JP4313395B2 - 文書セットを形成するための方法および装置 - Google Patents

Description

発明の分野
本発明は、大量郵送アイテム（bulk mail out items）を生成する工程に関係する。具体的には、本発明は、さらに処理することによって郵送アイテム（郵送物）にするための文書セットを形成することに関する。

発明の背景
請求書（accounts）または販売資料を郵送する、多数の顧客を有する組織にとって、この郵便物を人手で生成することが実際的でないことは明らかである。したがって、課金情報などの個々の顧客に関する資料を印刷し、次いでこの印刷物を適切に宛名書きされた封筒に挿入する工程は、自動化されて久しい。

通常、挿入資料は、高速工業用ディジタルプリンタを使用して、Ａ４などの標準カットシート上に印刷される。次いで、挿入資料は、折り畳まれて、高度に専用化されたハンドリング機器を使用して標準クローズフェイスの封筒に挿入される。場合によっては、封筒はすでに、会社ロゴまたは支払い済み返信宛名などの固定情報を事前印刷されていることがある。挿入後に、次いで封筒には、封筒に収納されている個人向け情報に関係する対応する宛名が印刷される。これらの工程は、１分間に３０〜１００の大量郵送アイテムを生成する能力がある。

そのような高い処理速度においては、明らかに、オンライン監視用のシステムを備えることができることが重要である。ここで図１を参照すると、代表的な大量郵便アイテム処理および完全性検査システムを詳細に示してある。名前、宛名およびそのその郵送に関係するその他任意の個人情報を含む、印刷ファイル１０が、データベース１に収容されている情報から形成される。このファイルは、また、印刷しようとする各シート材料に対して、バーコードなどの固有の機械可読コードを生成するための命令を含む。この情報は、プリンタ２０に提供され１１、このプリンタ２０は、標準カットシートに印刷して、ある数の挿入シートを含む個人向け文書３０を形成し、次いでこの文書が、別個の封筒供給機５０から挿入装置４０に供給される封筒の中に挿入される。

システムのオンライン完全性検査を行うために、工程データファイル１２０が印刷ファイル１０から生成される。工程データファイル１２０は、対応する宛名情報に加えて、それぞれの印刷シートに対する固有の検査基準を収容している。封筒に挿入する前に、個人向け文書３０が走査されて９０、機械可読コード情報と工程データファイル１２０とが比較されて、正しい文書が印刷されていることが検証される。印刷するステップの確認によって、対応する宛名が封筒の印刷のために封筒プリンタ６０に供給されて、完成郵送アイテム７０となる。この工程は、必然的に、個人向け文書３が封筒に正しく挿入されている４０ことを仮定する。封筒５０には、宛名印刷６０の前に、ロゴや料金支払済み返信宛名などの固定情報が印刷されていることがあるが、宛名印刷６０のステップの前に、封筒追跡に使用することのできる個々の機械可読コードはない。

標準的なレーザプリンタは、封筒などの多層アイテムの印刷には不適当であることが多いので、封筒プリンタ６０は、通常、インクジェットプリンタである。インクジェットプリンタは、レーザプリンタと比較すると、いくつかの関連するコストおよび品質の問題がある。次いで、郵送アイテム７０は、郵便システム８０に供給される。任意選択で、宛名読取り装置７５が、封筒に印刷された宛名を読み取り、郵送の準備ができた完成郵送アイテムの記録を維持することができる。

この工程にはいくつかの重大な欠点がある。個人向け文書３０の封筒５０への挿入４０後で、封筒の印刷６０の前に、このステップが正しく実行されたことを検査する手段がない。コードの走査９０および工程データファイル１２０による確認９１によって、挿入前に問題が現われた場合には、これらの文書を、図１に示すように選別１００することができる。しかしながら、一旦封筒が印刷される６０と、工程を監査する唯一の方法は、郵送アイテム７０を手作業でサンプリング７１して、個人向け文書９０上のコードを走査して、これを、工程データファイル１２０に記載されている、封筒上の宛名と比較する１１０ことである。誤りが発見される場合には、工程を停止して、いくつかの封筒および内容物を手作業で取り出して、誤りの範囲を特定し、次いで工程を再開しなくてはならない。

