JP2011020271A - 給紙補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録用紙の紙送り不良や紙詰まりを防止し、安定した印刷品質が確保する。
【解決手段】情報が印刷される伝票用紙Pを印刷装置に供給する給紙補助具10であって、前記伝票用紙Pを載置する平面状のベースプレート12と、前記ベースプレート12と一部が接合され、接合部16を支点として開閉自在に構成される紙押さえ部14とを備え、前記紙押さえ部14には、前記伝票用紙Pの印刷領域Eを露出させる開口部18が形成され、前記ベースプレート12と前記紙押さえ部14との前記接合部16には、前記ベースプレート12と前記紙押さえ部14とに亘る切り欠き部22を有する。
【選択図】図4
【解決手段】情報が印刷される伝票用紙Pを印刷装置に供給する給紙補助具10であって、前記伝票用紙Pを載置する平面状のベースプレート12と、前記ベースプレート12と一部が接合され、接合部16を支点として開閉自在に構成される紙押さえ部14とを備え、前記紙押さえ部14には、前記伝票用紙Pの印刷領域Eを露出させる開口部18が形成され、前記ベースプレート12と前記紙押さえ部14との前記接合部16には、前記ベースプレート12と前記紙押さえ部14とに亘る切り欠き部22を有する。
【選択図】図4
Description
本発明は、印刷装置に記録用紙を供給する給紙補助具に関する。
生産活動や商取引活動において、記録用紙の一つの形態としての伝票用紙が用いられている。伝票用紙とは、会社や商店などで、物の移動(物流)や金銭の出入などの取引内容を記入する一定の様式を備えた紙片である。取引に関する責任を明らかにし、後日の証拠ともなり得る。また、伝票用紙は、物の移動に伴って物と一緒に移動する場合が多い。物が複数の拠点を移動する場合は、複数の複写用紙からなる伝票用紙を用いて、各拠点ごとに、納入、処理内容、発送などの情報を伝票用紙の所定欄に追記して、一枚を切り離し記録(証拠)として保管する。
このような伝票用紙の一例として、ロイコ染料等の顕色反応を利用したノーカーボン用紙や、用紙の裏面にカーボンインクを塗布したカーボン用紙を複数枚重ね合わせたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。ノーカーボン用紙は、用紙の裏面に粒子状の混合反応液を詰め込んだカプセル物質が一面に塗布され、複写面である表面には発色剤が塗布されている。積層されたノーカーボン用紙は、圧力が加えられると、裏面のカプセル物質が圧力で押しつぶされ、表面の発色剤と化学反応して圧力部分を発色させることができる。
上述の伝票用紙に情報を記録するためには、例えば、インパクトプリンターと呼ばれる印刷装置が用いられる。インパクトプリンターは、ドットインパクトヘッドと呼ばれる印刷機構を有している。ドットインパクトヘッドは、画素(ドット)に対応する細い金属ピンを電磁石で吸引もしくは開放して押し出すことができる。インパクトプリンターは、紙送り機構により紙送りされる伝票用紙に対して、ドットインパクトヘッドの金属ピンを、インクを含浸させたインクリボンを介して、叩き付けて伝票用紙に所定の情報を重ね印刷する(例えば、特許文献2参照)。
従来、伝票用紙は、発行元でインパクトプリンターを用いて詳細な情報を印刷して、移送された各拠点で必要な情報を伝票用紙の所定欄に手書き等で追記し、一枚を記録として保管することが一般的であった。近年、生産活動や商取引活動が複雑化、多様化しており、各拠点で追記される情報量が増加している。そのため、各拠点でインパクトプリンターを備え各拠点ごとに伝票用紙に必要情報を追記印刷したいという要望が多く出てきている。
ところが、複数枚の複写用紙からなる伝票用紙は、物の移動に伴って物と一緒に移送される場合が多い。そのため、伝票用紙は、移送過程でしわ、折れ、破れ等の損傷が発生する場合がある。また、損傷を防ぐため封筒に入れて移送する場合は、折って封筒に入れる。そのため、伝票用紙に畳み折れが発生してしまう場合がある。しわ、折れ、破れ等が発生した伝票用紙をインパクトプリンターで印刷しようとすると、紙搬送経路の隙間やドットインパクトヘッドに伝票用紙が引っかかり、紙送り不良や紙詰まりの原因となる。また、伝票用紙とドットインパクトヘッドとのギャップが確保できず、安定した印刷品質が確保できないとの課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
(適用例1)情報が印刷される記録用紙を印刷装置に供給する給紙補助具であって、前記記録用紙を載置する平面状のベースプレートと、前記ベースプレートと一部が接合され、当該接合部を支点として開閉自在に構成される紙押さえ部と、を備え、前記紙押さえ部には、前記記録用紙の印刷領域を露出させる開口部が形成され、前記ベースプレートと前記紙押さえ部との前記接合部には、前記ベースプレートと前記紙押さえ部とに亘る切り欠き部を有していることを特徴とする給紙補助具。
(適用例2)前記記録用紙は、前記ベースプレートと前記紙押さえ部とに挟持され、前記切り欠き部から露出される前記記録用紙の部分が保持され移動されることによって、位置補正可能であることを特徴とする上記の給紙補助具。
