JP2011037648A - 燃料改質装置及び燃料電池発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】触媒の流出を防止する。
【解決手段】燃料改質装置は、第1筒体(内筒23)を包囲して包囲空間(触媒空間24a)を構成し、触媒(改質触媒26a)が充填された包囲空間に導入された燃料ガスが触媒が充填された包囲空間を流通して改質され、得られた改質ガスが排出される隙間24cを下端部に有する第2筒体(中間筒24)に、第2筒体の内側から隙間24cを覆うように包囲空間内に、複数の開口孔28a1が側面に形成された流止部材28が配置されている。流止部材28により、触媒の流出を防止しつつ、改質ガスを排出できる。
【選択図】図5

Description

本発明は燃料改質装置及び燃料電池発電システムに関し、特に、燃料ガスを、水素を含有する改質ガスに改質する燃料改質装置、及びこの燃料改質装置を備える燃料電池発電システムに関する。
近年、深刻化する環境問題及びエネルギー問題等を考慮した発電方法の一つとして燃料電池が注目されている。燃料電池は空気中の酸素と、水素とで化学反応を生じさせて、電気と共に、水が発生するクリーンな発電装置である。
以下に、このような燃料電池を利用した燃料電池発電システムの一例について説明する。
図10は、燃料電池発電システムの構成を説明するためのブロック図である。
燃料電池発電システム100は、脱硫装置110、改質装置120、CO(一酸化炭素)変成装置130及び燃料電池本体140を有する。このような燃料電池発電システム100では、供給された原燃料ガスOGは、図10に示される矢印に沿って、各装置を通過するごとに所定の処理がそれぞれ行われる。最終的に水素を含有する改質ガスが供給された燃料電池本体140で発電される。以下、燃料電池発電システム100を構成する各装置の概要について説明する。
脱硫装置110は、原燃料ガスOGに含有される硫黄化合物を除去して、除去した原燃料ガスOGを改質装置120に供給する。原燃料ガスOGは、メタンを主成分とする都市ガス、天然ガス、消化ガス等の炭化水素系のガスである。家庭等で一般に用いられる炭化水素系のガスにはガス漏れが検知されるように微量の硫黄化合物が含有されている。しかし、硫黄化合物は改質装置120及び燃料電池本体140が有する触媒に付着してしまうと、改質装置120及び燃料電池本体140の各性能を低下させてしまう。脱硫装置110は、原燃料ガスOGから硫黄化合物を除去することにより、各装置の性能の低下を抑制して、さらには、燃料電池発電システム100の性能の低下を抑制する。
改質装置120は、硫黄化合物が除去された炭化水素系のガスを水素を含有する改質ガスに改質する。このような改質処理を行うために、改質装置120は、細密に充填された触媒(図示を省略)と、触媒での反応を促進するための触媒を加熱するバーナー(図示を省略)とを備える。改質装置120は、後述するCO変成装置130からの水蒸気を混合した、硫黄化合物が除去された炭化水素系のガスが供給される。水蒸気が混合された炭化水素系のガスが、バーナーで加熱された触媒を通過する際に反応して、原燃料ガスOGが水素を含有する改質ガスに改質される(例えば、特許文献1,2参照)。なお、バーナーでは、後述する燃料電池本体140で消費されずに残った水素等の可燃性ガスと、空気とを混ぜ合わせたものが利用されて燃焼炎が放出される。
しかし、このような改質処理では、水素と共に一酸化炭素も同時に生成されてしまう。一酸化炭素は、燃料電池本体140に供給されると、燃料電池本体140の触媒を汚染して、燃料電池本体140の性能を低下させると共に、燃料電池発電システム100の性能も低下させる。
CO変成装置130は、改質装置120で改質された改質ガスに含有される一酸化炭素を水素及び二酸化炭素にそれぞれ変成して、改質ガス中の一酸化炭素の濃度を低減することができる。一酸化炭素の濃度が所定値以下に低減された改質ガスは燃料電池本体140に供給される。
燃料電池本体140では、CO変成装置130からの改質ガスが燃料極側に、空気が空気極側にそれぞれ供給されて、燃料極及び空気極でそれぞれの化学反応が生じ、直流電圧が発生すると共に水が生成される。また、この時に、燃料電池本体140で消費されずに残った可燃性ガスを改質装置120に供給する。なお、図10において、燃料極、空気極及び電解質層についての記載は省略している。
燃料電池発電システム100では、このようにして発電された直流電圧が、インバータ等の電力変換装置によって交流電圧に変換して、病院、学校、家庭等で利用される。
特開平11−228104号公報 特開2006−32175号公報
上記燃料電池発電システムの改質装置では、以下のような問題がある。
例えば、特許文献1では、中間筒体の下端と底板との間に金網が設けられ、当該金網によって触媒は支えられている。この場合、熱膨張による応力で、金網と底面との溶接が剥がれてしまい、触媒の重みにより金網が外れてしまうと、触媒が中間筒体と外側筒体との間に流出してしまう。
