JP2011020305A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】光学系の画角に関わらず、濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を精度良く特定する。
【解決手段】濃度むらを検出するための濃度パターン74を、吐出ノズルの配列方向に対して、複数の分割された分割パターン76を複数並べて形成する。分割パターン76は、読み取り領域の周辺に行くほど、吐出ノズルの配列方向の幅が徐々に狭くなる。分割パターン76の両端のエッジを記録する吐出ノズルの位置を予め求めておき、濃度むらが検出された位置に対応する吐出ノズルを特定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来より、複数の記録素子を配列した記録ヘッドにより形成したパターンの濃度むらを検出して各記録素子毎の濃度データを補正する記録濃度むら補正機能を有する記録装置が知られている(例えば、特許文献1)。この記録装置では、濃度むら検出用パターンに関連づけて、記録素子の位置検出用パターンを印刷し、濃度むら検出用パターンの濃度データと各記録素子とを、位置検出用パターンのアドレス位置を基に対応させている。
特許第3117849号公報
本発明は、記録素子の位置を対応させたマークを等間隔で形成した場合に比べて、光学系の画角に関わらず、濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を精度良く特定することができる画像形成装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る画像形成装置は、複数の記録素子が予め定められた方向に沿って配列され、画像情報に応じて前記記録素子を駆動して画像を形成する画像形成手段と、光学系を介して前記画像形成手段によって形成された画像を読み取り、読取データを出力する読取手段と、前記読取手段による読み取り領域の周辺に行くに従って前記予め定められた方向の幅を徐々に狭くし、かつ、前記予め定められた方向に並べられた濃度むらを検出するための複数のパターンを有する基準画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する制御手段と、前記基準画像を前記読取手段で読み取ることにより得られた読取データに基づいて、形成された前記パターンから濃度むらが検出された場合に、濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を、前記パターンの前記予め定められた方向の端部に対応して予め求められた記録素子の位置に基づいて特定する特定手段と、を含んで構成されている。
また、請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明に係る画像形成装置において、前記複数のパターンは、隣に並べられたパターンに対して、前記予め定められた方向と直交する方向の位置をずらして並べられると共に、予め定められた方向の両端部の位置が、隣に並べられたパターンと予め定められた方向に重複する。
また、請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明に係る画像形成装置において、前記基準画像を前記読取手段で読み取ることにより得られた読取データに基づいて、前記複数のパターンの各々の前記予め定められた方向の端部の位置を各々検出する端位置検出手段を更に含み、前記特定手段は、前記濃度むらが検出された位置、前記端位置検出手段によって検出された前記端部の位置、及び前記端部に対応して予め求められた記録素子の位置に基づいて、前記濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を特定する。
請求項4記載の発明に係る画像形成装置は、複数の記録素子が予め定められた方向に沿って配列され、画像情報に応じて前記記録素子を駆動して画像を形成する画像形成手段と、光学系を介して前記画像形成手段によって形成された画像を読み取り、読取データを出力する読取手段と、濃度むらを検出するためのパターン、及び前記読取手段による読み取り領域の周辺に行くに従って徐々に狭くした間隔で前記予め定められた方向に沿って設けられた複数のマークを有する基準画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する制御手段と、前記基準画像を前記読取手段で読み取ることにより得られた読取データに基づいて、形成された前記パターンから濃度むらが検出された場合に、濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を、前記マークに対応して予め求められた記録素子の位置に基づいて特定する特定手段と、を含んで構成されている。
また、請求項5記載の発明は、上記請求項4記載の発明に係る画像形成装置において、前記基準画像を前記読取手段で読み取ることにより得られた読取データに基づいて、前記複数のマークの位置を各々検出するマーク位置検出手段を更に含み、前記特定手段は、前記濃度むらが検出された位置、前記マーク位置検出手段によって検出された前マークの位置、及び前記マークに対応して予め求められた記録素子の位置に基づいて、前記濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を特定する。