これらの構成によれば、しわ、折れ、破れ等の不具合が発生した記録用紙を、ベースプレートと紙押さえ部との間に挟みこみ不具合を矯正することができる。そして、ベースプレートおよび紙押さえ部に設けられた位置決め部で記録用紙の平面方向の位置を決め、紙押さえ部に設けられた開口部から記録用紙の印刷されるべき印刷領域を露出させることができる。そのため、しわ、折れ、破れ等が発生した記録用紙を印刷装置で印刷する場合、紙送り経路の隙間やドットインパクトヘッドに記録用紙が引っかかることを防止できるとともに、ドットインパクトヘッドとのギャップを確保することができる。その結果、記録用紙の紙送り不良や紙詰まりを低減させることができ、安定した印刷品質を得ることができる。
(適用例3)前記ベースプレートおよび前記紙押さえ部の平面視における大きさは、使用される最大サイズの前記記録用紙の大きさと同等もしくはそれ以上であることを特徴とする上記の給紙補助具。
この構成によれば、給紙補助具は、記録用紙の全領域を覆うことができる。そのため、記録用紙の全領域の不具合を矯正することができる。また、想定される最大サイズの記録用紙より小さい複数種のサイズの記録用紙を用いる場合は、その記録用紙を完全に給紙補助具内に包含することができる。そのため、異なるサイズの記録用紙を使用する場合であっても、給紙補助具に収容することによって、同一サイズの記録媒体として印刷装置に供給することができる。
(適用例4)前記記録用紙の位置補正において、位置決め部を有していることを特徴とする上記の給紙補助具。
この構成によれば、記録用紙を給紙補助具の正しい位置に配置することができる。そのため、給紙補助具の開口部より印刷領域を正しく露出させることができる。
(適用例5)前記記録用紙は、複写機能を有する用紙が複数枚積層され一枚ずつ分離可能な冊子状の複写用紙であることを特徴とする上記の給紙補助具。
(適用例6)前記記録用紙は複数の前記印刷領域を有し、前記紙押さえ部の前記開口部からは、複数の前記印刷領域のうちの任意の前記印刷領域が露出していることを特徴とする上記の給紙補助具。
これらの構成によれば、給紙補助具は、複数の拠点ごとに情報が印刷されるべき記録用紙の印刷領域を開口部から露出することができる。
(適用例7)前記記録用紙は複数の前記印刷領域を有し、前記紙押さえ部の前記開口部以外の部分は、前記記録用紙の非印刷領域を覆うことを特徴とする上記の給紙補助具。
この構成によれば、給紙補助具は、記録用紙の非印刷領域を覆うことができる。そのため、端面の折れやメクレが発生した記録用紙の非印刷領域が印刷装置の印刷部や機構部等に接触して汚れが発生することを防止することができる。
(適用例8)前記位置決め部は、前記開口部の周端および前記開口部から露出する記録用紙の1つ以上の前記印刷領域の範囲であることを特徴とする上記の給紙補助具。
この構成によれば、開口部の周端と印刷領域の範囲とを位置合わせすることによって、所定の印刷領域を開口部から正確に露出させることができる。
(適用例9)前記位置決め部は、前記紙押さえ部の前記開口部の周囲および前記記録用紙の前記印刷領域に設けられた位置決め記号であることを特徴とする上記の給紙補助具。
この構成によれば、紙押さえ部の開口部の周囲に設けられた矢印等の位置決め記号と記録用紙の印刷領域に設けられた矢印等の位置決め記号とを合わせることによって、所定の印刷領域を開口部から正確に露出させることができる。
(第1実施例)
(記録用紙としての伝票用紙について)
本実施例の給紙補助具を用いて給紙される記録用紙としての伝票用紙について、図1から図3を参照して説明する。図1は、記録用紙としての伝票用紙の構造を説明する図であり、(a)は、伝票用紙の概観斜視図、(b)は、(a)のy矢視図、(c)は、伝票用紙の初期の形態である。図2は、伝票用紙の書式の例を示す図である。図3は、産業廃棄物の移動を例にとった場合の伝票用紙の流れを示す図である。図1および図2に示すY方向は、伝票用紙がプリンターで印刷されるときの紙送り方向を示し、X方向は、Y方向に対して直交する方向を示している。
(記録用紙としての伝票用紙について)
本実施例の給紙補助具を用いて給紙される記録用紙としての伝票用紙について、図1から図3を参照して説明する。図1は、記録用紙としての伝票用紙の構造を説明する図であり、(a)は、伝票用紙の概観斜視図、(b)は、(a)のy矢視図、(c)は、伝票用紙の初期の形態である。図2は、伝票用紙の書式の例を示す図である。図3は、産業廃棄物の移動を例にとった場合の伝票用紙の流れを示す図である。図1および図2に示すY方向は、伝票用紙がプリンターで印刷されるときの紙送り方向を示し、X方向は、Y方向に対して直交する方向を示している。
図1(a)、(b)に示すように、伝票用紙Pは、例えば、第1票P1から第6票P6までの6枚で構成されている。第1票P1は、裏面P1bに混合反応液を詰め込んだカプセル物質が塗布されているノーカーボン用紙である。第2票P2から第5票P5は、表面P2a〜P5aに例えばロイコ染料等の発色剤が塗布され、裏面P1b〜P5bに混合反応液を詰め込んだカプセル物質が塗布されたノーカーボン用紙である。第6票P6は、表面P6aに例えばロイコ染料等の発色剤が塗布されたノーカーボン用紙である。
