JP2011037121A - 画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータープログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータープログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特殊光沢インクを用いて印刷するための画像処理を高速に行うことができるとともに、特殊光沢インクの特性を考慮した印刷を行なうことのできる技術を提供する。
【解決手段】複数の要素データにより表現された画素により構成される画像データを、特殊光沢インクと複数の着色インクとを用いて印刷するための画像処理を行なう画像処理装置は、複数の要素データに基づいて、複数の着色インクのドットの形成の密度を求める第1のドット密度決定部と、複数の要素データから、各画素の明度に相関を有する単一の指標値を求める指標値決定部と、単一の指標値に基づき、各画素の指標値が所定値より低い領域での特殊光沢インクのドットの形成の密度が指標値が所定値より高い領域でのドットの形成の密度より低くなる関係に従って、特殊光沢インクのドットの形成の密度を求める第2のドット密度決定部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置に関するものである。
近年、カラーインクの他に、メタリック感を表現するためのメタリックインクを備えたプリンターが知られている。印刷に用いられるインクの種類が増えると、画像データを印刷用のデータに変換するための画像処理が複雑となる。例えば、色変換に用いられるテーブルのサイズが大きくなったり、色変換処理に多大な計算を要する場合がある。
色変換処理に関する技術としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。しかし、この技術では、メタリックインクを用いる場合についての画像処理については考慮されていなかった。
なおこのような問題は、メタリックインクを備えたプリンターのための画像処理装置に限らず、カラーインクとは異なる特殊な光沢を発現する特殊光沢インクを備えたプリンターのための画像処理装置全般に共通する問題であった。
特開2004−48262号公報 特開2004−25545号公報
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、特殊光沢インクを用いて印刷するための画像処理を高速に行うことができるとともに、特殊光沢インクの特性を考慮した印刷を行なうことのできる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために、以下の形態または適用例を取ることが可能である。
[適用例1]
複数の要素データにより表現された画素により構成される画像データを、特殊光沢インクと複数の着色インクとを用いて印刷するための画像処理を行なう画像処理装置であって、
前記複数の要素データに基づいて、前記複数の着色インクのドットの形成の密度を求める第1のドット密度決定部と、
前記複数の要素データから、前記各画素の明度に相関を有する単一の指標値を求める指標値決定部と、
前記単一の指標値に基づき、前記各画素の前記指標値が所定値より低い領域での前記特殊光沢インクのドットの形成の密度が前記指標値が前記所定値より高い領域でのドットの形成の密度より低くなる関係に従って、前記特殊光沢インクのドットの形成の密度を求める第2のドット密度決定部と
を備えた画像処理装置。
適用例1の画像処理装置によれば、特殊光沢インクを用いて印刷するための画像処理を高速に行なうことができる。また、特殊光沢インクが形成されるドットの密度を明度の変化に対応させるという、特殊光沢インクの特性を考慮した印刷を行なうことができる。ここで、画像データを構成する画素を表現する複数の要素データとしては、RGB形式、CMY形式、CMYK形式のように、複数の色のそれぞれの階調値によって表現された要素データであってもよく、また、輝度、第1色差、第2色差の3つの要素データによって表現される形式(いわゆるYUV形式)や、明度、彩度、色相の3つの要素データによって表現される形式(いわゆるHLS形式)のように、色を表現する要素をそれぞれ示す要素データであってもよい。また、単一の指標値は、明度であってもよく、輝度であってもよい。
[適用例2]
適用例1に記載の画像処理装置であって、
前記第1のドット密度決定部は、複数種類のドットの形成の密度として、前記着色インクのドットの形成の密度を求め、
前記第2のドット密度決定部は、前記第1のドット密度決定部がドットの形成の密度を求めたドットの種類より少ない種類のドットの形成の密度として、前記特殊光沢インクのドットの形成の密度を求める
画像処理装置。
適用例2の画像処理装置によれば、特殊光沢インクを用いて印刷するための画像処理を高速に行なうことができる。
[適用例3]
適用例1または2に記載の画像処理装置であって、
前記第2のドット密度決定部は、複数種類のドットの形成の密度として、前記特殊光沢インクのドットの形成の密度を求め、前記複数種類のドットの形成密度のうち、最も大きなドットについてのドットの形成の密度を、前記明度が所定値を超えてから次第に減少する関係に従って求める
画像処理装置。
適用例3の画像処理装置によれば、明度が所定値を超えている箇所における粒状性を改善することができる。
[適用例4]
適用例1または2に記載の画像処理装置であって、
前記第2のドット密度決定部は、前記第1のドット密度決定部がドットの形成の密度を求めた複数種類のドットのうち、最も大きなドットと同等のドットの形成の密度として、前記特殊光沢インクのドットの形成の密度を求める
画像処理装置。
適用例4の画像処理装置によれば、装置の構成を簡略化することができ、また、特殊光沢インクを用いて印刷するための画像処理をさらに高速に行なうことができる。
[適用例5]
