JP2011027645A - 焦電型赤外線検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】検知器の設置箇所に拠らず効率よく検知を行う。
【解決手段】焦電効果を有する板状のチップ11、及びチップ11の一面に並設される一乃至複数の一面側電極12、及びチップ11を介して一面側電極12とそれぞれ対向して設けられて、当該対向する一面側電極12と異なる極性を有する一乃至複数の他面側電極13からなる焦電素子1と、焦電素子1を収納する中空箱型に形成されて窓孔32aが穿設され、窓孔32aに入射する光以外を遮光するパッケージ3と、パッケージ3の窓孔32aに設けられてチップ11の一面に対向し、赤外線を透過させるレンズ4とを備え、前記一乃至複数の一面側電極12は、各電極の並設方向に垂直な方向の寸法の略中央が、前記並設方向に沿った同一の中心軸L1上に位置し、当該中心軸L1がレンズ4の光軸L2と交わらない。
【選択図】図1

Description

本発明は、焦電型赤外線検出器に関するものである。
従来から、人体検知などに用いる赤外線検出器が種々提供されており、このような赤外線検出器では、焦電効果を利用して人体より放射された赤外線の変化量を検出する焦電素子を備えた焦電型赤外線検出器がよく用いられている。
この種の焦電型赤外線検出器としては、人体より放射された赤外線をレンズにより焦電素子の受光部に集光させ、赤外線の変化に応じて発生する焦電素子の分極による信号を電流電圧変換回路で電圧信号に変換した後、バンドパスアンプで所定の周波数帯域を選択的に増幅し、予め閾値を設定しているウィンドウコンパレータからHighレベルまたはLowレベルの検出信号を出力するものが提案されている。このような赤外線検出器の検出信号は、防犯用の侵入検知や、照明などの負荷制御に利用されている。
上記焦電型赤外線検出器の一例として、外光を遮断するパッケージに窓孔を穿設し、当該パッケージ内において窓孔と対向する位置に焦電素子を収納すると共に、赤外線を透過するレンズを窓孔に設けたものがある(例えば特許文献1参照)。
上記焦電型赤外線検出器で用いられる焦電素子10は、図7(a)、(b)に示すように、焦電効果を有する略矩形板状チップ101と、当該チップ101の一面に並設される複数の一面側電極102と、チップ101の他面に並設される複数の他面側電極103とで構成されている。また、各一面側電極102と各他面側電極103とはチップ101を介して互いに対向しており、対向する一面側電極102と他面側電極103とは極性が異なっている。
そして、チップ101の一端には、プラス極の検出用端子10aが設けれ、他端にはマイナス極の基準電位用端子10bが設けられて、検出用端子10aには、一面側電極102及び他面側電極103の検出用電極(プラス極)102A、103Aが接続され、基準電位用端子10bには、一面側電極102及び他面側電極103の基準電位用電極(マイナス極)102B、103Bが接続される。
また、チップ101の一面では、検出用電極102Aと基準電位用電極102Bとが交互に並設され、チップ11の他面では、検出用電極103Aと基準電位用電極103Bとが交互に並設されている。
そして、各一面側電極102の長さ方向(並設方向に垂直な方向)の寸法の略中央が、幅方向(並設方向)に沿った同一の中心軸L3上に位置し、当該中心軸L3が、レンズ104の光軸L4とチップ101の一面との交点Qを通る。つまり、各前面側電極102の中心軸L3と光軸L4とが交わる。
そのため、本従来例における赤外線検出器では、図8に示すように、レンズ4の光軸L4を対称軸として検知領域E2が、前面側電極12Aの長さ方向において対称となっている。つまり、光軸L2の一方側の最大検知領域E21と、光軸L2の他方側の最大検知領域E22とが略等しい。なお、ここでいう最大検知領域とは、焦電型赤外線検出器の側方に障害物が無い場合の検知領域である。