伝票用紙Pは、第1票P1から第6票P6までの6枚が図1中X方向左端でY方向に沿って接着剤により糊付けされた第1糊付け部S1が形成され冊子状を呈し、第1糊付け部S1に平行に形成されたミシン目Mでそれぞれ一枚ずつ切り離し可能な構造となっている。また、伝票用紙Pには、Y方向上辺の近傍にX方向に所定の間隔を空けてファイリング用のファイル穴32が2つ形成されている。なお、伝票用紙Pは、上述のノーカーボン用紙で構成される例に限定されない。伝票用紙Pの裏面P1b〜P5bにカーボンインクを塗布したカーボン用紙であっても良い。
図2に示すように、第1票P1から第6票P6の表面P1a〜P6aには、各種情報を記入する記載欄を有する書式が予め印刷されている。
本実施例では、例えば、産業廃棄物を処理する際に用いられる伝票用紙Paを例にとり説明する。なお、伝票用紙Paは、産業廃棄物管理票とも呼ばれ、産業廃棄物とともに移送される。図2に示すように伝票用紙Paには、例えば、図3に示す排出業者(依頼者)G1用の記載欄Aとして、交付年月日、交付番号、排出業者名および場所、廃棄物の種類および数量、処分方法等の欄が上段に設けられている。その下段には、それぞれの作業を受託する業者用の記載欄Eとして、第1および第2運搬業者G2,G4に関する記載欄B1,B2、中間処理業者G3に関する記載欄C、最終処理業者G5に関する記載欄D等が設けられ、それぞれ業者名、住所、運搬先や保管場所もしくは処理を行った年月日や場所、その他特記事項を記載できるようになっている。
本実施例では、例えば、産業廃棄物を処理する際に用いられる伝票用紙Paを例にとり説明する。なお、伝票用紙Paは、産業廃棄物管理票とも呼ばれ、産業廃棄物とともに移送される。図2に示すように伝票用紙Paには、例えば、図3に示す排出業者(依頼者)G1用の記載欄Aとして、交付年月日、交付番号、排出業者名および場所、廃棄物の種類および数量、処分方法等の欄が上段に設けられている。その下段には、それぞれの作業を受託する業者用の記載欄Eとして、第1および第2運搬業者G2,G4に関する記載欄B1,B2、中間処理業者G3に関する記載欄C、最終処理業者G5に関する記載欄D等が設けられ、それぞれ業者名、住所、運搬先や保管場所もしくは処理を行った年月日や場所、その他特記事項を記載できるようになっている。
(伝票の扱いおよび流れについて)
図3に示す排出業者G1は、図2に示す伝票用紙Paの上段の排出業者G1用の記載欄Aに必要な情報を図示しないインパクトプリンターで印刷する。このとき、伝票用紙Paは、例えば図1(c)に示すように、伝票用紙Paの図1(c)中X方向左右に紙送り用の穴部30が設けられた第2および第3糊付け部S2,S3がY方向に沿って形成され、伝票用紙Paとの境界にはそれぞれミシン目Mが形成されている。上記を1組とし、複数の伝票用紙PaがY方向に連続して形成され、それぞれの伝票用紙Paの境界にはX方向に沿ってミシン目Mxが形成され折りたたまれ、いわゆるファンホールド紙となっている。このような形態になっていることによって、スプロケット方式の紙送り機構を有するインパクトプリンターで連続して印刷することができる。
図3に示す排出業者G1は、図2に示す伝票用紙Paの上段の排出業者G1用の記載欄Aに必要な情報を図示しないインパクトプリンターで印刷する。このとき、伝票用紙Paは、例えば図1(c)に示すように、伝票用紙Paの図1(c)中X方向左右に紙送り用の穴部30が設けられた第2および第3糊付け部S2,S3がY方向に沿って形成され、伝票用紙Paとの境界にはそれぞれミシン目Mが形成されている。上記を1組とし、複数の伝票用紙PaがY方向に連続して形成され、それぞれの伝票用紙Paの境界にはX方向に沿ってミシン目Mxが形成され折りたたまれ、いわゆるファンホールド紙となっている。このような形態になっていることによって、スプロケット方式の紙送り機構を有するインパクトプリンターで連続して印刷することができる。
伝票用紙Paは、ノーカーボン用紙やカーボン用紙からなる複写構造になっているため、情報は第1票P1から第6票P6の表面P1a〜P6aに印刷もしくは複写される。なお、このとき、受託業者を指定する場合は下段の受託業者用の記載欄に業者名を予め印刷しても良いし、処理に関する指示内容がある場合はその内容を一部印刷しても良い。排出業者G1は、印刷された複数の伝票用紙Paをミシン目Mxでそれぞれ分断するとともに、第2および第3糊付け部S2,S3を切り離し、図1(a)に示す1組の伝票用紙Paを作成する。そして、排出業者G1は、印刷された伝票用紙Pの第1票P1を控えとして切り離し保管して、伝票用紙Paの残りの部分を産業廃棄物とともに第1運搬業者G2に渡す。なお、上記説明において、起票時に伝票用紙Paがファンホールド紙(連票)になっている場合について説明したが、これに限定されない。伝票用紙Paは、起票時にすでに単票状態であってもよい。
