JP2011035492A - 復調装置及び復調処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回路規模を大きくすることなく、小型の演算器を使用して効率的に復調演算を行うこと。
【解決手段】 受信データを復調する復調装置は、受信データの振幅を調査して、この受信データの振幅が一定の範囲内に収まるように受信データに係数を乗じて、調整後受信データを出力する振幅調整部と、調整後受信データに対して復調演算を行い、仮尤度を求める復調演算部と、仮尤度を調整して、尤度を出力する尤度調整部と、を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、復調装置及び復調処理方法に関し、特に、受信データ(MIMO伝送信号)をQR−MLD法を用いて復調する復調装置および復調処理方法に関する。
近年、無線通信分野ではさらなる通信速度向上のため、多アンテナを利用したMIMO(Multi Input Multi Output)技術が開発され、その使用が始まっている。MIMO技術とは、例えば複数のデータを複数の送信アンテナから同時に送信することで空間多重し、受信側では受信データからもとの複数のデータを取り出す技術である。同時刻に送信するデータ量を増やせるため、通信速度が向上する。
また、変調方式も通信速度に大きく関係している。例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)では2ビット、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)では4ビット、64QAMでは6ビットと、こちらも同時に送れる情報ビット数を増やすことができる。
ただし、同時に送信する情報ビット数が増えるほど雑音耐性が落ちる。このため、符号化率や符号化方法とあわせて、伝播路環境の品質に応じた最適な方式を選択するAMC(Adaptive Modulation and Coding)という技術が開発され用いられている。移動体通信においても現在、3GPP(Third Generation Partnership Project)において、LTE(Long Term Evolution)として新しい通信方式での標準化が進められている。LTEでは、このMIMO技術やAMC技術が採用されている。
MIMO技術により送信されたデータを受信し、もとのデータを取り出す方法のひとつにMLD(Maximum Likelihood Detection)法がある。MLD法の一種として、QR−MLD(QR decomposition MLD)法が知られている(例えば、特開2008−053867号公報(特許文献1)参照)。
この特許文献1に開示された復調装置は、QAM変調されたMIMO伝送信号を、QR−MLD法を用いて復調すると共に、2乗ユークリッド距離を以って対数尤度とする復調装置である。復調装置は、各送信アンテナの送信信号レプリカと、受信信号と、チャネル推定値とを用いて、送信信号レプリカと対になる送信信号を推定する送信信号推定部と、送信信号推定値に最も近い送信信号点を検出する最尤シンボル検出部と、検出した最も近い送信信号点を基に尤度計算に用いる変調マップ上の信号点を選定する尤度計算シンボル選定部と、送信信号推定値と送信信号推定値に最も近い送信信号点とに基づいて、送信信号推定値の変調マップの格子長の半分の値の剰余を格子内距離として計算する格子内距離計算部と、格子内距離を用いて、選定された変調マップ上の信号点の対数尤度を計算する尤度計算部とを具備する。
とにかく、QR−MLD法では、所定の式に基く演算が行われる。
また、本発明に関連する他の先行技術も知られている。例えば、特開2008−124843号公報(特許文献2)は、演算量の削減効果を向上させる無線受信装置を開示している。この特許文献2に開示された無線受信装置は、空間多重する伝搬路のチャネル推定値を出力するチャネル推定部と、M個の空間多重送信信号の受信信号とチャネル推定部の出力を基に、M個の空間多重信号のうち第1の送信信号に対するシンボルを判定し、判定シンボルとして出力するシンボル判定部と、第1の送信信号の判定シンボルおよび第1の送信信号の判定シンボルに近接する近接シンボル群と、受信信号点との間の距離を算出する近接シンボル間距離算出部と、第1の送信信号の判定シンボルで表されるN個のビットのうち、k番目のビットを反転したビットを含むシンボル群で第1の送信信号の判定シンボルに最近接する部分ビット反転シンボルと受信信号点との距離を算出する第1の反転シンボル間距離算出部と、近接シンボル間距離算出部および第1の反転シンボル間距離算出部の出力を基にビット尤度を算出するビット尤度算出部と、ビット尤度算出部の出力を基に誤り訂正復号を行う誤り訂正復号部と、を含む。
特開2008−053867号公報 特開2008−124843号公報
上述したように、特許文献1に開示されているようなQR−MLD法では、各式において様々な演算が行われる。例えば、乗算ならば、入力ビット幅をnビットとすると、乗算後のビット幅は2nとなる。しかし、回路規模の観点から、結果全てのビットを保持することは現実的ではない。そのため、一部の切り捨てが必要である。ある一定の上位ビットを保存し、下位ビットを切り捨てるとする。この場合、入力信号の振幅が小さい時には、乗算後の情報全てあるいは殆どが切り捨てられていまい、復調性能が著しく劣化してしまう。特許文献2に開示された無線受信装置においても、上述したのと同様の問題がある。
とにかく、従来の復調装置では、入力データのビット幅に応じて演算器のビット幅を調節しなければならず、必要性能を満たすには回路規模が大きくなるという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、復調性能を保ちつつ、小型の演算器を使用して復調演算を行うことが可能な復調装置及び復調処理方法を提供することにある。
本発明では、入力データの振幅を一定の範囲に収めることで、小型の演算器を使用して復調演算を行うことにより問題を解決している。
本発明の復調装置は、受信データを復調する復調装置であって、受信データの振幅を調査して、受信データの振幅が一定の範囲内に収まるように受信データに係数を乗じて、調整後受信データを出力する振幅調整部と、調整後受信データに対して復調演算を行い、仮尤度を求める復調演算部と、仮尤度を調整して、尤度を求める尤度調整部と、を備える。
本発明の復調処理方法は、受信データの復調処理を行う復調処理方法であって、受信データの振幅を調査して、受信データの振幅が一定の範囲内に収まるように受信データに係数を乗じて、調整後受信データを出力する振幅調整ステップと、調整後受信データに対して復調演算を行い、仮尤度を求める復調演算ステップと、仮尤度を調整して、尤度を求める尤度調整ステップと、を含む。
本発明の効果は、演算器のビット幅を縮小させることが可能となることである。
送信アンテナ数および受信アンテナ数が共に2本のMIMO技術を用いた通信路モデルを示す図である。 QPSKでの尤度計算例を示す図である。 本発明の一実施の形態による通信システムの全体構成を示すブロック図である。 図3に示した通信システムに使用される復調部の第1の構成例を示すブロック図である。 図3に示した通信システムに使用される復調部の第2の構成例を示すブロック図である。 図3に示した通信システムに使用される復調部の第3の構成例を示すブロック図である。
最初に、本発明の原理について説明する。
前述したように、MIMO技術により送信されたデータを受信し、もとのデータを取り出す方法のひとつにMLD(Maximum Likelihood Detection)法がある。ここでは、MLD法の一種であるQR−MLD(QR decomposition MLD)法について説明する。
