JP2011020392A - スクリーン印刷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板のサイズによらずに押し付け力をバランスよく基板に作用させることができ、基板の反りを十分に矯正したうえでスクリーン印刷を行うことができるスクリーン印刷機を提供することを目的とする。
【解決手段】クランプ部材14により保持された基板PBの上方に、ベース部32に複数の押圧部材33が取り付けられて成る反り矯正体10が設けられる。反り矯正体10が備える複数の押圧部材33は、クランプ部材14による基板PBのクランプ方向(若しくは基板PBのクランプ方向と直交する方向)に平行に並んで配列され、それぞれ複数のばね部材63を介してベース部32に取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板にマスクプレートを接触させてペーストを印刷するスクリーン印刷機に関するものである。
スクリーン印刷機は、ベルトコンベアによって所定位置に搬送した基板を一対のクランプ部材によって基板の両側部をクランプして(挟んで)保持した後、基板にマスクプレートを接触させて半田ペーストや導電性ペースト等のペーストを供給し、マスクプレート上でスキージを摺動させてマスクプレートのパターン孔内にペーストを充填させることによって基板上にペーストを印刷する。
このようなスクリーン印刷機では、基板に反りが生じていると基板とマスクプレートが十分に密着せず、両者の間に隙間ができて印刷精度が低下する。このため、基板にマスクプレートを接触させる前に、基板全体を押圧して反りを矯正する必要があり、このような反り矯正手段を備えたスクリーン印刷機が従来知られている(特許文献1)。
特開2005−305884号公報
しかしながら、従来の反り矯正手段では、1枚のプレート部材をシリンダ等によって基板に押し付ける構成であったため、基板のサイズによってはプレート部材が基板に対して過大になったり過小になったりし、押し付け力をバランスよく基板に作用させることができないために、基板の反りを十分に矯正することができない場合があるという問題点があった。
そこで本発明は、基板のサイズによらずに押し付け力をバランスよく基板に作用させることができ、基板の反りを十分に矯正したうえでスクリーン印刷を行うことができるスクリーン印刷機を提供することを目的とする。
請求項1に記載のスクリーン印刷機は、基板の両側部をクランプして保持するクランプ部材と、クランプ部材により保持された基板の上方に位置されるベース部に複数の押圧部材が取り付けられて成る反り矯正体と、クランプ部材により保持された基板の上面を反り矯正体が備える押圧部材の下面に相対的に押し付ける押し付け手段と、反り矯正体に押し付けられて反りが矯正された基板に接触されるマスクプレートと、基板に接触されたマスクプレートにペーストを供給するペースト供給手段と、ペースト供給手段によりペーストが供給されたマスクプレートに対して摺動し、マスクプレートに設けられたパターン孔を介して基板にペーストを印刷するスキージとを備えたスクリーン印刷機であって、反り矯正体が備える複数の押圧部材は、クランプ部材による基板のクランプ方向若しくは基板のクランプ方向と直交する方向に平行に並んで配列され、それぞれ複数のばね部材を介してベース部に取り付けられている。
請求項2に記載のスクリーン印刷機は、請求項1に記載のスクリーン印刷機であって、各押圧部材は押圧部材の配列方向に相対移動自在になっている。
請求項3に記載のスクリーン印刷機は、請求項1又は2に記載のスクリーン印刷機であって、複数の押圧部材はクランプ部材による基板のクランプ方向と直交する方向に平行に並んで配列され、各押圧部材とベース部との間に設けられた前記複数のばね部材が、クランプ部材による基板のクランプ方向の位置に応じて異なるばね定数を有している。
本発明では、反り矯正体は、クランプ部材により保持された基板の上方に位置されるベース部に、クランプ部材による基板のクランプ方向若しくは基板のクランプ方向と直交する方向に平行に並んで配列された複数の押圧部材がそれぞれ複数のばね部材を介して取り付けられた構成となっているので、基板の反りの矯正時には、基板と接触した一部の押圧部材(基板のサイズによっては全ての押圧部材)がそれぞれ独立してばね部材を介して基板を押圧することになる。このため、基板のサイズによらずに押し付け力をバランスよく基板に作用させることができ、基板の反りを十分に矯正したうえでスクリーン印刷を行うことができる。
本発明の実施の形態1におけるスクリーン印刷機の平面図 本発明の実施の形態1におけるスクリーン印刷機の正面図 本発明の実施の形態1におけるスクリーン印刷機の側面図 本発明の実施の形態1におけるスクリーン印刷機の制御系統を示すブロック図 (a)(b)本発明の実施の形態1におけるスクリーン印刷機が備える位置決めコンベアの平面図 本発明の実施の形態1におけるスクリーン印刷機が備える反り矯正体の一部分解斜視図 本発明の実施の形態1におけるスクリーン印刷機が備える反り矯正体の正面図 (a)(b)(c)本発明の実施の形態1におけるスクリーン印刷機が備える反り矯正体の部分斜視図 (a)(b)(c)本発明の実施の形態1におけるスクリーン印刷機が備える反り矯正体の使用方法の説明図 (a)(b)本発明の実施の形態1におけるスクリーン印刷機の動作説明図 (a)(b)(c)(d)本発明の実施の形態1におけるスクリーン印刷機の動作説明図 (a)(b)(c)本発明の実施の形態1におけるスクリーン印刷機の動作説明図 本発明の実施の形態2におけるスクリーン印刷機が備える反り矯正体の一部分解斜視図 本発明の実施の形態2におけるスクリーン印刷機が備える反り矯正体の側面図 (a)(b)(c)本発明の実施の形態2におけるスクリーン印刷機が備える反り矯正体の使用方法の説明図 本発明の実施の形態2におけるスクリーン印刷機が備える反り矯正体の使用方法の説明図 (a)(b)(c)本発明の実施の形態2におけるスクリーン印刷機が備える反り矯正体の部分側面図