特開平11−248540号公報
しかしながら、上記従来例における焦電型赤外線検出器は、図9に示すように、例えば壁際等に取り付けられた場合、レンズ4の光軸L4よりも壁側の検知領域が狭くなる(斜線で示す検知領域E22´となる)ため、焦電型赤外線検出器の検知能力(図8に示す検知領域E2)に対して実際の検知領域E2´が狭くなり効率の悪いものであった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、レンズの光軸に対して検知領域を特定の方向に広げることで、検知器の設置箇所に拠らず効率よく検知を行うことができる焦電型赤外線検出器を提供することにある。
請求項1の発明は、焦電効果を有する板状のチップ、及びチップの一面に並設される一乃至複数の一面側電極、及びチップを介して一面側電極とそれぞれ対向して設けられて、当該対向する一面側電極と異なる極性を有する一乃至複数の他面側電極からなる焦電素子と、焦電素子を収納する中空箱型に形成されて窓孔が穿設され、窓孔に入射する光以外を遮光するパッケージと、パッケージの窓孔に設けられてチップの一面に対向し、赤外線を透過させるレンズとを備え、前記一乃至複数の一面側電極は、各電極の並設方向に垂直な方向の寸法の略中央が、前記並設方向に沿った同一の中心軸に位置し、当該中心軸がレンズの光軸と交わらないことを特徴とする。
この発明によれば、レンズの光軸に対して検知領域を特定の方向に広げることで、検知器の設置箇所に拠らず効率よく検知を行うことができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記一面側電極は、チップの一面において隣り合う電極同士の極性が互いに異なるように偶数個並設され、前記他面側電極は、チップの他面において隣り合う電極同士の極性が互いに異なるように一面側電極と同数並設され、チップを介して対向する一面側電極と他面側電極とは極性が異なることを特徴とする。
この発明によれば、隣り合う電極同士の極性が互いに異なることで、熱のゆらぎによるノイズの影響を低減することができ、検知精度を向上させることができる。
以上説明したように、本発明では、レンズの光軸に対して検知領域を特定の方向に広げることで、検知器の設置箇所に拠らず効率よく検知を行うことができる焦電型赤外線検出器を提供するという効果がある。
本発明の実施形態における焦電型赤外線検出器が備える焦電素子及びレンズの概略図を示す。 (a)〜(c)は、同上における焦電型赤外線検出器の概略図を示し、(a)は、A−A断面図、(b)は、前面図、(c)は、B−B断面図を示す。 同上における焦電型赤外線検出器の斜視図を示す。 (a)、(b)は、同上における赤外線検出器が備える焦電素子の外観図を示し、(a)は、前面図、(b)は、後面図を示す。 同上における焦電型赤外線検出器が備える焦電素子及びレンズの配置図を示す。 同上における焦電型赤外線検出器が備える焦電素子及びレンズの配置図を示す。 (a)、(b)は、従来例における赤外線検出器が備える焦電素子の外観図を示し、(a)は、前面図、(b)は、後面図を示す。 同上における焦電型赤外線検出器が備える焦電素子及びレンズの配置図を示す。 同上における焦電型赤外線検出器が備える焦電素子及びレンズの配置図を示す。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
本発明の実施形態の焦電型赤外線検出器は、図1、2に示すように、焦電素子1と、当該焦電素子1に電源を供給すると共に当該焦電素子1から検出信号を受信する回路ブロック2と、焦電素子1及び回路ブロック2を収納する中空箱型のパッケージ3と、当該パッケージ3に穿設される窓孔32aに設けられるレンズ4と、回路ブロック2に接続されてパッケージ3を貫通し外部に突出する3つの端子5a〜5cとを備えている。以下、図2(a)における上下左右を前後左右方向として説明を行う。