図1に送信アンテナ数および受信アンテナ数が共に2本のMIMO技術を用いた通信路モデルを示す。図1において、x、xが第1及び第2の送信アンテナ14−1,14−2から送信される第1及び第2の送信データを示し、h11、h12、h21、h22が各送受信アンテナ間における伝播路の状態を示す伝播路値を示し、n、nが第1及び第2の受信アンテナ24−1,24−2において混入する第1及び第2の雑音を示し、y、yが第1及び第2の受信アンテナ24−1,24−2で受信される第1及び第2の受信データを示す。以上のデータは複素数である。なお、送信データXはもとのデータを変調したものである。数式で表すと、第1及び第2の受信データy、y は下記の式(1)で表される。
Figure 2011035492
ここで、Y=[y、y、H=[[h11、h12]、[h21、h22]]、X=[x、x、N=[n、nとすると、上記の式(1)は下記の式(2)のように表せる。
Figure 2011035492
通常のMLD法では、この受信データYと、推定した伝播路推定値H’=[[h’11、h’12]、[h’21、h’22]]により等化処理を施し、その等化データに対して、送信データXとして想定される全レプリカとの誤差を逐次計算し、その誤差がもっとも小さくなるように復調を行う。なお、ここでいう「誤差」とは、等化データとレプリカとの自乗ユークリッド距離である。また、「レプリカ」とは、変調方式に応じたコンスタレーションシンボルである。
通常のMLD法では、全レプリカとの誤差を算出する必要があり、演算量が膨大になる。例えば、変調方式が64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)であるとする。この場合、第1の送信データxと第2の送信データxとの組み合わせを考慮すると、64×64=4096もの誤差計算を行う必要がある。QR−MLD法は、この誤差計算にかかる演算を軽減する技術である。
QR−MLD法では、推定した伝播路推定値H’をそのまま使用せず、QR分解を行う。Qはユニタリ行列、Rは上三角行列である。誤差計算時に、この上三角行列Rを利用することで、演算する要素を削減する。また、上三角行列Rの成分の一部は実数となるため、この分も演算量は削減できる。推定した伝播路推定値H’をQR分解したものを、下記の式(3)とする。
Figure 2011035492
なお、QR−MLD法では、第1の送信データxと第2の送信データxとを一度に処理できない。そのため、まず一方について復調し、その後で受信データYと推定した伝播路推定値H‘を倒置して他方の復調を行うことになる。以降は、第2の送信データxの処理について説明する。
各成分の算出式は、下記の式(4)の通りである。
Figure 2011035492
上三角行列Rのうち、r11とr22とが実数となる。また、Qはユニタリ行列の為、下記の式(5)の関係がなりたつ。
Figure 2011035492
ここで、Iは単位行列である。上記式(1)の伝播路値Hに、推定した伝播路推定値H’をQR分解した行列QRを代入すると、下記の式(6)になる。
Figure 2011035492
上記式(6)の両辺にユニタリ行列Qの共役倒置行列Qを乗算して展開すると、下記の式(7)になる。
Figure 2011035492
N’=QNとする。Z=QYとして行列に展開すると、下記の式(8)になる。
Figure 2011035492
上記式(8)をn’’、n’についてまとめると、下記の式(9)になる。
Figure 2011035492
QR−MLD法では、この雑音成分n’、n’の自乗誤差を求め、その合算値を最小にする第1及び第2の送信データx、xを求めることになる。まずは、第2の送信データxのレプリカをx2、jとして、それぞれのレプリカとの誤差n’2、jを算出する。j=0〜(J−1)であり、Jは変調方式によって決まる格子点の数である。レプリカも格子点と同数必要となる。例えば64QAMの場合、IQ平面上に64個の格子点として変調されるため、J=64となる。n’2、j は、下記の式(10)となる。
Figure 2011035492
n’2、jを自乗したものをe2,jとすると、下記の式(11)となる。
Figure 2011035492
続いてもう一方の誤差n’を求めるが、その前に第1の送信データxのレプリカ候補x1、jを絞り込む。これは自乗誤差の合算値が最小となる条件を利用してx1、jを決定する処理である。具体的には、各送信信号レプリカx2、jについてn’1、j=0となるx1、jを求める。x1、jの条件式は、下記の式(12)となる。
Figure 2011035492
つまり、上記式(12)の内、下式の右辺に最も近いx1、jを求めることになる。これで、各x2、jについて自乗誤差の合算値を最小にするx1、jが求まるため、残る誤差n’1、j の算出もJ個に抑えることができる。n’1、jの自乗誤差をe1、jとすると、下記の式(13)となる。
Figure 2011035492
こうして求めたe1、j、e2、jの合算値をeとすると、下記の式(14)になる。
Figure 2011035492
このeを元に復調結果を尤度として計算することになる。
図2を参照して、尤度の計算について、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)での例を挙げて説明する。左右にあるIQ平面図は、QPSKの為、各象限に1つの格子点となる。Jは4であり、eはe、e、e、eまでとなる。図中では各格子点の右あるいは左に対応するeを示している。また1個の格子点には2ビットの情報ビットが含まれている。図中の各格子点の上あるいは下にある(ビット#1、ビット#0)がそれぞれの情報ビットを示す。各情報ビットの尤度は個別に算出する。ビット#0に対する尤度をLLR、ビット#1に対する尤度をLLRとすると、各々の尤度は、下記の式(15)にしたがって算出される。
Figure 2011035492
ここで、MIN( )は最小値を返す関数を意味する。尤度計算は各情報ビットについて‘1’あるいは‘0’に対応した最小誤差の差をとる。ビット#0についてみれば、ビット#0=‘0’となる格子点はIQ平面の右側にあり、対応する誤差はe、eとなる。このうち最小となる誤差を求めているのが、上記式(15)のLLRの式の右辺第2項である。また、ビット#0=‘1’となる格子点はIQ平面の左側にあり、対応する誤差はe、eとなる。このうち最小となる誤差を求めているのが、上記式(15)のLLRの式の右辺第1項である。ビット#1についても同様に、‘0’、‘1’に応じた最小誤差を求める。尤度は‘1’に応じた最小誤差から、‘0’に応じた最小誤差を減算することで算出する。
このように、QR−MLD法では、各式において様々な演算が行われる。例えば、乗算ならば、入力ビット幅をnビットとすると、乗算後のビット幅は2nとなる。しかし、回路規模の観点から、結果全てのビットを保持することは現実的ではない。そのため、一部の切り捨てが必要である。ある一定の上位ビットを保存し、下位ビットを切り捨てるとする。この場合、入力信号の振幅が小さい時には、乗算後の情報全てあるいは殆どが切り捨てられていまい、復調性能が著しく劣化する。
本発明は、この問題に鑑みなされたもので、入力データ振幅を平準化することにより、復調性能を保ちつつ、演算量を削減することを可能にするものである。
まず、上記式(2)の両辺に係数αを乗算する。αは受信データY及び推定した伝播路推定値H’の振幅に応じて適切に変更する。それにより、下記の式(16)が得られる。
Figure 2011035492
尚、上記式(3)から上記式(14)までの計算方法は、従来方法と同じである。但し、式(3)で用いる伝播路推定値H’は調整後伝播路推定値H”、式(6)の受信データYは調整後受信データY’と読み替えるものとする。最終的に係数αを乗算した場合の自乗誤差合計式(14)は、下記式(17)の様に表現できる。
