JP2011018996A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】判定条件を満たすか否かが判断される境界付近において変動する撮像条件の変動を低減させる。
【解決手段】 撮像部による撮像によって得られた情報に基づき、撮像対象の特徴を表わす情報が判定基準を満たすか否かを判断し、判定基準を満たす場合予め決められている判定基準を満たす撮像対象に応じた撮像条件を制御部の撮像条件として選択する判定部とを備え、撮像部による撮像によって得られた情報に基づき、画像データにおける撮像対象の変化量を算出し、得られた前記撮像対象の変化量が許容範囲内であるか否かを判断して、許容範囲内である場合、判断基準を変更することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
撮影対象である光学像に基づき生成された画像データから当該画像データの特徴を表わす特徴量を抽出し、この特徴量が予め決められている判定条件を満たすか否かを判断し、特徴量が判定条件を満たすと判断した場合、判定条件を満たした撮像対象に適する露出時の撮像条件を選択して撮像系を制御するものがある(特許文献1参照)。
特開2002−10135号公報
しかしながら、判定条件を満たすか否かの境界付近において特徴量が頻繁に変動すると、選択される撮像条件も頻繁に変動するおそれがあり、撮像条件の判断結果が不安定になる問題がある。特に、同一の撮像対象を連続的に撮影しているにもかかわらず撮像条件が頻繁に変動すると、選択された撮像条件に対しての信頼性が低いとユーザに誤解されるおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮し、上記の問題を解決すべくなされたものであって、その目的は、判定条件の境界付近における撮像条件の変動を低減させる撮像装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明に係る撮像装置は、光学系による光学像を撮像素子に結像させて前記光学像に基づく画像データを生成する撮像部を選択された撮像条件に従って制御する制御部と、前記撮像部による撮像によって得られた情報に基づき、撮像対象の特徴を表わす情報が判定基準を満たすか否かを判断し、前記判定基準を満たす場合、予め決められている撮像対象に応じた前記撮像条件を前記制御部の前記撮像条件として選択する判定部と、前記撮像部による撮像によって得られた情報に基づき、前記画像データにおける前記撮像対象の変化量を算出し、前記判定部によって選択された前記撮像条件が変更されない変化量として許容されている許容範囲内に前記撮像対象の変化量があるか否かを判断した場合、前記変化量が許容範囲内であることを表わす識別情報を生成する解析部と、前記解析部によって前記識別情報が生成された場合、前記判定部によって選択された前記撮像条件が変更されない値に前記判定基準を変更する管制部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、判定条件の境界付近における撮像条件の変動を低減させることができる。
本発明の一実施形態に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置に含まれるCPUの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置に含まれるシーン解析部の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置における輝度色差信号の方法の一例を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置のシーン判定方法の一例について説明するための参考図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置のシーン判定方法の一例について説明するための参考図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る撮像装置の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置1の構成を示す概略図である。
図1に示すとおり、本実施形態に係る撮像装置1は、撮像部10と、CPU(Central processing unit)11と、操作部12、画像処理部13と、表示部14と、記憶部15と、バッファメモリ部16と、通信部17と、バス18とを備える。
また、本実施形態に係る撮像装置1は、撮像によって得られた画像データのCPU11による解析結果や撮像部10によって制御されるレンズの位置を表わす位置情報等に基づき撮像対象が何であるかを判定し、判定した撮像対象に適した撮像条件を判断するシーン判定機能を有する。このシーン判定機能とは、例えば、「マクロ」、「風景」、「夜景」、「逆光」、「ポートレート」等のように、予め決められた撮像対象(以下、シーンという)の中から、撮像装置1がこれから撮像しようとする撮像対象に適したシーンを判定する機能である。そして、撮像装置1は、シーン判定機能により判定されたそれぞれのシーンの撮像に適した予め決められている撮像条件に従って撮像系を制御する。
撮像部10は、光学系101と、撮像素子102と、A/D(Analog/Digital)変換部103と、レンズ駆動部104と、測光素子105とを含み、設定された撮像条件(例えば絞り値、露出値等)に従ってCPU11により制御され、光学系101による光学像を撮像素子102に結像させて、A/D変換部103によってデジタル信号に変換された当該光学像に基づく画像データを生成する。
