JP2011029812A - 電話システム - Google Patents
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Abstract
【課題】構内無線システム等の電話システムにおいて、転倒警報先や非常発報先が1台の端末に限られているため、十分な対応ができないという問題を解決する。
【解決手段】転倒警報先や非常発報先として、複数の端末を登録しておき、電話システム内の端末から転倒警報や非常発報が為された場合は、前記登録していた複数の端末のうちの第1の端末に対して、転倒警報や非常発報を行い、該第1の端末と通報元の端末の間の通話接続ができなかった場合は、前記登録していた複数の端末のうちの第2の端末に対して、転倒警報や非常発報を行う。
【選択図】図1
【解決手段】転倒警報先や非常発報先として、複数の端末を登録しておき、電話システム内の端末から転倒警報や非常発報が為された場合は、前記登録していた複数の端末のうちの第1の端末に対して、転倒警報や非常発報を行い、該第1の端末と通報元の端末の間の通話接続ができなかった場合は、前記登録していた複数の端末のうちの第2の端末に対して、転倒警報や非常発報を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、構内PHSシステムや構内電話システムを含む構内無線システム等の電話システムにおいて、安全対策機能の1つとして用いられる転倒検知・警報機能や非常発報機能に関する。
転倒検知・警報機能は、構内無線システムを使用する工場等の作業者が移動無線端末を腰等に装着しておき、作業中にその作業者が転倒するといった異常状態になった場合に、移動無線端末が転倒状態であることを検知し、予め登録されている連絡先へ移動無線端末から自動的に通報する機能である。この場合の転倒検知手段としては、水銀スイッチを使用したものやフォトインタラプタを使用したものが知られている。フォトインタラプタを使用する場合の例としては、移動無線端末の筐体内部にフォトインタラプタを設け、該フォトインタラプタは、発光素子と、受光素子と、発光素子から受光素子までの光路において光を遮断する球状体を有し、移動無線端末が正常な直立状態では球状体が光を遮断し、移動無線端末が傾くと球状体が移動し光路の遮断が解除されるものがある(特許文献1参照)。
また、非常発報機能は、作業中に非常事態が発生した場合に、その作業者が移動無線端末の非常発報用ボタンを押すことにより、予め登録されている連絡先へ移動無線端末から通報する機能である。
従来の転倒検知・警報機能や非常発報機能においては、発報時の通報先が特定の1台の移動端末、あるいは特定の1台の有線電話機に限られていた。このため、通報先である有線電話機の使用者が席を外して不在である場合や、通報先である移動端末の使用者が電波の届きにくい場所にいるなどして、電話に応答できないか、又は電話がかからないような状態の場合、緊急の転倒警報や非常発報が発せられても応対できないといった課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するために為されたもので、転倒検知・警報機能や非常発報機能を有する電話システムであって、発報時の通報先、すなわち接続先を複数の移動端末や固定有線電話機とすることにより、作業者が転倒したり、非常発報用ボタンが押された場合に、複数の移動端末又は固定有線電話機に呼出を行う電話システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願発明では、電話システムを次のような構成とした。
すなわち、複数の移動端末と、無線により前記複数の移動端末と接続される基地局と、前記基地局と接続され、前記移動端末による通話を制御する制御装置とを備えた電話システムであって、前記制御装置は、制御部と記憶部とを備え、該記憶部は、転倒警報管理テーブル、又は非常発報管理テーブルを備え、前記転倒警報管理テーブル及び非常発報管理テーブルは、通報元の移動端末の識別番号と、通報先である複数の移動端末又は有線電話機の識別番号とを対応付けて記憶するものであり、前記制御部は、通報元の移動端末の識別番号と移動端末が転倒した旨の情報とを含む転倒警報情報、又は通報元の移動端末の識別番号と移動端末が非常発報した旨の情報とを含む非常発報情報を、通報元の移動端末から受信すると、前記転倒警報管理テーブル、又は非常発報管理テーブルに登録された通報先のうち、第1の移動端末又は有線電話機に対して呼出処理を行い、該第1の移動端末又は有線電話機と通報元の移動端末との間の通話接続ができない場合は、前記転倒警報管理テーブル、又は非常発報管理テーブルに記憶された通報先のうち、第2の移動端末又は有線電話機に対して呼出処理を行うことを特徴とする電話システム。
すなわち、複数の移動端末と、無線により前記複数の移動端末と接続される基地局と、前記基地局と接続され、前記移動端末による通話を制御する制御装置とを備えた電話システムであって、前記制御装置は、制御部と記憶部とを備え、該記憶部は、転倒警報管理テーブル、又は非常発報管理テーブルを備え、前記転倒警報管理テーブル及び非常発報管理テーブルは、通報元の移動端末の識別番号と、通報先である複数の移動端末又は有線電話機の識別番号とを対応付けて記憶するものであり、前記制御部は、通報元の移動端末の識別番号と移動端末が転倒した旨の情報とを含む転倒警報情報、又は通報元の移動端末の識別番号と移動端末が非常発報した旨の情報とを含む非常発報情報を、通報元の移動端末から受信すると、前記転倒警報管理テーブル、又は非常発報管理テーブルに登録された通報先のうち、第1の移動端末又は有線電話機に対して呼出処理を行い、該第1の移動端末又は有線電話機と通報元の移動端末との間の通話接続ができない場合は、前記転倒警報管理テーブル、又は非常発報管理テーブルに記憶された通報先のうち、第2の移動端末又は有線電話機に対して呼出処理を行うことを特徴とする電話システム。
本願発明によれば、転倒警報時や非常発報時において、通報先として登録されている第1の移動端末に接続できない場合は、通報先として登録されている他の移動端末に接続することができるので、転倒警報や非常発報の接続性が向上する、つまり、転倒警報や非常発報を迅速、確実に伝えることができるので、非常事態における安全性が向上する。
なお、上記の本発明において、移動端末及び有線電話機は、内線電話機に限らず、外線用の電話機を対象としてもよい。
また、前記移動端末及び有線電話機の識別番号は、それぞれに割り当てられた内線番号としてもよいし、移動端末及び有線電話機の固有の端末IDとしてもよい。
また、前記移動端末及び有線電話機の識別番号は、それぞれに割り当てられた内線番号としてもよいし、移動端末及び有線電話機の固有の端末IDとしてもよい。
(本システムの構成例)
本発明の実施の形態の一例である電話システムについて、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態の一例である電話システムの構成ブロック図である。
本例の電話システム(本システム)は、図1に示すように、制御装置1と、基地局2と、構内交換機(PBX)3と、構内交換機3に接続された固定の有線電話機4と、移動端末5と、入力操作部6とを備えている。更に、制御装置1は、制御部11と、基地局制御インターフェース部(基地局I/F部)12と、記憶部13とを備えている。本例では、移動端末5はPHS(Personal Handy-phone System)端末であり、本システムは構内PHSシステムである。
各構成部分について具体的に説明する。
本発明の実施の形態の一例である電話システムについて、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態の一例である電話システムの構成ブロック図である。
本例の電話システム(本システム)は、図1に示すように、制御装置1と、基地局2と、構内交換機(PBX)3と、構内交換機3に接続された固定の有線電話機4と、移動端末5と、入力操作部6とを備えている。更に、制御装置1は、制御部11と、基地局制御インターフェース部(基地局I/F部)12と、記憶部13とを備えている。本例では、移動端末5はPHS(Personal Handy-phone System)端末であり、本システムは構内PHSシステムである。
各構成部分について具体的に説明する。
制御装置1は、構内PHSシステム全体の交換制御や、移動端末5の間の通話、又は移動端末5と有線電話機4の間の通話等の制御を行い、また、外線との接続を行うものである。
基地局2は、制御装置1に接続された構内PHSシステムの基地局であり、移動端末5と無線で送受信を行うものである。
有線電話機4は、構内交換機3を介して有線回線で制御装置1に接続された電話端末である。
移動端末5は、構内PHSシステムの無線端末装置であり、基地局2を介して通信を行う。
入力操作部6は、キー入力が可能なもので、後述する転倒警報特番や転倒警報発信先、あるいは、非常発報特番や非常発報発信先の設定等の入力操作を行うものであり、表示部を備えている。