(実施の形態1)
図1、図2及び図3において、実施の形態1におけるスクリーン印刷機1は、基台2、基台2上に設けられて印刷対象物である基板PBの搬送及び所定の作業位置への位置決め
を行う基板位置決めユニット3、基板位置決めユニット3の上方に設けられたマスクプレート4、シリンジ5、スキージ6、カメラユニット7及び反り矯正体10を備えて構成されている。以下、説明の便宜上、基板位置決めユニット3による基板PBの搬送方向(図1の紙面左右方向)をX軸方向、X軸方向と直交する水平面内方向(図1の紙面上下方向)をY軸方向、上下方向(図2の紙面上下方向)をZ軸方向とする。
図1、図2及び図3において、基板位置決めユニット3は、基台2に対してY軸方向に移動するYテーブル11a、Yテーブル11aに対してX軸方向に移動するXテーブル11b、Xテーブル11bに対してZ軸回りに回転するθテーブル11c及びθテーブル11cの上面に固定されたベーステーブル11dを備えて成る水平面内位置決め部11と、水平面内位置決め部11のベーステーブル11dに対して昇降する第1昇降テーブル12a、第1昇降テーブル12aに対して昇降する第2昇降テーブル12b、第2昇降テーブル12bの上面に設けられた下受けユニット12cを備えて成る上下方向位置決め部12、上下方向位置決め部12の第1昇降テーブル12aに取り付けられて基板PBをX軸方向に搬送し、その基板PBを所定の作業位置に位置決めする一対のベルトコンベアから成る位置決めコンベア13、位置決めコンベア13の上方でY軸方向に開閉作動し、位置決めコンベア13上の基板PBのY軸方向の両側部を基板PBの側方からクランプして(挟んで)保持する一対のクランプ部材(クランパ)14を備えて成る。
図1及び図2において、基板位置決めユニット3を構成する位置決めコンベア13のX軸方向両側の位置には、スクリーン印刷機1の外部(図1及び図2の紙面左側)から投入された基板PBを搬送(搬入)して位置決めコンベア13に受け渡す搬入コンベア15と、位置決めコンベア13から受け渡された基板PBをスクリーン印刷機1の外部に搬送(搬出)する搬出コンベア16が設けられている。
図1、図2及び図3において、マスクプレート4は四辺を枠部材4wによって支持されており、枠部材4wによって囲まれた矩形のマスク領域内には、基板PB上に設けられた複数の電極DTに対応する複数のパターン孔4aが設けられている。
図1において、基台2上にはXYロボット17が設けられている。このXYロボット17は、基板位置決めユニット3の上方をY軸方向に延びて設けられた一対のY軸ステージ17aと、X軸方向に延びて設けられ、一対のY軸ステージ17aに両端が支持されてY軸方向に移動自在なカメラ移動用X軸ステージ17b及び反り矯正体移動用X軸ステージ17cと、カメラ移動用X軸ステージ17b上をX軸方向に移動自在に設けられたカメラ支持ステージ17dから成っている。図3において、カメラユニット7は撮像視野を下方に向けた第1カメラ7aと撮像視野を上方に向けた第2カメラ7bを備えて成る。
図3において、スキージ6は、Y軸方向に移動自在に設けられた移動ビーム18(図2も参照)にY軸方向に対向して2つ設けられている。各スキージ6はX軸方向に延びた「へら」状の部材であり、移動ビーム18に取り付けられたスキージ昇降シリンダ6aの作動によって移動ビーム18に対して昇降する。
このスクリーン印刷機1において、基板PBの搬送を行う基板搬送路としての搬入コンベア15、位置決めコンベア13及び搬出コンベア16の各動作は、制御装置20(図4)が図示しない基板搬送路作動機構21(図4)の作動制御を行うことによってなされ、クランプ部材14による基板PBのクランプ動作は、制御装置20が図示しないアクチュエータ等から成るクランプ部材作動機構22(図4)の作動制御を行うことによってなされる。
基台2に対するYテーブル11aのY軸方向への移動、Yテーブル11aに対するXテ
ーブル11bのX軸方向への移動、Xテーブル11bに対するθテーブル11cの(すなわちベーステーブル11dの)Z軸回りの回転、ベーステーブル11dに対する第1昇降テーブル12aの昇降、第1昇降テーブル12aに対する第2昇降テーブル12bの(すなわち下受けユニット12cの)昇降の各動作は、制御装置20がYテーブル駆動モータMyやXテーブル駆動モータMx(図2及び図3参照)等のアクチュエータ等から成る基板位置決めユニット作動機構23(図4)の作動制御を行うことによってなされる。
XYロボット17を構成するカメラ移動用X軸ステージ17b及び反り矯正体移動用X軸ステージ17cのY軸方向への移動動作及びカメラユニット7が取り付けられたカメラ支持ステージ17dのX軸方向への移動動作は、制御装置20が図示しないアクチュエータから成るXYロボット作動機構24(図4)の作動制御を行うことによってなされる。
図3において、シリンジ5は、図示しない移動機構によってマスクプレート4の上方を水平面内で移動自在に設けられており、内部に貯蔵した半田ペーストや導電性ペースト等のペーストを下方に吐出する。このシリンジ5の移動動作は、制御装置20が図示しないアクチュエータ等から成るシリンジ移動機構25(図4)の作動制御を行うことによってなされ、シリンジ5によるペーストの吐出動作は、制御装置20が図示しないアクチュエータ等から成るペースト吐出機構26(図4)の作動制御を行うことによってなされる。
スキージ6を保持する移動ビーム18のY軸方向への移動動作は、制御装置20が図示しないアクチュエータ等から成るスキージ移動機構27(図4)の作動制御を行うことによってなされ、各スキージ6の移動ビーム18に対する昇降動作は、制御装置20が前述のスキージ昇降シリンダ6aの作動制御を行うことによってなされる。
カメラユニット7を構成する第1カメラ7aは、このスクリーン印刷機1が備える制御装置20に制御されて、基板位置決めユニット3によって作業位置に位置決めされた基板PBの基板位置検出マーク(図示せず)の撮像を行い、第2カメラ7bは、制御装置20に制御されて、マスクプレート4に設けられたマスク位置検出マーク(図示せず)の撮像を行う。第1カメラ7aの撮像によって得られた画像データと第2カメラ7bの撮像によって得られた画像データはともに制御装置20に入力される(図4)。
図5(a),(b)において、位置決めコンベア13は、基台2に対してY軸方向への移動が不能な固定コンベアCBaと、基台2に対して(すなわち固定コンベアCBaに対して)Y軸方向への移動が可能な可動コンベアCBbからなっており、固定コンベアCBaに対して可動コンベアCBbを基板PBの幅方向(Y軸方向)に移動させることによって固定コンベアCBaと可動コンベアCBbの間隔(コンベア幅W)を変化させることができる。
図5(a),(b)は基板PBのサイズ(幅方向寸法)に応じて位置決めコンベア13のコンベア幅Wを変更した様子を示したものであり、図5(b)は図5(a)よりも相対的にコンベア幅Wが小さいときの状態を示している。なお、ここでは位置決めコンベア13について示したが、コンベア幅Wを可変設定できることは、搬入コンベア15及び搬出コンベア16についても同様である。
このスクリーン印刷機1には、オペレータがコンベア幅Wの設定値を入力するためのコンベア幅設定入力部28(図4)が設けられており、オペレータがコンベア幅設定入力部28からコンベア幅Wの値を入力すると、制御装置20は図示しないアクチュエータ等から成るコンベア幅設定機構29(図4)の作動制御を行って3つのコンベア13,15,16それぞれの可動コンベアCBbをY軸方向に移動させ、3つのコンベア13,15,16それぞれのコンベア幅Wがコンベア幅設定入力部28から入力された値になるように
する。このため、このスクリーン印刷機1では、異なるサイズの基板PBの搬送及び位置決めを行うことができ、複数種の基板PBに対してスクリーン印刷を施すことができる。
図6において、反り矯正体10は、XYロボット17を構成する反り矯正体移動用X軸ステージ17cに一対のブラケット31を介して取り付けられ、反り矯正体移動用X軸ステージ17cの移動によってクランプ部材14により保持された基板PBの上方に位置されるベース部32と、ベース部32に取り付けられた複数の押圧部材33を有して成る。
ベース部32は、Y軸方向に延びて設けられたベースプレート41と、クランプ部材14による基板PBのクランプ方向(Y軸方向)に平行に並んで配列され、ベースプレート41の下方をベースプレート41に対してY軸方向に移動自在に取り付けられた複数(ここでは4個)の押圧部材取り付けブラケット42を備える。
ベースプレート41は全体としてY軸方向に延びた長方形形状を有しており、短辺がX軸に平行、長辺がY軸に平行になっている。長辺側の両側面(Y軸と平行な両側面)にはY軸方向に延びたスライド溝43が設けられている(図7も参照)。
図6において、各押圧部材取り付けブラケット42はX軸方向に延びた長尺状の板状部材であり、その上面にX軸方向に対向して配置された一対の固定具51がそれぞれベースプレート41の長辺側端面に係合している。このため、押圧部材取り付けブラケット42はその全体をベースプレート41に対してY軸方向に移動させることができる。
図7中の左側拡大図において、各固定具51は、押圧部材取り付けブラケット42の上面に取り付けられた断面「コ」の字状のスライダ52と、スライダ52の垂直壁52aに設けられたネジ挿通孔53内をX軸方向に貫通して延び、つまみ部54aをスライダ52の垂直壁52aの外側に位置させた固定ネジ54と、ベースプレート41のスライド溝43内に位置して固定ネジ54と螺合したナットプレート55を有して成る。
図7中の左側拡大図に示すように、各固定具51の固定ネジ54と螺合したナットプレート55は、スライド溝43を形成するベースプレート41の上下内壁面41a,41bによって固定ネジ54の軸(この軸はX軸と平行)回り方向の回転が拘束されており、オペレータがつまみ部54aを捻って固定ネジ54をナットプレート55に螺入させていくと、ナットプレート55はスライド溝43を形成するベースプレート41の垂直内壁面41cに当接し、固定ネジ54との間でスライダ52の垂直壁52aとベースプレート41の上下の端部壁41d,41eを締め付けるようになるので、スライダ52がベースプレート41に対して固定される。
図6において、各押圧部材33は、押圧部材取り付けブラケット42の下方をX軸方向に延びた長尺状の部材であり、そのX軸方向両端部にはばね挿通部材取り付け穴61が押圧部材33を厚さ方向(Z軸方向)に貫通して設けられている。
図6において、各押圧部材取り付けブラケット42のX軸方向両端部にはばね挿通部材62が取り付けられている。各ばね挿通部材62は下方に延びたネジ部62aを有しており、そのネジ部62aはばね部材(ここでは上下方向に延びたつるまきばねとする)63を上下方向に挿通したうえで、押圧部材33のばね挿通部材取り付け穴61を上下方向に貫通して延び(図7中の右側拡大図)、押圧部材33の下面に開口して設けられたナット収容スペース64内において、ばね挿通部材抜け止めナット65と螺合している。
このため、各押圧部材33と押圧部材取り付けブラケット42の間には2つのばね部材63が介装された状態となっており、ベース部32を固定した状態で押圧部材33の下面
を下方から押圧すると、押圧部材33はばね部材63を縮ませながらベース部32(押圧部材取り付けブラケット42)側に近づくことになる。
各固定具51では、固定ネジ54のつまみ部54aを図8(a)中に示す矢印A1の方向に捻るとナットプレート55がつまみ部54aから遠ざかる方向に相対移動してスライダ52とベースプレート41との締め付けが解除され、つまみ部54aを図8(c)中に示す矢印A2の方向に捻るとナットプレート55がつまみ部54aに近づく方向に相対移動してスライダ52とベースプレート41との締め付けがなされる。スライダ52とベースプレート41との締め付けが解除された状態では各固定具51はベースプレート41の長辺側端面に沿って(すなわちY軸方向に)スライド自在であり、スライダ52とベースプレート41との締め付けがなされれば固定具51をベースプレート41に対して固定させることができるので、各押圧部材33はベースプレート41に対する取り付け位置をY軸方向の任意の位置に変更することができる。
この押圧部材33のベースプレート41に対する取り付け位置の変更は、取り付け位置を変更しようとする押圧部材33に繋がる押圧部材取り付けブラケット42に取り付けられた一対の固定具51の固定ネジ54を同時に緩めたうえで(図8(a)。図中に示す矢印A1)、押圧部材33全体をY軸方向のスライドさせたい向きに移動させて取り付け位置を変更し(図8(b)。図中に示す矢印B)、新たな取り付け位置が定まったら再度固定ネジ54を締め付けることによって行う(図8(c)。図中に示す矢印A2)。
このように、本実施の形態1におけるスクリーン印刷機1の反り矯正体10では、各押圧部材33は押圧部材33の配列方向(Y軸方向)に相対移動自在になっているので、各押圧部材33のベースプレート41に対する取り付け位置を変更して、隣接する押圧部材33同士の間隔を自在に変更することができる。
クランプ部材14によりクランプした基板PBの反りの矯正を行うときは、基板位置決めユニット3を作動させて、基板PBの上面が反り矯正体10に下方から押し付けられるようにするが、このとき、4個の押圧部材33のうち、最も固定コンベアCBaに近い側の押圧部材33のY軸方向外側端部と、固定コンベアCBa側のクランプ部材14の上面のY軸方向内側端部とが当接するように(図9(a),(b),(c)参照)、反り矯正体10の位置決めを予め行っておく。
これにより、反り矯正体10が備える4個の押圧部材33のうち、基板PBのサイズに応じた一部又は全部の押圧部材33が基板PBと接触して基板PBが押圧される。例えば、図9(a)のように基板PBの幅方向寸法が大きく、コンベア幅Wが最大値近くの値に設定されている場合には、4個の押圧部材33の全てが基板PBの上面に接触し、これら4個の押圧部材33で基板PBを押圧して基板PBの反りを矯正することになるが、図9(b)のように基板PBの幅方向寸法が小さく、コンベア幅Wが最大値よりも小さい値に設定されている場合には、設定されたコンベア幅Wの値によっては(基板PBのサイズによっては)、4個の押圧部材33のうちの一部の(図9(b)では3個の)押圧部材33のみが基板PBと接触してその基板PBを押圧することになる(基板PBと接触しない押圧部材33は基板PBの押圧に関する限り、遊んだ状態となる)。そして、各押圧部材33はばね部材63を介してベース部32に(直接的には押圧部材取り付けブラケット42に)取り付けられており、基板PBと接触した押圧部材33はばね部材63を介してそれぞれ独立して基板PBを押圧することになるので、基板PBのサイズによらずに押し付け力をバランスよく基板PBに作用させることができる。
また、4個の押圧部材33はそれぞれ押圧部材33の配列方向(ここではY軸方向)に相対移動自在になっており、前述のように、隣接する押圧部材33同士の間隔を自在に変
更することができるので、基板PBのサイズに応じて押圧部材33同士の間の間隔を変更し、基板PBが小さい場合であっても、4個の押圧部材33の全部によって基板PBを押圧するようにすることもできる(図9(c))。
次に、図10、図11及び図12を用いてスクリーン印刷機1の動作について説明する。スクリーン印刷機1の制御装置20は、スクリーン印刷機1が外部(搬入コンベア15の上流側)から基板PBが投入されたことを図示しない検知手段により検知したら、搬入コンベア15を作動させてその基板PBを受け取り、位置決めコンベア13に受け渡す(図10(a)中に示す矢印C。基板搬入工程)。そして、図示しない検知手段により、位置決めコンベア13が搬送する基板PBが所定の作業位置に到達したことを検知したら、位置決めコンベア13の作動を停止させて位置決めを行う(図10(b)。基板位置決め工程)。
制御装置20は、基板PBの作業位置への位置決めを行ったら、基板位置決めユニット3が備える上下方向位置決め部12の第2昇降テーブル12bを第1昇降テーブル12aに対して上昇させ(図11(a)中に示す矢印D1)、下受けユニット12cが基板PBの下面に接触したら第2昇降テーブル12bの上昇を停止させる。そして、クランプ部材14を作動させ、位置決めコンベア13上の基板PBの両側部をクランプして保持する(図11(a)中に示す矢印E1。基板保持工程)。
制御装置20は、クランプ部材14により基板PBをクランプして保持したら、再び第2昇降テーブル12bを第1昇降テーブル12aに対して上昇させ(図11(b)中に示す矢印D2)、下受けユニット12cで基板PBを押し上げる。これにより基板PBは両端をクランプ部材14に対して摺動させながら上昇し(位置決めコンベア13からは上方に離間する)、基板PBの上面が両クランプ部材14の上面とほぼ同じ高さになったところで停止される(図11(b))。
制御装置20は上記基板PBのクランプ部材14に対する高さ調整が終了したら(或いは高さ調整を行う以前に)、XYロボット17の反り矯正体移動用X軸ステージ17cをY軸方向に移動させ、所定の待機位置に位置させておいた反り矯正体10を位置決めコンベア13の上方の所定の位置に移動させる(図11(b)中に示す矢印F1)。
制御装置20は、反り矯正体10を位置決めコンベア13の上方の所定の位置に位置決めしたら、第1昇降テーブル12aをベーステーブル11dに対して上昇させ(図11(c)中に示す矢印D3)、クランプ部材14により保持された基板PBを、反り矯正体10が備える押圧部材33の下面に下方から押し付ける(図11(c))。これにより基板PBは反り矯正体10が備える複数の押圧部材33と下受けユニット12cによって挟みつけられ、基板PBの反りが矯正される(反り矯正工程)。
制御装置20は、上記のようにして基板PBの反りを矯正したら、第1昇降テーブル12aをベーステーブル11dに対して下降させ(図11(d)。図中に示す矢印D4)、基板PBを反り矯正体10から下方に離間させる(図11(d))。そして、XYロボット17の反り矯正体移動用X軸ステージ17cをY軸方向に移動させ、反り矯正体10を待機位置に移動させる(図11(d)中に示す矢印F2)。
制御装置20は、基板PBの反り矯正工程が終了したら、XYロボット17のカメラ移動用X軸ステージ17b及びカメラ支持ステージ17dを作動させてカメラユニット7を基板PBとマスクプレート4の間の領域に移動させ、第1カメラ7aにより基板PBに設けられた基板位置検出マークの撮像を行わせるとともに、第2カメラ7bによりマスクプレート4に設けられたマスク位置検出マークの撮像を行わせる。そして、得られた基板位
置検出マークの画像データから基板PBの位置を把握するとともに、得られたマスク位置検出マークの画像データからマスクプレート4の位置を把握する。
制御装置20は、基板PBの位置とマスクプレート4の位置を把握したら、基板位置決めユニット3が備える水平面内位置決め部11の作動制御を行って基板PBを水平面内方向に移動させ、基板PBとマスクプレート4が上下方向に対向するように水平方向位置合わせを行う。そして、基板PBとマスクプレート4の水平方向位置合わせが終わったら、制御装置20は、基板位置決めユニット3が備える上下方向位置決め部12の第1昇降テーブル12aをベーステーブル11dに対して上昇させ(図12(a)中に示す矢印D5)、基板PBの被印刷面である上面をマスクプレート4に下方から接触させる(図12(a)。マスクプレート接触工程)。これによりマスクプレート4のパターン孔4aと基板PB上の電極DTとが上下方向に合致した状態となる。
制御装置20は、基板PBをマスクプレート4に接触させたら、シリンジ5をマスクプレート4の上方に移動させてマスクプレート4の上面にペーストPTを供給させた後(図12(a)。ペースト供給工程)、一方のスキージ6を下降させてそのスキージ6の下縁をマスクプレート4の上面に当接させる。そして、そのマスクプレート4に当接させたスキージ6をY軸方向に移動させ(図12(b)中に示す矢印G)、ペーストPTをスキージ6によってかき寄せてマスクプレート4のパターン孔4a内に充填させる(ペースト充填工程)。なお、図12(b)において、ペーストPTを矢印Gと反対の方向にかき寄せるときには、図中の左側のスキージ6を上昇させてマスクプレート4から離間させるとともに、右側のスキージ6をマスクプレート4の上面に当接させて、スキージ6を矢印Gと反対の方向に移動させる。
制御装置20は、マスクプレート4のパターン孔4a内にペーストPTを充填させたら、第1昇降テーブル12aをベーステーブル11dに対して下降させ、マスクプレート4を基板PBから離間させる(図12(c)中に示す矢印D6)。これにより版離れが行われ(版離れ工程)、ペーストPTが基板PBの電極DT上に印刷される。
制御装置20は、基板PBへのペーストPTの印刷が終了したら、クランプ部材14を作動させて基板PBのクランプを解除したうえで(図12(c)中に示す矢印E2)、第2昇降テーブル12bを第1昇降テーブル12aに対して下降させ、基板PBを位置決めコンベア13上に降ろす。そして、基板位置決めユニット3が備える水平面内位置決め部11を作動させ、搬出コンベア16に対する位置決めコンベア13の位置調整を行ったうえで、位置決めコンベア13と搬出コンベア16を作動させ、位置決めコンベア13上の基板PBを搬出コンベア16に受け渡してそのままスクリーン印刷機1の外部に搬出する(基板搬出工程)。
