JP2011023035A - 画像を用いた移動物体検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像を拡大中にも画像内での移動物体の存否を検出し、画像の拡大中にも画像内での移動物体の有無を確認できるようにした画像を用いた移動物体検知装置を提供する。
【解決手段】撮像手段10は、対象空間を時間経過に伴って連続的に撮像する。撮像手段10により撮像された画像からエッジ画像が生成され、エッジ画像はエッジ画像記憶部13に格納される。論理演算部14aおよび移動判定部15aは、エッジ画像を3枚ずつ用いてシルエットマッチングを行い画像の中で移動領域を抽出する。移動領域が抽出されると、拡大画像生成部16において移動領域を含む部分領域を1画面の大きさに拡大した拡大画像を生成する。論理演算部14bおよび移動判定部15bは、少なくとも3枚の拡大画像が得られるまでの期間は、時系列において隣接する2枚ずつの拡大画像の差分画像により移動領域の存否を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、対象空間を時間経過に伴って連続的に撮像した画像を用いて人のような移動物体を検出する画像を用いた移動物体検知装置に関するものである。
従来から、
従来から、対象空間を撮像した画像を用いて対象空間における人の存否を検出する技術が知られている。また、所定のフレーム間で画像を比較することにより、画像内容が異なるか否かを検出し、さらに内容の差異が画像内のどの範囲で生じているかを検出することにより、画像内での動きの有無を判定し、画像内で動きが有ると判定したときに所定期間は電子ズームを用いて画像を拡大する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2000−350080号公報
特許文献1に記載の技術は、画像内で動きが検出されたときに、電子ズームを用いて画像を拡大するから、手操作を必要とすることなく画像内で動きのある領域を拡大して確認することが可能になる。しかしながら、電子ズームを用いて画像を拡大している期間が所定期間であって、画像を拡大している期間においては画像内での動きを監視していないものであるから、拡大した画像から人が退出しても認識することができないという問題がある。その結果、たとえば、画像をディスプレイ装置に表示する際に、画像が一旦拡大されると、その後は画像内における動きの有無に関わらず拡大した画像を表示し続けるから、動きのない無意味な画像を表示する期間が多く生じることになる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、画像を拡大している期間にも画像内での移動物体の存否を検出することにより、画像の拡大中にも画像内での移動物体の有無を確認できるようにし、しかも、過去に遡って拡大画像を生成する必要のない画像を用いた移動物体検知装置を提供することにある。
請求項1の発明は、対象空間を時間経過に伴って連続的に撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像した複数枚の画像を記憶する画像記憶手段と、画像記憶手段に格納された画像のうち着目する画像と当該画像に対する過去の規定枚数の画像とを比較することにより着目する画像の中で移動領域を抽出する第1の移動領域抽出手段と、着目する画像内において第1の移動領域抽出手段により移動領域が抽出されると当該移動領域を含むように設定した部分領域を1画面の大きさに拡大した拡大画像を生成する拡大画像生成手段と、拡大画像のうちで着目する画像と当該画像に対する過去の規定枚数の画像とを比較することにより着目する画像の中で移動領域の存否を検出する第2の移動領域抽出手段とを備え、第2の移動領域抽出手段は、時系列において隣接する2枚ずつの拡大画像の差分画像により移動領域の存否を検出することを特徴とする。
この構成によれば、画像を拡大している期間にも画像内での移動物体の存否を検出しているから、画像の拡大中にも画像内での移動物体の有無を確認できる。しかも、撮像手段で撮像した1倍の画像について移動領域を抽出する第1の移動領域抽出手段から拡大画像を用いて移動領域の存否を検出する第2の移動領域抽出手段に処理が引き渡されると、2枚目の拡大画像が得られた時点から拡大画像内での移動領域の存否を検出することができるから、過去に遡って拡大画像を生成する必要がない。しかも、時系列で隣接する2枚ずつの拡大画像の差分画像を用いて移動領域の有無を検出するから、3枚以上の画像を用いる場合に比較すると処理負荷が少なく、また移動領域の有無を検出するのに用いる拡大画像を記憶するための記憶容量も少なくすることができる。
請求項2の発明は、対象空間を時間経過に伴って連続的に撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像した複数枚の画像を記憶する画像記憶手段と、画像記憶手段に格納された画像のうち着目する画像と当該画像に対する過去の規定枚数の画像とを比較することにより着目する画像の中で移動領域を抽出する第1の移動領域抽出手段と、着目する画像内において第1の移動領域抽出手段により移動領域が抽出されると当該移動領域を含むように設定した部分領域を1画面の大きさに拡大した拡大画像を生成する拡大画像生成手段と、拡大画像のうちで着目する画像と当該画像に対する過去の規定枚数の画像とを比較することにより着目する画像の中で移動領域の存否を検出する第2の移動領域抽出手段とを備え、第2の移動領域抽出手段は、着目する拡大画像と過去の規定の複数枚の拡大画像とのそれぞれの差分画像において共通する領域を移動領域として検出するとともに、第1の移動領域抽出手段から処理が移行された後に前記規定の複数枚の拡大画像が得られるまでの期間は、時系列において隣接する2枚ずつの拡大画像の差分画像により移動領域の存否を検出することを特徴とする。
この構成によれば、画像を拡大している期間にも画像内での移動物体の存否を検出しているから、画像の拡大中にも画像内での移動物体の有無を確認できる。しかも、撮像手段で撮像した1倍の画像について移動領域を抽出する第1の移動領域抽出手段から拡大画像を用いて移動領域の存否を検出する第2の移動領域抽出手段に処理が引き渡されると、2枚目の拡大画像が得られた時点から拡大画像内での移動領域の存否を検出することができるから、過去に遡って拡大画像を生成する必要がない。しかも、2枚以上の差分画像において共通する領域を移動領域として抽出する処理が適用可能になれば、その処理に移行して移動領域の有無の検出精度を高めるから、時間遅れを小さくしながらも処理負荷を軽減することと、移動領域の有無に関する検出精度を確保することとを両立させることができる。
