JP2011033147A - 等速ジョイント - Google Patents

等速ジョイント Download PDF

Info

Publication number
JP2011033147A
JP2011033147A JP2009181170A JP2009181170A JP2011033147A JP 2011033147 A JP2011033147 A JP 2011033147A JP 2009181170 A JP2009181170 A JP 2009181170A JP 2009181170 A JP2009181170 A JP 2009181170A JP 2011033147 A JP2011033147 A JP 2011033147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spherical member
central spherical
constant velocity
velocity joint
central
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009181170A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5297933B2 (ja
Inventor
Yumiko Sugiura
由美子 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2009181170A priority Critical patent/JP5297933B2/ja
Publication of JP2011033147A publication Critical patent/JP2011033147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5297933B2 publication Critical patent/JP5297933B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】部品点数の少ない簡易な構成であり、小型化も容易でありながら、大きな作動角を形成することが可能な全く新規な等速ジョイントを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる等速ジョイント100の代表的な構成は、一対のヨーク102、202と、少なくとも表面の一部が球面である1つの中心球面部材130と、4つのトルクボール140とを備え、ヨーク102、202はそれぞれ、駆動軸または被駆動軸に連結される基端部110、210と、基端部から他方のヨークに向かって延設された二股の爪部112、212と、二股の爪部の内側に互いに対向するように形成され、中心球面部材の球面を保持して、この中心球面部材の軸方向の移動を規制する中心球面部材保持部120、220と、二股の爪部の両側面に形成され、中心球面部材を中心としてトルクボールを円運動させる摺動溝122、222と、を有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、駆動軸からの動力を被駆動軸に伝達する等速ジョイントに関するものである。
車両等においてエンジンの動力を車輪に伝達するために、等速ジョイントが利用されている。かかる等速ジョイントによれば、等速性を確保して駆動軸からの動力を被駆動軸へと伝達することができる。
従来から、等速ジョイントにおいては、その駆動軸と被駆動軸が成す角(以下、作動角と称する)の上限角度の拡大が当業者における課題となっている。これは、上限角度を拡大できれば、車両等において最小旋回半径を縮小してさらなる小回りが可能になり、またはホイールベースを拡大して広範な室内空間を確保できるためである。
故に、これまでに種々の技術が検討され、また開示されている。例えば、非特許文献1には、最大作動角を54°とするバーフィールド型等速ジョイントが開示されている。かかるバーフィールド型等速ジョイントは、概して、内輪、外輪、ケージ、トルクボールより構成される。
また、非特許文献2には、ベンデックスワイズジョイント(Weiss-type CV joints)と呼ばれる等速ジョイントが開示されている。
星野 学、船橋 雅司、「超高作動角(54°)固定式等速ジョイント(TUJ)」、[online]、[平成21年7月22日検索]、インターネット<URL:http://www.ntn.co.jp/japan/products/tech/review/pdf/NTN_TR75_P016.pdf#search='NTN'> Victor Hillier、Peter Coombs、「Hillier's Fundamentals of Motor Vehicle Technology」、(英国)、改定第5版、Nelson Thornes、2004年5月30日、p.334
しかしながら、非特許文献1または非特許文献2に記載の等速ジョイントによって作動角の上限角度の拡大の要請が充足されたわけではなく、依然としてさらなる向上が望まれている。なお、非特許文献2のベンデックスワイズジョイントは、作動角の上限角度が32°程度であり、現在ではより大きな作動角を実現可能なバーフィールド型等速ジョイントが主流となっている。
