JP2011038361A - 制震間柱の施工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建物の上部梁18と下部梁20との間に設けられ、上部梁18と下部梁20との間に層間変形が生じた際にダンパーとして機能して振動エネルギーを吸収する制震間柱であり、上部梁18の下面側に設けられ、上部梁18と鋼材22を介して接合した上部柱10と、下部梁20の上面側に設けられ、下部梁20と鋼材26を介して接合した下部柱12と、上部柱10と下部柱12との間に接合され、所定の層せん断力により降伏する鋼材からなるせん断パネル14を有するダンパー部材16とを備える制震間柱の施工方法であって、上部柱10を上部梁18のコンクリートの現場打設の前または同時に構築する一方で、ダンパー部材16を上部柱10から吊り下げた状態で下部柱12をコンクリートの現場打設により構築する。
【選択図】図1
Description
図1および図2に示すように、本実施の形態のタイプ1の制震間柱100は、中央ボイド型の超高層RC集合住宅の柱梁架構の略スパン中央に設置される間柱であって、RCによる上部柱10および下部柱12と、この間に設置された鋼材ダンパー14(せん断パネル)をウェブに有するH型形状の鋼材16(ダンパー部材)とからなる。この制震間柱100は、上部梁18と下部梁20との間に層間変形が生じた際にダンパーとして機能して振動エネルギーを吸収するものである。
まず、図3の工程1に示すように、PCにより製作した上部柱10を、上部梁18のコンクリートの現場打設の前に上部梁18の下面側に設置する。この場合、上部柱10は、上部梁18内に若干(例えば20mm程度)食い込む位置に設置するものとする。
図5に示すように、本実施の形態のタイプ2の制震間柱200は、中央ボイド型の超高層RC集合住宅の柱梁架構の略スパン中央に設置される間柱であって、RCによる上部柱10および下部柱12と、この間に設置された鋼材ダンパー14(せん断パネル)をウェブに有するH型形状の鋼材16(ダンパー部材)とからなる。
まず、図6の工程1に示すように、まだ打設していない上部梁18と上部柱10間に主筋22、フープ筋24および集中補強筋24aを配置する。次いで、上部梁18の下面に梁コンクリート打設用の梁底型枠32を配置するとともに、上部柱10の側面に柱コンクリート打設用の側型枠40を配置することによって上下が開口した角筒をつくる。
図8および図9に示すように、本実施の形態のタイプ3の制震間柱300は、中央ボイド型の超高層RC集合住宅の柱梁架構の略スパン中央に設置される間柱であって、RCによる上部柱10および下部柱12と、この間に設置された鋼材ダンパー14(せん断パネル)をウェブに有するH型形状の鋼材16(ダンパー部材)とからなる。
まず、図10の工程1に示すように、まだ打設していない上部梁18と上部柱10間に主筋22、フープ筋24および集中補強筋24aを配置する。次いで、上部梁18の下面に梁コンクリート打設用の梁底型枠32を配置するとともに、上部柱10の側面に柱コンクリート打設用の側型枠40を配置することによって上方が開口した角筒をつくる。
12 下部柱
14 鋼材ダンパー(せん断パネル)
16 H型形状の鋼材(ダンパー部材)
18 上部梁
20 下部梁
22,26 主筋(鋼材)
24,28 フープ筋
24a,28a 集中補強筋
30 斜めサポート(仮支持部材)
30a 仮支持部材
32 梁底型枠
34 側型枠(下部柱用)
36 上部ベースプレート
38 下部ベースプレート
40 側型枠(上部柱用)
42 ロックナット
44 機械式定着(プレートナット等)
100 制震間柱(タイプ1)
200 制震間柱(タイプ2)
300 制震間柱(タイプ3)
Claims (8)
- 建物の上部梁と下部梁との間に設けられ、前記上部梁と前記下部梁との間に層間変形が生じた際にダンパーとして機能して振動エネルギーを吸収する制震間柱であり、
前記上部梁の下面側に設けられ、前記上部梁と鋼材を介して接合した上部柱と、
前記下部梁の上面側に設けられ、前記下部梁と鋼材を介して接合した下部柱と、
前記上部柱と前記下部柱との間に接合され、所定の層せん断力により降伏する鋼材からなるせん断パネルを有するダンパー部材とを備える制震間柱の施工方法であって、
前記上部柱を前記上部梁のコンクリートの現場打設の前または同時に構築する一方で、前記ダンパー部材を前記上部柱から吊り下げた状態で前記下部柱をコンクリートの現場打設により構築することを特徴とする制震間柱の施工方法。 - 前記上部柱はプレキャストコンクリートからなり、前記上部梁のコンクリートの現場打設の前に、前記上部柱を構築予定の前記上部梁の下面側に仮支持部材を介して予め配置することを特徴とする請求項1に記載の制震間柱の施工方法。
- 前記プレキャストコンクリートの上面には、前記上部梁と接合するための鋼材が上方に向けて突出形成してあり、下面には、前記ダンパー部材が下方に向けて突出形成してあることを特徴とする請求項2に記載の制震間柱の施工方法。
- 前記ダンパー部材の両端にベースプレートを設け、前記鋼材を前記上部柱および前記下部柱からそれぞれ突出させるとともに、前記鋼材の端部を前記ベースプレートに設けた孔にそれぞれ挿通して固定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の制震間柱の施工方法。
- 前記上部柱は前記上部梁のコンクリートと同時に現場打設により構築されるコンクリートであり、前記ダンパー部材の上端に前記上部柱のコンクリートを打設する際の型枠として使用可能なベースプレートを設け、前記鋼材を前記上部柱から下方に突出させるとともに、前記鋼材の端部を前記ベースプレートに設けた孔に挿通して固定する一方で、前記ダンパー部材の下端を前記下部柱内に埋設することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の制震間柱の施工方法。
- 前記ベースプレートにリブプレートを溶接し、前記ベースプレートの板厚を減じたことを特徴とする請求項4または5に記載の制震間柱の施工方法。
- 前記ダンパー部材は、H型形状の鋼材であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の制震間柱の施工方法。
- 前記せん断パネルは、低降伏点鋼あるいは極低降伏点鋼からなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の制震間柱の施工方法。
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