特許文献2では、触媒層が内筒、外筒及び下部蓋体によって保持されて、第1円筒体中に浮いた状態である。この場合、熱膨張の応力で、下部蓋体及び内筒並びに外筒の溶接が剥がれてしまい、触媒の重みにより下部蓋体が外れてしまうと、触媒が第2円筒体と第3円筒体との間に流出してしまう。
このように触媒が流出してしまうと、バーナーで加熱される触媒の量が減少し、また、触媒の量が充填位置によって変わるため、加熱される触媒に温度の斑が生じる。このため、原燃料ガスから改質ガスへの改質率が低下して、改質ガスの生成量が低減する。この結果、所定の電気量が得られなくなってしまう。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、触媒の流出が防止された燃料改質装置、及びこの燃料改質装置を備える燃料電池発電システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、燃料ガスを、水素を含有する改質ガスに改質する燃料改質装置、及びこのような燃料改質装置を備える燃料電池発電システムが提供される。
この燃料改質装置は、第1筒体と、前記第1筒体を包囲して包囲空間を構成し、触媒が充填された前記包囲空間に導入された前記燃料ガスが、前記触媒が充填された前記包囲空間を流通して改質され、得られた前記改質ガスが排出される隙間を下端部に有する第2筒体と、前記第2筒体の内側から前記隙間を覆うように前記包囲空間内に配置され、側面に形成された複数の開口孔を介して前記改質ガスを前記隙間から排出させる流止部材と、を有する。
また、燃料電池発電システムは、このような燃料改質装置を備える。
このような燃料改質装置、及びこのような燃料改質装置を備える燃料電池発電システムによれば、第2筒体が第1筒体を包囲して包囲空間を構成し、触媒が充填された包囲空間に導入された燃料ガスが、触媒が充填された包囲空間を流通して改質され、得られた改質ガスが排出される隙間が第2筒体の下端部に設けられる。そして、流止部材が第2筒体の内側から隙間を覆うように包囲空間内に配置され、流止部材の側面に形成された複数の開口孔を介して改質ガスが隙間から排出されるようになる。
上記燃料改質装置、及びこのような燃料改質装置を備えた燃料電池発電システムでは、触媒の流出が防止されて、改質ガスの改質率の低下が抑制される。
第1の実施の形態の燃料電池発電システムの構成を説明するためのブロック図である。 第1の実施の形態の改質装置の縦断面図である。 図2の改質装置の断面図である。 第1の実施の形態の改質装置に配置された流止部材を説明するための図である。 第1の実施の形態の改質装置の要部縦断面図である。 第2の実施の形態の改質装置に配置された流止部材を説明するための図である。 第3の実施の形態の改質装置の要部縦断面図(その1)である。 第3の実施の形態の改質装置の要部縦断面図(その2)である。 第3の実施の形態の改質装置の断面図である。 燃料電池発電システムの構成を説明するためのブロック図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の燃料電池発電システムの構成を説明するためのブロック図である。
燃料電池発電システム10は、脱硫装置11、改質装置12(燃料改質装置)、CO変成装置13、燃料電池本体14、気水分離装置15及びインバータ16を有する。また、燃料電池発電システム10は、改質装置12及び燃料電池本体14にそれぞれ空気を送風する空気ブロア17a,17bを有する。さらに、燃料電池本体14を循環した冷却水をCO変成装置13に供給して、CO変成装置13の熱量を回収する冷却水ポンプ18aと、燃料電池本体14で電気エネルギーに変換されずに、熱エネルギーとなった熱量を、冷却水を流通させて回収する冷却水ポンプ18bとを有する。
このような燃料電池発電システム10では、原燃料ガスが供給されると、当該原燃料ガスは、図1に示されるように、各装置を通過するごとに所定の処理がそれぞれ行われ、原燃料ガスから改質された、水素を含有する改質ガスが燃料電池本体14に供給されて、燃料電池本体14で発電される。以下、燃料電池発電システム10を構成する各装置について説明する。
脱硫装置11は、200度〜300度の温度範囲に加熱された脱硫剤に原燃料ガスを流通させて、原燃料ガスが含有する硫黄化合物を脱硫剤に吸着させて除去する。なお、原燃料ガスはメタンを主成分とする天然ガス、LP(Liquefied Petroleum)ガス、都市ガス、消化ガス等の炭化水素系のガスである。このような原燃料ガスには、既述の通り、ガス漏れが検知されるように微量の硫黄化合物が含有されている。しかし、硫黄化合物は改質装置12及び燃料電池本体14が有する触媒の表面に付着すると、触媒の反応を妨げて、触媒における反応率が低下してしまい、改質装置12及び燃料電池本体14の性能をそれぞれ低下させてしまう。脱硫装置11は、硫黄化合物を原燃料ガスから除去して、各装置の性能の低下を抑制し、さらには、燃料電池発電システム10の性能の低下を抑制する。