(実施の形態2)
実施の形態2におけるスクリーン印刷機1では、実施の形態1におけるスクリーン印刷機1と反り矯正体の構成のみが異なる。図13において、実施の形態2における反り矯正体70は、XYロボット17を構成する反り矯正体移動用X軸ステージ17cに一対のブラケット71を介して取り付けられたベース部72と、ベース部72に取り付けられた複数の押圧部材73を有して成る。
ベース部72は、Y軸方向に延びて設けられたベースプレート81と、ベースプレート81の下方にベースプレート81の延びる方向と直交する方向(すなわちX軸方向)に延びて設けられた矩形の枠状体82と、クランプ部材14による基板PBのクランプ方向(Y軸方向)と直交する方向(X軸方向)に平行に並んで配列され、枠状体82の下方を枠状体82に対してX軸方向に移動自在に取り付けられた複数(ここでは5個)の押圧部材
取り付けブラケット83を備えてなる。
ベースプレート81は全体としてY軸方向に延びた長方形形状を有しており、短辺がX軸に平行、長辺がY軸に平行になっている。また、枠状体82は長辺がX軸に平行、短辺がY軸に平行になっている。枠状体82の長辺側の両側面(X軸と平行な両側面)にはX軸方向に延びた、実施の形態1のスライド溝43と同様の構成のスライド溝(符号も同じく43とする)が設けられている。
図13において、各押圧部材取り付けブラケット83はY軸方向に延びた長尺状の板状部材であり、その上面にY軸方向に対向して設けられた実施の形態1における固定具51と同様の一対の固定具(符号も同じく51とする)がそれぞれ枠状体82の長辺側端面に係合している。このため、押圧部材取り付けブラケット83はその全体を枠状体82に対してX軸方向に移動させることができる。なお、各固定具51のスライド溝43に対する取り付け方は実施の形態1の場合と同様であり、図7の左側拡大図を参照することができるので、その詳細な説明は省略する。
図13において、各押圧部材73は、押圧部材取り付けブラケット83と同様にY軸方向に延びた長尺状の部材であるが、そのY軸方向長さは押圧部材取り付けブラケット83のY軸方向長さのおよそ半分であり、そのY軸方向両端部にはばね挿通部材取り付け穴91が押圧部材73を厚さ方向に貫通して設けられている。すなわちこの反り矯正体70では、Y軸方向に延びた押圧部材取り付けブラケット83ひとつ当たり、Y軸方向に延びた押圧部材73が2つ、Y軸方向に並んで取り付けられている。
図13及び図14において、各押圧部材73は、実施の形態1における反り矯正体10と同様の構成によって、対応する押圧部材取り付けブラケット83に取り付けられている。すなわち、各押圧部材取り付けブラケット83には、第1実施の形態のばね挿通部材62と同様のばね挿通部材(符号も同じく62とする)がY軸方向に4つ並んで設けられており、各ばね挿通部材62のネジ部62aは実施の形態1と同様のばね部材63と同様のばね部材(符号も同じく63とする)を上下方向に挿通したうえで、押圧部材73のばね挿通部材取り付け穴91を上下方向に貫通して延び、押圧部材73の下面に開口して設けられた実施の形態1におけるナット収容スペース64と同様のナット収容スペース(符号も同じく64とする)内において、実施の形態1におけるばね挿通部材抜け止めナット65と同様のばね挿通部材抜け止めナット(符号も同じく65とする)と螺合している。
このため、各押圧部材73と押圧部材取り付けブラケット83の間には2つのばね部材63が介装された状態となっており(図14)、ベース部72を固定した状態で押圧部材73の下面を下方から押圧すると、押圧部材73はばね部材63を縮ませながら押圧部材取り付けブラケット83側に近づくことになる。
クランプ部材14によりクランプした基板PBの反りの矯正を行うときは、実施の形態1の場合と同様に、基板位置決めユニット3を作動させて、基板PBの上面が反り矯正体70に下方から押し付けられるようにするが、このとき、固定コンベアCBa側に位置する5個の押圧部材73のY軸方向外側端部と、固定コンベアCBa側のクランプ部材14の上面のY軸方向内側端部とが当接するように(図15(a),(b),(c)参照)、反り矯正体70の位置決めを予め行っておくようにする。
これにより、反り矯正体70が備える10個の押圧部材73のうち、基板PBのサイズに応じた一部又は全部の押圧部材73が基板PBと接触して基板PBが押圧される。例えば、図15(a)のように基板PBの幅方向寸法が大きく、コンベア幅Wが最大値近くの値に設定されており、また基板PBの長さ方向寸法(X軸方向の寸法)も大きい場合には
、10個の押圧部材73の全てが基板PBの上面に接触し、これら10個の押圧部材73で基板PBを押圧して基板PBの反りを矯正することになるが、図15(b)又は図15(c)のように基板PBの幅方向寸法が小さく、コンベア幅Wが最大値よりも小さく設定されており、或いは基板PBの長さ方向寸法も比較的小さい場合には、設定されたコンベア幅Wの値によっては(基板PBのサイズによっては)、10個の押圧部材73のうちの一部(図15(b)では6つ、図15(c)では3つ)の押圧部材73のみが基板PBと接触してその基板PBを押圧することになる(この場合、基板PBと接触しない押圧部材73は基板PBの押圧に関する限り、遊んだ状態となる)。そして、各押圧部材73はばね部材63を介してベース部72に(直接的には押圧部材取り付けブラケット83に)取り付けられており、基板PBと接触した押圧部材73はばね部材63を介してそれぞれ独立して基板PBを押圧することになるので、基板PBのサイズが変わっても押し付け力をバランスよく基板PBに作用させることができる。
