JP2011025783A - ハイブリッド車両の駆動制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】運転者に適切な運転操作感を与えることが可能なハイブリッド車両の駆動制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】エンジン1と、ジェネレータ2と、走行用モータ4と、アクセルペダルとを備えたハイブリッド車両の駆動制御装置であって、車両の速度とアクセルペダルの操作量とに応じてエンジンの回転速度を制御可能なエンジン駆動制御手段21と、使用者の操作に応じて走行モードが通常走行モードとスポーツ走行モードとのいずれか一方に選択される走行モード選択手段36とを設け、エンジン駆動制御手段21により、通常走行モードが選択された場合とスポーツ走行モードが選択された場合とで、車両の速度とアクセルペダルの操作量とに対するエンジンの回転速度を互いに異なる値に制御する。
【選択図】図7
【解決手段】エンジン1と、ジェネレータ2と、走行用モータ4と、アクセルペダルとを備えたハイブリッド車両の駆動制御装置であって、車両の速度とアクセルペダルの操作量とに応じてエンジンの回転速度を制御可能なエンジン駆動制御手段21と、使用者の操作に応じて走行モードが通常走行モードとスポーツ走行モードとのいずれか一方に選択される走行モード選択手段36とを設け、エンジン駆動制御手段21により、通常走行モードが選択された場合とスポーツ走行モードが選択された場合とで、車両の速度とアクセルペダルの操作量とに対するエンジンの回転速度を互いに異なる値に制御する。
【選択図】図7
Description
本発明は、エンジンと、車両の車輪を駆動可能なモータとを備えたハイブリッド車両の駆動制御装置に関する。
上記のような駆動制御装置としては、例えば下記特許文献1に示されるものが公知である。この特許文献1の駆動制御装置は、エンジンの駆動力により発電するジェネレータを備え、このジェネレータから電力の供給を受けて走行用モータが鉄道車両の車輪を駆動するよう構成されている。そして、この駆動制御装置では、エンジンを最大運転効率となるエンジン回転数に制御することで、エンジンでの燃料消費量を低減し、車両全体での省エネルギを図っている。
自動車等の車両においては、多様な運転者に対して快適な運転操作感を与えることが求められている。例えば、通常の走行モードとこの通常の走行モードよりもより走行感を味わうことのできる走行モードとを設定してこれらを運転者により変更可能とすることで多様な運転者に適切な運転操作感を与えることが求められている。これに対して、上記特許文献1の駆動制御装置では、エンジンが常に最大運転効率となる条件で駆動されており、種々の運転者に快適な運転操作感を与えることができないおそれがある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、運転者に適切な運転操作感を与えることが可能なハイブリッド車両の駆動制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのものとして、本発明は、エンジンと、エンジンの駆動力により発電するジェネレータと、ジェネレータの発電電量を充電可能なバッテリと、上記ジェネレータおよびバッテリの少なくとも一方から電力の供給を受けて車両を駆動する走行用モータと、運転者により踏み込み操作されるアクセルペダルとを備えたハイブリッド車両の駆動制御装置であって、車両の速度とアクセルペダルの操作量とに応じて上記エンジンの回転速度を制御可能なエンジン駆動制御手段と、使用者が操作可能であって、その操作に応じて車両の走行モードが通常走行モードとスポーツ走行モードとのいずれか一方に選択される走行モード選択手段とを有し、上記エンジン駆動制御手段は、上記走行モード選択手段において上記通常走行モードが選択された場合と上記スポーツ走行モードが選択された場合とで、上記車両の速度とアクセルペダルの操作量との各値に対する上記エンジンの回転速度を互いに異なる値に制御することを特徴とするハイブリッド車両の駆動制御装置を提供する。
この装置によれば、使用者が操作可能な走行モード選択手段が設けられており、この走行モード選択手段の操作により運転者等の使用者が車両の走行モードを通常走行モードとスポーツ走行モードとのいずれか一方に選択することができる。そして、同じ車両速度およびアクセルペダルの操作量であっても、通常走行モードが選択された場合とスポーツ走行モードが選択された場合とで、エンジンの回転速度が異なるよう設定されており、走行モード毎にエンジン音やエンジン振動が異なるため、運転者に各走行モードで異なる走行感を与えることができる。このことは、多様な運転者に適切な運転操作感を与えることを可能とする。
本発明において、上記エンジン駆動制御手段は、上記スポーツ走行モードが選択されると、上記エンジンの回転速度を同一の車両の速度および同一のアクセルペダルの操作量に対して上記通常走行モードが選択された場合よりも高回転側に制御するのが好ましい。
このようにすれば、スポーツ走行モードにおいてエンジンが通常走行モード時よりも高回転側で駆動されエンジン音およびエンジン振動が高周波側に変更されるので、このスポーツ走行モードにおいて通常走行モードよりも運転者により高い走行感を与えることができる。
