JP2010171880A - 音声信号処理装置 - Google Patents

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浩三 奥田
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Abstract

【課題】周囲の騒音に応じて、音質の良い音声信号を出力する。
【解決手段】音声信号処理装置は、利用者から発声される音声に応じた第1音声信号と、利用者が発声した際に利用者の鼓膜から出力される音声に応じた第2音声信号との何れか一方が入力信号として入力され、入力信号のノイズレベルに応じた制御信号を出力する制御信号出力部と、制御信号に応じて、第1音声信号と第2音声信号とのうち何れかを一方を出力する音声信号出力部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、音声信号処理装置に関する。
携帯電話等を利用しながら他の作業を行う場合、利用者は、両手を自由に使用するためにハンズフリーセットを用いることがある。ハンズフリーセットとしては、例えば、イヤホン及びマイクを備えたヘッドセットやイヤホンマイク、耳の中に発せられる音声を受音する方式のイヤホンマイクが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2006−287721号公報 特開2003−9272号公報
前述のイヤホン及びマイクを備えたヘッドセットやイヤホンマイクにおけるマイクには、利用者の口から発声される音声のみならず、利用者の周辺の騒音が混入することがある。このため、騒音が大きい環境下では、通話の際の音質が悪化し、通話そのものが困難になることがある。一方、耳の中の音声を受音する方式のイヤホンマイクは、利用者の耳に装着され、利用者の鼓膜から出力される音声を電気的な音声信号に変換する。このため、騒音が大きい環境下でも、通話が困難になることは無い。しかしながら、一般的に鼓膜から出力される音声の周波数特性は、口から発声される音声の周波数特性と異なり、鼓膜から出力される音声は、いわゆるこもった音声となる。この結果、一般に、耳の中の音声を受音する方式のイヤホンマイクを用いた場合、イヤホン及びマイクを備えたヘッドセットやイヤホンマイクを用いた場合と比較すると、特に静音下において通話の際の音質が劣ってしまう。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、周囲の騒音に応じて、音質の良い音声信号を出力可能な音声信号処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一つの側面に係る音声信号処理装置は、利用者から発声される音声に応じた第1音声信号と、前記利用者が発声した際に前記利用者の鼓膜から出力される音声に応じた第2音声信号との何れか一方が入力信号として入力され、前記入力信号のノイズレベルに応じた制御信号を出力する制御信号出力部と、前記制御信号に応じて、前記第1音声信号と前記第2音声信号とのうち何れかを一方を出力する音声信号出力部と、を備えることとする。
周囲の騒音に応じて、音質の良い音声信号を出力可能な音声信号処理装置を提供することができる。
本発明の一実施形態であるイヤホンマイクLSI1Aの構成を示す図である。 DSP3の一実施形態を示す図である。 出力信号生成部56Aの構成を示す図である。 ノイズレベル算出部70の構成を示す図である。 出力信号生成部56Aが音声信号を出力する際の処理の一例を示すフローチャートである。 ノイズレベル算出部70がノイズレベルNpを算出する際の処理の一例を示すフローチャートである。 出力信号生成部56Bの構成を示す図である。 出力信号生成部56Bが音声信号を出力する際の処理の一例を示すフローチャートである。 出力信号生成部56Cの構成を示す図である。 出力信号生成部56Cが音声信号を出力する際の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態であるイヤホンマイクLSI1Bの構成を示す図である。 本発明の一実施形態であるイヤホンマイクLSI1Cの構成を示す図である。 本発明の一実施形態であるイヤホンマイクLSI1Dの構成を示す図である。 本発明の一実施形態であるイヤホンマイクLSI1Eの構成を示す図である。 DSP400の構成を示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
<<全体構成及びイヤホンマイクLSIの第1の実施形態>>
まず、本発明の一実施形態であるイヤホンマイクLSI(LSI:Large Scale Integration)の構成について説明する。図1は、イヤホンマイクLSI(音声信号処理装置)の第1の実施形態であるイヤホンマイクLSI1Aの構成を示すブロック図である。
本実施形態では、利用者がイヤホンマイク30及びマイク31を装着し、携帯電話36を用いて相手側と通話することとする。
イヤホンマイク30は、耳の中の音声を受音する方式のイヤホンマイクである。具体的には、イヤホンマイク30は、端子20から入力される音声信号に基づいて、振動板(不図示)を振動させることにより音声を発生するスピーカ機能を有する。また、イヤホンマイク30は、当該イヤホンマイク30を装着している者が音声を発したときの鼓膜の振動を振動板の振動に換えることにより音声信号を生成するマイク機能も有するものである。なお、この鼓膜から出力される音声に応じた音声信号を生成するイヤホンマイク30は周知の技術であり、例えば特開2003−9272号公報等に記載されている。そして、イヤホンマイク30により生成された音声信号が、端子20を介してイヤホンマイクLSI1Aに入力される。また、端子20を介してイヤホンマイク30に出力された信号は反射されて端子20からイヤホンマイクLSI1Aに入力される。ここで、反射されてくる信号とは、例えば、イヤホンマイク30を通じて戻ってくる信号や、イヤホンマイク30から出力された音が耳の中で反射し、その反射音がイヤホンマイク30によって音声信号に変換された信号等である。なお、端子20は、出力信号と入力信号が排他的に入出力されるものではない。例えば、端子20は、出力信号と入力信号とが同時に入出力される場合もある。