請求項6記載の発明に係るプログラムは、コンピュータを、複数の記録素子が予め定められた方向に沿って配列され、画像情報に応じて前記記録素子を駆動して画像を形成する画像形成手段によって形成された画像を、光学系を介して読み取り、読取データを出力する読取手段による読み取り領域の周辺に行くに従って前記予め定められた方向の幅を徐々に狭くし、かつ、前記予め定められた方向に並べられた濃度むらを検出するための複数のパターンを有する基準画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する制御手段、及び前記基準画像を前記読取手段で読み取ることにより得られた読取データに基づいて、形成された前記パターンから濃度むらが検出された場合に、濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を、前記パターンの前記予め定められた方向の端部に対応して予め求められた記録素子の位置に基づいて特定する特定手段として機能させるプログラムである。
請求項7記載の発明に係るプログラムは、コンピュータを、複数の記録素子が予め定められた方向に沿って配列され、画像情報に応じて前記記録素子を駆動して画像を形成する画像形成手段によって形成された画像を、光学系を介して読み取り、読取データを出力する読取手段による読み取り領域の周辺に行くに従って徐々に狭くした間隔で前記予め定められた方向に沿って設けられた複数のマーク、及び濃度むらを検出するためのパターンを有する基準画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する制御手段、及び前記基準画像を前記読取手段で読み取ることにより得られた読取データに基づいて、形成された前記パターンから濃度むらが検出された場合に、濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を、前記マークに対応して予め求められた記録素子の位置に基づいて特定する特定手段として機能させるためのプログラムである。
以上説明したように、請求項1記載の画像形成装置、及び請求項6記載のプログラムによれば、記録素子の位置を対応させたマークを等間隔で形成した場合に比べて、光学系の画角に関わらず、濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を精度良く特定することができる、という効果が得られる。
また、請求項2記載の画像形成装置によれば、重複させずに複数のパターンを並べた場合に比べて、パターンが隣接する部分の濃度を精度よく検出することができる、という効果が得られる。
また、請求項3記載の画像形成装置によれば、中央のパターンの幅を周辺のパターンと同じ狭い幅とした複数のパターンを形成した場合と比べて、複数のパターンの端部の位置の検出にかかる時間を短くすることができる、という効果が得られる。
また、請求項4記載の画像形成装置、及び請求項7記載のプログラムによれば、記録素子の位置を対応させたマークを等間隔で形成した場合に比べて、光学系の画角に関わらず、濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を精度良く特定することができる、という効果が得られる。
また、請求項5記載の画像形成装置によれば、中央の間隔を周辺と同じ狭い間隔とした複数のマークを形成した場合と比べて、複数のマークの位置の検出にかかる時間を短くすることができる、という効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態に係る液滴吐出装置の全体構成を示す概略図である。 光学センサ及び光学系の配置を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る液滴吐出装置の制御系の要部を示すブロック図である。 光学系の画角と横倍率との関係を示すグラフである。 読取データの一例を示す図である。 テストパターンの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る液滴吐出装置の画像データ処理部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における濃度むら検出処理ルーチンを示すフローチャートである。 テストパターンの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における濃度むら検出処理ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る液滴吐出装置の画像データ処理部の機能構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下では、本発明の画像形成装置をインクジェット式の液滴吐出装置に適用した場合について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係るインクジェット式の液滴吐出装置10の全体構成を示す概略図である。