Figure 2011035492
つまり、自乗誤差合計は、係数αを掛けない場合と比べα倍になる。尤度は上記式(15)により求めるが、LLRも係数αを掛けない場合と比べα倍になる。そのときのLLRを、下記の数式(18)で示されるように、仮尤度Ltmp0、Ltmp1とする。
Figure 2011035492
そこで最後に、下記の式(19)のように、仮尤度LLR(Ltmp0、Ltmp1)を除数αで割ることで、係数αを掛けない場合と同じ尤度を求める。
Figure 2011035492
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図3は、本発明の一実施の形態による通信システムの全体構成図である。図3に示すように、通信システムは、送信側10と受信側20とから構成される。図示の例では、送信側はたとえば基地局10から成り、受信側はたとえばユーザ端末20から成る。
基地局10は、符号化部11、変調部12、D/A変換部13、および第1及び第2の送信アンテナ14−1,14−2を有する。ユーザ端末20は、第1及び第2の受信アンテナ24−1,24−2、A/D変換部21、復調部22、および復号化部23を有する。
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態による通信システムの動作について説明する。
基地局10では、例えば、まず基地局10のCPU(不図示)が送信したいデータを情報ビットとして符号化部11に入力する。符号化部11は、入力された情報ビットに対しCRC付加やターボ符号化を施す。変調部12は、入力された符号データを変調し、変調後のデータである複数の変調データをD/A変換部13に出力する。D/A変換部13は、変調部12が出力した変調データをデジタル信号からアナログ信号に変換する。そしてアナログ信号に変換された変調データは第1及び第2の送信アンテナ14−1,14−2を介して送信される。
ユーザ端末20は、第1及び第2の受信アンテナ24−1,24−2を介して送信側10の第1及び第2の送信アンテナ14−1,14−2から送信されたデータを受信する。ただし、第1及び第2の受信アンテナ24−1,24−2が受信したデータは、第1及び第2の送信アンテナ14−1,14−2から出力された後、空間を伝播する際のノイズの影響を受けていることに留意する。
第1及び第2の受信アンテナ24−1,24−2が受信したデータはA/D変換部21に入力される。A/D変換部21は、入力されたデータをアナログ信号からデジタル信号に変換する。A/D変換部21は、変換後のデジタル信号を復調部22に出力する。そして、復調部22は、A/D変換部21が出力したデータを復調する。復調部22は、復調して得た復調データを復号化部23に出力する。復号化部23は、入力された復調データに対して誤り訂正復号化を行う。
その結果得られる復号データを使用して、後段のCPU(不図示)などの処理回路が所定の処理を実施する。ここでは、送信側の基地局10にある変調データを送信データ、受信側のユーザ端末20にあるA/D変換部21が出力したデータを受信データと呼ぶこととする。
本発明に係る復調装置は、図3の復調部22において実施される。
図4は、図3に示した復調部22の第1の構成例を示すブロック図である。本復調部22は第1の送信データxと第2の送信データxの処理で回路を共有化する構成である。復調部22は、まず一方の処理を行い、他方では入力データ(受信データ)Yと伝播路推定値H’を倒置して同様に処理を行うことになる。
図4に示すように、本復調部11は、伝播路推定部32、振幅調整部34、QR分解部36、等化部38、レプリカ生成部40、第1の誤差計算部42、象限検出部44、第2の誤差計算部46、尤度計算部48、および尤度調整部50を有する。
以降は、第2の送信データxの処理について説明する。
伝播路推定部32は、受信データYのうち既知のものを利用して伝播路推定を行い、伝播路推定値H’を出力する。振幅調整部34は、伝播路推定値H’と受信データYの値(振幅)を調査し、上記式(16)にある係数αを乗じて、調整後伝播路推定値H”と調整後受信データY’とを出力する。
QR分解部36は、調整後伝播路推定値H”をQR分解し、上記式(3)にあるユニタリ行列Qと上三角行列Rとを出力する。等化部38は、ユニタリ行列Qを用いて上記式(7)のとおりに調整後受信データY’を等化し、等化データZを出力する。レプリカ生成部40は、送信データXの第2のレプリカX’、第1のレプリカX’を生成する。
第1の誤差計算部42は、等化データZと第2のレプリカX’、上三角行列Rにより上記式(11)に従って第2の誤差eを出力する。この時、第1の誤差計算部42は、等化データZも次段に受け渡す。象限検出部44は、等化データZと第2のレプリカX’、上三角行列Rから上記式(12)の条件にしたがって第1のレプリカX’を選択する。また、象限検出部44は、等化データZと第2の誤差eを次段に受け渡す。第2の誤差計算部46は、等化データZと第2のレプリカX’、第1のレプリカX’、上三角行列Rから上記式(13)にしたがって第1の誤差eを出力する。このとき、第2の誤差計算部46は、第2の誤差eを次段に受け渡す。
したがって、第1の誤差計算部42と象限検出部44と第2の誤差計算部46との組合せは、レプリカX’、X’を使用して、等化データZと上三角行列Rとに基いて、誤差e、eを求める誤差計算ユニットとして働く。
尤度計算部46では、第1の誤差e、第2の誤差eから上記式(18)に従って仮尤度Ltmpを求め出力する。
尤度調整部50では、上記式(19)に従って尤度LLRを求め出力する。この尤度LLRが復調データとして図3にある復号化部23に渡される。
従って、QR分解部36、等化部38、第1の誤差計算部42、象限検出部44、第2の誤差計算部46、および尤度計算部48の組合せは、レプリカX’、X’を使用して、調整後伝播路推定値H”と調整後受信値Y’とに基いて復調演算を行い、復調尤度(仮尤度)Ltmpを求める復調演算部として働く。
このように、本実施の形態では、振幅調整部34において入力信号(受信データYと伝播路推定値H’)の振幅を調査し、必要に応じて入力信号の振幅を増大又は縮小させて、復調演算部(36,38,42,44,46,48)で復調演算を行い、尤度調整部50において復調尤度(仮尤度)Ltmpを調整して尤度を求めている。
すなわち、入力信号(Y、H’)の振幅を一定の範囲に収めるように入力信号にオフセット(係数)αを掛けることにより、少ない演算量(小さい回路規模)で効率的に復調演算を行うことができる。
上述したように復調部(復調装置)22は動作するが、このような動作をコンピュータ上で実現することもできる。例えば、上記動作を行う復調処理プログラムをメモリに格納しておき、それをプログラム制御プロセッサ(コンピュータ)によって実行することで、復調装置22を実現することができる。
上記式(16)の係数αは、伝播路推定値H’ではなく、送信信号レプリカXに乗じてもよい。
図5は、これを実現する、図3に示した復調部の第2の構成例を示すブロック図である。ここでは、復調部に22Aの参照符号を付してある。復調部22Aは、振幅調整部およびレプリカ生成部が、図4に示されたものから後述するように変更されている点を除いて、図4に示した復調部22と同様の構成を有し、動作をする。したがって、振幅調整部およびレプリカ生成部に、それぞれ、34Aおよび40Aの参照符号を付してある。以下では、説明の簡略化の為に、図4との相違点についてのみ説明する。
振幅調整部34Aは、伝播路推定値H’をそのままQR分解部36へ送出するとともに、係数αをレプリカ生成部40Aへ供給する。レプリカ生成部40Aは、第2のレプリカX’および第1のレプリカX’の代わりに、調整後第2のレプリカαX’および調整後第1のレプリカαX’を生成する。