適用例1ないし4のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、さらに、
前記画像データの各画素に対応してドットを形成するか否かを決定するハーフトーン処理を、前記ドットの形成の密度を用いて行なうハーフトーン処理部を備えた
画像処理装置。
適用例5の画像処理装置によれば、ドットの形成の密度から、画像データの各画素に対応してドットを形成するか否かを決定することができる。
[適用例6]
適用例5に記載の画像処理装置であって、
前記ハーフトーン処理部は、前記複数の着色インクのドットの形成については、誤差拡散法を適用し、前記特殊光沢インクのドットの形成についてはディザ法を適用して、それぞれ前記ハーフトーン処理を行なう
画像処理装置。
適用例6の画像処理装置によれば、第2のドット密度データに対しては、高速なディザ法を適用するので、特殊光沢インクを印刷するための画像処理をさらに高速に行なうことができる。
[適用例7]
適用例1ないし6のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、さらに、
前記画像データの解像度を変換する解像度変換部を備え、
前記解像度変換部は、前記指標値決定部に供給される画像データの解像度を、前記第1のドット密度決定部に供給される画像データの解像度よりも低い値に変換する
画像処理装置。
適用例7の画像処理装置によれば、特殊光沢インクを用いて印刷するための画像処理をさらに高速に行なうことができる。
[適用例8]
適用例1ないし7のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
前記第2のドット密度決定部は、前記単一の指標値を、前記複数の要素データの線形演算より求める
画像処理装置。
適用例8の画像処理装置によれば、前記単一の指標値を線形演算によって求めるので、特殊光沢インクを用いて印刷するための画像処理をさらに高速に行なうことができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、画像処理方法および画像処理装置、画像処理システム、それらの方法または装置の機能を実現するための集積回路、コンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の一実施形態としての印刷システム10の概略構成図である。 コンピューター100の構成を示す説明図である。 プリンター200の構成を示す説明図である。 印刷ヘッド250の詳細を示す説明図である。 プリンタードライバー24により実行される印刷処理の流れを示すフローチャートである。 3次元の色変換テーブル51を概念的に示した説明図である。 1次元のドット密度テーブル53を概念的に示した説明図である。 1次元のドット密度テーブル54を概念的に示した説明図である。 第2実施例における印刷システム10bの構成を示す説明図である。 ドット変換テーブル58を概念的に示す説明図である。 輝度データInが大、中、小の3種類のドットによって表されたドット密度データに変換された様子を示すグラフである。 第3実施例における印刷システム10cの構成を示す説明図である。 ドット密度テーブル54cを概念的に示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A1.印刷システムの概要:
A2.装置構成:
A3.印刷ヘッドの詳細:
A4.印刷処理:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
A1.印刷システムの概要:
図1は、本発明の一実施形態としての印刷システム10の概略構成図である。本実施例の印刷システム10は、画像処理装置としてのコンピューター100と、コンピューター100の制御の下で実際に画像を印刷するプリンター200などから構成されている。印刷システム10は、全体が一体となって広義の印刷装置として機能する。
本実施例のプリンター200には、カラーインクとして、シアンインクCと、マゼンタインクMと、イエローインクYと、ブラックインクKと、ライトシアンインクLcと、ライトマゼンタインクLmとが備えられており、更に、メタリックインクSが備えられている。本実施例において「カラーインク」という場合には、ブラックインクも含む意味であることとする。カラーインクは、本実施例においては、染料インクであるが、その種類は、特に限定するものではなく、例えば、顔料インクであってもよい。また、本実施例のプリンター200は、印刷媒体上に形成するドットの大きさを幾段階かに切り換え可能なバリアブルドットプリンターであり、本実施例では、各色毎に大ドット、中ドット、および小ドットの3種類のドットを形成可能である。
メタリックインクとは、印刷物がメタリック感を発現するインクであり、このようなメタリックインクとしては、例えば、メタリック感を発現する金属顔料と有機溶剤と樹脂とを含む油性インク組成物を用いることができる。視覚的に金属的な質感を効果的に生じさせるためには、前述の金属顔料は、平板状の粒子であることが好ましく、この平板状粒子の平面上の長径をX、短径をY、厚みをZとした場合、平板状粒子のX−Y平面の面積より求めた円相当径の50%平均粒子径R50が0.5〜3μmであり、かつ、R50/Z>5の条件を満たすことが好ましい。このような金属顔料は、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金によって形成することができ、また、金属蒸着膜を破砕して作成することも可能である。メタリックインクに含まれる金属顔料の濃度は、例えば、0.1〜10.0重量%とすることができる。もちろん、メタリックインクはこのような組成に限らず、メタリック感が生じる組成であれば他の組成を適宜採用することが可能である。
本実施例では、メタリックインクSの組成は、アルミニウム顔料1.5重量%、グリセリン20重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテル40重量%、BYK−UV3500(ビックケミー・ジャパン株式会社製)0.1重量%とした。