第1運搬業者G2は、この伝票用紙Paを受け取り、産業廃棄物を中間処理業者G3に運搬する。このとき、第1運搬業者G2は、産業廃棄物の運搬にかかる諸情報を伝票用紙Paの第2票P2の欄B1に記入する。諸情報とは、例えば、第1運搬業者G2の業者名、住所、運搬先、運搬した年月日、その他特記事項等である。第1運搬業者G2は、伝票用紙Paの第2票P2を控えとして切り離し保管して、伝票用紙Paの残りの部分を産業廃棄物とともに中間処理業者G3に渡す。
中間処理業者G3は、この伝票用紙Paを受け取り、産業廃棄物に対して必要な処理、例えば分類・分別を行う。このとき、中間処理業者G3は、産業廃棄物の中間処理にかかる諸情報を伝票用紙Paの第3票P3の欄Cに記入する。諸情報とは、例えば、中間処理業者G3の業者名、住所、処理内容、処理した年月日、その他特記事項等である。中間処理業者G3は、伝票用紙Paの第3票P3を控えとして切り離し保管して、伝票用紙Paの残りの部分を産業廃棄物とともに第2運搬業者G4に渡す。
第2運搬業者G4は、この伝票用紙Paを受け取り、産業廃棄物を最終処理業者G5に運搬する。このとき、第2運搬業者G4は、産業廃棄物の運搬にかかる諸情報を伝票用紙Paの第4票P4の欄B2に記入する。諸情報とは、例えば、第2運搬業者G4の業者名、住所、運搬先、運搬した年月日、その他特記事項等である。第2運搬業者G4は、伝票用紙Paの第4票P4を控えとして切り離し保管して、伝票用紙Paの残りの部分を産業廃棄物とともに最終処理業者G5に渡す。
最終処理業者G5は、この伝票用紙Paを受け取り、産業廃棄物に対して必要な処理、例えば粉砕・再生加工・廃棄等を行う。このとき、最終処理業者G5は、産業廃棄物の最終処理にかかる諸情報を伝票用紙Paの第5票P5の欄Dに記入する。諸情報とは、例えば、最終処理業者G5の業者名、住所、処理内容、処理した年月日、その他特記事項等である。最終処理業者G5は、伝票用紙Paの第5票P5を控えとして切り離し、伝票用紙Paの残りの部分、すなわち最後の1枚である第6票P6を依頼者である排出業者G1に郵送する。
排出業者G1は、郵送された第6票P6の内容を確認して、依頼した各業者が必要な作業を滞りなく実施したか否か、すなわち産業廃棄物が適正に処理されたか否かを判断する。また、必要があれば、発行時の控えである第1票P1の内容とつき合わせて判断する。そして、第1票P1および第6票P6を証拠として保管する。
なお、上記フローは、一例であり、産業廃棄物の種類等によって、様々な変形、バリェーションがある。途中の工程においても、伝票用紙Paの一部を依頼者である排出業者G1に郵送する場合もあり得る。また、中間処理業者G3が産業廃棄物を仕分けして、中間処理業者G3が、伝票用紙Paを新たに起票する場合もあり得る。
従来、各業者は、必要情報を手書きで記入するのが一般的であった。この場合、書き手により筆圧の強弱や字の巧拙の違いがあり、多数枚の伝票用紙Paほど後ろの伝票に行くに従って判読しづらくなってしまう。また、近年、生産活動や商取引活動が複雑化、多様化しており、各拠点で追記される情報量が増加している。そのため、各拠点ごとにインパクトプリンターを備え伝票用紙に必要情報を追記印刷したいという要望がある。
ところが、このように伝票用紙Paは、産業廃棄物の移動に伴って一緒に移送される。そのため、伝票用紙Paは、移送過程でしわ、折れ、破れ等の損傷が発生する場合がある。また、損傷を防ぐため封筒に入れ移送する場合は、折って封筒に入れる。そのため伝票用紙Paに畳み折れが発生してしまう場合がある。さらには、各業者において、伝票用紙Paに必要情報を記載して、1枚を控えとして切り離す。このとき、間違えて他の業者部分まで切り離してしまう場合、すなわち伝票用紙Paがバラバラになってしまう場合もあり得る。この場合は、クリップ等で伝票用紙Paの残りの部分を仮止めする。すなわち、複写部分の印字位置がずれてしまう場合もあり得る。
また、伝票用紙Paは、発行元の業者において図1(c)に示す紙送り用の穴部30が設けられた第2および第3糊付け部S2,S3が切り離されている。そのため、インパクトプリンターに設けられているスプロケット方式の紙送り機構を使用することができない。すなわち、フリクションフィード方式の紙送り機構で伝票用紙Paを送らざるを得ない。フリクションフィード方式の紙送り機構を有するインパクトプリンターで上述の各種不具合の生じた伝票用紙Paに対して印刷することは、様々な困難を有する。
例えば、伝票用紙Paのしわ、折れ、破れ等が紙送り経路の隙間やドットインパクトヘッドに伝票用紙Paが引っかかり、紙送り不良や紙詰まりの原因となる。また、伝票用紙Paとドットインパクトヘッドとのギャップが確保できず、リボンの安定走行を妨げたり、ドットインパクトヘッドの金属ピンがリボンに引っ掛かり金属ピンの損傷につながったりすることもあり得る。また、リボンや機構部に伝票用紙Paが接触して、伝票用紙Paにインクや油類による汚れ発生することもあり得る。複数枚の単票からなる伝票用紙Paを紙送りローラーと紙押さえローラーとの間に挟持して送るため、各単票の位置がずれてしまい、十分な紙送り量が確保されなかったり、印刷位置がずれてしまったりする。さらには、重要な伝票用紙Paそのものを破損してしまうことがあり得る。