また、本発明において、上記エンジン駆動制御手段は、上記通常走行モードが選択された場合は、上記エンジンの回転速度を上記車両の速度およびアクセルペダルの操作量によらず一定値に制御する一方、上記スポーツ走行モードが選択された場合は、上記エンジンの回転速度を上記車両の速度の変化およびアクセルペダルの操作量の変化に応じて変化させるのが好ましい。
このようにすれば、通常走行モード時においてエンジンの性能例えば機関出力が最良となる運転条件でエンジンを駆動しつつ、スポーツ走行モードにおいて運転者の操作に応じてエンジンの回転速度を変化させることで運転操作感を高めることができる。
ここで、エンジンの空燃比を変更すればエンジンの出力を一定としつつエンジン回転数を変更することができる。具体的には、この空燃比をリーン側にすれば、エンジンの回転数を上昇させることができる。そこで、本発明では、上記エンジン駆動制御手段は、上記エンジンの空燃比を制御可能であって、上記通常走行モードが選択された場合は、上記エンジンの空燃比を理論空燃比以下に制御する一方、上記スポーツ走行モードが選択された場合は、上記エンジンの空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御するのが好ましい。このようにすれば、エンジンの回転数をスポーツ走行モードにおいて通常走行モードよりも容易に上昇させることができる。また、エンジンの回転数を広範囲にわたって制御することができる。
上記エンジンとしては、例えば、燃料としてガソリンまたは水素が選択的に供給されるデュアルフューエル式のエンジンが可能である。この場合、上記エンジン駆動制御手段は、上記エンジンに供給する燃料を切り替え可能であって、上記スポーツ走行モードが選択された場合は、上記エンジンに水素を供給するのが好ましい。また、使用者が操作可能であって、その操作に応じて上記エンジンに供給する燃料がガソリンと水素とのいずれか一方に選択される燃料選択手段を有し、上記エンジン駆動制御手段は、上記燃料選択手段において水素が選択され、かつ、上記走行モード選択手段において上記スポーツ走行モードが選択された場合に、上記エンジンの回転速度を上記通常走行モードとは異なる値に制御するのが好ましい。
これらの構成によれば、エンジンに供給される燃料が水素の場合のみエンジンの空燃比が理論空燃比よりもリーン側に制御され、上記燃料がガソリンの場合はエンジンの空燃比が理論空燃比以下に制御される。そのため、エンジンの下流に理論空燃比以下において有効な三元触媒を設けこの触媒により排ガスを浄化させつつ、スポーツ走行モードにおいてエンジンの回転数を上昇させることができる。
また、特に運転操作感の違いは加速中において容易に感じとることができる。そこで、本発明において、上記アクセルペダルの開度を検出するアクセル開度センサを備え、上記エンジン駆動制御手段は、上記アクセル開度センサにより検出されたアクセルペダルの加速方向の操作量が所定値以上になった場合に、上記エンジンの回転速度を上記通常走行モードとは異なる値に制御するのが好ましい。
以上説明したように、本発明のハイブリッド車両の駆動制御装置によれば、走行モード毎でエンジンの回転数が異なる値に制御されるため、多様な運転者により適した走行感を与えることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかるハイブリッド車両の駆動制御装置の全体構成を示す概略平面図、図2は、同装置の制御系を示すブロック図である。これらの図に示されるハイブリッド車両の駆動制御装置は、発電用の動力源として設けられたエンジン1と、エンジン1から駆動力を得て発電を行うジェネレータ2と、ジェネレータ2で発電された電力を蓄電可能なバッテリ3と、走行用の動力源として設けられ、上記ジェネレータ2およびバッテリ3の少なくとも一方から電力の供給を受けて駆動輪9を駆動する走行用モータ4と、上記ジェネレータ2、バッテリ3、および走行用モータ4の間の入出力電流を交流から直流、またはその逆に変換する第1および第2のインバータ5,6と、これら各部を統括的に制御するコントローラ20とを備えている。なお、以上の構成から明らかなように、当実施形態のハイブリッド車両は、エンジン1を専ら発電用の動力源として使用し、走行用モータ4のみによって駆動輪9を駆動する、いわゆるシリーズ型のハイブリッド車両である。
上記走行用モータ4は、ドライブシャフト8の中間部に配置された差動装置7と連結されており、これら差動装置7およびドライブシャフト8等を介して、上記走行用モータ5の駆動力が、上記ドライブシャフト8の両端に取り付けられた左右一対の駆動輪9に伝達されるようになっている。なお、当実施形態のハイブリッド車両では、その前後左右に備わる4つの車輪のうち2つが駆動輪9であり、残りの車輪は従動輪10である。
上記ジェネレータ2は、エンジン1の始動時にバッテリ3から第1インバータ5を介して電力の供給を受けることにより、エンジン1のクランク軸を強制回転させてエンジン1を始動するスタータとしての機能、および、エンジン1のクランク軸から駆動力を得て発電するオルタネータとしての機能の両方を兼ね備えたものである。