改質装置12は、複数の触媒(以下、改質装置12の触媒を「改質触媒」と呼ぶ)からなる触媒層(同様に、「改質触媒層」と呼ぶ)と、改質触媒層での反応を促進するための改質触媒層を加熱するバーナーを具備する燃焼部(図示を省略)とを備える。このような改質装置12は、気水分離装置15から供給される水蒸気と共に、硫黄化合物が除去された原燃料ガスを、バーナーで700度〜800度に加熱された改質触媒を通過させて反応させる。すると、原燃料ガスが水素及び一酸化炭素を含有する改質ガスに改質される。なお、当該改質処理は化学式を用いて、以下のように表される。
CnHm + mH2O(水蒸気) → ((n/2)+m)H2 + mCO
(Cは炭素、H2Oは水、Hは水素、n,mは自然数)
なお、改質装置12の改質触媒層は改質触媒が細密かつ所定領域に均等に充填されて構成されている。また、改質触媒層は原燃料ガスの種類(メタンの含有量)に応じた量の改質触媒により構成されている。当該改質装置12の燃焼部に具備されるバーナーは、空気ブロア17aにより送風される空気と、後述する燃料電池本体14から供給されるオフガス等とを混合したものを利用して燃焼炎を放出する。なお、改質装置12の構成及び機能の詳細については後述する。
CO変成装置13は、改質ガスに含有される、燃料電池本体14の触媒を汚染する一酸化炭素を水素に変成する触媒を有する。なお、当該触媒は、例えば、200度〜300度の温度範囲で反応する。また、当該CO変成処理は化学式を用いると以下のように表される。
CO + H2O → CO2 + H2 (CO2は二酸化炭素)
上記化学式のように、改質装置12から供給された改質ガスはCO変成装置13の触媒で反応して、二酸化炭素と水素とにそれぞれ変成する。このため、改質ガスに含有される一酸化炭素の濃度が低減する。一酸化炭素の濃度が所定値以下に低減された改質ガスは燃料電池本体14に導かれる。なお、水素と同様に生成される二酸化炭素は、環境等に影響を与えないほどの微量であって、外部に排気される。上記触媒反応によって発熱したCO変成装置13の内部に冷却水ポンプ18aにより冷却水が供給される。冷却水はCO変成装置13の内部を循環して、熱エネルギーとなった熱量を回収し、CO変成装置13の温度向上を抑制する。なお、熱量を回収した冷却水は気水分離装置15に戻される。
燃料電池本体14では、リン酸形燃料電池であって、リン酸で構成された電解質で隔てられた燃料極及び空気極(各構成については図示を省略)を有する単セルが複数積層されて構成されている。CO変成装置13から導かれた水素を含有する改質ガスは燃料極に供給され、空気ブロア17bにより空気が空気極に送風される。そして、燃料極で、改質ガスに含有される水素分子が電子と水素イオンとに分解され、電子は外部回路(図示を省略)へ、水素イオンは空気極側へ供給される。空気極で、空気に含有される酸素分子と、外部回路からの電子と、燃料極からの水素イオンとが反応して水が生成される。外部回路を流れる電子により直流電圧が得られる。また、このような燃料電池本体14での化学反応で消費されずに残った水素等の可燃性ガス(オフガス)は改質装置12のバーナーに供給され、直流電圧と共に発生する排ガスは外部に排気される。また、燃料電池本体14の内部を気水分離装置15から供給された冷却水が循環して、上記の化学反応により電気エネルギーに変換されずに熱エネルギーとなって発熱した燃料極及び空気極等を冷却する。熱エネルギーとなった熱量を回収した冷却水は、冷却水ポンプ18bによって流通されて、気水分離装置15に戻り、冷却水ポンプ18aによってCO変成装置13に送られる。なお、燃料電池本体14は、リン酸形燃料電池以外にも、アルカリ形、固体高分子形、溶融炭酸塩形、固体酸化物形等の燃料電池を適用しても構わない。
気水分離装置15は、CO変成装置13及び冷却水ポンプ18bから、熱エネルギーとなった熱量を回収した冷却水を、冷却水と水蒸気とに分離して、水蒸気を改質装置12に、冷却水を燃料電池本体14にそれぞれ供給する。
インバータ16は、燃料電池本体14の外部回路に電気的に接続されており、燃料電池本体14により発電された直流電圧を交流電圧に変換する。
なお、さらに、燃料電池発電システム10には図示しない制御装置が配置されている。上記の各装置及び空気ブロア17a,17b、冷却水ポンプ18a,18b等は当該制御装置によって、ガス、空気、水蒸気等の流量及び流速等が制御されて、各装置の所定の処理が実行される。
次に、上記構成を有する燃料電池発電システム10における、原燃料ガスの供給から、交流電圧が得られるまでの処理工程の概要について説明する。
まず、炭化水素系のガスの原燃料ガスが燃料電池発電システム10に供給されると、原燃料ガスは脱硫装置11に導かれる。原燃料ガスは、脱硫装置11の200度〜300度に加熱された脱硫剤を流通することで硫化化合物が脱硫剤に吸着して除去される。