液滴吐出装置10は、記録ヘッドアレイ12を備える。記録ヘッドアレイ12は、シアン色のインク液(C)、マゼンタ色のインク液(M)、イエロー色のインク液(Y)、ブラック色のインク液(K)と、処理液(T)とに対応して5つの記録ヘッド14C、14M、14Y、14K、14Tを備えている。
記録ヘッド14C、14M、14Y、14K、14Tは、印字幅が被記録領域の幅以上の記録ヘッドである。当該記録ヘッド14C、14M、14Y、14K、14Tは、固定され、搬送されてくる記録用紙16へ吐出ノズルから各インク液滴及び処理液滴を吐出し、液滴吐出装置10に入力された画像データに基づいて画像を形成する。なお、処理液は、無色又は淡色であり、各色のインク液が記録用紙16に滴下された後に重ねるように滴下することにより、インクの滲みを少なくし画質を向上させる。
記録ヘッド14C、14M、14Y、14K、14Tは、それぞれCMYKの各インク液及び処理液を各々貯蔵したインクカートリッジ18C、18M、18Y、18K、18Tと図示しない配管で接続され、インク液及び処理液が記録ヘッド14C、14M、14Y、14K、14Tに供給される。インクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、公知の各種インクを使用すればよい。
また、液滴吐出装置10は、記録ヘッドアレイ12の下方に、無端ベルトである搬送ベルト19を備えている。搬送ベルト19は、駆動ロール20A、20Bに巻き掛けられ、この駆動ロール20A、20Bの回転力によって図1の時計回り方向であるA方向に周回駆動する。記録ヘッドアレイ12と対向するときの搬送ベルト19は平坦とされ、この平坦状態の領域に記録用紙16が搬送され、記録用紙16に対して記録ヘッド14C、14M、14Y、14Kからインク液滴が吐出され、画像が形成される。このとき、記録ヘッド14C、14M、14Y、14Kは、各々時間差を持って吐出ノズルから記録用紙16へインク液滴を吐出する。これにより、各色のインク液滴が記録用紙16上で重ね合わせられ、画像は形成される。
また、液滴吐出装置10は、搬送ベルト19の記録ヘッドアレイ12と対向する領域よりも駆動方向上流側に、帯電ロール22を備えている。帯電ロール22は、予め定められた電圧が印加されており、駆動ロール20Aとの間で搬送ベルト19及び記録用紙16を挟みつつ従動することで、記録用紙16に電荷を与える。帯電ロール22によって電荷を与えられた記録用紙16は、搬送ベルト19に静電吸着し、搬送ベルト19の周回駆動と共に搬送される。
記録用紙16は、液滴吐出装置10の内部下側に備えられた給紙トレイ24に蓄積される。記録用紙16は、ピックアップロール26によって給紙トレイ24から一枚ずつ取り出され、複数の搬送ローラ28を備える記録用紙搬送部30によって、搬送ベルト19へ搬送される。
記録ヘッドアレイ12と対向する部分から図1の搬送ベルト19の駆動方向下流側には、剥離プレート32が配置されている。剥離プレート32は、記録用紙16を搬送ベルト19から剥離させる。搬送ベルト19から剥離された記録用紙16は、排出搬送部34を構成する複数の排出ローラ36で搬送され、液滴吐出装置10の上部に設けられた排紙トレイ38に排出される。
剥離プレート32から図1の搬送ベルト19の回転方向下流側には、駆動ロール20Bとの間で搬送ベルト19を挟持するクリーニングロール40が配置される。クリーニングロール40は、搬送ベルト19の表面をクリーニングする。
また、片面に画像が形成された記録用紙16は、複数の反転用ローラ42で構成された反転搬送部44によって、再び搬送ベルト19へ搬送され、もう一方の面に画像が形成される。反転搬送部44は、排出搬送部34から分岐し、記録用紙搬送部30へ記録用紙16を搬送するように配置される。
記録ヘッドアレイ12と対向する部分よりも図1の搬送ベルト19の回転方向下流側で剥離プレート32が配置されている位置よりも回転方向上流側には、光学センサ46が配置される。光学センサ46は、例えば、CCDラインセンサ又はCCDエリアセンサ等で構成され、例えば、吐出ノズルが吐出するインクの濃度を補正するためのテストパターン画像を予め定めた読取解像度で読み取る。本実施の形態では、図2に示すように、光学センサ46と、搬送される記録用紙16の記録ヘッド14の印字幅と略同一幅の読み取り領域との間に、レンズ(光学系)71を配置した縮小系結合としており、搬送される記録用紙16の読み取り領域から出射した光が、レンズ71で収束されて光学センサ46の受光面に入射する。記録用紙16が搬送されることにより、レンズ71を介して光学センサ46によって記録用紙16の全面の画像を読み取る。また、搬送される記録用紙16上の、レンズ71の光軸が通る位置は、記録用紙16の幅方向の中心位置となるように、レンズ71が配置されている。
図3は、液滴吐出装置10の制御系の要部を示す図である。
液滴吐出装置10は、液滴吐出装置10の全体の制御を司るCPU50を備える。CPU50は、ROM52、RAM54、ハードディスク記憶装置56、画像データ入力部58、操作表示部60、画像形成制御部62、画像データ処理部64、及び光学センサ46の各々と、コントロールバスやデータバス等のバス116を介して接続される。