(給紙補助具と記録紙のセット方法について)
発明者らは、検討を重ねこのような不具合を有する伝票用紙Paに対しても良好な紙送りおよび印刷位置精度等の印刷品質を確保できる給紙補助具を発明した。以下、本実施例にかかる給紙補助具について、図4および図5を参照して説明する。図4は、給紙補助具を説明する図である。図5は、給紙補助具に記録用紙としての伝票用紙をセットした状態を示す図である。
発明者らは、検討を重ねこのような不具合を有する伝票用紙Paに対しても良好な紙送りおよび印刷位置精度等の印刷品質を確保できる給紙補助具を発明した。以下、本実施例にかかる給紙補助具について、図4および図5を参照して説明する。図4は、給紙補助具を説明する図である。図5は、給紙補助具に記録用紙としての伝票用紙をセットした状態を示す図である。
図4に示すように、給紙補助具10は、ベースプレート12と紙押さえ部14とを有する。本実施例において、ベースプレート12は、上述の伝票用紙Paより大きい面積を有する四角形の平板状に形成されている。紙押さえ部14は、ベースプレート12とほぼ同じ大きさか、もしくは若干小さい面積の四角形の平板状に形成されている。紙押さえ部14とベースプレート12とは、紙押さえ部14の四角形の一辺とベースプレート12の四角形の一辺とを共通な接合部16として開閉自在に接合されている。紙押さえ部14とベースプレート12とは、異なる部材として形成されヒンジ等の接合部材によって接合されていても良いし、例えば、紙等の同一な部材で一体に形成され接合部16で折り曲げられて開閉自在に形成されていても良い。
紙押さえ部14には、平板部分に四角形形状の開口部18が1つ設けられている。この開口部18の位置および大きさは、給紙補助具10が伝票用紙Paを正しい位置に挟み込んだと仮定したときに、各委託業者が必要情報を記入する記載欄E(記載欄B1,C,B2,D)の部分を含む大きさおよび位置である。また、紙押さえ部14には、ベースプレート12との接合部16のX方向の略中央に、ベースプレート12にわたる、接合部16を底辺とする三角形状の切り欠き部22が設けられている。
次いで、上述の構造を有する給紙補助具10に対して伝票用紙Paをセットする方法について説明する。
図5(a)に示すように、接合部16を支点として給紙補助具10の紙押さえ部14を開放する。そして、図5(b)に示すように、各拠点において入手したしわ、折れ、破れ等が発生した図2に示す伝票用紙Paを、伝票用紙Paの上辺24が接合部16の開閉線16aに対して密着するように押し付けてY方向の位置合わせしつつ配置する。その後、紙押さえ部14を閉じる。なお、このとき、X方向に、例えば折りたたみを設けX方向についても仮に位置決めをしても良い。図5(c)に示すように、閉じた状態の給紙補助具10は、紙押さえ部14の開口部18から図2に示す伝票用紙Paの各委託業者が必要情報を記入する記載欄Eの部分が露出し、伝票用紙Paのその他の部分が紙押さえ部14に覆われた状態になる。
図5(a)に示すように、接合部16を支点として給紙補助具10の紙押さえ部14を開放する。そして、図5(b)に示すように、各拠点において入手したしわ、折れ、破れ等が発生した図2に示す伝票用紙Paを、伝票用紙Paの上辺24が接合部16の開閉線16aに対して密着するように押し付けてY方向の位置合わせしつつ配置する。その後、紙押さえ部14を閉じる。なお、このとき、X方向に、例えば折りたたみを設けX方向についても仮に位置決めをしても良い。図5(c)に示すように、閉じた状態の給紙補助具10は、紙押さえ部14の開口部18から図2に示す伝票用紙Paの各委託業者が必要情報を記入する記載欄Eの部分が露出し、伝票用紙Paのその他の部分が紙押さえ部14に覆われた状態になる。
ただし、伝票用紙Paは、しわ、折れ等が発生し厚み方向に凹凸状態となっている場合がある。この場合、ベースプレート12と紙押さえ部14とで平面的に押さえると、凹凸部が矯正され伝票用紙Paが所定の位置から移動してしまう可能性がある。このような状態が発生したときは、紙押さえ部14とベースプレート12との接合部16に設けた切り欠き部22で、露出している伝票用紙Paを指で保持して移動させ、開口部18から露出している記載欄Eの位置を確認して適正な位置になるように矯正する。このとき、開口部18の大きさは、記載欄Eの全体の大きさと略等しいことが望ましい。このようにすることによって、伝票用紙PaのX方向もしくはY方向の位置決めができる。
このように、伝票用紙Paが正しい位置に挟持された給紙補助具10は、X方向左右の端面がインパクトプリンターの紙案内部にガイドされた状態で、接合部16側がインパクトプリンターの紙挿入口に向かうようにインパクトプリンターに挿入され紙送りされる。そして、紙押さえ部14の開口部18から露出した伝票用紙Paの記載欄B1,C,B2,Dのいずれかに必要情報が印刷される。
以下、本実施例の効果を記載する。