また、この実施の形態2における反り矯正体70では、各押圧部材取り付けブラケット83に取り付けられた押圧部材73は、押圧部材取り付けブラケット83単位でその配列方向(X軸方向)に相対移動自在になっており、各押圧部材取り付けブラケット83に設けられた一対の固定具51のつまみ部54a(図14)の操作によって、各押圧部材73のベースプレート81に対する取り付け位置を変更することができ、X軸方向に隣接する押圧部材73同士の間隔を自在に変更することが可能である。このため、基板PBが比較的小さい場合であっても、基板PBのサイズに応じて押圧部材73同士の間の間隔を変更することによって、10個の押圧部材73の全部によって基板PBを押圧するようにすることもできる(図16)。
また、この実施の形態2における反り矯正体70では、各押圧部材73について、押圧部材取り付けブラケット83との間に設けられるY軸方向に並んだ2つのばね部材63は、クランプ部材14による基板PBのクランプ方向(Y軸方向)に応じて異なるばね定数を有するものとなっている。すなわち、図14において、1個の押圧部材73について、Y軸方向に並んで配置された2つのばね部材63のうち、紙面の左側(固定コンベアCBaに近い側)のばね部材63(符号を63aとする)のばね定数と、紙面の右側(固定コンベアCBaから遠い側)のばね部材63(符号を63bとする)のばね定数とを比べた場合、固定コンベアCBaから遠い側のばね部材63bのばね定数が、固定コンベアCBaに近い側のばね部材63aのばね定数よりも相対的に低い値(したがって軟らかい)となっている。
反り矯正体70に対してクランプ部材14にクランプされた基板PBが押し付けられたとき、反り矯正体70が備える10個の押圧部材73のうち、固定コンベアCBa側の5個の押圧部材73には、基板PBに対して極めて剛なクランプ部材14(固定コンベアCBa側のクランプ部材14)から相対的な押し上げ力P(図17(a))がほぼ直接作用することになるが、仮に、各押圧部材73について、押圧部材取り付けブラケット83との間に設けられるY軸方向に並んだ2つのばね部材63が同一のばね定数を有するものであった場合には、押し上げ力Pが直接作用しない側のばね部材63(図17における紙面右側のばね部材63b)の縮み量は、押し上げ力Pがほぼ直接作用する側のばね部材63(図17における紙面左側のばね部材63a)の縮み量よりも小さくなって、図17(b)に示すように押圧部材73は水平姿勢から傾いてしまい、基板PBを均一な力配分で押圧することができなくなるところである。
しかし、上述のように、この実施の形態2における反り矯正体70では、各押圧部材73について、押圧部材取り付けブラケット83との間に設けられるY軸方向に並んだ2つのばね部材63のうち、押し上げ力Pが直接作用しない側(固定コンベアCBaから遠い側)のばね部材63(図17における紙面右側のばね部材63b)のばね定数が、押し上
げ力Pがほぼ直接作用する側(固定コンベアCBaに近い側)のばね部材63(図17における紙面左側のばね部材63a)のばね定数よりも相対的に低い値となっており、押し上げ力Pが直接作用しない側のばね部材63(図17における紙面右側のばね部材63b)の縮み量を、押し上げ力Pがほぼ直接作用する側のばね部材63(図17における紙面左側のばね部材63a)の縮み量とほぼ同じ程度にすることができるので、図17(d)に示すように、押圧部材73を水平姿勢に保持することができ、基板PBを均一な力配分で押圧することができる。
以上説明したように、実施の形態1(又は実施の形態2)におけるスクリーン印刷機1は、基板PBの両側部をクランプして保持するクランプ部材14と、クランプ部材14により保持された基板PBの上方に位置されるベース部32(実施の形態2ではベース部72)に複数の押圧部材33(実施の形態2では押圧部材73)が取り付けられて成る反り矯正体10(実施の形態2では反り矯正体70)と、クランプ部材14により保持された基板PBの上面を反り矯正体10が備える押圧部材33の下面に相対的に押し付ける押し付け手段としての基板位置決めユニット3と、反り矯正体10に押し付けられて反りが矯正された基板PBに接触されるマスクプレート4と、基板PBに接触されたマスクプレート4にペーストPTを供給するペースト供給手段としてのシリンジ5と、シリンジ5によりペーストPTが供給されたマスクプレート4に対して摺動し、マスクプレート4に設けられたパターン孔4aを介して基板PBにペーストPTを印刷するスキージ6を備えたものにおいて、反り矯正体10が備える複数の押圧部材33は、クランプ部材14による基板PBのクランプ方向であるY軸方向(第2の実施の形態では基板PBのクランプ方向と直交する方向であるX軸方向)に平行に並んで配列され、それぞれ複数のばね部材63を介してベース部32に取り付けられたものとなっている。
本実施の形態1(又は実施の形態2)におけるスクリーン印刷機1では、反り矯正体10(実施の形態2では反り矯正体70)は、クランプ部材14により保持された基板PBの上方に位置されるベース部32(実施の形態2ではベース部72)に、クランプ部材14による基板PBのクランプ方向(実施の形態2では基板PBのクランプ方向と直交する方向)に平行に並んで配列された複数の押圧部材33(実施の形態2では押圧部材73)がそれぞれ複数のばね部材63を介して取り付けられた構成となっているので、基板PBの反りの矯正時には、基板PBと接触した一部の押圧部材33(基板PBのサイズによっては全ての押圧部材33)がそれぞれ独立してばね部材63を介して基板PBを押圧することになる。このため、基板PBのサイズによらずに押し付け力をバランスよく基板PBに作用させることができ、基板PBの反りを十分に矯正したうえでスクリーン印刷を行うことができる。
また、実施の形態1(又は実施の形態2)におけるスクリーン印刷機1では、複数の押圧部材33(実施の形態2では押圧部材73)は押圧部材33の配列方向に相対移動自在になっており、それぞれベースプレート41(実施の形態2ではベースプレート81)に対する取り付け位置を変更することができるため、隣接する押圧部材33同士の間隔を自在に変更することができる。これにより、異なるサイズの基板PBに対して効率よく押圧することができ、基板PBの反りの矯正を精度よく行うことができる。
また、実施の形態2におけるスクリーン印刷機1では、複数の押圧部材73はクランプ部材14による基板PBのクランプ方向と直交する方向(X軸方向)に平行に並んで配列され、各押圧部材73とベース部72(直接的には押圧部材取り付けブラケット83)との間に設けられた複数のばね部材63が、クランプ部材14による基板PBのクランプ方向(Y軸方向)の位置に応じて異なるばね定数を有しているので、押圧部材73の端部に相対的な押し上げ力Pが作用した場合であっても、押圧部材73が水平姿勢から傾いてしまう不都合を防止し、押圧部材73を水平姿勢に保持することによって、基板PBを均一
な力配分で押圧して効率よく基板PBの反りを矯正することができる。
なお、上記のスクリーン印刷機1においては、各押圧部材取り付けブラケット42(又は押圧部材取り付けブラケット83)に取り付けられたばね挿通部材62のネジ部62aからばね挿通部材抜け止めナット65を取り外すことにより、各押圧部材取り付けブラケット42(又は押圧部材取り付けブラケット83)からばね挿通部材62を取り外すことができるが、これにより、押圧部材取り付けブラケット42から押圧部材33を(又は押圧部材取り付けブラケット83から押圧部材73を)容易に取り外すことができ、これにより押圧部材33(又は押圧部材73)の下面の清掃等のメンテナンス作業を行うことができる。また、このようなメンテナンス作業等のため、反り矯正体10(又は反り矯正体70)全体をひとつのユニットとして、反り矯正体移動用X軸ステージ17cから取り外すことができるようにしてもよい。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態1では、Y軸方向に4個の押圧部材33が配列された構成であったが、Y軸方向に平行に並んで配列される押圧部材33の個数は複数であればよく、特に限定されない。また、実施の形態2では、X軸方向に5個の押圧部材73が配列された構成であったが、X軸方向に平行に並んで配列される押圧部材73の個数は複数であればよく、特に限定されない。また、実施の形態2では、押圧部材取り付けブラケット83のひとつ当たりにY軸方向に並べられた押圧部材73の数は2個であったが、これは1個であってもよく、また3個以上であってもよい。
基板のサイズによらずに押し付け力をバランスよく基板に作用させることができ、基板の反りを十分に矯正したうえでスクリーン印刷を行うことができるスクリーン印刷機を提供する。
1 スクリーン印刷機
3 基板位置決めユニット(押し付け手段)
4 マスクプレート
4a パターン孔
5 シリンジ(ペースト供給手段)
6 スキージ
10 反り矯正体
14 クランプ部材
32 ベース部
33 押圧部材
63 ばね部材
PB 基板
PT ペースト

Claims (3)

  1. 基板の両側部をクランプして保持するクランプ部材と、クランプ部材により保持された基板の上方に位置されるベース部に複数の押圧部材が取り付けられて成る反り矯正体と、クランプ部材により保持された基板の上面を反り矯正体が備える押圧部材の下面に相対的に押し付ける押し付け手段と、反り矯正体に押し付けられて反りが矯正された基板に接触されるマスクプレートと、基板に接触されたマスクプレートにペーストを供給するペースト供給手段と、ペースト供給手段によりペーストが供給されたマスクプレートに対して摺動し、マスクプレートに設けられたパターン孔を介して基板にペーストを印刷するスキージとを備えたスクリーン印刷機であって、
    反り矯正体が備える複数の押圧部材は、クランプ部材による基板のクランプ方向若しくは基板のクランプ方向と直交する方向に平行に並んで配列され、それぞれ複数のばね部材を介してベース部に取り付けられていることを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. 各押圧部材は押圧部材の配列方向に相対移動自在になっていることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷機。
  3. 複数の押圧部材はクランプ部材による基板のクランプ方向と直交する方向に平行に並んで配列され、各押圧部材とベース部との間に設けられた前記複数のばね部材が、クランプ部材による基板のクランプ方向の位置に応じて異なるばね定数を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクリーン印刷機。
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