誤った郵送アイテムは、後に、再印刷して挿入しなくてはならない。小量バッチの返却は非効率であるので、返却は、多数の郵送アイテムが再処理を必要とするまで遅らされる。これによって、誤りの複雑なリストを維持する必要があるために、輸送上の問題（logistical problems）が発生する。さらに、再実行のために事前印刷された封筒が必要な場合には、これらは、倉庫またはサプライヤのいずれかから再供給しなくてはならない。

この工程の別の欠点は、工程データファイル１２０が、印刷ファイル１０を介して、元のデータベース１から間接に生成されることである。これによって、工程データファイル１２０がデータベース１と不一致になる確率が増大する。場合によっては、大量郵送アイテムは、印刷ファイル１０に従って生成することができるが、これと工程データファイル１２０との不一致のせいで、誤りが発生することになる。明らかに、参照データベースから供給される１つのマスターファイルだけを必要とする、工程が好ましい。

これらの問題に対処する一つの試みは，透明窓を含む封筒を使用することである。この工程においては、宛名情報は、挿入資料の上に印刷されて、この挿入資料は、折り畳んで窓を通して宛名を表示するように配向される。これによって、封筒に宛名情報を印刷する必要がなくなる。しかしながら、これらの窓封筒にもいくつかの欠点があり、それには、標準封筒よりもコストが高いことや、情報が間違って封筒中に挿入されている場合には、封筒の内容が見えることによりセキュリティが不足することがある。

窓面封筒の別の重大な欠点は、消費者は、この種の封筒を請求書と連想するので、これらの封筒は、販売資料を配信するのには好まれないことである。さらに、窓封筒の使用は、本明細書において概説した大量郵送工程すべてについての別の重大な欠点に対処しないことであり、それは封筒と挿入資料のハンドリングのために、個別の機器を購入して維持する費用およびこれらの封筒の保管および監査のために付随する費用である。したがって、本発明の目的は、大量郵送工程において封筒と関係する内容との不一致に対する範囲を効果的に低減する、方法および装置を提供することである。本発明の別の目的は、大量郵送工程において必要とされる、ハンドリング装置の複雑度および種類の多様性を低減する、方法および装置を提供することである。

発明の要約
したがって，第１の観点において本発明は、前記文書セットが同一寸法の長方形シートから形成されるとともに、封筒シートと少なくとも１枚の挿入シートとを含む、文書セットを形成する方法であって、
前記封筒シートに、固有のコード識別子を含む封筒情報を印刷するステップ；
前記少なくとも１つの挿入シートのそれぞれに、固有のコード識別子を含む挿入情報を印刷するステップ；および
前記封筒シートと少なくとも１枚の挿入シートとをページ揃えして前記文書セットを形成するステップを含む方法を提供する。

封筒シートおよび少なくとも１枚の挿入シートは同一寸法であり、さらに固有に識別されるので、このことは、文書セットのハンドリングを大幅に簡略化し、さらに、文書セットを処理して大量郵送アイテムにするときに、文書セットの検証を可能にする。
好ましくは、この方法は、さらに、前記コード識別子のそれぞれを読み取って、自己参照（self-referencing）完全性検査を実行することによって、前記文書セットを検証することを含む。

完全性検査中に、個別の検証リストまたはファイルとの比較を必要としないので、全検証工程が大幅に簡略化される。
好ましくは、この方法は、前記完全性検査で不合格となる文書セットを選別することをさらに含む。
完全性検査に不合格となるこれらの文書セットは、必要であれば、さらなる検査のために選別することができる。
好ましくは、この方法は、前記完全性検査に不合格となった前記文書セットの印刷を再スケジュールすることをさらに含む。