硫化化合物が除去された原燃料ガスは、気水分離装置15から供給される水蒸気と共に、改質装置12に導かれる。改質装置12では、空気ブロア17aから送風される空気に加えて、燃料電池発電システム10の動作初期には、燃料電池発電システム10に供給された脱硫される前の原燃料ガスが供給される。燃料電池本体14に改質ガスが安定して導かれるようになると、原燃料ガスの供給が少しずつ減少される代わりに、燃料電池本体14で発生するオフガスが改質装置12に供給される。改質装置12では、空気とオフガス(または脱硫される前の原燃料ガス)とが混合されたものが利用されてバーナーから燃焼炎が放出される。改質装置12では、このようにしてバーナーから放出される燃焼炎によって改質触媒層が加熱される。水蒸気が混合された原燃料ガスは、700度〜800度に加熱された改質触媒層を流通すると、改質触媒層で反応して、水素及び一酸化炭素を含有する改質ガスに改質される。
水素及び一酸化炭素を含有する改質ガスは、CO変成装置13に導かれ、CO変成装置13内の触媒を流通する。そして、触媒で反応した改質ガスは、一酸化炭素は水素と二酸化炭素に変成されて、改質ガス中の一酸化炭素の濃度が低減されると共に、微量の二酸化炭素が外部に排気される。
一酸化炭素の濃度が低減された改質ガスは、燃料電池本体14の燃料極に導かれる。また、空気ブロア17bにより空気が空気極に送風される。そして、既述の通り、燃料極及び空気極での化学反応によって、外部回路を流れる電子により直流電圧が得られる。さらに、インバータ16は、燃料電池本体14で発電された直流電圧を交流電圧に変換する。
なお、燃料電池発電システム10において、燃料電池本体14が固体高分子形である場合には、CO変成装置13からの改質ガスを、新たに設けたCO除去装置を介して燃料電池本体14に導くようにすることが望ましい。当該CO除去装置は、一酸化炭素を選択的に酸化させる反応を利用して、一酸化炭素を二酸化炭素に変えて除去する。改質ガスに微量の空気を混ぜて触媒を用いて100度〜200度で反応させることで、一酸化炭素の濃度をさらに低減することができる。
次に、燃料電池発電システム10の構成要素である改質装置12の詳細について下記図面を参照して説明する。
図2は、第1の実施の形態の改質装置の縦断面図、図3は、図2の改質装置の断面図である。なお、図3は、図2の一点鎖線A−Aにおける断面図であり、図3の矢印は加熱された空気の流れを表している。
改質装置12は、図2及び図3に示されるように、底板30上に、それぞれ円筒状をなす燃焼筒22、内筒23(第1筒体)、中間筒24(第2筒体)及び外筒25が同心円状に配置され、上部が上蓋部31で、外側が外蓋部32,33,34でそれぞれ覆われている。なお、改質装置12の底板30の厚さは7mm〜9mmであって、直径485mm〜487mm、改質装置12の高さは2000mm〜2050mmである。実際の改質装置12は全体が断熱材27で覆われているが、図2では、改質装置12の下側のみが覆われている場合を示している。
燃焼筒22は、内部に燃焼空間22aを有する円筒状をなしている。燃焼筒22は、ステンレス鋼(SUS)、耐食耐熱超合金(NCF)等の耐熱性の高い材料で構成されている。燃焼筒22の上部には燃焼空間22aに燃焼炎21dを導入する燃焼部21が配置されている。燃焼部21は、空気ブロア17a(図1)から空気が供給される空気供給口21aと、脱硫前の原燃料ガスまたは燃料電池本体14からのオフガスが供給されるガス供給口21bとを有する。さらに、燃焼部21は空気とオフガス(または原燃料ガス)とが混合したものを利用して生成した燃焼炎21dを燃焼空間22aに放出するバーナー21cを有する。なお、バーナー21cの燃焼炎21dの放出口付近の燃焼筒22の内面には断熱材21eが配置されている。このため、燃焼炎21dによる燃焼筒22の劣化及び損傷が防止される。また、バーナー21cから放出される燃焼炎21dの火力は、空気ブロア17a及び燃料電池本体14等を制御して、空気とオフガス(または原燃料ガス)との燃焼部21への供給量を制御して調節される。
内筒23は、上部の外周面に沿って開口部23cが形成され、底板30に対して隙間22bが構成された燃焼筒22を包囲するように底板30上に配置されている。なお、隙間22bを設けずに、底板30に配置した燃焼筒22の下端部に、例えば、開口部を外周面に沿って形成するようにしても構わない。内筒23の内周面と燃焼筒22の外周面との間には、燃焼筒22を取り囲むように、燃焼空間22aで加熱された空気が流通する流通空間23aが構成されている。さらに、流通空間23aと、内筒23の外周面、上蓋部31及び外蓋部32で覆われて構成された流通空間31aとが開口部23cを介して一体的に構成されていると共に、外蓋部32には流通空間31aに連通するガス排出口23bが形成されている。したがって、燃焼空間22a内の加熱された空気は、図2に示されるように、図2中下方の隙間22bに導かれて流通空間23aに流れ込む。流通空間23aに流れ込んだ空気は、流通空間23aを図2中上方に流通して、開口部23cから流通空間31aに流れ込む。流通空間31aに流れ込んだ空気は、図3に示されるように、流通空間31aを流通して、ガス排出口23bから外部に排出される。なお、内筒23についてもステンレス鋼、耐食耐熱超合金等の耐熱性の高い材料で構成されている。