コンピューター100には、所定のオペレーティングシステムがインストールされており、このオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム20が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバー22やプリンタードライバー24が組み込まれている。アプリケーションプログラム20は、例えば、周辺機器インターフェースを通じて、デジタルカメラ120から画像データORGを入力する。すると、アプリケーションプログラム20は、ビデオドライバー22を介して、この画像データORGによって表される画像をディスプレイ114に表示する。また、アプリケーションプログラム20は、プリンタードライバー24を介して、画像データORGをプリンター200に出力する。アプリケーションプログラム20がデジタルカメラ120から入力する画像データORGは、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3色の色成分からなるデータである。
本実施例のアプリケーションプログラム20は、画像データORG内の任意の領域に対して、R,G,Bの色成分からなる領域(以下、「カラー領域」という)以外に、メタリック色からなる領域(以下、「メタリック領域」という)を指定することができる。メタリック領域とカラー領域とは、重畳していても構わない。つまり、メタリック色を背景色として、その上にカラー画像が形成されるように、それぞれの領域が指定されてもよい。
プリンタードライバー24の内部には、解像度変換部41と、色変換処理部42と、ドット密度データ生成部43と、輝度情報算出部47と、ドット密度データ生成部48と、ハーフトーン処理部44と、出力処理部46とが備えられている。
解像度変換部41は、与えられた画像データORGの解像度をハーフトーン処理部44の処理に適した解像度に変換して、解像度変換済み画像データを生成する。
色変換処理部42は、3次元の色変換テーブル51を参照することにより、解像度変換済み画像データ(RGBデータ)から、色変換済み画像データ(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)により表現されたデータ)に変換する。
ドット密度データ生成部43は、カラーインク用に設けられており、1次元のドット密度テーブル53を参照することにより、色変換済み画像データの各色成分の階調値から、大、中、小の3種類のドットのそれぞれの密度を示すドット密度データを生成する。
輝度情報算出部47は、解像度変換済みの画像データにおける各色成分(R,G,B)の階調値に基づいて、解像度変換済み画像データの輝度に関する情報(輝度データIn)を算出する。
ドット密度データ生成部48は、メタリックインク用に設けられており、1次元のドット密度テーブル54を参照することにより、輝度データInからメタリックインクのドットの密度を示すドット密度データを生成する。なお、本実施例では、メタリックインクについては、大ドットの一種類のみを形成する場合について説明する。すなわち、メタリックインクのドットの大きさの種類の数は、カラーインクのドットの大きさの種類の数よりも少なくなっている。このようにすれば、後述するメタリックインクに関する色変換処理を高速に行なうことができ、また、メタリックインクを吐出する印刷ヘッド250の構成を簡略化することができる。
ハーフトーン処理部44は、カラーインクの大、中、小のそれぞれのドット密度データに基づいて、大、中、小のドットの分布を求めるハーフトーン処理を行う。また、ハーフトーン処理部44は、メタリックインクのドット密度データに基づいて、大ドットの分布を求めるハーフトーン処理も行なう。本実施例では、このハーフトーン処理として、周知の誤差拡散法と、組織的ディザ法を用いる。誤差拡散法は、着目している画素にドットを形成したこと、あるいはドットを形成しなかったことによって生じる階調表現の誤差を周囲の画素に拡散するとともに、ドット形成有無の判断によって周囲から拡散されてきた誤差を解消するように、着目画素についてのドットの形成有無を判断する手法である。これに対して組織的ディザ法は、ディザマトリックスの各画素に設定されている閾値とドット密度データとの大小関係を画素毎に比較することによって、着目画素のドットの形成有無を判断する手法である。なお、ハーフトーン処理としては、誤差拡散法や組織的ディザ法以外にも、濃度パターン法その他のハーフトーン技術を利用することができる。
出力処理部46は、ハーフトーン処理された画像データのデータ並びを、プリンター200に転送すべき順序に並べ替えて、印刷データとしてプリンター200に出力する。
カラープリンター200は、印刷データに基づいて、カラーインクによるドット形成を行なうと共に、アプリケーションプログラム20によって指定されたメタリック領域にメタリックインクによるドット形成を行う。
A2.装置構成:
図2は、コンピューター100の構成を示す説明図である。コンピューター100は、CPU102を中心に、ROM104やRAM106などを、バス116で互いに接続することによって構成された周知のコンピューターである。
コンピューター100には、フレキシブルディスク124やコンパクトディスク126等のデータを読み込むためのディスクコントローラー109や、周辺機器とデータの授受を行うための周辺機器インターフェース108、ディスプレイ114を駆動するためのビデオインターフェース112が接続されている。周辺機器インターフェース108には、プリンター200や、ハードディスク118が接続されている。また、デジタルカメラ120やカラースキャナー122を周辺機器インターフェース108に接続すれば、デジタルカメラ120やカラースキャナー122で取り込んだ画像に対して画像処理を施すことも可能である。また、ネットワークインターフェースカード110を装着すれば、コンピューター100を通信回線300に接続して、通信回線に接続された記憶装置310に記憶されているデータを取得することもできる。コンピューター100は、印刷しようとする画像データを取得すると、上述したプリンタードライバー24の働きにより、プリンター200を制御して、この画像データの印刷を行う。なお、上述したプリンタードライバー24の解像度変換部41や色変換処理部42等は、CPU102がRAM106にロードされたプログラムを実行することにより実現されている。