しかし、バーフィールド型等速ジョイントは、駆動軸または被駆動軸を内輪に挿通するので強度を確保する必要があり、その径が所定値以上に限られる。そして、内輪や外輪、ケージの寸法は、挿通する駆動軸または被駆動軸の径に依存するため、必然的に寸法が大きくなり小型化に難があった。その上、複数の部品を要するのでコストの点でも難があった。
また、駆動軸および被駆動軸(以下まとめて「シャフト」と呼ぶ)を中空のパイプ状にすることでその曲げ共振に伴う振動を低減できることは当業者に公知である。しかし、バーフィールド型等速ジョイントで中空のシャフトを用いるには、スタブシャフト(連結アダプター)を介さなければならなかった。また、中実のシャフトを用いる場合には、振動を低減するダンパーを取り付ける必要があった。そのため、どちらにせよ部品点数が増大することとなった。
なお、振動の低減と部品点数の削減を両立させるため、ジョイントとの連結部分のみを中実にしたシャフトも提案されている。しかし、かかるシャフトは、全体が中実または中空のシャフトに比して製造時の工数がかかり、コストの点で難があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、部品点数の少ない簡易な構成であり、小型化も容易でありながら、大きな作動角を形成することが可能な全く新規な等速ジョイントを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明にかかる等速ジョイントの代表的な構成は、一対のヨークと、少なくとも表面の一部が球面である1つの中心球面部材と、4つのトルクボールとを備え、ヨークはそれぞれ、駆動軸または被駆動軸に連結される基端部と、基端部から他方のヨークに向かって延設された二股の爪部と、二股の爪部の内側に互いに対向するように形成され、中心球面部材の球面を保持して、この中心球面部材の軸方向の移動を規制する中心球面部材保持部と、二股の爪部の両側面に形成され、中心球面部材を中心としてトルクボールを円運動させる摺動溝と、を有することを特徴とする。
かかる構成によれば、中心球面部材の球面を四方から保持する一対のヨークと、1つの中心球面部材と、4つのトルクボールという極めて少ない部品点数から等速ジョイントを構成することができる。よって、コストの削減を図り得る。
上記二股の爪部の先端の外面は中心球面部材を中心とする球面であって、先細りになっているとよい。これにより、他方のヨークへの爪部の干渉を回避でき、作動角を好適に形成することができる。
当該等速ジョイントは、基端部と、中心球面部材および中心球面部材保持部との間が空洞になっているとよい。これにより、作動角を形成した際にそれぞれの爪部がかかる空洞に滑り込めるため、従来よりも作動角の上限角度を拡大することができる。すなわち、最小旋回半径の縮小またはホイールベースの拡大が可能となる。
上記基端部は、中空の駆動軸または被駆動軸を連結する軸連結部を有するとよい。かかる構成によれば、従来の等速ジョイントのように、駆動軸または被駆動軸をジョイント内部に挿通するわけではなく、軸連結部で駆動軸や被駆動軸と連結する。そのため、これらに直接大きな負荷がかかり得ず、容易に小型化を実現することができる。また、スタブシャフトやダンパーを要することなく、駆動軸や被駆動軸の曲げ共振に伴う振動を低減できるので、部品点数の削減、コストの削減を図り得る。
上記中心球面部材は、球体を欠損させた、対向する中心球面部材保持部の間隔よりも幅の狭い形状を有し、中心球面部材は、欠損させた部分に取り付けられ、球体の球面よりも突出する脱落規制部材を有するとよい。これにより、中心球面部材保持部へ中心球面部材を好適に挿抜することができ、また使用中における中心球面部材保持部からの中心球面部材の脱落を確実に防止できる。
上記中心球面部材は、対向する中心球面部材保持部の間隔よりも幅が狭い基球と、基球に取り付けられ、中心球面部材保持部と面接触する一組のカバー部材とを有するとよい。これにより、中心球面部材保持部へ中心球面部材を好適に挿抜することができ、また中心球面部材の耐久性も確保することができる。
本発明によれば、部品点数の少ない簡易な構成であり、小型化も容易でありながら、大きな作動角を形成することが可能な全く新規な等速ジョイントを提供することができる。
本実施形態にかかる等速ジョイントの外観を示す図である 本実施形態にかかる等速ジョイントの分解斜視図である。 ヨークの側面図である。 ヨークの断面図である。 中心球面部材保持部への中心球面部材の挿入について説明する図である。 中心球面部材の他の例について説明する図である。 本実施形態にかかる等速ジョイントの作動角について説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。係る実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また、本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は本実施形態にかかる等速ジョイント100の外観を示す図、図2は等速ジョイント100の分解斜視図である。図1、図2に示すように、等速ジョイント100は、一対のヨーク102、202と、1つの中心球面部材130と、4つのトルクボール140とを包含する。
