JP2011023848A - ヘッドセット - Google Patents

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Abstract

【課題】一般のヘッドセット機能(イヤホンと口から出された音声を拾うマイクロホンを使用して通話する機能)と耳内に発生する音声が拾える機能とを備え、両機能を簡単に切替えることができる使用環境適応性のあるヘッドセットを提供する。
【解決手段】ヘッドセット1は、口から出された音声を拾う第1のマイクロホン3と、内蔵スピーカ4が耳内に発生する音声を拾う第2のマイクロホンを兼ねるイヤホンマイク5と、第1のマイクロホン3とイヤホンマイク5のスピーカ機能とを働かせる第1の通話モードとイヤホンマイク5のマイクロホン機能とスピーカ機能を働かせる第2の通話モードとの切替えを行うモード切替えスイッチ回路41とを備え、一般ヘッドセット機能と耳内に発生する音声が拾える機能とを備え、両機能を簡単に切替える。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば携帯電話に接続され、ハンズフリーで通話を行うためのヘッドセットに関する。
一般のヘッドセット(例えば特許文献1参照)は、イヤホンと口から出された音声を拾うマイクロホンとを備えているが、騒音下で使用すると、マイクロホンがヘッドセット使用者の口から出された音声と一緒に周囲の騒音を拾うため、ヘッドセット使用者の音声が相手側で聞き取り辛くなるという問題がある。
そこで、ヘッドセット使用者の口から出された音声を拾うマイクロホンは備えないようにすることで、一般のヘッドセットの問題を解決する提案がなされている。例えば特許文献2には一方の耳に装着するイヤホン型のマイクロホンと他方の耳に装着するイヤホンとを備えるものが記載され、例えば特許文献3には内蔵スピーカがマイク機能を有するイヤホンを備えるものが記載されている。
このように、ヘッドセット使用者の口から出された音声を拾うマイクロホンは備えないヘッドセットは、ヘッドセット使用者が声を出すときに耳内で発生する音声(空気振動)をイヤホン型のマイクロホンやマイク機能を有するイヤホンで拾うため、周囲の騒音はほとんど拾わず、ヘッドセット使用者の音声が相手側で聞き取り易くなり、騒音下での明瞭な通話を実現する。
特開2004−64537号公報 特開2007−228344号公報 特開2001−157292号公報
ヘッドセットにおいて、自然な音声に近い送信音声信号を得る点では耳内で発生する音声を拾うよりも口から出された音声を拾う方が有利であり、特に、静寂下では口から出された音声を拾うマイクロホンは有効となる。
しかしながら、上記背景技術を基に従来のヘッドセットは、口から出された音声と耳内で発生する音声の一方しか拾うことができず、使用環境適応性がない。
本発明の目的は、一般のヘッドセット機能(イヤホンと口から出された音声を拾うマイクロホンを使用して通話する機能)と耳内に発生する音声が拾える機能とを備え、両機能を簡単に切替えることができる使用環境適応性のあるヘッドセットを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明(本発明1)は、口から出された音声を拾う第1のマイクロホンと、内蔵スピーカが耳内に発生する音声を拾う第2のマイクロホンを兼ねるイヤホンマイクと、前記第1のマイクロホンと前記イヤホンマイクのスピーカ機能とを働かせる第1の通話モードと前記イヤホンマイクのマイクロホン機能とスピーカ機能を働かせる第2の通話モードとの切替えを行うモード切替え手段とを備えたものである。
また、別の本発明(本発明2)は、口から出された音声を拾う第1のマイクロホンと、スピーカと耳内に発生する音声を拾う第2のマイクロホンとを別々に内蔵するイヤホンマイクと、前記第1のマイクロホンと前記イヤホンマイクのスピーカとを働かせる第1の通話モードと前記イヤホンマイクのスピーカと第2のマイクロホンとを働かせる第2の通話モードとの切替えを行うモード切替え手段とを備えたものである。
本発明1、又は本発明2によれば、第1の通話モードが一般ヘッドセット機能となり、第2の通話モードは耳内に発生する音声が拾える機能になるため、一般ヘッドセット機能と耳内に発生する音声が拾える機能とを備え、両機能を簡単に切替えることができる使用環境適応性のあるヘッドセットを提供できる。