QR分解部36、等化部38、第1の誤差計算部42、象限検出部44、第2の誤差計算部46、および尤度計算部48の組合せは、調整後レプリカαX’、αX’を使用して、伝播路推定値H’と調整後受信値Y’とに基いて復調演算を行い、復調尤度(仮尤度)Ltmpを求める復調演算部として働く。
また、第1の誤差計算部42と象限検出部44と第2の誤差計算部46との組合せは、調整後レプリカαX’、αX’を使用して、等化データZと上三角行列Rとに基いて、誤差e、eを求める誤差計算ユニットとして働く。
このように、本実施の形態では、振幅調整部34Aにおいて入力信号(受信データY)の振幅を調査し、必要に応じて入力信号の振幅を増大又は縮小させて、復調演算部(36,38,42,44,46,48)で復調演算を行い、尤度調整部50において復調尤度(仮尤度)Ltmpを調整して尤度を求めている。
すなわち、入力信号(Y)の振幅を一定の範囲に収めるように入力信号にオフセット(係数)αを掛けることにより、少ない演算量(小さい回路規模)で効率的に復調演算を行うことができる。
上述したように復調部(復調装置)22Aは動作するが、このような動作をコンピュータ上で実現することもできる。例えば、上記動作を行う復調処理プログラムをメモリに格納しておき、それをプログラム制御プロセッサ(コンピュータ)によって実行することで、復調装置22Aを実現することができる。
また上記式(2)は、その右辺と左辺に乗ずる値が等しければよい。したがって、例えば、受信データYに係数α、伝播路推定値H’に係数αの平方根α、レプリカX’、X’に係数αの平方根αを乗じてもよい。この場合、尤度調整部で除される係数(除数)は、係数αの自乗αになる。
図6は、これを実現する、図3に示した復調部の第3の構成例を示すブロック図である。ここでは、復調部に22Bの参照符号を付してある。復調部22Bは、振幅調整部が、図5に示されたものから後述するように変更されている点を除いて、図5に示した復調部22Aと同様の構成を有し、動作をする。したがって、振幅調整部に、34Bの参照符号を付してある。以下では、説明の簡略化の為に、図5との相違点についてのみ説明する。
振幅調整部34Bは、受信データYに係数(乗数)αを乗じて得られる調整後受信データY”を等化部38へ送出すると共に、伝播路推定値H’に係数αの平方根(乗数)αを乗じて得られる調整後伝播路推定値H”をQR分解部36へ送出する。また、振幅調整部34Bは、係数αを自乗した値を除数αとして尤度調整部50へ送出する。
QR分解部36、等化部38、第1の誤差計算部42、象限検出部44、第2の誤差計算部46、および尤度計算部48の組合せは、調整後レプリカαX’、αX’を使用して、調整後伝播路推定値H”と調整後受信値Y”とに基いて復調演算を行い、復調尤度(仮尤度)Ltmpを求める復調演算部として働く。
また、第1の誤差計算部42と象限検出部44と第2の誤差計算部46との組合せは、調整後レプリカαX’、αX’を使用して、等化データZと上三角行列Rとに基いて、誤差e、eを求める誤差計算ユニットとして働く。
このように、本実施の形態では、振幅調整部34Bにおいて入力信号(受信データYと伝播路推定値H’)の振幅を調査し、必要に応じて入力信号の振幅を増大又は縮小させて、復調演算部(36,38,42,44,46,48)で復調演算を行い、尤度調整部50において復調尤度(仮尤度)Ltmpを調整して尤度を求めている。
すなわち、入力信号(Y、H’)の振幅を一定の範囲に収めるように入力信号にオフセットα、αを掛けることにより、少ない演算量(小さい回路規模)で効率的に復調演算を行うことができる。
上述したように復調部(復調装置)22Bは動作するが、このような動作をコンピュータ上で実現することもできる。例えば、上記動作を行う復調処理プログラムをメモリに格納しておき、それをプログラム制御プロセッサ(コンピュータ)によって実行することで、復調装置22Bを実現することができる。
以下に、本発明の態様について説明する。
本発明の第1の態様による復調装置は、受信データを復調する復調装置であって、受信データの振幅を調査して、受信データの振幅が一定の範囲内に収まるように受信データに係数を乗じて、調整後受信データを出力する振幅調整部と、調整後受信データに対して復調演算を行い、仮尤度を求める復調演算部と、仮尤度を調整して、尤度を求める尤度調整部と、を備える。
上記本発明の第1の態様による復調装置において、上記復調装置は、受信データに対して伝播路推定を行い、伝播路推定値を出力する伝播路推定部と、送信データのレプリカを生成するレプリカ生成部と、を更に備えてよい。
上記振幅調整部は、伝播路推定値に係数を乗じて、調整後伝播路推定値を出力するものでよく、上記復調演算部は、レプリカを使用して、調整後受信データおよび調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、仮尤度を求めるものでよい。この場合、上記復調演算部は、調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解部と、ユニタリ行列を用いて調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化部と、レプリカを使用して、等化データと上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ユニットと、誤差から仮尤度を計算する尤度計算部と、を備えるものでよい。上記尤度調整部は、仮尤度を、係数を自乗した除数で除算して、尤度を得るものでよい。
その代わりに、上記振幅調整部は、上記レプリカ生成部に係数を供給して、上記レプリカ生成部から調整後レプリカを出力させるものでよく、上記復調演算部は、調整後レプリカを使用して、調整後受信データおよび伝播路推定値に基いて復調演算を行い、仮尤度を求めるものでよい。この場合、上記復調演算部は、伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解部と、ユニタリ行列を用いて調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化部と、調整後レプリカを使用して、等化データと上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ユニットと、誤差から仮尤度を計算する尤度計算部と、を備えるものでよい。上記尤度調整部は、仮尤度を、係数を自乗した除数で除算して、尤度を得るものでよい。
さらに、上記振幅調整部は、伝播路推定値に係数の平方根を乗じて、調整後伝播路推定値を出力し、上記レプリカ生成部に係数の平方根を供給して、上記レプリカ生成部から調整後レプリカを出力させるものでよく、上記復調演算部は、調整後レプリカを使用して、調整後受信データおよび調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、仮尤度を求めるものでよい。この場合、上記復調演算部は、調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解部と、ユニタリ行列を用いて調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化部と、調整後レプリカを使用して、等化データと上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ユニットと、誤差から仮尤度を計算する尤度計算部と、を備えるものでよい。上記尤度調整部は、仮尤度を、係数を自乗した除数で除算して、尤度を得るものでよい。