上記第1インバータ5は、上記ジェネレータ2がスタータとして作動する場合に、上記バッテリ3からの直流電流を交流電流に変換してジェネレータ2に供給する一方、上記ジェネレータ2がオルタネータとして作動する場合には、ジェネレータ2で発電された交流電流を直流電流に変換して第2インバータ6またはバッテリ3に供給する。
上記走行用モータ4は、例えば3相の交流同期モータ等からなり、車両の力行運転時には、上記ジェネレータ2およびバッテリ3の少なくとも一方から第2インバータ6等を介して電力の供給を受けることにより、上記差動装置7およびドライブシャフト8等を介して駆動輪9を駆動する一方、減速時や下り坂走行時等の回生運転時には、上記ドライブシャフト8から駆動力を得て発電を行い、その発電電力を上記第2インバータ6を介してバッテリ3に蓄電するように構成されている。
上記第2インバータ6は、車両の力行運転時に、上記第1インバータ5からの直流電流(つまりジェネレータ2で発電されて第1インバータ5から供給される直流電流)、またはバッテリ3からの直流電流を交流電流に変換して走行用モータ4に供給する一方、車両の回生運転時には、上記走行用モータ4からの交流電流を直流電流に変換してバッテリ3に供給する。
図2に示すように、上記エンジン1は、内周面がトロコイド状に形成されたロータハウジング1Aと、ロータハウジング1A内に収容された略三角形状のロータ1Bとを有したロータリーエンジンである。ロータ1Bとロータハウジング1Aとの間には、3つの作動室が形成されており、ロータ1Bは、出力軸としてのエキセントリックシャフト1Cを中心に、ロータハウジング1A内を遊星回転運動する。ロータ1Bが1回転すると、その間に、吸気・圧縮・膨張・排気の4サイクルの工程が3組進行し、エキセントリックシャフト1Cが3回転する。
また、上記エンジン1は、性状の異なる2種類の燃料(当実施形態では水素とガソリン)が切替可能に供給される、いわゆるデュアルフューエル式のロータリーエンジンである。すなわち、当実施形態のハイブリッド車両には、図1にも示すように、水素が貯蔵される水素タンク12と、ガソリンが貯蔵されるガソリンタンク13とが設けられており、これら2種類のタンクが、エンジン1に設けられた第1および第2のインジェクタ17,18(図2)に燃料供給管等を介してそれぞれ接続されている。そして、エンジン1の運転時には、上記第1・第2インジェクタ17,18のいずれかが作動することにより、水素またはガソリンのいずれか一方が選択的にエンジン1に供給されるようになっている。
具体的には、エンジン1のロータハウジング1Aに上記第1インジェクタ17が取り付けられ、水素タンク12から供給された水素が上記第1インジェクタ17を通じて吸気行程中の作動室に直接噴射される。一方、エンジン1の吸気通路15には上記第2インジェクタ18が取り付けられ、ガソリンタンク13から供給されたガソリンが上記第2インジェクタ18を通じて吸気通路15に噴射される。なお、図例では、水素噴射用の第1インジェクタ17が直噴式で、ガソリン噴射用の第2インジェクタ18がポート噴射式となっているが、第1・第2インジェクタ17,18の両方がポート噴射式、または直噴式であってもよい。
上記第2インジェクタ18よりも上流側の吸気通路15には、エンジン1への吸入空気量を調整するためのスロットル弁16が設けられている。このスロットル弁16は、バイワイヤー化された電子制御式のスロットル弁であり、運転者により踏み込み操作される図外のアクセルペダルと非連動で上記スロットル弁16を開閉制御することが可能である。
上記コントローラ20は、従来周知のCPU、ROM、RAM、およびI/O(入出力インターフェース)等からなる制御装置であり、図2に示すように、車両の各部に設けられた種々のセンサと電気的に接続されている。具体的に、上記コントローラ20には、車両の走行速度(車速)を検出する車速センサ30と、図外のアクセルペダルの操作量(以下アクセル開度という)を検出するアクセル開度センサ31と、スロットル弁16の開度(以下スロットル開度という)を検出するスロットル開度センサ32と、エンジン1の出力軸(エキセントリックシャフト1C)の回転数(回転速度)を検出するエンジン回転速度センサ33と、バッテリ9の端子間電圧および入出力電流を検出するバッテリセンサ34と、水素タンク12およびガソリンタンク13に貯蔵された燃料(水素、ガソリン)の残量を検出する燃料残量センサ35とがそれぞれ接続されており、これら各センサ30〜35により検出された各種制御情報が上記コントローラ20に電気信号として入力されるようになっている。
上記コントローラ20は、上記各センサ30〜35からの入力情報に基づいて種々の演算を実行し、その結果に基づいて上記エンジン1、ジェネレータ2、バッテリ3、走行用モータ4、およびインバータ5,6等の動作を統括的に制御する。例えば、コントローラ20は、上記各センサ値から特定される車両の走行状態等に応じて、走行用モータ4の駆動に必要な電力の供給源を、ジェネレータ2にするか、バッテリ3にするか、または双方にするかを判定し、その判定結果に応じて、インバータ5,6を通じた走行用モータ4への給電動作や、エンジン1の駆動・停止等を制御する。