文書セットが完全性検査で不合格となったかどうかは、直ちに判定されるので、これらの不合格文書セットのリストを生成して、このリストの印刷を容易に再スケジュールすることができる。
好ましくは、前記再スケジュールのステップは、オンラインで実行される。
この方法によって、不合格文書セットは、単にオンラインで再スケジュールされて、必要ならばすぐさま再印刷することができる。

好ましくは、前記固有のコード識別子は、印刷シートが封筒シートであるかどうかを識別する。
好ましくは、前記封筒シートに印刷される前記固有のコード識別子は、前記封筒シートに関連して前記文書セットを形成する前記少なくとも１枚の挿入シートの枚数を含む。
個々のシートが封筒であるか、または挿入シートであるかを識別するとともに、さらに、それが封筒シートである場合には、関連する挿入シートの数を設定することによって、このことは検証工程の自己参照能力を大幅に改善する。

したがって、第２の観点において本発明は、前記文書セットが同一寸法の長方形シートから形成され、封筒シートおよび少なくとも１枚の挿入シートを含む文書セットを形成する方法であって、
前記封筒シートの少なくとも片側面に、接着層を所定のパターンで付着させるステップであって、前記パターンは、前記封筒シートからの封筒が再使用されるときに、前記封筒シートから形成される前記封筒のための接着手段を提供するように配設するステップ；
前記封筒シートに、固有のコード識別子を含む封筒情報を印刷するステップ；
前記少なくとも１枚の挿入シートのそれぞれに、固有のコード識別子を含む挿入情報を印刷するステップ；および
前記封筒シートおよび少なくとも１枚の挿入シートをページ揃えして、前記文書セットを形成するステップを含む、前記方法を提供する。

したがって、第３の観点において本発明は、本発明の第１または第２の観点により形成される文書セットから、大量郵送アイテムを製造する方法であって、
前記文書セットからの少なくとも１枚の挿入シートを分離、保持して折り畳んだ挿入シートセットを形成すること、および
少なくとも１枚の挿入シートを封筒シートで包装して、シールすることによって封筒を形成することを含む前記方法を提供する。

したがって、第４の観点において本発明は、本発明の第３の観点による大量郵送アイテムを製造する方法から得られる大量郵送アイテムを提供する。

第５の観点において本発明は、同一寸法の長方形シートから形成され、封筒シートと少なくとも１枚の挿入シートとを含む、文書セットを形成するための装置であって、
前記封筒シートに、固有のコード識別子を含む封筒情報を印刷するとともに、前記少なくとも１枚の挿入シートのそれぞれに、固有のコード識別子を含む挿入情報を印刷するためのためのプリンタ；および
前記封筒シートおよび少なくとも１枚の挿入シートをページ揃えして前記文書セットを形成するためのコレーター（collator：紙揃機）を含む、前記装置を提供する。

好ましい実施態様の説明
本発明の好ましい実施態様について、添付の図面を参照して考察する。
以下の説明においては、いくつかの図を通して、同じ参照記号は、同じかまたは対応する部品を指している。
ここで図２を参照すると、本発明の好ましい一態様に従って文書セットを形成する方法を説明するフローチャートを示してある。印刷ファイル２００は、データベース１から生成されて、各封筒シート２３０および関連する挿入シート２３１、２３２に印刷されるすべての情報を含む。この情報は、名前、宛名、使用すべき肩書き、その他など、各文書セット２５０から形成される各郵送アイテムに関係する、個人向け情報を含むことになる。当業者であれば気づくように、この情報は、文書セット２５０から形成される、郵送アイテムの要件に応じてカスタム化されることになる。