或いは、上記振幅調整部は、伝播路推定値に第1の係数αを乗じて、調整後伝播路推定値を出力し、上記レプリカ生成部に第2の係数β(ここで、α≠β)を供給して、上記レプリカ生成部から調整後レプリカを出力させ、受信データに第3の係数(αβ)(ここで、第3の係数αβは第1の係数αと第2の係数βとの乗算結果)を乗じて、調整後受信データを出力させるものでよく、上記復調演算部は、調整後レプリカを使用して、調整後受信データおよび調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、仮尤度を求めるものでよい。この場合、上記復調演算部は、調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解部と、ユニタリ行列を用いて調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化部と、調整後レプリカを使用して、等化データと上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ユニットと、誤差から仮尤度を計算する尤度計算部と、を備えるものでよい。上記尤度調整部は、仮尤度を、第3の係数(αβ)を自乗した除数((αβ))で除算して、尤度を得るものでよい。
本発明の第2の態様による復調処理方法は、受信データの復調処理を行う復調処理方法であって、受信データの振幅を調査して、受信データの振幅が一定の範囲内に収まるように受信データに係数を乗じて、調整後受信データを出力する振幅調整ステップと、調整後受信データに対して復調演算を行い、仮尤度を求める復調演算ステップと、仮尤度を調整して、尤度を求める尤度調整ステップと、を含む。
上記本発明の第2の態様による復調処理方法において、受信データに対して伝播路推定を行い、伝播路推定値を出力する伝播路推定ステップと、送信データのレプリカを生成するレプリカ生成ステップと、を更に含んでよい。
上記振幅調整ステップは、伝播路推定値に前記係数を乗じて、調整後伝播路推定値を出力するものでよく、上記復調演算ステップは、レプリカを使用して、調整後受信データおよび調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、仮尤度を求めるものでよい。この場合、上記復調演算ステップは、調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解ステップと、ユニタリ行列を用いて調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化ステップと、レプリカを使用して、等化データと上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ステップと、誤差から仮尤度を計算する尤度計算ステップと、を含むものでよい。上記尤度調整ステップは、仮尤度を、係数を自乗した除数で除算して、尤度を得るものでよい。
その代わりに、上記振幅調整ステップは、上記レプリカ生成ステップに係数を供給して、上記レプリカ生成ステップから調整後レプリカを出力させるものでよく、上記復調演算ステップは、調整後レプリカを使用して、調整後受信データおよび伝播路推定値に基いて復調演算を行い、仮尤度を求めるものでよい。この場合、上記復調演算ステップは、伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解ステップと、ユニタリ行列を用いて調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化ステップと、調整後レプリカを使用して、等化データと上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ステップと、誤差から仮尤度を計算する尤度計算ステップと、を含むものでよい。上記尤度調整ステップは、仮尤度を、係数を自乗した除数で除算して、尤度を得るものでよい。
さらに、上記振幅調整ステップは、伝播路推定値に係数の平方根を乗じて、調整後伝播路推定値を出力し、上記レプリカ生成ステップに係数の平方根を供給して、上記レプリカ生成ステップから調整後レプリカを出力させるものでよく、上記復調演算ステップは、調整後レプリカを使用して、調整後受信データおよび調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、仮尤度を求めるものでよい。この場合、上記復調演算ステップは、調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解ステップと、ユニタリ行列を用いて調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化ステップと、調整後レプリカを使用して、等化データと上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ステップと、誤差から仮尤度を計算する尤度計算ステップと、を含むものでよい。上記尤度調整ステップは、仮尤度を、係数を自乗した除数で除算して、尤度を得るものでよい。
或いは、上記振幅調整ステップは、伝播路推定値に第1の係数(α)を乗じて、調整後伝播路推定値を出力し、上記レプリカ生成ステップに第2の係数(β)(ここで、α≠β)を供給して、上記レプリカ生成ステップから調整後レプリカを出力させ、受信データに第3の係数(αβ)(ここで、第3の係数αβは第1の係数αと第2の係数βとの乗算結果)を乗じて、調整後受信データを出力するものでよく、上記復調演算ステップは、調整後レプリカを使用して、調整後受信データおよび調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、仮尤度を求めるものでよい。この場合、上記復調演算ステップは、調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解ステップと、ユニタリ行列を用いて調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化ステップと、調整後レプリカを使用して、等化データと上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ステップと、誤差から仮尤度を計算する尤度計算ステップと、を含むものでよい。上記尤度調整ステップは、仮尤度を、第3の係数(αβ)を自乗した除数((αβ))で除算して、尤度を得るものでよい。
本発明の第3の態様による復調処理プログラムは、コンピュータに、受信データの復調処理を行わせるための復調処理プログラムであって、受信データの振幅を調査して、受信データの振幅が一定の範囲内に収まるように受信データに係数を乗じて、調整後受信データを出力する振幅調整手順と、調整後受信データに対して復調演算を行い、仮尤度を求める復調演算手順と、仮尤度を調整して、尤度を求める尤度調整手順と、を上記コンピュータに実行させるものである。
上記本発明の第3の態様による復調処理プログラムは、受信データに対して伝播路推定を行い、伝播路推定値を出力する伝播路推定手順と、送信データのレプリカを生成するレプリカ生成手順と、を更に上記コンピュータに実行させるようにしてよい。
上記振幅調整手順は、伝播路推定値に係数を乗じて、調整後伝播路推定値を出力するものでよく、上記復調演算手順は、レプリカを使用して、調整後受信データおよび調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、仮尤度を求めるものでよい。この場合、上記復調演算手順は、調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解手順と、ユニタリ行列を用いて調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化手順と、レプリカを使用して、等化データと上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算手順と、誤差から仮尤度を計算する尤度計算手順と、を上記コンピュータに実行させるものでよい。上記尤度調整手順は、仮尤度を、係数を自乗した除数で除算して、尤度を得るものでよい。