(1)本実施例の給紙補助具10は、しわ、折れ、破れ等の不具合が発生した伝票用紙Paを、ベースプレート12と紙押さえ部14との間に挟みこみ、不具合すなわち伝票用紙Pa厚み方向の凹凸状態を矯正することができる。また、紙押さえ部14に設けられた開口部18から伝票用紙Paの業者の記載欄Eを矯正状態で露出させることができる。そのため、しわ、折れ、破れ等が発生した伝票用紙Paをインパクトプリンターで印刷する場合、紙送り経路の隙間やドットインパクトヘッドに伝票用紙Paが引っかかることを防止できるとともに、ドットインパクトヘッドとのギャップを確保することができる。その結果、伝票用紙Paの紙送り不良や紙詰まりを低減させることができ、安定した印刷品質を得ることができる。
(1)本実施例の給紙補助具10は、しわ、折れ、破れ等の不具合が発生した伝票用紙Paを、ベースプレート12と紙押さえ部14との間に挟みこみ、不具合すなわち伝票用紙Pa厚み方向の凹凸状態を矯正することができる。また、紙押さえ部14に設けられた開口部18から伝票用紙Paの業者の記載欄Eを矯正状態で露出させることができる。そのため、しわ、折れ、破れ等が発生した伝票用紙Paをインパクトプリンターで印刷する場合、紙送り経路の隙間やドットインパクトヘッドに伝票用紙Paが引っかかることを防止できるとともに、ドットインパクトヘッドとのギャップを確保することができる。その結果、伝票用紙Paの紙送り不良や紙詰まりを低減させることができ、安定した印刷品質を得ることができる。
(2)本実施例の給紙補助具10は、ベースプレート12と紙押さえ部14との間に挟持された伝票用紙Paを、接合部16に設けられた切り欠き部22を用い、切り欠き部22から露出した伝票用紙Paの部分を指で保持して伝票用紙Paを移動させ、伝票用紙Paを適正な位置に配置することができる。すなわち、凹凸状態が矯正された状態で伝票用紙Paの位置を調整することができ、紙押さえ部14の開口部18から伝票用紙Paの業者の記載欄Eを正しい位置で露出させることができる。そのため、しわ、折れ、破れ等の不具合が発生した伝票用紙Paであっても、正しい印刷位置に複写印刷することができる。
(3)本実施例の給紙補助具10は、ベースプレート12と紙押さえ部14との間に伝票用紙Paを挟み、紙押さえ部14の開口部18から伝票用紙Paの業者の記載欄Eを露出させるという構造をとっているため、外形形状の若干異なった伝票用紙Pa、換言すると、ミシン目Mによる切り離しミスが発生した伝票用紙Paや破れが生じた伝票用紙Paであっても、同一サイズの印刷物として取り扱うことができるとともに、正しい印刷位置に複写印刷することができる。
(4)本実施例の給紙補助具10は、ベースプレート12と紙押さえ部14との間に伝票用紙Paを挟み印刷する構造をとっているため、印刷時に伝票用紙Paが汚染することや損傷することを低減することができる。
(第2実施例)
ここで、第2実施例の給紙補助具について図6を参照して説明する。図6は第2実施例における給紙補助具の構造を説明する図である。第2実施例は、第1実施例に対して、伝票用紙の位置決め構造が異なる例である。第1実施例と同様な構成および内容については、符号を等しくして説明を省略する。
ここで、第2実施例の給紙補助具について図6を参照して説明する。図6は第2実施例における給紙補助具の構造を説明する図である。第2実施例は、第1実施例に対して、伝票用紙の位置決め構造が異なる例である。第1実施例と同様な構成および内容については、符号を等しくして説明を省略する。
図6に示すように、給紙補助具10aは、接合部16の近傍にX方向に所定の間隔を空けて、ベースプレート12と紙押さえ部14にわたる貫通穴40が2組設けられている。貫通穴40の位置および大きさは、給紙補助具10aが、伝票用紙Paを正しい位置に挟み込んだと仮定したときに、図2に示す伝票用紙Paに形成されたファイリング用のファイル穴32と略同じ大きさおよび位置である。
この2つの貫通穴40は、伝票用紙Paを給紙補助具10aに挟み込み、紙押さえ部14とベースプレート12との接合部16に設けた切り欠き部22で、露出している伝票用紙Paを指で保持して移動させ、適正な位置になるように矯正するときの位置決めとして用いることができる。伝票用紙Paを間違えて切り離しバラバラになってしまった場合等に、給紙補助具10aの貫通穴40と伝票用紙Paのファイリング用のファイル穴32を合わせることによって、伝票用紙Paを正しい位置に挟み込むことができる。
(第3実施例)
ここで、第3実施例の給紙補助具について図7を参照して説明する。図7は、第3実施例における給紙補助具の構造を説明する図である。第3実施例は、第1および第2実施例に対して、紙押さえ部の構造が異なる例である。第1および第2実施例と同様な構成および内容については、符号を等しくして説明を省略する。
ここで、第3実施例の給紙補助具について図7を参照して説明する。図7は、第3実施例における給紙補助具の構造を説明する図である。第3実施例は、第1および第2実施例に対して、紙押さえ部の構造が異なる例である。第1および第2実施例と同様な構成および内容については、符号を等しくして説明を省略する。