光学系101は、ズームレンズ101aと、焦点調整レンズ(以下、AF(Auto Focus)レンズという)101bと、分光部材101cとを備える。光学系101は、ズームレンズ101a、AFレンズ101bおよび分光部材101cを通過した光学像を撮像素子102の受光面に導く。また、光学系101は、AFレンズ101bと撮像素子102との間で分光部材101cによって分離された光学像を測光素子105の受光面に導く。
撮像素子102は、例えば、25(5×5)個に分割された光電変換面(以下、分割領域という)を含み、受光面に結像した光学像を電気信号に変換して、A/D変換部103に出力する。
また、撮像素子102は、操作部12を介して撮影指示を受け付けた際に得られる画像データを、撮影された静止画の撮影画像データとして、記憶媒体20に記憶させる。一方、撮像素子102は、操作部12を介して撮像指示を受け付けていない状態において、連続的に得られる画像データをスルー画データとして、CPU11および表示部14に出力する。
A/D変換部103は、撮像素子102によって変換された電子信号をデジタル化して、デジタル信号である画像データを出力する。
レンズ駆動部104は、ズームレンズ101aの位置を表わすズームポジション、およびAFレンズ101bの位置を表わすフォーカスポジションを検出する検出手段と、ズームレンズ101aおよびAFレンズ101bを移動させる駆動手段とを有する。また、レンズ駆動部104は、検出手段によって検出されたズームポジションおよびフォーカスポジションをCPU11に出力する。さらに、これらの情報に基づきCPU11によって駆動制御信号が生成されると、レンズ駆動部104の駆動手段は、この駆動制御信号に従って両レンズの位置を制御する。
測光素子105は、分光部材101cで分離された光学像を受光面に結像させ、光学像の輝度分布を表わす輝度信号を得て、A/D変換部103に出力する。また、測光素子105は、例えば、25(5×5)個に分割された光電変換面(以下、分割領域という)を含み、A/D変換部103を介して、分割領域毎の輝度信号をCPU11に出力する。
操作部12は、例えば、電源スイッチやシャッターボタン、その他の操作キーを含み、ユーザによって操作されることでユーザの操作入力を受け付け、CPU11に出力する。
画像処理部13は、記憶部15に記憶されている画像処理条件を参照して、記憶媒体20に記録されている画像データに対して画像処理をする。
表示部14は、例えば液晶ディスプレイであって、撮像部10によって得られた画像データや、操作画面等を表示する。
記憶部15は、CPU11によってシーン判定の際に参照される判定条件や、シーン判定によって判断されたシーン毎に対応付けられた撮像条件等を記憶する。
バッファメモリ部16は、撮像部10によって撮像された画像データ等を、一時的に記憶する。
通信部17は、カードメモリ等の取り外しが可能な記憶媒体20と接続され、この記憶媒体20への情報の書込み、読み出し、あるいは消去を行う。
バス18は、撮像部10と、CPU11と、操作部12と、画像処理部13と、表示部14と、記憶部15と、バッファメモリ部16と、通信部17とそれぞれ接続され、各部から出力されたデータ等を転送する。
記憶媒体20は、撮像装置1に対して着脱可能に接続される記憶部であって、例えば、撮像部10によって生成された(撮影された)画像データを記憶する。
次に、CPU11について、図2を用いて説明する。図2は、CPU11の一例を示すブロック図である。
図2に示す通り、CPU11は、プログラムが実行されることでCPU11の構成要素として機能する機能部として、メイン制御部110と、スルー画処理部111と、シーン解析部112と、シーン判定部113とを備える。
メイン制御部110は、測光素子105によって得られた分割領域毎の輝度信号が入力されると、この輝度信号に基づき、各分割領域の輝度値(以下、Bv(Brightness value)値という)を算出する。また、メイン制御部110は、レンズ駆動部104からズームレンズ101aのズームポジションを得る。
さらに、メイン制御部110は、一定間隔をあけて、連続的に得られるBv値{Bv(t−1)、Bv(t)、Bv(t+1)・・・}およびズームポジション{ZP(t−1)、ZP(t)、ZP(t+1)・・・}をシーン解析部112に出力する。
また、メイン制御部110は、測光素子105の分割領域毎に得られるBv値(Bv1、Bv2、・・・、Bv25)に基づき、全ての分割領域のBv値の総和を平均化した平均輝度値BvMean、全ての分割領域のBv値の中で最大である最大輝度値BvMax、および最小である最小輝度値BvMinを算出して、シーン判定部113に出力する。
スルー画処理部111は、撮像素子102によって得られたスルー画データが入力されると、このスルー画データに基づき輝度色差信号YUVを算出する。スルー画処理部111は、一定間隔をあけて、連続的に得られる輝度色差信号YUV{YUV(t−1)、YUV(t)、YUV(t+1)・・・}をシーン解析部112に出力する。なお、輝度色差信号YUVとは、輝度を表わす輝度情報Y、輝度情報Yと青色成分との差分である差分情報U(Cb)、および輝度情報Yと赤色成分との差分である差分情報V(Cr)である。
シーン解析部112には、メイン制御部110からBv値およびズームポジションが入力されるとともに、スルー画処理部111から輝度色差信号YUVが入力される。シーン解析部112は、これら撮像部10による撮像によって得られた情報に基づき画像データにおける撮像対象の変化量を算出して、この変化量が許容範囲内であるか否かを判断する。ここで、許容範囲とは、画像データ全体としてみれば、変化があるものの画像データに含まれる撮像対象に注目した場合、当該撮像対象については、それ程大きな変化をしていないとみなす範囲のことであり、具体的には、その時点で選択されているシーンが、シーン判定機能によって変更されることのないように判定条件を変動させた場合の変動分を示すものである。言い換えると、許容範囲は、シーン判定機能によって選択されているシーンを変更しないように、撮像によって得られた情報が変化しても、撮像対象は変化していないとみなす範囲である。
