JP2011033561A - 水中探知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】干渉波か否かの判断をより高精度で行う。
【解決手段】受信信号を順次サンプリングして、深度区分毎の受信データとしてメモリ6に記憶する制御部10と、メモリ6に記憶された受信データを用いて、各深度区分の受信データに対して順次、干渉除去処理を行う干渉処理部7とを備える。干渉処理部7は、対象となる距離区分を含む連続5つの距離区分列の各受信データを少なくとも用いて、対象となる受信データが干渉波によるものか否かを距離区分毎に判断する干渉波判断部8と、受信データが物標からの反射波によるものと判断された場合、該受信データを表示用データとし、受信データが干渉波によるものと判断された場合、該受信データに対して前回と前々回の受信データを用いて表示用データを作成する表示信号作成部9とを備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、他の探知装置から発せられる探知パルス信号に起因して起こる干渉を除去する干渉除去機能を備えた水中探知装置やレーダ装置等の探知装置に関する。
自船の近くで操業する他の漁船がいる場合、他船に搭載されている魚群探知機から送信され、海底で反射された比較的強い反射波が自船に搭載の魚群探知機で受信され、探知画像内に干渉波として現れる。特許文献1には、かかる干渉波を除去する技術が記載されている。この干渉除去技術は、今回の送信に基づいて受信される受信データと、前回の送信に基づいて受信された受信データのうちの同深度の受信データとを比較して、レベルが低い方のデータを今回の当該深度における表示用の受信データとして順次深度方向に選択設定するようにしたものである。
特許文献1では、同一の魚群等の物標からのエコー信号は、毎回ほぼ同じレベルの信号として受信されるため、今回の受信データと前回の同じ深度の受信データとを比較してレベルの低い方のデータを選択する場合、両方の受信データはほぼ同じレベルにあることから物標からのエコー信号はあまり損なわれない。一方、干渉信号は、前回と今回の受信で、異なる深度位置に、通常の魚群等からのエコー信号よりも強いレベルの信号として受信されることが多く、同じ深度に続けて受信されることは少ないため、今回の受信データと同じ深度の前回の受信データとを比較してレベルの低い方のデータを選択しても、干渉信号ではない方のデータが選択されることになり、干渉信号は表示されない。
特開2003−22678号公報
ところで、近年、単体魚等、小さな物標からのエコーが識別可能な高い距離分解能を備えた魚群探知機が開発されつつある。かかる距離分解能の高い魚群探知機に前記干渉除去機能を適用すると、干渉波の他、単体魚や小物標からのエコーが損なわれてしまうという問題が生じ得る。すなわち、深度方向の距離分解能が高くなることで、送信周期の間に単体魚が異なる深度へ移動して、前回と今回(経時方向)での受信により得られる同一深度の受信データ間に関連性がなくなることが考えられる。具体的には、単体魚の深度方向への移動によって、ある深度において、前回の受信データが所定レベルであって回の受信データがほぼゼロであった場合には、当該深度について今回の受信データが選択され、逆に、前回の受信データがほぼゼロであって今回の受信データが所定レベルであった場合には、前回の受信データが選択されることとなり、いずれもゼロレベルが選択されることとなる。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、干渉波か否かの判断をより高精度で行うことが可能な探知装置を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の発明は、周期的に空間に向けて探知パルス信号を送信し、物標からの反射波を受信信号として受信する送受信部と、受信した信号を表示する表示部とを備えた探知装置において、前記受信信号を順次サンプリングして得られた距離区分毎の受信データをメモリに記憶する信号取込手段と、前記メモリに記憶された前記距離区分毎の受信データを用いて、各距離区分の受信データに対して順次、干渉処理を施す干渉処理手段とを備え、前記干渉処理手段は、対象となる距離区分を含む連続する所定個数分の距離区分列の各受信データを少なくとも用いて、前記対象となる距離区分の受信データが干渉波によるものか否かを距離区分毎に判断する干渉波判断手段と、受信データが前記物標からの反射波によるものと判断された場合、当該受信データを表示用データとし、受信データが干渉波によるものと判断された場合、当該受信データに対して距離方向及び送信周期方向の少なくとも一方において近傍にある他の受信データを用いて表示用データを作成する信号作成手段とを備えたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、送受信部によって周期的に空間に向けて探知パルス信号が送信され、物標等からの反射波が受信信号として受信されて、表示部に導かれて受信信号が表示される。