基地局2は、制御装置1に接続された構内PHSシステムの基地局であり、移動端末5と無線で送受信を行うものである。
有線電話機4は、構内交換機3を介して有線回線で制御装置1に接続された電話端末である。
移動端末5は、構内PHSシステムの無線端末装置であり、基地局2を介して通信を行う。
入力操作部6は、キー入力が可能なもので、後述する転倒警報特番や転倒警報発信先、あるいは、非常発報特番や非常発報発信先の設定等の入力操作を行うものであり、表示部を備えている。
制御装置1の制御部11は、CPU14とメモリ15を備えており、制御装置1全体の制御を行うものである。メモリ15内には、制御部11の動作プログラムが格納されており、CPU14は、この動作プログラムに従って動作する。また、制御部11は、入力操作部6からの転倒警報特番や転倒警報発信先等の設定の操作に基づいて、転倒警報又は非常発報における特番や、発信先の管理を行うものである。
制御装置1の基地局制御インターフェース部12は、制御装置1と基地局2との間の送受信インターフェースである。
制御装置1の記憶部13は、後述する転倒警報管理テーブル20及び非常発報管理テーブル30等を備えている。転倒警報管理テーブル20では、移動端末5の識別番号と、移動端末5が転倒時に送出する転倒警報特番と、転倒警報の発信先である複数の有線電話機4又は移動端末5の識別番号を対応付けて記憶している。非常発報管理テーブル30では、移動端末5の識別番号と、移動端末5が非常発報時に送出する非常発報特番と、非常発報の発信先である複数の有線電話機4又は移動端末5の識別番号を対応付けて記憶している。ここで、有線電話機4及び移動端末5の識別番号は、それぞれを識別できるものであればよく、それぞれの電話番号(内線番号)を用いることもできる。
制御装置1の基地局制御インターフェース部12は、制御装置1と基地局2との間の送受信インターフェースである。
制御装置1の記憶部13は、後述する転倒警報管理テーブル20及び非常発報管理テーブル30等を備えている。転倒警報管理テーブル20では、移動端末5の識別番号と、移動端末5が転倒時に送出する転倒警報特番と、転倒警報の発信先である複数の有線電話機4又は移動端末5の識別番号を対応付けて記憶している。非常発報管理テーブル30では、移動端末5の識別番号と、移動端末5が非常発報時に送出する非常発報特番と、非常発報の発信先である複数の有線電話機4又は移動端末5の識別番号を対応付けて記憶している。ここで、有線電話機4及び移動端末5の識別番号は、それぞれを識別できるものであればよく、それぞれの電話番号(内線番号)を用いることもできる。
(転倒警報管理テーブル)
記憶部13に設定、登録され記憶されている転倒警報管理テーブル20について、図2を用いて説明する。図2は、転倒警報管理テーブル20の説明図である。
図2に示すように、転倒警報管理テーブル20には、移動端末5の識別番号である端末番号と、転倒警報特番と、発信先(通報先)の移動端末5又は有線電話機4の端末識別番号が対応付けられて記憶されている。転倒警報特番は、転倒警報であることを示す電話番号であり、移動端末5は、転倒を検知すると転倒警報特番に発信する。転倒警報特番は、移動端末5が転倒時に送出する転倒警報情報に含まれるものである。
記憶部13に設定、登録され記憶されている転倒警報管理テーブル20について、図2を用いて説明する。図2は、転倒警報管理テーブル20の説明図である。
図2に示すように、転倒警報管理テーブル20には、移動端末5の識別番号である端末番号と、転倒警報特番と、発信先(通報先)の移動端末5又は有線電話機4の端末識別番号が対応付けられて記憶されている。転倒警報特番は、転倒警報であることを示す電話番号であり、移動端末5は、転倒を検知すると転倒警報特番に発信する。転倒警報特番は、移動端末5が転倒時に送出する転倒警報情報に含まれるものである。
図2の例では、例えば、通報元となる端末番号が「90」の移動端末5に対して、転倒警報特番として「EEE」、通報先を意味する転倒警報発信先1として端末番号が「91」の移動端末5、転倒警報発信先2として端末番号が「92」の移動端末5、転倒警報発信先3として端末番号が「93」の移動端末5が登録されている。転倒警報発信先1は、最も優先度の高い転倒警報発信先であり、転倒警報発信先2は、次に優先度の高い転倒警報発信先であり、転倒警報発信先3は、その次に優先度の高い転倒警報発信先である。
移動端末5から転倒警報情報が発信されると、まず、通報先として最も優先度の高い移動端末5又は有線電話機4に対して、制御装置1が発呼する。最も優先度の高い移動端末5又は有線電話機4から応答がない場合など、通報元の移動端末5と、通報先の移動端末5又は有線電話機4が通話接続できない場合は、次に優先度の高い移動端末5又は有線電話機4に対して、発呼する。このようにして、通報先の移動端末5又は有線電話機4と通報元の移動端末5が通話接続できない場合は、転倒警報管理テーブル20に設定された通報先の優先順位に従って、順次、通報先の移動端末5又は有線電話機4に対して、発呼する。
前記転倒警報管理テーブル20の内容を設定、又は変更する場合は、図2の「端末番号」、「転倒警報特番」、「転倒警報発信先1」等が、転倒警報管理テーブル20の設定画面として、入力操作部6の表示部に表示され、入力操作部6から、端末番号、転倒警報特番、転倒警報発信先等のデータが、操作者により入力される。
移動端末5から転倒警報情報が発信されると、まず、通報先として最も優先度の高い移動端末5又は有線電話機4に対して、制御装置1が発呼する。最も優先度の高い移動端末5又は有線電話機4から応答がない場合など、通報元の移動端末5と、通報先の移動端末5又は有線電話機4が通話接続できない場合は、次に優先度の高い移動端末5又は有線電話機4に対して、発呼する。このようにして、通報先の移動端末5又は有線電話機4と通報元の移動端末5が通話接続できない場合は、転倒警報管理テーブル20に設定された通報先の優先順位に従って、順次、通報先の移動端末5又は有線電話機4に対して、発呼する。
前記転倒警報管理テーブル20の内容を設定、又は変更する場合は、図2の「端末番号」、「転倒警報特番」、「転倒警報発信先1」等が、転倒警報管理テーブル20の設定画面として、入力操作部6の表示部に表示され、入力操作部6から、端末番号、転倒警報特番、転倒警報発信先等のデータが、操作者により入力される。
(非常発報管理テーブル)
次に、記憶部13に記憶される非常発報管理テーブル30について、図3を用いて説明する。図3は、非常発報管理テーブル30の説明図である。
図3に示すように、非常発報管理テーブル30は、移動端末5の識別番号である端末番号と、非常発報特番と、発信先の移動端末5又は有線電話機4の端末識別番号が対応付けられて記憶されている。非常発報特番は、非常発報であることを示す電話番号であり、操作者により非常発報の指示がなされると、移動端末5は非常発報特番に発信する。非常発報特番は、移動端末5が非常発報時に送出する非常発報情報に含まれるものである。
次に、記憶部13に記憶される非常発報管理テーブル30について、図3を用いて説明する。図3は、非常発報管理テーブル30の説明図である。
図3に示すように、非常発報管理テーブル30は、移動端末5の識別番号である端末番号と、非常発報特番と、発信先の移動端末5又は有線電話機4の端末識別番号が対応付けられて記憶されている。非常発報特番は、非常発報であることを示す電話番号であり、操作者により非常発報の指示がなされると、移動端末5は非常発報特番に発信する。非常発報特番は、移動端末5が非常発報時に送出する非常発報情報に含まれるものである。
図3の例では、例えば、通報元となる端末番号が「90」の移動端末5に対して、非常発報特番として「DDD」、非常発報発信先1として端末番号が「91」の移動端末5、非常発報発信先2として端末番号が「92」の移動端末5、非常発報発信先3として端末番号が「93」の移動端末5が登録されている。非常発報発信先1は、最も優先度の高い非常発報発信先であり、非常発報発信先2は、次に優先度の高い非常発報発信先であり、非常発報発信先3は、その次に優先度の高い非常発報発信先である。
上記の転倒警報の場合と同様に、移動端末5から非常発報情報が発信されると、まず、通報先として最も優先度の高い移動端末5又は有線電話機4に対して、制御装置1が発呼する。最も優先度の高い移動端末5又は有線電話機4から応答がないなど、通報元の移動端末5と、通報先の移動端末5又は有線電話機4が通話接続できない場合は、次に優先度の高い移動端末5又は有線電話機4に対して、制御装置1が発呼する。このようにして、通報先の移動端末5又は有線電話機4と通報元の移動端末5が通話接続できない場合は、非常発報管理テーブル30に設定された通報先の優先順位に従って、順次、通報先の移動端末5又は有線電話機4に対して、制御装置1が発呼する。
前記非常発報管理テーブル30の内容を設定、又は変更する場合は、図3の「端末番号」、「非常発報特番」、「非常発報発信先1」等が、非常発報管理テーブル30の設定画面として、入力操作部6の表示部に表示され、入力操作部6から、端末番号、非常発報特番、非常発報発信先等のデータが、操作者により入力される。
