JP2011038996A - 電流検出器、及びそれを備えた測定器 - Google Patents

電流検出器、及びそれを備えた測定器 Download PDF

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秀明 有谷
Sachiyuki Kubouchi
祥之 窪内
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範久 出原
Gen Ueda
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Abstract

【課題】電線に対する取り付け作業に優れる電流検出器を提供することを課題とする。
【解決手段】絶縁材料からなり、かつ計測対象の電線Lに沿って延びる螺旋形状をなす芯材51と、前記芯材51に巻回巻きされ全体が螺旋形状をなすロゴスキーコイル55とを備えた電流検出器50と、電流検出器50の出力するデータをデータ処理する測定器本体60とを備える。この発明では、ロゴスキーコイル55が螺旋形状をしている。そのため、架空電線Lに対して単に巻くだけで、これを取り付けることが可能であり、活線作業用の皮手袋などしている状況であっても片手で行うことができるので、組み付け作業性がよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロゴスキーコイルを使用した電流検出器、及びそれを備えた測定器に関する。
送電線や配電線を流れる比較的大電流の電流を非接触で図る電流検出器の一例として、ロゴスキーコイル(空芯コイル)を用いた環状の検出器がある。このものは、検出器の内孔に電線を貫通させ、内孔を貫通する電流の作る磁界の変化をコイルにより検出するものである(特許文献1)。尚、ロゴスキーコイル(空芯コイル)は鉄心を備えるものに比して、ダイナミックレンジが広く、又軽量であるというメリットがある。
ところで、検出器は電線への取り付けのため周方向の一部に電線を通すための隙間が必要である。しかし、周方向の一部が開いていると、検出精度が低下する。この種を課題を解決するものとして下記特許文献2のものがある。このものは、検出部20の一方端にソケット型保持部材13を設ける一方、他方端にプラグ型保持部材12を設けている。
そして、電線への装着時にはプラグ型保持部材12をソケット型保持部材13から外し、両間に出来た隙間から電線を内孔に通し、電線挿通後、プラグ型保持部材12をソケット型保持部材13に係合させることで両端面の接合状態を維持し、検出部20に隙間が出来ないようにしている。
特開2003−50254号公報 特開2006−329826号公報(図1、図2参照)
しかし、計測対象が例えば、架空線である場合には、上記のような係合作業を空中で行う必要があり、作業性が悪い。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線に対する取り付け作業に優れる電流検出器を提供することを目的とする。
本発明の電流検出器は、絶縁材料からなり、かつ計測対象の電線に沿って延びる螺旋形状をなす芯材と、前記芯材に巻回され、全体が螺旋形状をなすロゴスキーコイルと、を備える。本発明の測定器は、本発明の電流検出器と、前記電流検出器の出力するデータをデータ処理する測定器本体とを備える。
本発明によれば、電流検出器を電線に簡単に装着できるので、取り付け作業性がよい。
本発明の一実施形態に係る測定器を架空電線に取り付けた状態を示す斜視図 外皮を外した電流検出部の斜視図 電流検出部の構造を示す図 測定器の正面図 下ケーシングの平面図 図5中のA−A線断面図 下ケーシングの側面図 バッテリユニットの側面図 バッテリユニットの正面図 落下規制部材の側面図 バッテリユニットの平面図 バッテリユニットに回路基板を搭載した状態を示す図 測定器の平面図(上ケーシングを取り外した状態を示す) 図13中のB−B線断面図 測定器の電気的構成を示すブロック図 測定器の組み付け手順を示す図 測定器の組み付け手順を示す図 測定器の組み付け手順を示す図 電流検出部の断面図