図7に示すように、給紙補助具10bは、紙押さえ部14がX方向に2分割されている。すなわち、紙押さえ部14は、切り欠き部22から開口部18を介して紙押さえ部14の1辺までY方向に切断され、第1紙押さえ部14aと第2紙押さえ部14bとを構成している。
この給紙補助具10bは、しわ、折れ、破れ等の不具合が発生した伝票用紙Paを、始めにベースプレート12と第1紙押さえ部14aとの間に挟みこみ、伝票用紙Paの厚み方向の凹凸状態を半分矯正して仮の位置合わせをする。その後、第2紙押さえ部14bを伝票用紙Paを介してベースプレート12に押し付け、伝票用紙Paの残りの部分の凹凸状態を矯正する。残りの部分の凹凸状態の矯正によって伝票用紙Paの位置がずれた場合は、切り欠き部22から露出している伝票用紙Paを指で保持し適正な位置に移動させる。この構成によれば、伝票用紙Paの厚み方向の凹凸状態をより容易に矯正できるとともに、伝票用紙Paの位置合わせをより正確に行うことができる。
この給紙補助具10bは、しわ、折れ、破れ等の不具合が発生した伝票用紙Paを、始めにベースプレート12と第1紙押さえ部14aとの間に挟みこみ、伝票用紙Paの厚み方向の凹凸状態を半分矯正して仮の位置合わせをする。その後、第2紙押さえ部14bを伝票用紙Paを介してベースプレート12に押し付け、伝票用紙Paの残りの部分の凹凸状態を矯正する。残りの部分の凹凸状態の矯正によって伝票用紙Paの位置がずれた場合は、切り欠き部22から露出している伝票用紙Paを指で保持し適正な位置に移動させる。この構成によれば、伝票用紙Paの厚み方向の凹凸状態をより容易に矯正できるとともに、伝票用紙Paの位置合わせをより正確に行うことができる。
(第4実施例)
ここで、第4実施例の給紙補助具について図8を参照して説明する。図8は、第4実施例における給紙補助具の構造を説明する図である。第4実施例は、第1、第2および第3実施例に対して、伝票用紙の位置決め方法が異なる例である。第1、第2および第3実施例と同様な構成および内容については、符号を等しくして説明を省略する。
ここで、第4実施例の給紙補助具について図8を参照して説明する。図8は、第4実施例における給紙補助具の構造を説明する図である。第4実施例は、第1、第2および第3実施例に対して、伝票用紙の位置決め方法が異なる例である。第1、第2および第3実施例と同様な構成および内容については、符号を等しくして説明を省略する。
図8に示すように、給紙補助具10cは、開口部18近傍の紙押さえ部14に、伝票用紙Paとの位置合わせに用いられる位置決め記号が設けられている。例えば、紙押さえ部14には、開口部18のX方向の一辺に沿って、矢印50aがX方向に所定の間隔を空けて2つ、開口部18のY方向の一辺に沿って、矢印50bがY方向に所定の間隔を空けて2つ設けられている。
開口部18と伝票用紙Paの記載欄Eとの位置決めを行うときに、上述の位置決め記号としての矢印50a,50bを、例えば、図2に示す伝票用紙Paに設けられた位置決め記号としての矢印46a,46bと合うように調整する。なお、伝票用紙Paに設けられた矢印46aは、給紙補助具10cが、伝票用紙Paを正しい位置に挟み込んだと仮定したときに、矢印50aと対向する位置であり、矢印46bは、給紙補助具10cが、伝票用紙Paを正しい位置に挟み込んだと仮定したときに、矢印50bと対向する位置である。この構成によれば、開口部18と伝票用紙Paの記載欄Eとの位置決めをより正確に行うことができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、上記実施例に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。例えば上記実施例以外の変形例は、以下の通りである。
(第1変形例)上述の実施例では、給紙補助具10を用い複数の複写用紙からなる伝票用紙Paを印刷する場合について説明したが、これに限定されない。伝票用紙Paは、1枚の用紙からなる単票用紙Tであってもよい。例えば、小切手等は、発行元で金額等の情報が印刷され、市場に流通した後、銀行等で小切手の検収作業を行い、検収結果や支払日等の情報をその小切手に再印刷する場合がある。小切手は、流通過程において収納や流通状態によってしわ、折れ、破れ等の不具合が発生する場合がある。この場合でも、上述の実施例の給紙補助具10を用いることにより、しわ、折れ、破れ等の不具合が発生した単票用紙Tの紙送り、印刷における不具合を低減することができ、良好な印刷品質を提供することができる。
(第2変形例)上述の実施例では、給紙補助具10を用い複写用紙からなる伝票用紙Paをインパクトプリンターで印刷する場合について説明したが、これに限定されない。他の方式の印刷装置、例えば、熱による顕色機能を利用したサーマルプリンターを用いて印刷してもよい。この場合、伝票用紙Pとしては、1枚目の単票P1は表面が熱により発色する感熱紙であり、単票P1の裏面に熱溶融タイプの感熱インクを塗布した用紙が適用される。その他、単票P2以降は、表面が普通紙であり裏面に熱溶融タイプの感熱インクを塗布した用紙が適用される。この場合でも、伝票用紙Pのしわ、折れ、破れ等の不具合を矯正し良好な印刷品質を提供することができる。