上記の転倒警報の場合と同様に、移動端末5から非常発報情報が発信されると、まず、通報先として最も優先度の高い移動端末5又は有線電話機4に対して、制御装置1が発呼する。最も優先度の高い移動端末5又は有線電話機4から応答がないなど、通報元の移動端末5と、通報先の移動端末5又は有線電話機4が通話接続できない場合は、次に優先度の高い移動端末5又は有線電話機4に対して、制御装置1が発呼する。このようにして、通報先の移動端末5又は有線電話機4と通報元の移動端末5が通話接続できない場合は、非常発報管理テーブル30に設定された通報先の優先順位に従って、順次、通報先の移動端末5又は有線電話機4に対して、制御装置1が発呼する。
前記非常発報管理テーブル30の内容を設定、又は変更する場合は、図3の「端末番号」、「非常発報特番」、「非常発報発信先1」等が、非常発報管理テーブル30の設定画面として、入力操作部6の表示部に表示され、入力操作部6から、端末番号、非常発報特番、非常発報発信先等のデータが、操作者により入力される。
(第1実施例)
第1実施例では、構内無線システム内の、転倒警報特番や非常発報特番が設定された通報元の移動端末5において転倒警報動作や非常発報操作が行われると、前記通報元の移動端末5から基地局2を介して制御装置1へ、通報元の移動端末5の識別番号と、転倒警報特番「EEE」や非常発報特番「DDD」を含んだ情報が送信される。
制御装置1の制御部11は、通報元の移動端末5からの情報を受信すると、転倒警報管理テーブル20や非常発報管理テーブル30を参照して、通報元の移動端末5に対して、最も優先度の高い転倒警報発信先や非常発報発信先に設定されている移動端末5又は有線電話機4の識別番号を取得し、該最も優先度の高い移動端末5又は有線電話機4に対して発呼する。制御部11は、通報先の移動端末5又は有線電話機4と通報元の移動端末5とが通話接続できるか否かを判断し、通話接続できない場合は、次に優先度の高い転倒警報発信先や非常発報発信先に設定されている移動端末5又は有線電話機4の識別番号を取得し、該移動端末5又は有線電話機4に対して発呼する。
第1実施例では、構内無線システム内の、転倒警報特番や非常発報特番が設定された通報元の移動端末5において転倒警報動作や非常発報操作が行われると、前記通報元の移動端末5から基地局2を介して制御装置1へ、通報元の移動端末5の識別番号と、転倒警報特番「EEE」や非常発報特番「DDD」を含んだ情報が送信される。
制御装置1の制御部11は、通報元の移動端末5からの情報を受信すると、転倒警報管理テーブル20や非常発報管理テーブル30を参照して、通報元の移動端末5に対して、最も優先度の高い転倒警報発信先や非常発報発信先に設定されている移動端末5又は有線電話機4の識別番号を取得し、該最も優先度の高い移動端末5又は有線電話機4に対して発呼する。制御部11は、通報先の移動端末5又は有線電話機4と通報元の移動端末5とが通話接続できるか否かを判断し、通話接続できない場合は、次に優先度の高い転倒警報発信先や非常発報発信先に設定されている移動端末5又は有線電話機4の識別番号を取得し、該移動端末5又は有線電話機4に対して発呼する。
具体的には、制御部11は、発呼した相手方である移動端末5又は有線電話機4から応答が所定時間内にあったか否かを判断し、所定時間内に応答があれば、通報元の移動端末5と発信先の移動端末5又は有線電話機4とが通話を行うよう設定する。所定時間内に応答がなかった場合は、次に優先度の高い転倒警報発信先や非常発報発信先に設定されている移動端末5又は有線電話機4の識別番号を取得し、該移動端末5又は有線電話機4に対して発呼する。
あるいは、制御部11は、発呼した相手方である移動端末5又は有線電話機4から応答があり、通報元の移動端末5と通報先の移動端末5又は有線電話機4とが通話を行うよう設定した後、通報元の移動端末5と通報先の移動端末5等が通話中に圏外状態となった場合は、次に優先度の高い転倒警報発信先や非常発報発信先に設定されている移動端末5又は有線電話機4の識別番号を取得し、該移動端末5又は有線電話機4に対して発呼する。
このように、制御部11は、通報先の移動端末5又は有線電話機4と、通報元の移動端末5とが通話接続できない場合は、優先度の高い順に、順次、通報先の移動端末5又は有線電話機4に対して発呼する。
あるいは、制御部11は、発呼した相手方である移動端末5又は有線電話機4から応答があり、通報元の移動端末5と通報先の移動端末5又は有線電話機4とが通話を行うよう設定した後、通報元の移動端末5と通報先の移動端末5等が通話中に圏外状態となった場合は、次に優先度の高い転倒警報発信先や非常発報発信先に設定されている移動端末5又は有線電話機4の識別番号を取得し、該移動端末5又は有線電話機4に対して発呼する。
このように、制御部11は、通報先の移動端末5又は有線電話機4と、通報元の移動端末5とが通話接続できない場合は、優先度の高い順に、順次、通報先の移動端末5又は有線電話機4に対して発呼する。
(転倒警報時の動作)
第1実施例における転倒警報時の移動端末5の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。図4は、第1実施例における移動端末5の動作フローチャートである。
移動端末5の携帯者が転倒すると、移動端末5の内部に設けられた転倒検知手段が、直立状態に対して所定の角度、例えば50度傾いた状態を、所定の設定時間、例えば30秒間連続して検知した場合(図4のステップS1)、移動端末5がアラーム音を鳴動する(ステップS2)。
第1実施例における転倒警報時の移動端末5の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。図4は、第1実施例における移動端末5の動作フローチャートである。
移動端末5の携帯者が転倒すると、移動端末5の内部に設けられた転倒検知手段が、直立状態に対して所定の角度、例えば50度傾いた状態を、所定の設定時間、例えば30秒間連続して検知した場合(図4のステップS1)、移動端末5がアラーム音を鳴動する(ステップS2)。
アラーム音が鳴動開始した後、移動端末5の発報キャンセルボタンが押されたかどうかを判断し(ステップS3)、発報キャンセルボタンが押された場合は、移動端末5はアラーム音の鳴動を停止し(ステップS7)、転倒警報情報を送信せずに転倒処理を終了する。移動端末5の携帯者が誤って移動端末5を転倒状態にした場合には、アラーム音が鳴動するので、発報キャンセルボタンを押すことにより、転倒警報情報を送信しないようにすることができる。
アラーム音が鳴動開始した後、移動端末5の発報キャンセルボタンが押されない状態で、所定時間、例えば30秒間経過したか否かを判断し(ステップS4)、所定時間経過していない場合は、ステップS3に戻り、発報キャンセルボタンが押されたかどうかを判断する。
発報キャンセルボタンが押されない状態で所定時間経過すると(ステップS4でYes)、移動端末5は転倒警報情報を送信する(ステップS5)。すなわち、転倒した旨の転倒情報と転倒情報を発した端末を識別できる端末識別番号を含む転倒警報情報を、基地局2を介して制御装置1へ送信する。図2の例では、転倒情報は、転倒警報特番「EEE」であり、端末識別番号は端末番号で、例えば「90」である。次に、移動端末5は、転倒警報情報を受け付けた旨の受信確認情報を制御装置1から受信したか否かチェックし(ステップS6)、受信確認情報を受信するまで、転倒警報情報を繰り返し送信する。
アラーム音が鳴動開始した後、移動端末5の発報キャンセルボタンが押されない状態で、所定時間、例えば30秒間経過したか否かを判断し(ステップS4)、所定時間経過していない場合は、ステップS3に戻り、発報キャンセルボタンが押されたかどうかを判断する。
発報キャンセルボタンが押されない状態で所定時間経過すると(ステップS4でYes)、移動端末5は転倒警報情報を送信する(ステップS5)。すなわち、転倒した旨の転倒情報と転倒情報を発した端末を識別できる端末識別番号を含む転倒警報情報を、基地局2を介して制御装置1へ送信する。図2の例では、転倒情報は、転倒警報特番「EEE」であり、端末識別番号は端末番号で、例えば「90」である。次に、移動端末5は、転倒警報情報を受け付けた旨の受信確認情報を制御装置1から受信したか否かチェックし(ステップS6)、受信確認情報を受信するまで、転倒警報情報を繰り返し送信する。
次に、第1実施例における制御装置1の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。図5は、第1実施例における制御装置1の制御部11の動作フローチャートである。