まず、信号取込手段によって、受信信号が順次サンプリングされ、得られた距離区分毎の受信データがメモリに記憶される。そして、メモリに記憶され受信データを用いて、干渉処理手段によって、各距離区分の受信データに対して順次、干渉処理が施される。すなわち、干渉波判断手段によって、対象となる距離区分を含む連続する所定個数分の距離区分列の各受信データが少なくとも用いられることで、前記対象となる距離区分の受信データが干渉波によるものか否かの判断が距離区分毎に行われる。受信データが前記物標からの反射波によるものと判断された場合、信号作成手段によって、当該受信データが表示用データとされる。一方、受信データが干渉波によるものと判断された場合、信号作成手段によって、当該受信データに対して距離方向及び送信周期方向の少なくとも一方において近傍にある他の受信データを用いて表示用データが作成される。作成された表示用データは表示部に導かれ、表示される。従って、所定個数分の距離区分の受信データを用いるため、干渉波か否かの判断がより高精度で行われる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の探知装置において、前記干渉波判断手段は、今回の送信において、前記対象となる距離区分を含む連続する所定個数分列の各受信データに基づいて第1特徴値を算出する第1特徴値算出手段と、前回の送信における、当該距離区分と同一の距離区分を含む連続する所定個数分列の各受信データに基づいて第2特徴値を算出する第2特徴値算出手段と、前記第1、第2特徴値との大小を比較する第1比較手段と、前記今回の送信における対象となる距離区分の受信データ及び前記第1特徴値のうちの予め定めた一方と所定の閾値との大小を比較する第2比較手段と、前記第1特徴値が前記第2特徴値より大きく、かつ前記予め定めた一方が前記所定の閾値を超えている場合、前記対象となる距離区分の受信データを干渉波によるものと判断する判断手段とを備えたことを特徴とする。この構成によれば、特徴値同士の比較に加えて、第1特徴値及び対象となる受信データのうちの所定の一方と閾値との比較によって干渉波の有無を判断するので、精度の高い表示用データが作成可能となる。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の探知装置において、前記干渉波判断手段は、今回の送信において、前記対象となる距離区分を含む連続する所定個数分の距離区分列の各受信データに基づいて算出される第1特徴値を、順次1距離区分ずつずらした設定数の距離区分列毎に算出して第1特徴値群として得る第1特徴値算出手段と、今回の送信において算出された前記第1特徴値群の各第1特徴値に対応する前回の送信における第2特徴値を算出して第2特徴値群として得る第2特徴値算出手段と、互いに対応する前記第1特徴値と前記第2特徴値との大小を比較する比較手段と、各第1特徴値が実質的に全て対応する前記第2特徴値より大きい場合、前記対象となる距離区分の受信データを干渉波によるものと判断する判断手段とを備えたことを特徴とする。この構成によれば、第1特徴値群と第2特徴値群と算出し、各第1特徴値が対応する第2特徴値より実質的に全て大きい場合に、干渉波として判断するので干渉波の特性を加味したものとなる。なお、本書において、実質的の全てとは全てを満たすという態様の他、満たさない部分がごく一部に存するものの、全体として、前記全てを満たす場合と違いがないような場合の態様を含む。
請求項4記載の発明は、請求項1に記載の探知装置において、前記干渉波判断手段は、今回の送信において、前記対象となる距離区分を含む連続する所定個数分の距離区分列の各受信データに基づいて算出される第1特徴値を、順次1距離区分ずつずらした設定数の距離区分列毎に算出して第1特徴値群として得る第1特徴値算出手段と、今回の送信において算出された前記第1特徴値群の各第1特徴値に対応する前回の送信における第2特徴値を算出して第2特徴値群として得る第2特徴値算出手段と、互いに対応する前記第1特徴値と前記第2特徴値との大小を比較する第1比較手段と、前記対象となる距離区分から連続して前記設定数分の距離区分における各受信データと所定の閾値との大小を比較する第2比較手段と、前記各受信データが実質的に全て前記所定の閾値を超えており、かつ前記各第1特徴値が実質的に全て対応する前記第2特徴値より大きい場合、前記対象となる距離区分の受信データを干渉波によるものと判断する判断手段とを備えたことを特徴とする。この構成によれば、対象となる距離区分の受信データを含む設定数分の連続する受信データが実質的に全て所定の閾値を超えており、かつ各第1特徴値が実質的に全て対応する第2特徴値より大きい場合に、対象となる距離区分の受信データが干渉波と判断されるようにしたので、干渉波の特性を加味した判断が行われる。
