JP2011029364A - 電子素子の検査装置および検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子素子を検査する場合、通電状態で特性を試験する電子素子の特性検査装置を設ける必要がなく、また、短絡等の小規模の不良を判定することが容易である電子素子の検査装置および検査方法を提供することを目的とする。
【解決手段】通電すると発光現象を起こす電子素子の電極に所定の電流を供給する電流供給手段と、上記電子素子の発光面を上記電子素子の正面側とした場合、上記電子素子の正面側から目視確認できない部位(正面側以外の面)に位置する配線の状態を、正面側への発光状態として検出する発光状態検出手段と、上記発光状態検出手段が検出した発光状態に基づいて、上記電子素子の不良を検出する不良検出手段とを有する電子素子の検査装置および検査方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子素子の配線状態の検査装置に関し、特に通電すると発光現象を起こす素子において、その発光状態の乱れを検出することによって上記電子素子の良否を判定する装置に関する。
従来の電子素子、つまり正面側でない面に電極を有する電子素子において、配線状態を検査する装置として、たとえば絶縁検査が知られている。
内部での配線状態を、外部から目視にて確認できないので、外部へ引き出した電極に通電して配線状態を検査する検査装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。しかし、この従来例では、回路がより複雑になると、一部回路で不具合が生じている場合、この不具合を検出することができないという問題がある。
図7は、従来の電子素子の検査装置T10を示す図である。
従来の電子素子の検査装置T10において、被検査物である電子素子51は、プリント基板52と、プリント基板52に形成されている配線53と、配線53上にマウントされているICチップ54、55、56とによって構成されている。また、プリント基板52の表面全体が、絶縁層57で覆われ、プリント基板52の側面に、プラス受電端子58、マイナス受電端子59が設けられている。
ここで、電子素子51を検査するために、直流電源60のプラス側出力端子に、マイナス受電端子59を接続し、直流電源60のマイナス側出力端子に、プラス受電端子58を接続する。また、この端子間に電圧計61を接続し、端子間電圧を測定できるようにしておく。
この状態で、ICチップ54、55、56の許容逆耐圧以下の電圧を、直流電源60によって印加し、上記端子間電圧が降下しないこと(すなわち絶縁が保たれていること)を確認できれば、電子素子51が正常であると判定する。
特開2004−342982号公報
しかし、上記従来例は、配線の短絡の有無のみを検査する電子素子の検査装置であり、通電状態を確認するためには、通電状態での特性検査が別途必要になるという問題がある。
また、上記従来例では、電子素子内部の状態までは判別できないので、短絡等の小規模の不良を判定することが困難であるという問題がある。
さらに、上記従来例では、複数個の電子素子が接合されているアッセンブリ品の場合、電子素子を1個ずつ検査しなければならず、検査時間が長いという問題がある。
本発明は、電子素子を検査する場合、通電状態で特性を試験する電子素子の特性検査装置を設ける必要がなく、また、短絡等の小規模の不良を判定することが容易である電子素子の検査装置および検査方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、複数個の電子素子が接合されているアッセンブリ品を検査する場合、電子素子を1個ずつ検査する必要が無く、検査時間を短縮することができる電子素子の検査装置および検査方法を提供することを目的とする。
本発明は、通電すると発光現象を起こす電子素子の電極に所定の電流を供給する電流供給手段と、上記電子素子の発光面を上記電子素子の正面側とした場合、上記電子素子の正面側から目視確認できない部位(正面側以外の面)に位置する配線の状態を、正面側への発光状態として検出する発光状態検出手段と、上記発光状態検出手段が検出した発光状態に基づいて、上記電子素子の不良を検出する不良検出手段とを有する電子素子の検査装置および検査方法である。
本発明によれば、電子素子を検査する場合、通電状態で特性を試験する特性電子素子の検査装置を別途設ける必要がなく、また、短絡等の小規模の不良を判定することが容易であるという効果を奏する。