以下、シーン解析部112について、図3を用いて詳細に説明する。図3は、シーン解析部112の構成例を示すブロック図である。
図3に示す通り、シーン解析部112は、第1判定部112aと、第2判定部112bと、第3判定部112cと、パターン解析部112dと、総合判定部112eと、第1バッファ112fと、第2バッファ112gと、第3バッファ112hとを含む。
第1判定部112aは、現在(t)時点においてメイン制御部110によって得られたBv(t)とズームポジションZP(t)とを受け付けるとともに、第1バッファ112fにおいて一次的に記憶されていた1フレーム前のBv(t−1)とズームポジションZP(t−1)とを受け付ける。
第1バッファ112fは、メイン制御部11から連続的に入力されるBv値{Bv(t−1)、Bv(t)・・・}およびズームポジション{ZP(t−1)、ZP(t)・・・}を受け付け、メイン制御部11から第1判定部112aに出力されるBv(t)とズームポジションZP(t)のタイミングと合わせて、1フレーム前のBv(t−1)とズームポジションZP(t−1)を第1判定部112aに出力する。
なお、第1判定部112aはこの構成に限られず、第1バッファ112fに相当するバッファが第1判定部112aに内蔵されている構成であってもよい。例えば、第1判定部112aは、Bv(t)が入力されると、内蔵されているバッファにBv(t)を順次記憶させるとともに、入力されたBv(t)よりも過去のBv(t−1)をバッファから読み出す。これにより、第1判定部112aは、入力されたBv(t)と読み出したB(t−1)の両方を得る。
また、第1判定部112aは、現在の(t)時点のデータと、1フレーム前の(t−1)時点のデータとの差分を算出して、現在と過去のBv値の差分[Bv(t−1)−Bv(t)]に基づき、この差分が予め決められている閾値Th1よりも大きいか否かを判断する。
例えば、第1判定部112aは、閾値Th1を基準とした判断結果に基づき、Bv値の差分が閾値Th1以下である場合、微動状態であると判断して第1シーンチェンジ判定値JDG1=0を得る。一方、第1判定部112aは、判断結果に基づき、Bv値の差分が閾値Th1より大きい場合、変動状態であると判断して第1シーンチェンジ判定値JDG1=1を得る。この判断を以下の参照式に示す。
(参照式1)
If (X(t)−X(t−1) > Th1;閾値)
JDG1=1(非静止) else JDG1=0(第2、3判定部へ)
これにより、第1判定部112aは、(t)時点のBv値と、1フレーム前の(t−1)時点のBv値の差分に基づき、その差分が微動状態であると認識される許容範囲内であるか否かを判断する。すなわち、第1判定部112aは、画像データにおける撮像対象の変化量をBv値により算出し、得られた変化量(Bv値の差分)が許容範囲内(閾値Th1以下)である場合、微動状態であると判断し、許容範囲を超えると(閾値Th1より大きい)、変動状態であると判断する。
また、第1判定部112aは、現在と過去のズームポジションの差分[ZP(t)−ZP(t−1)]を算出し、この差分が予め決められている閾値Th´1よりも大きいか否かを判断する。上述したBv値の場合と同様にして、第1判定部112aは、判断結果に基づき、差分が閾値Th´1以下である場合は微動状態であると判断し、差分が閾値Th´1より大きい場合は変動状態であると判断する。
第1判定部112aは、Bv値の差分に基づく判定結果およびズームポジションの差分に基づく判定結果が共に微動状態であった場合、第1シーンチェンジ判定値「JDG1=0」を総合判定部112dに出力する。一方、第1判定部112aは、Bv値の差分に基づく判定結果あるいはズームポジションの差分に基づく判定結果のうち少なくとも1つが変動状態であった場合、第1シーンチェンジ判定値「JDG1=1」を総合判定部112dに出力する。
なお、微動状態とは、例えば撮像装置1がゆっくりとパンされている等の撮像状態であって、画角の変動が微小である状態をいう。つまり、撮像装置1によって撮像されたスルー画データ内における被写体の状態変化がほとんどなく静止状態に等しい許容範囲内の状態をいう。
一方、変動状態とは、画角の変動が微動状態であると判断される許容範囲を超えた状態をいう。つまり、撮像装置1によって撮像されたスルー画データ内における被写体の状態変化がもはや静止している状態ではない非静止状態であって、シーン判定部113による判定結果も変化する可能性が高い状態をいう。
以下、微動状態を静止状態とみなして、以下静止状態といい、第1シーンチェンジ判定値JDG=「0」で表わす。一方、変動状態を非静止状態といい、第1シーンチェンジ判定値JDG=「1」で表わす。
パターン解析部112dには、スルー画処理部111によって得られた輝度色差信号YUV{YUV(t−1)、YUV(t)、YUV(t+1)・・・}が連続的に入力されている。
パターン解析部112dは、解析パターン1〜7のうち、予め決められた組み合わせに従って、輝度色差信号YUV{YUV(t−1)、YUV(t)、YUV(t+1)・・・}に基づき、パターン解析結果Y{Y(t−1)、Y(t)、Y(t+1)・・・}を算出し、第2判定部112bおよび第3判定部112cに出力する。また、パターン解析部112dは、得られたパターン解析結果を一次記憶部112fに一次的に記憶させる。
ここで、パターン解析部112dによって利用される解析パターンについて、図4を用いて説明する。図4は、輝度色差信号YUVの解析パターンを説明するための概略図である。
図4(a)〜(g)には、輝度色差信号YUVに基づくパターン解析結果Yの解析パターンの例が7つ示されている。なお、この解析パターンとしては、撮像素子102において25分割されている全ての分割領域から、パターン解析結果Yの利用目的に応じて複数の組み合わせが可能である。また、各分割領域の輝度色差信号YUVの分割輝度色差信号{y(1,1)、y(1,2)・・・y(5,5)}は、マトリックス上の分割領域の位置を表わすカッコ内の数字により区別されている。