焦電素子1は、図4に示すように、焦電効果を有する板状のチップ11と、当該チップ11の前面に略等間隔に並設される複数の前面(一面)側電極12と、チップ11の後面に並設される複数の後面(他面)側電極13とから構成される。
チップ11は、焦電材料(例えば、PZTまたはリチウムタンタレート等)により略正方形の板状に形成されており、前面には略矩形状の前面側電極12が偶数個(本実施形態では4個)略等間隔に並設されている。ここで、各前面側電極12は、それぞれ略等しいサイズに形成されて幅方向に並設されており、長さ方向(幅方向に垂直な方向)の寸法の略中央が幅方向に沿った同一の中心軸L1上に位置する。
また、前面側電極12は、隣り合う電極の極性が互いに異なるように、検出用(プラス)電極12Aと、基準電位用(マイナス)電極12Bとが交互に並設される。更に、チップ11の後面には、当該チップ11を介して各前面側電極12に対向する後面側電極13が配設されている。ここで、後面側電極13は、チップ11を介して対向する前面側電極12と異なる極性を有している。具体的には、チップ11を介して検出用電極12Aと対向する位置には、基準電位用(マイナス)電極13Bが配設され、基準電位用電極12Bと対向する位置には検出用(プラス)電極13Aが配設される。つまり、チップ11の後面では、検出用電極13Aと基準電位用電極13Bとが幅方向に交互に並設される。
そして、チップ11を検出用電極12A及び基準電位用電極13Bで挟み込むことでセンシングエレメント1aが形成され、チップ11を検出用電極13A及び基準電位用電極12Bで挟み込むことでセンシングエレメント1bが形成されている。即ち、センシングエレメント1a、1bは、幅方向に交互に並設されている。
また、チップ11の左端には、検出用電極12A、13Aと接続される検出用端子11aが形成され、右端には、基準電位用電極12B、13Bと接続される基準電位用端子11bが形成される。
回路ブロック2は、略円柱状に形成されて焦電素子1を駆動する図示しない駆動回路を備えている。当該駆動回路は、焦電素子1の基準電位用電極12B,13Bに与える基準電位(例えば、2V)を生成すると共に、焦電素子1の検出出力(グランドレベルに対して正、負のいずれかの方向のレベルを持つ検出出力)を増幅する電流増幅回路と、当該電流増幅回路の出力からノイズ成分を除去するためのバンドパスフィルタと、当該バンドパスフィルタから出力される検出出力のレベルと所定の閾値とを比較することで、HighレベルまたはLowレベルの検出信号を出力するウィンドウコンパレータとで構成されている。なお、人体検知を行う場合には、一般的に1Hz位がピークの周波数応答が持たせられる。
そして、回路ブロック2の前面略中央には凹部2aが形成されており、焦電素子1は当該凹部2aを跨ぐ形で回路ブロック2に実装される。その際、焦電素子1の検出用端子11aと、基準電位用端子11bとは、回路ブロック2の前面に形成されるそれぞれ異なる図示しないランドを介して回路ブロック2と電気的に接続される。
パッケージ3は、金属材料(例えば、SPCやコバールなど)により形成され、略円盤状のステム31と、当該ステム31に覆設されるキャップ32とで構成される。
ステム31は、略円盤状に形成されてその前面には回路ブロック2が固定される。
キャップ32は、後面が開口した中空円筒型に形成され、ステム31の開口周縁に形成される段部31aにキャップ32の開口端が嵌まり込むことで、ステム31と共に回路ブロック2を収納する。また、キャップ32の前面には略矩形状の窓孔32aが形成され、当該窓孔32aはレンズ4によって閉塞される。その際、レンズ4の中心軸L2が、チップ11の中心Pを通る。