中間筒24は、上部の外周面に沿って開口部24dが形成され、底板30に対して隙間24cを構成して、内筒23を包囲するように配置されている。隙間24cの高さは底板30から38mm〜42mmである。中間筒24の内周面と内筒23の外周面との間には、内筒23を取り囲むように、複数の改質触媒26aにより構成される改質触媒層26(図5を参照)が充填される触媒空間24a(包囲空間)が構成されている。さらに、触媒空間24aと、中間筒24の上部外周面を包囲する外蓋部33で構成された流通空間33aとが開口部24dを介して一体的に構成されている。また、外蓋部33には流通空間33aに連通する原燃料ガスのガス供給口24bが形成されている。したがって、脱硫装置11から供給された原燃料ガスはガス供給口24bから流通空間33aに導かれる。原燃料ガスは流通空間33aを流通して、開口部24dから触媒空間24aに入り込む。触媒空間24aは流通空間23aと隣接しているために、流通空間23aを流通する加熱された空気によって、触媒空間24aに充填されている改質触媒層26が加熱される。加熱された改質触媒層26を図2中下方に流通する原燃料ガスは、水素及び一酸化炭素を含有する改質ガスに改質される。そして、改質ガスは隙間24cから排出される。なお、触媒空間24aに改質触媒26aが細密かつ均等に注入されて改質触媒層26が充填されて、後述する流止部材28により、流通空間25aへの流れ込みが防止されている。このため、流通空間23aを図2中上方に流通する加熱された空気によって、改質触媒層26は温度のばらつきが無く、均等に加熱される。なお、中間筒24についてもステンレス鋼、耐食耐熱超合金等の耐熱性の高い材料で構成されている。また、触媒空間24aの厚さは23mm〜33mmである。
外筒25は、上部の外周面に沿って開口部25cが形成され、中間筒24を包囲するように底板30に配置されて、外筒25の内周面と中間筒24の外周面との間には改質ガスが流通する流通空間25aが構成されている。さらに、流通空間25aと、外筒25の上部外周面を包囲する外蓋部34で構成された流通空間34aとが開口部25cを介して一体的に構成されていると共に、外蓋部34には流通空間34aに連通する改質ガスのガス排出口25bが形成されている。したがって、隙間24cから排出された改質ガスは流通空間25aを図2中上方に流通し、開口部25cから流通空間34aに導かれる。改質ガスは流通空間34aを流通して、ガス排出口25bから排出され、燃料電池本体14の燃料極に導かれる。なお、外筒25についてもステンレス鋼、耐食耐熱超合金等の耐熱性の高い材料で構成されており、厚さは3mm〜5mmである。
そして、流止部材28が、図2に示されるように、中間筒24の内側から隙間24cを覆うように触媒空間24a内の底板30に配置されている。流止部材28は、触媒空間24aに充填された改質触媒層26の隙間24cからの流出を防止しながら、改質ガスを流通空間25aに導くことができる。以下に、流止部材28の詳細について図面を参照して説明する。
図4は、第1の実施の形態の改質装置に配置された流止部材を説明するための図である。なお、図4では、流止部材28の(A)は斜視図、(B)は一方の主面から見た側面図、(C)は他方の主面から見た側面図をそれぞれ表している。なお、(B)の破線は貼付されたパンチングプレート28bの一方の長辺の位置を表しており、(C)の破線は開口孔28a1の形成位置を表している。
流止部材28は、図4(A)に示されるように、円筒状であって、開口孔28a1が側面に複数形成されたリング部材28aと、開口孔28a1を覆う金網状のパンチングプレート28bとにより構成されている。なお、パンチングプレート28bの網の目は、改質触媒26aを通過させない大きさである。金網状のパンチングプレート28bに代わって、改質触媒26aを通過させない格子状の部材であっても構わない。なお、リング部材28aの縁部側(図中4上部)には、リング部材28aの内側から外側に傾斜した傾斜部28c(図5を参照)が形成されている。このような流止部材28は、例えば以下のようにして形成される。