一対のヨーク102、202は、それぞれが基端部110、210(軸連結部110a、210a)と、爪部112、212と、中心球面部材保持部120、220と、摺動溝122、222とを有する。そして、互いの爪部112、212および中心球面部材保持部120、220により、トルクボール140、中心球面部材130を介して向き合った状態で係合する。
図3はヨーク102の側面図、図4はヨーク102の断面図である。特に、図4(a)は図3のA−A断面図、図4(b)は図4(a)のB−B断面図である。以下、図3、図4を用いて、ヨーク102、202について説明する。なお、ヨーク102とヨーク202は同様の構成を有するため、ここではヨーク102を代表として説明するものとする。
基端部110は、円板形状を成し、その中心に立設した軸連結部110aで駆動軸または被駆動軸と連結する。軸の連結には極めて高い精密性が要求されるが、かかる軸連結部110aの径を増減させることにより、駆動軸または被駆動軸の径に限らず連結することが可能となる。
また、従来の等速ジョイントでは、概して駆動軸または被駆動軸がジョイント内部に挿通(例えば、バーフィールド型等速ジョイントでは内輪に挿通)されるため、挿通部分に荷重がかかり一定の強度を確保する必要があった。故に、通常、挿通部分を所定以上の径で中実に形成する必要があり、中空のシャフトを用いるにはスタブシャフトを介して連結しなければならなかった。
しかし、等速ジョイント100は、軸連結部110aに駆動軸または被駆動軸を溶接等で直接連結することができる。そのため、スタブシャフトやダンパーを要することなく、駆動軸や被駆動軸の曲げ共振に伴う振動を低減でき、部品点数の削減、コストの削減を図り得る。また、駆動軸または被駆動軸に直接大きな荷重がかかり得ず、等速ジョイント100を構成する各部品の寸法がその径に依存することもないので、容易に小型化を実現することができる。
爪部112は、基端部110から他方のヨーク202側に、互いに対向するように二股に延設される(図1参照)。そして、爪部112の先端の外面は、中心球面部材130を中心とする球面に形成され、先細りになっている。これにより、対向するヨーク202への爪部112の干渉を回避でき、作動角を好適に形成することができるが、その詳細については後程図6と併せて説明する。
なお、本実施形態では、爪部112の付け根部分が絞られている。これにより、軽量化を図ることができる。しかし、ヨーク102がかかる形状に限定されないことはいうまでもなく、強度や、作動角を形成した際の他方のヨーク202との干渉等を考慮して適宜変更可能である。
中心球面部材保持部120は、二股の爪部112の内側に互いに対向するように形成され、中心球面部材130の球面を保持してこれの軸方向の移動を規制する。すなわち、中心球面部材130と面接触して対向する位置より挟持することで、軸方向の移動を規制している。
摺動溝122は、爪部112の両側面に所定の曲率で形成された溝であって、他方のヨーク202の隣接する摺動溝222と二方からトルクボール140を容易に脱落しないように挟持する(図1参照)。そして、ヨーク102、202が回転する際には、中心球面部材130を中心としてトルクボール140を円運動(回転)させる。
図1、図2を再び参照する。中心球面部材130は、球体を欠損させた形状を成す基体132と、脱落規制部材としてのボルト134aおよびナット134bからなる。基体132は、かかる欠損により、対向する中心球面部材保持部120、220の間隔よりも一部の幅が狭くなっている。そして、ボルト134aおよびナット134bは、この幅が狭くなった部分に取り付けられ、球体の球面よりも突出するように構成される。
以下、中心球面部材保持部120、220への中心球面部材130の挿入について説明する。図5は、中心球面部材保持部120、220への中心球面部材130の挿入について説明する図である。特に、図5(a)〜(d)は、中心球面部材130の挿入過程を順に例示している。
まず、図5(a)に示すように、基体132を、球体を欠損させた(幅が狭くなった)部分を通じて中心球面部材保持部120の間に配置する。次に、図5(b)に示すように、基体132を回転させて、中心球面部材保持部120に挟持させる。そして、同様の過程により、他方のヨーク202の中心球面部材保持部220にも係合させる。これにより、基体132(中心球面部材130)を中心として、ヨーク102とヨーク202の相対位置が定められる。
次に、図5(c)に示すように、基体132の球体を欠損させた部分にボルト134aおよびナット134bを取り付ける。なお、図5(c)では理解を容易にするために、他方のヨーク202については図示を省略している。
すると、図5(d)に示すように、中心球面部材130を中心球面部材保持部120に好適に挿入することができる。ここでは、ボルト134aおよびナット134bが球体の球面よりも突出するため、使用中における中心球面部材保持部120からの中心球面部材130の脱落を確実に防止することができる。なお、上述した過程を逆に行うことにより、中心球面部材130を中心球面部材保持部120から好適に抜去することができる。
図6は、中心球面部材130の他の例について説明する図である。すなわち、上述の中心球面部材130に代えて、図6に示す中心球面部材330を採用してもよい。
図6に示すように、中心球面部材330は、基球136と、一組のカバー部材138、238からなる。基球136は、対向する中心球面部材保持部120、220の間隔よりも幅(直径)が狭い球であって、その外面にはカバー部材138、238が取り付けられる。