請求項5記載の発明は、請求項1に記載の探知装置において、前記干渉波判断手段は、今回の送信において、前記対象となる距離区分を含む連続する所定個数分の距離区分列の各受信データに基づいて算出される第1特徴値を、順次1距離区分ずつずらした設定数の距離区分列毎に算出して第1特徴値群として得る第1特徴値算出手段と、今回の送信において算出された前記第1特徴値群の各第1特徴値に対応する前回の送信における第2特徴値を算出して第2特徴値群として得る第2特徴値算出手段と、互いに対応する前記第1特徴値と前記第2特徴値との大小を比較する第1比較手段と、前記第1特徴値群の各第1特徴値と所定の閾値との大小を比較する第2比較手段と、前記各第1特徴値が実質的に全て前記所定の閾値を超えており、かつ前記各第1特徴値が実質的に全て対応する前記第2特徴値より大きい場合、前記対象となる距離区分の受信データを干渉波によるものと判断する判断手段とを備えたことを特徴とする。この構成によれば、各第1特徴値が実質的に全て所定の閾値を超えており、かつ各第1特徴値が実質的に全て対応する第2特徴値より大きい場合に、対象となる距離区分の受信データが干渉波と判断されるようにしたので、干渉波の特性を加味した判断が行われる。
本発明によれば、干渉波か否かの判断をより高精度で行うことが可能な探知装置を提供することができる。
本発明を水中探知装置に適用した場合の一実施形態を示す回路ブロック図である。 送信信号、受信信号及び相関処理出力信号の各波形図の一例である。 マッチドフィルタを用いた相関処理の原理を説明する図である。 干渉除去部の処理手順の一例を説明する構成図である。 第2信号作成部の処理手順を説明する構成図である。 干渉除去の効果を説明するための画面図で、深度方向が高分解能であることを解り易くするべく、ある深度範囲が拡大して表示された、干渉除去機能が動作していない場合の画像例である。 干渉除去の効果を説明するための画面図で、深度方向が高分解能であることを解り易くするべく、ある深度範囲が拡大して表示された、特許文献1に記載の干渉除去機能が動作している場合の画像例である。 干渉除去の効果を説明するための画面図で、深度方向が高分解能であることを解り易くするべく、ある深度範囲が拡大して表示された、本発明に係る干渉除去機能が動作している場合の画像例である。 他の判断方法を実現するための、図4に対応するブロック図である。
図1は、本発明を水中探知装置に適用した場合の一実施形態を示す回路ブロック図である。図1において、送受波器1は、船底等に装備され、電気機械変換素子である所要数の超音波振動子がその送波面を一方に向けた状態で結束されて構成されている。送受波器1は、水中に向けて超音波を送波し、魚や海底からの反射波を受波するものである。送信部2は、所定の送信周期毎に超音波振動子を励振する所定パワーの高周波駆動信号を生成するもので、生成された駆動信号は送受切換回路3を経て送受波器1に出力される。送受切換回路3は、送信部2からの駆動信号を送受波器1に導き、一方、送受波器1からの受信信号を受信部4に導くというように、信号経路の切り換えを行うものである。
受信部4は、送受波器1で受波された反射波を受信し、深度に対するゲイン調整等の所定の信号処理を施した後、AD変換部5に出力するものである。AD変換部5は、受信部4から入力される受信信号を所定のサンプリング周期でレベル方向にサンプリングし、受信データとしてデジタル値に変換するものである。サンプリング動作は、送波時点から開始され、設定された探知レンジに対応した深度位置への超音波の往復時間だけ繰り返し実行される。サンプリング周期は、深度方向の分解能を決定するものである。送信毎の受信データは、深度方向に、例えば、D1,D2,D3,…として、各深度区分毎に順次得られる。メモリ6は、受信データを記憶するものである。メモリ6は、後述するように、送信の所定回数分の受信データを記憶する記憶容量を有するものが用いられる。例えば、メモリ6は、表示部12の表示範囲(深度及び距離分解能、送信周期方向)を考慮して、最大表示範囲の受信データを記憶する容量を有する。