本発明1の一実施の形態に係るヘッドセットの外観を示す斜視図である。 図1のヘッドセットの内部構造を示す断面図である。 図1のヘッドセットのイヤホンマイクのスピーカの断面図である。 図1のヘッドセットのブルートゥースモジュールの概略ブロック図である。 本発明2の一実施の形態に係るヘッドセットの要部断面図である。 図5のヘッドセットのブルートゥースモジュールの概略ブロック図である。
以下、本発明1の一実施の形態について図1〜図4を参照して説明する。
図1は本発明1の一実施の形態に係るヘッドセットの外観を示す斜視図、図2は図1のヘッドセットの内部構造を示す断面図である。
図1、図2に示すように、ヘッドセット1は、ヘッドセットハウジング2と、第1のマイクロホン3と、スピーカ4を内蔵するイヤホンマイク5と、ヘッドセット1の各種操作を行うための複数のスイッチボタン6と、ヘッドセット1の各種状態表示を行うための複数のLED(Light Emitting Diode)7と、各LED7をバックライトとしてヘッドセット1の各種状態表示を表示するための透明又は半透明のLED表示部8と、プリント回路基板9に実装される各種回路素子や集積回路等を含んで構成されるブルートゥース(Bluetooth:登録商標)モジュール10と、二次電池11と、充電用のMini−USB(Universal Serial Bus)コネクタソケット12等を備えて構成されている。
ヘッドセットハウジング2は、ハウジング本体部13とイヤホンマイクハウジング部14とで構成されており、ハウジング本体部13に複数のスイッチボタン6やLED表示部8及びMini−USBコネクタソケット12が設置され、ハウジング本体部13の内部にはブルートゥースモジュール10や二次電池11が収容されている。ハウジング本体部13は、一端側にイヤホンマイクハウジング部14を突出形成し、他端側には収音孔15を設けている。そして、収音孔15の内側に第1のマイクロホン3が設置され、第1のマイクロホン3は、ヘッドセット使用者の口から出された音声を収音孔15を通して拾う。
イヤホンマイクハウジング部14は、段付きの筒形状に形成されており、筒形状の根元側に大径部16を有し、筒形状の先端側に小径部17を有するとともに、筒形状の内側に導音孔18が形成され、筒形状の先端には導音孔18を外部に開放する音孔19が開口されている。そして、大径部16の奥側(導音孔19の途中)にスピーカ4が設置され、小径部17にはシリコンラバー等の弾性材料からなるカナル形状のイヤーピース(耳栓)20が外嵌されている。このような、イヤホンマイクハウジング部14と、スピーカ4と、イヤーピース20とでイヤホンマイク5が構成され、イヤホンマイク5は、カナル型イヤホン形状に形成されて、一方の耳の外耳道に差し込んで使用する。
スイッチボタン6の中には、電源のオン/オフ操作を行うための電源スイッチボタン21と、着信時の応答/終話操作を行うためのフックスイッチボタン22と、通話時の音量アップ/ダウン操作を行うためのボリュームアップスイッチボタン23,ボリュームダウンスイッチボタン24等のヘッドセット1の基本操作のためのスイッチボタンが含まれるとともに、ヘッドセット1を第1の通話モードと第2の通話モードのどちらのモードで使用するかを選択するためのモード切替えスイッチボタン25が含まれている。
LED7の中には、ヘッドセット1の電源のオン/オフ及び二次電池11の低下/満充電等の電源状態を表示する電源状態表示用LED26と、ヘッドセット1の着信・応答/終話等の通信状態等を表示する通信状態表示用LED27等のLEDが含まれるとともに、ヘッドセット1を第1の通話モードと第2の通話モードのどちらで使用しているかを表示するためのモード表示用LED28が含まれている。
図3は図1のヘッドセットのイヤホンマイクのスピーカの断面図である。
図3に示すように、スピーカ4は、ヨーク29、マグネット30、ポールピース31とで構成される磁気回路32と、磁気回路32に結合されたフレーム33と、外周縁部がフレーム33の外周縁部に接着固定される振動板34と、振動板34に一端が結合されて磁気回路32の磁気ギャップ35にピストン運動可能に挿入配置されるボイスコイル36等から構成されている。
スピーカ4は、振動板34が音孔19と対向するようにイヤホンマイクハウジング部14の中に設置されており、外部回路からボイスコイル36に入力される音声信号に基づき、ボイスコイル36を駆動させて振動板34を振動させることにより音声を発生するスピーカ機能と、ヘッドセット使用者が声を出すときに耳内で発生する音声(空気振動)を振動板34で受け、ボイスコイル36を駆動させて起電力を生じさせることにより音声信号を生成するマイクロホン機能とを有する。そして、このヘッドセット1では、第1のマイクロホン3がヘッドセット使用者の口から出された音声を拾うのに対し、イヤホンマイク5に内蔵のスピーカ4がヘッドセット使用者が声を出すときに耳内に発生する音声を拾う第2のマイクロホンを兼ねる。