その代わりに、上記振幅調整手順は、上記レプリカ生成手順に係数を供給して、上記レプリカ生成手順から調整後レプリカを出力させるものでよく、上記復調演算手順は、調整後レプリカを使用して、調整後受信データおよび伝播路推定値に基いて復調演算を行い、仮尤度を求めるものでよい。この場合、上記復調演算手順は、伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解手順と、ユニタリ行列を用いて調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化手順と、調整後レプリカを使用して、等化データと上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算手順と、誤差から仮尤度を計算する尤度計算手順と、を上記コンピュータに実行させるものでよい。上記尤度調整手順は、仮尤度を、係数を自乗した除数で除算して、尤度を得るものでよい。
さらに、上記振幅調整手順は、伝播路推定値に前記係数の平方根を乗じて、調整後伝播路推定値を出力し、上記レプリカ生成手順に係数の平方根を供給して、上記レプリカ生成手順から調整後レプリカを出力させるものでよく、上記復調演算手順は、調整後レプリカを使用して、調整後受信データおよび調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、仮尤度を求めるものでよい。この場合、上記復調演算手順は、調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解手順と、ユニタリ行列を用いて調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化手順と、調整後レプリカを使用して、等化データと上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算手順と、誤差から仮尤度を計算する尤度計算手順と、を上記コンピュータに実行させるものでよい。上記尤度調整手順は、仮尤度を、係数を自乗した除数で除算して、尤度を得るものでよい。
或いは、上記振幅調整手順は、伝播路推定値に第1の係数(α)を乗じて、調整後伝播路推定値を出力し、上記レプリカ生成手順に第2の係数(β)(ここで、α≠β)を供給して、上記レプリカ生成手順から調整後レプリカを出力させ、受信データに第3の係数(αβ)(ここで、第3の係数αβは第1の係数αと第2の係数βとの乗算結果)を乗じて、調整後受信データを出力するものでよく、上記復調演算手順は、調整後レプリカを使用して、調整後受信データおよび調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、仮尤度を求めるものでよい。この場合、上記復調演算手順は、調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解手順と、ユニタリ行列を用いて調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化手順と、調整後レプリカを使用して、等化データと上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算手順と、誤差から仮尤度を計算する尤度計算手順と、を上記コンピュータに実行させるものでよい。上記尤度調整手順は、仮尤度を、第3の係数(αβ)を自乗した除数((αβ))で除算して、尤度を得るものでよい。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。例えば、上記実施形態では、送信アンテナ数および受信アンテナ数が共に2本のMIMO技術を例に挙げて説明したが、これらアンテナ数は2本に限定されないのは勿論である。また、伝搬路推定値に第1の係数αを乗じ、レプリカに第2の係数β(β≠α)を乗じ、受信データYに第3の係数αβを乗じてもよい。この場合、尤度調整部は、仮尤度を、第3の係数αβを自乗した除数(αβ)で除算して、尤度を得る。
本発明は、通信分野におけるMIMO受信装置に適用できる。
10 送信側(基地局)
11 符号化部
12 変調部
13 D/A変換部
14−1,14−2 送信アンテナ
20 受信側(ユーザ端末)
21 A/D変換部
22、22A、22B 復調部(復調装置)
23 復号化部
24−1,24−2 受信アンテナ
32 伝播路推定部
34、34A、34B 振幅調整部
36 QR分解部
38 等化部
40、40A レプリカ生成部
42 第1の誤差計算部
44 象限検出部
46 第2の誤差計算部
48 尤度計算部
50 尤度調整部

Claims (42)

  1. 受信データを復調する復調装置において、
    前記受信データの振幅を調査して、該受信データの振幅が一定の範囲内に収まるように前記受信データに係数を乗じて、調整後受信データを出力する振幅調整部と、
    前記調整後受信データに対して復調演算を行い、仮尤度を求める復調演算部と、
    前記仮尤度を調整して、尤度を求める尤度調整部と、
    を備える復調装置。
  2. 前記復調装置は、
    前記受信データに対して伝播路推定を行い、伝播路推定値を出力する伝播路推定部と、
    送信データのレプリカを生成するレプリカ生成部と、
    を更に備える、請求項1に記載の復調装置。
  3. 前記振幅調整部は、前記伝播路推定値に前記係数を乗じて、調整後伝播路推定値を出力し、
    前記復調演算部は、前記レプリカを使用して、前記調整後受信データおよび前記調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、前記仮尤度を求める、請求項2に記載の復調装置。
  4. 前記復調演算部は、
    前記調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解部と、
    前記ユニタリ行列を用いて前記調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化部と、
    前記レプリカを使用して、前記等化データと前記上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ユニットと、
    前記誤差から前記仮尤度を計算する尤度計算部と、
    を備える請求項3に記載の復調装置。
  5. 前記尤度調整部は、前記仮尤度を、前記係数を自乗した除数で除算して、前記尤度を得る、請求項3又は4に記載の復調装置。
  6. 前記振幅調整部は、前記レプリカ生成部に前記係数を供給して、前記レプリカ生成部から調整後レプリカを出力させ、
    前記復調演算部は、前記調整後レプリカを使用して、前記調整後受信データおよび前記伝播路推定値に基いて復調演算を行い、前記仮尤度を求める、請求項2に記載の復調装置。
  7. 前記復調演算部は、
    前記伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解部と、
    前記ユニタリ行列を用いて前記調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化部と、
    前記調整後レプリカを使用して、前記等化データと前記上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ユニットと、