レンズ4は、導電性を有する材料、例えば半導体(一例としては不純物をドープした低抵抗のシリコン基板)や、導体を用いて略半球状に形成され、導電性接着剤(例えば、銀ペースト)を用いてキャップ32の前面内側に固定される。ここで、レンズ4は、特定の周波数域の赤外線だけを透過させるバンドパス型のレンズであって、本実施形態の赤外線検出器の使用用途が人体検知の場合には、おおよそ4μm以上の波長の光を透過し、それよりも波長が短い赤外線をカットするようなものを用いる。
また、レンズ4は、特許4007395号に記載の製造方法によって形成され、所望の曲率に設定された滑らかな曲面を有している。当該レンズ4は、高い屈折率を持つシリコンやゲルマニウム等の材料から形成されるため、単焦点化が図り易く、赤外線検出器自体のサイズを小さくすることが可能である。また、レンズ4の製作方法は上記方法に限定されず、研磨や切削等の加工により作られるものであってもよい。
端子5a〜5cは、導電性材料から長尺丸棒状に形成され、それぞれ、電源供給用端子5a、グランド用端子5b、検出信号出力用端子5cとして用いられる。そして、端子5a〜5cは、回路基板2の厚み方向に貫設される3つの貫通孔2b〜2b、及びステム31に貫設される3つの貫通孔31b〜31bにそれぞれ貫挿される。
ここで、グランド用端子5bが貫設される貫通孔2bは、グランド用端子5bの外形よりもやや大きく形成されており、グランド用端子5bは貫通孔2bに挿入された後に導電性接着剤(例えば、銀ペーストなどの導電性ペースト)によってステム31に固定されて当該ステム31と電気的に接続される。
一方、電源供給用端子5aが挿通する貫通孔2b、31b、及び検出信号出力用端子5cが挿通する貫通孔2b、31bの外形は、貫通孔2b、31bよりも大きく形成されており、電源供給用端子5aと貫通孔2bとの隙間、及び検出信号出力用端子5cと貫通孔2bとの隙間には、ガラスなどの絶縁性有する図示しない封止材で封止される。
また、電源供給用端子5aと検出信号出力用端子5cとは、それぞれ前端が導電性接着剤によって回路ブロック2と接続されて、当該回路ブロック2と電気的に接続される。
そして、焦電型赤外線検出器は、電源供給用端子5aとグランド用端子5bとを介して外部からの動作電源の供給を受け、検出信号出力用の端子5cとグランド用端子5bとを介して外部へ検出信号を出力する。
ここで、本実施形態における焦電型赤外線検出器では、図1に示すように、各前面側電極12の長さ方向の略中央を通る中心軸L1と、レンズ4の光軸L2とが交わらないように設定されている。具体的に説明すると、図4に示すように、レンズ4の光軸L2が、チップ11の前面の中心Pを通り、当該中心Pを各前面側電極12の中心軸L1が通らないように各前面側電極12が形成される。本実施形態では、各前面側電極12の中心軸L1が、チップ11の中心Pを通る中心軸L11から前面側電極12の長さ方向(図4(a)における上方向)へ偏移して設けられている。
なお、本実施形態では、各前面側電極12の位置をチップ11の中心軸L11に対して当該前面側電極12の長さ方向へ偏移させることで、各前面側電極12の中心軸L1と光軸L2とが交わらないようにしているが、窓孔32aの位置をずらす、または、焦電素子1の実装位置を回路ブロック2の中心から左右方向、または、上下方向へずらすことで、光軸L2と各前面側電極12の中心軸L1とが交わらないようにする構成であってもよい。
また、レンズ4が、上記記載の方法(特許4007395)によって製造された場合には、レンズ4が例えばシリコン等の高い屈折率を有した材料から構成されることで、単焦点化が可能となり、素子のわずかな偏移で検知領域を大きく変化させることができる。
そして、図5に示すように、本実施形態における焦電型赤外線検出器の最大検知領域E1は、例えば、各前面側電極12の中心軸L1の位置を各前面側電極12の長さ方向においてチップ11の中心軸L11よりも一方側へ偏移させることで、光軸L2よりも他方側の最大検知領域E11が広くなり、光軸L2よりも一方側の最大検知領域E12が狭くなって、最大検知領域E1を特定の方向へ広げることができる。