図3は、プリンター200の構成を示す説明図である。プリンター200は、紙送りモーター235によって印刷媒体Pを搬送する機構と、キャリッジモーター230によってキャリッジ240をプラテン236の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ240に搭載された印刷ヘッド250を駆動してインクの吐出及びドット形成を行う機構と、これらの紙送りモーター235,キャリッジモーター230,印刷ヘッド250及び操作パネル266との信号のやり取りを司る制御回路260とから構成されている。
キャリッジ240をプラテン236の軸方向に往復動させる機構は、プラテン236の軸と並行に架設され、キャリッジ240を摺動可能に保持する摺動軸233と、キャリッジモーター230との間に無端の駆動ベルト231を張設するプーリー232と、キャリッジ240の原点位置を検出する位置検出センサー234等から構成されている。
キャリッジ240には、カラーインクとして、シアンインクCと、マゼンタインクMと、イエローインクYと、ブラックインクKと、ライトシアンインクLcと、ライトマゼンタインクLmとをそれぞれ収容したカラーインク用のインクカートリッジ242〜247が搭載される。また、キャリッジ240には、同一種類のメタリックインクSを収容したメタリックインク用のインクカートリッジ241,248が搭載される。キャリッジ240の下部の印刷ヘッド250には、上述の各色のカラーインクに対応する6種類のノズル列252〜257、メタリックインクSに対応するノズル列251,258が形成されている。キャリッジ240にこれらのインクカートリッジ241〜248を上方から装着すると、各カートリッジからノズル列251〜258へのインクの供給が可能となる。また、プリンター200には、同一種類のメタリックインクSを吐出するノズル列251及び258のそれぞれに対応させて、メタリックインク用のインクカートリッジ241,248を個別的に装着する構成としたが、これらのカートリッジは、1つのカートリッジで兼用してもよい。
プリンター200の制御回路260は、CPUや、ROM、RAM、PIF(周辺機器インターフェース)等がバスで相互に接続されて構成されており、キャリッジモーター230及び紙送りモーター235の動作を制御することによってキャリッジ240の主走査動作及び副走査動作の制御を行う。また、PIFを介してコンピューター100から出力された印刷データを受け取ると、キャリッジ240が主走査あるいは副走査する動きに合わせて、印刷データに応じた駆動信号を印刷ヘッド250に供給することによって、各色のヘッドを駆動することが可能となっている。
以上のようなハードウェア構成を有するプリンター200は、キャリッジモーター230を駆動することによって、印刷ヘッド250(各色のノズル列251〜258)を印刷媒体Pに対して主走査方向に往復動させ、また紙送りモーター235を駆動することによって、印刷媒体Pを副走査方向に移動させる。制御回路260は、キャリッジ240が往復動する動き(主走査)や、印刷媒体の紙送りの動き(副走査)に合わせて、印刷データに基づいて適切なタイミングでノズルを駆動することにより、印刷媒体P上の適切な位置に適切な色のインクドットを形成する。こうすることによって、プリンター200は印刷媒体P上にカラー画像を印刷することが可能となっている。なお、上述の構成では、各色のインクは、プリンター200に搭載される脱着可能なカートリッジに収容されているが、プリンター200とは分離して構成されたインク収容タンクなどに収容し、当該収容タンクとプリンター200とを接続してもよい。あるいは、脱着不可能にプリンター200と一体的に構成された収容容器に収容されていてもよい。また、プリンター200は、印刷媒体Pとして、普通紙、コート紙などの不透明な印刷媒体のほか、OHPフィルムなどの透明な印刷媒体も使用可能である。
A3.印刷ヘッドの詳細:
図4は、印刷ヘッド250の詳細を示す説明図である。この図4は、印刷ヘッド250の底面(印刷媒体Pと対向する面)を概略的に示している。図示するように、印刷ヘッド250は、副走査方向に複数のノズルが並んで形成されたノズル列251〜258を備えている。本実施例では、各ノズル列は、180個のノズルから形成されている。これらのノズル列251〜258は、キャリッジ240に装着されるカートリッジのインク色に対応しており、ノズル列251及び258は、メタリックインクSを吐出し、ノズル列252〜257は、それぞれシアンインクC、マゼンタインクM、イエローインクY、ブラックインクK、ライトシアンインクLc、ライトマゼンタインクLmを吐出するものである。なお、本実施例では、各インク色に対応するノズル列は、ノズルが1列に並んで構成されるが、1つのノズル列におけるノズルの配置は、特に限定するものではなく、例えば、ノズルが複数列に並び、かつ、複数列のノズルが千鳥状となるように構成されてもよい。
また、図示するように、印刷ヘッド250では、印刷ヘッド250の主走査方向の両端に、メタリックインクSに対応するノズル列251,258が配置されており、ノズル列251とノズル列258との間に、カラーインクに対応するノズル列252〜257が配置されている。ただし、メタリックインクSに対応するノズル列251,258のうちのいずれか一方は、省略することとしてもよい。
A4.印刷処理:
図5は、プリンタードライバー24により実行される印刷処理の流れを示すフローチャートである。ステップS100では、プリンタードライバー24は、アプリケーションプログラム20から出力される画像データORGの読み込みを開始する。ステップS102では、解像度変換部41は、取り込んだ画像データORGの解像度を、カラープリンター200が印刷するための解像度に変換する。画像データORGの解像度が印刷解像度よりも低い場合は、線形補間を行うことで隣接画像データ間に新たなデータを生成し、逆に印刷解像度よりも高い場合は、一定の割合でデータを間引くことによって画像データの解像度を印刷解像度に変換する。
なお、解像度変換部41は、メタリックインクによって形成されるドットの印刷解像度(すなわち、輝度情報算出部47に入力される解像度変換済み画像データの解像度)を、カラーインクによって形成されるドットの印刷解像度(すなわち、色変換処理部42に入力される解像度変換済み画像データの解像度)より低い値に変換してもよい。例えば、メタリックインクによって形成されるドットの印刷解像度を720×360dpiに設定し、カラーインクによって形成されるドットの印刷解像度を1440×720dpiに設定することができる。こうすれば、後述するメタリックインクに関する画像処理(例えば、輝度データInの算出工程や、メタリックインクに関するドット密度データの生成工程)を高速に行うことができる。なお、メタリックインクによって形成されるドットの印刷解像度を低い値に設定してもよい理由は、メタリックインクの金属的な質感は、低解像度であっても発現させることができるからである。
次に、カラーインクに関する処理について説明する。ステップS103では、色変換処理部42は、3次元の色変換テーブル51を参照することにより、解像度変換済み画像データ(GRBデータ)に対して色変換処理を行う。
図6は、3次元の色変換テーブル51を概念的に示した説明図である。図5に示すように、色変換テーブル51は、R軸,G軸,B軸を直交3軸とする色空間内に取った一辺の長さが「255」の色立体を格子状に細分し、各格子点にC,M,Y,K,Lc,Lm各色の階調値を記憶したテーブルと考えることができる。
色変換処理部42は、この色変換テーブル51を参照しつつ、RGB階調値で表現された画像データを、C,M,Y,K,Lc,Lmの各色階調値で表現された画像データに色変換する。なお、本実施例では、色変換テーブル51のサイズを小さくするため、R軸,G軸,B軸のそれぞれの格子点の数は17個となっており、色変換処理部42は、補間演算を行なうことによって色変換を行なう。例えば、R画像の階調値がRA、G画像の階調値がGA、B画像の階調値がBAであるようなRGB画像データを色変換する場合は、色変換処理部42は、色空間上の座標値(RA,GA,BA)の周囲にある格子点を検出し、これら格子点に記憶されているC,M,Y,K,Lc,Lm各色の階調値を読み出す。色変換処理部42は、こうして読み出した階調値から補間演算することによって、RGB画像データに対応するCMYKLcLm画像データを得ることができる。
ステップS104(図5)では、ドット密度データ生成部43は、ドット密度テーブル53を参照することにより、C,M,Y,K,Lc,Lmの各階調値データに基づいて、大ドット,中ドット,小ドットのドット密度データを生成する。すなわち、前述したように本実施例のカラープリンター200は、C,M,Y,K,Lc,Lmの各色毎に大中小の3種類のドットを形成可能であることから、ドット密度データ生成部43は、これらドットをどのような密度で形成すればよいかを、各色階調値に基づいて決定する処理を行う。
図7は、1次元のドット密度テーブル53を概念的に示した説明図である。図示するようにドット密度テーブル53には、各色の階調値に対して、大中小の各種ドットのドット密度のデータが記憶されている。ドット密度データ生成部43は、ドット密度テーブル53を参照することで、C,M,Y,K,Lc,Lmの階調値から、大中小の各種ドットについてのドット密度のデータを生成することができる。例えば、Cの階調値が「da」であったとすると、ドット密度データ生成部43は、ドット密度テーブル53を参照することにより、小ドットのドット密度を「sa」と求めることができる。中ドット、大ドットのドット密度はいずれも「0」となる。また、ドット密度データ生成部43は、Cの階調値が「db」である場合は、小ドットのドット密度「sb」、中ドットのドット密度「mb」、大ドットのドット密度「0」と求めることができる。M,Y,K,Lc,Lmなどの他色についても全く同様にして階調値からドット密度のデータを生成することができる。なお、C,M,Y,K,Lc,Lm各色のドット密度テーブルは、全く同じものを用いることとしてもよく、各色毎に専用のテーブルを用いることとしてもよい。
次に、メタリックインクに関する処理について説明する。ステップS106(図5)では、輝度情報算出部47は、メタリック領域について、解像度変換済みの画像データにおける各色成分(R,G,B)の階調値に基づいて、解像度変換済み画像データの輝度に関する情報(輝度データIn)を算出する。本実施例では、輝度情報算出部47は、以下の式(1)に基づいて、輝度データInを算出する。
In=αR+βG+γB …(1)
ただし、R,G,Bは、それぞれ各色の階調値であり、α,β,γは、所定の定数である。本実施例では、α=0.30、β=0.59、γ=0.11に設定されており、Inは、画像データの輝度を表している。ステップS108では、ドット密度データ生成部48は、ドット密度テーブル54を参照することにより、輝度データInに基づいて、メタリックインクの大ドットについてのドット密度データを生成する。なお、大ドットについてのドット密度データは、単位面積当たりのインクの使用量の割合であるインクデューティを意味している。すなわち、大ドットについてのドット密度データが255の場合は、インクデューティが100%であることを意味し、大ドットについてのドット密度データが0の場合は、インクデューティが0%であることを意味する。