なお、深度方向に高分解能の水中探知を実現する態様として、送受波器から送信される超音波信号を短幅のパルスで送波する方法その他が知られているが、ここではマッチドフィルタを用いた方法を採用している。
ここで、マッチドフィルタ動作について、図2、図3を用いて簡単に説明する。送受波器1は、送信信号Txとして、周波数変調された正弦波バースト信号からなる時間幅T1のパルスで、時間幅T1の間で周波数が所定周波数からある範囲内で連続的に変化する、例えば130KHzから70KHzまで連続的に変化する(時間とともに周波数が漸減する)信号を生成する。送受波器1の各超音波振動子はこの信号により励振され、図2(a)と同じ波形の超音波信号を水中に送信する。水中に送信された超音波信号のパルスが魚で反射し、エコーとして帰って来ると、このエコーは送受波器1で受信される。このときの受信信号Rxの波形は、図2(b)のように、基本的に図2(a)に示した送信信号Txと同じ波形である。但し、実際には水中の浮遊物からのエコーやプロペラノイズ等の影響により、受信信号には多くのノイズが含まれ、図2(b)のような理想的な波形にはならないが、ここでは便宜上、受信信号と送信信号とを同じ波形として扱う。
受信部4は、マッチドフィルタ(Matched Filter)を備えている。図3は、マッチドフィルタを用いた相関処理の原理を説明する図である。図3(a)の基準信号Txは、ここでは時間とともに周波数が低くなるチャープ信号となっている。この基準信号Txの波形データは、あらかじめメモリ(図示省略)に記憶されている。図3(b)は基準信号Txと比較される信号であって、具体的には受信信号Rx、すなわち受信部4の入力信号である。
相関処理においては、基準信号Txと受信信号Rxとの位相を少しずつずらしながら、各時点での受信信号Rxのレベルと基準信号Txのレベルとの乗算とその積の和算の演算(積和演算)を行う。図3(a)は、ある時点での積和演算の様子を示しており、所定のサンプリング間隔で受信信号Rxのレベル値と基準信号Txのレベル値との乗算を行い、その積X1,X2,…Xnをサンプリング区間にわたって加算する。そして、この加算値X1+X2+…+Xnの値を相関出力とする。図3(b)は、別の時点における積和演算の様子を示しており、この場合も、所定のサンプリング間隔で受信信号Rxのレベル値と基準信号Txのレベル値との乗算を行い、その積Y1,Y2,…Ynをサンプリング区間にわたって加算する。そして、この加算値Y1+Y2+…+Ynの値を相関出力とする。
受信部4は、受信信号Rxと基準信号Txとの一致度に応じたレベルの信号を出力する。一致度が大きくなるほど受信部4から出力される信号のレベルは大きくなり、一致度が小さくなるほど受信部4から出力される信号のレベルは小さくなる。図3(a)の場合は、基準信号Txと受信信号Rxとの位相の一致度が低いため、相関出力の値は小さくなるが、図3(b)の場合は、基準信号Txと受信信号Rxとの位相が一致しているため、相関出力の値は最大となる。こうして、相関処理によれば、積和演算によって信号のレベル情報だけでなく位相情報も取り込んで信号の検出を行うため、レベルのみに基づいて信号検出を行う場合に比べて、信号の検出精度を高めることができる。
以上のような相関処理を行うことにより、マッチドフィルタからは、図2(c)に示したような、基準信号Txに対応した受信信号Rxoが取り出される。この受信信号Rxoは、送信信号Txと同様のバースト信号であるが、基準信号Txと同じ帯域(例えば100KHz近傍)の信号のみからなり、それ以外の帯域の信号はカットされている。すなわち、受信信号Rxoのパルス幅T2は、送信信号Txのパルス幅T1よりも短い。こうして、マッチドフィルタによる相関処理の結果、受信部4から出力される受信信号Rxoはパルス圧縮されているため、エコーの分解能が向上し、単体魚等を精度良く分離することが可能となる。従って、AD変換部5に関連するサンプリング周期は、受信信号Rxoの時間幅に対応する間隔で設定されればよい。
干渉処理部7は、干渉波判断部8と表示信号作成部9とを備える。干渉波判断部8は、メモリ6から、本実施形態では今回及び前回の送信に起因する受信データを順次読み出して、両方のデータを利用して今回の送信に起因する受信データ中の注目受信データが干渉波による受信データか否かを判断するものである。なお、注目受信データとは、干渉処理を施す対象となる深度区分の受信データであって、メモリ6に一旦記憶された今回の受信データD1,D2,D3,…が干渉波による受信データか否かを受信データD1から順番に判断していく際における、干渉判断処理時点の受信データDをいう。表示信号作成部9は、干渉波判断部8による結果に応じて注目受信データの最終的な値を所定の処理によって設定するものである。