図3は、車両の走行状態に応じた駆動制御を行うためにコントローラ20が参照する制御マップを示す図である。本図において、横軸は車速、縦軸は負荷である。なお、ここでいう負荷とは、アクセル開度に基づく走行用モータ4の要求トルクのことを指す。
図3の制御マップにおいて、低速・低負荷域に設定された第1領域Aでは、バッテリ3から供給される電力のみで走行用モータ5が駆動される(このためエンジン1は停止される)。
一方、上記第1領域Aよりも高回転・高負荷側に設定された第2領域Bでは、エンジン1が駆動されてジェネレータ2による発電が行われ、少なくともジェネレータ2からの供給電力により走行用モータ4が駆動される。
なお、図3に示された各領域A,Bの境界Sは、バッテリ3の残容量(SOC)に応じて変動的に設定される。すなわち、バッテリ3の残容量が少なければ、バッテリ3からの供給電力のみで走行用モータ4を駆動できる領域(第1領域A)が狭くなるため、上記境界Sはより低回転・低負荷側に移行する。逆に、バッテリ3の残容量が多ければ、バッテリ3のみでカバーできる領域Aが広がるため、境界Sは高回転・高負荷側に移行する。
図2に示すように、上記コントローラ20には、エンジン1の駆動時(つまり車両の走行状態が上記第2領域Bにあるとき)に、エンジン1に供給される燃料を切り替えるための燃料切替スイッチ25が接続されている。この燃料切替スイッチ25は、例えば、運転者による操作が可能な車室内の所定部位に設けられ、運転者が上記燃料切替スイッチ25を操作するたびに、上記第1・第2インジェクタ17,18の作動・非作動を入れ替える制御信号が上記コントローラ20から出力され、これに応じてエンジン1への供給燃料が水素からガソリン、またはその逆に切り替わるようになっている。なお、上記燃料残量センサ35の検出値に基づいて、上記水素タンク12およびガソリンタンク13のいずれかが空になったことが確認された場合には、上記燃料切替スイッチ25が操作されなくても、残存している方の燃料に強制的に切り替える制御が実行される。
また、上記コントローラ20には、エンジン1の駆動時に、車両の走行モードを通常走行モードとスポーツ走行モードとに切り替えるための走行モード切替スイッチ36が接続されている。上記スポーツ走行モードは、通常走行モードに比べて運転者が運転操作の感覚をより実感でき走行感が高まるようにエンジン1が制御されるモードである。この走行モード切替スイッチ36は、運転者による操作が可能な車室内の所定部位に設けられており、運転者の操作によって走行モードが切り替えられる。
次に、上記コントローラ20の機能について説明する。図2に示すように、コントローラ20は、その機能要素として、エンジン駆動制御手段21を有している。
上記エンジン駆動制御手段21は、車速およびアクセル開度に応じてエンジン1の制御を行うものである。具体的には、このエンジン駆動制御手段21では、車速およびアクセル開度に基づいて、エンジン1の回転数が適切な値に制御される。このエンジン1の回転数制御の具体的な制御内容は上記走行モードに応じて異なっており、このエンジン駆動制御手段21は少なくとも上記走行モード切替スイッチ36の操作状況に応じて上記回転数制御の制御内容を切り替える。
本実施形態では、いずれの走行モードにおいても車速およびアクセル開度の変化に応じてエンジン回転数が変化するように制御されるが、同一の車速およびアクセルペダルにおいて通常走行モードよりもスポーツ走行モードの方がエンジン1の回転数が高くなるように制御される。
上記回転数制御の具体的内容について次に説明する。上記エンジン駆動制御手段21では、まず、車速とアクセル開度に基づいて走行用モータ4を駆動するのに必要な所要電力力が算出される。例えば、図4に示すような車速とアクセル開度毎に所要電力が設定されたマップが予め記憶されており、このマップから上記所要電力が算出される。次に、この所要電力に基づいて、スロットル開度および燃料噴射量の指令値が算出される。例えば、図6に示すような所要電力毎にスロットル開度が設定されたマップが予め記憶されており、このマップからスロットル開度の指令値が算出される。また、図5に示すような所要電力毎に燃料噴射量が設定されたマップが予め記憶されており、このマップから燃料噴射量の指令値が算出される。そして、これら指令値になるように燃料が噴射されスロットル弁16が制御されることで、エンジン1は、そのエンジン回転数および軸トルクが上記所要電力に応じた出力を出すような状態に制御される。
所要電力に対する燃料噴射量の指令値は、通常走行モードおよびスポーツ走行モードとで同一に設定されている。一方、所要電力に対するスロットル開度指令値は、通常走行モードよりもスポーツ走行モードの方が大きくなるように設定されている。例えば、図6における実線で示した通常走行モードにおけるスロットル開度指令値に対してスポーツ走行モードにおけるスロットル開度指令値は図6における破線のように設定されている。