制御部11は、基地局2を介して移動端末5から送信されてきた転倒警報情報を受信すると(図5のステップS11)、転倒警報情報を解析して、転倒警報情報に含まれている移動端末5の端末番号から発信元の移動端末5を認識し、転倒警報情報に含まれている転倒警報特番「EEE」から転倒警報であることを認識する。また、制御部11は、転倒警報情報を受信したことを示す受信確認情報を移動端末5へ返信するとともに、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、転倒警報発信先1に登録された最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該最も優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS12)。
次に制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS13)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS13でYes)、該応答を送信した通報先の有線電話機4又は移動端末5と、通報元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS14)。
制御部11は、基地局2を介して移動端末5から送信されてきた転倒警報情報を受信すると(図5のステップS11)、転倒警報情報を解析して、転倒警報情報に含まれている移動端末5の端末番号から発信元の移動端末5を認識し、転倒警報情報に含まれている転倒警報特番「EEE」から転倒警報であることを認識する。また、制御部11は、転倒警報情報を受信したことを示す受信確認情報を移動端末5へ返信するとともに、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、転倒警報発信先1に登録された最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該最も優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS12)。
次に制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS13)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS13でYes)、該応答を送信した通報先の有線電話機4又は移動端末5と、通報元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS14)。
制御装置1は、ステップS13において、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内になかった場合は(ステップS13でNo)、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、転倒警報発信先2に登録された、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS15)。次に制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が、所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS16)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS16でYes)、該応答を送信した通報先の有線電話機4又は移動端末5と、通報元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS17)。
制御装置1は、ステップS16において、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内になかった場合は(ステップS16でNo)、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、転倒警報発信先3に登録された、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS18)。次に制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が、所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS19)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS19でYes)、該応答を送信した有線電話機4又は移動端末5と、発信元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS20)。
制御装置1は、ステップS19において、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内になかった場合は(ステップS19でNo)、ステップS12に戻り、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、転倒警報発信先1に登録された最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該最も優先度の高い移動端末5等に対し発呼する。
なお、上記のステップS14、S17、S20において、制御装置1は、通報元の移動端末5と発呼相手(通報先)の移動端末5等が通話状態となった後、通話中に圏外状態となったか否かを判断し、圏外状態となった場合は、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼するようにすることもできる。
なお、上記のステップS14、S17、S20において、制御装置1は、通報元の移動端末5と発呼相手(通報先)の移動端末5等が通話状態となった後、通話中に圏外状態となったか否かを判断し、圏外状態となった場合は、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼するようにすることもできる。
(非常発報時の動作)
第1実施例における、非常発報時の移動端末5の動作について説明する。
移動端末5の携帯者が、移動端末5の非常発報用ボタンを、所定時間以上、例えば3秒間以上押下すると、移動端末5は非常発報を行う、すなわち、非常発報した旨の情報と非常発報を発した端末を識別できる端末識別番号を含む非常発報情報を、基地局2を介して制御装置1へ送信する。図3の例では、非常発報した旨の情報は、非常発報特番「DDD」であり、端末識別番号は端末番号で、例えば「90」である。
移動端末5は、非常発報情報を受け付けた旨の返信を制御装置1から受信するまで、非常発報情報を繰り返し送信する。
第1実施例における、非常発報時の移動端末5の動作について説明する。
移動端末5の携帯者が、移動端末5の非常発報用ボタンを、所定時間以上、例えば3秒間以上押下すると、移動端末5は非常発報を行う、すなわち、非常発報した旨の情報と非常発報を発した端末を識別できる端末識別番号を含む非常発報情報を、基地局2を介して制御装置1へ送信する。図3の例では、非常発報した旨の情報は、非常発報特番「DDD」であり、端末識別番号は端末番号で、例えば「90」である。
移動端末5は、非常発報情報を受け付けた旨の返信を制御装置1から受信するまで、非常発報情報を繰り返し送信する。
次に、第1実施例における、非常発報時の制御装置1の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
制御装置1の制御部11は、基地局2を介して移動端末5から送信されてきた非常発報情報を受信すると(図5のステップS11)、非常発報情報を解析して、非常発報情報に含まれている移動端末5の端末番号から発信元の移動端末5を認識し、非常発報情報に含まれている非常発報特番「DDD」から非常発報であることを認識する。また、制御部11は、非常発報情報を受信したことを示す受信確認情報を移動端末5へ返信するとともに、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、非常発報発信先1に登録された最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該最も優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS12)。
次に制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が、所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS13)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS13でYes)、該応答を送信した通報先の有線電話機4又は移動端末5と、通報元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS14)。