図4は、干渉除去部7の処理手順の一例を説明する構成図である。図4において、今回の受信データD0,k(k=1〜K;サンプル位置)と、前回の受信データD1,k(k=1〜K;サンプル位置)とがk方向に同期して読み出される。ここに、文字Dの最初の添え字0,1は、今回を基準にして過去の方向に対する送信回数を示す数値で、添え字0は今回を示し、添え字1は前回を示している。また、文字Dの2番目の添え字kは、サンプル位置(深度に対応)を示している。k=0は送信直後の最初のサンプリングであり、k=Kは探知レンジの最終のサンプリングである。
今、注目受信データをD0,i(i=1〜K)とすると、注目受信データD0,iの前後所定数、ここでは2個ずつの受信データD0,i-2,D0,i-1,D0,i+1,D0,i+2の合計5個のデータが読出回路81によって同時に取り出される。読出回路としては、シフトレジスタ等の遅延回路を4個直列接続し、出力を同期してパラレルに取り出すものが知られている。あるいは、メモリ6がラインメモリではなく、ランダムアクセス可能なメモリの場合には、順次連続する5個のアドレスを高速で指定することで受信データを読み出す態様としてもよい。読出回路82は、前回の受信データを読み出すものである。なお、読出回路83は、前々回の受信データのうち、注目受信データD0,iと同一深度区分の受信データD2,iを読み出すためのものである。
読み出された今回及び前回の5個の受信データは特徴値算出回路84,85にそれぞれ入力される。特徴値算出回路84は、入力された今回の5個の受信データのレベル値を、例えば加算し、平均化(A0,i)するものである。特徴値算出回路85は、入力された前回の5個の受信データのレベル値を、例えば加算し、平均化(A1,i)するものである。特徴値算出回路84,85で得られた各特徴値A0,i,A1,iは、第1比較部86に導かれて大小比較される。比較結果は、注目受信データD0,iが干渉波によるものか否かの判断に供される。後述するように、A0,i<A1,iの場合、注目受信データD0,iは物標からの反射波によるものと判断され、A0,i>A1,iの場合、注目受信データD0,iは干渉波によるものと判断される。
第2比較部87は、読出回路81によって取り出される受信データD0,iが、干渉波か否かを判断する閾値Dsを超えているか否かの大小比較を行うものである。第1、第2比較部86,87からの比較結果は、表示信号作成部9に出力される。
表示信号作成部9は、第1比較部86がA0,i>A1,iを示す結果信号を出力し、かつ第2比較部87がD0,i>Dsを示す結果信号を出力した場合を除いて、第1信号作成部91によって当該注目受信データD0,iを表示用データとして出力する。一方、表示信号作成部9は、前述のA0,i>A1,i、かつD0,i>Ds、すなわち今回のサンプリング信号が干渉波によるものと判断された場合、第2信号作成部92によって同一の深度における過去の複数の受信データを用いて、例えば読出回路82,83からの同一の深度における前回と前々回の2回分前の受信データD2,iとD1,iとを平均することで、注目受信データD0,iを置換する。
表示信号作成部9で作成された表示用データは表示処理部11に導かれ、表示処理部11内の図略の表示用RAMに展開される。表示用RAMの記憶内容は、画像を表示する表示部12に繰り返し読み出されて表示される。また、制御部10は、操作部13からの探知レンジの設定等の指示入力等に応答して、送信部2の送信周期、探知レンジ等に対応するAD変換部5へのサンプリングパルスの周期設定、メモリ6への書込、読出クロックやアドレス等の生成処理、干渉除去部7、表示処理部11への各種処理信号の生成、演算処理の実行指示を行わせるものである。表示部12は、画面の縦軸を深度方向とし、横軸を経時方向(送信回数方向)として、表示用の受信データの表示を行うものである(図6〜図8参照:但し、本発明による表示画像は図8)。なお、表示画像は周知のように、送信毎に画面の右端から所定寸法ずつ左方へスクロールされることで、最新の所定送信回数分の探知画像が表示部12に表示される。
図5は、第2信号作成部92の処理手順を説明する構成図である。図5において、判断部85によって注目受信データD0,iが干渉波によるものと判断された場合、制御部10からの指示信号に応じて、注目受信データD0,iと同一深度における、経時方向に過去所定回数分の、本実施形態では前回と前々回分の受信データD1,i,D2,iが、メモリ6から読出回路82,83を介して一時記憶部921に読み出される。