ROM52は、液滴吐出装置10を制御するための制御プログラムを記憶する。RAM54は、種々のデータ等を処理するためのワークスペースとして用いられる。ハードディスク記憶装置56は、画像データやテストパターン画像を形成するためのテストパターンデータ、画像形成に関する種々のデータ等を記憶する。また、ハードディスク記憶装置56は、吐出ノズル毎のノズル特性データ(後述する補正LUT等)を記憶する。
画像データ入力部58は、図示しないパソコン等から画像データの入力を受け付ける。入力された画像データは、ハードディスク記憶装置56に送信される。
操作表示部60は、操作機能と表示機能とが一体化されたタッチパネルの他、ユーザが各種操作を行うための操作ボタンを含んで構成される。操作表示部60は、記録用紙16への画像形成の開始等の操作を受け付け、液滴吐出装置10の制御の状態等をユーザに報知する。
画像形成制御部62は、画像データに基づいて記録用紙16に画像を形成するために、記録ヘッド14C、14M、14Y、14K、14Tを駆動するヘッドドライバ68、及び各種ロールのモータ(図示省略)を駆動するモータドライバ70等を制御する。
画像データ処理部64は、ハードディスク記憶装置56に記憶された画像データに対して、インク濃度の調整などの画像処理を行う。また、画像データ処理部64は、テストパターンを光学センサ46で読み取って得られた読取データの処理を行い、記録用紙16に形成される画像のインク濃度を補正するためのインク濃度補正用ルックアップテーブル(以下、「補正LUT」という)を生成する。
次に、第1の実施の形態で用いるテストパターンについて説明する。なお、本実施の形態で実行される濃度むら補正処理は、各記録ヘッド14C、14M、14Y、14K、14Tの各々について同一の処理であるため、以下では、1つの記録ヘッド14についてのテストパターンについて説明する。
図4に示すように、レンズ71の収差のために、レンズ71の光軸に対する画角が大きくなるほど、横倍率が大きくなり、レンズ71の端部で、横倍率が小さくなる。すなわち、レンズ71の光軸に対する画角が大きくなるほど、レンズ71の収差に応じた横倍率の変化量が大きくなる。レンズ71を介して読み取られたデータの位置と、読み取り領域の実際の位置との関係は、レンズ71の光軸に対する画角が大きくなる周辺に行くほど、吐出ノズルの配列方向に歪んでいる。
図5に示すように、読み取りデータの、レンズ71の光軸付近aと、周辺部分bとでは、読取データの同じ幅に対する実際の幅が違う。例えば、同じ幅のaとbに対して、aでは400素子に相当し、bでは380素子に相当する。
そこで、本実施の形態では、図6に示すように、テストパターン72を、濃度むらを検出するための濃度パターン74を複数本並べて構成する。濃度パターン74は、異なる濃度の濃度パターン毎に、吐出ノズルの配列方向に対して、複数の分割された分割パターン76を複数並べて、記録ヘッドの印字幅と略同一の幅で形成される。分割パターン76は、読み取り領域におけるレンズ71の光軸が通過する位置から周辺に行くほど、吐出ノズルの配列方向の幅が徐々に狭くなっている。分割パターン76は、隣接する分割パターンと、用紙の搬送方向にずらして並べられる。また、分割パターン76の吐出ノズルの配列方向の両端部の位置は、隣接する分割パターン76と、吐出ノズルの配列方向に重複している。
分割パターン76は、記録ヘッド14の分割パターン76の範囲に対応する吐出ノズル群によって記録される。分割パターン76の両端(エッジ)は、対応する吐出ノズル群の両端の吐出ノズルによって記録される。
なお、分割パターン76の両端のエッジを記録する吐出ノズルがそれぞれ記録ヘッド14の左端から何本目の吐出ノズルか(吐出ノズルの位置)という情報を予め対応付けてハードディスク記憶装置56に記憶しておく。
各濃度パターン74は、用紙の搬送方向に予め定められた間隔毎に配置され、上から濃度パターン74(1)、濃度パターン74(2)、・・・濃度パターン74(n)と番号を付与する。nは、濃度パターンの段数で、例えば、8段や16段のように任意の数とする。また、各濃度パターン74は、例えば、濃度パターン74(1)は入力画素値d1、濃度パターン74(2)は入力画素値d2、・・・濃度パターン74(n)は入力画素値dnのように、予め定めた入力画素値に対応している。
画像データ処理部64を、機能ブロックで表すと、図7に示すように、読取画像取得部80、エッジ検出部82、ノズル位置対応決定部84、濃度ムラ検出部86、補正データ生成部88、入力画像取得部92、画像補正部94、及びテスト画像発生部96を備えている。
読取画像取得部80は、テストパターンを光学センサ46で読み取って得られた読取データを取得する。エッジ検出部82は、読み取ったテストパターンを表わす読取データに基づいて、テストパターン72の濃度パターン74の各分割パターンについて、両端のエッジの位置を検出する。ノズル位置対応決定部84は、予め求められた各分割パターンの両端のエッジと、吐出ノズルの位置との関係に基づいて、読取データが表わすテストパターン72の濃度パターン74の各分割パターン76の両端のエッジの位置と、吐出ノズルとの位置との対応関係を決定する。
濃度ムラ検出部86は、読取データが表わすテストパターン72の各濃度パターン74、並びに分割パターン76の両端のエッジの位置及び吐出ノズルとの位置の対応関係に基づいて、吐出ノズル毎に入力画素値に対応したn段分の出力濃度を測定し、濃度むらを検出すると共に、濃度むらが検出された位置に対応する吐出ノズルを特定する。