制御装置1の制御部11は、基地局2を介して移動端末5から送信されてきた非常発報情報を受信すると(図5のステップS11)、非常発報情報を解析して、非常発報情報に含まれている移動端末5の端末番号から発信元の移動端末5を認識し、非常発報情報に含まれている非常発報特番「DDD」から非常発報であることを認識する。また、制御部11は、非常発報情報を受信したことを示す受信確認情報を移動端末5へ返信するとともに、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、非常発報発信先1に登録された最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該最も優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS12)。
次に制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が、所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS13)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS13でYes)、該応答を送信した通報先の有線電話機4又は移動端末5と、通報元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS14)。
制御装置1は、ステップS13において、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内になかった場合は(ステップS13でNo)、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、非常発報発信先2に登録された、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS15)。次に制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が、所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS16)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS16でYes)、該応答を送信した通報先の有線電話機4又は移動端末5と、通報元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS17)。
制御装置1は、ステップS16において、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内になかった場合は(ステップS16でNo)、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、非常発報発信先3に登録された、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS18)。次に制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が、所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS19)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS19でYes)、該応答を送信した有線電話機4又は移動端末5と、発信元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS20)。
制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内になかった場合は(ステップS19でNo)、ステップS12に戻り、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、非常発報発信先1に登録された最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該最も優先度の高い移動端末5等に対し発呼する。
なお、上記のステップS14、S17、S20において、制御装置1は、通報元の移動端末5と発呼相手(通報先)の移動端末5等が通話状態となった後、通話中に圏外状態となったか否かを判断し、圏外状態となった場合は、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼するようにすることもできる。
なお、上記のステップS14、S17、S20において、制御装置1は、通報元の移動端末5と発呼相手(通報先)の移動端末5等が通話状態となった後、通話中に圏外状態となったか否かを判断し、圏外状態となった場合は、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼するようにすることもできる。
(第2実施例)
第2実施例においても、第1実施例と同様に、構内無線システム内の、通報元の移動端末5において転倒警報動作や非常発報操作が行われると、前記通報元の移動端末5から基地局2を介して制御装置1へ、通報元の移動端末5の識別番号と、転倒警報特番「EEE」や非常発報特番「DDD」を含んだ情報が送信される。
しかし、第2実施例では、制御装置1は、通報先の移動端末5又は有線電話機4に対して発呼するにあたり、発呼相手の移動端末5又は有線電話機4が、通話中又は圏外の状態にないか、図7に示す通話中管理テーブル70を用い事前に調べて、通話中又は圏外の状態の場合は、次に優先度の高い移動端末5又は有線電話機4に対して発呼するようにしている。図7は、本発明の第2実施例に係る通話中管理テーブル70を示す図である。
なお、第2実施例では、制御装置1は、通報先の移動端末5又は有線電話機4が通話中又は圏外の状態にないか、通話中と圏外の両方の状態を判定しているが、一方のみ判定、例えば、通話中の状態にないかのみを判定するようにすることも可能である。
第2実施例においても、第1実施例と同様に、構内無線システム内の、通報元の移動端末5において転倒警報動作や非常発報操作が行われると、前記通報元の移動端末5から基地局2を介して制御装置1へ、通報元の移動端末5の識別番号と、転倒警報特番「EEE」や非常発報特番「DDD」を含んだ情報が送信される。
しかし、第2実施例では、制御装置1は、通報先の移動端末5又は有線電話機4に対して発呼するにあたり、発呼相手の移動端末5又は有線電話機4が、通話中又は圏外の状態にないか、図7に示す通話中管理テーブル70を用い事前に調べて、通話中又は圏外の状態の場合は、次に優先度の高い移動端末5又は有線電話機4に対して発呼するようにしている。図7は、本発明の第2実施例に係る通話中管理テーブル70を示す図である。
なお、第2実施例では、制御装置1は、通報先の移動端末5又は有線電話機4が通話中又は圏外の状態にないか、通話中と圏外の両方の状態を判定しているが、一方のみ判定、例えば、通話中の状態にないかのみを判定するようにすることも可能である。
図7の通話中管理テーブル70において、端末番号は、通報先となる移動端末5又は有線電話機4の識別番号である。通話中・圏外フラグは、通話中・圏外フラグが1の場合、該フラグに対応する移動端末5又は有線電話機4が、通話中又は圏外にあることを示し、通話中・圏外フラグが0の場合、該フラグに対応する移動端末5又は有線電話機4が、通話中でなく、かつ圏外でないことを示す。通話中・圏外フラグは、制御部11が、各移動端末5又は有線電話機4の状態を検知して、設定する。図7の例では、端末番号90、92、93、9nの移動端末5又は有線電話機4が、通話中・圏外フラグが0、つまり通話中でなく、かつ圏外でないことを示し、端末番号91と94の移動端末5又は有線電話機4が、通話中・圏外フラグが1、つまり通話中又は圏外にあることを示す。
このように、通話中又は圏外の状態の場合は、次に優先度の高い移動端末5又は有線電話機4に対して発呼するようにしているので、無駄な発呼を行うことがなく、転倒警報処理や非常発報処理を迅速に行うことができる。
このように、通話中又は圏外の状態の場合は、次に優先度の高い移動端末5又は有線電話機4に対して発呼するようにしているので、無駄な発呼を行うことがなく、転倒警報処理や非常発報処理を迅速に行うことができる。
第2実施例において、制御部11は、通報元の移動端末5からの情報を受信すると、通話中管理テーブル70や転倒警報管理テーブル20、又は非常発報管理テーブル30を参照して、通話中でも圏外でもなく、かつ、通報元の移動端末5に対して、最も優先度の高い転倒警報発信先や非常発報発信先に設定されている移動端末5又は有線電話機4の識別番号を取得し、該最も優先度の高い移動端末5又は有線電話機4に対して発呼する。
制御部11は、通報先の移動端末5又は有線電話機4と通報元の移動端末5とが通話接続できるか否かを判断し、通話接続できない場合は、通話中でも圏外でもなく、かつ、次に優先度の高い転倒警報発信先や非常発報発信先に設定されている移動端末5又は有線電話機4の識別番号を取得し、該移動端末5又は有線電話機4に対して発呼する。