以上に概説した個人向け情報に加えて、印刷ファイル２００は、固有のコード識別子（この説明においては、全体的にＩＤＣＯＤＥと呼ぶ）を生成するのに使用される情報を含み、この固有のコード識別子は、文書セット２５０の部分を形成する各シート２３０、２３１、２３２に印刷されることになる。１枚のＡ４シートの形態のカットシート２１０がプリンタ２２０に供給されて、このプリンタは、個々のシートに要求されるとおりに、封筒シート情報または挿入シート情報および各シートに対する固有ＩＤＣＯＤＥを印刷し、それによって一意的に識別される封筒シート２３０および少なくとも１枚の一意的に識別される挿入シート２３１、２３２を形成する。次いで、個々のシート２３０、２３１、２３２はページ揃えされて文書セット２５０を形成する。

この態様におけるプリンタ２１０は、高速ディジタルレーザプリンタであり、これは、単一動作で文書セット２５０を印刷し、かつページ揃えする。代替的に、いくつかの異なるプリンタを使用して、別のステップとしてシートのページ揃えをすることもできる。すべての紙シートが、同一寸法であるので、これによって、ハンドリング操作の複雑さが大幅に低下する。挿入シートおよび封筒が工程の異なる段階で印刷される従来技術システムと異なり、文書セット２５０の形成の後には、さらなる印刷は必要ではない。明らかに、当業者であれば認識するであろうように、本発明は、寸法が同じであるすべての長方形カットシートに適用することができる。

本発明の別の態様においては、個々のＩＤＣＯＤＥを含む関係情報のすべては、同一寸法シートを形成するために穿孔されている、連続ロール紙上に事前印刷することができる。次いで、それぞれが関係個人向け情報および固有のコード識別子ＩＤＣＯＤＥを含む、一連の封筒シートおよび関連する挿入シートからなる、同一寸法シートを形成する工程において、この連続ロールが穿孔に沿って破られる。同様に、連続ロール紙は、ページ揃えの前に、同一寸法長方形に切断してもよい。
次いで、個々のシートはページ揃えされて、さらに処理するために、関連する文書セット２５０のそれぞれを形成する。明らかなことは、当業者には明白であるように、情報をプリンタ２２０によってオンラインで印刷するのか、または代替的にカットシートまたは連続ロール上に事前印刷するのかの決定は、文書セット２５０から形成されている郵送アイテムの要件に従って行われることである。

図３を参照すると、本発明の好ましい態様に従って、ＩＤＣＯＤＥ３００内に組み入れる情報の種類を示してある。この好ましい態様においては、ＩＤＣＯＤＥ３００は、バーコードの形態で各シートに印刷される。ＩＤＣＯＤＥ３００は、顧客情報３１０、内容情報３２０および配信情報３３０に関する３種類の情報で構成される。
この好ましい態様における顧客情報３１０は、顧客番号および関連するライセンスから生成される固有の順次番号と、ＰＩＮ番号とからなる。これによって、異なる顧客に対する印刷ジョブの追跡および監査を可能になる。

内容情報３２０は、シートの種類（すなわち、封筒または挿入シート）の指標および関連する情報を含む。例えば、個々のシートは、３つの関連する「挿入」シートと、クレジットカードなどの別個のアイテムが文書セットの一部を形成することを示すフラグとを有する「封筒」シートｎである。さらなる完全性検査として、内容情報３２０には、文書セット内で次に続くアイテムの種類および顧客情報３１０の指示を含む。

配信情報３３０は，最終投函のために大量郵送アイテムの選別を容易にするために、郵便システムがさらに使用することのできる、情報を含む。
同様に、各シート上に印刷することのできる，データマトリックスまたは類似のバーコード等価物などの、その他の固有のコード識別手段を使用することができる。各シートを一意的に識別するための別の代替選択肢は、封筒および挿入シート両方の特徴の組合せを認識して、それらを一意的に認識する、画像処理技法を使用することによるものである。これらの特徴としては、個々のシート上で、その位置と組み合わせた個々の名前などのアイテムを挙げることができる。