図8は、1次元のドット密度テーブル54を概念的に示した説明図である。ドット密度テーブル54には、輝度データInに対して、メタリックインクの大ドットについてのドット密度データが記憶されている。ドット密度データ生成部48は、ドット密度テーブル54を参照することで、輝度データInから、メタリックインクの大ドットについてのドット密度データを生成することができる。なお、図8に示すように、ドット密度テーブル54では、輝度データInが大きくなるに従って、すなわち画像データのハイライト側に近づくに従って、メタリックインクのドット密度データが次第に大きくなるように設定されている。こうすれば、ハイライト側ほど、メタリックインクが形成されるドットの密度が大きくなる、すなわち、メタリックインクの使用量が多くなる。したがって、ハイライト側においてメタリックインクによる光沢感を顕著に表すことができる。一方、輝度データInが小さいほど、すなわち画像データのシャドー側ほど、メタリックインクのドット密度データが小さくなるように設定されている。すなわち、輝度データInが所定値より小さい領域でのメタリックインクのドット密度データが、輝度データInが所定値より高い領域でのドット密度データより低くなる関係となっている。シャドー側では、カラーインクが多く使われているため、メタリックインクによる光沢感の発現具合は、メタリックインクの使用量との相関が低い。したがって、こうすれば、光沢感への影響を抑えつつ、メタリックインクの使用量を節約できる。なお、ドット密度データは、輝度データInが所定の閾値Th1を超えてからは、所定の一定値(約40%(102/255×100)程度)となっている。この理由は、メタリックインクの大ドットを所定の密度以上に形成しても、光沢感にあまり変化が生じないからである。なお、このドット密度データの所定の一定値は、30%程度であってもよい。
なお、本実施例では、輝度データInは、0から255までの256段階の値を有しており、ドット密度テーブル54は、0から255までの256段階の入力に対する分解能を有している。したがって、上述した色変換テーブル51のような補間演算を要しないため、高速に、輝度データInからドット密度データを生成することができる。
以上のようにして、ドット密度データ生成部43がC,M,Y,K,Lc,Lm各色の階調データを、大中小の各種ドットについてのドット密度データに各色毎に変換し、ドット密度データ生成部48が輝度データInを、メタリックインクの大ドットについてのドット密度データに変換したら、ステップS110において、ハーフトーン処理部44がハーフトーン処理を行う。すなわち、ドット密度データは、「0」から「255」までの範囲の値を取り得る256階調のデータである。これに対して、カラープリンター200は、大中小のいずれのドットについても、ドットを「形成する」か「形成しない」かの2つの状態しか取り得ない。そこで、ハーフトーン処理部44は、256階調を有するドット密度データを、各種ドットの形成有無に対応した2階調のデータに変換する。こうしたハーフトーン処理の手法としては、誤差拡散法やディザ法などの種々の手法が知られており、いずれの手法も適用することができる。本実施例では、メタリックインクのドット密度データに対してはディザ法を適用しており、カラーインクのドット密度データに対しては誤差拡散法を適用する。こうすれば、メタリックインクに関するハーフトーン処理を高速に行うことができる。なお、メタリックインクに関するドット密度データは、ドット密度テーブル54を参照することで求めることができ、カラーインクにおける色変換のような補間演算は行なわれないので、ディザ法を用いてハーフトーン処理を行なってもノイズが発生しにくいという利点がある。
ステップS112では、出力処理部46は、各種ドットの形成有無を表す形式に変換された2階調の画像データを、ドットの形成順序を考慮しながら並べ替え、プリンター200に供給すべきドットデータ、すなわち印刷データを生成する。ステップS114では、プリンター200は、印刷データに従って、カラーインク各色やメタリックインクのドットを印刷媒体上に形成する。その結果、画像データORGに対応したカラー画像が印刷用紙上に印刷される。
このように、第1実施例では、輝度情報算出部47によって輝度データを算出し、ドット密度テーブル54を参照することによってドット密度データを生成するので、メタリックインクを用いる場合における画像処理を高速に行なうことが可能である。また、ドット密度テーブル54は、容量の小さい一次元のルックアップテーブルであるため、画像処理に要するメモリ容量を節約することができる。
B.第2実施例:
図9は、第2実施例における印刷システム10bの構成を示す説明図である。図1に示した第1実施例との違いは、プリンタードライバー24に、ドット変換部56と、ドット変換テーブル58とが追加されており、プリンター200がメタリックインクについても大、中、小の3種類の大きさのドットを形成する点だけであり、他の構成は第1実施例と同じである。
図10は、ドット変換テーブル58を概念的に示す説明図である。ドット変換部56(図9)は、ドット変換テーブル58を参照することにより、大ドットのみで表されたメタリックインクについてのドット密度データ(図8)を、大、中、小の3種類のドットで表されたドット密度データに変換する。
図11は、輝度データInが大、中、小の3種類のドットによって表されたドット密度データに変換された様子を示すグラフである。このように、輝度データInは、ドット密度データ生成部48がドット密度テーブル54を参照し、ドット変換部56がドット変換テーブル58を参照することによって、図11に示されるような大、中、小の3種類のドットによって表されたドット密度データに変換される。なお、プリンタードライバー24は、ドット密度テーブル54とドット変換テーブル58とを省略し、図11に示したような、輝度データInに対して大、中、小の3種類のドットによって表されたドット密度データを格納したテーブルを備えて、該テーブルを参照することにより、輝度データInから大、中、小の3種類のドットによって表されたドット密度データに変換することとしてもよい。