このように、制御部11は、通報先の移動端末5又は有線電話機4と通報元の移動端末5とが通話接続できるか否かを判断し、通話接続できるまで、通話中でも圏外でもない通報先の移動端末5又は有線電話機4を選択し、順次、優先度の高い順に発呼する。
制御部11は、通報先の移動端末5又は有線電話機4と通報元の移動端末5とが通話接続できるか否かを判断し、通話接続できない場合は、通話中でも圏外でもなく、かつ、次に優先度の高い転倒警報発信先や非常発報発信先に設定されている移動端末5又は有線電話機4の識別番号を取得し、該移動端末5又は有線電話機4に対して発呼する。
このように、制御部11は、通報先の移動端末5又は有線電話機4と通報元の移動端末5とが通話接続できるか否かを判断し、通話接続できるまで、通話中でも圏外でもない通報先の移動端末5又は有線電話機4を選択し、順次、優先度の高い順に発呼する。
(転倒警報時の動作)
第2実施例における、転倒警報時の移動端末5の動作は、第1実施例の場合と同じなので、説明を省略する。第2実施例における制御装置1の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。図6は、第2実施例における制御装置1の制御部11の動作フローチャートである。
制御部11は、基地局2を介して移動端末5から送信されてきた転倒警報情報を受信すると(図6のステップS31)、転倒警報情報を解析して、転倒警報情報に含まれている移動端末5の端末番号から発信元の移動端末5を認識し、転倒警報情報に含まれている転倒警報特番「EEE」から転倒警報であることを認識する。また、制御部11は、転倒警報情報を受信したことを示す受信確認情報を移動端末5へ返信するとともに、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、転倒警報発信先1に登録された最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する(ステップS32)。最も優先度の高い移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態の場合は(ステップS32でNo)、該最も優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS33)。
第2実施例における、転倒警報時の移動端末5の動作は、第1実施例の場合と同じなので、説明を省略する。第2実施例における制御装置1の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。図6は、第2実施例における制御装置1の制御部11の動作フローチャートである。
制御部11は、基地局2を介して移動端末5から送信されてきた転倒警報情報を受信すると(図6のステップS31)、転倒警報情報を解析して、転倒警報情報に含まれている移動端末5の端末番号から発信元の移動端末5を認識し、転倒警報情報に含まれている転倒警報特番「EEE」から転倒警報であることを認識する。また、制御部11は、転倒警報情報を受信したことを示す受信確認情報を移動端末5へ返信するとともに、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、転倒警報発信先1に登録された最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する(ステップS32)。最も優先度の高い移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態の場合は(ステップS32でNo)、該最も優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS33)。
また、最も優先度の高い移動端末5等が通話中か、又は圏外状態の場合は(ステップS32でYes)、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、転倒警報発信先3に登録された、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する(ステップS36)。
次に優先度の高い移動端末5等が通話中か、又は圏外状態の場合は(ステップS36でYes)、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、転倒警報発信先2に登録された、その次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する(ステップS40)。
その次に優先度の高い移動端末5等が通話中か、又は圏外状態の場合は(ステップS40でYes)、図2の転倒警報管理テーブル20を参照し、新たな転倒警報発信先がないので、ステップS32に戻り、転倒警報発信先1に登録された、最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する。
次に優先度の高い移動端末5等が通話中か、又は圏外状態の場合は(ステップS36でYes)、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、転倒警報発信先2に登録された、その次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する(ステップS40)。
その次に優先度の高い移動端末5等が通話中か、又は圏外状態の場合は(ステップS40でYes)、図2の転倒警報管理テーブル20を参照し、新たな転倒警報発信先がないので、ステップS32に戻り、転倒警報発信先1に登録された、最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する。
ステップS33において、最も優先度の高い移動端末5等に対し発呼した後、制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS34)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS34でYes)、該応答を送信した有線電話機4又は移動端末5と、発信元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS35)。
制御装置1は、ステップS34において、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内になかった場合は(ステップS34でNo)、前記ステップS36へ移り、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、転倒警報発信先2に登録された、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する。次に優先度の高い移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態の場合は(ステップS36でNo)、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS37)。
ステップS37において、次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼した後、制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS38)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS38でYes)、該応答を送信した有線電話機4又は移動端末5と、発信元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS39)。
ステップS37において、次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼した後、制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS38)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS38でYes)、該応答を送信した有線電話機4又は移動端末5と、発信元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS39)。
制御装置1は、ステップS38において、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内になかった場合は(ステップS38でNo)、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、転倒警報発信先3に登録された、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する(ステップS40)。次に優先度の高い移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態の場合は(ステップS40でNo)、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS41)。