図4(a)は、分割輝度色差信号{y1,1)、y(1,2)・・・y(5,5)}の総和を、パターン解析結果Yとして算出する解析パターンY1である。
図4(b)は、分割領域のうち、中央部分の分割輝度色差信号{y(2,2)、y(2,3)・・・y(4,4)}の和を、パターン解析結果Yとして算出する解析パターンY2である。
図4(c)は、分割領域のうち、周端部分の分割輝度色差信号{y(1,1)、y(1,2)・・・y(4,4)}の和を、パターン解析結果Yとして算出する解析パターンY3である。
図4(d)は、分割領域のうち、左端部の分割輝度色差信号{y(1,1)、y(2,1)・・・y(5,1)}の和と、右端部の分割輝度色差信号{y(1,5)、y(2,5)・・・y(5,5)}の和との差分をパターン解析結果Yとして算出する解析パターン4である。また、パターン4は、分割領域のうち、上端部の分割輝度色差信号{y(1,1)、y(1,2)・・・y(1,5)}の和と、右の端部の分割輝度色差信号{y(5,1)、y(5,2)・・・y(5,5)}の和との差分も、パターン解析結果Yとして算出する。
図4(e)は、分割領域のうち、4隅部分の分割輝度色差信号{y(1,1)、y(1,2)、y(2,1)・・・y(4,5)、y(5,4)、y(5,5)}の和を、パターン解析結果Yとして算出する解析パターンY5である。
図4(f)は、分割領域のうち、中央横方向部分の分割輝度色差信号{y(3,2)、y(3,3)、y(3,4)}の和と、中央縦方向部分の分割輝度色差信号{y(2,3)、y(3,3)、y(4,3)}の和との差分を、パターン解析結果Yとして算出する解析パターン6である。
図4(g)は、分割領域のうち、第1の横方向部分の分割輝度色差信号{y(2,1)・・・y(2,5)}の和、第2の横方向部分の分割輝度色差信号{y(4,1)・・・y(4,5)}の和、第1の縦方向部分の分割輝度色差信号{y(1,2)・・・y(5,2)}の和、第2の縦方向部分の分割輝度色差信号{y(1,4)・・・y(5,4)}の和の組み合わせに基づき、パターン解析結果Yを算出する解析パターン7である。
ここで、図3に戻って、パターン解析部112dについて説明する。
パターン解析部112dには、現在(t)時点においてスルー画処理部111によって得られた輝度色差信号YUV(t)を受け付けるとともに、第2バッファ112gにおいて一次的に記憶されていた1フレーム前の輝度色差信号YUV(t−1)を受け付ける。
また、パターン解析部112dは、上述の解析パターン1〜7のうち、予め決められた組み合わせに従って、輝度色差信号YUV{YUV(t−1)、YUV(t)、YUV(t+1)・・・}に基づき、パターン解析結果Y{Y(t−1)、Y(t)、Y(t+1)・・・}を算出し、第2判定部112bおよび第3判定部112cに出力する。
さらに、パターン解析部112dは、得られたパターン解析結果Yを第3バッファ112hに一次的に記憶させる。
第2バッファ112gは、スルー画処理部111から連続的に入力される輝度色差信号YUV{YUV(t−1)、YUV(t)、YUV(t+1)・・・}を受け付け、スルー画処理部111からパターン解析部112dに出力されるYUV(t)のタイミングと合わせて、1フレーム前のYUV(t−1)をパターン解析部112dに出力する。
第3バッファ112hは、パターン解析部112dから連続的に入力されるパターン解析結果Y{Y(t−1)、Y(t)、Y(t+1)・・・}を受け付け、パターン解析部112dから第3判定部112cに出力されるパターン解析結果Y(t)のタイミングと合わせて、(t)時点よりも過去の複数のパターン解析結果Y{Y(t−1)、Y(t−2)、Y(t−3)、Y(t−4)}を第3判定部112cに出力する。
なお、第1バッファ112fと同様、第2バッファ112gはパターン解析部112dに含まれる構成であってもよく、第3バッファ112hは第3判定部112cに含まれる構成であってもよい。
第2判定部112bは、パターン解析部112dによって得られたパターン解析結果Y(t)を受け付けるとともに、第2バッファ112gにおいて一次的に記憶されていた1フレーム前のパターン解析結果Y(t−1)を受け付ける。
第2判定部112bは、現在と過去のパターン解析結果Yの差分[Y(t)−Y(t−1)]を算出し、この差分が予め決められている閾値Th2よりも大きいか否かを判断する。なお、第2判定部112bは、第1判定部112bにおいて用いられるBv値やズームポジションが検出された時点と同じタイミング((t)時点と(t−1)時点)で得られたパターン解析結果Yの差分を算出するものとする。
第2判定部112bは、1フレーム違いのパターン解析結果Yの差分と閾値Th2とを比較した判断結果に基づき、パターン解析結果Yの差分が閾値Th2以下である場合、静止状態であると判断して、第2シーンチェンジ判定値JDG2=0を得る。一方、第2判定部112bは、判断結果に基づき、パターン解析結果Yの差分が閾値Th2より大きい場合、非静止状態であると判断して、第2シーンチェンジ判定値JDG2=1を得る。この判断を以下の参照式に示す。
(参照式2)
If (Y(t)−Y(t−1) > Th2;閾値)
JDG2=1(非静止) else JDG2=0(第3判定部へ)
このように、第2判定部112bは、(t)時点のパターン解析結果Y(t)と、1フレーム前の(t−1)時点のパターン解析結果Y(t−1)とに基づき、1フレーム違いのパターン解析結果Yの差分が静止状態であると認識される許容範囲内であるか否かを判断する。すなわち、第2判定部112bは、画像データにおける撮像対象の変化量を輝度色差信号により得られるパターン解析結果Yに基づき算出し、得られた変化量(パターン解析結果Yの差分)が許容範囲内(閾値Th2以下)である場合、静止状態であると判断し、許容範囲を超えると(閾値Th2より大きい)、非静止状態であると判断する。