ハーフトーン処理部44は、ドット密度データ生成部43から供給されたカラーインク用の大、中、小の3種類のドット密度データと同様に、メタリックインクについての大、中、小の3種類のドット密度データに基づいて、ハーフトーン処理を行なう。
このように、第2実施例においても、第1実施例と同様に、メタリックインクを用いる場合における画像処理を高速に行なうことが可能である。しかも、第2実施例では、プリンタードライバー24がドット変換テーブル58を備えているので、プリンター200は、メタリックインクについても大、中、小の3種類の大きさのドットで形成することができる。また、ドット密度テーブル(大ドット)54と、ドット変換テーブル58とは、共に一次元のルックアップテーブルであるので、データ容量を小さくすることができると共に、高速なデータ変換を実現することができる。
C.第3実施例:
図12は、第3実施例における印刷システム10cの構成を示す説明図である。図1に示した第1実施例との違いは、大ドット用のドット密度テーブル54の代わりに、大中小ドット用のドット密度テーブル54cが設けられている点と、プリンター200がメタリックインクについても大、中、小の3種類の大きさのドットを形成する点だけであり、他の構成は第1実施例と同じである。
図13は、ドット密度テーブル54cを概念的に示す説明図である。ドット密度テーブル54cには、輝度データInに対して、メタリックインクの大、中、小の3種類の大きさのドットについてのドット密度データが記憶されている。ドット密度データ生成部48は、ドット密度テーブル54cを参照することにより、輝度データInから、大、中、小の3種類の大きさのドットについてのドット密度データを生成することができる。また、図13に示すように、大ドットについてのドット密度データは、輝度データInが閾値Th2を超えるまでは増加しているが、閾値Th2を超えてからは減少している。こうすれば、輝度データInの大きいハイライト側における大ドットの密度を小さくすることができるので、ハイライト側における粒状性を改善することができる。
このように、第3実施例においても、上記実施例と同様に、メタリックインクを用いる場合における画像処理を高速に行なうことが可能である。なお、第2実施例では、ドット密度テーブル54と、ドット変換テーブル58との2つのテーブルを備えることによって、大、中、小の3種類の大きさのドットについてのドット密度データを生成しているのに対し、この第3実施例では、1つのテーブルを備えることで、大、中、小の3種類の大きさのドットについてのドット密度データを生成することができる。また、第2実施例では、図8のドット密度テーブル54において輝度データInが閾値Th1を超えた部分のように、大ドットについてのドット密度データが一定の値であれば、輝度データInが異なっていても、ドット変換テーブル58(図10)の変換によって得られる大、中、小の3種類の大きさのドットについてのドット密度データも一定の値となる(図11)。これに対して、第3実施例では、図13に示すように、輝度データInから直接、大、中、小の3種類の大きさのドットについてのドット密度データに変換するため、輝度データIn毎に、大、中、小の3種類の大きさのドットについてのドット密度データを異なる値に設定することができる。すなわち、図8に示した大ドットについてのドット密度データ(インクデューティ)が一定である領域でも、大、中、小の3種類の大きさのドットの組み合わせが異なるように設定することできる。したがって、第3実施例では、簡易な構成で、メタリックインクの大、中、小の3種類の大きさのドットについてのドット密度データを自由に生成することができるとともに、メタリックインクを用いる場合における画像処理を高速に行なうことができる。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D1.変形例1:
上記実施例では、輝度情報算出部47は、式(1)を用いて輝度データInを算出していたが、輝度情報算出部47は、明度に相関を有する所定の指標値を算出すればよい。
D2.変形例2:
上記実施例におけるプリンタードライバー24の機能は、プリンター200が備えていることとしてもよい。また、プリンタードライバー24は、電気通信回線を通じて、コンピューター100やプリンター200に供給されることとしてもよい。
D3.変形例3:
上記実施例においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
D4.変形例4:
上記実施例では、プリンター200は、カラーインクとして、C,M,Y,K,Lc,Lmの6色のインクを備えていたが、これら以外の色をさらに備えていてもよく、また、これらのうちの何色かを省略することとしてもよい。
D5.変形例5:
上記実施例では、プリンター200は、大ドット、中ドット、および小ドットの3種類のドットを形成可能であるが、プリンターが形成可能なドットのサイズは、大ドットと小ドットの2種類であってもよく、また4種類以上であってもよい。
D6.変形例6:
上記実施例では、RGB形式の画像データがプリンタードライバー24に入力されるものとして説明したが、入力される画像データは、各画素を表現する複数の要素データの組み合わせの形式で表現された画像データであればよい。すなわち、プリンタードライバー24に入力される画像データは、RGB形式の画像データ以外に、CMY形式、CMYK形式、YUV形式、HLS形式等の他の形式の画像データであってもよい。
10…印刷システム
10b…印刷システム
10c…印刷システム
20…アプリケーションプログラム
22…ビデオドライバー
24…プリンタードライバー
41…解像度変換部
42…色変換処理部
43…ドット密度データ生成部
44…ハーフトーン処理部
46…出力処理部
47…輝度情報算出部
48…ドット密度データ生成部
51…色変換テーブル
53…ドット密度テーブル
54…ドット密度テーブル
54c…ドット密度テーブル