ステップS41において、次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼した後、制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS42)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS42でYes)、該応答を送信した有線電話機4又は移動端末5と、発信元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS43)。
ステップS41において、次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼した後、制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS42)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS42でYes)、該応答を送信した有線電話機4又は移動端末5と、発信元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS43)。
制御装置1は、ステップS42において、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内になかった場合は(ステップS42でNo)、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、新たな転倒警報発信先がないので、ステップS32に戻り、転倒警報発信先1に登録された、最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する。
なお、上記のステップS35、S39、S43において、制御装置1は、通報元の移動端末5と発呼相手(通報先)の移動端末5等が通話状態となった後、通話中に圏外状態となったか否かを判断し、圏外状態となった場合は、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼するようにすることもできる。
なお、上記のステップS35、S39、S43において、制御装置1は、通報元の移動端末5と発呼相手(通報先)の移動端末5等が通話状態となった後、通話中に圏外状態となったか否かを判断し、圏外状態となった場合は、図2の転倒警報管理テーブル20を参照して、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼するようにすることもできる。
(非常発報時の動作)
第2実施例における、非常発報時の移動端末5の動作は、第1実施例の場合と同じなので、説明を省略する。
次に、第2実施例における、非常発報時の制御装置1の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
制御部11は、基地局2を介して移動端末5から送信されてきた非常発報情報を受信すると(図6のステップS31)、非常発報情報を解析して、非常発報情報に含まれている移動端末5の端末番号から発信元の移動端末5を認識し、非常発報情報に含まれている非常発報特番「DDD」から非常発報であることを認識する。また、制御部11は、非常発報情報を受信したことを示す受信確認情報を移動端末5へ返信するとともに、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、非常発報発信先1に登録された最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する(ステップS32)。最も優先度の高い移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態の場合は(ステップS32でNo)、該最も優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS33)。
第2実施例における、非常発報時の移動端末5の動作は、第1実施例の場合と同じなので、説明を省略する。
次に、第2実施例における、非常発報時の制御装置1の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
制御部11は、基地局2を介して移動端末5から送信されてきた非常発報情報を受信すると(図6のステップS31)、非常発報情報を解析して、非常発報情報に含まれている移動端末5の端末番号から発信元の移動端末5を認識し、非常発報情報に含まれている非常発報特番「DDD」から非常発報であることを認識する。また、制御部11は、非常発報情報を受信したことを示す受信確認情報を移動端末5へ返信するとともに、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、非常発報発信先1に登録された最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する(ステップS32)。最も優先度の高い移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態の場合は(ステップS32でNo)、該最も優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS33)。
また、最も優先度の高い移動端末5等が通話中か、又は圏外状態の場合は(ステップS32でYes)、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、転倒警報発信先2に登録された、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する(ステップS36)。
次に優先度の高い移動端末5等が通話中か、又は圏外状態の場合は(ステップS36でYes)、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、非常発報発信先3に登録された、その次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する(ステップS40)。
その次に優先度の高い移動端末5等が通話中か、又は圏外状態の場合は(ステップS40でYes)、図3の非常発報管理テーブル30を参照し、新たな非常発報発信先がないので、ステップS32に戻り、非常発報発信先1に登録された、最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する。
次に優先度の高い移動端末5等が通話中か、又は圏外状態の場合は(ステップS36でYes)、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、非常発報発信先3に登録された、その次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する(ステップS40)。
その次に優先度の高い移動端末5等が通話中か、又は圏外状態の場合は(ステップS40でYes)、図3の非常発報管理テーブル30を参照し、新たな非常発報発信先がないので、ステップS32に戻り、非常発報発信先1に登録された、最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する。
ステップS33において、最も優先度の高い移動端末5等に対し発呼した後、制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS34)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS34でYes)、該応答を送信した有線電話機4又は移動端末5と、発信元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS35)。
制御装置1は、ステップS34において、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内になかった場合は(ステップS34でNo)、前記ステップS36へ移り、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、非常発報発信先2に登録された、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する。次に優先度の高い移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態の場合は(ステップS36でNo)、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS37)。