本発明の一実施形態を図1ないし図19によって説明する。
本測定器40は架空電線Lを流れる電流を計測する電流測定器であって、測定器40の全体を架空電線Lに対して直接取付できるようにしたものである。尚、以下の説明において、前後方向とは、架空電線Lに沿った方向(図1の左手前側を前側、図1の右奥側を後側)として説明を行う。また、前後方向に直交する方向を幅方向として説明する。
図1は測定器の斜視図、図2は外皮を外した電流検出部の斜視図である。本測定器40は、電流検出部50と、測定器本体60とを備える。電流測定部50は、測定器本体60の後部側に取り付けられている。係る電流測定部50は、芯材51とロゴスキーコイル55とを備えている。
芯材51はプラスチック等の絶縁材(この実施形態では、ABS樹脂)からなる。芯材51は図2に示すように、架空電線Lに沿って螺旋状に延びており、撓み可能とされている。係る芯材51の内径は架空電線Lの外形とほぼ等しくなっており、内部は架空電線Lを通す電線通路となっている。
図2に示すように、芯材51には、コイル線56が巻回されている。コイル線56は、芯材51の基端から先端に向けて一定のピッチで巻かれている。そして、コイル線56は、図3に示すように芯材51の先端側に達したところで、基端側に向かって戻されており(戻り線57)、芯材51の基端からコイル線56の始端56A、終端56Bの両端部が引き出されている。
このように、コイル線56はロゴスキーコイル55を構成しており、その形状は芯材51の形状に倣って全体が螺旋形状をしている。尚、ロゴスキーコイルとは、戻し線を持った空芯コイルのことを言う。
また、ロゴスキーコイル55を巻回してなる芯材51の外周には、外皮として絶縁テープが巻かれており、架空電線Lとの間を絶縁する機能を果たしている。そして、芯材51の先端にはシリコーンなどのシール材(不図示)が埋め合わされており、先端から雨滴などの水分がコイル55側に滲み込まないようになっている。
上記電流検出部50の基端は、測定器本体60の下ケーシング61に設けられた通し穴61Aを通じて、測定器本体60の内部に引き込まれており、ロゴスキーコイル55のコイル端部(始端56A、終端56B)が回路基板120の備える入力端子121、122に電気的に接続される構成となっている。
次に、測定器本体60について説明する。測定器本体60は、円柱形状をなすケーシングUを備える。ケーシングUは上下に2分割されており、下ケーシング61と、上ケーシング131とから構成されている。これら両ケーシング61、131は共に、合成樹脂(高密度ポリエチレン)からなる。
また、下ケーシング61には図1に示すように、下方に開放する電線挿通溝65が形成されている。係る電線挿通溝65は下ケーシング61の前後両端面62、63を貫通しており、下ケーシング61の全長に亘って形成されている。この電線挿通溝65の溝幅は、計測対象となる架空電線Lを隙間なく嵌合させるサイズとしてあり、架空電線Lを下から挿通することができる。
そして、下ケーシング61の前後両端面62、63には、電線挿通溝65の溝上端部に位置して、電線ロック部75が設けられている。電線ロック部75は、ヒンジを軸に回転可能とされたロックバー76、ロックバー76の相手となるホルダ77とを備える。ホルダ77は下向きに開口すると共に、抜け止め用のボルト78を備えている。
以上のことから、ロックバー76を電線挿通溝65を横切るように水平に起こしてホルダ77にセットした後、ボルト78をねじ込んでやると、ロックバー76がホルダ77に固定される。これにより、ロックバー76が電線挿通溝65を閉止して、溝内の架空電線Lが抜け止めされる構成となっている。
さて、図5、図6に示すように下ケーシング61の幅方向の中央には、仕切り部68が設けてられている。この仕切り部68は、前後方向に沿って水平に延びている。仕切り部68の前後の両部は、図7に示すように一段高くなっており、そこは座面部69F、69Rとなっている。
また、図5に示すように、下ケーシング61の内部空間は、仕切り部68により2室に区画している。仕切られた2室はバッテリ収容室71、72となっており、そこには、バッテリユニット80の2基のバッテリ81、82が装着されるようになっている。
