を有する透光性を備えた第1の構造体を形成する工程と、
    前記第1の構造体における前記複数の受光部の境界位置に対応してエッチングを施し、エッチング溝を形成する工程と、
    前記エッチング溝に、前記第1の屈折率より小さい第2の屈折率を有する第2の構造体を埋め込む工程と
    を有する固体撮像装置の製造方法。
  8. 前記第2の構造体に発泡剤を混入しておき、前記エッチング溝に埋め込んだ後に加熱して気泡を生成する
    請求項7記載の固体撮像装置の製造方法。
  9. 前記第2の構造体に遮光材料を混入しておく
    請求項7記載の固体撮像装置の製造方法。
  10. 取り込んだ光を電気信号に変換する固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置で得た電気信号を処理する信号処理部とを備え、
    前記固体撮像装置として、
    画素ごとに形成される複数の受光部と、
    前記受光部の光入射側に設けられ、第1の屈折率を有する透光性を備えた第1の構造体と、
    前記第1の構造体における前記複数の受光部の境界位置に対応して設けられるエッチング溝と、
    前記エッチング溝に埋め込まれ、前記第1の屈折率より小さい第2の屈折率を有する第2の構造体と
    を有する電子機器。
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