また、本発明によれば、複数個の電子素子が接合されているアッセンブリ品を検査する場合、電子素子を1個ずつ検査する必要が無く、検査時間を短縮することができるという効果を奏する。
本発明の実施例1である電子素子の検査装置T1を示す斜視図である。 本発明の実施例2である電子素子の検査装置T2を示す図である。 本発明の実施例3である電子素子の検査装置T3を示す斜視図である。 本発明の実施例4である電子素子の検査装置T4を示す斜視図である。 本発明の実施例5である電子素子の検査装置T5を示す図である。 上記各実施例において検査することができる液漏れ検出装置を示す一部切欠き正面図である。 従来の電子素子の検査装置T10を示す図である。
発明を実施するための形態は、以下の実施例である。
図1は、本発明の実施例1である電子素子の検査装置T1を示す図である。
電子素子の検査装置T1は、直流定電流電源10と、CCDカメラ11と、制御装置C1とを有する。
電子素子1は、被検査物であり、プリント基板2と、配線3と、ICチップ4、5、6と、絶縁層7と、プラス電極8と、マイナス電極9とを有する。
ICチップ4、5、6は、配線3上にマウントされている。プリント基板2の表面全体が、絶縁層7で覆われ、プリント基板2の側面に、プラス受電端子8と、マイナス受電端子9とが設けられ、プラス受電端子8、マイナス受電端子9は、直流定電流電源10の出力端子のプラス極、マイナス極に接続されている。
電子素子1における絶縁層7形成面(電子素子1の発光面を電子素子1の正面側とした場合、電子素子1の正面側)の上方に、電子素子1と対向して、CCDカメラ11が配置され、つまり、発光面側(正面側)から発光状態を撮像する。また、CCDカメラ11は、制御装置C1に接続され、画像データの取り込み、解析、欠陥を判別する機能を有する。
次に、実施例1の動作について説明する。
電子素子1内部の配線、電子素子1自体が正常であれば、直流定電流電源10が所定の電流を電子素子1に流すと、それぞれの持つ電気抵抗に応じて、ICチップ4、5、6及び配線部3が温度上昇する。この温度上昇が、絶縁層7に伝わり、絶縁層7の表面から、ICチップ4、5、6と配線部3とのパターンに応じて、赤外線が発光する。
この発光した赤外線を、CCDカメラ11で撮像し、赤外線発光のパターンを、既知の正常状態パターン(電子素子1内部の配線、電子素子1自体が正常である場合に、CCDカメラ11で撮像した赤外線発光のパターン)と照合し、両パターンが互いに合致すれば、電子素子1内部の配線、電子素子1自体が正常であると判定する。
なお、直流定電流電源10は、ICチップ4、5、6が破損しない範囲の電流を発生させるのに適した電源を選定し、また、CCDカメラ11は、温度上昇部からの赤外線を検出するのに適する条件のものであり、たとえば、5000〜20000nmの範囲の中の波長の光に感度を有するカメラを選定することが適切である。
もし、電子素子1内部の配線、または電子素子1自体の一部でも、接合不良、素子不良が有れば、上記接合不良部、素子不良部分に、所定の電流が流れず、温度が上昇しないので、赤外線が発光しない。すなわち、赤外線の発光パターンの一部に、欠損部分が生じる。その場合、電子素子1内部の配線、または電子素子1自体が不良であると判定する。
つまり、電子素子の検査装置T1において、直流定電流電源10は、通電すると発光現象を起こす電子素子の電極に所定の電流を供給する電流供給手段の例である。CCDカメラ11は、上記電子素子の発光面を上記電子素子の正面側とした場合、上記電子素子の正面側から見た発光状態を検出する発光状態検出手段の例である。また、CCDカメラ11が出力した発光状態を処理する制御手段C1は、上記発光状態検出手段が検出した発光状態に基づいて、上記電子素子の不良を検出する不良検出手段の例である。つまり、上記不良検出手段は、上記発光面を撮像した画像を、所定数の画素に分割し、上記分割された画素毎の受光強度を、正常な電子素子を通電した場合における上記分割された画素毎の受光強度と比較することによって、上記発光現象の乱れを検出することによって不良を検出する手段である。なお、上記不良検出手段は、上記電子素子自体の不良、または、上記電子素子を接続する配線の不良を検出する手段である。
また、電子素子1の上記電極は、上記正面側ではない面に引き出されている。さらに、電子素子1の上記電極は、電子素子1の側面から引き出されていてもよく、電子素子1の上記電極は、電子素子1の背面から引き出され、別途接続されている配線によって、電子素子1の側方に引き回されていてもよい。なお、上記発光現象は、電子素子1の表面の温度上昇に起因する赤外線の放射である。
上記発光状態検出手段は、上記電子素子の正面側から目視確認できない位置(正面側以外の面)から発光状態を撮像する撮像手段であり、上記撮像手段は、600〜20000nmの波長の光について感度を有するカメラである。
実施例1によれば、電子素子1を検査する場合、通電状態で特性を試験する特性電子素子の検査装置を別途設ける必要がなく、また、短絡等の小規模の不良を判定することが容易である。
図2は、本発明の実施例2である電子素子の検査装置T2を示す図である。
電子素子の検査装置T2は、図1に示す電子素子1を3個直列に接続したアッセンブリ品13を検査する装置である。
アッセンブリ品13は、電子素子1のマイナス電極9と、隣の電子素子1のプラス電極8とを、外部配線12で接続することによって直列接続したアッセンブリ品である。
アッセンブリ品13の先頭の電子素子1のプラス電極58と、最後尾の電子素子1のマイナス電極9とを、直流定電流電源10の出力端子に接続する。
また、アッセンブリ品13の上方に、CCDカメラ11を配置し、図示しない直線送り機構によって、アッセンブリ品13の中心線上をCCDカメラ11が通過するように構成されている。
直流定電流電源10が所定の電流を流した状態で、CCDカメラ11がアッセンブリ品13の上方を通るように、CCDカメラ11を走査し、3個の電子素子1の赤外線発光パターンを撮像する。撮像した赤外線発光パターンを、既知の正常状態パターンと照合し、アッセンブリ品13の全体の配線状態、電気素子1自体を検査する。
上記不良検出手段は、複数の電子素子を同時に発光させ、この発光状態を順次検出する手段である。
なお、電子素子の検査装置T2は、3個の電子素子1が直列接続されているが、電子素子1の接続個数は、3個に限定する必要はなく、2個または4個以上であってもよい。
また、直列接続には限定せず、並列接続でもよい。さらには、直列接続と並列接続の混合でもよい。
図3は、本発明の実施例3である電子素子の検査装置T3を示す斜視図である。
電子素子の検査装置T3は、太陽電池セル14の配線状態、太陽電池セル14自体を検査する装置である。
太陽電池セル14は、裏面接合型であり、シリコン基板15の太陽光受光面の正面側から目視確認できない位置(正面側以外の面)から、ストライプ状のp型不純物層16と、n型不純物層17とを交互に形成し、パッシベーション層18を挟んで、それぞれプラス電極19とマイナス電極20とに接続されている。
また、プラス側引出電極21は、櫛形形状を有する電極であり、プラス電極19の全てに接合され、プラス側引出電極21の端部が、太陽電池セル14の側方に出るように配置されている。
マイナス側引出電極22は、プラス側引出電極21と同様の形態を有し、マイナス電極20の全てに接合され、その端部が、太陽電池セル14のプラス側引出電極と逆側の側面に出るように配置されている。プラス側引出電極21、マイナス側引出電極22は、直流定電流電源23の出力端子のそれぞれプラス極、マイナス極に接続される。
さらに、太陽電池セル14の太陽光受光面の上方に、上記太陽光受光面と対向して、CCDカメラ24が配置されている。なお、CCDカメラ24は、制御装置C1に接続され、画像データの取り込み、解析、欠陥の判別の機能を有する。
太陽電池セル14の正面側から目視確認できない位置(正面側以外の面)に配置される配線が正常であれば、直流定電流電源23が、所定の電流を太陽電池セル14に流すと、EL(エレクトロルミネセンス)発光現象によって、太陽電池セル14の太陽光受光面から赤外線領域の波長の光を発光する。つまり、上記発光現象は、太陽電池素子に順方向の電流を流す場合に発生する太陽光の受光面からのEL発光現象である。
上記「太陽電池セル14におけるEL発光現象」は、太陽電池セル14に太陽光を当てる代わりに、その出力端子に順方向の電流を流すと、太陽光受光面から赤外線領域の波長の光を発光する現象である。
ちなみに、直流定電流電源23とCCDカメラ24とは、電子素子の検査装置T1、T2における直流定電流電源、CCDカメラとは異なり、EL発光及びその検知に適する条件の直流定電流電源、CCDカメラを使用する。特に、CCDカメラ24は、600〜1200nmの範囲の波長を有する光に感度のあるカメラを選定することが望ましい。