平均処理部922は、2個の受信データD1,i,D2,iのレベルの加算平均を計算して表示用の受信データを作成し、表示処理部11に出力する。なお、干渉波は、他船搭載の水中探知装置から送波された超音波信号が海底で反射して混入してくるものであるが、他船搭載の水中探知装置と自船搭載の水中探知装置との送信周期が全く同一であることはまれであるから、連続して同一深度に干渉波が混入する可能性は低い。
図6〜図8は、本発明に係る干渉除去の効果を説明するための画面図で、深度方向が高分解能であることを解り易くするべく、ある深度範囲が拡大して表示されている。図6は、干渉除去機能が動作していない場合の画像例、図7は、特許文献1に記載の干渉除去機能が動作している場合の画像例、図8は、本発明に係る干渉除去機能が動作している場合の画像例である。
図6において、右端には最新画像が縦(深度)方向の1ライン分として表示され、左方に向けて漸次経時方向の過去の画像となる。各ラインには、水中の単体魚等からの反射波(例えば領域A1内や領域A2内参照)及び他船からの干渉波(例えば画像S1)が表示されている。なお、海底からの反射波は画面内には表れていない。受信データのレベルはカラー画像が表示可能な表示部12においては色違いで表現されているが、図6では、説明の便宜上、濃度差として表現されている。縦方向に比較的長目で、濃い目のラインは干渉波による画像である。図6のように、干渉除去対策が採られていない場合、干渉波による画像である縦線が単発的に多数出現しており、画面が全体的に見づらく、しかも干渉波の画像が水中物標からの反射波の受信画像に重畳し、これを実質的に消去している。
図7では、前回と今回の同一深度における受信データのうち、レベルの低い方の受信データが表示されることになるため、干渉波による画像S1は画面からは殆ど消去されている。一方、深度方向に高分解能である場合は、前回と今回とで単体魚等が深度方向に移動すると、同一深度での受信データのレベルの変化が検出できるが、このレベル変化の検出によって、同一深度では受信データのレベルの低い方の受信データが選択され、全体とし単体魚等の濃度は薄くなり、乃至は単体魚等が他の深度に移行した場合では、単体魚等の濃度は画面上の移動前の深度及び移動後の深度の双方において視認困難なレベルにまで低下して表示されることとなる(領域A1,A2参照)。
図8では、注目受信データが干渉波によるものである場合、同一深度の経時方向における前回と今回の受信データを用いて平均化処理を施して今回の表示用の受信データを作成するので、干渉波を除いた状態の、図6に示す生の画像に近いものとなっている。
なお、本発明は、以下の態様も採用可能である。
(1)本実施形態では、干渉波か否かの判断を第1特徴値と第2特徴値との大小比較、及び注目受信データと閾値との大小比較の双方の結果で判断するようにしたが、これに限定されず、他の方法であってもよい。例えば、第1特徴値と第2特徴値との大小判断を深度方向に所定深度区分数(深度区分列)だけ行ったり、注目受信データと閾値との大小判断を所定の深度区分数(深度区分列)だけ行ったりするようにして、注目受信データが干渉波によるものか否かを判断するようにする。
図9は、かかる他の判断方法を実現するための、図4に対応するブロック図である。図9において、読出回路81,82は所定数、例えば(n+1)個分のサブ読出回路を備えている。読出回路81は、サブ読出回路810,811,…81nを備えている。サブ読出回路810は、図4の読出回路81と同様、注目受信データD0,i及び受信データD0,i-2,D0,i-1,D0,i+1,D0,i+2を読み出すものであり、サブ読出回路811は、サブ読出回路810に対して深度区分が1だけ深い方へずらされた受信データである。そしてサブ読出回路81nは、サブ読出回路810に対して深度区分がn個だけ深い方へずらされた受信データ、すなわち受信データD0,i-2-n,D0,i-1-n,D0,i-n,D0,i+1-n,D0,i+2-nである。読出回路82は、サブ読出回路820,821,…82nを備えている。サブ読出回路820〜82nは、サブ読出回路810〜81nと同一構成を有する。
特徴値算出回路84,85は、同一構造で、それぞれ(n+1)個のサブ算出回路840〜84n、850〜85nを備え、対応するサブ読出回路810〜81n、820〜82nから読み出された受信データに基づいて各特徴値(特徴値群)を算出する。具体的には、サブ算出回路840は、サブ読出回路810に対する特徴値を算出し、そして、サブ算出回路84nは、サブ読出回路81nに対する特徴値を算出する。サブ算出回路850は、サブ読出回路820に対する特徴値を算出し、そして、サブ算出回路85nは、サブ読出回路82nに対する特徴値を算出する。
第1比較部86は、同一構造のサブ比較回路860〜86nを備えている。サブ比較回路860は、サブ算出回路840からの特徴値とサブ算出回路850からの特徴値の大小を比較し、サブ比較回路86nは、サブ算出回路84nからの特徴値とサブ算出回路85nからの特徴値の大小を比較するものである。各サブ比較回路860〜86nからの比較結果は、表示信号作成部9へ出力される。すなわち、サブ比較回路860〜86nでの比較の結果において、サブ算出回路840〜84nからの特徴値がサブ算出回路850〜85nからの特徴値より、実質的に全てで大きい場合、注目受信データは干渉波によるものと判断している。この場合、注目受信データD0,iが閾値Dsを超えているかどうかは判断要素としていない。このように、深度区分方向の所定範囲まで含めて特徴値の大小比較を行うことで、単発的な異常信号等による誤判断を防止するようにしている。
(2)前記(1)の方法に加えて、以下の判断要素を付加した方法を採用してもよい。すなわち、図9において、第2比較部87は、サブ比較回路871,872の一方を備えている。サブ比較回路871は、今回の受信データのうちの、注目受信データD0,i及びその深い方の所定数、例えばn個の受信データD0,i-1,…D0,i-nと、これらの受信データとの大小比較用として設定された閾値Dsとの大小を比較するものである。サブ比較回路872は、読出回路81のサブ読出回路810,811,…81nから出力される(n+1)個の特徴値と、これらの特徴値との大小比較用として設定された閾値Dsとの大小を比較するものである。サブ比較回路871,872からの比較結果は、表示信号作成部9へ出力される。すなわち、サブ比較回路871での比較において、実質的に全ての受信データの方が閾値を超えている場合、注目受信データは干渉波によるものと判断している。また、サブ比較回路872での比較において、実質的に全ての特徴値の方が閾値を超えている場合、注目受信データは干渉波によるものと判断している。
そして、サブ比較回路871によって受信データが閾値を超え、かつ、サブ比較回路860〜86nによって特徴値算出回路84の方からの特徴値が大きいとされた場合、注目受信データが干渉波によるものと判断され、それ以外の場合は、反射波によるものと判断される。
同様に、サブ比較回路872により特徴値群が閾値を超え、かつ、サブ比較回路860〜86nにより特徴値算出回路84からの特徴値の方が大きいとされた場合、注目受信データが干渉波によるものと判断され、それ以外の場合は、反射波によるものと判断される。
このように、深度区分方向の所定範囲までの受信データあるいは特徴値を閾値との大小比較を行うことで、干渉波による誤判断を防止し得るようにしている。
(3)特徴値としては平均値の他、中央値や頻度値等であってもよく、特徴を表わし得る情報であればよい。
(4)干渉波と判断された受信信号の表示用データへの置換方法として、平均処理方法に代えて、補間処理、例えば線形補間処理を行うようにしてもよい。すなわち、表示用データを過去複数回分の受信データを用いて補間処理して得ることで、実際に近い探知画像を表示することが可能となる。この場合、補間データと元の受信データとを比較し、小さい方のデータを最終的な表示用データとすることが好ましい。また、補間処理に干渉波による受信データを使用しないようにすることで、より実際のデータに近い表示用データを作成することが可能となる。
(5)深度方向に高分解能の探知を実現する方法としては、マッチドフィルタ方式の他に、単純に探知パルスを短くしてもよい。また、本発明は、高分解能式の探知装置に限定されず、既存の水中探知装置やレーダ装置にも適用可能である。
1 送受信器(送受信部)
2 送信部(送受信部)
4 受信部(送受信部)
6 メモリ
7 干渉処理部(干渉除去手段)
8 干渉波判断部(干渉波判断手段)
81,82,83 読出回路
810,811,…81n,820,821,…82n サブ読出回路
84,85 特徴値算出回路(第1特徴値算出手段、第2特徴値算出手段)
840〜84n、850〜85n サブ算出回路
86 第1比較部(比較手段、第2比較手段)
860〜86n サブ比較回路
87 第2比較部(第1比較手段)
871,872 サブ比較回路
9 表示信号作成部(信号作成手段)
91 第1信号作成部
92 第2信号作成部
921 一時記憶部
922 平均処理部
10 制御部(信号取込手段)
11 表示処理部
12 表示部

Claims (5)

  1. 周期的に空間に向けて探知パルス信号を送信し、物標からの反射波を受信信号として受信する送受信部と、受信した信号を表示する表示部とを備えた探知装置において、
    前記受信信号を順次サンプリングして得られた距離区分毎の受信データをメモリに記憶する信号取込手段と、