そのため、図6に示すように、光軸L2のいずれか一方側(図3における左側)に壁等の障害物が近接する(例えば、焦電型赤外線検出器が壁際等に設置されたり、光軸L2の一方側に照明器具等の光源が設置される)場合であっても、各前面側電極12の中心軸L1をチップ11の中心軸L11の一方側へ偏移させることで、光軸L2より一方側(障害物側)の最大検知領域E12を狭めて、光軸L2より他方側の最大検知領域E11を広げることで、実際の被検知領域に合わせた最大検知領域E1を設定することができ、効率よく赤外線検知を行うことができ、更に、照明器具等などによる外乱光の影響を小さくすることができる。
また、本実施形態の焦電型赤外線検出器が備える焦電素子1は、前面に偶数個の前面側電極12が並設されて、後面には前面側電極12と等しい数の後面側電極13が偶数個並設されている。ここで、前面側電極12及び後面側電極13は、隣り合う電極の極性が互いに異なるように配置されている。つまり、チップ11の前面には、検出用(プラス)電極12Aと、基準電位用(マイナス)電極12Bとが交互に同数配置され、チップ11の後面には、検出用(プラス)電極13Aと、基準電位用(マイナス)電極13Bとが交互に同数配置されている。即ち、センシングエレメント1aとセンシングエレメント1bとが交互に同数個配置されている。
ここで、焦電素子1は、各エレメント1a、1bの出力の和を検出信号として出力する。例えば、焦電型赤外線検出器の検知領域E1に人が侵入した場合、人が存在する位置に対応するセンシングエレメントのみが赤外線を検知する。そのため、焦電素子1からは、当該人体を検知したセンシングエレメント1aまたはセンシングエレメント1bの出力信号のみが検知信号として出力され、人体検知が行われる。
一方、外乱光等による熱のゆらぎが発生した場合、複数のセンシングエレメント1a、1bが反応する。しかし、センシングエレメント1aの出力信号とエレメント1bの出力信号とは極性が反対になっているため、互いに打ち消し合って熱のゆらぎによる出力信号は低減される。また、パッケージ3外の熱源からの熱が、パッケージ3を介して各センシングエレメント1a、1bに伝わって熱のゆらぎが発生した場合であっても、上記同様に互いに打ち消し合って熱のゆらぎによる出力信号は低減される
従って、熱のゆらぎが発生した場合であっても、ノイズの影響を低減することができ、検知精度を向上させることができる。
1 焦電素子
2 回路ブロック
3 パッケージ
4 レンズ
11 チップ
12 前面(一面)側電極
13 後面(他面)側電極
31 ステム
32 キャップ
32a 窓孔
L1 中心軸
L2 光軸

Claims (2)

  1. 焦電効果を有する板状のチップ、及びチップの一面に並設される一乃至複数の一面側電極、及びチップを介して一面側電極とそれぞれ対向して設けられて、当該対向する一面側電極と異なる極性を有する一乃至複数の他面側電極からなる焦電素子と、
    焦電素子を収納する中空箱型に形成されて窓孔が穿設され、窓孔に入射する光以外を遮光するパッケージと、
    パッケージの窓孔に設けられてチップの一面に対向し、赤外線を透過させるレンズとを備え、
    前記一乃至複数の一面側電極は、各電極の並設方向に垂直な方向の寸法の略中央が、前記並設方向に沿った同一の中心軸上に位置し、当該中心軸がレンズの光軸と交わらないことを特徴とする焦電型赤外線検出器。
  2. 前記一面側電極は、チップの一面において隣り合う電極同士の極性が互いに異なるように偶数個並設され、前記他面側電極は、チップの他面において隣り合う電極同士の極性が互いに異なるように一面側電極と同数並設され、チップを介して対向する一面側電極と他面側電極とは極性が異なることを特徴とする請求項1記載の焦電型赤外線検出器。

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