このようにして、同一の所要電力ひいては同一の車速およびアクセル開度に対してスロットル開度ひいてはエンジン1の吸気量が大きくなることで、スポーツ走行モードでは、エンジン1の空燃比が通常走行モードよりも大きくなるように制御される。これにより、同一の車速およびアクセル開度においてエンジン1の出力は各走行モードで同一に維持される一方、エンジン1の回転数はスポーツ走行モードの方が通常走行モードよりも高くなる。本実施形態では、通常走行モードにおいてエンジンの空燃比が理論空燃比となるように燃料噴射量およびスロットル開度が設定されており、スポーツ走行モードでは空燃比が理論空燃比より大きくなるようすなわちリーンになるように設定されている。
次に、図7のフローチャートを用いて、上記コントローラ20により実行されるエンジン1の駆動制御の手順を説明する。
まず、上記コントローラ20は、上記車速センサ30、アクセル開度センサ31、および燃料残量センサ35から、各センサの検出値として、車速、アクセル開度、水素およびガソリンの残量を読み込むとともに、上記走行モードSWおよび燃料選択SWの操作状況を読み込む制御を実行する(ステップS2)。
次いで、上記コントローラ20は、上記ステップS1で読み込まれた車速およびアクセル開度に基づいて、走行用モータ4を駆動するのに必要な所要電力を算出するとともに(ステップS3)、車速およびアクセル開度に基づく現在の走行状態が、図3に示した制御マップ上の第2領域Bにあるか否かを判定する制御を実行する(ステップS4)。
上記ステップS4でNOと判定された場合、つまり、現在の車両の走行状態が第1領域Aにあるためにエンジン1を駆動する必要がない場合、上記コントローラ20は、エンジン1を停止するとともに(ステップS5)、バッテリ3の電力のみで走行用モータ5を駆動する制御を実行する(ステップS6)。
一方、上記ステップS4でYESと判定されて現在の車両の走行状態が上記第2領域Bにあることが確認された場合、上記コントローラ20は、以下のように、エンジン1を駆動してその駆動力でジェネレータ2に発電させ、その発電電力のみで上記走行用モータ4を駆動する制御を実行する。
まず、コントローラ20は、上記走行モード切替SWからの信号に基づき、スポーツ走行モードが選択されているかどうかを判定する制御を実行する(ステップS8)。
このステップS8においてNOと判定されて現在の走行モードが通常走行モードであることが確認された場合は、コントローラ20は、ステップS20に進みエンジン1に対して通常の理論空燃比制御を実行する。すなわち、このステップS20では、スロットル開度および燃料噴射量を、エンジン1の空燃比が理論空燃比となるよう所要電力に応じて予め設定された開度および量に制御して、エンジン1の空燃比を理論空燃比としつつエンジン1の出力を所要電力となるようにする。
一方、ステップS8にてYESと判定されて現在の走行モードがスポーツ走行モードであることが確認された場合は、コントローラ20は、さらに、アクセル開度に基づき運転者が加速操作を行ったかどうかを判定する制御を実行する(ステップS9)。
このステップS9においてNOと判定されて加速操作されていないことが確認された場合は、ステップS20に進む。
一方、ステップS9にてYESと判定されて加速中であることが確認された場合は、コントローラ20は、上記燃料切り替えSWからの信号に基づき、エンジン1に供給される燃料が水素であるかどうかを判定する制御を実行する(ステップS10)。
このステップS10においてNOと判定されて現在のエンジン1への供給燃料がガソリンであることが確認された場合は、ステップS20に進む。
一方、ステップS10にてYESと判定されてエンジン1への供給燃料が水素であることが確認された場合は、コントローラ20は、さらに、燃料センサ35の検出値に基づき水素燃料に残量があるかどうかを判定する制御を実行する(ステップS11)。
このステップS10においてNOと判定されて水素残量が少ないことが確認された場合は、ステップS20に進む。
一方、ステップS11にてNOと判定されて現在のエンジン1への供給する水素燃料の残量が十分にあることが確認された場合は、ステップS12に進みエンジン1に対して高回転リーン制御を実行する。すなわち、このステップS12では、スロットル開度および燃料噴射量をエンジン1の空燃比がリーンとなるよう所要電力に応じて予め設定された開度および量に制御して、エンジン1の出力を所要電力としつつエンジン1の空燃比をリーンにすることでエンジン回転数を通常走行モードが選択された場合よりも高回転になるようにする。
本実施形態では、エンジン1の下流に排ガスを浄化するための三元触媒(不図示)が設けられている。この三元触媒は周知のとおり空燃比がリーンの条件では十分に機能しない。そこで、ステップS10およびS11にてそれぞれNOと判定されてエンジン1に供給される燃料が水素の場合にのみ上記リーンとする高回転数制御を実施することで、排ガス性状を良好に維持する。
また、アクセルペダルの操作に対するエンジン回転数の違いすなわち運転操作感の違いは特に加速中に感じやすい。そこで、本実施形態では、ステップS9において加速中であると判定された場合にのみエンジン回転数を上昇させることでより効果的に運転操作感を向上させることができる。
上記コントローラ20は、ステップS12あるいはステップS20においてスロットル開度および燃料噴射量を各値に制御してエンジン1の出力を所要電力に応じた出力とした後は、これらのエンジン1の駆動力で発電する上記ジェネレータ2の発電電力のみにより、上記走行用モータ4を駆動する制御を実行する(ステップS30)。