次に図４を参照すると、封筒シート２５０および少なくとも１枚の挿入シート２３１、２３２からなる文書セット２５０（図２を参照）に基づいて、郵送アイテム４３０をさらに生成する工程のフローチャートを示してある。郵送アイテム４３０を形成する工程において包装機械（wrapping machine）４２０において文書セットが包装される前に、完全性検査４１０が文書セット２５０について実行される。内容情報３２０に基づいて（図３を参照）、各文書セット２５０を検査して、それが封筒シート２３０と封筒シート上に印刷されるＩＤＣＯＤＥ３００によって規定される、正しい数の挿入シート２３１、２３２とからなることを保証することができる。挿入シート２３０、２３１の順序が正しいことを保証するさらなる検査も、ＩＤＣＯＤＥ３００の顧客情報３１０セクションの順次番号に基づいて行うことができる。別の態様においては、第１の完全性検査４１０が、挿入シート２３１、２３２について実行され、第２の完全性検査４１０が、挿入シート２３１、２３２を封筒シート２３０に包装中に包装機械において実行され、それによって封筒の最終形成の直前に郵送アイテム４３０の整合性が検査され、それによって他の従来型システムに対して顕著な利点がもたらされる。

完全性検査４１０が、印刷ファイル２００またはデータベース１から生成される、その他任意の同様の検査ファイルを参照することなく、自己参照整合性検査を行うことは、本発明の特徴である。これによって、標準システムを示す図１と、本発明の好ましい態様による文書セット２５０を組み入れたシステムを示す図４とを比較するとすぐに分かるように、完全性検査工程が大幅に簡略化される。封筒ＩＤＣＯＤＥ３００を走査して、郵送アイテムが処理されて郵便システム４４０に送付されたことを確認することによって、郵送システム４３０をさらに検査することができる。これは、スケジュールまたは監査の目的で、完成した郵送アイテムの記録が必要な場合に有用である。

完全性検査４１０で不合格となる文書セット２５０は、すぐに類別されて４５０、次いで紙材料を再利用することができる。文書セット２５０がオンラインでＡ４カットシートから印刷される、好ましい態様においては、印刷ファイルは、すぐさま再スケジュール４６０されて、完全性検査４１０で不合格となった文書セット２５０を再印刷することができる。問題文書セットを容易に識別して、より効率的かつ確実に除去できるので、全体工程の正確さが向上する。さらに、文書セットの形成が簡単な印刷およびハンドリング操作であるので、発見された誤り郵送アイテムを識別して、現在の処理バッチにおいて簡単に再スケジュールすることができる。

図５を参照すると、包装機械４２０による処理の後の、返信用料金支払済み封筒に適する、印刷された封筒シート５００の例を示してある。宛名５１１を含む、中央の長方形領域５１０は、包装後の封筒の表面を構成する。この場合には、いくつかの糊ライン５２０、５２１、５２２、５２３、５２４、５２５が封筒シートの一部として含まれ、糊ライン５２０、５２２、５２５は封筒シート５００の裏側に位置する。これらは、包装機械４２０における封筒の包装の一部として起動するか、または代替的に適当な包装工程の一部として適当な接着剤を塗布することができる。

上端部５３０および下端部５４０が、挿入シートの回りに折り畳まれて、封筒の裏面を形成する。左部分５５０および右部分５６０は、完成封筒の側面フラップ（flap）を形成する。フラップ５５０、５６０は、フラップ５３０、５４０の前に折り畳まれる。封筒が返信用料金支払済み封筒として使用される、この態様においては、フラップ５５０または５６０が、郵送アイテムの受信者によって５３０および５４０から引き出され、内容物が取り出され次いで置き換えられて、次いで解放フラップが５３０および５４０の上端上に折り畳まれ、再湿潤性糊（re-wettable glue）のストリップ５７０または５７１によってシールされる。

明らかなことは、当業者には明白であるように、そのような糊ストリップの配置は、封筒の種類によって変えることができることである。一態様においては、糊ストリップは、封筒シートとして印刷される、専用白紙に含めることができる。すぐに分かるように、ディジタルプリンタによる印刷によって、洗練されたカラーグラフィックを封筒シート５００に印刷して、それによって事前印刷されたシート材料を、すべての関連する貯蔵および監査問題とともに保有するという要件を除外することができる。