リング部材28aは、例えば、厚さが4mm〜6mmのステンレス鋼、耐食耐熱超合金等の耐熱性の高い材料から、短辺の長さが58mm〜62mmで短冊状に切り出される。短冊状に切り出されたリング部材28aの一方の長辺側に傾斜部28cを形成する。さらに、短冊状に切り出されたリング部材28aに、直径が30mm〜32mmの開口孔28a1を長手方向に沿って一列、直線状に複数形成する。なお、開口孔28a1は、当該開口孔28a1の中心間の間隔を45mm〜48mmとする。また、開口孔28a1は一列に限定されず、配置も直線状に限定されない。さらに、開口面積も当該直径に限定されない。開口孔28a1は、流止部材28が、図2に示されるように、改質装置12にセットされた際に、隙間24cと対向するように、リング部材28aに形成される。第1の実施の形態の場合であれば、リング部材28aに、傾斜部28cが形成された長辺側から18mm〜22mmの領域を開けて、開口孔28a1を形成する(図4(B)を参照)。開口孔28a1が形成された短冊状のリング部材28aの他方の主面側に、金網状のパンチングプレート28bを、開口孔28a1が覆われるように、溶接により貼付する(図4(C)を参照)。パンチングプレート28bが貼付された短冊状のリング部材28aにおいて、パンチングプレート28bが内側になるように、短辺同士を溶接して固着させることにより、図4(A)に示されるリング状の流止部材28が形成される。
図5は、第1の実施の形態の改質装置の要部縦断面図である。なお、図5は、図2の改質装置12の隙間24c付近を拡大した縦断面図であり、実線矢印は加熱された空気の流れ、破線矢印は改質ガスの流れをそれぞれ表している。
図4で説明した流止部材28が、内筒23に嵌合されて(図2)、図5に示されるように、中間筒24の内側から隙間24cを覆うように底板30に配置される。流止部材28は、流止部材28の底部が底板30に溶接されて固着される。なお、流止部材28の外周面と中間筒24の内周面との距離を1mm〜2mm開けて、流止部材28を底板30に固着する。改質触媒26aに対する加熱に伴って流止部材28に熱膨張が生じる可能性がある。流止部材28を中間筒24の内周面との距離を開けて固着することにより、流止部材28の熱膨張に伴った、中間筒24及び隙間24c等の破損を防止し、さらには改質触媒26aの流通空間25aへの流れ出しを防止することができる。
流止部材28の固着後、改質触媒26aを触媒空間24a内に静かに注入する。なお、図5に示される改質触媒26aの形状は直径が3mm〜5mmの球体状であるが、その他、ペレット状、ハニカム状、キュービック状であっても構わない。注入された改質触媒26aは、流止部材28の傾斜部28cによって、流止部材28と内筒23の外周面との間の触媒空間24aに円滑に導かれる。そして、所定量の改質触媒26aで細密かつ均等に構成された改質触媒層26が触媒空間24a内に充填される。なお、この時、流止部材28は改質触媒層26から圧力を受ける。開口孔28a1は三角形、四角形等の多角形といった様々な形状でも構わないが、改質触媒層26からの開口孔28a1の縁部の任意の箇所への圧力の集中を防止するために、楕円形または図4に示されるような円形であることが望ましい。
このように流止部材28のみを配置しただけで改質装置12を簡便に形成することができる。この結果、改質触媒26aの充填量を変えずに、改質触媒26aの流通空間25aへの流れ込みを防止して、改質触媒層26の反応率を維持して、改質率の低下を抑制して、改質ガスを流通空間25aに導くことができる。
なお、第1の実施の形態の流止部材28において、開口孔28a1の形成位置に応じて、開口孔28a1の周囲のリング部材28aに強度が低下する領域が生じる。例えば、開口孔28a1の間隔を狭くした場合には、図4(B)に示される領域28a2が狭くなり、当該領域28a2の強度が低下して、改質触媒26aの圧力を受けて決壊する恐れがある。また、開口孔28a1の形成位置をリング部材28aの長辺側に近づけた場合には、図4(B)に示される領域28a3が狭くなり、同様に、流止部材28が決壊する恐れがある。リング部材28aは、改質触媒26aからの圧力に耐えうる強度が維持されるように、開口孔28a1が形成される際には、極端に狭い領域が形成されないことが必要となる。一方、所定量の改質ガスを流通空間25aに導くことも必要であるために、リング部材28aの開口面積も所定面積以上必要となる。
したがって、改質触媒26aを通過させないようにパンチングブレード28bで覆われた開口孔28a1がリング部材28aの強度を落とさない程度に間隔を開け、所定の開口面積になるように複数形成されたリング部材28aを有する流止部材28であることが好ましい。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、改質装置12において流止部材28に変えて上記を踏まえた図6に示される流止部材38が適用された場合について説明する。
図6は、第2の実施の形態の改質装置に配置された流止部材を説明するための図である。なお、図6では、流止部材38の(A)は斜視図、(B)は一方の主面から見た側面図をそれぞれ表している。
流止部材38は、図6(A)に示されるように、円筒状であって、開口孔38a1が側面に複数形成されたリング部材38aにより構成されている。なお、リング部材38aの縁部側(図中上部)にも、リング部材38aの内側から外側に傾斜した傾斜部38cが形成されている。このような流止部材38は、流止部材28と同様に、例えば以下のようにして形成される。