以上のように、本ハイブリッド車両の駆動制御装置では、スポーツ走行モードが選択された場合にエンジン1の回転数が通常走行モードよりも高回転側に制御されるため、エンジン音およびエンジン振動が高周波側に変更されて、スポーツ走行モードにおいて通常走行モードよりも運転者はより高い走行感を得ることができる。
ここで、スポーツ走行モードにおいてエンジン1のリーンにするべく吸気量を増大させる具体的手順は上記に限らない。例えば、エンジン1の吸気バルブのバルブタイミングを変更することで吸気量を増大させてもよい。
また、通常走行モードの空燃比は理論空燃比に限らず、理論空燃比よりリッチとしてもよい。
また、エンジン回転数をスポーツ走行モードの方が高くなるように制御する具体的手順は上記に限らない。例えば、スロットル弁を大きくするとともに燃料噴射量も増大させて理論空燃比を維持しつつ回転数を高くしてもよい。ただし、この場合には、エンジン1の出力が所要電力よりも過剰になるため、この余剰エネルギをバッテリに蓄電するよう構成する。
次に、本発明の第2の実施形態に係るハイブリッド車両の駆動制御装置について説明する。この駆動制御装置では、上記第1の実施形態に対して、コントローラ20で実行される走行モード毎のエンジン1の回転数制御の制御内容が異なっている。その他の構成については、第1の実施形態と同様でありその詳細な説明は省略する。
この第2の実施形態に係る駆動制御装置では、走行モードとして通常走行モードが選択された場合には、コントローラ20は、所要電力によらずエンジン1を熱効率ひいては機関効率が最も高くなる状態に制御して上記ジェネレータからの電力を一定にする。そして、所要電力との差分をバッテリの充放電により調整することで、モータに供給される電量を所要電力となるようにする。一方、走行モードとしてスポーツ走行モードが選択された場合には、コントローラ20は、上記第1の実施形態においてスポーツ走行モードが選択された場合と同様の制御、すなわち、高回転リーン制御を実行する。
図8に、エンジン1の回転数と軸トルクに対するエンジン1の熱効率を示す。図中の各線は等熱効率線である。この図からわかるように、エンジン1の熱効率はエンジン回転数およびエンジントルクがある範囲において最も高くなる。例えば、エンジン回転数が3000RPM付近において熱効率は最大となる。そこで、本実施形態では、この条件を満足するようにエンジン1を駆動することでエンジン1の熱効率を最大として燃費性能の向上を図っている。
図9のフローチャートを用いて、上記コントローラ20により実行されるエンジン1の駆動制御の手順を説明する。
第1の実施形態と同様に、上記コントローラ20は、各センサの検出値および走行モードSWおよび燃料選択SWの操作状況を読み込む制御を実行し(ステップS2)、走行用モータ4を駆動するのに必要な所要電力を算出するとともに(ステップS3)、現在の走行状態が上記第2領域Bにあるか否かを判定する制御を実行する(ステップS4)。そして、ステップS4でNOと判定されると、上記コントローラ20は、エンジン1を停止するとともに(ステップS5)、バッテリ3の電力のみで走行用モータ5を駆動する制御を実行する(ステップS6)。
一方、上記ステップS4でYESと判定されて現在の車両の走行状態が上記第2領域Bにあることが確認された場合、上記コントローラ20は、以下のように、エンジン1を駆動してその駆動力でジェネレータ2に発電させ、その発電電力を用いて上記走行用モータ4を駆動する制御を実行する。
まず、コントローラ20は、上記走行モード切替SWからの信号に基づき、スポーツ走行モードが選択されているかどうかを判定する制御を実行する(ステップS8)。
このステップS8においてNOと判定されて現在の走行モードが通常走行モードであることが確認された場合は、コントローラ20は、ステップS40に進みエンジン1を効率の高い運転状態に制御する高効率制御を実行する。この高効率制御の詳細は後述する。
一方、ステップS8にてYESと判定されて現在の走行モードがスポーツ走行モードであることが確認された場合は、コントローラ20は、さらに、アクセル開度に基づき運転者が加速操作を行ったかどうかを判定する制御を実行する(ステップS9)。
このステップS9においてNOと判定されて加速操作されていないことが確認された場合は、ステップS40に進む。
一方、ステップS9にてYESと判定されて加速中であることが確認された場合は、コントローラ20は、上記燃料切り替えSWからの信号に基づき、エンジン1に供給される燃料が水素であるかどうかを判定する制御を実行する(ステップS10)。
このステップS10においてNOと判定されて現在のエンジン1への供給燃料がガソリンであることが確認された場合は、ステップS40に進む。
一方、ステップS10にてNOと判定されて現在のエンジン1への供給燃料が水素であることが確認された場合は、ステップS12に進みエンジン1に対して高回転リーン制御を実施する。すなわち、このステップS12では、スロットル開度および燃料噴射量をエンジン1の空燃比がリーンとなるように所要電力に応じて予め設定された開度および量に制御して、エンジン1の出力を所要電力としつつエンジン1をリーンとする。
ここで、エンジン1の回転数が所定回転数以上となる運転領域では、エンジン1の熱効率が低下することがわかっている。そこで、本実施形態では、エンジン1の回転数が所定値N1以上となるのを回避して、エンジン1の効率低下を抑制している。すなわち、コントローラ20は、ステップS13においてエンジン1の回転数がN1以上であるかどうかを判定し、この判定がYESの場合すなわちエンジン1の回転数がN1以上の高回転になった場合はエンジン1の回転数をN1となるようにスロットル開度および燃料噴射量を制御する(ステップS14)。このとき、エンジン1の駆動力で発電するジェネレータ2の発電電力は所要電力を満足しない。そのため、この場合には、ジェネレータ2の発電電力に加えてバッテリの電力を用いてモータ4を駆動する(ステップS24)。
一方、エンジン1の回転数がN1未満の場合は、エンジン1の出力が所要電力を満足するので、エンジン1の駆動力で発電するジェネレータ2の発電電力のみでモータ4を駆動する(ステップS22)。
次に、高効率制御について図10のフローチャートを用いて説明する。この高効率制御では、コントローラ20は、運転条件によらず基本的にエンジン1を熱効率の高い運転状態に制御しエンジン1の出力を一定に制御する。しかしながら、バッテリ3の残量によってはエンジン1からの出力を変更させることが好ましい場合がある。そこで、本実施形態では、バッテリ3の残量に応じてエンジン1の制御内容を変更することでより効率良くエンジン1の出力を走行用モータ4に供給できるようにしている。
まず、コントローラ20は、ステップS41にて、上記バッテリセンサ34からの信号に基づきバテッリ残量SOCが予め設定された第1基準量SOC1よりも多いかどうかを判定する制御を実行する。この判定がYESの場合すなわちバッテリ残量が十分に大きい場合は、エンジン1の燃料噴射量を低減して空燃比を理論空燃比よりもリーン側に制御する。そして、エンジン1の軸トルクおよびエンジン回転数をエンジン1の熱効率が最も高くなる状態よりもわずかに低下させることで、エンジン1の出力を小さく抑える(ステップS42)。これにより、バッテリ3に過剰な電力が供給されるのを抑制する。
一方、上記ステップS41でNOと判定された場合は、コントローラー20は、ステップS44にて、さらにバテッリ残量SOCが予め設定された第2基準量SOC2よりも多いかどうかを判定する制御を実行する。この判定がYESの場合すなわちバッテリ残量SOC1が第1基準量SOC1と第2基準量SOC2との間の適度な量である場合は、エンジン1の空燃比を理論空燃比としつつエンジン1の軸トルクおよびエンジン回転数を熱効率が最も高くなる状態に制御する(ステップS45)。
一方、上記ステップS44でNOと判定された場合すなわちバッテリ残量SOCが第2基準量SOC2よりも少ない場合は、コントローラ20は、エンジン1の燃料噴射量を増加して空燃比を理論空燃比よりもリッチ側に制御する。そして、エンジンの軸トルクおよびエンジン回転数をエンジン1の熱効率が最も高くなる状態よりもわずかに上昇させて、エンジン1の出力を大きくする(ステップS46)。これにより、バッテリ残量が所定量以下に低下するのを抑制する。
以上のように、本ハイブリッド車両の駆動制御装置では、通常走行モードが選択された場合には、エンジン1の熱効率が最も高くなるようにエンジン1が制御される一方、スポーツ走行モードが選択された場合には、アクセル開度に応じてエンジン1の回転数が変更するように制御されており、通常走行モードにおいて燃料消費率を良好にしつつ、スポーツ走行モードにおいて運転者に適切な運転操作感すなわち走行感を与えることができる。
1 エンジン
2 ジェネレータ
4 走行用モータ
20 コントローラ
21 エンジン駆動制御手段
25 燃料切替スイッチ
36 走行モード切替スイッチ(走行モード選択手段)
2 ジェネレータ
4 走行用モータ
20 コントローラ
21 エンジン駆動制御手段
25 燃料切替スイッチ
36 走行モード切替スイッチ(走行モード選択手段)
Claims (7)
- エンジンと、エンジンの駆動力により発電するジェネレータと、ジェネレータの発電電量を充電可能なバッテリと、上記ジェネレータおよびバッテリの少なくとも一方から電力の供給を受けて車両を駆動する走行用モータと、運転者により踏み込み操作されるアクセルペダルとを備えたハイブリッド車両の駆動制御装置であって、
車両の速度とアクセルペダルの操作量とに応じて上記エンジンの回転速度を制御可能なエンジン駆動制御手段と、
使用者が操作可能であって、その操作に応じて車両の走行モードが通常走行モードとスポーツ走行モードとのいずれか一方に選択される走行モード選択手段とを有し、
上記エンジン駆動制御手段は、上記走行モード選択手段において上記通常走行モードが選択された場合と上記スポーツ走行モードが選択された場合とで、上記車両の速度とアクセルペダルの操作量との各値に対する上記エンジンの回転速度を互いに異なる値に制御することを特徴とするハイブリッド車両の駆動制御装置。 - 請求項1に記載のハイブリッド車両の駆動制御装置において、