次に図６を参照すると，図５に示した封筒シート５００が組み込まれた返信用料金支払済み郵送アイテム６５０を形成する工程を図解してある。封筒シート５００は、最初に、関連する挿入シートと分けられて、この挿入シートは、「Ｚ」または「Ｃ」型折りに折り畳まれて、折畳み挿入シート６２１を形成する。封筒シート５００は、配向６１０され、折畳み挿入シート６２１は、中央長方形領域５１０の反対側に配置される。この段階で、その他の挿入材料、例えばクレジットカードまたはその他のそのようなアイテムなどを、折畳み挿入シート６２１上に配置してもよい。すべての材料を封筒シート５００上に配置すると、大量郵送アイテムは、最初に端部５５０、５６０を折り畳み、続いて底部５４０および上部５３０を折り畳むことによって、完成返信用料金支払済み郵送アイテム６５０が形成される。

上述の詳細な説明において本発明の方法および装置の好ましい態様を記述したが、本発明は、開示した態様に限定されるものではなく、添付のクレームに記載され定義される本発明の範囲から逸脱することなく，多くの再配設、修正および置換が可能であることが理解されるであろう。

大量郵送品を生成するための一つの一般的な従来技術工程を示すフローチャートである。 本発明の好ましい一態様による、文書セットを形成する方法を示すフローチャートである。 本発明の好ましい一態様による、補助情報を示す固有のコード識別子を説明する図である。 図１に示す文書セットを形成する方法を組み入れた、大量郵便物を生成する方法を示すフローチャートである。 印刷封筒情報を示すとともに、糊ストリップの配置および構成も含む、封筒シートの図である。 図５に示す封筒シートを組み入れが返信用料金支払済み郵便物を生成する工程の図解表現である。

Claims (19)