マイク31は、マイク31を装着している者の口から発声された音声を、振動板(不図示)の振動に換えることにより音声信号を生成するマイクである。マイク31により生成された音声信号は、端子21を介してイヤホンマイクLSI1Aに入力される。
CPU32は、メモリ33に記憶されたプログラムを実行することにより、端子22を介してイヤホンマイクLSI1Aを統括制御する。例えば、CPU32は、イヤホンマイクLSI1Aを動作させるための電源投入を検出したときに、後述するインパルス応答に基づくフィルタ係数の設定処理を実行させるための指示信号をDSP3に出力する。また、例えば、イヤホンマイクLSI1Aをリセットするためのリセット信号が入力されると、CPU32が前述の指示信号をDSP3に出力するようにすることもできる。
メモリ33は、フラッシュメモリ等の不揮発性で書き込み可能な記憶領域であり、CPU32が実行するプログラムの他に、イヤホンマイクLSI1Aを制御するために必要となる各種のデータを格納している。
ボタン34は、例えば、イヤホンマイクLSI1Aを起動、停止させるための指示をCPU32に伝えるためのものである。また、ボタン34は、例えば、イヤホンマイクLSI1Aにインパルス応答を取得させる指示をCPU32に伝えるためにも使用される。
表示ランプ35は、LED(Light Emitting Diode)等により構成される発光装置であり、CPU32の制御により点灯または点滅する。例えば、表示ランプ35は、イヤホンマイクLSI1Aが起動される際に点灯し、イヤホンマイクLSI1Aの動作が停止されると消灯する。
携帯電話36は、端子24から出力される利用者の音声信号を相手側に送信し、受信した相手側の音声を、音声信号としてイヤホンマイクLSI1Aの端子23に出力する。なお、携帯電話36と端子23,24とは信号線を介して接続されていることとする。
DSP3は、図2に示すように、DSPコア40、RAM(Random Access Memory)41、ROM(Read Only Memory)42を含んで構成されている。また、FIRフィルタ50,51、インパルス応答取得部52、フィルタ係数設定部53、減算部54、適応フィルタ55、及び出力信号生成部56は、DSPコア40がRAM41又はROM42に格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、FIRフィルタ50,51のフィルタ係数は、RAM41に記憶される。
ADコンバータ4には、携帯電話36からの音声信号が端子23を介して入力される。そして、ADコンバータ4は、音声信号に対してアナログ・デジタル変換処理したデジタル信号を、DSP3に出力する。DSP3に入力されたデジタル信号は、FIRフィルタ50,51にそれぞれ入力される。FIRフィルタ50は、入力されるデジタル信号に対して当該FIRフィルタ50のフィルタ係数に基づいて畳み込み演算処理を施したデジタル信号を、DAコンバータ7に出力する。また同時に、FIRフィルタ51は、入力されるデジタル信号に対して当該FIRフィルタ51のフィルタ係数に基づいて畳み込み演算処理を施したデジタル信号をDAコンバータ8に出力する。
DAコンバータ7は、FIRフィルタ50からの出力信号に対してデジタル・アナログ変換処理したアナログ信号を増幅回路10に出力する。増幅回路10は、所定の増幅率にてアナログ信号を増幅して差動増幅回路14の+入力端子に出力する。
DAコンバータ8は、FIRフィルタ51からの出力信号に対してデジタル・アナログ変換処理したアナログ信号を増幅回路12に出力する。増幅回路12は、所定の増幅率にてアナログ信号を増幅して差動増幅回路14の−入力端子に出力する。
差動増幅回路14の+入力端子には、増幅回路10から出力されるアナログ信号と、端子20から入力されるアナログ信号とを合わせた信号が入力され、−入力端子には、増幅回路12から出力されるアナログ信号が入力される。そして、差動増幅回路14は、+入力端子に入力されるアナログ信号と、−入力端子に入力されるアナログ信号との差分を増幅した信号を出力する。増幅回路11は、差動増幅回路14の出力信号を所定の増幅率で増幅して出力する。
ADコンバータ5は、増幅回路11からのアナログ信号に対してアナログ・デジタル変換処理したデジタル信号を、DSP3に出力する。DSP3に入力されたデジタル信号は、減算部54でエコー除去処理が施されたうえで、出力信号生成部56に出力される。
増幅回路13は、端子21を介して入力されるマイク31からの音声信号を所定の増幅率で増幅する。ADコンバータ6は、増幅回路13からのアナログ信号に対してアナログ・デジタル変換処理したデジタル信号を、DSP3に入力する。DSP3に入力されたデジタル信号は、出力信号生成部56に出力される。
インパルス応答取得部52は、FIRフィルタ50の出力にインパルスを発生させた際のADコンバータ5からのインパルス応答と、FIRフィルタ51の出力にインパルスを発生させた際のADコンバータ5からのインパルス応答とを取得する。フィルタ係数設定部53は、増幅回路10の出力信号と、増幅回路10の出力信号がイヤホンマイク20を介して反射されて戻ってくる信号とを合わせた信号、すなわちエコーが、増幅回路12の出力信号を用いて差動増幅回路14で除去または減衰されるように、インパルス応答取得部52によって取得されたインパルス応答に基づいてFIRフィルタ50,51のフィルタ係数を設定する。
減算部54は、ADコンバータ5から入力される信号から、適応フィルタ55から出力される信号を減算して出力する。適応フィルタ55には、FIRフィルタ50から出力される信号と、減算部54の出力信号とが入力されている。そして、適応フィルタ55には、FIRフィルタ50から出力される相手側からの音声信号が送信されてきており、イヤホンマイク20の装着者が発話していない状態において、減算部54から出力される信号が所定レベル以下となるようにフィルタ係数を適応的に変化させる。このように、減算部54ではエコーが除去または減衰されるため、減算部54からは、イヤホンマイク30のマイク機能により生成された音声信号が出力されることとなる。なお、適応フィルタ55の構成及びフィルタ係数の設定動作については、例えば、特開2006−304260号公報に開示された適応フィルタの構成及び動作と同等とすることができる。
出力信号生成部56は、減算部54から出力されるイヤホンマイク30からの音声信号と、ADコンバータ6から出力されるマイク31からの音声信号とが入力される。そして、出力信号生成部56は、マイク31からの音声信号のノイズレベルに応じて、例えば、入力される音声信号の何れか一方を出力する。
このようなイヤホンマイクLSI1Aでは、ADコンバータ4に入力された音声信号が、端子20を介してイヤホンマイク30に出力され、イヤホンマイク30の振動板が振動して音声が出力される。また、発生するエコーは差動増幅回路14と、減算部54及び適応フィルタ55とによって除去または減衰される。なお、完全にエコーを除去できなかった場合は、減衰されたエコーを含む信号が出力されることとなる。また、イヤホンマイク30及びマイク31を装着している利用者が音声を発すると、イヤホンマイク30の振動板と、マイク31の振動板とが振動し、夫々から音声信号が生成される。イヤホンマイク30にて生成された音声信号は、端子20を介してDSP3に入力され、結果的に出力信号生成部56に入力される。また、マイク31にて生成された音声信号は、端子21を介してDSP3に入力され、結果的に出力信号生成部56に入力される。そして、出力信号生成部56は、マイク31の音声信号のノイズレベル、すなわち利用者の周辺のノイズレベルに基づいて、例えば、イヤホンマイク30からの音声信号とマイク31の音声信号との何れかを選択する。選択された音声信号は、DAコンバータ9でアナログ信号に変換された後、端子24を介して携帯電話36に入力されるため、相手側に送信されることとなる。なお、ここでは、マイク31に入力される音声に応じた音声信号、すなわち、ADコンバータ6によりデジタル変換された音声信号を音声信号D1とする。さらに、イヤホンマイク30に入力される音声に応じた音声信号、すなわち、ADコンバータ5でデジタル変換されるとともに、減算部54でエコーが減衰または除去された音声信号を音声信号D2とする。また、インパルス応答の取得およびフィルタ係数の設定については、例えば、特開2006−304260号公報に開示された方法と同様の方法により行うことができる。
==出力信号生成部の第1の実施形態==
次に、本実施形態の出力信号生成部56の詳細について説明する。図3は、出力信号生成部56の第1の実施形態である出力信号生成部56Aの構成を示すブロック図である。出力信号生成部56Aは、利用者の周囲のノイズレベルに応じて、音声信号D1または音声信号D2の何れかを出力する。
音声信号出力部60は、制御信号CONTに基づいて、マイク31に入力される音声に応じた音声信号D1とイヤホンマイク30に入力される音声に応じた音声信号D2とのうち何れか一方を出力する。具体的には、制御信号CONTが、例えばローレベル(以下、Lレベル)の場合、音声信号D1を出力し、制御信号CONTが、例えばハイレベル(以下、Hレベル)の場合、音声信号D2を出力する。
制御信号出力部61Aは、音声信号D1のノイズレベル、すなわち、マイク31が検出する利用者の周辺のノイズレベルに基づいて、制御信号CONTを変化させる。なお、本実施形態の比較部71、カウント部72、及び信号出力部73が本発明の制御信号生成部に相当し、カウント部72及び信号出力部73が本発明の生成部に相当する。
ノイズレベル算出部70は、入力される音声信号D1のノイズレベルNpを算出する。ノイズレベル記憶部80は、算出されたノイズレベルNpを記憶する。短時間パワー算出部81は、例えば、数式(1)に示す様な計算式にて、時刻tにおける短時間パワーPtを算出する。
Figure 2010171880

・・・(1)
ここで、Ptは、前述のように時刻tにおける短時間パワーであり、D1tは、時刻tにおける音声信号D1である。つまり、本実施形態における短時間パワーPtは、時刻tから過去Nサンプルの音声信号D1の絶対値の平均として規定される。なお、本実施形態における短時間パワーPtは、上記の式(1)に基づいて算出することとしたが、これに限られるものでは無い。音声信号D1の絶対値の平均でなく、例えば、音声信号D1の二乗和や、二乗和の平方根を用いても良い。
更新部82は、算出された短時間パワーPtと、ノイズレベル記憶部80に記憶されたノイズレベルNpとを比較する。そして、短時間パワーPtがノイズレベルNpより低い場合、更新部82はノイズレベルNpを低下させるために、ノイズレベルNpから所定の補正値N1を減算する。そして更新部82は、減算されたノイズレベルNpをノイズレベル記憶部80に格納する。一方、短時間パワーPtがノイズレベルNpより高い場合、更新部82はノイズレベルNpを上昇させるために、ノイズレベルNpから所定の補正値N2を加算する。そして更新部82は、加算されたノイズレベルNpをノイズレベル記憶部80に格納する。この様に、更新部82は、短時間パワーPtとノイズレベルNpとを比較する度に、ノイズレベルNpを更新する。
比較部71は、ノイズレベルNpが更新されると、ノイズレベルNpと所定のレベルのしきい値P1とを比較し、比較結果を出力する。
カウント部72は、比較部71がノイズレベルNpとしきい値P1とを比較する度に、比較結果に基づいてカウント値を変化させる。具体的には、ノイズレベルNpがしきい値P1より高いことを示す比較結果を比較部71が出力すると、カウント部72は、カウント値を例えば“1”だけインクリメントする。一方、ノイズレベルNpがしきい値P1より低いことを示す比較結果を比較部71が出力すると、カウント部72は、カウント値をゼロクリアする。そして、カウント部72は、カウント値が所定のカウント値Cより高くなると、信号出力部73に、Hレベルの制御信号CONTを出力させる。一方、カウント部72は、カウント値が所定のカウント値C以下の場合、信号出力部73に、Lレベルの制御信号CONTを出力させる。
信号出力部73は、前述のように、カウント部72のカウント値に基づいた制御信号CONTを音声信号出力部60に出力する。
続いて、出力信号生成部56Aが音声信号を出力する際の動作の詳細について説明する。図5は、本実施形態の出力信号生成部56Aが、音声信号を出力する際の処理の一例を示すフローチャートである。なお、ここでは、イヤホンマイクLSI1Aは、起動されると、前述のインパルス応答の取得およびフィルタ係数の設定の夫々を実行することとする。
まず、利用者が、イヤホンマイクLSI1Aを起動させるべくボタン34を操作すると、イヤホンマイクLSI1Aは、CPU32からの指示に基づいて起動する。そして、イヤホンマイクLSI1Aが起動されると、短時間パワー算出部81は、短時間パワーPtを算出するとともに、算出された短時間パワーPtを初期のノイズレベルNpとしてノイズレベル記憶部80に記憶する(S100)。なお、ここでは、短時間パワー算出部81の算出結果を初期のノイズレベルNpとしたが、例えば、イヤホンマイクLSI1Aが起動されると、所定の値が初期のノイズレベルNpとしてノイズレベル記憶部80に記憶されることとしても良い。また、カウント部72は、カウント値をゼロクリアする(S100)。そして利用者は、携帯電話36を操作し、通話を開始する(S101)。つぎに、ノイズレベル算出部70は、通話中におけるノイズレベルNpの算出処理を実行する(S102)。ここで、ステップS102におけるノイズレベルNpの算出処理の一例を、図6に示すフローチャートを参照しつつ説明する。まず、短時間パワー算出部81は、短時間パワーPtを算出する(S200)。そして、更新部82は、算出された短時間パワーPtとノイズレベル記憶部80に記憶されたノイズレベルNpとを比較する(S201)。算出された短時間パワーPtが、ノイズレベルNpより低い場合(S201:NO)、更新部82は、ノイズレベル記憶部80に記憶されている現在のノイズレベルNpに対して補正値N1を減算する(S202)。一方、算出された短時間パワーPtが、ノイズレベルNpより高い場合(S201:YES)、更新部82は、ノイズレベル記憶部80に記憶されている現在のノイズレベルNpに対して補正値N2を加算する(S203)。この結果、処理S202,S203の何れかが実行されると、ノイズレベルNpは更新されることとなる。なお、本実施形態では、補正値N1を補正値N2より大きく設定している。このため、例えば、ノイズレベルNpが高くなる際の変化幅はノイズレベルNpが低くなる際の変化幅より小さくなる。したがって、短時間パワー算出部81が短時間パワーPtを算出する際に、例えば音声を検出し、短時間パワーPtがノイズレベルNpより高くなる場合であっても、ノイズレベルNpが直ちに大きく上昇することは無い。一方、短時間パワーPtがノイズレベルNpより低くなると、ノイズレベルNpは大きく低下することとなる。このため、本実施形態では、音声信号D1に基づいて、精度良く利用者の周囲のノイズレベルNpを算出することが可能となる。そして、ステップS202,S203の処理が実行されると、比較部71は、更新されたノイズレベル記憶部80におけるノイズレベルNpと、所定レベルのしきい値P1とを比較する(S103)。そして、ノイズレベルNpがしきい値P1より低い場合(S103:NO)、カウント部72は、カウント値をゼロクリアし(S104)、信号出力部73は、カウント部72のカウント値に基づいて、Lレベルの制御信号CONTを出力する(S105)。この結果、音声信号出力部60は、音声信号D1と音声信号D2とのうち、音声信号D1を選択して出力する。
また、ノイズレベルNpがしきい値P1より高い場合(S103:YES)、カウント部72は、カウント値を“1”だけインクリメントする(S106)。そして、カウント部72のカウント値が、所定のカウント値C以下の場合(S107:NO)、信号出力部73は、カウント値に基づいて、Lレベルの制御信号CONTを出力する(S105)。このため、前述の場合と同様に、音声信号出力部60からは音声信号D1が出力されることとなる。一方、カウント部72は、カウント値を“1”だけインクリメントした結果(S106)、カウント部72のカウント値が、所定のカウント値Cより大きくなると(S107:YES)、信号出力部73は、Hレベルの制御信号CONTを出力する。この結果、音声信号出力部60は、音声信号D2を選択して出力することとなる。また、前述の処理S105,S108の処理が終了した後、利用者が通話を継続していると(S109:YES)、DSP3は前述の処理102〜S109までの処理を繰り返す。一方、利用者が通話を終了し(S109:NO)、例えば、イヤホンマイクLSI1Aを停止させるべくボタン34を操作すると、前述した処理(S102〜S109)は終了することとなる。
==出力信号生成部の第2の実施形態==
ここで、本実施形態の出力信号生成部56の第2の実施形態である出力信号生成部56Bについて説明する。図7は、出力信号生成部56Bの構成を示すブロック図である。なお、出力信号生成部56Bにおける音声信号出力部60は、出力信号生成部56Aにおける音声信号出力部60と同じである。したがって、音声信号出力部60は、Lレベルの制御信号CONTに基づいて、音声信号D1を出力し、Hレベルの制御信号CONTに基づいて、音声信号D2を出力する。
制御信号出力部61Bは、音声信号D1のノイズレベルに基づいて制御信号CONTを変化させる。
最小値算出部75は、所定期間T1におけるノイズレベルNpの最小値Pminを算出する。ここで、本実施形態の短時間パワー算出部81は、音声信号D1のN個サンプリングを所定期間T1に実行して短時間パワーPtを算出することとする。このため、最小値算出部75は、所定期間T1におけるノイズレベルNpの最小値Pminを、N個の音声信号D1の絶対値から算出する。具体的には、最小値算出部75は、N個の音声信号D1の絶対値の最小値をノイズレベルNpの最小値Pminとして算出する。なお、前述の所定期間T1は、利用者が通話する際に息継ぎ等が入る間隔、すなわち、マイク31に利用者の口から発声される音声が無くなる間隔等を考慮して定められている。
制御信号生成部76は、ノイズレベルNpの最小値Pminと、所定のしきい値P2とを比較し、比較結果に応じて制御信号CONTを変化させる。具体的には、制御信号生成部76は、最小値Pminがしきい値P2以上の場合、Hレベルの制御信号CONTを出力する。一方、制御信号生成部76は、最小値Pminがしきい値P2より低い場合、Lレベルの制御信号CONTを出力する。
続いて、出力信号生成部56Bが音声信号を出力する際の動作の詳細について説明する。図8は、本実施形態の出力信号生成部56Bが、音声信号を出力する際の処理の一例を示すフローチャートである。なお、ここでは、イヤホンマイクLSI1Aは、起動されると、前述のインパルス応答の取得およびフィルタ係数の設定の夫々を実行することとする。
まず、利用者が、イヤホンマイクLSI1Aを起動させるべくボタン34を操作すると、イヤホンマイクLSI1Aは、CPU32からの指示に基づいて起動する。そして、イヤホンマイクLSI1Aが起動されると、短時間パワー算出部81は、短時間パワーPtを算出するとともに、算出された短時間パワーPtを初期のノイズレベルNpとしてノイズレベル記憶部80に記憶する(S300)。そして利用者は、携帯電話36を操作し、通話を開始する(S301)。つぎに、ノイズレベル算出部70は、通話中におけるノイズレベルNpの算出処理を実行する(S302)。なお、ノイズレベルNpの算出処理(S302)は、前述の図6で示した処理S200〜S203の処理と同様である。そして、最小値算出部75は、所定期間T1におけるノイズレベルの最小値Pminを算出する(S303)。制御信号生成部76は、算出された最小値Pminとしきい値P2とを比較する(S304)。そして、最小値Pminがしきい値P2より高い場合(S304:YES)、すなわち、利用者の周辺の騒音が大きくなり、音声信号D1のノイズレベルの最小値Pminがしきい値P2より高い場合、制御信号生成部76は、Hレベルの制御信号CONTを出力する(S305)。この結果、音声信号出力部60からは、イヤホンマイク30からの音声に応じた音声信号D2が出力されることとなる。
一方、最小値Pminがしきい値P2より低い場合(S304:NO)、すなわち、利用者の周囲が静音下にあり、音声信号D1のノイズレベルの最小値Pminがしきい値P2より低い場合、制御信号生成部76は、Lレベルの制御信号CONTを出力する(S306)。この結果、音声信号出力部60からは、マイク31からの音声に応じた音声信号D1が出力されることとなる。
また、前述の処理S305,S306の処理が終了した後、利用者が通話を継続していると(S307:YES)、DSP3は前述の処理302〜S306までの処理を繰り返す。一方、利用者が通話を終了し(S307:NO)、例えば、イヤホンマイクLSI1Aを停止させるべくボタン34を操作すると、前述の処理(S302〜S307)は終了することとなる。
==出力信号生成部の第3の実施形態==
ここで、本実施形態の出力信号生成部56の第3の実施形態である出力信号生成部56Cについて説明する。
図9は、出力信号生成部56Cの構成を示すブロック図である。
ノイズレベル算出部70は、前述の出力信号生成部56Aにおけるノイズレベル算出部70と同じである。
音声信号出力部90は、後述する係数算出部91から算出される係数β(0≦β≦1)と係数(β―1)の夫々を音声信号D2、音声信号D1に乗算するとともに、乗算結果を加算して出力する。このため、音声信号出力部90から出力される音声信号D3は、音声信号D3=音声信号D2×β+音声信号D1×(1−β)となる。なお、係数βが本発明における第2係数に相当し、係数(1−β)が本発明における第1係数に相当する。
係数算出部91は、最小値算出部75及び演算部100を含んで構成される。最小値算出部75は、前述の出力信号生成部56Bにおける最小値算出部75と同じである。このため、最小値算出部75からは、ノイズレベルNpの最小値Pminが算出される。
演算部100は、前述の係数βを算出するために、ノイズレベルNpの最小値Pminに対し、所定の係数αを乗算する。つまり本実施形態においては、係数β、所定の係数α、最小値Pminとの間には、β=α×Pminの関係が成立する。なお、本実施形態における係数αは、例えば、利用者がマイク31を用いて会話することが困難となるような騒音時において算出された最小値Pmin1に対し、α×Pmin1=1.0となるような値である。このため、例えば、ノイズレベルNpの最小値Pminが、前述の最小値Pmin1より小さくなると、係数βも小さくなる。一方、ノイズレベルNpの最小値Pminが、前述の最小値Pmin1より大きくなると、係数βは大きくなる。但し、本実施形態において、係数βの最大値は1とするため、係数βが1より大きくなった場合は、演算部100は、係数βに1を設定する。
このため、例えば、利用者の周囲の騒音が大きくなると、係数βが大きくなるため、音声信号出力部90から出力される音声信号D3において、イヤホンマイク30の音声に応じた音声信号D2の占める割合が高くなる。一方、利用者の周囲の騒音が小さくなると、係数βが小さくなるため、音声信号D3において、マイク31の音声に応じた音声信号D1の占める割合が高くなる。
続いて、出力信号生成部56Cが音声信号D3を出力する際の動作の詳細について説明する。図10は、本実施形態の出力信号生成部56Cが、音声信号D3を出力する際の処理の一例を示すフローチャートである。なお、ここでは、イヤホンマイクLSI1Aは、起動されると、前述のインパルス応答の取得およびフィルタ係数の設定の夫々を実行することとする。
まず、利用者が、イヤホンマイクLSI1Aを起動させるべくボタン34を操作すると、イヤホンマイクLSI1Aは、CPU32からの指示に基づいて起動する。そして、イヤホンマイクLSI1Aが起動されると、短時間パワー算出部81は、短時間パワーPtを算出するとともに、算出された短時間パワーPtを初期のノイズレベルNpとしてノイズレベル記憶部80に記憶する(S400)。そして利用者は、携帯電話36を操作し、通話を開始する(S401)。つぎに、ノイズレベル算出部70は、通話中におけるノイズレベルNpの算出処理を実行する(S402)。なお、ノイズレベルNpの算出処理(S402)は、前述の図6で示した処理S200〜S203の処理と同様である。そして、最小値算出部75は、所定期間T1におけるノイズレベルの最小値Pminを算出する(S403)。最小値Pminが算出されると、演算部100は、算出された最小値Pimに対して、所定の係数αを乗算して係数βを算出する(S404)。そして、演算部100にて算出された係数βが1より大きい場合(S405:YES)、すなわち、周囲の騒音レベルが非常に大きい場合、演算部100は、係数βを1とする(S406)。そして、演算部100は、係数βと、係数(1−β)とを算出する(S407)。一方、演算部100にて算出された係数βが1より小さい場合(S405:NO)、演算部100は、係数βと、係数(1−β)とを算出する(S407)。そして、演算部100が処理S407を実行すると、音声信号出力部90は、係数βを音声信号D2に乗算した乗算結果と、係数(1−β)を音声信号D1に乗算した乗算結果とを加算し、音声信号D3として出力する(S408)。
また、前述の処理S408の処理が終了した後、利用者が通話を継続していると(S409:YES)、DSP3は前述の処理S402〜S409までの処理を繰り返す。一方、利用者が通話を終了し(S409:NO)、例えば、イヤホンマイクLSI1Aを停止させるべくボタン34を操作すると、前述の処理S402〜S409は終了することとなる。
<<全体構成及びイヤホンマイクLSIの第2の実施形態>>
図11は、イヤホンマイクLSIの第2の実施形態であるイヤホンマイクLSI1Bの構成を示すブロック図である。
ここでは、図2に示すDSP3の出力信号生成部56からは、音声信号がPCMデータとして出力され、FIRフィルタ50は、入力されるPCMデータに基づいて畳み込み演算処理を実行することとする。
PCMインターフェース回路200は、無線モジュール220と、DSP3との間で、PCMデータのやり取りを行う回路である。具体的には、図2に示すDSP3の出力信号生成部56から出力される音声信号を、端子210を介して無線モジュール220に転送する。また、無線モジュール220から出力される相手側からの音声に応じた音声信号を、FIRフィルタ50に転送する。
無線モジュール220は、携帯電話36で受信した相手側の音声をデータとして無線で受信するとともに、受信した音声のデータをPCMデータとしてPCMインターフェース回路200に転送する。また、無線モジュール220は、PCMデータとしてPCMインターフェース200から出力される音声信号を、携帯電話36に無線で送信する。
この結果、図11に示した構成では、相手側の音声はイヤホンマイク30にて再生される。また、例えば、DSP3において出力信号生成部56Aを用いた場合、利用者の音声として、イヤホンマイク30からの音声に応じた音声信号D1またはマイク31からの音声に応じた音声信号D2の何れかが、相手側に送信されることとなる。このように、携帯電話36とイヤホンマイクLSI1Bとの間のやりとりは、有線でなく、無線モジュール220を介して無線で行っても良い。また、DSP3と無線モジュール220とのやりとりは、ADコンバータやDAコンバータを介さずとも、例えばPCMインターフェース回路200の様な音声データを転送可能なインターフェース回路を用いても良い。
<<全体構成及びイヤホンマイクLSIの第3の実施形態>>
図12は、イヤホンマイクLSIの第3の実施形態であるイヤホンマイクLSI1Cの構成を示すブロック図である。ここでは、ADコンバータ6は、マイク31からの音声信号をPCMデータとして出力し、図2に示すDSP3の出力信号生成部56は、入力されるPCMデータに基づいて所定の処理を実行することとする。
この結果、図12に示した構成では、相手側の音声はイヤホンマイク30にて再生される。また、例えば、出力信号生成部56に対して出力信号生成部56Aを用いた場合、利用者の音声として、イヤホンマイク30からの音声に応じた音声信号D1またはマイク31からの音声に応じた音声信号D2の何れかが、相手側に送信されることとなる。この様に、例えば、増幅回路13及びADコンバータ6を、イヤホンマイクLSI1Cの外部に設けることとしても良い。
<<全体構成及びイヤホンマイクLSIの第4の実施形態>>
図13は、イヤホンマイクLSIの第4の実施形態であるイヤホンマイクLSI1Dの構成を示すブロック図である。
図13に示した構成では、相手側の音声はイヤホンマイク30にて再生される。また、例えば、出力信号生成部56に対して出力信号生成部56Aを用いた場合、利用者の音声として、イヤホンマイク30からの音声に応じた音声信号D1またはマイク31からの音声に応じた音声信号D2の何れかが、相手側に送信されることとなる。この様に、例えば、増幅回路13及びADコンバータ6を、イヤホンマイクLSI1Cの外部に設け、PCMインターフェース回路200,300を用いる構成としても良い。
<<全体構成及びイヤホンマイクLSIの第5の実施形態>>
図14は、イヤホンマイクLSIの第5の実施形態であるイヤホンマイクLSI1Eの構成を示すブロック図である。ここでは、ボタン34は、後述する無線モジュール430に、イヤホンマイク30からの音声信号、またはマイク31からの音声信号の何れかを選択させるために使用されることとする。CPU32は、前述のボタン34の操作結果に応じた指示信号をDSP400に出力する。
DSP400の構成例を図15に示す。DSP400と、図2に示したDSP3とを比較すると、DSP400には出力信号生成部56が無く、コマンド転送部57が設けられている。なお、図15におけるコマンド転送部57は、ボタン34の操作結果に応じてCPU32から出力される指示信号を、後述するインターフェース回路410へ転送する。
インターフェース回路410は、DSP400と無線モジュール430との間で各種データのやりとりを行う。具体的には、インターフェース回路410は、相手側の音声に応じた音声信号をFIRフィルタ50に出力する。また、インターフェース回路410には、前述のCPU32からの指示信号と、イヤホンマイク30からの音声信号D2とを無線モジュール430に転送する。なお、インターフェース回路410と無線モジュール430との間は、端子420を介してやりとりがされる。
無線モジュール430は、携帯電話36で受信した相手側の音声をデータとして無線で受信するとともに、受信した音声のデータをインターフェース回路410に転送する。また、無線モジュール430には、インターフェース410から出力されるイヤホンマイク30からの音声信号D2と、ボタン34の操作結果に応じてCPU32から出力される指示信号と、ADコンバータ6から出力されるマイク31の音声信号D1とが入力される。そして、無線モジュール430は、CPU32からの指示信号に基づいて、イヤホンマイク30からの音声信号D2と、マイク31からの音声信号D1とのうち何れか一方を携帯電話36に無線で送信する。つまり、例えば、利用者がイヤホンマイク30からの音声信号D2を選択することを示す指示信号が無線モジュール430に入力されると、無線モジュール430は、音声信号D2を携帯電話36に送信する。一方、利用者がマイク31からの音声信号D1を選択することを示す指示信号が無線モジュール430に入力されると、無線モジュール430は、音声信号D1を携帯電話36に送信する。なお、本実施形態の無線モジュール430は、CPU32からの指示信号に基づいて、音声信号D2と、音声信号D1とのうち何れか一方を無線回路510に出力するDSP500と、携帯電話36とのデータのやり取りを無線で行う無線回路510を含んで構成される。また、DSP500には、例えばDSP3と同様に、CPU32からの指示信号に基づいて、音声信号D2と、音声信号D1とのうち何れか一方を無線回路510に出力する音声信号出力部(不図示)が設けられていることとする。なお、図14に示す実施形態においては、イヤホンマイクLSI1Eと、DSP500とが本発明の音声信号処理装置に相当し、コマンド転送部57が、本発明の選択信号出力部に相当する。
このように、図14で示した実施形態においては、利用者がイヤホンマイク30からの音声信号を相手側に送信するか、マイク31からの音声信号を相手側に送信するかを、ボタン34を操作することにより選択可能である。
以上に説明した構成からなる本実施形態のイヤホンマイクLSI1Aには、音声信号D1のノイズレベルNpに応じて、論理レベルが変化する制御信号CONTを出力する制御信号出力部61が設けられている。また、音声信号出力部60は、制御信号CONTの論理レベルに応じて、音声信号D1と音声信号D2とのうち、何れか一方を出力する。このため、本実施形態では、例えば、利用者の周囲の騒音が大きくなると、イヤホンマイク30からの音声信号D2を音声信号出力部60に出力させ、利用者の周囲の騒音が小さくなると、マイク31からの音声信号D1を音声信号出力部60に出力させることができる。一般に、イヤホンマイク31は利用者の耳に装着され、鼓膜からの音声を検出することから、イヤホンマイク31は、周囲の騒音の影響を受けにくい。つまり、本実施形態においては、周囲の騒音が大きくなると、騒音の影響が少ない音声信号D2を相手側に送信できる。また、一般的に鼓膜から出力される音声の周波数特性は、口から発声される音声の周波数特性と異なり、鼓膜から出力される音声は、いわゆるこもった音声となる。本実施形態では、周囲の騒音が小さくなると、口から発生される音声に応じた音声信号D1を相手側に送信できる。このように、本実施形態のイヤホンマイクLSI1Aは、周囲の騒音に応じて、音質の良い音声信号を出力できる。
また、本実施形態の制御信号出力部61Aの信号出力部73は、例えば、比較部71の比較結果に基づいて制御信号CONTを変化させるとしても良い。つまり、例えば、ノイズレベルNpがしきい値P1より高いことを示す比較結果に基づいて、信号出力部73はHレベルの制御信号CONTを出力し、ノイズレベルNpがしきい値P1より低いことを示す比較結果に基づいて、信号出力部73はLレベルの制御信号CONTを出力することとしても良い。このような構成の場合、周囲の騒音が大きくなり、ノイズレベルNpがしきい値P1より高くなると、騒音の影響の少ない音声信号D2を相手側に送信できる。一方、周囲の騒音が小さくなり、ノイズレベルNpがしきい値P1より低くなると、音質の良い音声信号D1を相手側に送信できる。この様に、ノイズレベルNpとしきい値P1とを比較することにより、制御信号出力部61Aは、周囲の騒音に応じて音質の良い音声信号を出力できる。
また、本実施形態のノイズレベル算出部70は、マイク31からの音声に応じた音声信号D1に基づいて短時間パワーPtを算出する。短時間パワーPtが算出される際に、マイク31に例えば利用者の発声した音声等が入力されると、短時間パワーPtのレベルが大きくなることがある。また、利用者の音声等の影響を受けた短時間パワーPtが算出されると、ノイズレベルNpは実際の周辺の騒音のレベルよりも大きい値となることがある。このため、本実施形態では、ノイズレベルNpがしきい値P1より大きくなると、直ぐHレベルの制御信号CONTを出力させず、カウント部72にカウント値が所定のカウント値Cを超えた場合に、Hレベルの制御信号CONTを出力させている。すなわち、連続して、ノイズレベルNpがしきい値P1よりも大きくなる回数がC回を超えた場合に、Hレベルの制御信号CONTを出力させることとしている。このため、出力信号生成部56Aは、ノイズレベルNpが例えば利用者から発声される音声等により一時的に上昇した場合であっても、周囲の騒音が大きくならない限り、音声信号D2を出力することは無い。このような構成をとることにより、出力信号生成部56Aは、周囲の騒音に応じて音質の良い音声信号を、精度良く出力できる。
また、本実施形態の出力信号生成部56Bは、ノイズレベルNpの最小値Pminを算出する最小値算出部75と、最小値Pminに基づいて制御信号CONTを変化させる制御信号生成部76とを備えている。所定期間T1におけるノイズレベルNpの最小値Pminは、一般に利用者が発声する音声のレベルは、利用者の周囲の騒音レベルより高い。このため、最小値Pminは騒音レベルに応じた値となる。このため、騒音レベルが高くなると、最小値Pminも上昇し、騒音レベルが低くなると、最小値Pminも低下する。したがって、最小値Pminに基づいて制御信号CONTのレベルを変化させることにより、出力信号生成部56Bは、周囲の騒音に応じて音質のよい音声信号を、精度良く出力できる。
また、本実施形態の出力信号生成部56Cは、ノイズレベルNpが大きくなると大きくなる係数βと、ノイズレベルNpが大きくなると小さくなる係数(1−β)とを算出する係数算出部91を備える。また、音声信号出力部90からは、音声信号D3=音声信号D2×β+音声信号D1×(1−β)が出力される。このため、例えば、利用者の周囲の騒音が大きくなると、音声信号出力部90から出力される音声信号D3において、イヤホンマイク30の音声に応じた音声信号D2の占める割合が高くなる。一方、利用者の周囲の騒音が小さくなると、音声信号D3において、マイク31の音声に応じた音声信号D1の占める割合が高くなる。つまり、騒音が大きい場合には、騒音の影響の少ない音声信号D2が多く出力され、騒音の小さい場合には、音質の良い音声信号D1が多く出力される。このため、出力信号生成部56Cは、周囲の騒音に応じて音質の良い音声信号を出力可能である。
また、本実施形態におけるイヤホンマイクLSI1Eでは、利用者がボタン34を操作することにより、イヤホンマイク30からの音声信号D2を相手側に送信するか、マイク31からの音声信号D1を相手側に送信するかが選択可能である。具体的には、コマンド転送部57は、ボタン34の操作結果に応じてCPU32から出力される指示信号を出力する。そして、DSP500の音声信号出力部(不図示)は、前述の指示信号に基づいて、音声信号D1または音声信号D2の何れか一方を無線回路510に出力する。このため、例えば、利用者の周囲の騒音が大きくなると、利用者は音声信号D2を選択し、周囲の騒音が小さくなると、利用者は音声信号D1を選択することができるため、音質の良い通話が可能となる。
なお、上記実施例は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本実施形態では、利用者が騒音の影響を受けにくいマイクとして、イヤホンマイク30を用いることとしたが、例えば骨伝導マイクや他の入力手段を用いても良い。入力手段として骨伝導マイクを用いた場合、骨伝導マイクより生じる骨伝導音声が、例えば図1の端子20に入力され、端子20から出力される相手側からの音声信号が骨伝導マイクに入力される構成とすればよい。なお、骨伝導マイクから出力される骨伝導音声は、前述のイヤホンマイク30から出力される音声信号と同じアナログの電気信号である。また、骨伝導音声は、利用者が発声する際の頭蓋骨等の振動に基づいて生じるため、一般に周辺の騒音の影響を受けにくい。また、骨伝導マイクに相手側からの音声に応じた音声信号が入力されると、骨伝導マイクは、装着している利用者の耳骨、頭蓋骨等を振動させることにより、利用者に音声を認識させる。このように、イヤホンマイク30と骨伝導マイクとは、音声信号を発生及び再生する仕組みが異なるものの、ともに利用者の周囲の騒音の影響を受けにくいという点は共通している。したがって、イヤホンマイク30の代わりに、骨伝導マイクを用いた場合であっても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、他の入力手段としては、例えば肉伝導マイク等がある。肉伝導マイクを用いた場合も、骨伝導マイクを用いた場合と同様の構成とすることが可能であるため、本実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
また、本実施形態では、ノイズレベル算出部70が、音声信号D1に基づいてノイズレベルを算出することとしたが、これに限られるものでは無い。騒音の影響をほとんど受けないものの、例えば、イヤホンマイク30からの音声に応じた音声信号D2に基づいてノイズレベルが算出されることとしても良い。
3,400,500 DSP
4〜6 ADコンバータ
7〜9 DAコンバータ
10〜13 増幅回路
14 差動増幅回路
20〜24,210,310,420 端子
30 イヤホンマイク
31 マイク
32 CPU
33 メモリ
34 ボタン
35 表示ランプ
40 DSPコア
41 RAM
42 ROM
50,51 FIRフィルタ
52 インパルス応答取得部
53 フィルタ係数設定部
54 減算部
55 適応フィルタ
56 出力信号生成部
57 コマンド転送部
60,90 音声信号出力部
61 制御信号出力部
70 ノイズレベル算出部
71 比較部
72 カウント部
73 信号出力部
75 最小値算出部
76 制御信号生成部
80 ノイズレベル記憶部
81 短時間パワー算出部
82 更新部
91 係数算出部
100 演算部
200,300 PCMインターフェース回路
220,430 無線モジュール
510 無線回路

Claims (6)

  1. 利用者から発声される音声に応じた第1音声信号と、前記利用者が発声した際に前記利用者の鼓膜から出力される音声に応じた第2音声信号との何れか一方が入力信号として入力され、前記入力信号のノイズレベルに応じた制御信号を出力する制御信号出力部と、
    前記制御信号に応じて、前記第1音声信号と前記第2音声信号とのうち何れかを一方を出力する音声信号出力部と、
    を備えることを特徴とする音声信号処理装置。
  2. 請求項1に記載の音声信号処理装置であって、
    前記制御信号出力部は、
    前記入力信号のノイズレベルを算出するノイズレベル算出部と、
    前記ノイズレベルが所定レベルより高い場合、前記音声信号出力部に前記第2音声信号を出力させるための前記制御信号を生成し、前記ノイズレベルが前記所定レベルより低い場合、前記音声信号出力部に前記第1音声信号を出力させるための前記制御信号を生成する制御信号生成部と、
    を含むこと、
    を特徴とする音声信号処理装置。
  3. 請求項2に記載の音声信号処理装置であって、
    前記制御信号生成部は、
    前記ノイズレベルと所定レベルとを比較する度に、比較結果に応じた比較信号を出力する比較部と、
    前記比較部が、前記ノイズレベルが前記所定レベルより高いことを示す前記比較信号を連続して所定回数以上出力する場合、前記音声信号出力部に前記第2音声信号を出力させるための前記制御信号を生成し、前記比較部が、前記ノイズレベルが前記所定レベルより高いことを示す前記比較結果を連続して所定回数以上出力しない場合、前記音声信号出力部に前記第1音声信号を出力させるための前記制御信号を生成する生成部と、
    を含むこと、
    を特徴とする音声信号処理装置。
  4. 請求項1に記載の音声信号処理装置であって、
    前記制御信号出力部は、
    前記入力信号のノイズレベルを算出するノイズレベル算出部と、
    所定期間における前記ノイズレベルの最小値を算出する最小値算出部と、
    前記最小値が所定値より高い場合、前記音声信号出力部に前記第2音声信号を出力させるための前記制御信号を生成し、前記最小値が前記所定値より低い場合、前記音声信号出力部に前記第1音声信号を出力させるための前記制御信号を生成する制御信号生成部と、
    を含むこと、
    を特徴とする音声信号処理装置。
  5. 利用者から発声される音声に応じた第1音声信号と、前記利用者が発声した際に前記利用者の鼓膜から出力される音声に応じた第2音声信号との何れか一方が入力信号として入力され、前記入力信号のノイズレベルを算出するノイズレベル算出部と、
    前記ノイズレベルの増加に応じて小さくなる第1係数と、前記ノイズレベルの増加に応じて大きくなる第2係数とを算出する係数算出部と、
    前記第1係数及び前記第1音声信号の積と前記第2係数及び前記第2音声信号の積との和を出力する音声信号出力部と、
    を備えることを特徴とする音声信号処理装置。
  6. 利用者から発声される音声に応じた第1音声信号と、前記利用者が発声した際に前記利用者の鼓膜から出力される音声に応じた第2音声信号との何れか一方を選択すべく操作される操作部の操作結果に応じた制御信号を出力する制御信号出力部と、
    前記制御信号に応じて、前記第1音声信号と前記第2音声信号とのうち何れかを一方を出力する音声信号出力部と、
    を備えることを特徴とする音声信号処理装置。
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