請求項3の発明では、請求項1または請求項2の発明において、前記画像記憶手段は、前記拡大画像生成手段により拡大画像を生成する前において移動領域が検出されていない状態の画像を基準画像として記憶し、第2の移動領域抽出手段により移動領域が検出されなくなり第1の移動領域抽出手段により移動領域を抽出する処理に復帰したときに着目する画像と基準画像との差分を用いて移動領域を抽出することを特徴とする。
この構成によれば、第2の移動領域抽出手段から第1の移動領域抽出手段に処理が移行した直後の画像を用いて移動領域を抽出することができ、拡大画像から退出した移動領域を1倍の画像内で遅滞なく抽出することができる。
請求項4の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明において、前記撮像手段により撮像した画像から移動領域として人を検出する検知エリアに一致する検知エリアを有し画像を用いることなく検知エリア内の人の存否を検出する人感センサが付加され、前記画像による人の検出と人感センサによる人の検出との結果の組合せにより第1の移動領域抽出手段と第2の移動領域抽出手段との処理を択一的に選択する総合制御部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、画像を用いて人を検出するだけではなく他の人感センサの出力も総合して人の存否を判断し、第1の移動領域抽出手段と第2の移動領域抽出手段とのどちらを用いるかを選択するから、第1の移動領域抽出手段と第2の移動領域抽出手段とを状況に応じて適切に選択することができる。
請求項5の発明では、請求項4の発明において、前記総合制御部は、第2の移動領域抽出手段が人の存在を検出せず、かつ前記人感センサが人の存在を検出しているときには、第1の移動領域抽出手段により移動領域を抽出する処理に復帰させることを特徴とする。
この構成によれば、拡大画像では人の存在が検出されなくなったとしても検知エリア内に人が存在していれば、人感センサで人の存在が検出されるから、第2の移動領域抽出手段から第1の移動領域抽出手段への処理の切換を迅速に行うことができる。
請求項6の発明では、請求項4の発明において、前記総合制御部は、第1の移動領域抽出手段と第2の移動領域抽出手段とを選択する判断条件を変更可能であって、第1の移動領域抽出手段と前記人感センサとの少なくとも一方が人の存在を検出している期間には、両方が人の存在を検出していない期間に比較して、人の存在を検出しやすくなるように判断条件を設定することを特徴とする。
請求項7の発明では、請求項6の発明において、前記判断条件は、規定時間内に人を検出する回数であって当該回数に達したときに人が存在すると判断し、人の存在の検出後には検出前よりも当該回数を少なく設定することを特徴とする。
請求項8の発明では、請求項6の発明において、前記判断条件は、人か否かを判断するために用いる閾値であって当該閾値を越えるときに人が存在すると判断し、人の存在の検出後には検出前よりも当該閾値を低く設定することを特徴とする。
請求項6ないし請求項8の発明の構成によれば、第1の移動領域抽出手段と人感センサとの少なくとも一方が人の存在を検出している期間には、両方が人の存在を検出していない期間よりも判断条件を緩めるので、人の存在の検出前には判断条件をやや厳しくして誤検出を防止し、人の存在が一旦確認される判断条件を緩めることで拡大画像を用いる処理に迅速に移行させることができる。
請求項9の発明では、請求項4の発明において、前記総合制御部は、第1の移動領域抽出手段と前記人感センサとの両方が人の存在を検出していない期間には、着目する画像と過去の規定の複数枚の画像とのそれぞれの差分画像において共通する領域を移動領域として検出するとともに移動領域が人か否かを判定し、第1の移動領域抽出手段と前記人感センサとの少なくとも一方が人の存在を検出している期間には、時系列において隣接する2枚ずつの画像の差分画像により移動領域の存否を検出することを特徴とする。
この構成によれば、人の存在が検出されていないときには第1の移動領域抽出手段において3枚以上の画像を用いて移動領域を検出する精度を高くし、第1の移動領域抽出手段と人感センサとの少なくとも一方で人の存在が検出された後には、2枚の画像の差分画像を用いて簡便に移動領域の存在を検出するから、人の誤検出の可能性を低減しながらも人が一旦検出されると処理負荷を軽減して人の存否の判断を迅速に行うことが可能になる。
本発明の構成によれば、画像を拡大している期間にも画像内での移動物体の存否を検出しているから、画像の拡大中にも画像内での移動物体の有無を確認できるという利点がある。しかも、過去に遡って拡大画像を生成する必要がないという利点がある。
実施形態を示すブロック図である。 実施形態1を示す動作説明図である。 実施形態2を示す動作説明図である。 実施形態3を示す動作説明図である。 実施形態4を示す動作説明図である。 実施形態5を示す動作説明図である。 同上の動作説明図である。 同上の動作説明図である。
(実施形態1)
本実施形態は、図1に示すように、TVカメラのような撮像手段10により対象空間を撮像し、撮像手段10で撮像した濃淡画像(以下の説明では白黒画像を想定しているが、カラー画像や特定の波長領域の画像なども用いることができる)は濃淡画像記憶部11に一旦格納される。濃淡画像記憶部11に格納された濃淡画像に対して後述する処理を施すことにより、対象空間において移動する物体が検出される。
撮像手段10は定位置に固定されており、時間経過とともに対象空間を連続的に撮像することにより複数の画像が時系列的に得られる。したがって、時系列的に並ぶ複数個の画像間の関係を用いて画像内で移動した物体を検出する。対象空間において移動する物体としては人を想定しており、基本的には画像内で移動する物体を検出したときに、そのサイズにより人か否かを判別している。
対象空間に存在する物体を画像内に抽出するために、まずエッジ画像生成部12においてエッジ画像を生成する。エッジ画像は、濃淡画像において濃度変化が極大になる部位を抽出し1画素幅の線画像になるように細線化した画像であって、濃度変化の大きい領域を抽出するために微分処理のような濃度変化を強調する処理を行う。たとえば、一般によく使用されているSobelフィルタを濃淡画像に適用すれば、濃度変化を強調することができるから、Sobelフィルタの適用後に適宜の閾値で二値化すれば濃度変化の極大値付近の領域を抽出することができる。二値化した画像を1画素幅に細線化するとともに、端点を延長するなどして不連続部分を連続させれば、物体の輪郭を抽出したエッジ画像が得られる。エッジ画像の生成技術については周知の他の技術を適用してもよい。エッジ画像生成部12において生成されたエッジ画像は、エッジ画像記憶部13に格納される。
エッジ画像記憶部13には時系列で並ぶ複数枚のエッジ画像が格納されるから、複数のエッジ画像の関係を用いることにより、画像内で静止している領域と移動している領域とを容易に分離することができる。ここに、エッジ画像の間の時間間隔は撮像手段10で得られる画像の各フレームの時間間隔である必要はなく、対象空間において想定される速度で人が移動しているときに、時系列において隣接する2枚のエッジ画像間において画像内に変化が生じる程度の時間間隔とする。これは、2枚のエッジ画像間が極端に短い時間間隔であると、2枚のエッジ画像間で実質的に移動した領域が発見できなくなるからである。
エッジ画像を用いて移動する領域を抽出するために、着目するエッジ画像と過去の2枚のエッジ画像とを用いる。これらの3枚のエッジ画像の時間間隔は一定であって、以下では時間間隔をΔTとする。したがって、着目するエッジ画像をE(t)とすれば、移動する領域を検出するために用いる過去のエッジ画像は、E(t−ΔT)、E(t−2ΔT)との2枚になる。これらの3枚のエッジ画像E(t)、E(t−ΔT)、E(t−2ΔT)から移動している領域を抽出するために、まず着目するエッジ画像E(t)と過去の各エッジ画像E(t−ΔT)、E(t−2ΔT)とについてそれぞれ画素ごとの排他的論理和(差分に相当する)を求めた画像を生成した後、排他的論理和からなる2枚の画像について画素ごとの論理積を求めた画像を生成する。エッジ画像E(t)、E(t−ΔT)、E(t−2ΔT)間の論理演算は、論理演算部14aにおいて行われる。
さらに詳しく説明すると、エッジ画像E(t)とエッジ画像E(t−ΔT)とについて画素ごとの排他的論理和からなる画像を生成すると、エッジ画像E(t)とエッジ画像E(t−ΔT)とについてそれぞれ移動した領域のエッジと、移動した領域に重なっている背景のエッジとが抽出される。また、エッジ画像E(t)とエッジ画像E(t−2ΔT)とについて画素ごとの排他的論理和からなる画像を生成すると、エッジ画像E(t)とエッジ画像E(t−2ΔT)とについてそれぞれ移動した領域のエッジと、移動した領域に重なっている背景のエッジとが抽出される。排他的論理和からなる2枚の画像について画素ごとの論理積からなる画像を生成することは、両画像の共通部位からなる画像を生成することであるから、結果的に着目するエッジ画像E(t)において移動した領域およびその領域に重なる背景とが抽出されることになる。
上述のように、時系列に並ぶ3枚以上のエッジ画像の関係を用いて画像内において移動した領域を抽出する技術を、以下ではシルエットマッチングと呼ぶ。シルエットマッチングにより、着目したエッジ画像E(t)から移動した領域を抽出することができるが、本実施形態では人を抽出することが目的であって、昆虫や小動物と人間とを区別することが必要である。そこで、論理演算部14aにより抽出した移動領域について、移動判定部15aでは画像内に占める面積、高さ寸法、縦横比などを用いて人か否かを判定する。論理演算部14aおよび移動判定部15aは、エッジ画像から移動領域を抽出するから第1の移動領域抽出手段を構成する。
移動判定部15aにおいて人と判定したときには、人と判定するのに用いた3枚のエッジ画像がエッジ画像記憶部13から拡大画像生成部16に与えられる。また、以後のエッジ画像についても拡大画像生成部16に与えられる。拡大画像生成部16では、移動判定部15aにおいて移動領域と判定された領域を含む矩形状の部分領域を設定し、当該部分領域が1画面の大きさになるように部分領域を拡大する。部分領域の拡大には電子ズームの機能を用いる。つまり、矩形状の部分領域に含まれる画素を1画面の画素位置に割り当てるように画素位置を変換する。ここに、部分領域を設定する際に部分領域の縦横比を1画面の縦横比と一致させるのが望ましい。また、部分領域は、移動領域を抽出するのに用いた3枚のエッジ画像に含まれる移動領域の全体を含む程度の大きさに設定する。
本実施形態では、原則として、1画面に1個の移動領域が含まれる場合を想定しているが、1画面に複数個の移動領域が検出される場合もある。このような場合は、移動領域に優先順位を設定して優先順位のもっとも高い移動領域だけを拡大するなどして、拡大する部分領域を1つに制限することにより、以下に説明する技術を採用することができる。
上述のようにして移動判定部15aにおいて移動領域が抽出され、拡大画像生成部16により部分領域が設定されるとともにエッジ画像について部分領域が拡大されると、以後は部分領域を拡大した拡大画像が拡大画像記憶部17に格納される。拡大画像記憶部17に格納された拡大画像は、論理演算部14aと同様の機能を有する論理演算部14bに与えられる。論理演算部14bでは、まず最初に、部分領域が設定されたエッジ画像の拡大画像を着目する画像の1枚目とし、この拡大画像と過去の2枚の拡大画像との3枚の拡大画像を用い、着目する拡大画像と過去の各2枚の拡大画像との画素ごとの排他的論理和を画素値とする2枚の画像を生成し、さらに生成した両画像から画素ごとの論理積を画素値とする画像を生成する。
このように、部分領域がエッジ画像に設定されると、部分領域が設定されたエッジ画像に対して1画面前と2画面前とのエッジ画像をエッジ画像記憶部13から読み出し、この2枚のエッジ画像について部分領域を拡大するから、部分領域が設定された時点でシルエットマッチングを行うのに必要な枚数の拡大画像を用意することができる。
論理演算部14bで生成された画像は移動判定部15bに与えられ、移動判定部15aと同様にして拡大画像内での移動領域が抽出される。ただし、移動判定部15bでは部分領域を設定せず、論理演算部14bで抽出された移動領域について人か否かの判定のみを行う。論理演算部14bおよび移動判定部15bは、拡大画像から移動領域を抽出するから第2の移動領域抽出手段を構成する。拡大画像を用いて人の存否を検出すると、人の動きが微小であっても検出することができるから、人の存否を検出するのが容易になる。
上述したように、論理演算部14aでは元の大きさのエッジ画像(以下では、撮像手段10の視野全体の画像という意味で「全体画像」という)を扱い、論理演算部14bでは拡大画像を扱うが、論理演算部14aと論理演算部14bとはほぼ同様の動作であり、また移動判定部15aと移動判定部15bとは部分領域を設定するか否かの相違があるが、人か否かの判定は同様の手順で行う。したがって、マイクロコンピュータで適宜のプログラムを実行することにより論理演算部14a,14bおよび移動判定部15a,15bの機能を実現する際に、全体画像を用いるか拡大画像を用いるかを識別するフラグを設定し、フラグによって移動判定部15a,15bの処理を変更するようにしておけば、論理演算部14a,14bおよび移動判定部15a,15bを1個のサブルーチンで実現することが可能になる。
拡大画像において人が検出されなくなると、移動判定部15bでは第1の移動領域抽出手段に対して全体画像を用いて移動領域を検出するように指示を与える。すなわち、第2の移動領域抽出手段から第1の移動領域抽出手段に処理が引き渡される。第2の移動領域抽出手段から第1の移動領域抽出手段に処理が引き渡されたときには、エッジ画像記憶部13に過去の2画面分のエッジ画像を残していれば、拡大画像から復帰した1枚目の全体画像を1枚目の着目画像とし、エッジ画像記憶部13から過去の2枚のエッジ画像を読み出して用いることにより、移動領域を追跡することが可能になる。
上述した例では、エッジ画像記憶部13には着目するエッジ画像よりも前の少なくとも2枚のエッジ画像が格納されており、しかも拡大画像を電子ズームの技術により生成しているから、拡大画像により移動領域を抽出している状態から全体画像に復帰したときに、エッジ画像記憶部13に格納されているエッジ画像を過去のエッジ画像として用いることにより、全体画像を用いてシルエットマッチングを行うことができる。
ただし、撮像手段10において光学ズームを用いてシルエットマッチングに用いる画像のサイズを変更する場合であれば(たとえば、拡大画像においては人の顔の分解能を高めるために、電子ズームではなく光学ズームを用いるのが望ましい)、移動領域を拡大画像で求める状態から全体画像で求める状態に復帰したときには、シルエットマッチングに必要な枚数の画像がエッジ画像記憶部13に揃っていないから、全体画像に戻ってから3枚目以降の画像についてのみシルエットマッチングの処理が可能になる。
なお、上述したように、全体画像で移動領域が検出されたときには、遅滞なく拡大画像が得られるから、移動領域を拡大画像で追跡する際には時間遅れを生じることがなく、移動領域を拡大画像において確実に補足することができる。逆に、拡大画像から全体画像に復帰したときには、その直後では拡大画像は必要ではないから、数枚(本実施形態では2枚)の画像についてシルエットマッチングが行われなくとも不都合は生じない。
上述のようにしてエッジ画像により移動領域の有無を検出するシルエットマッチングを行い、移動領域が抽出されると移動領域を含む部分領域を1画面のサイズに拡大した拡大画像を生成して拡大画像の中で移動領域を抽出し、さらに、拡大画像において移動領域が抽出されなくなると拡大画像から全体画像に戻して移動領域の抽出が行われる。
ところで、本実施形態では、移動領域を抽出している範囲の濃淡画像をディスプレイ装置(図示せず)に出力する機能を有している。そのため、撮像手段10で撮像され濃淡画像記憶部11に格納された濃淡画像のうち、移動判定部15a,15bで移動領域を抽出している領域の画素を読み出す領域切換手段18を備える。領域切換手段18では、通常は撮像手段10で撮像した濃淡画像の全領域の画素を読み出しており、移動判定部15aにおいて部分領域が設定されると部分領域に相当する画素を読み出す状態に切り替わる。また、移動判定部15bが全体画像で移動領域を抽出するように指示を出すと、濃淡画像の全領域の画素を読み出す状態に復帰する。
領域切換手段18で読み出された画素は、濃淡画像記憶部11から読み出された画素群を映像信号に変換する出力手段19を通してディスプレイ装置に出力される。ところで、拡大画像を用いて移動領域を抽出する状態から、全体画像で移動領域を抽出する状態に復帰したときに、2枚分の画像については、シルエットマッチングを行わない場合があるが、領域切換手段18は濃淡画像記憶部11から画素を読み出す領域を変更するだけであるから、ディスプレイ装置に表示される画像には脱落は生じない。
上述の動作によって、各部位の画像は図2のように変化する。図では画像間の時間間隔をΔTとし、時刻(T−4ΔT)から時刻(T+4ΔT)までの9枚の画像について示している。このうち時刻(T−ΔT)と時刻(T)と時刻(T+ΔT)との3時刻において拡大画像が生成されている。言い換えると、時刻(T−ΔT)と時刻(T)と時刻(T+ΔT)とにおいては第2の移動領域抽出手段を用いて移動領域Dmを抽出し、他の時刻(T−4ΔT)から時刻(T−2ΔT)までと時刻(T+2ΔT)から時刻(T+4ΔT)までは第1の移動領域抽出手段を用いるのである。
したがって、図2(a)のように時刻(T−4ΔT)、(T−3ΔT)、(T−2ΔT)ではエッジ画像記憶部13に記憶されたエッジ画像E(T−4ΔT)、E(T−3ΔT)、E(T−2ΔT)を用いており、この3枚のエッジ画像E(T−4ΔT)、E(T−3ΔT)、E(T−2ΔT)を用いることにより移動領域Dm(変化した領域)を抽出することができるから、時刻(T−2ΔT)において移動領域Dmを含む部分領域Dpを設定している。また、時刻(T−ΔT)では拡大画像を用いてシルエットマッチングを行うから、時刻(T−ΔT)から遡って2枚分のエッジ画像をエッジ画像記憶部13から読み出し、図2(b)のように、部分領域Dpに対応する画素を1画面の大きさに拡大した2枚の拡大画像を生成する。つまり、時刻(T−3ΔT)、(T−2ΔT)のエッジ画像E(T−3ΔT)、E(T−2ΔT)からそれぞれ拡大画像L(T−3ΔT)、L(T−2ΔT)が生成される。
図2(c)のように、時刻(T−2ΔT)以前において第1の移動領域抽出手段で行うシルエットマッチングは拡大前であるから移動領域Dmは画面内で比較的小さいが、時刻(T−ΔT)から時刻(T+ΔT)までの期間では、拡大画像を用いて第2の移動領域抽出手段でシルエットマッチングを行うから移動領域Dmは画面内で比較的大きい面積を占める。
時刻(T+ΔT)では図2(c)に示すように、拡大画像において移動領域Dmが検出できなくなるから、図2(a)における時刻(T+2ΔT)の状態のように、移動領域Dmの検出に拡大画像を用いる状態から全体画像E(T+2ΔT)を用いる状態に復帰する。この時刻(T+2ΔT)および次の時刻(T+3ΔT)ではシルエットマッチングに必要な3枚のエッジ画像が得られないから、シルエットマッチングを行わず、時刻(T+4ΔT)になって3枚のエッジ画像が揃うようになってからシルエットマッチングが再開される。もちろん、エッジ画像記憶部13において全体画像がつねに格納されているのであれば、そのエッジ画像を用いることにより、時刻(T+2ΔT)、(T+3ΔT)においてもシルエットマッチングを継続することが可能である。
上述のようにして移動領域Dmを検出するための画像の領域を変更するから、画像の領域の変更に伴ってディスプレイ装置に表示する画像の領域を切り換えることにより、図2(d)のように、時刻(T−4ΔT)、(T−3ΔT)、(T−2ΔT)と時刻(T+2ΔT)、(T+3ΔT)、(T+4ΔT)には全体画像の領域に対応する濃淡画像A(T−4ΔT)、A(T−3ΔT)、A(T−2ΔT)、A(T+2ΔT)、A(T+3ΔT)、A(T+4ΔT)が表示され、時刻(T−ΔT)、(T)、(T+ΔT)には拡大画像の領域に対応する濃淡画像A(T−ΔT)、A(T)、A(T+ΔT)が表示される。
上述の構成によって、常時は対象空間の比較的広いエリアにおいて移動領域の有無を判断し、移動領域が存在すると判断すると、移動領域の周辺だけの比較的狭い範囲の画像を表示することにより、移動領域について細部を画面で確認することができるようになる。なお、上述した構成例では、第2の移動領域抽出手段において移動領域が抽出されなくなるとただちに第1の移動領域抽出手段により移動領域の抽出を行う状態に復帰させる構成を採用しているが、第2の移動領域抽出手段により移動領域を抽出する状態を一定時間継続した後に、第1の移動領域抽出手段により移動領域の抽出を行う状態に復帰させるようにしてもよい。
(実施形態2)
実施形態1では、常時は全体画像を用いてシルエットマッチングにより移動領域の有無を抽出し、移動領域が抽出されると拡大画像を生成し、拡大画像を用いたシルエットマッチングにより移動領域の有無を抽出する構成を採用している。したがって、全体画像を用いている間に移動領域が抽出され拡大画像が生成されると、拡大画像が得られた時点よりも前に得られているエッジ画像から拡大画像を生成する必要がある。
本実施形態では、拡大画像が生成されるとシルエットマッチングを行わずに時系列において隣接する2枚のエッジ画像の差分画像を生成し、差分画像において移動領域が抽出されている間には拡大画像による処理を継続する構成を採用したものである。したがって、第2の移動領域抽出手段には、論理演算部14bに代えて差分画像を生成する差分演算部を用い、移動判定部15bに代えて差分画像から移動領域の有無を判定する移動判定部を用いる。
また、全体画像を用いてシルエットマッチングにより移動領域を抽出したときに、実施形態1のように過去のエッジ画像に遡って電子ズームによって拡大画像を生成するということはせず、第2の移動領域抽出手段による移動領域の抽出を行っている間に生成された拡大画像のみを用いて差分画像を生成する。差分画像を生成するには2枚の画像が必要であるから、第2の移動領域抽出手段により移動領域を抽出する状態に移行した直後の1枚の画像のみは差分画像を生成することができず、第2の移動領域抽出手段により移動領域を抽出する状態に移行した直後の1回だけは移動領域の抽出は行えない。ただし、移動領域の抽出ができない期間は移動領域が検出された直後において画像の1回の更新に要する期間程度であって短期間であるから、この間に部分領域から移動領域が消滅することはほとんどなく、実用上で問題は生じない。さらに、実施形態1と同様に、差分画像による移動領域の抽出からシルエットマッチングによる移動領域の抽出に移行した直後の2回は移動領域の抽出は行えない。
上述の動作によって、各部位の画像は図3のように変化する。図では時刻(T−3ΔT)から時刻(T+nΔT)までの(n+4)枚の画像について示している。このうち時刻(T−2ΔT)から時刻(T+(n−1)ΔT)までの期間において拡大画像が生成されている。
図3(a)における時刻(T−3ΔT)以前と時刻(T+nΔT)以後とではエッジ画像記憶部13に記憶されたエッジ画像……、E(T−3ΔT)、E(T+nΔT)、……を用い、3枚ずつのエッジ画像を用いるシルエットマッチングにより、図3(b)のように、移動領域Dmを抽出することができる。図示例では、時刻(T−3ΔT)において移動領域Dmを含む部分領域Dpを設定した場合を想定している。時刻(T−3ΔT)において移動領域Dmが抽出され部分領域Dpが設定されると、次の時刻(T−2ΔT)では、拡大画像生成部16(図1参照)において拡大画像E(T−2ΔT)が生成される。さらに次の時刻(T−ΔT)以降にも拡大画像E(T−ΔT)、……が生成されるから、時刻(T−ΔT)以降は時系列において隣接するエッジ画像を用いて差分画像を求めることができる。
すなわち、時刻(T−2ΔT)以降の拡大画像E(T−2ΔT)、……を用いて差分画像を生成すると、図3(c)のように、時刻(T−2ΔT)には差分画像を求めることができず、時刻(T−ΔT)以降において差分画像D(T−ΔT)、……を求めることが可能になる。得られた差分画像D(T−ΔT)、……には、移動領域Dmが含まれているから、移動判定部において移動領域Dmの大きさなどに基づいて人か否かを判定する。
図示例では、時刻(T+(n−1)ΔT)において差分画像D(T+(n−1)ΔT)による移動領域を求める処理を終了し、時刻(T+nΔT)にはシルエットマッチングにより移動領域を求める処理に移行する。ただし、時刻(T+nΔT)にはシルエットマッチングに必要なエッジ画像が得られていないから、シルエットマッチングにより移動領域を求める処理は、時刻(T+(n+2)ΔT)以降になる。
実施形態1と同様に、移動領域Dmを検出するための画像の領域を変更するから、画像の領域の変更に伴ってディスプレイ装置に表示する画像の領域を切り換えることにより、図3(d)のように、時刻(T−2ΔT)から時刻(T+(n−1)ΔT)までの期間には拡大された濃淡画像A(T−2ΔT)、……、A(T+(n−1)ΔT)が表示され、他の時刻には全体画像の領域に対応する濃淡画像が表示される。
他の構成および動作は実施形態1と同様であって、本実施形態の構成では拡大画像により移動領域を検出している間には2枚の画像の差分演算のみで得られる差分画像を用いて移動領域の有無を判断しているから、3枚以上の画像を必要とするシルエットマッチングに比較すると、処理量が少なくタイムラグの少ない処理が可能になる。また、拡大画像記憶部17も2枚ずつの拡大画像を格納していればよいから、拡大画像記憶部17に用いる半導体メモリの容量を小さくすることができる。
(実施形態3)
本実施形態は、実施形態1と実施形態2とを組み合わせた構成であって、全体画像において移動領域が検出され、拡大画像が生成されると、まず拡大画像の差分画像を生成することにより移動領域の存否を確認し、その後、シルエットマッチングに必要な3枚の拡大画像が揃った時点でシルエットマッチングによる移動領域の存否の確認を行うようにしたものである。したがって、差分画像は実質的には1枚だけ生成される。
各部位の画像は図4のように変化する。図3と同様に時刻(T−3ΔT)から時刻(T+nΔT)までの(n+4)枚の画像について示している。実施形態2との相違点は、図3(b)に示すように実施形態2では拡大画像が得られている期間にはシルエットマッチングを行っていないが、本実施形態では図4(b)に示すように拡大画像が得られている間にもシルエットマッチングを行っている点である。
つまり、1枚目の拡大画像E(T−2ΔT)が得られる時刻(T−2ΔT)では、実質的に差分画像が選らず、2枚目の拡大画像E(T−ΔT)が得られる時刻(T−ΔT)において、差分画像D(T−ΔT)が得られる。ここまでは実施形態2の動作と同様である。次に時刻(T)になると、3枚の拡大画像はE(T−2ΔT)、E(T−ΔT)、E(T)が得られるから、シルエットマッチングが可能になり、差分画像は求めずに図3(b)のようにシルエットマッチングにより移動領域の存否を検出する。以後の処理は実施形態1と同様になる。
したがって、図3(d)に示した動作と同様に、図4(d)のように、時刻(T−2ΔT)から時刻(T+(n−1)ΔT)までの期間には拡大された濃淡画像A(T−2ΔT)、……、A(T+(n−1)ΔT)が表示され、他の時刻には全体画像の領域に対応する濃淡画像が表示される。
他の構成および動作は実施形態1、実施形態2と同様であって、本実施形態の構成では拡大画像により移動領域を検出している間には2枚の画像の差分演算のみで得られる差分画像を用いて移動領域の有無を判断しているから、3枚以上の画像を必要とするシルエットマッチングに比較すると、拡大画像に移行した直後では処理量が少なくタイムラグの少ない処理が可能になる。
(実施形態4)
上述した各実施形態では、拡大画像を用いて移動領域を抽出する状態から全体画像を用いて移動領域を抽出する状態に復帰したときに、シルエットマッチングを行うものであるから、復帰後の3枚目の画像からしか移動領域を抽出することができない。1枚目の画像から移動領域を抽出するには実施形態1において説明したように、電子ズームにより拡大画像を得る場合にはエッジ画像記憶部13に格納されている過去のエッジ画像を用いることが考えられるが、拡大画像を得るために光学ズームを用いる場合には、この構成は採用することができない。
そこで、本実施形態では、全体画像について、あらかじめ移動領域を含まない背景のみのエッジ画像を基準画像としてエッジ画像記憶部13に格納している。したがって、拡大画像により移動領域を抽出する状態から全体画像を用いる状態に復帰したときに、エッジ画像記憶部13に格納してある基準画像との差分画像を生成し、シルエットマッチングが可能になる3枚目の画像が得られるまでは、差分画像によって移動領域の有無を判断する。3枚目の画像が得られるとシルエットマッチングが可能になるから、以後はシルエットマッチングを行う。ここに、基準画像は移動領域が検出されていない画像であるから、移動領域が検出された画像に対して3枚以上過去の画像を用いる。
いま、図5に示すように、時刻(T−3ΔT)から時刻(T+(n+2)ΔT)までの期間において、図5(b)のように、シルエットマッチングを行うことにより時刻(T)で移動領域Dmが抽出されたとする。ここで、図5(a)に示すエッジ画像のうちシルエットマッチングに関わっていない基準画像であるエッジ画像E(T−3ΔT)は、移動領域を含んでいない背景のみの画像と考えられるから、このエッジ画像E(T−3ΔT)をエッジ画像記憶部13に格納する。
拡大画像を用いて移動領域の有無を判断する処理は実施形態1ないし実施形態3のいずれかの構成を採用することができる。拡大画像を用いて移動領域の存否を確認する状態を終了し、時刻(T+nΔT)において全体画像により移動領域を抽出する処理に復帰すると、この時刻(T+nΔT)のエッジ画像E(T+nΔT)とエッジ画像記憶部13から読み出した基準画像であるエッジ画像E(T−3ΔT)との差分画像D(T+nΔT)を生成する。この差分画像D(T+nΔT)は、移動物体を含まないエッジ画像E(T−3ΔT)を基準にしているから、有意の差が生じたときには移動領域が存在するとみなすことができる。図示例では差分画像D(T+nΔT)に移動領域Dmが含まれている場合を示している。また、時刻(T+(n+1)ΔT)においても同様であって、エッジ画像E(T+(n+1)ΔT)と基準画像であるエッジ画像E(T−3ΔT)との差分画像D(T+(n+1)ΔT)を生成し、差分画像D(T+(n+1)ΔT)により移動領域Dmの有無を判断する。
時刻(T+(n+2)ΔT)においては、拡大画像により移動領域の有無を判断する処理からの復帰後に全体画像が3枚揃うから、この時点においてシルエットマッチングが可能になる。そこで、以後は、移動領域Dmを差分画像を用いて移動領域を抽出する状態からシルエットマッチングによって移動領域Dmを抽出する状態に移行する。
本実施形態では、拡大画像により移動領域の有無を判断している状態から全体画像により移動領域を抽出する処理に移行した時点から、タイムラグを生じることなく移動領域の抽出が可能になる。他の構成および動作は上述した他の実施形態と同様である。
(実施形態5)
本実施形態は、上述したいずれかの実施形態の構成とは別に焦電型赤外線センサ(図示せず)を用いて人を検知する人感センサを付加し、焦電型赤外線センサを用いて判断した人の検出と、画像を用いて判断した人の検出とを総合することにより、単体で人を検出するよりも精度よく人の存否を判断するものである。以下では、画像を用いて人の存否を検出するセンサを画像センサと呼び、焦電型赤外線センサを用いて人の存否を検出するセンサを焦電センサと呼ぶ。したがって、本実施形態は、上述した実施形態のいずれかの構成を有した画像センサに焦電センサを付加するとともに、画像センサと焦電センサとの出力を総合して動作を制御する総合制御部(図示せず)を付加した構成になる。なお、本実施形態では画像センサと焦電センサとの検知エリアを一致させているものとする。
焦電センサの構成は周知であって、人から放射される熱線を検出する焦電型赤外線センサを用い、焦電型赤外線センサに出力変化が生じたときにリトリガラブルな保持タイマをトリガして保持タイマの出力を反転させ、保持タイマの出力が反転している期間は焦電型赤外線センサの検知エリア内に人が存在することを示す検知信号を出力する構成を有している。焦電型赤外線センサは微分形のセンサであり、入射する熱線量の変化の大きさに応じた出力を発生させる。したがって、検知エリア内に人が存在する場合であっても人が静止していれば熱線量が変化せず、検知エリア内に人が存在しないと誤認することになる。そこで、保持タイマを設けることにより保持タイマの時限時間内において熱線量の変化が生じると保持タイマを再トリガして検知信号を維持する構成を採用している。また、焦電型赤外線センサの受光面の前方には、焦電型赤外線センサの視野内に感度むらを生じさせる光学要素(レンズやミラー)を配置し、検知エリア内での人の微小な動きによって焦電型赤外線センサに入射する熱線量が変化するようにしてある。
本実施形態で用いる総合制御部の動作を図6に示す。図6におけるステップS1,S2は上述した各実施形態における画像センサの動作である。ただし、画像センサの機能のうち拡大画像を用いて移動領域の存否を検出している状態から全体画像を用いて移動領域を抽出する状態に復帰させる際の判断は、上述した実施形態では図6におけるステップS3のみに相当するが、本実施形態ではステップS4〜S8の判断を付加している点が相違する。
すなわち、画像センサにより移動領域(以下では、人という)が検出され(S1)、拡大画像が生成されると(S2)、拡大画像を用いて移動領域の存否が確認される(S3)。すなわち、ステップS1では図7(a)に示すように、人Mが画像センサで検出されることにより部分領域Dpが設定され、ステップS2では図7(b)に示すように、部分領域Dpを1画面に拡大した拡大画像が生成される。図7において符号Bで示す範囲は画像センサおよび焦電センサの検知エリアである。ここで、部分領域Dpにおいて人Mが移動していれば、焦電センサにおいても人Mが検出され検知信号が出力されるが、検知信号が出力されていなくとも画像センサで人Mが検出されていれば拡大画像が維持される。
その後、部分領域Dpに人Mが存在するものの人Mが静止したとすると、画像センサと焦電センサとのいずれにおいても人Mが検出されなくなることがある。すなわち、ステップS3において拡大画像の中で人Mが検出されず、またステップS4において焦電センサでも人Mが検出なくなると、部分領域Dpに人Mが存在続けているものの静止していると判断し、所定の時限時間が経過するまでは拡大画像のままで維持する(S5)。時限時間が満了すると、人Mが部分領域Dpから出た可能性があるから、全体画像に復帰させ(S6)、画像センサにより人Mを検出する状態に復帰する(S1)。
一方、ステップS2の後に図7(c)に示すように部分領域Dpから人Mが退出しても人Mが検知エリアBの中に存在し続けている場合には、画像センサで設定した拡大画像には人Mが存在しないが、焦電センサでは人Mが検出されることになる。そこで、ステップS3において人Mが検出されなくとも焦電センサで人Mが検出されるときには(S4)、検知エリアBの中に人Mが存在するものと判断し、拡大画像から全体画像に復帰させる(S7)。その後、焦電センサによっても人Mが検知されなくなれば(S8)、図7(d)のように検知エリアBから人Mが退出したものと判断し、画像センサにより人Mを検出する状態に復帰する(S1)。
上述した動作によって、出力手段19を通してディスプレイ装置に表示される画像は、たとえば図8のようになる。図7(a)の関係では全体画像において部分領域Dpが設定されるから、図8(a)のように全体画像の中に部分領域Dpが設定された画像が生成され、図7(b)の関係では図8(b)のように拡大画像の中で人Mが移動する。また、図7(c)のように部分領域Dpから人Mが退出したり、図7(d)のように検知エリアBから人Mが退出したりすれば、図8(c)(d)のように拡大画像においては人Mが存在しない状態となる。ただし、時限時間が終了すると表示される画像は全体画像になる。
以上説明した動作により、画像センサと焦電センサとを連携させて人Mを検出することが可能になるから、検知エリアBにおける人Mの存否に関する検出の確実性を高めることができる。また、拡大画像と全体画像との切換を適切に行うことができ、拡大画像で人Mの存否が判断できるときには拡大画像による詳細な情報を獲得でき、人Mが部分領域Dpから退出したときには、すぐに全体画像に戻して画像内で人Mを追跡することが可能になる。他の構成および動作は上述した他の実施形態と同様である。
(実施形態6)
本実施形態は、実施形態5と同様に画像センサと焦電センサとを備える構成において、人の検出前には誤検出を抑制し、しかも人の検出後には検出状態を維持しやすくするものであって、総合制御部(図示せず)において、人の検出前後において画像センサおよび焦電センサでの人の存在の検出に用いる判断条件を変化させる構成を採用している。本実施形態における判断条件は人を検出する感度と言い換えることができる。
画像センサにより人を検出する感度は、移動領域が規定時間内に検出される回数と、移動領域について人か否かを判定する閾値との少なくとも一方により調節することができる。すなわち、上述した各実施形態では移動領域が1回検出されると拡大画像を生成しているが、移動領域が連続する複数画像で検出されたときに拡大画像を生成するようにすれば、実質的に人を検出する感度を低下させたことになり人の誤検出を抑制することができる。また、人か否かを判定するために移動領域の面積を用いるとすれば、閾値を大きくすることにより遠方に存在する人や小動物などを検出する確率を低減させ、結果的に誤検出を抑制することになる。
また、焦電センサにより人を検出する感度は、焦電センサの出力を閾値で2値化することにより生成する検知パルスの規定時間内での個数と、前記閾値の値との少なくとも一方により調節することができる。すなわち、1個の検知パルスだけで拡大画像を生成するのではなく、所定時間内に複数個の検知パルスが得られたときに拡大画像を生成するようにすれば、実質的に感度を低下させたことになる。また、検知パルスを生成するために焦電センサの出力を2値化する閾値を高く設定すれば、遠方に存在する人や小動物のように焦電センサに入射する熱線量が少ない場合には検知パルスが発生せず、結果的に誤検出を抑制することができる。
そこで、本実施形態では、画像センサと焦電センサとの感度を高低2段階に設定可能とし、画像センサと焦電センサとのどちらも人の存在の検出前にはともに低感度に設定しておき、人の存在の検出後には両方ともに高感度に設定する。たとえば、高感度の設定時には、画像センサでは移動領域が1回検出されると拡大画像に移行し、焦電センサでは検知パルスが1回出力されると検知信号を出力するように構成しておき、低感度の設定時には、画像センサでは移動領域が2回検出されると拡大画像に移行し、焦電センサでは検知パルスが2回出力されると検知信号を出力するように構成しておく。
この構成を採用することにより、常時は低感度にして遠方の人や小動物を誤検出するのを防止することができ、画像センサと焦電センサとのうちのどちらか一方でも人の存在を検出したときには、両方ともに高感度にして人の存在の検知を容易にするのである。したがって、焦電センサのみで人が検知された場合でも画像センサの感度を高めるから、拡大画像に迅速に移行させることが可能になる。また、画像センサのみで人が検知された場合でも焦電センサの感度が高くなるから、上述した保持タイマが再トリガされやすくなり、検知信号を維持しやすくなる。
なお、本実施形態では、画像センサと焦電センサとのうちの一方が人を検知している間には両方ともに高感度に設定しているが、高感度に設定する時間を一定時間に制限する構成を採用してもよい。他の構成および動作は上述した各実施形態と同様である。
(実施形態7)
実施形態6の構成では、画像センサと焦電センサとの感度をともに2段階に切り換えているが、本実施形態は、実施形態5、6と同様に、画像センサと焦電センサとを備える構成を採用し、かつ画像センサにおいて人を検出する精度を2段階に切り換える構成を採用している。基本的な動作は実施形態2と同様であって、人を検出するまではシルエットマッチングによる人の検出を行い、人が検出された後には差分画像を用いて人の存否を検出する構成を採用している。ただし、実施形態2では画像センサのみを用いているのに対して、本実施形態では画像センサと焦電センサとのいずれか一方において人が検出されると、画像センサにおいて差分画像を用いて人の検出を行うようにしている。つまり、画像センサで人が検出されたときには、拡大画像の差分画像を用いるが、焦電センサにより人が検出され画像センサでは検出されないときには、全体画像の差分画像を用いて人を検出することになる。
差分画像では2枚のエッジ画像を用いれば人を抽出することができるから、シルエットマッチングのように3枚のエッジ画像を用いる場合に比較すると、拡大画像を設定するまでに要する時間が短くなる。なお、全体画像について差分画像を用いて人を抽出する場合であっても、シルエットマッチングと同様に、人を含む部分領域を設定し、部分領域を1画面の大きさに拡大した拡大画像を生成する。
この構成ではシルエットマッチングにより人を抽出する場合よりも拡大画像を生成するタイミングが1画像分だけ早くなり、それだけ拡大画像によって人の存否を確認できるようになるタイミングを早めることができる。つまり、シルエットマッチングにより移動領域を抽出する場合よりも、拡大画像によって人の存否を確認する期間を長くすることができる。他の構成および動作は上述した他の実施形態と同様である。なお、実施形態5ないし実施形態7において焦電センサを用いた例を示したが、焦電センサのようなパッシブ型の人感センサに代えて赤外線の投受光や超音波の送受信を行うアクティブ型の人感センサを画像センサと組み合わせることも可能である。
10 撮像手段
11 濃淡画像記憶部(画像記憶手段)
12 エッジ画像生成部
13 エッジ画像記憶部(画像記憶手段)
14a 論理演算部(第1の移動領域抽出手段)
14b 論理演算部(第2の移動領域抽出手段)
15a 移動判定部(第1の移動領域抽出手段)
15b 移動判定部(第2の移動領域抽出手段)
16 拡大画像生成手段
17 拡大画像記憶部(画像記憶手段)

Claims (9)

  1. 対象空間を時間経過に伴って連続的に撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像した複数枚の画像を記憶する画像記憶手段と、画像記憶手段に格納された画像のうち着目する画像と当該画像に対する過去の規定枚数の画像とを比較することにより着目する画像の中で移動領域を抽出する第1の移動領域抽出手段と、着目する画像内において第1の移動領域抽出手段により移動領域が抽出されると当該移動領域を含むように設定した部分領域を1画面の大きさに拡大した拡大画像を生成する拡大画像生成手段と、拡大画像のうちで着目する画像と当該画像に対する過去の規定枚数の画像とを比較することにより着目する画像の中で移動領域の存否を検出する第2の移動領域抽出手段とを備え、第2の移動領域抽出手段は、時系列において隣接する2枚ずつの拡大画像の差分画像により移動領域の存否を検出することを特徴とする画像を用いた移動物体検知装置。
  2. 対象空間を時間経過に伴って連続的に撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像した複数枚の画像を記憶する画像記憶手段と、画像記憶手段に格納された画像のうち着目する画像と当該画像に対する過去の規定枚数の画像とを比較することにより着目する画像の中で移動領域を抽出する第1の移動領域抽出手段と、着目する画像内において第1の移動領域抽出手段により移動領域が抽出されると当該移動領域を含むように設定した部分領域を1画面の大きさに拡大した拡大画像を生成する拡大画像生成手段と、拡大画像のうちで着目する画像と当該画像に対する過去の規定枚数の画像とを比較することにより着目する画像の中で移動領域の存否を検出する第2の移動領域抽出手段とを備え、第2の移動領域抽出手段は、着目する拡大画像と過去の規定の複数枚の拡大画像とのそれぞれの差分画像において共通する領域を移動領域として検出するとともに、第1の移動領域抽出手段から処理が移行された後に前記規定の複数枚の拡大画像が得られるまでの期間は、時系列において隣接する2枚ずつの拡大画像の差分画像により移動領域の存否を検出することを特徴とする画像を用いた移動物体検知装置。
  3. 前記画像記憶手段は、前記拡大画像生成手段により拡大画像を生成する前において移動領域が検出されていない状態の画像を基準画像として記憶し、第2の移動領域抽出手段により移動領域が検出されなくなり第1の移動領域抽出手段により移動領域を抽出する処理に復帰したときに着目する画像と基準画像との差分を用いて移動領域を抽出することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像を用いた移動物体検知装置。
  4. 前記撮像手段により撮像した画像から移動領域として人を検出する検知エリアに一致する検知エリアを有し画像を用いることなく検知エリア内の人の存否を検出する人感センサが付加され、前記画像による人の検出と人感センサによる人の検出との結果の組合せにより第1の移動領域抽出手段と第2の移動領域抽出手段との処理を択一的に選択する総合制御部を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像を用いた移動物体検知装置。
  5. 前記総合制御部は、第2の移動領域抽出手段が人の存在を検出せず、かつ前記人感センサが人の存在を検出しているときには、第1の移動領域抽出手段により移動領域を抽出する処理に復帰させることを特徴とする請求項4記載の画像を用いた移動物体検知装置。
  6. 前記総合制御部は、第1の移動領域抽出手段と第2の移動領域抽出手段とを選択する判断条件を変更可能であって、第1の移動領域抽出手段と前記人感センサとの少なくとも一方が人の存在を検出している期間には、両方が人の存在を検出していない期間に比較して、人の存在を検出しやすくなるように判断条件を設定することを特徴とする請求項4記載の画像を用いた移動物体検知装置。
  7. 前記判断条件は、規定時間内に人を検出する回数であって当該回数に達したときに人が存在すると判断し、人の存在の検出後には検出前よりも当該回数を少なく設定することを特徴とする請求項6記載の画像を用いた移動物体検知装置。
  8. 前記判断条件は、人か否かを判断するために用いる閾値であって当該閾値を越えるときに人が存在すると判断し、人の存在の検出後には検出前よりも当該閾値を低く設定することを特徴とする請求項6記載の画像を用いた移動物体検知装置。
  9. 前記総合制御部は、第1の移動領域抽出手段と前記人感センサとの両方が人の存在を検出していない期間には、着目する画像と過去の規定の複数枚の画像とのそれぞれの差分画像において共通する領域を移動領域として検出するとともに移動領域が人か否かを判定し、第1の移動領域抽出手段と前記人感センサとの少なくとも一方が人の存在を検出している期間には、時系列において隣接する2枚ずつの画像の差分画像により移動領域の存否を検出することを特徴とする請求項4記載の画像を用いた移動物体検知装置。
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