JP2011031120A - ラベル付仕切り構造体 - Google Patents

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博文 大西
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Abstract

【課題】配送物を区分した状態で効率よく輸送するためのラベル付仕切り構造体を提供する。
【解決手段】仕分け枠10は、郵便物を収容するコンテナに収納可能な大きさで、このコンテナ内を複数の収容空間に区画する縦板11及び横板12から構成される。仕分け枠10は、使用する場合には縦板11と横板12とが直交し、保管する場合には縦板11と横板12との角度が小さくなるように、この角度が可変となるように構成されている。横板12には、各収容空間に位置するようにラベル15,16が設けられている。外枠を構成する横板12には、第1面15aにのみ区分情報が表示されたラベル15が取り付けられ、その他の横板12には、両面に区分情報が表示されたラベル16が取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、区画した空間に区分する配送物を識別するためのラベルが付されたラベル付仕切り構造体に関する。
各戸に配達を行なうために、配送物を宛先に応じて仕分けする作業が行なわれている。この仕分け作業を効率よく行なうための仕分棚が検討されている(例えば、特許文献1参照)。この文献に記載の仕分棚では、底板、背板、天板、左右側板から構成された外側構成用の枠体と、複数の中間部棚板及び仕切板とから構成される。仕切板は中間部棚板を分離可能に支持し、底板および中間部棚板と左右側板等を分離可能に連結している。背板には、中間部棚板や仕切板等で区画される多数の仕分け棚に対応して仕分けられる郵便物を裏面へと取り出し可能な取出孔が設けられている。
特開2005−288240号公報(図1)
ところで、配送物の仕分けは、各戸に配達する配達拠点だけでなく、差出拠点においても行なわれる。差出拠点においては、宛先の大まかな地方別に仕分けされる。この差出拠点においては、宛先に応じて郵便物を仕分けした場合、仕分けた状態のまま、郵便物を次の拠点に輸送することもある。
このように仕分けた状態で郵便物を輸送する場合、仕分棚の各空間から郵便物を抜き取り、郵便物を揃え、これを輪ゴム等の綴じ具で1つの束にする。そして、各束がどのような区分で仕分けされているのかを説明する情報を記載した紙片を郵便物の最初に位置に挟み込む。そのため、区分した状態で輸送する場合、区分する作業以外の作業に時間を割く必要があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、仕分け対象物を区分した状態で効率よく輸送するためのラベル付仕切り構造体を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、仕分け対象物を収納するコンテナに収納可能な大きさで、前記コンテナ内を複数の空間に区画する仕切り板を備えた仕切り構造体であって、前記仕切り板は、格子状に前記空間を区画するための横板と縦板から構成されており、前記横板及び前記縦板の少なくとも1つには、前記空間のそれぞれに収納される仕分け対象物を識別するためのラベルを設け、前記横板と前記縦板とは、交差する角度を変更可能なように接合されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の仕切り構造体において、前記横板と前記縦板を、前記コンテナに収納する場合に直交させた第1角度よりも小さい第2角度で交差させた場合、前記ラベルが前記横板と前記縦板との間に収納可能となることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の仕切り構造体において、外形形状は、コンテナの内部形状に相似することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の仕切り構造体において、前記ラベルの表面には、この表面が前面になってラベルが位置する前記空間に収納される前記仕分け対象物を特定する識別情報を記載し、前記ラベルの裏面には、前記表面に記載された識別情報に対応する空間と隣接する空間で、この裏面が前面になってラベルが位置する空間に収納される前記仕分け対象物を特定する識別情報を記載したことを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