JP2011038450A - 内燃機関の排気通路の配設構造 - Google Patents

内燃機関の排気通路の配設構造 Download PDF

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Abstract

【課題】2基のターボチャージャを備える内燃機関において、排気浄化装置に導入される排気の温度を高温に維持することのできる内燃機関の排気通路の配設構造を提供することにある。
【解決手段】高圧段ターボチャージャ20の排気導入口に排気を導入する第1の排気通路10と低圧段ターボチャージャ30の排気導入口に排気を導入する第2の排気通路11とに挟まれる領域を通って両ターボチャージャ(20、30)から排出された排気を排気浄化装置に導入する第3の排気通路13を形成するようにした。第3の排気通路13は、周囲の構成から放射熱を受け昇温されるので、第3の排気通路13を通過する排気は高温状態を維持したまま排気浄化装置4に至ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、2つの過給機を備えた内燃機関の排気通路の配設構造に関する。
周知のように、内燃機関の吸気充填効率を向上するための装置として、排気通路上に設置されるターボチャージャが実用されている。そして近年には、排気通路上に同ターボチャージャが2基設けられたツインターボシステムが実用されており、更に内燃機関の負荷状態に応じてそれぞれのターボチャージャを選択的に駆動するようにしたシーケンシャルターボシステムが知られている。
例えば、特許文献1には、2基のターボチャージャが並列に接続された、パラレル式のシーケンシャルターボシステムが記載されている。パラレルシーケンシャルターボシステムでは、内燃機関の低負荷時から駆動される第1のターボチャージャと、中・高負荷時にのみ駆動される第2のターボチャージャが並列に設けられている。すなわち、内燃機関の低負荷時には第1のターボチャージャのみが駆動され、中・高負荷時にはこれに加えて第2のターボチャージャも駆動される。したがって、こうしたパラレルシーケンシャルターボシステムを採用する内燃機関では、低負荷時における過給の応答性の確保と、中・高負荷時における高い過給性能の確保との両立を図ることが可能となる。
一方、2基のターボチャージャが直列に接続された、シリーズ式のシーケンシャルターボシステムも知られている。シリーズシーケンシャルターボシステムでは、内燃機関の低負荷時と中・高負荷時とで、それぞれのターボチャージャが選択的に駆動されるようになっている。
実公平6−23717
ところで、上記のように内燃機関が2基のターボチャージャを備える場合、内燃機関から排出される排気を両ターボチャージャに導き、またそれぞれのターボチャージャから排出される排気を排気浄化装置等へと導くために、排気通路の配設経路が複雑かつ長くなる。そのため、内燃機関から排出された排気は、排気通路や2基のターボチャージャを通るうちに、より多くの熱量を奪われるようになり、排気の高温状態が維持できなくなってしまう。そしてその結果、排気浄化装置に至るまでに一層排気温度が低下して、排気浄化装置の暖機が遅れてしまうようになる。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであって、その解決しようとする課題は、2基のターボチャージャを備える内燃機関において、ターボチャージャから排出され、排気浄化装置に導入される排気の温度を高温に維持することのできる内燃機関の排気通路の配設構造を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、内燃機関から排出された排気を第1及び第2のターボチャージャの排気導入口にそれぞれ導入する第1及び第2の排気通路と、排気を排気浄化装置に導入する第3の排気通路と、を備える内燃機関の排気通路の配設構造において、前記第1及び第2の排気通路に挟まれる領域を通るように前記第3の排気通路及び前記排気浄化装置のいずれかを配設したことを要旨とする。
同構成では、排気浄化装置に接続される第3の排気通路及び同排気浄化装置のいずれかが、第1のターボチャージャの排気導入口に排気を導入する第1の排気通路と第2のターボチャージャの排気導入口に排気を導入する第2の排気通路とによって挟まれる領域に配設されるようになる。第3の排気通路または排気浄化装置を挟む2つの排気通路には、ターボチャージャを通過する前の高温の排気が流れている。そのため、第3の排気通路または排気浄化装置は、第1及び第2の排気通路からの放射熱を受け、昇温されるようになる。