補正データ生成部88は、濃度むらが検出された位置に対応して特定された吐出ノズル、及び測定された出力濃度に基づいて、濃度むらが検出された位置に対応する吐出ノズルの出力濃度を、目標濃度に近づけるための、入力画素値を補正する補正用ルックアップテーブル(以下、「補正LUT」という)を生成する。補正データ生成部88は、生成した補正LUTを、ハードディスク記憶装置56に出力して記憶させる。
入力画像取得部92は、画像データ入力部58によって入力された画像データを、ハードディスク記憶装置56から読み出して取得する。画像補正部94は、ハードディスク記憶装置56に記憶されている補正LUTを用いて、画像データの入力画素値を補正する。画像補正部94は、補正した画像データを、画像形成制御部62へ出力する。
テスト画像発生部96は、ハードディスク記憶装置56に記憶されたテストパターンデータに基づいて、テストパターン72を表わす画像データを発生して、画像形成制御部62へ出力する。
次に、図8を参照して、第1の実施の形態における濃度むら検出処理ルーチンについて説明する。濃度むら補正を指示する指示信号が入力されると、ROM52に記憶された濃度むら補正プログラムをCPU50が実行することにより、本ルーチンが開始する。
まず、ステップ100において、テストパターン72を生成すると共に、記録ヘッドアレイ12及び画像形成制御部62により、テストパターン72が記録用紙16に形成される。そして、ステップ101で、光学センサ46の読取位置に、テストパターン72が形成された記録用紙16が搬送されてきた場合に、光学センサ46により、記録用紙16に形成されたテストパターン72の全面から画像を読み取り、テストパターン72に基づいた読取データを出力する。次のステップ102では、濃度パターン74の段を示す変数Rを初期値である1に設定すると共に、分割パターン76を識別する変数C(例えば、左から何番目であるかを示す変数)を初期値である1に設定する。
そして、ステップ104では、濃度パターン74(R)の左からC番目の分割パターン76について、右端のエッジの位置を検出し、ステップ106で、当該分割パターン76の左側のエッジの位置を検出する。
次のステップ108では、変数Cが、分割パターン76の数を示す定数C_MAXであるか否かを判定する。変数Cが、定数C_MAXでない場合には、ステップ110で、変数Cをインクリメントして、上記ステップ104へ戻る。一方、変数Cが、定数C_MAXに到達した場合には、濃度パターン74(R)の全ての分割パターン76のエッジを検出したと判断し、ステップ112へ移行する。
ステップ112では、変数Rが、濃度パターン74の段数を示す定数R_MAXであるか否かを判定する。変数Rが、定数R_MAXでない場合には、ステップ114で、変数Rをインクリメントすると共に、変数Cを1に設定して、上記ステップ104へ戻る。一方、変数Rが、定数R_MAXに到達した場合には、全ての濃度パターン74(R)について、各分割パターン76のエッジを検出したと判断し、ステップ116へ移行する。
ステップ116では、予め求められた吐出ノズルの位置と分割パターン76のエッジとの対応関係に基づいて、上記ステップ104、106で検出された各分割パターン76の両端のエッジの位置と、吐出ノズルの位置との対応関係を求める。
そして、ステップ118では、上記ステップ100で取得した読取データが表わすテストパターン72、並びに上記ステップ116で求められた各分割パターン76の両端のエッジの位置及び吐出ノズルの位置の対応関係とに基づいて、各吐出ノズルの位置における出力濃度を測定する。次のステップ120では、上記ステップ118で測定された各吐出ノズルの位置における出力濃度に基づいて、濃度むらを検出して、濃度むらが検出された位置に対応する吐出ノズルの位置を特定する。
そして、ステップ122において、上記ステップ120で特定された濃度むらが検出された位置に対応する吐出ノズルの位置の出力濃度が、目標濃度に近づくように、補正LUTを生成して、ハードディスク記憶装置56に記憶し、濃度むら検出処理ルーチンを終了する。
液滴吐出装置10が、パソコン等から画像データの入力を受け付けると、ハードディスク記憶装置56に一旦記憶され、ハードディスク記憶装置56から画像データが読み出される。そして、画像データの入力画素値が、ハードディスク記憶装置56に記憶された補正LUTによって変換画素値に変換され、画像データが補正される。そして、補正された画像データに基づいて、記録ヘッド14C、14M、14Y、14K、14Tが駆動され、記録用紙16に、画像データに基づく画像が形成される。
次に第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態に係る液滴吐出装置の構成は、第1の実施の形態と同様の構成であるため、同一符号を付して、構成に関する説明を省略する。
第2の実施の形態では、テストパターンが、濃度パターンと、吐出ノズルの配列方向に沿って設けられた複数のマークとを有している点が、第1の実施の形態と異なっている。
第2の実施の形態で用いるテストパターンについて説明する。なお、本実施の形態で実行される濃度むら補正処理は、各記録ヘッド14C、14M、14Y、14K、14Tの各々について同一の処理であるため、以下では、1つの記録ヘッド14についてのテストパターンとして説明する。