カバー部材138、238は、それぞれ、4本の爪138a、238aにより基球136の外面を把持する。カバー部材138、238の表面は球面であって、中心球面部材保持部120、220と面接触する。これにより、中心球面部材330は、中心球面部材保持部120、220に保持される。中心球面部材保持部120、220へ中心球面部材330を挿抜する方法は、カバー部材138、238の性質(材質)等を考慮して適宜選択してよい。
例えば、まず中心球面部材保持部120、220の間に、基球136を挿入する。基球136の直径はこれら中心球面部材保持部120、220の間隔より狭いため、この挿入は難なく可能である。
次に、基球136、カバー部材138、238を、それぞれ、図5(c)の基体132、ボルト134a、ナット134bと同様に配置する。カバー部材138、238の爪138a、238aを撓うような弾性部材で形成しておき、この性質を利用して、カバー部材138、238を、基球136と中心球面部材保持部120、220との間に撓わせながら進入させる。
これによって基球136にカバー部材138、238が装着され、基球136より一回り大きな球体としての中心球面部材330が形成され、これが中心球面部材保持部120にぴったり適合する。中心球面部材330によれば、ボルト134a、ナット134bを利用する中心球面部材130以上に優れた耐久性を確保することができる。
図1、図2を再び参照する。トルクボール140は、摺動溝122、222上に摺動可能に配置され、一方のヨーク102、202から他方のヨーク202、102へと動力を伝達する役割を担う。
ここで、従来の等速ジョイント、例えばバーフィールド型等速ジョイントでは、概して6つ〜8つのトルクボールをアンギュラコンタクトさせて動力を伝達していた。そのため、通常トルクボールと、外輪および内輪の間にはバーチカルクリアランス(隙間)が設けられていて、かかるトルクボールは点接触により動力を伝達する構成であった。
一方、等速ジョイント100は、上述した4つのトルクボール140をラジアルコンタクトさせて動力を伝達する。故に、バーチカルクリアランスを要せず、トルクボール140を摺動溝122と線接触させて動力を伝達することができる。その上、4つのトルクボール140の径は、概して、従来の6つ〜8つのトルクボールの径より大きくなる。故に、耐重荷重特性、耐衝撃荷重特性を向上させることができる。
図6は、本実施形態にかかる等速ジョイント100の作動角について説明する図である。特に、図6(a)は作動角を形成した等速ジョイント100の外観を示す図であり、図6(b)は図6(a)の等速ジョイント100を下方向から見た外観を示す図である。
図6(a)に示すように、作動角を形成した際にトルクボール140は、互いのヨーク102、202が対称となる面(図6(a)一点鎖線で記す)上の軌跡を描く。
また、図6(b)に示すように、等速ジョイント100は、基端部210と、中心球面部材130および中心球面部材保持部120、220との間が空洞Sになっている。そのため、作動角を形成した際にそれぞれの爪部112、212が、かかる空洞S(図6(b)中矢印の方向)に滑り込むことができる。
ここで、上述したように爪部112、212の先端の外面は、中心球面部材130を中心とする球面であり、内側に向かって湾曲している。そのため、爪部112、212が空洞Sに滑り込む際に他方のヨーク202、102の基端部110、210と干渉することを回避できる。また、上述したように爪部112、212の先端は、先細りになっている。そのため、滑り込んだ爪部112、212が、隣接する爪部212、112と干渉することを回避できる。よって、作動角を好適に形成することができる。
かかる構成により、等速ジョイント100は、従来よりも作動角の上限角度を拡大することができる。具体的には、60°以上の最大作動角を実現することができる。これにより、最小旋回半径の縮小またはホイールベースの拡大が可能となる。
以上、上述したように、等速ジョイント100は、中心球面部材保持部120、220が、中心球面部材130の球面を四方から保持することにより一対のヨーク102、202と、1つの中心球面部材130と、4つのトルクボール140の極めて少ない部品点数より構成することができる。
また、従来の等速ジョイントでは、作動角の形成によって破損し得る部品が異なっていた。具体的には、例えば、バーフィールド型等速ジョイントでは、作動角0°の場合シャフトが破損するおそれが高く、作動角50°の場合ケージが破損するおそれが高かった。しかし、等速ジョイント100では、軸連結部110aに駆動軸または被駆動軸(シャフト)が連結されるため、これにほとんど荷重がかかり得ず、破損する部品は総じてヨーク102、202となる。そのため、強度設計が極めて容易となる。
なお、本発明は係る実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、駆動軸からの動力を被駆動軸に伝達する等速ジョイントに利用することができる。
100…等速ジョイント、102、202…ヨーク、110、210…基端部、110a、210a…軸連結部、112、212…爪部、120、220…中心球面部材保持部、122、222…摺動溝、130、330…中心球面部材、132…基体、134a…ボルト、134b…ナット、136…基球、138、238…カバー部材、138a、238a…爪、140…トルクボール、S…空洞