すなわち、第3の排気通路が2つの排気通路に挟まれる領域に配設される場合、第1及び第2の排気通路からの放射熱をある程度回収して、排気浄化装置に導入される排気の温度低下の抑制に役立たせることができるようになる。その結果、第3の排気通路を通過するときの排気の温度低下が抑制されるようになり、排気浄化装置に導入される排気の温度を高温に維持することができるようになる。また、排気浄化装置が2つの排気通路に挟まれる領域に配設される場合、同排気浄化装置が直接第1及び第2の排気通路からの放射熱によって加温されるので、排気浄化装置の暖機性や保温性を更に向上することができるようになる。 なお、第3の排気通路または排気浄化装置が配設される第1及び第2の排気通路の間の領域は、本来であれば、単なるデッドスペースとなる空間である。そのため、上記構成によれば、デッドスペースを削減し、空間の有効利用が図られるようにもなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の排気通路の配設構造において、前記第2の排気通路に設けられて前記第1の排気通路及び前記第1のターボチャージャを通じた前記第2のターボチャージャへの排気の導入度合を切り替える排気切替手段と、前記第2のターボチャージャの排気導入口と前記排気切替手段との間の部分における前記第2の排気通路と前記第1のターボチャージャの排気排出口とを接続する排気戻し通路と、を備えるとともに、前記第3の排気通路は、前記第2のターボチャージャの排気導出口から前記排気浄化装置に排気を導入するように形成されてなることを要旨とする。
同構成では、第2のターボチャージャと第1のターボチャージャとが直列に接続され、更に第2の排気通路に設けられて第2のターボチャージャへの第1の排気通路及び第1のターボチャージャを通じた排気の導入度合を切り替える排気切替手段の設けられた、所謂シリーズ式のシーケンシャルターボシステムが構成されている。こうしたターボシステムでは、排気切替手段によって、内燃機関から排出された排気が、第1のターボチャージャと第2のターボチャージャとを順に通過する状態と、同排気が主として第2のターボチャージャのみを通る状態とが切り替えられるようになる。
ここで、上記構成のような第2の排気通路に排気切替手段の設けられた構成では、排気切替手段の分、排気系の熱容量が大きくなり、排気浄化装置に至るまでの排気の温度低下が大きくなる。その点、上記構成では、排気切替手段の近くを通るように第3の排気通路が形成されるため、排気切替手段から放射される熱についても、ある程度回収することができるようになる。そのため、上記構成によれば、排気切替装置の設置に伴う排気系の熱容量の増大に応じた排気温度の低下を抑制することができるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の排気通路の配設構造において、前記第2の排気通路に設けられて同第2の排気通路を通じた前記第2のターボチャージャへの排気の導入度合を切り替える排気切替手段と、前記第1のターボチャージャの排気排出口と前記第2のターボチャージャの排気排出口とを接続する排気集合通路と、を備えるとともに、前記第3の排気通路は、前記排気集合通路から前記排気浄化装置に排気を導入するように形成されてなることを要旨とする。
同構成では、第1のターボチャージャと第2のターボチャージャとが並列に接続され、更に第2の排気通路に設けられて同第2の排気通路を通じた第2のターボチャージャへの排気の導入の有無を切り替える排気切替手段の設けられた、所謂パラレル式のシーケンシャルターボシステムが構成されている。こうしたターボシステムでは、内燃機関から排出された排気が、第1のターボチャージャのみを通過する状態と、同排気が第1及び第2の双方のターボチャージャを通過する状態とが切り替えられるようになる。
ここで、上記のような第2の排気通路に排気切替手段の設けられた構成では、排気切替手段の分、排気系の熱容量が大きくなり、排気浄化装置に至るまでの排気の温度低下が大きくなる。その点、上記構成では、排気切替手段の近くを通るように第3の排気通路が形成されるため、排気切替手段から放射される熱についても、ある程度回収することができるようになる。そのため、上記構成によれば、排気切替装置の設置に伴う排気系の熱容量の増大に応じた排気温度の低下を抑制することができるようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の内燃機関の排気通路の配設構造において、前記第3の排気通路は、前記第1の排気通路及び前記第2の排気通路及び前記第1のターボチャージャ及び前記第2のターボチャージャの少なくともひとつと一体形成されていることを要旨とする。
同構成では、第1の排気通路、第2の排気通路、第1のターボチャージャ、及び第2のターボチャージャといった排気系部材の少なくともひとつと第3の排気通路とを一体形成するようにしている。そのため、第3の排気通路は、同第3の排気通路に一体形成された排気系部材からの直接の熱伝導を通じても熱を受けることができるようになる。そのため、上記構成によれば、排気浄化装置に導入される排気の温度の高温維持をより有効に行うことができるようになる。また第3の排気通路が他の排気系部材と一体形成されていることから、部品点数が削減されるようにもなる。