の仕切り構造体において、前記コンテナには、第1拠点又は第2拠点のいずれかにおいて仕分け対象物が区分して格納され、前記ラベルは、垂下するように前記横板に取り付けられており、前記ラベルの表面には、前記第1拠点における区分の1つを特定する第1識別情報を表示し、前記ラベルの裏面には、前記第2拠点における区分の1つを特定する第2識別情報を、前記第1識別情報とは上下逆の向きで表示したことを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の仕切り構造体において、前記コンテナは、郵便物を収容するコンテナであって、前記仕分け対象物は、郵便物であって、前記ラベルには、空間に収容する郵便物の宛先を区分けするための情報が記載されていることを要旨とする。
(作用)
本発明によれば、仕分け対象物を収納するコンテナに収納可能な大きさで、コンテナ内を複数の空間に区画する仕切り板を備えた仕切り構造体である。更に、仕切り板は、格子状に空間を区画するための横板と縦板から構成されており、横板及び縦板の少なくとも1つには、区画された各空間に収納される仕分け対象物を識別するためのラベルを設ける。このため、区画された各空間に収納して仕分けした配送物を、この空間に収納されたままコンテナごと輸送することができる。従って、仕分けする作業以外に仕分け対象物に接触して行なう作業を省略できるので、仕分け対象物を区分けした状態で効率よく輸送することができる。また、仕切り構造体のラベルに記載された情報は、仕分け作業に用いられるとともに、輸送先において、区分された仕分け対象物が何の区分かを説明する情報として用いることができる。このため、区分された仕分け対象物の説明する紙を挟み込むという作業を減らすことができるので、より効率よく仕分け対象物を輸送することができる。
更に、仕切り板の横板と縦板とは、交差する角度が変更となるように接合されている。このため、仕切り構造体を使用しない場合には、横板と縦板の交差角度を小さくすることにより、仕切り構造体を小さくして収納し易くすることができる。
本発明によれば、横板と縦板とを、コンテナの空間を仕切る第1角度よりも小さい第2角度で交差させた場合、ラベルが横板と縦板との間に収納される。このため、仕切り構造体を折り畳んだ場合にはラベルが露出されないため、ラベルが汚れ難い状態で保管することができる。
本発明によれば、仕切り構造体は、コンテナの内部形状に相似する外形形状をしている。このため、コンテナの内部空間を最大限に使用することができるので、仕切り板によって区画される空間を大きくして、コンテナの内部空間を有効活用することができる。
本発明によれば、ラベルの表面には、この表面が前面になってラベルが位置する空間に収納される仕分け対象物を特定する識別情報を記載する。ラベルの裏面には、表面に記載された識別情報に対応する空間と隣接する空間で、この裏面が前面になってラベルが位置する空間に収納される仕分け対象物を特定する識別情報を記載する。このため、仕切り構造体の向きを変更した場合等、ラベルの表裏を反転させることにより表示する区分情報を
変更することができる。従って、1つのラベルで2つの異なる識別情報を記載することができ、同じ仕切り構造体を用いて、異なる複数の配送物の区分けを行なうことができる。
本発明によれば、仕切り構造体が格納されたコンテナには、第1拠点又は第2拠点のいずれかにおいて取り扱われる配送物を区分して格納される。ラベルは、垂下するように横板に取り付けられている。ラベルの表面には、第1拠点における区分の1つを特定する第1識別情報を表示し、ラベルの裏面には、第2拠点における区分の1つを特定する第2識別情報を、第1識別情報とは上下逆の向きで表示する。このため、第1拠点においては、ラベルの表面が各空間の前面に位置するように仕切り構造体を配置して使用する。第2拠点においては、第1拠点において配置された仕切り構造体の上下を逆にすることにより、ラベルの裏面が各空間の前面に位置するように仕切り構造体を配置して使用する。従って、仕切り構造体の向きを変更するという簡単な作業で、異なる拠点における区分けを同じ仕切り構造体を用いて効率よく行なうことができる。
本発明によれば、コンテナは、郵便物を収容するコンテナであり、仕分け対象物は、郵便物であり、ラベルには、空間に収容する郵便物の宛先を区分けするための情報が記載されている。このため、郵便物を区分けするために用いることができる。
本発明によれば、仕分け対象物を効率よく区分けし、ラベルが付された空間に収納されたまま対象物を輸送することができるので、仕分け対象物を区分した状態で効率よく輸送することができる。
実施形態のラベル付仕切り構造体の構成を説明する斜視図。 実施形態のラベル付仕切り構造体の使用状態を説明する説明図であり(a)は配送物の仕分け作業を行なう場合、(b)は輸送する場合を示す。 実施形態のラベル付仕切り構造体の要部の説明図であり、(a)は第1拠点から第2拠点へ輸送する場合、(b)は第2拠点から第1拠点へ輸送する場合を示す。 実施形態のラベル付仕切り構造体を保管する場合の説明図であり、(a)は使用状態、(b)は途中まで折り畳んだ状態、(c)は完全に折り畳んだ状態を示す。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。本実施形態では、薄い配送物である郵便物を区分けするために用いるラベル付仕切り構造体としての仕分け枠10として説明する。
図1に示す本実施形態の仕分け枠10は、図2に示すコンテナ20に収容可能な大きさで構成されている。ここで、コンテナ20は、郵便物を輸送するための収容箱であって、開口部を有している。本実施形態の仕分け枠10の外形形状は、このコンテナ20の内部に納まるように、内部形状と相似する形状をしている。具体的には、仕分け枠10は、この横幅、縦幅及び奥行き幅が、このコンテナ20の内側の横幅、縦幅及び奥行き幅より、僅かに小さくなるように構成されている。
この仕分け枠10は、剛性がある長方形状の複数の仕切り板によって構成されている。なお、この仕切り板は、例えば段ボール材料等、軽量で剛性がある素材で構成される。具体的には、図1に示すように、仕分け枠10は、短手(奥行)方向の長さが同じ縦板11と横板12とが複数組み合わさって接合されている。本実施形態の仕分け枠10は、4つの縦板11及び4つの横板12から構成されている。ここで、両端の2つの縦板11と2つの横板12は、仕分け枠10の外枠を構成する。これら縦板11及び横板12は、定形
郵便物の横幅よりも大きい幅の間隔で組み合わされている。このため、仕分け枠10は、図2に示すように、コンテナ20に収容された場合、コンテナ20の内部空間を、3行3列の格子状に区分された収容空間13に区画する。
更に、図1に示すように、これら縦板11と横板12とは、交差する角度θが可変となるように、組み合わせて構成されている。図2(a)に示すように、仕分け枠10を使用する場合には、角度(第1角度)θを90度にして、縦板11と横板12を直交させる。そして、後述するように、仕分け枠10を保管する場合には、角度(第2角度)θを、図4(b)に示すように90度より小さくする。
具体的には、図1において、外枠を構成しない内側の縦板11には、長手方向を3等分する2つの位置に、端部から短手方向に延在させたスリットが形成されている。このスリットは、縦板11の短手方向の長さの約半分の長さで形成されている。また、外枠を構成しない内側の横板12には、長手方向を3等分する2つの位置に、端部から短手方向に延在させたスリットが形成されている。このスリットは、横板12の短手方向の長さの約半分の長さで形成されている。そして、これら縦板11のスリットと横板12のスリットとを1つずつ嵌め合わせる。更に、これら横板12の両端部を覆うように、外枠を構成する縦板11を横板12に傾動可能に取り付ける。そして、これら縦板11の両端部を覆うように、外枠を構成する横板12を縦板11に傾動可能に取り付ける。このような組み合わせ構造により、角度θを可変とする仕分け枠10が構成される。
一方、本実施形態の仕分け枠10の各横板12には、複数のラベル15,16が垂下可能に取り付けられている。具体的には、仕分け枠10の外枠を構成する各横板12には、図2の各収容空間13に対応する位置にラベル15が取り付けられている。このラベル15においては、第1面15aにのみ区分情報が記載されている。そして、このラベル15が取り付けられた最上部の横板12には、図3(a)に示すように、各収容空間13の前面に垂下して第1面15aが露出した状態になる。更に、このラベル15が取り付けられた最下部の横板12には、図3(b)に示すように、ラベル15を各収容空間13に収容させる。
また、図1に示すように、外枠を構成しない横板12には、各収容空間13に対応するようにラベル16が取り付けられている。このラベル16には、第1面16aと、この第1面16aの裏面となる第2面16bには、区分情報が記載されている。ラベル16の第1面16aの区分情報は、第2面16bの区分情報の記載方向とは上下が反転して記載されている。そして、図3(a)及び図3(b)に示すように、仕分け枠10の上下を反転させた場合には、ラベル16の異なる面(16a,16b)が、各収容空間13の前面に垂下する。
ラベル15,16に記載された区分情報は、この仕分け枠10を用いて郵便物を区分けするために用いる情報である。具体的には、この区分情報には、郵便番号の最初の数桁や各都道府県内の地域区分局を特定する番号(コード)等が用いられる。この区分情報は、仕分け枠10を配置した場合に各収容空間13の前面に垂下する面(図1の第1面15a,16a)には、同じ拠点(第1拠点)において郵便物を区分するための第1識別情報としての第1区分情報が記載されている。また、この仕分け枠10の上下を反転させた場合に各収容空間13の前面に垂下する面には、第1拠点とは異なる第2拠点において郵便物を区分するための第2識別情報としての第2区分情報が記載されている。
次に、上述した仕分け枠10の使用方法について、図2を用いて説明する。ここでは、第1拠点から第2拠点に輸送する場合、保管する場合及び第2拠点から第1拠点に輸送する場合について説明する。
この仕分け枠10を用いる場合、まず、図2(a)に示すように、空のコンテナ20を、この開口部が横向きになるように設置する。そして、このコンテナ20内に、仕分け枠10を設置する。この場合、第1拠点で用いる区分情報が表示されたラベル15が収容空間13の前面に垂れ下がるように、仕分け枠10を配置する。
そして、作業者は、郵便物の仕分け作業を行なう。具体的には、作業者は、ラベル15の第1面15aやラベル16の第1面16aに記載された区分情報と郵便物の宛先とを照合しながら、宛先に対応する区分情報の収容空間13に郵便物を収納する。
そして、郵便物の仕分け作業が終了した場合、図2(b)に示すように、コンテナ20の開口部を上向きにする。この場合、ラベル15,16が各収容空間13に収容される。そして、車輪が付いた輸送箱であるパレットにコンテナ20を搭載する。この場合、コンテナ20の開口部を覆うようにコンテナ20同士を積み重ねる。そして、仕分け枠10が内部に収容された状態で、コンテナ20を収容したパレットを輸送する。この場合、郵便物は、仕分け枠10によって区分けされた収容空間13において仕分けされた状態で輸送される。
その後、このコンテナ20が第2拠点に到着した場合、作業者は、コンテナ20の各収容空間13に収容された郵便物を、収容空間13毎に取り出す。すなわち、区分された状態で郵便物を取り出すことができる。そして、郵便物がすべて取り出された後、コンテナ20から仕分け枠10を取り出す。
ここで、仕分け枠10を使用しない場合には、仕分け枠10を折り畳んで保管する。具体的には、図4(a)の仕分け枠10の横板12に対して縦板11を傾動させて、図4(b)に示すように、横板12に対して縦板11がなす角度θを直角より小さくさせる。この場合、各ラベル15,16を、縦板11及び横板12の間に挟み込むように折り畳む。具体的には、図2(a)のようにラベルを上面にした状態で、縦板11と横板12とが互いに重合するように、縦板11を横板12に対して傾動させる。そして、図4(c)に示すように、折り畳んだ仕分け枠10を保管する。
その後、この第2拠点において、仕分け枠10を使用する場合には、保管していた仕分け枠10の縦板11と横板12とを直交させるように、横板12に対して縦板11を傾動させる。そして、開口部を横向きにした空のコンテナ20に仕分け枠10を挿入する。この場合、仕分け枠10を、第1拠点において設置したときとは上下を反転させて設置する。そして、第1拠点において最下層の収容空間13に収容されていたラベル15が、最上層となったこの収容空間13の前面に垂下する。また、最下部となった横板12のラベル15を、収容空間13の奥行き方向に延在させるように収容する。更に、ラベル16は、収容空間13の前面に垂下し、第2面16bが表示される。ここで、ラベル16は、第1拠点において垂下していた収容空間13に隣接する収容空間13の前面に垂下することになる。