また、第2判定部112bは、解析パターン2と解析パターン3のパターン解析結果Yに基づき、スルー画データの画面内における周辺部分の輝度色差信号YUVの時系列での変化が、中央部分の時系列での変化に比べて大きいか否かを判断し、周辺部分の変化の方が大きい場合、スルー画データの画面内において被写体がズーム方向に変動していることを検出するズーム判定手段として機能する。
また、第2判定部112bは、解析パターン4のパターン解析結果Yに基づき、スルー画データの画面内における上端部と下端部の輝度色差信号YUVを合計した値の時系列での変化が、右端部と左端部の輝度色差信号YUVを合計した値の時系列の変化に比べて大きいか否かを判断し、上端部と下端部の変化の方が大きい場合、スルー画データの画面内において、被写体がチルト方向(画像データの画面の上下方向)に変動していることを検出するチルト判定手段として機能する。
同様にして、第2判定部112bは、解析パターン4のパターン解析結果Yに基づき、スルー画データの画面内の右端部と左端部の輝度色差信号YUVを合計した値の時系列での変化が、上端部と下端部の輝度色差信号YUVを合計した値の時系列での変化に比べて大きいか否かを判断し、右端部と左端部の変化の方が大きい場合、スルー画データの画面内において、被写体がパン方向(画像データの画面の左右方向)に変動していることを検出するパン判定手段として機能する。
第2判定部112bは、これらのズーム判定手段、チルト判定手段およびパン判定手段を用いて得られたパターン解析結果Yの差分に基づき、画像データにおける撮像対象の変化量を算出し、得られた変化量が許容範囲内(閾値Th2以下)である場合、静止状態であると判断し、許容範囲を超えると(閾値Th2より大きい)、非静止状態であると判断するものであってもよい。
第3判定部112cには、パターン解析部112dによって得られたパターン解析結果Y(t)を受け付けるとともに、第3バッファ112hにおいて一次的に記憶されている(t)時点よりも過去の複数のパターン解析結果Y{Y(t−1)、Y(t−2)、Y(t−3)、Y(t−4)}を受け付ける。
また、第3判定部112cは、互いに異なるタイミングの複数の過去の時点{(t−1)、(t−2)、(t−3)、(t−4)}におけるパターン解析結果Y{Y(t−1)、Y(t−2)、Y(t−3)、Y(t−4)}と、現在のパターン解析結果Y(t)の差分を、それぞれ算出する。また、第3判定部112cは、現在と過去のパターン解析結果Yの差分に対して、現在と過去の時間差に応じた重み付けを行い、時点(t)における判定結果Hを得る。
つまり、第3判定部112cは、過去と現在のパターン解析結果Yの1フレーム間の差分h1、2フレーム間のパターン解析結果Yの差分h2、3フレーム間のパターン解析結果Yの差分h3、および4フレーム間のパターン解析結果Yの差分h4のそれぞれに対して、重み係数(回帰係数)を乗算し、線形結合にて判定結果Hを得る。
以下に、第3判定部112cによる判定結果Hの演算式(式1)を示す。
Figure 2011018996
なお、“i”はパターン解析部112dによって得られるパターン解析結果Yの種類の数、“fr”はフレームの差(時間差)を表わすフレーム間差認識子、“a”は重み係数、“k”はフレームの差に応じて与えられる重み係数である。
また、第3判定部112cは、判定結果Hが閾値Th3以上である場合、非静止状態であると判断して、第3シーンチェンジ判定値JDG3=1を得る。一方、第3判定部112cは、判定結果Hが閾値Th3未満である場合、静止状態であると判断して、第3シーンチェンジ判定値JDG3=0を得る。この判断を以下の参照式に示す。
(参照式3)
If (H ≧ Th3;閾値) JDG3=1(非静止) else JDG3=0(静止)
このように、第3判定部112cは、(t)時点のパターン解析結果Y(t)と、互いにフレーム間隔が異なる時点の過去のパターン解析結果Y{Y(t−1)・・・Y(t−n)}に基づき、その判定結果Hが静止状態であると認識される許容範囲内であるか否かを判断する。すなわち、第3判定部112cは、画像データにおける撮像対象の変化量として、異なる間隔で得られた現在と過去のパターン解析結果Yの差分を算出して、この差分に現在と過去の間隔に応じた重み付けがなされた判定結果Hを算出する。これにより、第3判定部112cは、時系列に観察することで得られる撮像対象の変化を検出することができる。そして、得られた変化量(判定結果H)が許容範囲内(閾値Th3未満)である場合、静止状態であると判断し、許容範囲を超えると(閾値Th3以上)、非静止状態であると判断する。
総合判定部112eは、第1判定部112aから入力される第1シーンチェンジ判定値JDG1、第2判定部112bから入力される第2シーンチェンジ判定値JDG2、および第3判定部112cから入力される第3シーンチェンジ判定値JDG3に基づき、第1〜3シーンチェンジ判定値JDG1〜JDG3の全てが「0」である場合、静止状態であると判断し、それ以外の場合は、非静止情報であると判断する。この判断を以下の参照式に示す。
(参照式4)
If (JDG1=0 & JDG2=0 & JDG3=0)
JDG_all=0(静止) else JDG_all =1 (非静止)
総合判定部112eは、このようにして得られた総合判定結果JDG_allを、シーンチェンジ情報としてメイン制御部110に出力する。