バッテリユニット80は図8、図9に示すように、2基のバッテリ81、82と、落下防止部材90と、押さえプレート100、110からなる。2基のバッテリ81、82は同一のものであり、前後方向に長い縦長な直方体形状をなしている。
落下防止部材90はバッテリ81、82の地表への落下を防止する機能を担うものであって、金属製である。落下防止部材90は、図9に示すように、幅方向の中央部に電線受入部97を設け、その左右両側に電源取付部91、92を設けている。
電線受入部97は、下向きに開放すると共に、前後方向に貫通している。この電線受入部97は仕切り部68の外面側に重ねて装着されるようになっており、電線挿通溝65に挿通された架空電線Lはそれと同時に、この電線受入部97に対して差し込まれる構成となっている。
また、図10には、落下防止部材90の側面図を示してある。同図に示すように、電線受入部97の側壁97Bの中央部には、開口97Cが形成されている。また、電線受入部97の天井壁97Aの前後両端は各々、前後に延設している。この延設した先の部分はクランク状に折れ曲がっており、そこは、取付部98F、98Rとなっている。この取付部98F、98Rは下ケーシング61に形成された座面部69F、69Rの相手となっている。
電源取付部91、92は平面方向から見たときの形状が、バッテリ81、82の底面より一回り大きな形状の矩形型をしている。そして、電源取付部91、92の周囲3方(具体的には、前端、後端、側端)には、図8、図9に示すように上向きに折れ曲がるバッテリ保持片93、94F、94Rが設けられている。
このバッテリ保持片93、94F、94Rは、各電源取付部91、92に装着されたバッテリ81、82の周囲をガードして、バッテリ81、82を平面方向について位置規制する機能を発揮するものである。尚、上記の落下防止部材90は、一枚の金属鋼板をプレス加工して成形することが可能である。
押さえプレート100、110は、落下防止部材90と同様に、金属製である。この押さえプレート100、110は2基のバッテリ81、82に対応して2枚設けられている。
図9に示すように、電源取付部91のバッテリ保持片94F、94Rの先端に、フランジ部95が形成される一方、押さえプレート100にもフランジ部105が形成してある。これにより、両フランジ部95、105を重ねた後、螺子で両フランジ部を結合することで、落下防止部材90に押さえプレート100を固定でき、もって、電源取付部91にバッテリ81が固定される構成となっている。
同様、電源取付部92のバッテリ保持片94F、94Rの先端にもフランジ部96が形成される一方、押さえプレート110にも、フランジ部116が形成してある。そのため、両フランジ部96、116を重ねた後、螺子で結合することで、落下防止部材90に押さえプレート110を固定でき、もって、電源取付部92にバッテリ82が固定される構成となっている。
また、各押さえプレート100、110の前後両端部には、6角スペーサSがそれぞれ立設されている。これら4つの6角スペーサSは、回路基板120の4隅の下面を下支えするものである。回路基板120は、プリント基板上に電子部品Bを実装したものである。
この回路基板120の4隅にはビス孔が形成されており、螺子をビス孔に通して6角スペーサに螺子締めすることで、バッテリユニット80上に回路基板120を固定できる構成となっている(図12参照)。
そして、電線受入部97を、下ケーシング61の仕切り部68の外面側に重ねるように取付されると、回路基板120を搭載したバッテリユニット80が、図13、図14に示すように、下ケーシング61に収容されるようになっている。具体的には、下ケーシング61のバッテリ収容室71にバッテリ81が収容され、バッテリ収容室72にバッテリ82が収容される。
また、このときには、落下防止部材90の前側の取付部98Fが、下ケーシング61に形成された前側の座面部69Fに重なり、又後側の取付部98Rが、下ケーシング61に形成された後側の座面部69Rに重なる。そのため、前後の取付部98F、98Rを対応する座面部69F、69Rに螺子止めすることで、バッテリユニット80の全体を下ケーシング61に固定できる構成となっている。
そして、バッテリユニット80の取付後、下ケーシング61に上ケーシング131を被せて蓋をすると、図1、図2に示すように、両ケーシング61、161が隙間なく閉じた状態になり、ケーシングUが密閉される構造となっている。
尚、本実施形態のものは、上ケーシング131は、下ケーシング61に対して螺子で4点締めされるようになっている。また、両ケーシング61、131の合わせ部分に、ゴムパッキンなどを設けられておくと、ケーシングUを気密状態に保持できるので好ましい。
さて、既に説明したように、下ケーシング61には、下方に開放する電線挿通溝65が形成されており、そこに、架空電線Lを挿通できるようになっている。そして、係る電線挿通溝65の溝上端部65Aは、図14に示すように、測定器本体60の重心位置Gよりも上側の位置に設定されている。バッテリ81、82との関係でいえば、バッテリ81、82の上端部付近の位置に設定してある。
このような構成とすることで、図14に示すように、電線Lの中心位置に比べて測定器40の重心位置Gが下側になる。しかも、搭載された2基のバッテリ81、82は、電線挿通溝65の両側に振り分けられている。そのため、測定器40の全体を架空電線Lに吊り下げた状態にしたとき、測定器40の姿勢が安定し、風などが吹いても、電線Lを軸として測定器40が回転せず、回路基板120が常に上側を向く状態となる。
次に、測定器40の電気的構成を、図15を参照して簡単に説明する。
測定器40は、大まかに言えば、ロゴスキーコイル55と、回路基板120上に実装される処理回路150とから構成されている。処理回路150は、積分回路153、CPU151、出力部155、FlashROM165、EEPROM163、電源IC161、バッテリ81、82から構成されている。
そして、ロゴスキーコイル55の出力電圧は、積分回路153に取り込まれて、積分された後、A/D変換され、CPU151に入力されるようになっている。CPU151は内蔵ROM(図略)に記憶されたプログラムに基づいて動作し、入力されるロゴスキーコイル55の出力電圧から架空電線Lの電流値(具体的には、平均値、最大値、最小値)を、一定のインターバルを空けて連続して演算する。
そして、演算した各回の電流値(具体的には、平均値、最大値、最小値)を、EEPROM163に記憶させると共に、電流値が予め定めた許容範囲から外れた場合など、データに異常があれば、そのときの電流波形を、FlashROM165に記憶させるようになっている。
尚、これら処理回路を構成する各電子部品151、153、155、163、165への電源供給はバッテリ81、82を通じて行われており、数週間から1ヶ月程度はバッテリ交換することなく、電流値を連続測定できるようになっている。
また、出力部(RS232Cポートなど)155は、パソコンなどの外部機器に対する接続を行うものである。本実施形態では、測定器40を架空電線Lから取り外した後、出力部155に通信ケーブル(不図示)を接続することで、EEPROM163、FlashROM165に記憶したデータを読み出せるようになっている。
次に、上記した測定器40の架空電線Lに対する取り付け手順について説明する。尚、ここでは、測定器40を取り付ける作業者は、高所作業車により既に架空電線Lの高さまで移動した状態にあるものとして説明を行う。また、測定器40の電線ロック部75はロックが解除した状態にあるものとする。
測定器40を架空電線Lに取り付けるには、まず、取り付け対象となる架空電線Lに対して電線挿通溝65の向きを合わせつつ、架空電線Lの上側に測定器40をセットしてやる。その後、図16に示すように、電線挿通溝65に架空電線Lを通しながら、測定器40をゆっくりと降ろし、架空電線Lに被せてやる。
やがて、図17に示すように、架空電線Lが電線挿通溝65の溝上端部65Aに達し、測定器本体60は架空電線L上に乗った状態となる。そのため、後は、測定器本体60から手を離しても、測定器本体60が電線Lから外れ落ちることはない。