リング部材38aは、例えば、厚さが4mm〜6mmのステンレス鋼、耐食耐熱超合金等の耐熱性の高い材料から、短辺の長さが58mm〜62mmで短冊状に切り出される。短冊状に切り出されたリング部材38aの一方の長辺側に傾斜部38cを形成する。さらに、短冊状に切り出されたリング部材38aに、改質触媒26aが通過できない、例えば、直径が1.5mm〜2.5mmの複数の開口孔38a1をリング部材38aの強度を低下させない程度に距離を開けて形成する。全ての開口孔38a1は、流止部材38が、図2に示されるように、改質装置12にセットされた際に、隙間24cと対向するように、リング部材38aに形成される。第2の実施の形態の場合であれば、リング部材38aに、傾斜部38cが形成された長辺側から18mm〜22mmの領域を開けて、開口孔38a1を形成する(図6(B)を参照)。そして、短冊状のリング部材38aにおいて、短辺同士を溶接して固着させることにより、図6(A)に示されるリング状の流止部材38が形成される。
流止部材38を、流止部材28と同様に、内筒23に嵌合させて、中間筒24の内側から隙間24cを覆うように底板30に配置する。流止部材38は、流止部材38の底部が底板30に溶接されて固着される。なお、流止部材38の外周面と中間筒24の内周面との距離を上記の理由の通り、1mm〜2mm開けて、流止部材38を底板30に固着する。
このように流止部材38のみを配置しただけで改質装置12を簡便に形成することができる。この結果、改質触媒26aの充填量を変えずに、改質触媒26aの流通空間25aへの流れ込みを防止して、改質触媒層26の反応率が維持されて、改質率の低下を抑制して、改質ガスを流通空間25aに導くことができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、第1の実施の形態の改質装置12において流止部材28上に区切部材29をさらに配置した場合について説明する。
図7及び図8は、第3の実施の形態の改質装置の要部縦断面図、図9は、第3の実施の形態の改質装置の断面図である。なお、図7及び図8は、改質装置12の縦断面図において隙間24cの付近の拡大図をそれぞれ表している。また、図7及び図8に示す流止部材28には傾斜部28cが形成される場合を示しているが、傾斜部28cが形成されていなくても構わない。図9は、図7及び図8の一点鎖線B−Bでの断面図である。
区切部材29は、金網状の部材でリング状に構成されている。さらに、主面に開口領域29aが形成されており、改質触媒26aは開口領域29a以外の領域では区切部材29を通過することはできない。また、区切部材29は、内筒23と中間筒24との間の触媒空間24aに挿入されて、流止部材28により底板30側の裏面が支持されて、改質装置12に対して溶接等で固着されずにセットされる。さらに、区切部材29を触媒空間24aに挿入した時の区切部材29の内周縁及び内筒23の外周面、並びに区切部材29の外周縁及び中間筒24の内周面のそれぞれの隙間は、改質触媒26aが通過できない長さになるようにしておく。なお、区切部材29は、金網状以外にも、主面に複数の開口孔が形成された板部材であっても構わない。
このため流止部材28に熱膨張が生じ、中間筒24の内周面と流止部材28との隙間が広がっても、区切部材29によって、当該隙間から改質触媒26aが通過して流れ出すことはない。なお、区切部材29についてもステンレス鋼、耐食耐熱超合金等の耐熱性の高い材料で構成されており、厚さは1mm〜3mmである。
上記区切部材29の改質装置12のセット後、開口領域29aから改質触媒26aを細密かつ均等に注入することができる。触媒空間24aに改質触媒26aを区切部材29まで充填させて、区切部材29に開口領域29aを覆うように蓋部材29bを配置する。そして、蓋部材29bが配置された区切部材29上に再び改質触媒26aを細密かつ均等に注入して、触媒空間24aに改質触媒26aで構成された改質触媒層26が形成される。改質触媒層26が触媒空間24aに形成されると、区切部材29は改質触媒層26の重さにより触媒空間24a内で固定される。
このように改質装置12にセットされた区切部材29は、流止部材28の熱膨張によって、中間筒24の内周面と流止部材28との隙間が広がっても、当該隙間から改質触媒26aの流通空間25aへの流れ込みを防止しつつ、改質ガスを排出することができる。
また、区切部材29は、内筒23、中間筒24または流止部材28に固着されておらず、余計な拘束がない。このために、区切部材25aは、改質装置12の温度上昇により熱膨張が生じた内筒23等からの応力の影響を受けない。区切部材29が膨張したとしても改質装置12本体に使用されている部材より厚さが薄いため、熱膨張した区切部材29によって内筒23及び中間筒24が座屈する可能性は低い。区切部材29は、内筒23、中間筒24または流止部材28に固着されていないために、溶接等の煩雑な工数を増やすことなく、セットされる。