Claims (6)

  1. 一対のヨークと、少なくとも表面の一部が球面である1つの中心球面部材と、4つのトルクボールとを備え、
    前記ヨークはそれぞれ、
    駆動軸または被駆動軸に連結される基端部と、
    前記基端部から他方のヨークに向かって延設された二股の爪部と、
    前記二股の爪部の内側に互いに対向するように形成され、前記中心球面部材の球面を保持して、該中心球面部材の軸方向の移動を規制する中心球面部材保持部と、
    前記二股の爪部の両側面に形成され、前記中心球面部材を中心としてトルクボールを円運動させる摺動溝と、
    を有することを特徴とする等速ジョイント。
  2. 前記二股の爪部の先端の外面は、前記中心球面部材を中心とする球面であって、先細りになっていることを特徴とする請求項1に記載の等速ジョイント。
  3. 当該等速ジョイントは、前記基端部と、前記中心球面部材および前記中心球面部材保持部との間が空洞になっていることを特徴とする請求項1または2に記載の等速ジョイント。
  4. 前記基端部は、中空の前記駆動軸または前記被駆動軸を連結する軸連結部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の等速ジョイント。
  5. 前記中心球面部材は、球体を欠損させた、前記対向する中心球面部材保持部の間隔よりも幅の狭い形状を有し、
    前記中心球面部材は、前記欠損させた部分に取り付けられ、前記球体の球面よりも突出する脱落規制部材を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の等速ジョイント。
  6. 前記中心球面部材は、
    前記対向する中心球面部材保持部の間隔よりも幅が狭い基球と、
    前記基球に取り付けられ、前記中心球面部材保持部と面接触する一組のカバー部材と、
    を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の等速ジョイント。
JP2009181170A 2009-08-04 2009-08-04 等速ジョイント Expired - Fee Related JP5297933B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009181170A JP5297933B2 (ja) 2009-08-04 2009-08-04 等速ジョイント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009181170A JP5297933B2 (ja) 2009-08-04 2009-08-04 等速ジョイント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011033147A true JP2011033147A (ja) 2011-02-17
JP5297933B2 JP5297933B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=43762412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009181170A Expired - Fee Related JP5297933B2 (ja) 2009-08-04 2009-08-04 等速ジョイント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5297933B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114576123A (zh) * 2021-12-24 2022-06-03 石家庄铁道大学 一种斜轴式轴向柱塞泵