また、第3判定部112cは、判定結果Hに基づき、シーンチェンジ情報の信頼度を算出し、メイン制御部110に出力する。この信頼度とは、画面内において被写体が変化している度合いを表わす情報であって、例えば、この判定結果Hが徐々に大きくなっている場合、時系列で観察して撮像対象の変化も徐々に大きくなっていることを表わしている。よって、この場合、シーンチェンジ情報が「1」(非静止状態)であることの信頼度が高い。また、この判定結果Hが徐々に小さくなっている場合、シーンチェンジ情報が「0」(静止状態)であることの信頼度が高い。また、判定結果Hが閾値Th3に比べて小さいほどシーンチェンジ情報が「0」(静止状態)であることの信頼度は高く、逆に、判定結果Hが閾値Th3に比べて大きいほどシーンチェンジ情報が「1」(非静止状態)であることの信頼度が高い。このようにして、判定結果Hの大きさに応じて、シーンチェンジ情報の信頼度のレベル(高、中、低)を表わすことができる。
次に、図2に戻って、シーン判定部113について説明する。
図2に示す通り、シーン判定部113は、管制部114とオートシーン判定部115とを含む。
管制部114は、シーン解析部112によって得られたシーンチェンジ情報に基づき、オートシーン判定部115によって参照される判定条件Pの判定閾値Pthを制御する判定閾値制御処理を行う。ここで、判定条件Pとは、判定データ(Bv値、ズームポジション、Wb情報、顔検出情報)に応じて、判定データ毎に予め決められている判定閾値Pthを判断基準として、判定データが表わすシーンモードの特徴量を得る判定条件である。例えば、判定データである平均輝度値BvMeanに基づいて、撮像対象の特徴を表わす情報である「平均の明るさ」が判定閾値Pthである基準を満たしているか否かを判断する条件である。また、シーンモードとは、複数のシーンの種類に応じて予め決められており、このシーンに適した撮像条件が各シーンモードに対応付けられている。これらシーンモードには、それぞれ、最適なパラメータに設定された撮像条件が対応付けられている。
管制部114は、シーン解析部112によって得られたシーンチェンジ情報に基づき判定閾値Pth´を算出し、判定条件Pにおいて予め決められている判定閾値Pthと置き換える。また、管制部114は、下に示す演算式(式2)を用いて、判定閾値Pth´を算出する。
Figure 2011018996
なお、判定閾値Pthは、オートシーン判定部115の判定条件Pとして予め決められている判定閾値の初期設定値であって、“SG”はシーンチェンジ情報に基づき得られるシーンチェンジ係数であって、“R”は許容値である。
つまり、管制部114は、シーンチェンジ情報が「1」(非静止状態)である場合、シーンチェンジ係数SGとして「0」を得る。
また、管制部114は、シーンチェンジ情報が「0」(静止状態)を表わす場合、判定条件P(例えば、P_Bv値、P_ズームポジション、P_WB情報、P_顔検出情報等)ごとに、判定データと初期設定値である判定閾値Pthとの大小関係を判断する。「現在(t)の判定データ>過去(t−1)の判定値」であった場合、管制部114は、シーン解析部112によって得られたシーンチェンジ情報に基づき、シーンチェンジ係数SGとして「+1」を得る。一方、「現在(t)の判定データ≦過去(t−1)の判定値」であった場合、管制部114は、シーンチェンジ係数SGとして「−1」を得る。そして、このようにして得られたシーンチェンジ係数SGに、各判定条件Pに応じて予め決められている許容値Rを乗じて、初期設定値である判定閾値Pthに加算する。これにより、シーンチェンジ情報が「0(静止情報)」である場合、判定データが変化している方向に判定閾値Pthをシフトさせることができる。例えば、判定データが減少方向に変化した場合、判定閾値Pthを低くし、判定データが増加方向に変化した場合、判定閾値Pthを高くすることができる。よって、判定データが判定閾値Pthを越えた(許容範囲を超えた)場合であっても、判定閾値P´thを超えない限り、オートシーン判定部115によって判定されるシーンモードが変化したと判断されないこととなる。
なお、この許容値Rが、上述の許容範囲として判定データ毎に予め決められている値である。
オートシーン判定部115は、メイン制御部110から出力されるBv値、コントラスト、ズームポジション、WB情報、顔検出情報等に基づき、予め決められた判定条件Pを満たすシーンであるか否かの判断を行う。なお、シーンとしては、前述したような「マクロ」、「風景」、「夜景」、「逆光」、「ポートレート」、「夜景ポートレート」、「逆光ポートレート」、「オート」等がある。
例えば、シーン「風景」の判定条件Pとしては、平均輝度値BvMeanが判定閾値Pth_(平均の明るさ)以上であって、最小輝度値BvMinが判定閾値Pth_(シャドー)以上、と予め決められている。
また、シーン「夜景」の判定条件Pとしては、平均輝度値BvMeanが判定閾値Pth_(平均の明るさ)未満であって、コントラスト(最大輝度値BvMax−最小輝度値BvMin)が判定閾値Pth_(コントラスト)以上、と予め決められている。
さらに、オートシーン判定部115は、管制部114から判定閾値Pth´が入力されると、対応する判定条件Pの判定閾値Pthを判定閾値Pth´に置き換えて、メイン制御部110から入力される判定データと判定閾値Pth´とを比較し、シーンを判定する。
例えば、オートシーン判定部15は、平均輝度値BvMeanが判定閾値Pth_(平均の明るさ)以上であった場合、「平均の明るさ」を示す情報の比較結果として「01」を得る。一方、平均輝度値BvMeanが判定閾値Pth_(平均の明るさ)未満であった場合、オートシーン判定部15は、「平均の明るさ」を示す情報の比較結果として「00」を得る。
さらに、オートシーン判定部115は、判定されたシーンモードと対応付けられている撮像条件を記憶部15から読み出し、メイン制御部110に出力する。
次に、図5を用いて、本実施の形態に係る撮像装置1のシーン判定方法の一例について説明する。図5は、本実施の形態に係る撮像装置1のシーン判定方法の一例について示す概略図である。