図4は図1のヘッドセットのブルートゥースモジュールの概略ブロック図である。
図4に示すように、ブルートゥースモジュール10は、前記第1のマイクロホン3と、前記イヤホンマイク5と、アンテナ37と、ブルートゥース用LSI(Large Scale Integration)38と、DSP(Digital Signal Processor)39を内蔵するイヤホンマイク用LSI40と、第1の通話モードと第2の通話モードとの切替えを行うモード切替えスイッチ回路41と、ヘッドセット1の電源投入及び各種操作信号入力を行うための複数のスイッチ42と、複数の前記LED7等を含んで構成されている。
スイッチ42の中には、電源スイッチボタン21操作によりオン/オフ操作される電源スイッチと、フックスイッチボタン22操作によりオン/オフ操作されるフックスイッチと、ボリュームアップスイッチボタン23操作により操作されるボリュームアップスイッチと、ボリュームダウンスイッチボタン24操作により操作されるボリュームダウンスイッチ等が含まれるとともに、モード切替えスイッチボタン25操作によりオン/オフ操作されるモード切替えスイッチ43が含まれている。
ブルートゥースは、接近したデバイス(機器)とデバイスとの間を2.4GHzの周波数帯域を用いて電波での情報のやりとりを行う近距離無線通信規格である。ブルートゥース用LSI38は、ブルートゥース無線通信機能を備えた携帯電話(携帯電話,PHS(Personal Handy-phone System),スマートホン,固定電話等の電話機の一例)との間で、ブルートゥース無線通信により音声の送受信及びその制御と、ヘッドセット1における各種制御を行う。ブルートゥース用LSI38には、第1のマイクロホン3と、イヤホンマイク5のスピーカ4と、アンテナ37と、イヤホンマイク用LSI40と、モード切替えスイッチ回路41と、複数のスイッチ42と、複数のLED7と、二次電池11とが接続されている。
ここで、第1のマイクロホン3はブルートゥース用LSI38に常時接続され、イヤホンマイク5のスピーカ4は、モード切替えスイッチ回路41によりブルートゥース用LSI38とイヤホンマイク用LSI40に対して切替え可能に接続される。
また、ブルートゥース用LSI38とイヤホンマイク用LSI40とは、PCM(Puls Code Modulation)インターフェースを介して接続されており、ここで音声データのやりとりを行うことができる。このときは、ブルートゥース用LSI38が自身に接続されている水晶発信器(図示省略)を基に同期信号を生成してイヤホンマイク用LSI40に供給するので、ブルートゥース用LSI38がマスタとなり、イヤホンマイク用LSI40はスレーブになる。
イヤホンマイク用LSI40は、ブルートゥース用LSI38からPCM出力された音声データ(受話音声信号)をDSP39へ入力し、そこからDAC(Digital to Analog Converter)(図示省略)経由で外部のモード切替えスイッチ回路41を介してイヤホンマイク5のスピーカ4へ出力する。また、イヤホンマイク5のスピーカ4からスイッチ回路41を介して入力される送話音声信号をADC(Analog to Digital Converter)(図示省略)経由でDSP39が受け取り、そこでデジタル信号処理を行った後、ブルートゥース用LSI38へPCM入力する。ところで、一つのイヤホンマイク5だけで全二重通信方式の双方向通話を行うときは、イヤホンマイク5のスピーカ4より出力される受話音声は耳の中で回り込んでエコーとなって再びスピーカ4(第2のマイクロホン)によって拾われるためエコーが発生する。そこで、DSP39では、スピーカ4から回り込む受話音声に埋もれた送話音声(ヘッドセット使用者が声を出すときに耳内で発生する音声)を抽出するために、適応フィルタ(エコーキャンセラ)を使用してエコーを除去するデジタル信号処理を行う。イヤホンマイク用LSI40は、一つのイヤホンマイク5だけで全二重通信方式の双方向通話を行うときに、通話の明瞭性を高める。
ブルートゥース用LSI38には、例えばシーエスアール株式会社製のBlueCore3-Multimedia、BlueCore5-Multimedia(BlueCor:登録商標)が使用でき、イヤホンマイク用LSI40には、例えば三洋半導体株式会社製のLC70701LGが使用できる。
図4では、複数のスイッチ42のうち、モード切替えスイッチ43以外のスイッチは図示を省略したが、モード切替えスイッチ43と同様にブルートゥース用LSI38に接続される。また、複数のLED7のうち、モード表示用LED28以外のLED26,27の図示も省略したが、モード表示用LED28と同様にブルートゥース用LSI38に接続される。さらに、二次電池11の図示も省略した。
以上のように構成されたヘッドセット1の動作及び機能について説明する。
ヘッドセット1を使用するときは、ヘッドセット1を一方の耳に装着するとともに、ヘッドセット1の電源をオンにする。ヘッドセット1は、イヤホンマイク5を一方の耳の外耳道に差し込むことにより、ヘッドセットハウジング2の収音孔5を口元に向けた状態で、一方の耳に装着できる。ヘッドセット1は、電源スイッチボタン21を押下して電源スイッチをオン操作することにより、二次電池11から入力される電源がブルートゥースモジュール10の各部に対応した電圧に変換されて供給され、電源オン状態になる。ヘッドセット1は、電源がオンのとき、図4の二点鎖線で示す状態のモード切替えスイッチ回路41によってイヤホンマイク5のスピーカ4がブルートゥース用LSI38に接続されているときは、第1の通話モードで動作し、図4の実線で示す状態のモード切替えスイッチ回路41によってイヤホンマイク5のスピーカ4がイヤホンマイク用LSI40に接続されているときは、第2の通話モードで動作する。
第1の通話モードでは、ブルートゥース無線通信により携帯電話から送信される受話音声信号をアンテナ37より受信すると、受話音声信号はブルートゥース用LSI38に内蔵の音声コーデックから外部のモード切替えスイッチ回路41を介してイヤホンマイク5のスピーカ4へ出力され、そのスピーカ4より音声出力(再生)される。ヘッドセット使用者は、ヘッドセット1を装着した一方の耳で相手側の音声を聞くことができる。また、ヘッドセット1への音声入力は、ヘッドセット使用者の口から出された音声を拾う第1のマイクロホン3より行われる。送話音声信号は第1のマイクロホン3からブルートゥース用LSI38の音声コーデックへ入力され、アンテナ37から送信される。送信された送話音声信号はブルートゥース無線通信により、携帯電話で受信され、電話回線網を通じて相手側に伝えられる。ヘッドセット使用者の音声が相手側で聞くことができる。このように第1の通話モードは、ヘッドセット使用者の口から出された音声を拾う第1のマイクロホン3とイヤホンマイク5のスピーカ4(スピーカ機能)とを使用してのハンズフリー通話を実現する。
一方、第2の通話モードでは、ブルートゥース無線通信により、携帯電話から送信される受話音声信号をアンテナ37より受信すると、受話音声信号はブルートゥース用LSI38から外部のイヤホンマイク用LSI40経由でモード切替えスイッチ回路41を介してイヤホンマイク5のスピーカ4へ出力され、そのスピーカ4より音声出力(再生)される。ヘッドセット使用者は、ヘッドセット1を装着した一方の耳で相手側の音声を聞くことができる。また、ヘッドセット1への音声入力は、ヘッドセット使用者が声を出すときに耳内で発生する音声を拾うイヤホンマイク5のスピーカ4(第2のマイクロホン)より行われる。送話音声信号はモード切替えスイッチ回路41からイヤホンマイク用LSI40経由でブルートゥース用LSI38へ入力され、アンテナ37から送信される。送信された送話音声信号はブルートゥース無線通信により、携帯電話で受信され、電話回線網を通じて相手側に伝えられる。ヘッドセット使用者の音声が相手側で聞くことができる。このように第2の通話モードは、ヘッドセット使用者が声を出すときに耳内で発生する音声を拾うイヤホンマイク5のスピーカ4(第2のマイクロホン)と同じイヤホンマイク5のスピーカ4(スピーカ機能)、すなわち一つのイヤホンマイク5だけを使用してのハンズフリー通話を実現する。
このような第1の通話モードと第2の通話モードは、モード切替えスイッチボタン25を押下するだけで簡単に切替えることができる。ヘッドセット1を第1の通話モードで使用しているときに、モード切替えスイッチボタン25を押下すると、オン状態のモード切替えスイッチ43がオフに切替わり、そのモード切替えスイッチ43からのオフ入力に基づき、ブルートゥース用LSI38がモード切替えスイッチ回路41を図4の二点鎖線に示す状態から実線に示す状態に駆動制御して切替える。これにより、ブルートゥース用LSI38に接続されていたイヤホンマイク5のスピーカ4がイヤホンマイク用LSI40に切替え接続され、第1の通話モードから第2の通話モードに切替わる。一方、ヘッドセット1を第2の通話モードで使用しているときに、モード切替えスイッチボタン25を押下すると、オフ状態のモード切替えスイッチ43がオンに切替わり、そのモード切替えスイッチ43からのオン入力に基づき、ブルートゥース用LSI38がモード切替えスイッチ回路41を図4の実線に示す状態から二点鎖線に示す状態に駆動制御して切替える。これにより、イヤホンマイク用LSI40に接続されていたイヤホンマイク5のスピーカ4がブルートゥース用LSI38に切替え接続され、第2の通話モードから第1の通話モードに切替わる。
こうしてヘッドセット1は、口から出された音声を拾う第1のマイクロホン3と、内蔵スピーカ4が耳内に発生する音声を拾う第2のマイクロホンを兼ねるイヤホンマイク5と、第1のマイクロホン3とイヤホンマイク5のスピーカ機能とを働かせる第1の通話モードとイヤホンマイク5のマイクロホン機能とスピーカ機能を働かせる第2の通話モードとの切替えを行うモード切替え回路41(モード切替え手段)とを備えており、第1の通話モードが一般ヘッドセット機能となり、第2の通話モードは耳内に発生する音声が拾える機能になる。このヘッドセット1は、一般ヘッドセット機能と耳内に発生する音声が拾える機能とを備え、両機能を簡単に切替えることができ、例えば静寂下では一般ヘッドセット機能を使用してハンズフリー通話を行い、騒音下では耳内に発生する音声が拾える機能を使用してハンズフリー通話する等、両機能を使用環境に応じて使い方けることができる。すなわちこのヘッドセット1は、使用環境適応性を有する。
ヘッドセット1は、第1の通話モード(一般ヘッドセットモード)と第2の通話モード(耳内に発生する音声が拾えるモード)とのモード切替え操作に専用のモード切替えスイッチボタン25及びモード切替えスイッチ43を設けたが、これらは必ず設ける必要はなく、ヘッドセット1の基本操作用の電源スイッチボタン21及び電源スイッチ、フックスイッチボタン22及びフックスイッチ、ボリュームアップスイッチボタン23・ボリュームダウンスイッチボタン24及びボリュームアップスイッチ・ボリュームダウンスイッチ等を利用してソフト的にモード切替えを行えるようにしてもよい。例えば電源スイッチボタン21の2回連続押しやフックスイッチボタン22の長押し等によるブルートゥース用LSI38への信号入力によりモード切替えスイッチ回路41を駆動制御してモード切替えを行う。このように、ヘッドセット1の基本操作用のボタン及びスイッチをモード切替え操作に兼用することで、専用のモード切替えスイッチボタン25及びモード切替えスイッチ43が不要となり、ヘッドセット1のコストダウンや小型化が図れる。
ヘッドセット1は、電源をオンにしたとき、第1の通話モードでも第2の通話モードでも、どちらのモードからでも動作させることができる。例えばヘッドセット使用者による初期設定で第1の通話モード、又は、第2のモードのどちらか一方で電源がオンになるようしておくことができる。また、頻繁に使用するモードで電源がオンになるようにしておくこともできる。すなわちヘッドセット1の電源オフ時(電源スイッチボタン21を押下してオン状態の電源スイッチをオフにしたとき)には、電源をオフにする直前のモードをブルートゥース用LSI38が記憶し、記憶しているモードで電源がオンになるようにする。この場合、ヘッドセット使用者にとって使い勝手のよいヘッドセット1にできる。
ヘッドセット1では、各種操作が行われる(各スイッチボタン6が操作される)ごとに、ブルートゥース用LSI38が対応するLED26,27,28を駆動制御し、発光色や点灯パターンの相違によりヘッドセット1の各種状態をヘッドセット使用者に表示し、同時に、ブルートゥース用LSI38から各種操作に対応した単純な音信号が出力され、スピーカにより通知音が出力され、通知音の種類によりヘッドセット1の各種状態をヘッドセット使用者に通知する。
ヘッドセット1の各種状態を音声により通知するときは、その通知音の種類や音質を第1の通話モードと第2の通話モードとの間でさらに異ならせることで、ヘッドセット1を一方の耳に装着して使用しているときに、ヘッドセット使用者はどちらのモードで使用しているのかが簡単に判別できる。通知音は、各種操作全てで異ならせても、特定の操作に限って異ならせてもよい。特に、ボリュームのアップ・ダウン操作は通話中に行われることから、この操作の通知音を異ならせると、第1の通話モードと第2の通話モードの判別に効果的である。
ヘッドセット1の各種状態をLED表示するときも、その発光色や点灯パターンを第1の通話モードと第2の通話モードとの間でさらに異ならせることで、ヘッドセット1を一方の耳から外したときに、ヘッドセット使用者はどちらのモードで使用しているのかが簡単に判別できる。各LED26,27,28の発光色や点灯パターンは、各種操作全てで異ならせても、特定の操作に限って異ならせてもよい。
ヘッドセット1では、音声入力に、第1の通話モードではヘッドセット使用者の口から出された音声を拾う第1のマイクロホン3を使用するため、自然な音声に近い送話音声信号を得られるが、第2の通話モードでは第1のマイクロホン3は使用せずヘッドセット使用者が声を出すときに耳内に発生する音声を拾うイヤホンマイク5のスピーカ4(第2のマイクロホン)を使用するため、コモリがちで自然な音声に近い送話音声信号が得られない(耳内で発生する音声は、口から出された音声に比べて高域が減退し、音質が低下する傾向にある。)。このため、第2の通話モードではイヤホンマイク用LSI40に内蔵のDSP39を使用し、高域補正としてイコライジング調整処理を行い、コモリがちな耳内音声の特性を改善する。DSP39では、エコーの除去と同時にノイズキャンセラを使用してノイズを除去するデジタル信号処理も行われている。
このようにイヤホンマイク用LSI40側で高域補正としてのイコライジング調整を行う他に、第2の通話モードでは敢えて第1のマイクロホン3も動作させ、高域補正としてイコライジング調整処理を行うことができるDSP内蔵のブルートゥース用LSIを使用することで、第1のマイクロホン3から入力される音声信号に基づきブルートゥース用LSI側で高域補正としてイコライジング調整処理を行うこともできる。この場合、第1のマイクロホン3は、高域補正用として使用する他、ヘッドセット1を装着した耳で外部の音を聞くための補聴用としても使用できる。例えば補聴専用の操作ボタン及び操作スイッチを追加したり、ヘッドセット1の基本操作用のボタン及びスイッチを補聴操作に兼用し、そのボタンを押下している(スイッチをオンにしている)間のみヘッドセット1を装着した耳で外部の音を聞くことができるようにする。なお、シーエスアール株式会社製のBlueCore3-Multimedia、BlueCore5-Multimedia(BlueCor:登録商標)等はDSP内蔵のブルートゥース用LSIである。
次に、本発明2の一実施の形態について図5、図6を参照して説明する。
本発明1が、内蔵スピーカが耳内に発生する音声を拾う第2のマイクロホンを兼ねるイヤホンマイクと、イヤホンマイク専用のLSIを備えているのに対し、本発明2は、スピーカと耳内に発生する音声を拾う第2のマイクロホンとを別々に内蔵するイヤホンマイクを備え、イヤホンマイク専用のLSIは備えていない点で相違する。
図5は本発明2の一実施の形態に係るヘッドセットの要部(イヤホンマイク部)断面図である。なお、本発明1の一実施の形態に係るヘッドセットと同一構造部分には同一符号を付けて詳しい説明は省略する。
図5に示すように、ヘッドセット100は、イヤホンマイク5に代わるイヤホンマイク50を備えている。このイヤホンマイク50は、段付きの筒形状に形成されており、筒形状の根元側に大径部160を有し、筒形状の先端側に小径部170を有するとともに、筒形状の内側に導音孔180が形成され、筒形状の先端には導音孔180を外部に開放する音孔190が開口されているイヤホンマイクハウジング部140と、大径部160の奥側(導音孔190の途中)に設置されるスピーカ40と、小径部170に外嵌されるシリコンラバー等の弾性材料からなるカナル形状のイヤーピース(耳栓)200とで、カナル型イヤホン形状に形成されて、一方の耳の外耳道に差し込んで使用する。
また、イヤホンマイク50は、スピーカ40とは別に第2のマイクロホン101を設けている。イヤホンマイクハウジング部140は、大径部160の周壁部にマイク収容部102を設けるとともに、スピーカ40と音孔190との間の導音孔180から分岐してマイク収容部102に繋がる分岐導音孔103を設けている。そして、マイク収容部102に第2のマイクロホン101が設置され、第2のマイクロホン101は、ヘッドセット使用者が声を出すときに耳内に発生する音声を音孔190、導音孔180、分岐導音孔103を通して拾う。
図6は図5のヘッドセットのブルートゥースモジュールの概略ブロック図である。なお、本発明1の一実施の形態に係るヘッドセットのブルートゥースモジュールと同一構造部分には同一符号を付けて詳しい説明は省略する。
図6に示すように、ブルートゥースモジュール104は、ブルートゥース用LSI38に代わる、DSP105を内蔵するブルートゥース用LSI106と、モード切替えスイッチ回路41に代わるモード切替えスイッチ回路107等を含んで構成されている。
ここで、イヤホンマイク50のスピーカ40はブルートゥース用LSI106に常時接続され、第1のマイクロホン3とイヤホンマイク50の第2のマイクロホン101とは、モード切替えスイッチ回路107によりブルートゥース用LSI106に対して切替え可能に接続されている。
ブルートゥース用LSI106は、ブルートゥース無線通信機能を備えた携帯電話との間で、ブルートゥース無線通信により音声の送受信及びその制御と、ヘッドセット100における各種制御を行う。また、ブルートゥース用LSI106に内蔵のDSP105は、イヤホンマイクLSI40に内蔵のDSP39の機能を担う。すなわちイヤホンマイク50でも、一つのイヤホンマイク50だけで全二重通信方式の双方向通話を行うときは、スピーカ40より出力される受話音声は耳の中で回り込んでエコーとなって再び第2のマイクロホン101によって拾われるためエコーが発生する。そこで、DSP105では、スピーカ40から回り込む受話音声に埋もれた送話音声(ヘッドセット使用者が声を出すときに耳内で発生する音声)を抽出するために、適応フィルタ(エコーキャンセラ)を使用してエコーを除去するデジタル信号処理を行う。DSP105は、一つのイヤホンマイク50だけで全二重通信方式の双方向通話を行うときに、通話の明瞭性を高める。さらに、高域補正としてのイコライジング調整処理、ノイズキャンセラを使用してノイズを除去するデジタル信号処理も行う。
以上のように構成されたヘッドセット100の動作及び機能について説明する。
ヘッドセット100を使用するときは、ヘッドセット100を一方の耳に装着するとともに、ヘッドセット100の電源をオンにする。ヘッドセット100は、電源がオンのとき、図6の二点鎖線で示す状態のモード切替えスイッチ回路107によって第1のマイクロホン3がブルートゥース用LSI106に接続されているときは、第1の通話モードで動作し、図6の実線で示す状態のモード切替えスイッチ回路107によってイヤホンマイク5の第2のマイクロホン101がブルートゥース用LSI106に接続されているときは、第2の通話モードで動作する。
第1の通話モードでは、ブルートゥース無線通信により携帯電話から送信される受話音声信号をアンテナ37より受信すると、受話音声信号はブルートゥース用LSI106に内蔵のDSP105から音声コーデック経由で外部のイヤホンマイク50のスピーカ40へ出力され、そのスピーカ40より音声出力(再生)される。ヘッドセット使用者は、ヘッドセット100を装着した一方の耳で相手側の音声を聞くことができる。また、ヘッドセット100への音声入力は、ヘッドセット使用者の口から出された音声を拾う第1のマイクロホン3より行われる。送話音声信号は第1のマイクロホン3からブルートゥース用LSI106の音声コーデックへ入力され、DSP105経由でアンテナ37から送信される。送信された送話音声信号はブルートゥース無線通信により、携帯電話で受信され、電話回線網を通じて相手側に伝えられる。ヘッドセット使用者の音声が相手側で聞くことができる。このように第1の通話モードは、ヘッドセット使用者の口から出された音声を拾う第1のマイクロホン3とイヤホンマイク50のスピーカ40とを使用してのハンズフリー通話を実現する。
一方、第2の通話モードでは、ブルートゥース無線通信により携帯電話から送信される受話音声信号をアンテナ37より受信すると、第1の通話モードと同様に、受話音声信号はブルートゥース用LSI106に内蔵のDSP105から音声コーデック経由で外部のイヤホンマイク50のスピーカ40へ出力され、そのスピーカ40より音声出力(再生)される。ヘッドセット使用者は、ヘッドセット100を装着した一方の耳で相手側の音声を聞くことができる。また、ヘッドセット100への音声入力は、ヘッドセット使用者が声を出すときに耳内で発生する音声を拾うイヤホンマイク50の第2のマイクロホン101より行われる。送話音声信号は第2のマイクロホン101からブルートゥース用LSI106の音声コーデックへ入力され、DSP105経由でアンテナ37から送信される。送信された送話音声信号はブルートゥース無線通信により、携帯電話で受信され、電話回線網を通じて相手側に伝えられる。ヘッドセット使用者の音声が相手側で聞くことができる。このように第2の通話モードは、ヘッドセット使用者が声を出すときに耳内で発生する音声を拾うイヤホンマイク50の第2のマイクロホン101とイヤホンマイク50のスピーカ40、すなわち一つのイヤホンマイク50だけを使用してのハンズフリー通話を実現する。
このような第1の通話モードと第2の通話モードは、モード切替えスイッチボタン25を押下するだけで簡単に切替えることができる。ヘッドセット100を第1の通話モードで使用しているときに、モード切替えスイッチボタン25を押下すると、オン状態のモード切替えスイッチ25がオフに切替わり、そのモード切替えスイッチ25からのオフ入力に基づき、ブルートゥース用LSI106がモード切替えスイッチ回路107を図6の二点鎖線に示す状態から実線に示す状態に駆動制御して切替える。これにより、ブルートゥース用LSI106には第1のマイクロホン3に代わってイヤホンマイク50の第2のマイクロホン101が接続され、第1の通話モードから第2の通話モードに切替わる。一方、ヘッドセット100を第2の通話モードで使用しているときに、モード切替えスイッチボタン25を押下すると、オフ状態のモード切替えスイッチ43がオンに切替わり、そのモード切替えスイッチ43からのオン入力に基づき、ブルートゥース用LSI106がモード切替えスイッチ回路107を図6の実線に示す状態から二点鎖線に示す状態に駆動制御して切替える。これにより、ブルートゥース用LSI106にはイヤホンマイク50のスピーカ40に代わって第1のマイクロホン3が接続され、第2の通話モードから第1の通話モードに切替わる。
こうしてヘッドセット100は、口から出された音声を拾う第1のマイクロホン3と、スピーカ40と耳内に発生する音声を拾う第2のマイクロホン101とを別々に内蔵するイヤホンマイク50と、第1のマイクロホン3とイヤホンマイク50のスピーカ40とを働かせる第1の通話モードとイヤホンマイク50のスピーカ40と第2のマイクロホン101とを働かせる第2の通話モードとの切替えを行うモード切替え回路107(モード切替え手段)とを備えており、第1の通話モードが一般ヘッドセット機能となり、第2の通話モードは耳内に発生する音声が拾える機能になる。このヘッドセット100は、一般ヘッドセット機能と耳内に発生する音声が拾える機能とを備え、両機能を簡単に切替えることができ、例えば静寂下では一般ヘッドセット機能を使用してハンズフリー通話を行い、騒音下では耳内に発生する音声が拾える機能を使用してハンズフリー通話する等、両機能を使用環境に応じて使い方けることができる。すなわちこのヘッドセット100は、使用環境適応性を有する。
ヘッドセット100の他の動作及び機能については、ヘッドセット1と同様の動作及び機能となる。
以上、本発明1、及び本発明2の好適な一実施の形態を説明したが、本発明1、及び本発明2はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形実施することができる。例えばブルートゥース用LSIはヘッドセットと携帯電話とを無線接続し、両者の間で音声通信を行う近距離無線通信手段の一例であり、その他の近距離無線通信手段を用いてもよく、また、近距離無線通信に必要なほとんどの機能をワンチップに集積せず、個別の回路を組み合わせて実行してもよい。イヤホンマイク用LSIについても一つのイヤホンマイクだけで全二重通信方式の双方向通話を行うときに、通話の明瞭性を高めるデジタル信号処理(DSP)の一例であり、そのデジタル信号処理に必要なほとんどの機能をワンチップに集積せず、個別の回路を組み合わせて実行してもよい。ダイナミック型のスピーカについてもマイクロホンを兼ねることができるスピーカの一例であり、ダイナミック型以外のものであってもよい。
1,100 ヘッドセット
3 第1のマイクロホン
4,40 スピーカ
5,50 イヤホンマイク
41,107 モード切替えスイッチ回路(モード切替え手段)
101 第2のマイクロホン

Claims (2)

  1. 口から出された音声を拾う第1のマイクロホンと、内蔵スピーカが耳内に発生する音声を拾う第2のマイクロホンを兼ねるイヤホンマイクと、前記第1のマイクロホンと前記イヤホンマイクのスピーカ機能とを働かせる第1の通話モードと前記イヤホンマイクのマイクロホン機能とスピーカ機能を働かせる第2の通話モードとの切替えを行うモード切替え手段とを備えたことを特徴とするヘッドセット。
  2. 口から出された音声を拾う第1のマイクロホンと、スピーカと耳内に発生する音声を拾う第2のマイクロホンとを別々に内蔵するイヤホンマイクと、前記第1のマイクロホンと前記イヤホンマイクのスピーカとを働かせる第1の通話モードと前記イヤホンマイクのスピーカと第2のマイクロホンとを働かせる第2の通話モードとの切替えを行うモード切替え手段とを備えたことを特徴とするヘッドセット。
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