1. 同一寸法の長方形シートから形成されるとともに、１枚のみの封筒シートと少なくとも１枚の挿入シートとを含む、文書セットを形成する方法であって、
   前記１枚の封筒シートに、封筒シートを特定する固有のコード識別子を含む封筒情報を印刷するステップ；
   前記少なくとも１枚の挿入シートのそれぞれに、前記１枚の封筒シートを特定する固有のコード識別子とは異なる固有のコードである、少なくとも１枚の挿入シートのそれぞれを特定する、更なる固有のコード識別子を含む挿入情報を印刷するステップ、；
   前記１枚の封筒シートと少なくとも１枚の挿入シートとを、前記１枚の封筒シートの固有のコード識別子および前記少なくとも１枚の挿入シートの更なる固有のコード識別子を読み取ることによって、ページ揃えして前記文書セットを形成するステップを含む前記方法。
2. 読み取った１枚の封筒シートの固有コード識別子と、読み取った少なくとも１枚の挿入シートのそれぞれの更なる固有のコード識別子とについて自己参照完全性検査を実行することによって、文書セットを検証するステップをさらに含む、請求項１に記載の方法。
3. 完全性検査に不合格となる文書セットを選別するステップをさらに含む、請求項２に記載の方法。
4. 完全性検査で不合格になった文書セットの印刷を再スケジュールするステップをさらに含む、請求項３に記載の方法。
5. 再スケジュールのステップはオンラインで実行される、請求項４に記載の方法。
6. 固有のコード識別子は、印刷されたシートが１枚の封筒シートであるかどうかを識別する、請求項１〜５のいずれかに記載の方法。
7. １枚の封筒シート上に印刷される固有のコード識別子は、前記１枚の封筒シートに関連して文書セットを形成する少なくとも１枚の挿入シートの枚数を含む、請求項１〜６のいずれかに記載の方法。
8. 固有のコード識別子および更なる固有のコード識別子は、文書セットに関連する顧客情報、内容情報および配信情報に関係する情報の別個のフィールドを含む、請求項１〜７のいずれかに記載の方法。
9. 固有のコード識別子および更なる固有のコード識別子はバーコードである、請求項１〜８のいずれかに記載の方法。
10. １枚の封筒シートに印刷するステップ、少なくとも１枚の挿入シートに印刷するステップ、および前記１枚の封筒シートと少なくとも１枚の挿入シートをページ揃えするステップが、共通プリンタを使用して達成される、請求項１〜９のいずれかに記載の方法。
11. 封筒情報は、１枚の封筒シートの片面に印刷される、請求項１〜１０のいずれかに記載の方法。
12. 同一寸法の長方形シートから形成され、１枚のみの封筒シートおよび少なくとも１枚の挿入シートを含む、文書セットを形成する方法であって、
    前記１枚の封筒シートの少なくとも片側面に、接着剤層を所定のパターンで付けるステップであって、前記パターンは、前記１枚の封筒シートからの封筒が再使用されるときに、前記１枚の封筒シートから形成される前記封筒のための接着手段を提供するように配設するステップ；
    前記１枚の封筒シートに、１枚の封筒シートを特定する固有のコード識別子を含む封筒情報を印刷するステップ；
    前記少なくとも１枚の挿入シートのそれぞれに、前記１枚の封筒シートを特定する固有のコード識別子とは異なる固有のコードである、少なくとも１枚の挿入シートのそれぞれを特定する、更なる固有のコード識別子を含む挿入情報を印刷するステップ；および
    前記封筒シートおよび少なくとも１枚の挿入シートを、前記１枚の封筒シートの固有のコード識別子および前記少なくとも１枚の挿入シートの更なる固有のコード識別子を読み取ることによって、ページ揃えして、前記文書セットを形成するステップを含む、前記方法。
13. 文書セットから挿入シートを分離し折り畳んで、折り畳んだ挿入シートセットを形成するステップ；および
    少なくとも１枚の挿入シートを、１枚の封筒シートで包装してシールすることによって封筒を形成するステップを含む、請求項１〜１２のいずれかに記載の方法により形成された文書セットから郵送物を形成する方法。
14. 請求項１３に記載の方法により得られる郵送物。
15. 同一寸法の長方形シートから形成され、１枚のみの封筒シートと少なくとも１枚の挿入シートとを含む文書セットを形成するための装置であって、
    前記１枚の封筒シートに、封筒シートを特定する固有のコード識別子を含む封筒情報を印刷するとともに、前記少なくとも１枚の挿入シートのそれぞれに、前記１枚の封筒シートを特定する固有のコード識別子とは異なる固有のコードである、少なくとも１枚の挿入シートのそれぞれを特定する、更なる固有のコード識別子を含む挿入情報を印刷するためのプリンタ；
    前記１枚の封筒シートの固有のコード識別子および前記少なくとも１枚の挿入シートのそれぞれのさらなる固有のコード識別子をスキャンするスキャナ；および
    前記封筒シートおよび少なくとも１枚の挿入シートを、スキャンされた前記１枚の封筒シートの固有のコード識別子およびスキャンされた前記少なくとも１枚の挿入シートのそれぞれのさらなる固有のコード識別子に応じてページ揃えして前記文書セットを形成するコレーターを含む、前記装置。
16. 前記スキャンされた固有のコード識別子およびスキャンされたさらなる固有のコード識別子を処理して自己参照完全性検査を実行し、それによって文書セットを検証する、データプロセッサをさらに含む、請求項１５に記載の装置。
17. 完全性検査に不合格になる文書セットを選別するための、選別装置をさらに含む、請求項１６に記載の装置。
18. 完全性検査に不合格になった文書セットの印刷を再スケジュールするためのデータプロセッサをさらに含む、請求項１７に記載の装置。
19. 再スケジュールがオンラインで実行され、文書セットがプリンタで印刷される、請求項１８に記載の装置。

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