本発明にかかる内燃機関の排気通路の配設構造の第1実施形態について、これが適用される内燃機関の吸排気系の構成を模式的に示す模式図。 第1実施形態の適用される内燃機関の低負荷時における吸気及び排気の流れを示す模式図。 第1実施形態の適用される内燃機関の中・高負荷時における吸気及び排気の流れを示す模式図。 本発明にかかる内燃機関の排気通路の配設構造の第2実施形態について、これが適用される内燃機関の吸排気系の構成を模式的に示す模式図。 第2実施形態の適用される内燃機関の低負荷時における吸気及び排気の流れを示す模式図。 第2実施形態の適用される内燃機関の中・高負荷時における吸気及び排気の流れを示す模式図。
(第1実施形態)
以下、この発明にかかる内燃機関の排気通路の配設構造を具体化した第1実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。本実施形態は、シリーズシーケンシャルターボシステムを採用する内燃機関に、本発明に係る排気通路の配設構造を適用したものとなっている。
図1に、本実施形態の適用される内燃機関の吸排気系の配設構造を模式的に示す。この図1に示すように、内燃機関1の各排気ポートには排気マニホールド2が接続されている。排気マニホールド2には、第1の排気通路10と、上記排気切替手段としての排気切替弁3の設けられた第2の排気通路11とが接続されている。この排気切替弁3は、開度調整可能な弁体を有した電磁弁であって、同弁体の開度が制御されることにより、排気の流れが切り替えられるようになっている。なお、本実施形態では、排気切替弁3において排気の流れる管部11aは上記第2の排気通路11の一部を構成している。
第1の排気通路10は、第1のターボチャージャとしての高圧段ターボチャージャ20に形成された高圧段側タービンハウジング21の排気導入口に接続されている。高圧段ターボチャージャ20には、高圧段側タービンハウジング21に加え、高圧段側コンプレッサハウジング22が形成されている。高圧段側タービンハウジング21には、排気により回転するタービンホイール23が、高圧段側コンプレッサハウジング22には、吸気を過給するコンプレッサホイール24が、それぞれ設けられている。これらのホイール(23,24)は、ロータシャフト25により、互いに一体回転可能に接続されている。
他方、第2の排気通路11は、第2のターボチャージャとしての低圧段ターボチャージャ30に形成された低圧段側タービンハウジング31の排気導入口に接続されている。低圧段ターボチャージャ30には、低圧段側タービンハウジング31に加え、低圧段側コンプレッサハウジング32が形成されている。低圧段側タービンハウジング31には、排気により回転するタービンホイール33が、低圧段側コンプレッサハウジング32には、吸気を過給するコンプレッサホイール34が、それぞれ設けられている。これらホイール(34,35)は、ロータシャフト35により、互いに一体回転可能に接続されている。
なお、低圧段ターボチャージャ30は、高圧段ターボチャージャ20よりも容量が大きく設定されている。また、高圧段ターボチャージャ20は、低圧段ターボチャージャ30と吸気流れ方向に直列に接続されるとともに、低圧段ターボチャージャ30よりも吸気下流側に設けられている。
高圧段側タービンハウジング21の排気排出口と第2の排気通路11とは、排気戻し通路12によって接続されている。また、低圧段側タービンハウジング31の排気排出口には、第3の排気通路13が接続されており、この第3の排気通路の排気下流側には排気浄化装置4が設けられている。本実施形態の排気通路の配設構造では、こうした第3の排気通路13を、上記第1の排気通路10と第2の排気通路11とによって挟まれる領域を通るように形成している。より詳しくは、排気マニホールド2、第1の排気通路10、第2の排気通路11及び排気戻し通路12により囲まれた領域を通るように第3の排気通路13が形成されている。
排気浄化装置4は、その内部に担持された触媒の酸化還元反応により排気を浄化するように構成されている。なお、本実施形態の排気通路の配設構造では、第3の排気通路13の外壁の一部が、第2の排気通路11の外壁の一部と一体的に形成されている。より詳細には、第3の排気通路13の外壁の一部が、第2の排気通路11の一部を構成する上記管部11aを有した排気切替弁3と一体的に形成されている。
こうした本実施形態の排気通路の配設構造では、シリーズシーケンシャルターボシステムにおける第1の排気通路10と排気切替弁3及び第2の排気通路11とは、略平行状態で排気マニホールド2に接続されている。また、高圧段側タービンハウジング21の排気排出口と第2の排気通路11とは、一定の管長をもつ排気戻し通路12によって接続されている。したがって、第1の排気通路10と排気切替弁3及び第2の排気通路11とに挟まれた領域、すなわち本実施形態において排気浄化装置に接続される第3の排気通路13が通る領域は、本来であれば、デッドスペースとなるような領域となっている。その点、本実施形態においては、第3の排気通路13は、本来であればデッドスペースとなる空間を通って延伸されている。
一方、こうした内燃機関の吸気系の最上流部には、吸気を浄化するエアクリーナ6が設けられている。エアクリーナ6は、吸気通路40を通じて上記低圧段側コンプレッサハウジング32の吸気導入口に接続されている。また低圧段側コンプレッサハウジング32の吸気排出口は、吸気通路41を通じて吸気切替弁7に接続されている。
上記吸気通路41は、途中で分岐されており、その分岐された吸気通路41は、高圧段側コンプレッサハウジング22の吸気導入口に接続されている。高圧段側コンプレッサハウジング22の吸気排出口は、吸気通路43を通じてインタークーラ8に接続されている。またこの吸気通路43の途中には、上記吸気通路41に合流する迂回通路42が接続されている。
迂回通路42の途中には、吸気切替弁7が設けられている。この吸気切替弁7は、開度調整可能な弁体を有した電磁弁であって、同弁体の開度が制御されることにより、吸気の流れが切り替えられる。すなわち、吸気切替弁7は、吸気通路41内の吸気が高圧段側コンプレッサハウジング22へ供給される状態と、同吸気が迂回通路42により同高圧段側コンプレッサハウジング22を迂回して吸気通路43からインタークーラ8に直接供給される状態とを切り替える。なお、図1では、便宜上、吸気切替弁7及び迂回通路42が高圧段ターボチャージャ20の外部にように示されているが、実際にはこれらは高圧段ターボチャージャ20内に設けられている。
次に、機関負荷状態に応じて変化する吸気及び排気の流れについて説明する。
(機関負荷が低負荷のとき)
機関負荷が低負荷のとき、排気切替弁3及び吸気切替弁7はそれぞれ閉弁状態とされる。これにより、排気マニホールド2からの排気はすべて、図2中の実線矢印にて示すように、第1の排気通路10を介して高圧段側タービンハウジング21に供給されるようになる。高圧段側タービンハウジング21から排出された排気は、排気戻し通路12、第2の排気通路11を通って低圧段側タービンハウジング31に供給される。そして低圧段側タービンハウジング31から排出された排気は、第3の排気通路13を通って排気浄化装置4に供給され、その後図示しないマフラー等を通過して車外へと排出される。
一方、エアクリーナ6からの吸気は、図2中の点線矢印に示すように、吸気通路40を介して低圧段側コンプレッサハウジング32に供給される。同低圧段側コンプレッサハウジング32から排出された吸気は、吸気通路41を介して高圧段側コンプレッサハウジング22に供給される。そして高圧段側コンプレッサハウジング22から排出された吸気は、吸気通路43を介してインタークーラ8に供給され、その後図示しない吸気集合部から内燃機関1内に供給される。
したがって、機関負荷が低負荷のときには、排気が低圧段ターボチャージャ30に供給される前に高圧段ターボチャージャ20に供給され、高圧段ターボチャージャ20はタービンホイール23を通過する排気により駆動される。特に、高圧段ターボチャージャ20はその容量が小さいため、低負荷時の排気の流量が少ない場合であってもタービンホイール23は駆動することができる。これにより、ロータシャフト25にてタービンホイール23に接続されたコンプレッサホイール24が駆動される。一方、同高圧段ターボチャージャ20において排気の運動エネルギが消費されるため、低圧段ターボチャージャ30のタービンホイール33はほぼ停止した状態となる。そのため、このときには、高圧段ターボチャージャ20のみが過給を行うこととなる。
(機関負荷が中負荷及び高負荷のとき)
機関負荷が中負荷及び高負荷のとき、排気切替弁3及び吸気切替弁7はそれぞれ開弁状態とされる。このときの第1の排気通路10及び排気戻し通路12内の負圧はほぼ等しくなるため、排気マニホールド2からの排気は、高圧段側タービンハウジング21には供給されないようになる。すなわち、排気マニホールド2からの排気は、図3中の実線矢印にて示すように、排気切替弁3を通過して第2の排気通路11を介し、低圧段側タービンハウジング31にのみ供給される。同低圧段側タービンハウジング31から排出された排気は、排気通路13を介して、排気浄化装置4に供給され、その後図示しないマフラー等を通過し車外へと排出される。
一方、エアクリーナ6からの吸気は、図3中の点線矢印に示すように、吸気通路40を介して低圧段側コンプレッサハウジング32に供給される。同低圧段側コンプレッサハウジング32から排出された吸気は、吸気通路41及び吸気切替弁7、迂回通路42を通過し、吸気通路43を介してインタークーラ8に供給され、その後図示しない吸気集合部から内燃機関1内に供給される。すなわち、このときの低圧段側コンプレッサハウジング32から排出された吸気は、高圧段側コンプレッサハウジング22を経ずにインタークーラ8に供給されるようになる。
このように、機関負荷が中負荷及び高負荷のときには、排気が低圧段ターボチャージャ30にのみ供給されるため、低圧段ターボチャージャ30によってのみ過給が行われる。 以上のように、排気切替弁3により第1の排気通路10及び高圧段ターボチャージャ20を通じた低圧段ターボチャージャ30への排気の導入度合を切り替えることで、機関負荷状態に応じたシリーズシーケンシャルターボシステムの過給特性を得ることができるようになる。
以上説明した本実施形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、高圧段ターボチャージャ20の排気導入口に排気を導入する第1の排気通路10と低圧段ターボチャージャ30の排気導入口に排気を導入する第2の排気通路11とが設けられている。そして両ターボチャージャ(20、30)から排出された排気を排気浄化装置4に導入する第3の排気通路13が、それら2つの排気通路(10、11)に挟まれる領域を通って形成されている。そのため、第3の排気通路13は、これを挟む第1の排気通路10や第2の排気通路11及び排気切替弁3からの放射熱によって昇温される。さらに、排気マニホールド2や排気戻し通路12、各ターボチャージャといった周囲の構成からも放射熱を受ける。その結果、第3の排気通路13を通る排気の温度低下が抑制され、ターボチャージャ(20,30)から排出された排気が高温の状態を維持したまま排気浄化装置4に至るようになり、排気浄化装置4の昇温速度が向上されるといった効果が得られる。
(2)本実施形態では、本来であればデッドスペースとなる領域に第3の排気通路13が配設されている。そのため、デッドスペースを削減し、空間の有効利用が図られるようにもなる。
(3)第3の排気通路13の外壁が第2の排気通路11の外壁と、より詳細には排気切替弁3と一体的に形成されていることにより、第3の排気通路13は同第2の排気通路11から熱が直接的にも伝達されるようになる。そのため、第3の排気通路13がいっそう昇温されるようになる。
(4)本実施形態では、第3の排気通路13の外壁が第2の排気通路11と、より詳細には排気切替弁3と一体的に形成されているので、シリーズシーケンシャルターボシステムの部品点数が削減されるようになる。
(第2実施形態)
次に、この発明にかかる内燃機関の排気通路の配設構造を具体化した第2実施形態について、図4〜6を参照して説明する。本実施形態は、本発明に係る排気通路の配設構造をシリーズシーケンシャルターボシステムを採用する内燃機関に適用したものとなっている。
図4に、本実施形態の適用される内燃機関の吸排気系の配設構造を模式的に示す。この図4に示すように、内燃機関1の各排気ポートには、排気マニホールド2が接続されている。排気マニホールド2には、第1の排気通路80と、排気切替手段としての排気切替弁70の設けられた第2の排気通路81とが接続されている。排気切替弁70は、開度調整可能な弁体を有した電磁弁であって、同弁体の開度が制御されることにより、排気の流れが切り替えられるようになっている。なお、本実施形態では、排気切替弁70において排気の流れる管部81aは上記第2の排気通路81の一部を構成している。
第1の排気通路80は、第1のターボチャージャ50に設けられた第1のタービンハウジング51の排気導入口に接続されている。第1のターボチャージャ50には、第1のタービンハウジング51に加え、第1のコンプレッサハウジング52が形成されている。第1のタービンハウジング51には、排気により回転する第1のタービンホイール53が、第1のコンプレッサハウジング52には、吸気を過給する第1のコンプレッサホイール54が、それぞれ設けられている。これらホイールは、ロータシャフト55により互いに一体回転可能に接続されている。
他方、第2の排気通路81は、第2のターボチャージャ60に設けられた第2のタービンハウジング61の排気導入口に接続されている。第2のターボチャージャ60には、第2のタービンハウジング61に加え、第2のコンプレッサハウジング62が形成されている。第2のタービンハウジング61には、排気により回転する第2のタービンホイール63が、第2のコンプレッサハウジング62には、吸気を過給する第2のコンプレッサホイール64が、それぞれ設けられている。これらホイールは、ロータシャフト65により、互いに一体回転可能に接続されている。なお、第1のターボチャージャ50と第2のターボチャージャ60とは吸気流れ方向に並列に接続されている。
第1のタービンハウジング51の排気排出口と第2のタービンハウジング61の排気排出口とは、排気集合通路82によって接続されている。さらに、排気集合通路82は、第3の排気通路83に接続され、この第3の排気通路83は、排気浄化装置4に接続される。なお、この第3の排気通路83の外壁の一部は、第1の排気通路80の外壁の一部と一体的に形成されている。
同図4に示すように、こうしたパラレルシーケンシャルターボシステムにおける第1の排気通路80と排気切替弁70及び第2の排気通路81とは、略平行状態で排気マニホールド2に接続されている。また、第1のタービンハウジング51の排気排出口と第2のタービンハウジング61の排気排出口とは、ある程度の管長をもつ排気集合通路82によって接続されている。したがって、第1の排気通路80と排気切替弁70及び第2の排気通路81とに挟まれる領域は、本来であれば、デッドスペースとなるような領域となっている。そして、本実施形態においては、第1及び第2のターボチャージャ50、60から排出された排気を排気浄化装置4に導入する第3の排気通路83が、第1の排気通路80と第2の排気通路81とに挟まれた領域を通るように設けられている。さらに本実施形態では、排気浄化装置4も、第1の排気通路80と第2の排気通路81とに挟まれた領域に設けられている。
一方、こうした内燃機関の吸気系の最上流部には、エアクリーナ6が設けられている。エアクリーナ6は、吸気通路90によって第2のコンプレッサハウジング62の吸気導入口に接続されている。吸気通路90の途中には吸気切替弁71が設けられている。この吸気切替弁71は、第1実施形態における吸気切替弁7と同様なものである。
吸気通路90にあって吸気切替弁71の吸気上流側には、第1のコンプレッサハウジング52の吸気導入口に吸気を導入する吸気分流通路91が接続されている。
第1のコンプレッサハウジング52の吸気排出口と第2のコンプレッサハウジング62の吸気排出口とは吸気集合通路92によって接続されている。また、同吸気集合通路92は、吸気通路93によってインタークーラ8に接続されている。なお、図4では、便宜上、吸気切替弁71は、第2のターボチャージャ60の外部にあるように示されているが、実際には第2のターボチャージャ60内に設けられている。
次に、機関負荷状態に応じて変化する吸気及び排気の流れについて説明する。
(機関負荷が低負荷のとき)
機関負荷が低負荷のとき、排気切替弁70及び吸気切替弁71はそれぞれ閉弁状態とされる。これにより、排気マニホールド2からの排気は、図5中の実線矢印にて示すように、第1の排気通路80を介して第1のタービンハウジング51に供給される。第1のタービンハウジング51から排出された排気は、排気集合通路82、第3の排気通路83を通って排気浄化装置4に供給され、その後図示しないマフラー等を通過して車外へと排出される。
一方、エアクリーナ6からの吸気は、図5中の点線矢印に示すように、吸気通路90、吸気分流通路91を介して第1のコンプレッサハウジング52に供給される。そして第1のコンプレッサハウジング52から排出された吸気は、吸気集合通路92、吸気通路93を通ってインタークーラ8に供給され、その後図示しない吸気集合部を通じて内燃機関1内に供給される。
したがって、機関負荷が低負荷のときには、排気は第2のターボチャージャ60には供給されず、第1のターボチャージャ50のみに供給され、第1のターボチャージャ50は、第1のタービンホイール53を通過する排気により駆動される。これにより、ロータシャフト55にて第1のタービンホイール53に接続された第1のコンプレッサホイール54が駆動される。そのため、このときには、第1のターボチャージャ50のみが過給を行うこととなる。
(機関負荷が中負荷及び高負荷のとき)
機関負荷が中負荷及び高負荷のとき、排気切替弁70及び吸気切替弁71はそれぞれ開弁状態とされる。このときの排気マニホールド2からの排気は、図6中の実線矢印にて示すように、第1の排気通路80を通って第1のタービンハウジング51に供給されるとともに、排気切替弁3及び第2の排気通路11を通って第2のタービンハウジング61にも供給される。第1のタービンハウジング51及び第2のタービンハウジング61から排出された排気は、排気集合通路82を通って排気浄化装置4に供給され、その後図示しないマフラー等を通過して車外へと排出される。
一方、エアクリーナ6からの吸気は、図6中の点線矢印に示すように、吸気通路90及び吸気分流通路91を通って第1のコンプレッサハウジング52に供給されるとともに、吸気通路90及び吸気切替弁71を通過して第2のコンプレッサハウジング62にも供給される。そして、第1のコンプレッサハウジング52及び第2のコンプレッサハウジング62から排出された吸気は、吸気集合通路92、吸気通路93を通ってインタークーラ8に供給され、その後図示しない吸気集合部から内燃機関1内に供給される。
このように、機関負荷が中負荷及び高負荷のときには、排気が第1のコンプレッサハウジング52及び第2のコンプレッサハウジング62の双方に供給される。そのため、第1のターボチャージャ50の第1のタービンホイール53と、第2のターボチャージャ60の第2のタービンホイール63が駆動し、これらに連結された第1のコンプレッサホイール54と第2のコンプレッサホイール64も駆動する。したがって、機関負荷が中負荷及び高負荷のときには、第1のターボチャージャ50と第2のターボチャージャ60との双方による過給が行われる。
以上のように、排気切替弁70により第2の排気通路81を通じた第2のターボチャージャ60への排気の導入度合を切り替えることで、機関負荷状態に応じたパラレルシーケンシャルターボシステムの過給特性を得ることができるようになる。
以上説明した本実施形態によれば、上記(1)〜(3)に記載の効果に加え、更に以下のような作用効果を得ることができる。
(5)本実施形態では、高温の排気の通る第1及び第2の排気通路80、81に挟まれた領域に排気浄化装置4が設けられている。そのため、排気浄化装置4が、これを挟む第1の排気通路80や第2の排気通路81及び排気切替弁70からの放射熱によって直接昇温される。さらに、排気マニホールド2や排気集合通路82、各ターボチャージャといった周囲の構成からも放射熱を受け昇温される。したがって、排気浄化装置4の暖機が促進されるといった効果が得られる。
(6)本実施形態では、第3の排気通路83の外壁が、第1の排気通路80の外壁と一体的に形成されている。そのため、パラレルシーケンシャルターボシステムの部品点数が削減されるようになる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更して実施することもできる。
・第1実施形態では、第3の排気通路13の外壁の一部を、排気切替弁3の管部11aと一体的に形成するようにした。この他、第3の排気通路13の外壁の一部を、第2の排気通路11にあって管部11aとは異なる部位の外壁と一体的に形成するようにしてもよい。
・第2実施形態では、第1及び第2の排気通路80、81に挟まれた領域に排気浄化装置4を配設するようにしていたが、そうした領域に十分な設置スペースが確保できないような場合などには、排気浄化装置4をそうした領域以外の場所に配設するようにしても良い。その場合にも、第3の排気通路83が第1及び第2の排気通路80、81に挟まれた領域を通るように配設されていれば、上記(1)〜(3)及び(5)〜(6)に記載の効果を得ることはできる。
・第1実施形態では、第1及び第2の排気通路80、81に挟まれた領域以外の場所に排気浄化装置4を配設するようにしていたが、そうした領域に十分な設置スペースを確保できるのであれば、排気浄化装置4をそうした領域に配設するようにしても良い。その場合には、上記(1)〜(4)に記載の効果に加え、上記(5)に記載の効果も得られるようになる。
・第1実施形態では、第3の排気通路13の一部の外壁を第2の排気通路11と一体的に形成することで、直接の伝導による熱伝達で第3の排気通路13の加温を図るようにしていた。もっとも、そうした効果は、第1の排気通路10及び第2の排気通路11及び高圧段ターボチャージャ20(より詳細には高圧段タービンハウジング21)及び低圧段ターボチャージャ30(より詳細には低圧段タービンハウジング31)といった排気系部材の少なくともひとつと第3の排気通路13とが一体形成されていれば、同様に得ることが可能である。
・第2実施形態では、第3の排気通路83の一部の外壁を、第1の排気通路80の外壁と一体的に形成することで、直接の伝導による熱伝達で第3の排気通路83の加温を図るようにしていた。もっとも、そうした効果は、第1の排気通路80及び第2の排気通路81及び第1のターボチャージャ50(より詳細には第1のタービンハウジング51)及び第2のターボチャージャ60(より詳細には第2のタービンハウジング61)といった排気系部材の少なくともひとつと第3の排気通路13とが一体形成されていても、同様に得ることが可能である。
・上記実施形態では、第3の排気通路13、83を、他の排気系部材と一体形成するようにしていた。ただし、他の排気系部材からの放熱のみで第3の排気通路13、83を十分に加温することができるのであれば、第3の排気通路13、83を、他の部材と一体化されていない単体の部品として形成するようにしても良い。
・第1実施形態を示す図1や上記第2実施形態を示す図3において、排気マニホールド2に接続された2つの排気通路は、紙面方向において略平行状態に図示されていた。しかし、これらは紙面と垂直方向に略平行状態に形成されるようにしてもよい。
・第1実施形態では、排気切替弁3の開閉弁によって、内燃機関の機関負荷が低負荷時と中・高負荷時とで排気の経路を切り替えていたが、このとき、開閉弁の開度を徐々に変化させることによって、排気の流れを徐々に切り替えるようにしてもよい。例えば、駆動されるターボチャージャが高圧段ターボチャージャ20から低圧段ターボチャージャ30に完全に切り替わる前に、排気切替弁3の開閉弁が徐々に開弁してもよい。それにより、排気が徐々に低圧段ターボチャージャ30に導入されることによって、低圧段ターボチャージャを予備的に駆動させておくことができる。その結果、排気切替弁3の開閉弁が完全に開弁したとき、低圧段ターボチャージャ30が応答性よく駆動されるとともに、駆動されるターボチャージャの切り替え時に生じる一時的な過給圧低下によるショックも抑制される。
同様に、上記第2の実施形態においても、排気切替弁70の開閉弁の開度を徐々に変化させてもよい。例えば、開閉弁が徐々に開弁されることによって、第2のターボチャージャ60が予備的に駆動される。その結果、第1のターボチャージャ50のみが駆動される状態から、第1のターボチャージャ50と第2のターボチャージャ60とが共に駆動される状態に切り替わるとき、第2のターボチャージャ60が応答性よく駆動され、一時的な過給圧低下によるショックも抑制される。
・上記第1実施形態や上記第2実施形態において、排気切替弁は電磁弁であったが、例えばばね及びダンパ等を利用した機械的な弁であってもよい。
・第1及び第2実施形態では、排気切替弁によって内燃機関1の運転状態に応じて2基のターボチャージャを選択的に駆動するようにしていた。ただし、機関運転状態に応じた過給特性の変更を実施しない場合には、排気切替弁を割愛するようにしても良い。例えば、第2の実施形態においては、排気切替弁70がなければ、常に2基のターボチャージャが駆動されるが、このときも第3の排気通路83は周囲の構成から放射熱を受け、昇温されるようになる。
1…内燃機関、2…排気集合部、3,70…排気切替弁(排気切替手段)、4…排気浄化装置、6…エアクリーナ、7,71…吸気切替弁、8…インタークーラ、10,80…第1の排気通路、11,81…第2の排気通路、12…排気戻し通路、13,83…第3の排気通路、20…高圧段ターボチャージャ(第1のターボチャージャ)、21…高圧段側タービンハウジング、22…高圧段側コンプレッサハウジング、23,33…タービンホイール、24,34…コンプレッサホイール、25,35,55,65…ロータシャフト、30…低圧段ターボチャージャ(第2のターボチャージャ)、31…低圧段側タービンハウジング、32…低圧段側コンプレッサハウジング、40,41,43,90,93…吸気通路、91…吸気分流通路、42…迂回通路、50…第1のターボチャージャ、51…第1のタービンハウジング、52…第1のコンプレッサハウジング、53…第1のタービンホイール、54…第1のコンプレッサホイール、60…第2のターボチャージャ、61…第2のタービンハウジング、62…第2のコンプレッサハウジング、63…第2のタービンホイール、64…第2のコンプレッサホイール、82…排気集合通路、92…吸気集合通路。

Claims (4)

  1. 内燃機関から排出された排気を第1及び第2のターボチャージャの排気導入口にそれぞれ導入する第1及び第2の排気通路と、排気を排気浄化装置に導入する第3の排気通路と、を備える内燃機関の排気通路の配設構造において、
    前記第1及び第2の排気通路に挟まれる領域を通るように前記第3の排気通路及び前記排気浄化装置のいずれかを配設した
    ことを特徴とする内燃機関の排気通路の配設構造。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の排気通路の配設構造において、
    前記第2の排気通路に設けられて前記第1の排気通路及び前記第1のターボチャージャを通じた前記第2のターボチャージャへの排気の導入度合を切り替える排気切替手段と、
    前記第2のターボチャージャの排気導入口と前記排気切替手段との間の部分における前記第2の排気通路と前記第1のターボチャージャの排気排出口とを接続する排気戻し通路と、
    を備えるとともに、
    前記第3の排気通路は、前記第2のターボチャージャの排気導出口から前記排気浄化装置に排気を導入するように形成されてなる
    ことを特徴とする内燃機関の排気通路の配設構造。
  3. 請求項1に記載の内燃機関の排気通路の配設構造において、
    前記第2の排気通路に設けられて同第2の排気通路を通じた前記第2のターボチャージャへの排気の導入度合を切り替える排気切替手段と、
    前記第1のターボチャージャの排気排出口と前記第2のターボチャージャの排気排出口とを接続する排気集合通路と、
    を備えるとともに、
    前記第3の排気通路は、前記排気集合通路から前記排気浄化装置に排気を導入するように形成されてなる
    ことを特徴とする内燃機関の排気通路の配設構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の内燃機関の排気通路の配設構造において、
    前記第3の排気通路は、前記第1の排気通路及び前記第2の排気通路及び前記第1のターボチャージャ及び前記第2のターボチャージャの少なくともひとつと一体形成されている
    ことを特徴とする内燃機関の排気通路の配設構造。
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