図9に示すように、テストパターン272は、濃度むらを検出するため複数の濃度パターン274と、各濃度パターン274に対して形成される、個々の吐出ノズル位置を算出する際に基準となる複数のマーク276とを有している。
濃度パターン274は、異なる濃度の濃度パターン毎に、吐出ノズルの配列方向に対して記録ヘッドの印字幅と同一の幅で、用紙の搬送方向に対して予め定められた幅の帯状に形成される。各濃度パターン274は、用紙の搬送方向に予め定められた間隔毎に配置され、上から濃度パターン274(1)、濃度パターン274(2)、濃度パターン274(3)と番号を付与する。
マーク276は、記録ヘッド14の吐出ノズルを、複数の群に分割し、各吐出ノズル群内の一番端(例えば左端)の吐出ノズルによって記録される。マーク276は、用紙の搬送方向に延びる予め定められた長さの直線で、読み取り領域におけるレンズ71の光軸が通過する位置から周辺に行くほど、吐出ノズルの配列方向の間隔が徐々に狭くなるように形成される。また、吐出ノズルの配列方向に並んだマーク276の群は、各濃度パターン274より用紙の搬送方向側(図9の上側)に各々形成される。マーク276には、上から濃度パターン274(1)、濃度パターン274(2)、濃度パターン274(3)に対応して、マーク276(1)、マーク276(2)、マーク276(3)と番号を付与する。
なお、各マーク276を記録する吐出ノズルがそれぞれ記録ヘッド14の左端から何本目の吐出ノズルか(吐出ノズルの位置)という情報を予め対応付けてハードディスク記憶装置56に記憶しておく。
画像データ処理部64の読取画像取得部80は、テストパターン272を光学センサ46で読み取って得られた読取データを取得する。エッジ検出部82は、読み取ったテストパターン272を表わす読取データに基づいて、テストパターン272の各濃度パターン274の上側に形成されたマーク276の位置を各々検出する。ノズル位置対応決定部84は、予め求められた各マーク276と、吐出ノズルの位置との関係に基づいて、読取データが表わすテストパターン272の各マーク276の位置と、吐出ノズルとの位置との対応関係を決定する。
濃度ムラ検出部86は、読取データが表わすテストパターン272の各濃度パターン274、並びにマーク276の位置及び吐出ノズルとの位置の対応関係に基づいて、吐出ノズル毎に入力画素値に対応したn段分の出力濃度を測定し、濃度むらを検出すると共に、濃度むらが検出された位置に対応する吐出ノズルを特定する。
テスト画像発生部96は、テストパターン272を表わす画像データを発生して、画像形成制御部62へ出力する。
次に、図10を参照して、第2の実施の形態における濃度むら検出処理ルーチンについて説明する。なお、第1の実施の形態と同様の処理については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
濃度むら補正を指示する指示信号が入力されると、ROM52に記憶された濃度むら補正プログラムをCPU50が実行することにより、本ルーチンが開始する。
まず、ステップ100において、テストパターン272を生成すると共に、記録ヘッドアレイ12及び画像形成制御部62により、テストパターン272が記録用紙16に形成される。
そして、ステップ101で、光学センサ46の読取位置に、テストパターン272が形成された記録用紙16が搬送されてきた場合に、光学センサ46により、記録用紙16に形成されたテストパターン272の全面から画像を読み取り、テストパターン272に基づいた読取データを出力する。次のステップ200では、濃度パターン274の段を示す変数Rを初期値である1に設定する。
そして、ステップ202では、濃度パターン274(R)の上側にある全てのマーク276(R)の位置を各々検出する。次のステップ112では、変数Rが、濃度パターン274の段数を示す定数R_MAXであるか否かを判定する。変数Rが、定数R_MAXでない場合には、ステップ204で、変数Rをインクリメントして、上記ステップ202へ戻る。一方、変数Rが、定数R_MAXに到達した場合には、全ての濃度パターン274(R)に対応する、全てのマーク276(R)の位置を検出したと判断し、ステップ206へ移行する。
ステップ206では、予め求められた吐出ノズルの位置とマーク276との対応関係に基づいて、上記ステップ202で検出された各マーク276の位置と、吐出ノズルの位置との対応関係を求める。
そして、ステップ118では、上記ステップ100で取得した読取データが表わすテストパターン272、並びに上記ステップ206で求められた各マーク276の位置及び吐出ノズルの位置の対応関係に基づいて、各吐出ノズルの位置における出力濃度を測定する。次のステップ120では、上記ステップ118で測定された各吐出ノズルの位置における出力濃度に基づいて、濃度むらを検出して、濃度むらが検出された位置に対応する吐出ノズルの位置を特定する。
そして、ステップ122において、上記ステップ120で特定された濃度むらが検出された位置に対応する吐出ノズルの位置の出力濃度が、目標濃度に近づくように、補正LUTを生成して、ハードディスク記憶装置56に記憶し、濃度むら検出処理ルーチンを終了する。