ステップS37において、次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼した後、制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS38)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS38でYes)、該応答を送信した有線電話機4又は移動端末5と、発信元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS39)。
ステップS37において、次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼した後、制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS38)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS38でYes)、該応答を送信した有線電話機4又は移動端末5と、発信元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS39)。
制御装置1は、ステップS38において、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内になかった場合は(ステップS38でNo)、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、非常発報発信先3に登録された、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する(ステップS40)。次に優先度の高い移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態の場合は(ステップS40でNo)、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼する(ステップS41)。
ステップS41において、次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼した後、制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS42)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS42でYes)、該応答を送信した有線電話機4又は移動端末5と、発信元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS43)。
ステップS41において、次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼した後、制御装置1は、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内にあったか否かを判断する(ステップS42)。発呼相手の移動端末5等からの応答を所定時間内に受信した場合は(ステップS42でYes)、該応答を送信した有線電話機4又は移動端末5と、発信元の移動端末5とが、通話状態となるよう設定する(ステップS43)。
制御装置1は、ステップS42において、発呼相手の移動端末5等からの応答が所定時間内になかった場合は(ステップS42でNo)、図3の非常発報管理テーブル30を参照するが、新たな非常発報発信先がないので、ステップS32に戻り、非常発報発信先1に登録された、最も優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該取得した識別番号の移動端末5等が通話中でも圏外でもない状態か否かを、図7の通話中管理テーブル70を参照して判断する。
なお、上記のステップS35、S39、S43において、制御装置1は、通報元の移動端末5と発呼相手(通報先)の移動端末5等が通話状態となった後、通話中に圏外状態となったか否かを判断し、圏外状態となった場合は、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼するようにすることもできる。
なお、上記のステップS35、S39、S43において、制御装置1は、通報元の移動端末5と発呼相手(通報先)の移動端末5等が通話状態となった後、通話中に圏外状態となったか否かを判断し、圏外状態となった場合は、図3の非常発報管理テーブル30を参照して、次に優先度の高い移動端末5等の識別番号を取得し、該次に優先度の高い移動端末5等に対し発呼するようにすることもできる。
本発明は、本発明に係る処理を実行するシステムとしてだけでなく、装置、方法として、或いは、このような方法やシステムを実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして把握することができる。
また、本発明は、CPUがメモリに格納された制御プログラムを実行することにより制御する構成としてもよく、また、ハードウエア回路として構成してもよい。
また、本発明は、CPUがメモリに格納された制御プログラムを実行することにより制御する構成としてもよく、また、ハードウエア回路として構成してもよい。
1・・制御装置、 2・・基地局、 3・・構内交換機、 4・・有線電話機、 5・・移動端末、 6・・入力操作部、 11・・制御部、12・・基地局制御インターフェース部、 13・・記憶部。
Claims (1)
- 複数の移動端末と、無線により前記複数の移動端末と接続される基地局と、前記基地局と接続され、前記移動端末による通話を制御する制御装置とを備えた電話システムであって、
前記制御装置は、制御部と記憶部とを備え、
該記憶部は、転倒警報管理テーブル、又は非常発報管理テーブルを備え、
前記転倒警報管理テーブル及び前記非常発報管理テーブルは、通報元の移動端末の識別番号と、通報先である複数の移動端末又は有線電話機の識別番号とを対応付けて記憶するものであり、
前記制御部は、通報元の移動端末の識別番号と移動端末が転倒した旨の情報とを含む転倒警報情報、又は通報元の移動端末の識別番号と移動端末が非常発報した旨の情報とを含む非常発報情報を、通報元の移動端末から受信すると、前記転倒警報管理テーブル、又は非常発報管理テーブルに登録された通報先のうち、第1の移動端末又は有線電話機に対して呼出処理を行い、該第1の移動端末又は有線電話機と通報元の移動端末との間の通話接続ができない場合は、前記転倒警報管理テーブル、又は非常発報管理テーブルに記憶された通報先のうち、第2の移動端末又は有線電話機に対して呼出処理を行うことを特徴とする電話システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009171982A JP2011029812A (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | 電話システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009171982A JP2011029812A (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | 電話システム |
Publications (1)
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JP2011029812A true JP2011029812A (ja) | 2011-02-10 |
Family
ID=43638073
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009171982A Pending JP2011029812A (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | 電話システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011029812A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016054360A (ja) * | 2014-09-02 | 2016-04-14 | ソフトバンク株式会社 | 通信制御システム |
KR20160134833A (ko) | 2014-04-24 | 2016-11-23 | 히다치 오토모티브 시스템즈 가부시키가이샤 | 브레이크 제어 장치, 브레이크 시스템 및 브레이크 액압 발생 방법 |
-
2009
- 2009-07-23 JP JP2009171982A patent/JP2011029812A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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