図5に示す通り、判定データの変化を示すグラグは、横軸を時間T、縦軸を判定データとして、判定データと判定閾値Pth´の関係について示す。以下、判定データとして平均輝度値BvMeanを用い、この平均輝度値BvMeanと判定閾値Pth_(平均の明るさ)とを比較する判定処理の一例について説明する。
図示の通り、1フレーム前の(t−1)時点において、判定データである平均輝度値BvMeanは判定閾値Pth以上である。このため、オートシーン判定部115は、「平均の明るさ」を示す情報の比較結果として「01」を得る。また、図示しないが、判定データとして最小輝度値BvMinが判定閾値Pth_(シャドー)以上である場合、オートシーン判定部115は、「シャドー」を示す情報の比較結果として「00」を得る。このように、シーン「風景」の判断条件(平均の明るさ:01 & シャドー:00)を満たす場合、オートシーン判定部115は(t−1)時点におけるシーンを「風景」と判断する。なお、オートシーン判定部115は、他の判定データについても同様にして判定閾値Pthと比較してそれぞれの比較結果を得ているものとする。
この状態において、(t)時点におけるシーンの判定方法について以下詳細に説明する。
まず、光学系101に入射した光学像が、撮像素子102および測光素子105にそれぞれ入射される。撮像素子102に入射した光は光電変換され、A/D変換部103を介してスルー画データとしてCPU11に出力される。一方、測光素子105に入射した光は光電変換され、A/D変換部103を介して輝度信号としてメイン制御部110に出力される。
そして、スルー画処理部111は、スルー画データに基づき輝度色差信号YUV(t)を算出し、シーン解析部112に出力する。一方、メイン制御部110は、輝度信号に基づき分割領域毎のBv値(t)を算出し、シーン解析部112に出力するとともに、レンズ駆動部104から得られたズームポジションZP(t)をシーン解析部112に出力する。
次いで、シーン判定部112の第1判定部112aは、メイン制御部110から入力されたBv値{Bv(t)、Bv(t−1)}とズームポジション{ZP(t)、ZP(t−1)}に基づき、Bv値の差分が閾値Th1より大きいか否を判断する。そして、上述の参照式1に従って判断し、判断結果に応じた第1シーンチェンジ判定値JDG1を得る。なお、このとき、第1判定部112aは、ズームポジションが閾値Th´よりも大きいか否かの判断結果も合わせて行い、第1シーンチェンジ判定値JDG1を得る構成であってもよい。
一方、第2判定部112bは、輝度色差信号YUV{YUV(t)、YUV(t−1)}に基づきパターン解析部112dのよって算出されたパターン解析結果Y{Y(t)、Y(t−1)}を用いて、第2シーンチェンジ判定値JDG2を得る。
また、第3判定部112cは、輝度色差信号YUV{YUV(t)、YUV(t−1)、YUV(t−2)、YUV(t−3)、YUV(t−4)}に基づきパターン解析部112dのよって算出されたパターン解析結果Y{Y(t−1)、Y(t−2)、Y(t−3)、Y(t−4)}を用いて判定結果Hを算出する。そして、第3判定部112cは、参照式3に従って判断し、判断結果に応じた第3シーンチェンジ判定値JDG3を得る。
このようにして、第1判定部112a、第2判定部112b、および第3判定部112bは、得られた第1シーンチェンジ判定値JDG1、第2シーンチェンジ判定値JDG2および第3シーンチェンジ判定値JDG3を総合判定部112eに出力する。
そして、総合判定部112eは、第1シーンチェンジ判定値JDG1、第2シーンチェンジ判定値JDG2、および第3シーンチェンジ判定値JDG3に基づき、(t)時点のシーンチェンジ情報と信頼度を得て、メイン制御部110に出力する。
なお、ここでは、得られたシーンチェンジ情報は「0」(静止状態)とする。
次いで、メイン制御部110は、Bv値(平均輝度値BvMean、最大輝度値BvMax、最小輝度値BvMinを含む)、コントラスト(最大輝度値BvMaxと最小輝度値BvMinの差分)、ズームポジションZP(t)、WB情報、顔検出情報、シーンチェンジ情報「1」、信頼度等をシーン判定部113に出力する。
シーン判定部113の管制部114は、(t)時点の判定データと、1フレーム前の(t−1)時点の判定データの大小関係を判断する。ここで、(t)時点の判定データの一例として平均輝度値BvMeanは、図5に示す通り(t−1)時点の平均輝度値BvMeanよりも小さいので、「現在(t)の判定データ≦過去(t−1)の判定値」となり、管制部114は、シーンチェンジ情報「0」に基づき、シーンチェンジ係数SGとして「−1」を得る。
よって、管制部114は、上述の(式2)に、SG=「−1」を代入して、判定閾値Pth´を得る。
従って、判定閾値Pth´は、初期設定値である判定閾値Pthよりも許容値のR分だけ小さい判定閾値PthMinとなる。
これにより、図5に示す通り、(t)時点における判定データは、初期設定値である判定閾値Pth以下であるが、判定閾値Pth´として得られた下限値PthMin以上である。このため、オートシーン判定部115は、判定条件Pの「平均の明るさ」を示す情報の比較結果として「01」を得る。
このようにして、管制部114は、他の判定条件Pにおいても同様にして、シーン解析部112によって得られたシーンチェンジ情報に基づき判定閾値Pth´を算出して管制部114に出力する。そして、オートシーン判定部115は、判定データごとに、管制部114によって得られた判定閾値Pth´に対する大小関係を判断し、比較結果を得る。
そして、オートシーン判定部115は、各判定データに基づく比較結果を組み合わせて、シーン判定を行う。例えば、判定条件Pとして、「平均の明るさ」を示す情報の比較結果が「01」で、「シャドー」を示す情報の比較結果が「00」であった場合、オートシーン判定部115は、シーンモードを「風景」と判断する。