なお、第2の実施の形態に係る液滴吐出装置の他の構成及び作用については、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
次に、第3の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成となる部分については、同一符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態では、濃度むらを補正するために、ヘッドドライバの駆動波形を補正している点が、第1の実施の形態と異なっている。
第3の実施の形態に係る液滴吐出装置の画像データ処理部364を、機能ブロックで表すと、図11に示すように、読取画像取得部80、エッジ検出部82、ノズル位置対応決定部84、濃度ムラ検出部86、補正データ生成部388、及びテスト画像発生部96を備えている。
補正データ生成部388は、濃度むらが検出された位置に対応して特定された吐出ノズル、及び測定された出力濃度に基づいて、濃度むらが検出された位置に対応する吐出ノズルの出力濃度を、目標濃度に近づけるように補正した、吐出ノズルの駆動波形を生成する。補正データ生成部388は、生成した駆動波形を、画像形成制御部62を介してヘッドドライバ68に設定する。
濃度むら検出処理ルーチンにより、特定された濃度むらが検出された位置に対応する吐出ノズルの位置の出力濃度が、目標濃度に近づくように補正した、駆動波形を生成して、ヘッドドライバ68に設定する。
また、液滴吐出装置10が、パソコン等から画像データの入力を受け付けると、ハードディスク記憶装置56に一旦記憶され、ハードディスク記憶装置56から画像データが読み出される。そして、画像データに基づいて、ヘッドドライバ68によって、補正された駆動波形を用いて記録ヘッド14C、14M、14Y、14K、14Tの吐出ノズルが駆動され、記録用紙16に、画像データに基づく画像が形成される。
なお、第3の実施の形態に係る液滴吐出装置の他の構成及び作用については、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
なお、上記第1の実施の形態〜第3の実施の形態では、光学系が1つである場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、光学系が2つ以上であってもよい。例えば、吐出ノズルの配列方向に並べた2つの光学センサの各々が、2つの光学系の各々を介して読み取るようにしてもよい。この場合には、2つの光学系に応じて、濃度パターンを分割し、各光学系に対応する濃度パターンを、当該光学系を介した読み取り領域における当該光学系の光軸位置から周辺に行くほど、吐出ノズルの配列方向の幅を徐々に狭くした複数の分割パターンを並べて構成すればよい。
また、液滴吐出装置が、記録用紙上へ画像(文字を含む)を形成する場合を例に説明したが、記録媒体としては記録用紙に限定されるものではなく、また、吐出する液体もインク液に限定されるものではなく、例えば、半導体や液晶表示器等のパターン形成のためにシート状の基板に液滴を吐出するパターン形成装置等の他の液滴吐出記録装置にも適用される。
また、本発明の画像形成装置を液滴吐出装置に適用した場合を例に説明したが、LEDプリンタやサーマルプリンタへ適用してもよい。本発明が適用されるLEDプリンタは、記録素子として予め定めた方向に配列された複数の発光素子を有し、入力画素値に応じて発光素子を発光させることにより感光体に静電潜像を形成する露光部と、露光部に形成された静電潜像を現像して画像を形成する現像部とを有する。そして、補正LUTに基づいて入力画素値を変換画素値に変換することにより、発光素子毎の発光量を変更し、現像部で形成される画像の濃度を補正する。また、本発明が適用されるサーマルプリンタは、記録素子として予め定めた方向に配列された複数のサーマルヘッドを有し、入力画素値に応じて記録素子へ電圧を印加し、感熱紙に記録素子を押し付けることにより画像を形成する。そして、補正LUTに基づいて入力画素値を変換画素値に変換することにより、記録素子への印加電圧を変更し、形成される画像の濃度を補正する。
なお、本願明細書中において、プログラムが予めインストールされている実施形態として説明したが、当該プログラムをCDROM等の記憶媒体に格納して提供することも可能である。
10 液滴吐出装置
12 記録ヘッドアレイ
14 記録ヘッド
16 記録用紙
46 光学センサ
56 ハードディスク記憶装置
62 画像形成制御部
64、364 画像データ処理部
72、272 テストパターン
71 レンズ
74、274 濃度パターン
76 分割パターン
80 読取画像取得部
82 エッジ検出部
84 ノズル位置対応決定部
86 濃度ムラ検出部
88、388 補正データ生成部
94 画像補正部
96 テスト画像発生部
276 マーク

Claims (7)

  1. 複数の記録素子が予め定められた方向に沿って配列され、画像情報に応じて前記記録素子を駆動して画像を形成する画像形成手段と、
    光学系を介して前記画像形成手段によって形成された画像を読み取り、読取データを出力する読取手段と、
    前記読取手段による読み取り領域の周辺に行くに従って前記予め定められた方向の幅を徐々に狭くし、かつ、前記予め定められた方向に並べられた濃度むらを検出するための複数のパターンを有する基準画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する制御手段と、
    前記基準画像を前記読取手段で読み取ることにより得られた読取データに基づいて、形成された前記パターンから濃度むらが検出された場合に、濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を、前記パターンの前記予め定められた方向の端部に対応して予め求められた記録素子の位置に基づいて特定する特定手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記複数のパターンは、隣に並べられたパターンに対して、前記予め定められた方向と直交する方向の位置をずらして並べられると共に、前記予め定められた方向の両端部の位置が、隣に並べられたパターンと前記予め定められた方向に重複する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記基準画像を前記読取手段で読み取ることにより得られた読取データに基づいて、前記複数のパターンの各々の前記予め定められた方向の端部の位置を各々検出する端位置検出手段を更に含み、
    前記特定手段は、前記濃度むらが検出された位置、前記端位置検出手段によって検出された前記端部の位置、及び前記端部に対応して予め求められた記録素子の位置に基づいて、前記濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を特定する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 複数の記録素子が予め定められた方向に沿って配列され、画像情報に応じて前記記録素子を駆動して画像を形成する画像形成手段と、
    光学系を介して前記画像形成手段によって形成された画像を読み取り、読取データを出力する読取手段と、
    濃度むらを検出するためのパターン、及び前記読取手段による読み取り領域の周辺に行くに従って徐々に狭くした間隔で前記予め定められた方向に沿って設けられた複数のマークを有する基準画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する制御手段と、
    前記基準画像を前記読取手段で読み取ることにより得られた読取データに基づいて、形成された前記パターンから濃度むらが検出された場合に、濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を、前記マークに対応して予め求められた記録素子の位置に基づいて特定する特定手段と、
    を含む画像形成装置。
  5. 前記基準画像を前記読取手段で読み取ることにより得られた読取データに基づいて、前記複数のマークの位置を各々検出するマーク位置検出手段を更に含み、
    前記特定手段は、前記濃度むらが検出された位置、前記マーク位置検出手段によって検出された前マークの位置、及び前記マークに対応して予め求められた記録素子の位置に基づいて、前記濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を特定する請求項4記載の画像形成装置。
  6. コンピュータを、
    複数の記録素子が予め定められた方向に沿って配列され、画像情報に応じて前記記録素子を駆動して画像を形成する画像形成手段によって形成された画像を、光学系を介して読み取り、読取データを出力する読取手段による読み取り領域の周辺に行くに従って前記予め定められた方向の幅を徐々に狭くし、かつ、前記予め定められた方向に並べられた濃度むらを検出するための複数のパターンを有する基準画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する制御手段、及び
    前記基準画像を前記読取手段で読み取ることにより得られた読取データに基づいて、形成された前記パターンから濃度むらが検出された場合に、濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を、前記パターンの前記予め定められた方向の端部に対応して予め求められた記録素子の位置に基づいて特定する特定手段
    として機能させるプログラム。
  7. コンピュータを、
    複数の記録素子が予め定められた方向に沿って配列され、画像情報に応じて前記記録素子を駆動して画像を形成する画像形成手段によって形成された画像を、光学系を介して読み取り、読取データを出力する読取手段による読み取り領域の周辺に行くに従って徐々に狭くした間隔で前記予め定められた方向に沿って設けられた複数のマーク、及び濃度むらを検出するためのパターンを有する基準画像が形成されるように前記画像形成手段を制御する制御手段、及び
    前記基準画像を前記読取手段で読み取ることにより得られた読取データに基づいて、形成された前記パターンから濃度むらが検出された場合に、濃度むらが検出された位置に対応する記録素子の位置を、前記マークに対応して予め求められた記録素子の位置に基づいて特定する特定手段
    として機能させるためのプログラム。
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