56…ドット変換部
58…ドット変換テーブル
100…コンピューター
102…CPU
108…周辺機器インターフェース
109…ディスクコントローラー
110…ネットワークインターフェースカード
112…ビデオインターフェース
114…ディスプレイ
116…バス
118…ハードディスク
120…デジタルカメラ
122…カラースキャナー
124…フレキシブルディスク
126…コンパクトディスク
200…プリンター
230…キャリッジモーター
231…駆動ベルト
232…プーリー
233…摺動軸
234…位置検出センサー
235…モーター
236…プラテン
240…キャリッジ
241〜248…インクカートリッジ
250…印刷ヘッド
251〜258…ノズル列
260…制御回路
266…操作パネル
300…通信回線
310…記憶装置
P…印刷媒体
ORG…画像データ

Claims (10)

  1. 複数の要素データにより表現された画素により構成される画像データを、特殊光沢インクと複数の着色インクとを用いて印刷するための画像処理を行なう画像処理装置であって、
    前記複数の要素データに基づいて、前記複数の着色インクのドットの形成の密度を求める第1のドット密度決定部と、
    前記複数の要素データから、前記各画素の明度に相関を有する単一の指標値を求める指標値決定部と、
    前記単一の指標値に基づき、前記各画素の前記指標値が所定値より低い領域での前記特殊光沢インクのドットの形成の密度が前記指標値が前記所定値より高い領域でのドットの形成の密度より低くなる関係に従って、前記特殊光沢インクのドットの形成の密度を求める第2のドット密度決定部と
    を備えた画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記第1のドット密度決定部は、複数種類のドットの形成の密度として、前記着色インクのドットの形成の密度を求め、
    前記第2のドット密度決定部は、前記第1のドット密度決定部がドットの形成の密度を求めたドットの種類より少ない種類のドットの形成の密度として、前記特殊光沢インクのドットの形成の密度を求める
    画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置であって、
    前記第2のドット密度決定部は、複数種類のドットの形成の密度として、前記特殊光沢インクのドットの形成の密度を求め、前記複数種類のドットの形成密度のうち、最も大きなドットについてのドットの形成の密度を、前記指標値が所定値を超えてから次第に減少する関係に従って求める
    画像処理装置。
  4. 請求項1または2に記載の画像処理装置であって、
    前記第2のドット密度決定部は、前記第1のドット密度決定部がドットの形成の密度を求めた複数種類のドットのうち、最も大きなドットと同等のドットの形成の密度として、前記特殊光沢インクのドットの形成の密度を求める
    画像処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記画像データの各画素に対応してドットを形成するか否かを決定するハーフトーン処理を、前記ドットの形成の密度を用いて行なうハーフトーン処理部を備えた
    画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置であって、
    前記ハーフトーン処理部は、前記複数の着色インクのドットの形成については、誤差拡散法を適用し、前記特殊光沢インクのドットの形成についてはディザ法を適用して、それぞれ前記ハーフトーン処理を行なう
    画像処理装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記画像データの解像度を変換する解像度変換部を備え、
    前記解像度変換部は、前記指標値決定部に供給される画像データの解像度を、前記第1のドット密度決定部に供給される画像データの解像度よりも低い値に変換する
    画像処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記第2のドット密度決定部は、前記単一の指標値を、前記複数の要素データの線形演算より求める
    画像処理装置。
  9. 複数の要素データにより表現された画素により構成される画像データを、特殊光沢インクと複数の着色インクとを用いて印刷するための画像処理を行なう画像処理方法であって、
    (a)前記複数の要素データに基づいて、前記複数の着色インクのドットの形成の密度を求める工程と、
    (b)前記複数の要素データから、前記各画素の明度に相関を有する単一の指標値を求める工程と、
    (c)前記単一の指標値に基づき、前記各画素の前記指標値が所定値より低い領域での前記特殊光沢インクのドットの形成の密度が前記指標値が所定値より高い領域でのドットの形成の密度より低くなる関係に従って、前記特殊光沢インクのドットの形成の密度を求める工程と
    を備える画像処理方法。
  10. 複数の要素データにより表現された画素により構成される画像データを、特殊光沢インクと複数の着色インクとを用いて印刷するための画像処理をコンピューターに実行させるためのコンピュータープログラムであって、
    (a)前記複数の要素データに基づいて、前記複数の着色インクのドットの形成の密度を求める機能と、
    (b)前記複数の要素データから、前記各画素の明度に相関を有する単一の指標値を求める機能と、
    (c)前記単一の指標値に基づき、前記各画素の前記指標値が所定値より低い領域での前記特殊光沢インクのドットの形成の密度が前記指標値が所定値より高い領域でのドットの形成の密度より低くなる関係に従って、前記特殊光沢インクのドットの形成の密度を求める機能と
    を前記コンピューターに実現させる
    コンピュータープログラム。
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