そして、第2拠点においても、郵便物の仕分け作業を行なう。具体的には、作業者は、ラベル15の第1面やラベル16の第2面16bに記載された区分情報と郵便物の宛先と照合しながら、宛先に対応する区分情報の収容空間13に郵便物を収納する。そして、仕分け作業が終了した後、仕分け枠10及び仕分けされた郵便物を収容したコンテナ20が、第2拠点から第1拠点へと輸送される。これにより、仕分け枠10は第1拠点に戻されて、再び第1拠点において使用されることになる。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態の仕分け枠10は、コンテナ20に収容可能な大きさで、コンテナ20の内部空間を格子状の収容空間13に区画するための縦板11及び横板12から構成されている。横板12には、区分情報が記載されたラベル15及び16が取り付けられている。このため、各収容空間13に収納して仕分けした郵便物を、この収容空間13に収納されたままコンテナ20ごと輸送することができる。従って、区分けする仕分け作業以外に郵便物に接触して行なう作業を省略できるので、郵便物を区分けした状態で効率よく輸送することができる。また、ラベル15,16の区分情報は、仕分け作業に用いられるとともに、輸送先において、区分された郵便物が何の区分かを説明する情報として用いることができる。このため、従来のように、区分された郵便物の区分を説明する紙やそれを挟み込むという作業を減らすことができるので、より効率よく郵便物を輸送することができる。
(2) 本実施形態の仕分け枠10は、縦板11及び横板12が交差する角度θが可変となるように接合されている。このため、仕分け枠10を使用しない場合には、縦板11と横板12との角度θを小さくすることにより、仕分け枠10を小さくして収納し易くすることができる。
(3) 本実施形態の仕分け枠10は、使用しない場合には、縦板11と横板12とを、コンテナ20の空間を仕切る使用時の第1角度よりも小さい第2角度で交差させて折り畳む。各ラベル15,16は、縦板11及び横板12の間に挟み込み可能となるように横板12に取り付ける。このため、仕分け枠10を折り畳んだ場合には、ラベル15,16が露出されないため、ラベル15,16が汚れ難い状態で保管することができる。
(4) 本実施形態の仕分け枠10の外形形状は、この仕分け枠10が収容されるコンテナ20の内部形状と相似する形状をしている。このため、コンテナ20の内部空間を最大限に使用することができるので、縦板11及び横板12によって区画されるコンテナ20の内部空間を有効活用することができる。
(5) 本実施形態では、ラベル16の第1面16aには、この第1面16aが前面になってラベル16が位置する収容空間13に収納される郵便物を特定する第1区分情報を記載する。ラベル16の第2面16bには、第1拠点において第1面16aが前面にあった収容空間13の直下に位置する収容空間13に収納される郵便物を特定する第2区分情報を記載する。このため、仕分け枠10の上下を反転させた場合には、同じラベル16の異なる面(16a,16b)が表示されるので、異なる第1区分情報と第2区分情報を用いて仕分け作業を行なうことができる。従って、仕分け枠10の上下を反転するという簡単な作業で、異なる第1拠点及び第2拠点における仕分けを同じ仕分け枠10を用いて効率よく行なうことができる。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・ 上記実施形態においては、横板12にラベル15,16を取り付けた。これに代えて、縦板11にラベル15,16を取り付けてもよい。更に、縦板11及び横板12の一方だけでなく、縦板11及び横板12の両方にラベル15,16を取り付けてもよい。
・ 上記実施形態の仕分け枠10には、外枠を構成する縦板11及び横板12を設けた。これに限らず、外枠となる縦板11及び横板12を除いた仕分け枠10を構成してもよい。この場合、例えば、縦板11及び横板12を組み合わせて構成することにより、縦板11と横板12との角度θが可変な仕切り構造体を、簡単な構成で形成することができる。この仕切り構造体には、外枠の横板12及び縦板11がないため、最上層の収容空間13に対応するラベル15を、近傍の縦板11に設けてもよい。これにより、外枠を省略しても、コンテナ20に区画される収容空間13に収容する配送物を識別するラベル15,
16を設けることができる。
・ 上記実施形態においては、縦板11と横板12とによって区画される収容空間13は3行3列とした。収容空間13の数は、これに限られず、郵便物が収容できる大きさの収容空間13であって、コンテナ20に収容可能な大きさの仕切り構造体であれば、各収容空間13の数は適宜変更が可能である。具体的には、横に区画する収容空間13の数より1つ多い縦板11と、縦に区画する収容空間13の数より1つ多い横板12とを用いて仕切り構造体を構成する。更に、縦板11には、縦に区画する収容空間13の数より1つ少ない等分位置(3つの区画空間の場合には2等分の位置)にスリットを設ける。横板12には、横に区画する収容空間13の数より1つ少ない等分位置にスリットを設ける。この場合には、外枠を構成しない縦板11をすべて同じ構成とし、外枠を構成しない横板12をすべて同じ構成とした仕切り構造体を構成できる。
・ 上記実施形態においては、仕分け枠10の外形形状は、コンテナ20の内部形状と相似する形状とした。これに限らず、仕分け枠10の外形形状は、コンテナ20に収容可能であれば、どのような形状であってもよい。例えば、底部が先細りになったコンテナ20を用いる場合には、この底部よりも開口側で幅が広い直方体空間に仕切り構造体が配置するように、仕切り構造体を直方体形状に形成してもよい。この場合、仕分け枠10の奥行きを、仕切り構造体が配置する奥行きよりも小さく構成する。これにより、コンテナ20の底部が、開口部から挿入されてコンテナ20が積み重なる場合であっても、仕切り構造体が邪魔にならず、安定してコンテナ20を積み重ねることができる。
・ 上記実施形態においては、仕分け枠10のラベル15,16の面(15a,16a,16b)には、第1拠点又は第2拠点の区分情報を表示した。これに限らず、仕分け枠10のラベル15,16を、区分情報を書き換え可能なラベルにしてもよい。例えば、仕分け枠10のラベル15,16と同様な位置にラベルホルダを設けた仕切り構造体とする。そして、このラベルホルダを、1又は2枚の紙片を挿入、保持及び抜き取り可能に構成する。そして、このラベルホルダに、各拠点において仕分け作業に用いる区分情報を記載した紙片を挿入する。この場合、区分情報を必要に応じて変更することができる。更に、前の拠点において区分された束をそのまま次の拠点に輸送する場合には、その前の拠点において仕分け作業に用いた区分情報をそのままにして流用することもできる。このため、仕切り構造体が輸送されてきた拠点以外の拠点に対して、この仕切り構造体を用いて区分けした配送物を効率よく輸送することができる。従って、より多くの拠点に対して、配送物を区分けした状態のまま効率よく輸送することができる。
θ…角度、10…ラベル付仕切り構造体としての仕分け枠、11…縦板、12…横板、13…収容空間、15,16…ラベル、15a,16a…第1面、16b…第2面、20…コンテナ。

Claims (6)

  1. 仕分け対象物を収納するコンテナに収納可能な大きさで、前記コンテナ内を複数の空間に区画する仕切り板を備えた仕切り構造体であって、
    前記仕切り板は、格子状に前記空間を区画するための横板と縦板から構成されており、
    前記横板及び前記縦板の少なくとも1つには、前記空間のそれぞれに収納される仕分け対象物を識別するためのラベルを設け、
    前記横板と前記縦板とは、交差する角度を変更可能なように接合されていることを特徴とする仕切り構造体。
  2. 前記横板と前記縦板を、前記コンテナに収納する場合に直交させた第1角度よりも小さい第2角度で交差させた場合、前記ラベルが前記横板と前記縦板との間に収納可能となることを特徴とする請求項1に記載の仕切り構造体。
  3. 外形形状は、コンテナの内部形状に相似することを特徴とする請求項1又は2に記載の仕切り構造体。
  4. 前記ラベルの表面には、この表面が前面になってラベルが位置する前記空間に収納される前記仕分け対象物を特定する識別情報を記載し、
    前記ラベルの裏面には、前記表面に記載された識別情報に対応する空間と隣接する空間で、この裏面が前面になってラベルが位置する空間に収納される前記仕分け対象物を特定する識別情報を記載したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の仕切り構造体。
  5. 前記コンテナには、第1拠点又は第2拠点のいずれかにおいて仕分け対象物が区分して格納され、
    前記ラベルは、垂下するように前記横板に取り付けられており、
    前記ラベルの表面には、前記第1拠点における区分の1つを特定する第1識別情報を表示し、前記ラベルの裏面には、前記第2拠点における区分の1つを特定する第2識別情報を、前記第1識別情報とは上下逆の向きで表示したことを特徴とする請求項4に記載の仕切り構造体。
  6. 前記コンテナは、郵便物を収容するコンテナであって、
    前記仕分け対象物は、郵便物であって、
    前記ラベルには、空間に収容する郵便物の宛先を区分けするための情報が記載されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の仕切り構造体。
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