(第3変形例)上述の実施例では、給紙補助具10の紙押さえ部14の開口部18から各委託業者が必要情報を記入する記載欄E全体が露出している場合を例にとり説明したがこれに限定されない。紙押さえ部14の開口部18は、1つの記載欄を露出する大きさでも良いし、開口部18を複数設け、それぞれの開口部18から1つ乃至は複数の記載欄を露出させても良い。記載欄の数や大きさによって対応することも可能である。このようにすることによって、記載欄のしわや折れをさらに矯正することが可能になる。
(第4変形例)上述の実施例では、給紙補助具10が紙製である場合について説明したが、これに限定されない。適度な摩擦係数を有する平板状の部材であり、プリンターで紙送りできる材質であればよい。また、伝票用紙Pとして産業廃棄物管理票を例にとり説明したが、これに限定されない。宅配業者等が用いる配送伝票であっても良いし、物品を修理する際に用いられる修理伝票やその他の伝票であっても良い。
10,10a,10b,10c…給紙補助具、12…ベースプレート、14…紙押さえ部、16…接合部、16a…開閉線、18…開口部、22…切り欠き部、P,Pa…記録用紙としての伝票用紙、P1〜P6…単票、M,Mx…ミシン目、S1,S2,S3…糊付け部、A,B1,B2,C,D,E…記載欄。
Claims (9)
- 情報が印刷される記録用紙を印刷装置に供給する給紙補助具であって、
前記記録用紙を載置する平面状のベースプレートと、
前記ベースプレートと一部が接合され、当該接合部を支点として開閉自在に構成される紙押さえ部と、を備え、
前記紙押さえ部には、前記記録用紙の印刷領域を露出させる開口部が形成され、
前記ベースプレートと前記紙押さえ部との前記接合部には、前記ベースプレートと前記紙押さえ部とに亘る切り欠き部を有していることを特徴とする給紙補助具。 - 前記記録用紙は、前記ベースプレートと前記紙押さえ部とに挟持され、前記切り欠き部から露出される前記記録用紙の部分が保持され移動されることによって、位置補正可能であることを特徴とする請求項1に記載の給紙補助具。
- 前記ベースプレートおよび前記紙押さえ部の平面視における大きさは、使用される最大サイズの前記記録用紙の大きさと同等もしくはそれ以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の給紙補助具。
- 前記記録用紙の位置補正において、位置決め部を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の給紙補助具。
- 前記記録用紙は、複写機能を有する用紙が複数枚積層され一枚ずつ分離可能な冊子状の複写用紙であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の給紙補助具。
- 前記記録用紙は複数の前記印刷領域を有し、前記紙押さえ部の前記開口部からは、複数の前記印刷領域のうちの任意の前記印刷領域が露出していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の給紙補助具。
- 前記記録用紙は複数の前記印刷領域を有し、前記紙押さえ部の前記開口部以外の部分は、前記記録用紙の非印刷領域を覆うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の給紙補助具。
- 前記位置決め部は、前記開口部の周端および前記開口部から露出する記録用紙の1つ以上の前記印刷領域の範囲であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の給紙補助具。
- 前記位置決め部は、前記紙押さえ部の前記開口部の周囲および前記記録用紙の前記印刷領域に設けられた位置決め記号であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の給紙補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009164534A JP2011020271A (ja) | 2009-07-13 | 2009-07-13 | 給紙補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016087870A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | シヤチハタ株式会社 | ラベル印字用アタッチメント |
JP2016175308A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | セイコーエプソン株式会社 | 媒体支持ユニット、記録装置及び媒体支持方法 |
-
2009
- 2009-07-13 JP JP2009164534A patent/JP2011020271A/ja not_active Withdrawn
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