さらに、熱膨張した区切部材29及び内筒23、並びに区切部材29及び中間筒24とのそれぞれの間に隙間が生じても、流止部材28によって、改質触媒26aの流出が防止されるため、この構造によって2重の流れ止めの防止策となる。
このように流止部材28を配置し、さらに、内筒23と中間筒24との間の触媒空間24aに挿入されて、流止部材28により底板30側の裏面が支持される区切部材29を配置しただけで改質装置12を簡便に形成することができる。この結果、改質触媒26aの充填量を変えずに、改質触媒26aの流通空間25aへの流れ込みを防止して、改質触媒層26の反応率が維持されて、改質率の低下を抑制して、改質ガスを流通空間25aに導くことができる。
10 燃料電池発電システム
11 脱硫装置
12 改質装置
13 CO変成装置
14 燃料電池本体
15 気水分離装置
16 インバータ
17a,17b 空気ブロア
18a,18b 冷却水ポンプ
21 燃焼部
21a 空気供給口
21b,24b ガス供給口
21c バーナー
21d 燃焼炎
21e,27 断熱材
22 燃焼筒
22a 燃焼空間
22b,24c 隙間
23 内筒
23a,25a,31a,33a,34a 流通空間
23b,25b ガス排出口
23c,24d,25c 開口部
24 中間筒
24a 触媒空間
25 外筒
26 改質触媒層
26a 改質触媒
28,38 流止部材
28a,38a リング部材
28a1,38a1 開口孔
28a2,28a3 領域
28b パンチングプレート
28c,38c 傾斜部
29 区切部材
29a 開口領域
29b 蓋部材
30 底板
31 上蓋部
32,33,34 側蓋部

Claims (10)

  1. 燃料ガスを、水素を含有する改質ガスに改質する燃料改質装置において、
    第1筒体と、
    前記第1筒体を包囲して包囲空間を構成し、触媒が充填された前記包囲空間に導入された前記燃料ガスが、前記触媒が充填された前記包囲空間を流通して改質され、得られた前記改質ガスが排出される隙間を下端部に有する第2筒体と、
    前記第2筒体の内側から前記隙間を覆うように前記包囲空間内に配置され、側面に形成された複数の開口孔を介して前記改質ガスを前記隙間から排出させる流止部材と、
    を有することを特徴とする燃料改質装置。
  2. 前記流止部材は、前記流止部材の内側から前記開口孔を覆うように網状の網部材が貼付されていることを特徴とする請求項1記載の燃料改質装置。
  3. 前記開口孔は前記触媒を通過させない開口面積であることを特徴とする請求項1記載の燃料改質装置。
  4. 前記隙間を覆う前記流止部材の上縁部が内側から外側に傾斜していることを特徴とする請求項1記載の燃料改質装置。
  5. リング状の板部材であって主面に開口孔が複数形成されて、前記包囲空間に挿入されて、前記流止部材に裏面側から支持される区切部材をさらに有し、
    前記区切部材を挟んで前記包囲空間に前記触媒が充填されていることを特徴とする請求項1記載の燃料改質装置。
  6. 前記区切部材は網状の板部材であることを特徴とする請求項5記載の燃料改質装置。
  7. 前記区切部材に形成された前記開口孔は前記触媒を通過させない開口面積であることを特徴とする請求項5記載の燃料改質装置。
  8. 前記区切部材の前記包囲空間への挿入時に、前記区切部材の内周縁と前記第1筒体の外周面との隙間は、前記触媒が通過できない長さであることを特徴とする請求項5記載の燃料改質装置。
  9. 前記区切部材の前記包囲空間への挿入時に、前記区切部材の外周縁と前記第2筒体の内周面との隙間は、前記触媒が通過できない長さであることを特徴とする請求項5記載の燃料改質装置。
  10. 燃料ガスを、水素を含有する改質ガスに改質する燃料改質装置を備える燃料電池発電システムにおいて、
    第1筒体と、
    前記第1筒体を包囲して包囲空間を構成し、触媒が充填された前記包囲空間に導入された前記燃料ガスが、前記触媒が充填された前記包囲空間を流通して改質され、得られた前記改質ガスが排出される隙間を下端部に有する第2筒体と、
    前記第2筒体の内側から前記隙間を覆うように前記包囲空間内に配置され、側面に形成された複数の開口孔を介して前記改質ガスを前記隙間から排出させる流止部材と、
    を有する燃料改質装置を備えることを特徴とする燃料電池発電システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014005164A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Panasonic Corp 水素生成装置、および水素生成装置の触媒充填方法

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