太陽電池14の裏面の配線等に不良があれば、この不良部分の発光が弱いので、EL発光パターンをCCDカメラ24で撮像し、既知の正常状態パターンと照合することによって、配線状態、太陽電池14自体の良否を判定する。
図4は、本発明の実施例4である電子素子の検査装置T4を示す斜視図である。
電子素子の検査装置T4は、図3に示す太陽電池セル14を、配線基板25の上に設置した実施例である。
太陽電池セル14の正面側から目視確認できない位置(正面側以外の面)のプラス電極19とマイナス電極20とは、配線基板25上に形成されているプラス側引出配線26とマイナス側引出配線27とに、それぞれ接合されている。
太陽電池セル14の正面側から目視確認できない位置(正面側以外の面)の配線状態は、図3に示す実施例と同じ作用で検査できるが、電子素子の検査装置T4によれば、図4に示すように、配線を視認できない状態であっても電子素子を検査することができる。
裏面接合型の太陽電池セル14を複数枚接続する場合、配線基板25が設けられていれば、後工程でアッセンブリ品を更にパネルに組み上げるときに、その取扱いが容易である。
図3に示す太陽電池セル14では、取扱いが面倒であるが、被検査物を裏返し、種々の方向から覗き込めば、接合箇所をなんとか視認することができる。しかし、図4に示す太陽電池セル14では、配線基板25を使用しているので、被検査物を裏返しても、接合箇所を全く視認できない。この場合でも、電子素子の検査装置T4であれば、検査することができる。つまり、後の組立工程の作業性向上のために、接合箇所が全く視認できなくなった場合でも、実施例4によれば、太陽電池セル14等の電子素子を検査することができる。
図5は、本発明の実施例5である電子素子の検査装置T5を示す斜視図である。
電子素子の検査装置T5は、3個の太陽電池14が、配線基板28上に設置され、3個の太陽電池14を互いに直列に接続したアッセンブリ品29を検査する装置である。
先頭の太陽電池セル14のマイナス電極20と、中間の太陽電池セル14のプラス電極19とは、配線基板28上に形成されている中間配線30によって接続され、また、中間の太陽電池セル14のマイナス電極20と、最後尾の太陽電池セル14のプラス電極19とは、上記と同様に中間配線31によって接続されている。配線基板28のプラス側引出配線32とマイナス側配線33とを、直流定電流電源23の出力端子に接続する。
また、アッセンブリ品29の上方に、CCDカメラ24を配置し、図示しない直線送り機構によって、アッセンブリ品29の中心線上を、CCDカメラ24が通過できるように構成されている。
直流定電流電源23が所定の電流を流した状態で、アッセンブリ品29の上方を通るように、CCDカメラ24を走査し、3個の太陽電池セル14のEL発光パターンを撮像する。撮像したEL発光パターンを、制御装置C1が、既知の正常状態パターンと照合し、アッセンブリ品29全体の配線状態、アッセンブリ品29自体を検査する。
なお、電子素子の検査装置T5は、3個の太陽電池セル14を互いに接続しているが、太陽電池セル14の接続個数を3個に限定する必要はなく、太陽電池セル14の接続個数を、2個または4個以上接続するようにしてもよい。
また、直列接続には限定せず、並列接続でもよい。さらには、直列接続と並列接続の混合でもよい。
図6は、上記各実施例において検査することができる液漏れ検出装置70を示す一部切欠き正面図である。
液漏れ検出装置70は、電子素子の検査装置T1、T2において、電子素子1の代わりに使用する被検査装置(電子機器)の例である。液漏れ検出装置70は、ポリエステル配線フィルム71に配線73が設けられ、配線73が、透液性の特殊塗料72によって覆われている装置である。液漏れ検出装置70の上に、図示しない鉛蓄電池を設置し、経年変化等で上記鉛蓄電池から酸性電解液等が流出した場合、特殊塗料70を通過し、配線73の線間に達する。そして、酸性電解液等が流出すると、配線73の線間のインピーダンスが低下するので、鉛蓄電池から酸性電解液が流出したことを検出することができる。この場合、配線73の状態を目視しても、特殊塗料70が配線73を遮るので、液漏れ検出装置70の良否を目視検査することができない。しかし、上記実施例において、液漏れ検出装置70に通電した状態で、液漏れ検出装置70をCCDカメラ11で撮影すると、短絡または短絡に近い部位があれば、その部位で発熱し、赤外線を発生するので、液漏れ検出装置70の良否を判定することができる。
なお、電子素子の検査装置T3、T4、T5において、太陽電池セル14の代わりに、液漏れ検出装置70を使用するようにしてもよい。
上記各実施例によれば、通電すると何らかの発光を生じる電子素子について、その発光状態の乱れを検出することによって、電子素子内部の電気的接続の状態、電子素子自体を全体的に把握することができるので、小規模の不良であっても、検出が容易である。
また、上記実施例によれば、複数の電子素子が接合されているアッセンブリ品の検査を、短時間で完了することができる。
T1、T2、T3、T4、T5…電子素子の検査装置、
1…電子素子、
4、5、6…ICチップ、
7…絶縁層、
8…プラス受電端子、
9…マイナス受電端子、
10、23…直流定電流電源、
11、24…CCDカメラ、
13、29…アッセンブリ品、
14…太陽電池セル、
19…プラス電極、
20…マイナス電極、
21…プラス側引出電極、
22…マイナス側引出電極、
25、28…配線基板、
26、32…プラス側引出配線、
27、33…マイナス側引出配線。

Claims (10)

  1. 通電すると発光現象を起こす電子素子の電極に所定の電流を供給する電流供給手段と;
    上記電子素子の発光面を上記電子素子の正面側とした場合、上記電子素子の正面側から見た発光状態を検出する発光状態検出手段と;
    上記発光状態検出手段が検出した発光状態に基づいて、上記電子素子の不良を検出する不良検出手段と;
    を有し、上記電子素子の上記電極は、上記正面側ではない面に引き出されていることを特徴とする電子素子の検査装置。
  2. 請求項1であって、
    上記電子素子の上記電極は、上記電子素子の側面から引き出されていることを特徴とする電子素子の検査装置。
  3. 請求項1であって、
    上記電子素子の上記電極は、上記電子素子の背面から引き出され、別途接続されている配線によって、上記電子素子の側方に引き回されていることを特徴とする電子素子の検査装置。
  4. 請求項1であって、
    上記発光状態検出手段は、上記電子素子の正面側から発光状態を撮像する撮像手段であり、600〜20000nmの波長の光について感度を有するカメラであることを特徴とする電子素子の検査装置。
  5. 請求項4であって、
    上記不良検出手段は、上記発光面を撮像した画像を、所定数の画素に分割し、上記分割された画素毎の受光強度を、正常な電子素子を通電した場合における上記分割された画素毎の受光強度と比較することによって、上記発光現象の乱れを検出することによって不良を検出する手段であることを特徴とする電子素子の検査装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項であって、
    上記不良検出手段は、上記電子素子自体の不良、または、上記電子素子を接続する配線の不良を検出する手段であることを特徴とする電子素子の検査装置。
  7. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項であって、
    上記電子素子は、互いに接続されている複数の電子素子で構成され、
    上記不良検出手段は、上記複数の電子素子を同時に発光させ、この発光状態を順次検出する手段であることを特徴とする電子素子の検査装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項であって、
    上記発光現象は、上記電子素子の表面の温度上昇に起因する赤外線の放射であることを特徴とする電子素子の検査装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項であって、
    上記電子素子は、太陽電池素子であり、
    上記発光現象は、上記太陽電池素子に順方向の電流を流す場合に発生する太陽光の受光面からのEL発光現象であることを特徴とする電子素子の検査装置。
  10. 通電すると発光現象を起こす電子素子の電極に所定の電流を供給する電流供給工程と;
    上記電子素子の発光面を上記電子素子の正面側とした場合、上記電子素子の正面側から見た発光状態を検出する発光状態検出工程と;
    上記発光状態検出工程で検出した発光状態に基づいて、上記電子素子の不良を検出する不良検出工程と;
    を有し、上記電子素子の上記電極は、上記正面側ではない面に引き出されていることを特徴とする電子素子の検査方法。
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