    前記誤差から前記仮尤度を計算する尤度計算部と、
    を備える請求項6に記載の復調装置。
  8. 前記尤度調整部は、前記仮尤度を、前記係数を自乗した除数で除算して、前記尤度を得る、請求項6又は7に記載の復調装置。
  9. 前記振幅調整部は、前記伝播路推定値に前記係数の平方根を乗じて、調整後伝播路推定値を出力し、前記レプリカ生成部に前記係数の平方根を供給して、前記レプリカ生成部から調整後レプリカを出力させ、
    前記復調演算部は、前記調整後レプリカを使用して、前記調整後受信データおよび前記調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、前記仮尤度を求める、請求項2に記載の復調装置。
  10. 前記復調演算部は、
    前記調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解部と、
    前記ユニタリ行列を用いて前記調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化部と、
    前記調整後レプリカを使用して、前記等化データと前記上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ユニットと、
    前記誤差から前記仮尤度を計算する尤度計算部と、
    を備える請求項9に記載の復調装置。
  11. 前記尤度調整部は、前記仮尤度を、前記係数を自乗した除数で除算して、前記尤度を得る、請求項9又は10に記載の復調装置。
  12. 前記振幅調整部は、前記伝播路推定値に第1の係数(α)を乗じて、調整後伝播路推定値を出力し、前記レプリカ生成部に第2の係数(β)(ここで、α≠β)を供給して、前記レプリカ生成部から調整後レプリカを出力させ、前記受信データに第3の係数(αβ)(ここで、第3の係数αβは第1の係数αと第2の係数βとの乗算結果)を乗じて、前記調整後受信データを出力し、
    前記復調演算部は、前記調整後レプリカを使用して、前記調整後受信データおよび前記調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、前記仮尤度を求める、請求項2に記載の復調装置。
  13. 前記復調演算部は、
    前記調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解部と、
    前記ユニタリ行列を用いて前記調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化部と、
    前記調整後レプリカを使用して、前記等化データと前記上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ユニットと、
    前記誤差から前記仮尤度を計算する尤度計算部と、
    を備える請求項12に記載の復調装置。
  14. 前記尤度調整部は、前記仮尤度を、前記第3の係数(αβ)を自乗した除数((αβ))で除算して、前記尤度を得る、請求項12又は13に記載の復調装置。
  15. 受信データの復調処理を行う復調処理方法であって、
    前記受信データの振幅を調査して、該受信データの振幅が一定の範囲内に収まるように前記受信データに係数を乗じて、調整後受信データを出力する振幅調整ステップと、
    前記調整後受信データに対して復調演算を行い、仮尤度を求める復調演算ステップと、
    前記仮尤度を調整して、尤度を求める尤度調整ステップと、
    を含む復調処理方法。
  16. 前記受信データに対して伝播路推定を行い、伝播路推定値を出力する伝播路推定ステップと、
    送信データのレプリカを生成するレプリカ生成ステップと、
    を更に含む、請求項15に記載の復調処理方法。
  17. 前記振幅調整ステップは、前記伝播路推定値に前記係数を乗じて、調整後伝播路推定値を出力し、
    前記復調演算ステップは、前記レプリカを使用して、前記調整後受信データおよび前記調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、前記仮尤度を求める、請求項16に記載の復調処理方法。
  18. 前記復調演算ステップは、
    前記調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解ステップと、
    前記ユニタリ行列を用いて前記調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化ステップと、
    前記レプリカを使用して、前記等化データと前記上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ステップと、
    前記誤差から前記仮尤度を計算する尤度計算ステップと、
    を含む請求項17に記載の復調処理方法。
  19. 前記尤度調整ステップは、前記仮尤度を、前記係数を自乗した除数で除算して、前記尤度を得る、請求項17又は18に記載の復調処理方法。
  20. 前記振幅調整ステップは、前記レプリカ生成ステップに前記係数を供給して、前記レプリカ生成ステップから調整後レプリカを出力させ、
    前記復調演算ステップは、前記調整後レプリカを使用して、前記調整後受信データおよび前記伝播路推定値に基いて復調演算を行い、前記仮尤度を求める、請求項16に記載の復調処理方法。
  21. 前記復調演算ステップは、
    前記伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解ステップと、
    前記ユニタリ行列を用いて前記調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化ステップと、
    前記調整後レプリカを使用して、前記等化データと前記上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ステップと、
    前記誤差から前記仮尤度を計算する尤度計算ステップと、
    を含む請求項20に記載の復調処理方法。
  22. 前記尤度調整ステップは、前記仮尤度を、前記係数を自乗した除数で除算して、前記尤度を得る、請求項20又は21に記載の復調処理方法。
  23. 前記振幅調整ステップは、前記伝播路推定値に前記係数の平方根を乗じて、調整後伝播路推定値を出力し、前記レプリカ生成ステップに前記係数の平方根を供給して、前記レプリカ生成ステップから調整後レプリカを出力させ、
    前記復調演算ステップは、前記調整後レプリカを使用して、前記調整後受信データおよび前記調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、前記仮尤度を求める、請求項16に記載の復調処理方法。
  24. 前記復調演算ステップは、
    前記調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解ステップと、
    前記ユニタリ行列を用いて前記調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化ステップと、
    前記調整後レプリカを使用して、前記等化データと前記上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ステップと、
    前記誤差から前記仮尤度を計算する尤度計算ステップと、
    を含む請求項23に記載の復調処理方法。
  25. 前記尤度調整ステップは、前記仮尤度を、前記係数を自乗した除数で除算して、前記尤度を得る、請求項23又は24に記載の復調処理方法。