    前記メモリに記憶された前記距離区分毎の受信データを用いて、各距離区分の受信データに対して順次、干渉除去処理を行う干渉処理手段とを備え、
    前記干渉処理手段は、
    対象となる距離区分を含む連続する所定個数分の距離区分列の各受信データを少なくとも用いて、前記対象となる距離区分の受信データが干渉波によるものか否かを距離区分毎に判断する干渉波判断手段と、
    受信データが前記物標からの反射波によるものと判断された場合、当該受信データを表示用データとし、受信データが干渉波によるものと判断された場合、当該受信データに対して距離方向及び送信周期方向の少なくとも一方において近傍にある他の受信データを用いて表示用データを作成する信号作成手段とを備えたことを特徴とする探知装置。
  2. 前記干渉波判断手段は、今回の送信において、前記対象となる距離区分を含む連続する所定個数分列の各受信データに基づいて第1特徴値を算出する第1特徴値算出手段と、前回の送信における、当該距離区分と同一の距離区分を含む連続する所定個数分列の各受信データに基づいて第2特徴値を算出する第2特徴値算出手段と、前記第1、第2特徴値との大小を比較する第1比較手段と、前記今回の送信における対象となる距離区分の受信データ及び前記第1特徴値のうちの予め定めた一方と所定の閾値との大小を比較する第2比較手段と、前記第1特徴値が前記第2特徴値より大きく、かつ前記予め定めた一方が前記所定の閾値を超えている場合、前記対象となる距離区分の受信データを干渉波によるものと判断する判断手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の探知装置。
  3. 前記干渉波判断手段は、今回の送信において、前記対象となる距離区分を含む連続する所定個数分の距離区分列の各受信データに基づいて算出される第1特徴値を、順次1距離区分ずつずらした設定数の距離区分列毎に算出して第1特徴値群として得る第1特徴値算出手段と、今回の送信において算出された前記第1特徴値群の各第1特徴値に対応する前回の送信における第2特徴値を算出して第2特徴値群として得る第2特徴値算出手段と、互いに対応する前記第1特徴値と前記第2特徴値との大小を比較する比較手段と、各第1特徴値が実質的に全て対応する前記第2特徴値より大きい場合、前記対象となる距離区分の受信データを干渉波によるものと判断する判断手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の探知装置。
  4. 前記干渉波判断手段は、今回の送信において、前記対象となる距離区分を含む連続する所定個数分の距離区分列の各受信データに基づいて算出される第1特徴値を、順次1距離区分ずつずらした設定数の距離区分列毎に算出して第1特徴値群として得る第1特徴値算出手段と、今回の送信において算出された前記第1特徴値群の各第1特徴値に対応する前回の送信における第2特徴値を算出して第2特徴値群として得る第2特徴値算出手段と、互いに対応する前記第1特徴値と前記第2特徴値との大小を比較する第1比較手段と、前記対象となる距離区分から連続して前記設定数分の距離区分における各受信データと所定の閾値との大小を比較する第2比較手段と、前記各受信データが実質的に全て前記所定の閾値を超えており、かつ前記各第1特徴値が実質的に全て対応する前記第2特徴値より大きい場合、前記対象となる距離区分の受信データを干渉波によるものと判断する判断手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の探知装置。
  5. 前記干渉波判断手段は、今回の送信において、前記対象となる距離区分を含む連続する所定個数分の距離区分列の各受信データに基づいて算出される第1特徴値を、順次1距離区分ずつずらした設定数の距離区分列毎に算出して第1特徴値群として得る第1特徴値算出手段と、今回の送信において算出された前記第1特徴値群の各第1特徴値に対応する前回の送信における第2特徴値を算出して第2特徴値群として得る第2特徴値算出手段と、互いに対応する前記第1特徴値と前記第2特徴値との大小を比較する第1比較手段と、前記第1特徴値群の各第1特徴値と所定の閾値との大小を比較する第2比較手段と、前記各第1特徴値が実質的に全て前記所定の閾値を超えており、かつ前記各第1特徴値が実質的に全て対応する前記第2特徴値より大きい場合、前記対象となる距離区分の受信データを干渉波によるものと判断する判断手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の探知装置。
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