そして、測定器本体60を架空電線Lに乗せることが出来たら、次に、電流検出部50を手で持って、図18に示すように、架空電線Lに対して巻きつけてやる。これを行うと電流検出部50は架空電線Lに対して螺旋状に巻かれた状態となる。一旦螺旋状に巻かれると、それを強制的に解かない限り、電流検出部50は架空電線Lへの取り付け状態を維持する。
あとは、自重により垂れた状態にあるロックバー76を、ヒンジを軸に回転させてホルダ77内に収めた後、ボルト78を締めこんで、ロックバー76を水平姿勢に固定してやる。これを行うと、電線挿通溝65がロックバー76により閉止されて、溝内に架空電線Lが抜け止めされる。
そして、上記ロック作業を測定器40の前後両側に対してそれぞれ行うと、架空電線Lに対して測定器本体60の前後2箇所が固定された状態となる。かくして、電流検出部50、測定器本体60の双方が架空電線Lに固定された状態となり、測定器40の取り付け作業は完了する。
このように本測定器40は、測定器本体60に電線挿通溝65を設けてあり、電線挿通溝65に架空電線Lを通せば、測定器40は架空電線Lに乗った状態となる。そのため、電流検出部50の取り付け作業を行うとき、測定器本体60を手で押さえておく必要がなく、電流検出部50の取り付け作業が行い易い。しかも、電流検出部50の取り付けは、架空電線Lに対して単に巻くだけでよく、活線作業用の皮手袋などしている状況であっても片手で行うことができるので、組み付け作業性がよい。
また、本測定器40は測定器本体60の全体を、測定対象の架空電線Lに固定できる。そのため、取り付け場所を、比較的自由に選ぶことができ、使い勝手がよい。
そして、本実施形態では、ロゴスキーコイル55を螺旋形状にしている。そのため、架空電線Lの断面方向において、ロゴスキーコイル55の形状は、図19に示すように環状(閉じた形状)になる。しかも、単なる環状の場合に比べて、巻き数自体が増えるから、ロゴスキーコイル55の出力電圧が通常のそれに比べて高くなる。そのため、架空電線Lの電流値を高精度に測定することが可能となる。
また、従前の構成に比べてコイル55の全長自体は長くなるものの、ソケット型保持部材13やプラグ型保持部材12といったコイル端を固定するための部材を廃止できるので、部品点数が削減できコストメリットがある。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ロゴスキーコイル55を利用した測定器の一例として、架空電線Lに一体的に取り付けられるものを例示したが、測定対象は架空電線Lに限定されるものではなく、電流の検出に使用するものであれば、無論適用可能である。
(2)上記実施形態では、電流測定部50を構成する芯材51として、内径を架空電線Lの外形とほぼ等しく設定したものを例示した。芯材51は架空電線Lに対して巻きつけ可能なものであればよく、例えば、内径を架空電線Lの外形より小さく設定して、芯材51を架空電線Lに対して干渉気味に巻きつけることも可能である。また、この他にも、電線との間にアタッチメントを挿入して、組み付けを行うことが可能であり、このようにすることで、線径が異なる電線に対して、電流測定部50を共通使用することが可能となる。
40…測定器
50…電流検出部(本発明の「電流検出器」に相当)
51…芯材
55…ロゴスキーコイル
60…測定器本体
61…下ケーシング
71、72…バッテリ収容室
81、82…バッテリ
90…落下防止部材
91、92…電源取り付け部
97…電線受入部
120…回路基板
L…架空電線

Claims (2)

  1. 絶縁材料からなり、かつ計測対象の電線に沿って延びる螺旋形状をなす芯材と、
    前記芯材に巻回され全体が螺旋形状をなすロゴスキーコイルとを備える電流検出器。
  2. 請求項1に記載の電流検出器と、
    前記電流検出器の出力するデータをデータ処理する測定器本体とを備える測定器。
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