  26. 前記振幅調整ステップは、前記伝播路推定値に第1の係数(α)を乗じて、調整後伝播路推定値を出力し、前記レプリカ生成ステップに第2の係数(β)(ここで、α≠β)を供給して、前記レプリカ生成ステップから調整後レプリカを出力させ、前記受信データに第3の係数(αβ)(ここで、第3の係数αβは第1の係数αと第2の係数βとの乗算結果)を乗じて、前記調整後受信データを出力し、
    前記復調演算ステップは、前記調整後レプリカを使用して、前記調整後受信データおよび前記調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、前記仮尤度を求める、請求項16に記載の復調処理方法。
  27. 前記復調演算ステップは、
    前記調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解ステップと、
    前記ユニタリ行列を用いて前記調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化ステップと、
    前記調整後レプリカを使用して、前記等化データと前記上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算ステップと、
    前記誤差から前記仮尤度を計算する尤度計算ステップと、
    を含む請求項26に記載の復調処理方法。
  28. 前記尤度調整ステップは、前記仮尤度を、前記第3の係数(αβ)を自乗した除数((αβ))で除算して、前記尤度を得る、請求項26又は27に記載の復調処理方法。
  29. コンピュータに、受信データの復調処理を行わせるための復調処理プログラムであって、
    前記受信データの振幅を調査して、該受信データの振幅が一定の範囲内に収まるように前記受信データに係数を乗じて、調整後受信データを出力する振幅調整手順と、
    前記調整後受信データに対して復調演算を行い、仮尤度を求める復調演算手順と、
    前記仮尤度を調整して、尤度を求める尤度調整手順と、
    を前記コンピュータに実行させる復調処理プログラム。
  30. 前記受信データに対して伝播路推定を行い、伝播路推定値を出力する伝播路推定手順と、
    送信データのレプリカを生成するレプリカ生成手順と、
    を更に前記コンピュータに実行させる、請求項29に記載の復調処理プログラム。
  31. 前記振幅調整手順は、前記伝播路推定値に前記係数を乗じて、調整後伝播路推定値を出力し、
    前記復調演算手順は、前記レプリカを使用して、前記調整後受信データおよび前記調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、前記仮尤度を求める、請求項30に記載の復調処理プログラム。
  32. 前記復調演算手順は、
    前記調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解手順と、
    前記ユニタリ行列を用いて前記調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化手順と、
    前記レプリカを使用して、前記等化データと前記上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算手順と、
    前記誤差から前記仮尤度を計算する尤度計算手順と、
    を前記コンピュータに実行させる請求項31に記載の復調処理プログラム。
  33. 前記尤度調整手順は、前記仮尤度を、前記係数を自乗した除数で除算して、前記尤度を得る、請求項31又は32に記載の復調処理プログラム。
  34. 前記振幅調整手順は、前記レプリカ生成手順に前記係数を供給して、前記レプリカ生成手順から調整後レプリカを出力させ、
    前記復調演算手順は、前記調整後レプリカを使用して、前記調整後受信データおよび前記伝播路推定値に基いて復調演算を行い、前記仮尤度を求める、請求項30に記載の復調処理プログラム。
  35. 前記復調演算手順は、
    前記伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解手順と、
    前記ユニタリ行列を用いて前記調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化手順と、
    前記調整後レプリカを使用して、前記等化データと前記上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算手順と、
    前記誤差から前記仮尤度を計算する尤度計算手順と、
    を前記コンピュータに実行させる請求項34に記載の復調処理プログラム。
  36. 前記尤度調整手順は、前記仮尤度を、前記係数を自乗した除数で除算して、前記尤度を得る、請求項34又は35に記載の復調処理プログラム。
  37. 前記振幅調整手順は、前記伝播路推定値に前記係数の平方根を乗じて、調整後伝播路推定値を出力し、前記レプリカ生成手順に前記係数の平方根を供給して、前記レプリカ生成手順から調整後レプリカを出力させ、
    前記復調演算手順は、前記調整後レプリカを使用して、前記調整後受信データおよび前記調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、前記仮尤度を求める、請求項30に記載の復調処理プログラム。
  38. 前記復調演算手順は、
    前記調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解手順と、
    前記ユニタリ行列を用いて前記調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化手順と、
    前記調整後レプリカを使用して、前記等化データと前記上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算手順と、
    前記誤差から前記仮尤度を計算する尤度計算手順と、
    を前記コンピュータに実行させる請求項37に記載の復調処理プログラム。
  39. 前記尤度調整手順は、前記仮尤度を、前記係数を自乗した除数で除算して、前記尤度を得る、請求項37又は38に記載の復調処理プログラム。
  40. 前記振幅調整手順は、前記伝播路推定値に第1の係数(α)を乗じて、調整後伝播路推定値を出力し、前記レプリカ生成手順に第2の係数(β)(ここで、α≠β)を供給して、前記レプリカ生成手順から調整後レプリカを出力させ、前記受信データに第3の係数(αβ)(ここで、第3の係数αβは第1の係数αと第2の係数βとの乗算結果)を乗じて、前記調整後受信データを出力し、
    前記復調演算手順は、前記調整後レプリカを使用して、前記調整後受信データおよび前記調整後伝播路推定値に基いて復調演算を行い、前記仮尤度を求める、請求項30に記載の復調処理プログラム。
  41. 前記復調演算手順は、
    前記調整後伝播路推定値をQR分解して、ユニタリ行列と上三角行列とを出力するQR分解手順と、
    前記ユニタリ行列を用いて前記調整後受信データを等化して、等化データを出力する等化手順と、
    前記調整後レプリカを使用して、前記等化データと前記上三角行列とに基いて、誤差を求める誤差計算手順と、
    前記誤差から前記仮尤度を計算する尤度計算手順と、
    を前記コンピュータに実行させる請求項40に記載の復調処理プログラム。
  42. 前記尤度調整手順は、前記仮尤度を、前記第3の係数(αβ)を自乗した除数((αβ))で除算して、前記尤度を得る、請求項40又は41に記載の復調処理プログラム。
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