上記エンジン駆動制御手段は、上記スポーツ走行モードが選択されると、上記エンジンの回転速度を同一の車両の速度および同一のアクセルペダルの操作量に対して上記通常走行モードが選択された場合よりも高回転側に制御することを特徴とするハイブリッド車両の駆動制御装置。 - 請求項1に記載のハイブリッド車両の駆動制御装置において、
上記エンジン駆動制御手段は、上記通常走行モードが選択された場合は、上記エンジンの回転速度を上記車両の速度およびアクセルペダルの操作量によらず一定値に制御する一方、上記スポーツ走行モードが選択された場合は、上記エンジンの回転速度を上記車両の速度の変化およびアクセルペダルの操作量の変化に応じて変化させることを特徴とするハイブリッド車両の駆動制御装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載のハイブリッド車両の駆動制御装置において、
上記エンジン駆動制御手段は、上記エンジンの空燃比を制御可能であって、上記通常走行モードが選択された場合は、上記エンジンの空燃比を理論空燃比以下に制御する一方、上記スポーツ走行モードが選択された場合は、上記エンジンの空燃比を理論空燃比よりもリーンに制御することを特徴とするハイブリッド車両の駆動制御装置。 - 請求項4に記載のハイブリッド車両の駆動制御装置において、
上記エンジンは、燃料としてガソリンまたは水素が選択的に供給されるデュアルフューエル式のエンジンであり、
上記エンジン駆動制御手段は、上記エンジンに供給する燃料を切り替え可能であって、上記スポーツ走行モードが選択された場合は、上記エンジンに水素を供給することを特徴とするハイブリッド車両の駆動制御装置。 - 請求項4に記載のハイブリッド車両の駆動制御装置において、
上記エンジンは、燃料としてガソリンまたは水素が選択的に供給されるデュアルフューエル式のエンジンであり、
使用者が操作可能であって、その操作に応じて上記エンジンに供給する燃料がガソリンと水素とのいずれか一方に選択される燃料選択手段を有し、
上記エンジン駆動制御手段は、上記燃料選択手段において水素が選択され、かつ、上記走行モード選択手段において上記スポーツ走行モードが選択された場合に、上記エンジンの回転速度を上記通常走行モードとは異なる値に制御することを特徴とするハイブリッド車両の駆動制御装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のハイブリッド車両の駆動制御装置において、
上記アクセルペダルの操作量を検出するアクセル開度センサを備え、
上記エンジン駆動制御手段は、上記アクセル開度センサにより検出されたアクセルペダルの加速方向の操作量が所定値以上になった場合に、上記エンジンの回転速度を上記通常走行モードとは異なる値に制御することを特徴とするハイブリッド車両の駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009172077A JP2011025783A (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | ハイブリッド車両の駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009172077A JP2011025783A (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | ハイブリッド車両の駆動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011025783A true JP2011025783A (ja) | 2011-02-10 |
Family
ID=43635061
Family Applications (1)
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JP2009172077A Pending JP2011025783A (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | ハイブリッド車両の駆動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011025783A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2013172463A1 (ja) * | 2012-05-18 | 2016-01-12 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両の制御装置、及びそれを備える自動二輪車 |
JP2019009886A (ja) * | 2017-06-23 | 2019-01-17 | 株式会社Subaru | 車両用制御装置 |
WO2019061595A1 (zh) * | 2017-09-29 | 2019-04-04 | 庄子平 | 一种电动车的智能加速及音效控制系统 |
-
2009
- 2009-07-23 JP JP2009172077A patent/JP2011025783A/ja active Pending
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