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4427295Y1 (ja) * 1965-02-11 1969-11-14
JPS453449Y1 (ja) * 1966-09-28 1970-02-17
JPH09196079A (ja) * 1996-01-16 1997-07-29 Matsui Seisakusho:Kk 自在継手
JP2006275195A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Hitachi Ltd プロペラシャフト
JP2008168783A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Hitachi Ltd 車両駆動装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4427295Y1 (ja) * 1965-02-11 1969-11-14
JPS453449Y1 (ja) * 1966-09-28 1970-02-17
JPH09196079A (ja) * 1996-01-16 1997-07-29 Matsui Seisakusho:Kk 自在継手
JP2006275195A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Hitachi Ltd プロペラシャフト
JP2008168783A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Hitachi Ltd 車両駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114576123A (zh) * 2021-12-24 2022-06-03 石家庄铁道大学 一种斜轴式轴向柱塞泵

Also Published As

Publication number Publication date
JP5297933B2 (ja) 2013-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6289973B2 (ja) パラレルリンク機構およびリンク作動装置
US20140038733A1 (en) Fixed type constant velocity universal joint
US9255611B2 (en) Constant velocity universal joint
US20110182654A1 (en) Universal Joint
JP2006283828A (ja) トリポード型等速自在継手
JP2007270997A (ja) 固定式等速自在継手
WO2014185373A1 (ja) リンク作動装置
US20110212789A1 (en) Fixed constant velocity universal joint
JP2006266329A (ja) 固定型等速自在継手
JP5297933B2 (ja) 等速ジョイント
JP2009138764A (ja) 軸継手
CN102943815B (zh) 偏心轴承和多功能锯
US10208805B2 (en) Fixed type constant velocity universal joint
JP5978647B2 (ja) 十字軸式自在継手
US20080064509A1 (en) Fixed Type Constant Velocity Universal Joint
JP2007009975A (ja) 回動付勢装置
JP4579112B2 (ja) 摺動型等速自在継手及びその製造方法
JP2009191973A (ja) 自在継手用ヨーク及び自在継手
JP2010096273A (ja) 撓み軸継手
JP2017145840A (ja) 固定式等速自在継手
JP2009127637A (ja) 等速自在継手
JP6112149B2 (ja) 十字軸式自在継手
JP2007024106A (ja) 固定型等速自在継手
US20130331193A1 (en) Constant Velocity Universal Joint
JP2005297170A (ja) リンク作動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120612

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130312

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130312

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5297933

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees