JP2011030150A - 受信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受信装置1は、第2アンテナ12側の受信信号(Rx2)にウェイトを複素乗算する複素乗算器21と、第1アンテナ11側の受信信号(Rx1)から複素乗算後の信号を複素減算し、受信信号(Rx3)として出力する複素減算器22と、Rx1,Rx2を一定時間遅延させ、その遅延後のRx1をRx2で複素除算し結果を平均化することで、Rx3の信号レベルを小さくするウェイトを算出するウェイト算出部23と、Rx3に基づき希望波の到来を検出する希望波検出部24と、制御部26とを備え、制御部26は、希望波検出部24が希望波の到来を検出するまでの希望波待ち状態にて、ウェイト算出部23にウェイトを逐次算出及び更新させ、希望波の到来が検出されるとウェイトの更新を停止させる。
【選択図】図1
Description
また、特許文献2には、第1のアンテナと、ノイズ源の近傍に設置されるノイズスキャン用の第2のアンテナとを備え、第2のアンテナからの受信信号を両アンテナ間の距離に応じた減衰率で減衰させると共に、その減衰させた信号を第1のアンテナからの受信信号から減算して、その第1のアンテナからの受信信号のノイズを低減する装置が記載されている。
(A)干渉抑制処理後の受信信号Rx3の信号レベルを小さくするウェイトが、希望波が無い期間の受信信号Rx1,Rx2から算出されると共に、希望波が到来すると、そのウェイトの更新が停止されるため、そのウェイトは、希望波でない信号(即ち干渉波)が干渉抑制処理後の受信信号Rx3に混入するのを抑制するウェイトとなる。
以上のことから、請求項1の受信装置によれば、希望波と干渉波との信号レベルの大小関係及び各アンテナに入る干渉波の位相関係に関わらず、簡易な構成で、干渉波の影響を低減することができる。
そして、ウェイト算出制御手段は、希望波検出手段により希望波の到来が検出されるまでの希望波待ち状態(つまり、希望波が無い期間)において、ウェイト算出手段にウェイトを逐次算出させると共に、その新たに算出されたウェイトを複素乗算手段に供給させ、希望波検出手段により希望波の到来が検出されると、ウェイト算出手段から複素乗算手段へのウェイトの更新を停止させる。
このため、希望波検出手段により希望波の到来が検出されて更新が停止されたときのウェイトであって、希望波が到来してからの干渉波抑制用複素乗算に使用されるウェイトを、希望波が到来する前の(つまり、希望波が含まれない)受信信号Rx1,Rx2から算出されたものに、より確実にすることができる。このため、希望波を抑制してしまわないウェイトを、より確実に設定することができる。
即ち、請求項3の受信装置において、ウェイト算出手段は、第1アンテナ側の受信信号Rx1を一定時間Tdだけ遅延させて出力する第1遅延手段と、第2アンテナ側の受信信号Rx2を前記一定時間Tdだけ遅延させて出力する第2遅延手段と、第1遅延手段及び第2遅延手段から出力される各受信信号Rx1,Rx2の信号レベルが両方とも規定値以上であるか否かを判定するレベル判定手段と、第1遅延手段から出力される受信信号Rx1が入力され、レベル判定手段により肯定判定(即ち、前記各受信信号の信号レベルが両方とも規定値以上であると判定)されている場合には、第1遅延手段からの受信信号Rx1をそのまま出力し、レベル判定手段により否定判定(即ち、前記各受信信号の信号レベルの少なくとも片方が規定値以上ではないと判定)されている場合には、出力する信号を更新せずに保持する第1ホールド手段と、第2遅延手段から出力される受信信号Rx2が入力され、レベル判定手段により肯定判定されている場合には、第2遅延手段からの受信信号Rx2をそのまま出力し、レベル判定手段により否定判定されている場合には、出力する信号を更新せずに保持する第2ホールド手段と、第1ホールド手段の出力信号を第2ホールド手段の出力信号で複素除算する複素除算手段と、その複素除算手段による複素除算結果を平均化して、その平均化した値を前記ウェイトとして出力する平均化手段と、を備えている。
つまり、レベルの小さい受信信号Rx1,Rx2からウェイトを算出すると、レベルの小さいノイズ(ホワイトノイズ)による誤差が大きくなって干渉波の抑制精度を低下させてしまうが、上記構成によれば、信号レベルが規定値以上の受信信号Rx1,Rx2だけを使ってウェイトを算出できるため、レベルの小さいノイズによる影響を排除することができる。更に、平均化により、受信信号Rx1,Rx2にレベルの大きなノイズが乗っても、その影響も排除することができる。
即ち、請求項6の受信装置は、前記希望波検出手段を第1の希望波検出手段として備えると共に、第2アンテナ側の受信信号Rx2に基づいて希望波の到来を検出する第2の希望波検出手段を備えている。そして、切替手段は、第1及び第2の希望波検出手段のうち、第1の希望波検出手段のみによって希望波の到来が検出された場合に、干渉抑制処理後の受信信号Rx3を選択して出力し、それ以外の場合には、第2アンテナ側の受信信号Rx2を選択して出力する。つまり、切替手段は、第1及び第2の希望波検出手段のうち、第1の希望波検出手段のみによって希望波の到来が検出された場合に、干渉波の影響が大きいと判断し、その場合に、受信信号Rx3の方を選択する。
即ち、請求項7の受信装置では、切替手段は、希望波検出手段(以下、請求項6の受信装置と同様に、第1の希望波検出手段という)によって希望波の到来が検出された場合に、干渉抑制処理後の受信信号Rx3を選択して出力し、それ以外の場合には、第2アンテナ側の受信信号Rx2を選択して出力する。つまり、切替手段は、とにかく第1の希望波検出手段によって希望波の到来が検出された場合に、干渉波の影響が大きいと判断し、その場合に、受信信号Rx3の方を選択する。
尚、請求項7の受信装置が、請求項6の受信装置と同様に、第2の希望波検出手段を備えるのであれば、切替手段は、請求項10に記載の如く、第2の希望波検出手段の検出結果に関わらず、第1の希望波検出手段によって希望波の到来が検出された場合に、干渉抑制処理後の受信信号Rx3を選択して出力し、それ以外の場合には、第2アンテナ側の受信信号Rx2を選択して出力するように構成すれば良い。
即ち、請求項8の受信装置は、請求項5の受信装置において、前記希望波検出手段を第1の希望波検出手段として備えると共に、第2アンテナ側の受信信号Rx2に基づいて希望波の到来を検出する第2の希望波検出手段を備えている。更に、希望波に対する干渉波の干渉量が所定の判定値よりも大きいか否かを判定する干渉量判定手段を備えている。
即ち、請求項9の受信装置では、希望波の先頭には周期性を有するプリアンブルが付加されている。そして、干渉量判定手段は、受信信号Rx2と、その受信信号Rx2を前記プリアンブルの1周期分遅延させた信号Rx2との自己相関値を、干渉量を表す値として求め、その自己相関値が所定の閾値よりも小さい場合に、干渉量が前記判定値よりも大きいと判定する。
まず、請求項2の構成では、希望波検出手段(第1の希望波検出手段)により希望波の到来が検出されると、ウェイトの更新が停止されるため、万一、希望波と特徴が似た干渉波が到来して、希望波検出手段が希望波到来と誤判定してしまうと、その干渉波を抑制可能なウェイトが複素乗算手段に供給されずに、十分な性能が得られなくなる可能性がある。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態の受信装置1は、受信用のアンテナとして、第1アンテナ11及び第2アンテナ12を備えている。
具体的には、希望波検出部24は、受信信号Rx3と、その受信信号Rx3をプリアンブルの1周期分遅延させた信号Rx3との自己相関値を算出し、その自己相関値が所定の閾値を越えたら、希望波のプリアンブルが到来した(即ち、希望波が到来した)と判定するように構成されている。尚、希望波検出部24は、例えば、受信信号Rx3の電力変動(信号レベル変動)が所定の閾値を超えたら、希望波が到来したと判定するように構成しても良い。
図2に示すように、ウェイト算出部23は、第1アンテナ側の受信信号Rx1を一定時間Tdだけ遅延させて出力する第1遅延部31と、第2アンテナ側の受信信号Rx2を前記一定時間Tdだけ遅延させて出力する第2遅延部32と、両遅延部31,32から出力される各受信信号Rx1,Rx2の信号レベルが両方とも規定値以上であるか否かを判定するレベル判定部33と、第1遅延部31から出力される受信信号Rx1が入力される第1ホールド(HOLD)部35と、第2遅延部32から出力される受信信号Rx2が入力される第2ホールド部36と、複素除算器37及び平均化部38とを備えている。
そして、平均化部38は、複素除算器37による複素除算結果を平均化して、その平均化した値を前記ウェイトとして出力する。
即ち、干渉抑制処理後の受信信号Rx3の信号レベルを小さくするウェイトが、希望波が無い期間の受信信号Rx1,Rx2から算出されると共に、希望波が到来すると、そのウェイトの更新が停止されるため、そのウェイトは、希望波でない信号(干渉波)が干渉抑制処理後の受信信号Rx3に混入するのを抑制するウェイトとなる。
つまり、信号レベルが規定値以上の受信信号Rx1,Rx2だけを使ってウェイトを算出できるため、レベルの小さいノイズによる影響を排除することができる。また、レベル判定部33が判定に用いる上記規定値を、抑制したい干渉波の信号レベル程度の値に設定すれば、その値以上の信号レベルを有した受信信号Rx1,Rx2だけを使ってウェイトを算出することとなり、ある程度レベルが大きく、希望波を受信する際に実質的に邪魔になる干渉波を、抑制するためのウェイトを、より確実に算出することができるようになる。
尚、本実施形態では、複素乗算器21が複素乗算手段に相当し、複素減算器22が複素減算手段に相当し、ウェイト算出部23がウェイト算出手段に相当し、ウェイト算出制御部26がウェイト算出制御手段に相当し、希望波検出部24が希望波検出手段(第1の希望波検出手段)に相当している。また、第1遅延部31が第1遅延手段に相当し、第2遅延部32が第2遅延手段に相当し、レベル判定部33がレベル判定手段に相当し、第1ホールド部35が第1ホールド手段に相当し、第2ホールド部36が第2ホールド手段に相当し、複素除算器37が複素除算手段に相当し、平均化部38が平均化手段に相当している。
[第2実施形態]
第2実施形態の受信装置1は、第1実施形態の受信装置と比較すると、ウェイト算出制御部26が、図3の動作に代えて、図4の動作を行う点が異なっている。そして、図4の動作は、図3の動作と比較すると、下記のS113,S115の動作が追加されている点が異なっている。
[第3実施形態]
図5に示す第3実施形態の受信装置3は、第1又は第2実施形態の受信装置1と比較すると、下記(1)〜(3)の点が異なっている。
(2)切替部43(切替手段に相当)とダイバーシチ合成部44(ダイバーシチ合成手段に相当)とが追加されている。
(3)復調部25に代えて、その復調部25と同様の復調部45を備えている。そして、復調部45は、ダイバーシチ合成部44から出力されるダイバーシチ合成信号を復調して、希望波に含まれていた受信ビット列を生成する。
尚、図6において、「PD2」は、希望波検出部42が出力する検出結果信号であり、その「PD2」がON(オン)ということは、希望波検出部42が受信信号Rx2に基づいて希望波の到来を検出したということであり、逆に、「PD2」がOFF(オフ)ということは、希望波検出部42が希望波の到来を検出していないということである。また、図6において、「PD3」は、希望波検出部24が出力する検出結果信号であり、その「PD3」がONということは、希望波検出部24が受信信号Rx3に基づいて希望波の到来を検出したということであり、逆に、「PD3」がOFFということは、希望波検出部24が希望波の到来を検出していないということである。
<変形例>
一方、変形例として、切替部43は、図6(b)に示すように、希望波検出部42の判定結果(PD2)に関わらず、希望波検出部24が希望波の到来を検出した場合(つまり、とにかくPD3がONの場合)に、干渉抑制処理後の受信信号Rx3を選択して出力し、それ以外の場合(PD3がOFFの場合)には、第2アンテナ側の受信信号Rx2を選択して出力する、というように構成しても良い。以下では、この切替規則(第2の規則に相当)のことを「TYPE2」と言う。
<追加の構成>
また、追加の構成として、3つの希望波検出部24,41,42のうち、希望波検出部24のみによって希望波の到来が検出された場合には、AGC回路13,15を、干渉抑制処理後の受信信号Rx3の信号レベルが目標範囲となるように作動させる、というAGC回路制御部を設ければ、通信品質をより向上させることが可能となる。
<シミュレーション結果の説明>
ここで、第3実施形態の受信装置3において「TYPE1」の切替規則を用いた場合と、上記第3実施形態の受信装置3において「TYPE2」の切替規則を用いた場合と、従来方式の受信機(従来の一般的なダイバーシチ受信機)との、各々について、シミュレーションした結果を、図7(a)に示す。また、そのシミュレーションの際の諸元は、図7(b)に示す通りである。
[第4実施形態]
そこで、第3実施形態の受信装置3に切替規則の変更機能を追加して、「TYPE1」と「TYPE2」とを干渉量の推定値に応じて受信パケット毎に切り替え可能とした、第4実施形態の受信装置について説明する。
(4)干渉量推定部47が追加されている。
より具体的に説明すると、干渉量推定部47は、希望波検出部42が希望波の到来を検出すると、その希望波検出部42で算出された自己相関値(即ち、受信信号Rx2と、その受信信号Rx2をプリアンブルの1周期分遅延させた信号Rx2との自己相関値)を、干渉量を表す値(即ち干渉量の推定値)として取得する。そして、その自己相関値が所定の閾値よりも小さければ、干渉量が判定値よりも大きいと判定し、逆に、自己相関値が閾値よりも小さくなければ、干渉量が判定値よりも大きくないと判定する。なぜなら、自己相関値は、干渉量が大きいほど、小さくなる特性があるためである。
[第5実施形態]
図9に示す第5実施形態の受信装置7は、第3実施形態の受信装置3と比較して、下記(6),(7)の点が異なっている。尚、本第5実施形態の下記(6),(7)の特徴は、第4実施形態の受信装置5についても同様に適用することができる。
尚、本実施形態では、復調部45が第1の復調手段に相当し、復調部25が第2の復調手段に相当している。
まず、図11に例示するように、もし、希望波のプリアンブルと似た干渉波が到来して、希望波検出部24が希望波到来と誤判定した場合に、ウェイトの更新を停止させたままにしてしまうと、その干渉波を抑制可能なウェイトが複素乗算器21に供給されずに、十分な性能が得られなくなる可能性がある。
[他の実施形態]
ところで、上記各実施形態の受信装置が適用される通信システムにおいて、希望波が無い期間を意図的に作り出すためのメカニズムを設ければ、各受信装置において、干渉波を抑制するためのウェイトの学習期間が保証されるため有利である。
また、伝送方式としては、OFDM伝送方式に限らず、他の方式でも良い。また、本発明が適用される通信システムも、路車間及び車車間通信システムに限らず、他の通信システムでも良い。
Claims (12)
- 受信用のアンテナとして、第1アンテナ及び第2アンテナを備えた受信装置であって、
前記第2アンテナ側の受信信号に、当該受信装置内で算出されたウェイトを複素乗算する複素乗算手段と、
前記第1アンテナ側の受信信号から、前記複素乗算後の信号を複素減算し、その複素減算後の信号を、干渉抑制処理後の受信信号として出力する複素減算手段と、
前記第1アンテナ側の受信信号と前記第2アンテナ側の受信信号とが入力され、前記第1アンテナ側の受信信号を前記第2アンテナ側の受信信号で複素除算することにより、前記ウェイトとして、前記干渉抑制処理後の受信信号の信号レベルを小さくするウェイトを算出し、その算出したウェイトを前記複素乗算手段に供給するウェイト算出手段と、
前記ウェイト算出手段に、希望波が無い期間の前記第1アンテナ側の受信信号及び前記第2アンテナ側の受信信号から前記ウェイトを算出させると共に、前記希望波が到来したなら、前記ウェイト算出手段から前記複素乗算手段に供給される前記ウェイトの更新を停止させるウェイト算出制御手段と、
を備えることを特徴とする受信装置。 - 請求項1に記載の受信装置において、
前記干渉抑制処理後の受信信号に基づいて前記希望波の到来を検出する希望波検出手段を備え、
前記ウェイト算出手段は、前記第1アンテナ側の受信信号と前記第2アンテナ側の受信信号との各々を一定時間だけ遅延させた信号から、前記ウェイトを算出し、
前記ウェイト算出制御手段は、前記希望波検出手段により前記希望波の到来が検出されるまでの希望波待ち状態において、前記ウェイト算出手段に前記ウェイトを逐次算出させると共に、その新たに算出されたウェイトを前記複素乗算手段に供給させ、前記希望波検出手段により前記希望波の到来が検出されると、前記ウェイト算出手段から前記複素乗算手段への前記ウェイトの更新を停止させること、
を特徴とする受信装置。 - 請求項2に記載の受信装置において、
前記ウェイト算出手段は、
前記第1アンテナ側の受信信号を一定時間だけ遅延させて出力する第1遅延手段と、
前記第2アンテナ側の受信信号を前記一定時間だけ遅延させて出力する第2遅延手段と、
前記第1遅延手段及び前記第2遅延手段から出力される前記各受信信号の信号レベルが両方とも規定値以上であるか否かを判定するレベル判定手段と、
前記第1遅延手段から出力される受信信号が入力され、前記レベル判定手段により前記各受信信号の信号レベルが両方とも規定値以上であると肯定判定されている場合には、前記第1遅延手段からの受信信号をそのまま出力し、前記レベル判定手段により前記各受信信号の信号レベルが両方とも規定値以上ではないと否定判定されている場合には、出力する信号を更新せずに保持する第1ホールド手段と、
前記第2遅延手段から出力される受信信号が入力され、前記レベル判定手段により肯定判定されている場合には、前記第2遅延手段からの受信信号をそのまま出力し、前記レベル判定手段により否定判定されている場合には、出力する信号を更新せずに保持する第2ホールド手段と、
前記第1ホールド手段の出力信号を前記第2ホールド手段の出力信号で複素除算する複素除算手段と、
前記複素除算手段による複素除算結果を平均化して、その平均化した値を前記ウェイトとして出力する平均化手段と、
を備えていることを特徴とする受信装置。 - 請求項2又は請求項3に記載の受信装置において、
前記ウェイト算出制御手段は、前記希望波待ち状態において、前記第1アンテナ側の受信信号と前記第2アンテナ側の受信信号との両方の信号レベルが所定値以上である場合にだけ、前記ウェイト算出手段に前記ウェイトを逐次算出させると共に、その新たに算出されたウェイトを前記複素乗算手段に供給させること、
を特徴とする受信装置。 - 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の受信装置において、
前記干渉抑制処理後の受信信号と、前記第2アンテナ側の受信信号とが入力され、それら両受信信号のうちの何れか一方を切り替えて出力する切替手段と、
前記第1アンテナ側の受信信号と前記切替手段から出力される受信信号とをダイバーシチ合成し、そのダイバーシチ合成後の信号を出力するダイバーシチ合成手段と、
を備えていることを特徴とする受信装置。 - 請求項5に記載の受信装置において、
前記希望波検出手段を第1の希望波検出手段として備えると共に、
前記第2アンテナ側の受信信号に基づいて前記希望波の到来を検出する第2の希望波検出手段を備え、
前記切替手段は、前記第1及び第2の希望波検出手段のうち、前記第1の希望波検出手段のみによって前記希望波の到来が検出された場合に、前記干渉抑制処理後の受信信号を選択して出力し、それ以外の場合には、前記第2アンテナ側の受信信号を選択して出力すること、
を特徴とする受信装置。 - 請求項5に記載の受信装置において、
前記切替手段は、前記希望波検出手段によって前記希望波の到来が検出された場合に、前記干渉抑制処理後の受信信号を選択して出力し、それ以外の場合には、前記第2アンテナ側の受信信号を選択して出力すること、
を特徴とする受信装置。 - 請求項5に記載の受信装置において、
前記希望波検出手段を第1の希望波検出手段として備えると共に、
前記第2アンテナ側の受信信号に基づいて前記希望波の到来を検出する第2の希望波検出手段と、
前記希望波に対する干渉波の干渉量が所定の判定値よりも大きいか否かを判定する干渉量判定手段とを備え、
前記切替手段は、
前記両受信信号を切り替える規則として、「前記第1及び第2の希望波検出手段のうち、前記第1の希望波検出手段のみによって前記希望波の到来が検出された場合に、前記干渉抑制処理後の受信信号を選択して出力し、それ以外の場合には、前記第2アンテナ側の受信信号を選択して出力する」という第1の規則と、「前記第2の希望波検出手段の検出結果に関わらず、前記第1の希望波検出手段によって前記希望波の到来が検出された場合に、前記干渉抑制処理後の受信信号を選択して出力し、それ以外の場合には、前記第2アンテナ側の受信信号を選択して出力する」という第2の規則とを有すると共に、前記干渉量判定手段により前記干渉量が前記判定値よりも大きくないと判定された場合には、前記第1の規則によって前記両受信信号の切り替えを行い、前記干渉量判定手段により前記干渉量が前記判定値よりも大きいと判定された場合には、前記第2の規則によって前記両受信信号の切り替えを行うこと、
を特徴とする受信装置。 - 請求項8に記載の受信装置において、
前記希望波の先頭には周期性を有するプリアンブルが付加されており、
前記干渉量判定手段は、前記第2アンテナ側の受信信号と、その受信信号を前記プリアンブルの1周期分遅延させた信号との自己相関値を、前記干渉量を表す値として求め、その自己相関値が所定の閾値よりも小さい場合に、前記干渉量が前記判定値よりも大きいと判定すること、
を特徴とする受信装置。 - 請求項7に記載の受信装置において、
前記希望波検出手段を第1の希望波検出手段として備えると共に、
前記第2アンテナ側の受信信号に基づいて前記希望波の到来を検出する第2の希望波検出手段を備え、
前記切替手段は、前記第2の希望波検出手段の検出結果に関わらず、前記第1の希望波検出手段によって前記希望波の到来が検出された場合に、前記干渉抑制処理後の受信信号を選択して出力し、それ以外の場合には、前記第2アンテナ側の受信信号を選択して出力すること、
を特徴とする受信装置。 - 請求項6、8〜10の何れか1項に記載の受信装置において、
前記第1アンテナ側の受信信号に基づいて前記希望波の到来を検出する第3の希望波検出手段と、
前記第1アンテナ側の受信信号の信号レベルを目標範囲に制御する第1のAGC(Automatic Gain Control)回路と、
前記第2アンテナ側の受信信号の信号レベルを目標範囲に制御する第2のAGC回路とを備え、
前記第1〜第3の希望波検出手段のうち、前記第1の希望波検出手段のみによって前記希望波の到来が検出された場合には、前記第1及び第2のAGC回路を、前記干渉抑制処理後の受信信号の信号レベルが目標範囲となるように作動させること、
を特徴とする受信装置。 - 請求項2ないし請求項4の何れか1項に記載の受信装置において、
前記希望波検出手段を第1の希望波検出手段として備えると共に、
前記第2アンテナ側の受信信号に基づいて前記希望波の到来を検出する第2の希望波検出手段と、
前記第1アンテナ側の受信信号に基づいて前記希望波の到来を検出する第3の希望波検出手段と、
前記干渉抑制処理後の受信信号と、前記第2アンテナ側の受信信号とが入力され、それら両受信信号のうちの何れか一方を切り替えて出力する切替手段と、
前記第1アンテナ側の受信信号と前記切替手段から出力される受信信号とをダイバーシチ合成し、そのダイバーシチ合成後の信号を出力するダイバーシチ合成手段と、
前記ダイバーシチ合成後の信号を復調する第1の復調手段と、
前記切替手段に入力される前記干渉抑制処理後の受信信号を復調する第2の復調手段とを備え、
前記ウェイト算出制御手段は、前記第1の希望波検出手段により前記希望波の到来が検出された際に、前記第2及び第3の希望波検出手段の両方によっても前記希望波の到来が検出されたならば、前記ウェイトの更新停止を取り消して、前記希望波待ち状態に戻ること、
を特徴とする受信装置。
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