JP2005296374A - 入院患者用投薬整理トレー及び入院患者用投薬整理トレーユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】 入院患者に対する投薬に使用される便利なツールを提供することで、投薬業務の煩雑さを軽減する。
【解決手段】 入院患者に投与する薬を整理して収容する投薬整理トレーは、平面視で方形な外側容器1と、外側容器1内を仕切って各々の患者に投与する薬の収容スペースとする仕切具2とから成る。仕切具2は縦横に仕切ってマス目状の収容スペースを形成する。各収容スペースに着脱可能に嵌め込まれるカップ7内に薬が収容され、カップ7には、患者の氏名又はベットを表示した患者識別具31,32が交換可能に設けられている。入院患者用投薬整理トレーユニットは、入院患者用投薬整理トレー4を複数上下に並べて収納したコンテナ5より成り、コンテナ5を全体に移動させるための車輪54を複数有する。投薬する患者のグループに従ってトレーを識別するトレー識別具6が、各入院患者用投薬整理トレー4の外側容器1の前面に設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 入院患者に投与する薬を整理して収容する投薬整理トレーは、平面視で方形な外側容器1と、外側容器1内を仕切って各々の患者に投与する薬の収容スペースとする仕切具2とから成る。仕切具2は縦横に仕切ってマス目状の収容スペースを形成する。各収容スペースに着脱可能に嵌め込まれるカップ7内に薬が収容され、カップ7には、患者の氏名又はベットを表示した患者識別具31,32が交換可能に設けられている。入院患者用投薬整理トレーユニットは、入院患者用投薬整理トレー4を複数上下に並べて収納したコンテナ5より成り、コンテナ5を全体に移動させるための車輪54を複数有する。投薬する患者のグループに従ってトレーを識別するトレー識別具6が、各入院患者用投薬整理トレー4の外側容器1の前面に設けられている。
【選択図】 図1
Description
本願の発明は、病院において入院患者に対し日々の薬を投与する際に使用される便利なツールに関するものである。
病院において、外科、内科を問わず、入院患者に対する径口薬等の投与が日々行われている。これらの薬は、看護師が、毎食後などの一定の時間に各入院患者のベッドを回り、それぞれに処方された薬を配ることで行われている。
特開平8−244783号公報
このような入院患者に対する投薬業務は、入院患者の多い病院ではかなり煩わしい作業となる。各入院患者に対し、処方された薬を間違いなく正しい量投与する必要があるが、入院患者が多かったり、投与する薬が多岐に亘る場合等には、間違え易く、特に慎重さが要求される。
本願の発明は、このような課題を考慮して成されたもので、入院患者に対する投薬に使用される便利なツールを提供することで、投薬業務の煩雑さを軽減する技術的意義を有するものである。
本願の発明は、このような課題を考慮して成されたもので、入院患者に対する投薬に使用される便利なツールを提供することで、投薬業務の煩雑さを軽減する技術的意義を有するものである。
上記課題を解決するため、本願の請求項1記載の発明は、入院患者に投与する薬を整理して収容した投薬整理トレーであって、
外側容器と、外側容器内の空間を仕切って各々の患者に投与する薬の収容スペースとする仕切具とから成り、
各々の収容スペースには、薬を投与する患者を識別する患者識別具が設けられているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記患者識別具は、患者が使用しているベッドを識別するもの又は患者氏名を前記外側容器の内面上又は仕切具の表面に表示したものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記患者識別具は、患者氏名を表示したラベルであって交換可能に設けられているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、前記請求項1乃至3いずれかの構成において、前記外側容器は、平面視が方形であって、前記仕切具は、外側容器内を縦横方向に仕切ってマス目状の収容スペースとするものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記各収容スペースに着脱可能に嵌め込まれるカップを備えており、このカップ内に薬が収容される構造であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項6記載の発明は、前記請求項5の構成において、前記患者識別具は、カップに設けられているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項7記載の発明は、請求項1乃至6いずれかに記載の入院患者用投薬整理トレーを複数収納したコンテナより成る入院患者用投薬整理トレーユニットであって、各入院患者用投薬整理トレーには、投薬する患者のグループに従ってトレーを識別したトレー識別具が設けられているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項8記載の発明は、前記請求項7の構成において、前記トレー識別具は、前記外側容器の前面に表示されたものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項9記載の発明は、前記請求項8又は9の構成において前記コンテナは、複数の入院患者用投薬整理トレーを上下に並べて収納する構造であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項10記載の発明は、前記請求項7乃至9いずれかの構成において、前記コンテナには、コンテナを全体に移動させるための車輪が複数設けられているという構成を有する。
外側容器と、外側容器内の空間を仕切って各々の患者に投与する薬の収容スペースとする仕切具とから成り、
各々の収容スペースには、薬を投与する患者を識別する患者識別具が設けられているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記患者識別具は、患者が使用しているベッドを識別するもの又は患者氏名を前記外側容器の内面上又は仕切具の表面に表示したものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記患者識別具は、患者氏名を表示したラベルであって交換可能に設けられているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、前記請求項1乃至3いずれかの構成において、前記外側容器は、平面視が方形であって、前記仕切具は、外側容器内を縦横方向に仕切ってマス目状の収容スペースとするものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記各収容スペースに着脱可能に嵌め込まれるカップを備えており、このカップ内に薬が収容される構造であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項6記載の発明は、前記請求項5の構成において、前記患者識別具は、カップに設けられているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項7記載の発明は、請求項1乃至6いずれかに記載の入院患者用投薬整理トレーを複数収納したコンテナより成る入院患者用投薬整理トレーユニットであって、各入院患者用投薬整理トレーには、投薬する患者のグループに従ってトレーを識別したトレー識別具が設けられているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項8記載の発明は、前記請求項7の構成において、前記トレー識別具は、前記外側容器の前面に表示されたものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項9記載の発明は、前記請求項8又は9の構成において前記コンテナは、複数の入院患者用投薬整理トレーを上下に並べて収納する構造であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項10記載の発明は、前記請求項7乃至9いずれかの構成において、前記コンテナには、コンテナを全体に移動させるための車輪が複数設けられているという構成を有する。
以下に説明する通り、本願の各請求項記載の発明によれば、患者に投与する薬が患者毎にまとめて収容され、患者識別具に従って各患者に薬を渡せるので、煩雑さが解消され、投薬の間違いの発生が低減される。
また、請求項3記載の発明によれば、上記効果に加え、ベッドを識別するものと患者氏名との両方が表示されているので、投薬の間違いの発生がさらに低減されている。
また、請求項6記載の発明によれば、上記効果に加え、各収納スペースにカップが着脱自在に設けられ、このカップ内に薬が収容されるので、カップごと患者に渡すことができ、便利である。
また、請求項7記載の発明によれば、上記効果に加え、カップに患者識別具が設けられているので、カップごと薬を渡された患者が、自分の分であるかを確認で、この点でさらに投薬の間違いの発生が低減される。
また、請求項8記載の発明によれば、入院患者用投薬整理トレーユニットが、複数の入院患者用投薬整理トレーを収納するコンテナより成るので、入院患者の多い病院での使用に適している。さらに、トレー識別具が設けられているため、コンテナから入院患者用投薬整理トレーを取り出して投薬する場合、誤って別の入院患者用投薬整理トレーを取り出してしまう可能性が低い。従って、この点でも投薬の間違いの発生が低減されている。
また、請求項10の発明によれば、入院患者用投薬整理トレーが上下に並べられているので、コンテナの水平方向の占有スペースが小さくできる。従って、移動や保管のために大きなスペースが不要であるというメリットがある。
また、請求項11記載の発明によれば、上記効果に加え、コンテナが車輪を有しているので、移動の際の動作が楽になる。
また、請求項3記載の発明によれば、上記効果に加え、ベッドを識別するものと患者氏名との両方が表示されているので、投薬の間違いの発生がさらに低減されている。
また、請求項6記載の発明によれば、上記効果に加え、各収納スペースにカップが着脱自在に設けられ、このカップ内に薬が収容されるので、カップごと患者に渡すことができ、便利である。
また、請求項7記載の発明によれば、上記効果に加え、カップに患者識別具が設けられているので、カップごと薬を渡された患者が、自分の分であるかを確認で、この点でさらに投薬の間違いの発生が低減される。
また、請求項8記載の発明によれば、入院患者用投薬整理トレーユニットが、複数の入院患者用投薬整理トレーを収納するコンテナより成るので、入院患者の多い病院での使用に適している。さらに、トレー識別具が設けられているため、コンテナから入院患者用投薬整理トレーを取り出して投薬する場合、誤って別の入院患者用投薬整理トレーを取り出してしまう可能性が低い。従って、この点でも投薬の間違いの発生が低減されている。
また、請求項10の発明によれば、入院患者用投薬整理トレーが上下に並べられているので、コンテナの水平方向の占有スペースが小さくできる。従って、移動や保管のために大きなスペースが不要であるというメリットがある。
また、請求項11記載の発明によれば、上記効果に加え、コンテナが車輪を有しているので、移動の際の動作が楽になる。
以下、本願発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)について説明する。
図1は、実施形態に係る入院患者用投薬整理トレーの斜視概略図である。図1に示す入院患者用投薬整理トレーは、入院患者に投与する薬(不図示)を整理して収容した投薬整理トレーであって、外側容器1と、外側容器1内の空間を仕切って各々の患者に投与する薬の収容スペースとする仕切具2とから成っている。
図1は、実施形態に係る入院患者用投薬整理トレーの斜視概略図である。図1に示す入院患者用投薬整理トレーは、入院患者に投与する薬(不図示)を整理して収容した投薬整理トレーであって、外側容器1と、外側容器1内の空間を仕切って各々の患者に投与する薬の収容スペースとする仕切具2とから成っている。
外側容器1は、浅い皿状であり、平面視は方形(長方形又は正方形)である。外側容器1の側壁部は、垂直な姿勢から少し傾けられた形状となっている。仕切具2は、外側容器1内を縦横方向に仕切ってマス目状の収容スペースとするものとなっている。各収容スペースも、平面視は方形である。仕切具2は、垂直な姿勢の板状であり、図1に示すように、直角格子状の形状である。
このような入院患者用投薬整理トレーは、材質としては、プラスチック、ガラス、ステンレス等から形成される。例えば、外側容器1と仕切具2とを射出成型により一体に成形するようにしても良い。また、このような器具は、薬品等で殺菌又は減菌されることがあるから、耐薬品性の高いステンレスで形成されると好適である。
また、各々の収容スペースには、薬を投与する患者を識別する患者識別具が設けられている。本実施形態では、二つの患者識別具が設けられている。一つの患者識別具は、患者が使用しているベッドを識別するものを表示したもの(以下、ベッド識別表示部)31である。もう一つは、患者氏名を表示したラベル(以下、患者氏名ラベル)32である。
ベッド識別表示部31は、外側容器1の内面上又は仕切具2の表面に固定して設けられている。設け方としては、シールを貼り付けたり、直接印刷したりすることが可能である。図1に示す例では、ベッド識別表示部31は、A,B,C,…という部屋番号に、ベッド番号1,2,3…を組み合わせたものとなっている。
また、患者氏名ラベル32は、同様に外側容器1の内面上又は仕切具2の表面に設けられている。外側容器1の内面上又は仕切具2の表面には、透明なラベルケース33が貼り付けされている。患者氏名ラベル32はこのラベルケース33に入れられて交換可能となっている。
尚、患者識別具の構成としては、外側容器1の内面又は仕切具2の表面に印刷や刻印、捺印等によって直接表示する構成も考えられる。
また、患者氏名ラベル32は、同様に外側容器1の内面上又は仕切具2の表面に設けられている。外側容器1の内面上又は仕切具2の表面には、透明なラベルケース33が貼り付けされている。患者氏名ラベル32はこのラベルケース33に入れられて交換可能となっている。
尚、患者識別具の構成としては、外側容器1の内面又は仕切具2の表面に印刷や刻印、捺印等によって直接表示する構成も考えられる。
次に、入院患者用投薬整理トレーユニットの発明の実施形態について説明する。図2は、実施形態に係る入院患者用投薬整理トレーユニットの斜視概略図である。図2に示す入院患者用投薬整理トレーユニットは、上記実施形態の入院患者用投薬整理トレー4を複数収納したコンテナ5より成るものである。
図2に示すように、コンテナ5は、ほぼ直方体の箱状である。コンテナ5は、内部に水平な姿勢の棚板51を有している。棚板51は、上下に複数設けられている。さらに、コンテナ5は、各棚板51で仕切られた空間を左右に仕切るようにして隔壁板52が設けられている。各入院患者用投薬整理トレー4は、各棚板51及び各隔壁板52で形成される空間に一つずつ収納されるようになっている。尚、コンテナ5の前面は開口となっている。各入院患者用投薬整理トレー4は、この開口を通して出し入れされる。
また、図2に示すように、各入院患者用投薬整理トレー4には、投薬する患者のグループに従ってトレー4を識別したトレー識別具6が設けられている。トレー識別具6は、外側容器1の外面上に設けられたもので、シール貼付や直接印刷等の方法により設けられた表示となっている。本実施形態では、トレー識別具6は、患者が入院している部屋の表示となっている。即ち、「A〜D室」、「E〜H室」、…という具合である。
さらに、図2に示すように、コンテナ5は、底面に脚部53を有している。脚部53は、底面の四つの角部に設けられている。脚部53の下端には、それぞれ車輪54が設けられている。車輪54は、キャスターと同様の構成であり、不図示のストップレバーを備えている。ストップレバーを押し下げると車輪54が固定され、引き上げると解放されて車輪54が回るようになっている。
また、コンテナ5の上面の左右には、取っ手55が設けられている。取っ手55は、コンテナ5を押すか引くかして移動させる際に握持される部分である。尚、コンテナ5は、材質としては、ステンレス製、プラスチック製又は木製である。尚、取っ手55は、コンテナ5の側面に設けられる場合もあり、またトレー4の取り出しに支障が無ければ、コンテナ5の前面に設けられる場合もある。
また、コンテナ5の上面の左右には、取っ手55が設けられている。取っ手55は、コンテナ5を押すか引くかして移動させる際に握持される部分である。尚、コンテナ5は、材質としては、ステンレス製、プラスチック製又は木製である。尚、取っ手55は、コンテナ5の側面に設けられる場合もあり、またトレー4の取り出しに支障が無ければ、コンテナ5の前面に設けられる場合もある。
上記構成に係る入院患者用投薬整理トレー4及び入院患者用投薬整理トレーユニットを使用して投薬する場合、各患者に処方された薬を、該当する入院患者用投薬整理トレー4の該当する収容スペースにそれぞれ正しく収容していく。各入院患者用投薬整理トレー4への薬の収容が終わったら、それらをコンテナ5に収納する。そして、看護師は、コンテナ5を移動させながら各病室を回り、該当する病室内で、該当する入院患者用投薬整理トレー4をコンテナ5から引き出し、該当する収容スペースにある薬を、該当する患者に与える。
場合によっては、数日(2〜3日)分の薬や、一週間分の薬を各入院患者用投薬整理トレー4に予め収容しておいても良い。つまり、あるトレー4には、今日投与する分が整理して収容され、別のトレー4には明日投与する分が整理して収容され、さらに別のトレー4には明後日投与する分が収容され、…、という具合である。この場合、各入院患者用投薬整理トレー4には、投薬日を表示した部分を設けておく好適である。投薬日表示部は、例えば、日にちを表示したラベルを入れた透明なラベルカバーを入院患者用投薬整理トレー4の外側容器1の外面に貼り付けておくことで構成できる。
本実施形態の入院患者用投薬整理トレー4及び入院患者用投薬整理トレーユニットによれば、患者に投与する薬が患者毎にまとめて収容され、患者識別具に従って各患者に薬を渡せるので、煩雑さが解消され、投薬の間違いの発生が低減される。
また、患者識別具としてベッド識別表示部31と患者氏名ラベル32の両方が設けられているので、投薬の間違いの発生がさらに低減されている。そして、入院患者用投薬整理トレーユニットは、複数の入院患者用投薬整理トレー4を収納するコンテナ5より成るので、入院患者の多い病院での使用に適している。また、入院患者用投薬整理トレー4が上下に並べられる点は、コンテナ5の水平方向の占有スペースが小さくできるので、移動や保管のために大きなスペースが不要であるというメリットがある。
また、患者識別具としてベッド識別表示部31と患者氏名ラベル32の両方が設けられているので、投薬の間違いの発生がさらに低減されている。そして、入院患者用投薬整理トレーユニットは、複数の入院患者用投薬整理トレー4を収納するコンテナ5より成るので、入院患者の多い病院での使用に適している。また、入院患者用投薬整理トレー4が上下に並べられる点は、コンテナ5の水平方向の占有スペースが小さくできるので、移動や保管のために大きなスペースが不要であるというメリットがある。
さらに、トレー識別具6が設けられているため、コンテナ5から入院患者用投薬整理トレー4を取り出して投薬する場合、誤って別の入院患者用投薬整理トレー4を取り出してしまう可能性が低い。従って、この点でも投薬の間違いの発生が低減されている。そして、コンテナ5は車輪54を有しているので、移動させる際の動作も楽である。尚、車輪54は、コンテナ5の底面に直接設けられており、脚部53が無い構成もあり得る。
次に、本願発明の別の実施形態に係る入院患者用投薬整理トレーについて説明する。図3は、別の実施形態に係る入院患者用投薬整理トレーの斜視概略図である。この実施形態においても、入院患者用投薬整理トレーは、外側容器1と、外側容器1の内側のスペースを各患者に投与する薬の整理・収容スペースとする仕切具2とから構成されている。さらに、本実施形態では、各収容スペースには、カップ7が嵌め込まれるように備えられている。図3ではカップ7は一つのみ描かれているが、実際にはすべての収容スペースにカップ7が嵌め込まれている。カップ7は、ステンレスやアルミのような金属製、又は比較的厚い紙製である。本実施形態では、薬は直接的にはカップ7内に収容されるようになっている。
図3に示すように、カップ7は、収容スペースの形状に一致し、収容スペースより少し小さい箱状である。カップ7の上縁の一辺には、図3に示すように、上方に突出した突出部が形成されている。突出部は、図書館等における図書整理カードにおけるものと同様であり、その表面にベッド識別表示部31及び患者氏名ラベル32が設けられている。
この実施形態では、薬はカップ7に入れたまたカップ7ごと各患者に渡される。患者は、カップ7のベッド識別表示31や患者氏名ラベル32により自分の分であるかを確認した後、服用する。服用後、看護師がカップ7を回収し、元の収容スペースに戻す。
この実施形態では、薬はカップ7に入れたまたカップ7ごと各患者に渡される。患者は、カップ7のベッド識別表示31や患者氏名ラベル32により自分の分であるかを確認した後、服用する。服用後、看護師がカップ7を回収し、元の収容スペースに戻す。
この実施形態によれば、薬が幾つかある場合でも、ひとつずつ渡す必要がなくカップ7ごと患者に渡すことができ、便利である。また、薬を渡された患者が、カップにおける表示に従い自分の分であるかを確認できるので、この点でさらに投薬の間違いの発生が低減される。
尚、上記使用方法において、一回に投与する薬(一種類の場合もあるし多種類の場合もある)が一つの袋に入れられて患者に渡される場合もある。この場合には、袋ごと各収容スペースに入れられる。
尚、上記使用方法において、一回に投与する薬(一種類の場合もあるし多種類の場合もある)が一つの袋に入れられて患者に渡される場合もある。この場合には、袋ごと各収容スペースに入れられる。
また、投薬する患者のグループは、入院している部屋ごとではなく、外科や内科などの診療科目ごとの場合もある。尚、上記実施形態の入院患者用投薬整理トレー4で整理収容される薬は、主に径口薬であるが、座薬のような径口薬以外のものを整理収容する場合もある。
さらに、入院患者用投薬整理トレー4の構成としては、仕切具2を固定でなく位置が変えられるようにしても良い。このようにすると、投薬量や薬の大きさに応じて最適な収容スペースとすることができる。
さらに、入院患者用投薬整理トレー4の構成としては、仕切具2を固定でなく位置が変えられるようにしても良い。このようにすると、投薬量や薬の大きさに応じて最適な収容スペースとすることができる。
1 外側容器
2 仕切具
31 ベッド識別表示部
32 患者氏名ラベル
4 入院患者用投薬整理トレー
5 コンテナ
51 棚板
52 隔壁板
53 脚部
54 車輪
55 取っ手
6 トレー識別具
7 カップ
2 仕切具
31 ベッド識別表示部
32 患者氏名ラベル
4 入院患者用投薬整理トレー
5 コンテナ
51 棚板
52 隔壁板
53 脚部
54 車輪
55 取っ手
6 トレー識別具
7 カップ
Claims (11)
- 入院患者に投与する薬を整理して収容した投薬整理トレーであって、
外側容器と、外側容器内の空間を仕切って各々の患者に投与する薬の収容スペースとする仕切具とから成り、
各々の収容スペースには、薬を投与する患者を識別する患者識別具が設けられていることを特徴とする入院患者用投薬整理トレー。 - 前記患者識別具は、患者が使用しているベッドを識別するもの又は患者氏名を前記外側容器の内面上又は仕切具の表面に表示したものであることを特徴とする請求項1記載の入院患者用投薬整理トレー。
- 患者が使用しているベッドを識別するもの及び患者氏名が前記外側容器の内面上又は仕切具の表面に表示されていることを特徴とする請求項1記載の入院患者用投薬整理トレー。
- 前記患者識別具は、患者氏名を表示したラベルであって交換可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の入院患者用投薬整理トレー。
- 前記外側容器は、平面視が方形であって、前記仕切具は、外側容器内を縦横方向に仕切ってマス目状の収容スペースとするものであることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の入院患者用投薬整理トレー。
- 前記各収容スペースに着脱可能に嵌め込まれるカップを備えており、このカップ内に薬が収容される構造であることを特徴とする請求項1記載の入院患者用投薬整理トレー。
- 前記患者識別具は、カップに設けられていることを特徴とする請求項6記載の入院患者用投薬整理トレー。
- 請求項1乃至7いずれかに記載の入院患者用投薬整理トレーを複数収納したコンテナより成る入院患者用投薬整理トレーユニットであって、各入院患者用投薬整理トレーには、投薬する患者のグループに従ってトレーを識別したトレー識別具が設けられていることを特徴とする入院患者用投薬整理ユニット。
- 前記トレー識別具は、外側容器の前面に表示されたものであることを特徴とする請求項8記載の入院患者用投薬整理ユニット。
- 前記コンテナは、複数の入院患者用投薬整理トレーを上下に並べて収納する構造であることを特徴とする請求項8又は9記載の入院患者用投薬整理トレーユニット。
- 前記コンテナには、コンテナを全体に移動させるための車輪が複数設けられていることを特徴とする請求項8乃至10いずれかに記載の入院患者用投薬整理トレーユニット。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004117566A JP2005296374A (ja) | 2004-04-13 | 2004-04-13 | 入院患者用投薬整理トレー及び入院患者用投薬整理トレーユニット |
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JP2011031120A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-17 | Japan Post Service Co Ltd | ラベル付仕切り構造体 |
JP2017186082A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | 株式会社メディカルガーデン | 薬剤等管理収納箱 |
CN108743159A (zh) * | 2018-07-06 | 2018-11-06 | 王路平 | 一种药剂科用取药器 |
-
2004
- 2004-04-13 JP JP2004117566A patent/JP2005296374A/ja active Pending
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