一方、本実施形態によらない撮像装置では、図5に示す(t)時点において、判定データが判定閾値Pth以下となっているため、オートシーン判定部は、「平均の明るさ」を示す情報の比較結果として「00」を得る。ここで、コントラストのシーン判定結果が「01」である場合、オートシーン判定部は、シーンを「夜景」と判断する。すなわち、オートシーン判定部115によって判定されるシーンが「風景」から「夜景」に変更される。これにより、オートシーン判定部は、シーンモード「夜景」に応じた撮像条件を記憶部から読み出し、メイン制御部に出力する。よって、1フレーム前の(t―1)時点では、シーン「風景」と対応付けられた撮像条件に従って撮像部を制御していたメイン制御部は、シーンモード「夜景」の撮像条件に応じたものに変更しなければならない。
しかし、このようにシーンモードが判定された撮像装置が、ゆっくりとパンを続けて同一の被写体を撮影している場合、数フレーム後においてオートシーン判定部による判定が「風景」あるいは「夜景」となる変更が繰り返されるおそれがあり、判定されるシーンモードが不安定となる問題がある。
これに対して、本実施形態による撮像装置1は、Bv値、ズームポジション、および輝度色差信号等に基づきシーンチェンジ情報を算出することにより、撮像装置1の動作状態の変化や撮像対象の状態変化を検出するようにした。これにより、判定データが判定閾値Pthの付近(つまり、シーン判定が切り変わる境界付近)で変動している場合や、撮像装置1がゆっくりとパンされている等の状態において画角が微小に変化している場合であっても、撮像対象の状態変化はほとんど静止状態に等しいと判断して、許容値Rに対応する許容範囲内でオートシーン判定部115による判定閾値Pth´を変更することができる。よって、判定閾値Pth´による変更がない場合、基準値Pthを超えてしまい、シーン判定によって判断されるシーンが「風景」から「夜景」に変更し、さらに、「夜景」から「風景」に変更されることによるシーン判定の変動を防止することができる。
従って、同一の撮像対象に対して撮像装置1をゆっくりとパンさせながら撮像している場合には、オートシーン判定部115によって判断されるシーンがいたずらに変動する事態を回避し、安定したシーン判定を実現することができる。
また、本実施形態による撮像装置1は、式2に示すような演算式を用いて、シーン解析部112による判断結果を得る。そしてこの判断結果が、シーンチェンジ情報「1」であって非静止状態を表わしている場合、シーンチェンジ係数SGを「0」として、判定閾値Pth´=判定閾値Pthとするようにした。これにより、非静止状態であった場合、判定閾値は変化せず、オートシーン判定部115によって通常行われている判定条件に従ったシーン判定を実行することができる。言い換えると、静止状態と判断されたときのみ、判定閾値を変更することができる。
次に、図6を用いて、図5と異なるシーン判定方法の一例について説明する。なお、図5において示す内容と同じものについては、詳細な説明は省略する。
図6に示す通り、1フレーム前の(t−1)時点において、判定データである平均輝度値BvMeanは判定閾値Pth以下である。このため、オートシーン判定部115は、「平均の明るさ」を示す情報の比較結果として「00」を得る。また、図示しないが、コントラスト(最大輝度値BvMax−最小輝度値BvMin)が判定閾値Pth_(コントラスト)以上であり、オートシーン判定部115は、「コントラスト」を示す情報の比較結果として「01」を得る。これにより、オートシーン判定部115は、(t−1)時点におけるシーンモードが「夜景」であると判断する。
そして、(t)時点において、光学系101に入射した光学像に基づき、上述した図5に基づく説明と同様、シーン解析部112によってシーンチェンジ情報が得られる。ここで、得られたシーンチェンジ情報は「0」(静止状態)であるとする。
次いで、シーン判定部113の管制部114は、(t)時点の判定データと、1フレーム前の(t−1)時点の判定データの大小関係を判断する。ここで、(t)時点の判定データの平均輝度値BvMeanは、図6に示す通り、(t−1)時点の判定データよりも大きいので、「現在(t)の判定データ>過去(t−1)の判定値」となり、管制部114は、シーンチェンジ係数SGとして「+1」を得る。
よって、管制部114は、上述の(式2)に示すシーンチェンジ係数SGに「+1」を代入して、判定閾値Pth´を算出する。
従って、判定閾値Pth´は、初期設定値である判定閾値Pthよりも許容値のR分だけ大きい上限値PthMaxとなる。
これにより、図6に示す通り、(t)時点における判定データは、初期設定値である判断閾値Pth以上であるが、判定閾値Pth´として得られた上限値PthMax以下である。このため、オートシーン判定部は、判定条件Pの「平均の明るさ」を示す情報の比較結果として「01」を得る。
そして、オートシーン判定部115は、各判定データに基づく比較結果を組み合わせて、シーン判定を行い、例えば、判定条件Pとして、「平均の明るさ」を示す情報の比較結果が「00」で、「コントラスと」を示す情報の比較結果が「01」であった場合、オートシーン判定部115は、シーンモードを「夜景」と判断する。
なお、本実施形態において、シーン解析部112は、第1判定部112a、第2判定部112bおよび第3判定部112cの判定結果を全て乗算することによってシーンチェンジ情報を得る例を説明したが、本発明はこれに限られず、各判定部の判定結果に応じてシーンチェンジ情報を得るものであってもよい。
つまり、総合判定部112eは、第1判定部112aにおいて撮像対象の変化量が許容範囲を超えている判断された場合(第1シーンチェンジ情報JDG1が「1」の場合)、第2判定部112bおよび第3判定部112cの判断に関わらず、第1判定部112aによる判断を優先して、撮像対象の変化量が許容範囲を超えていると判断し、シーンチェンジ情報「1」を出力する。
また、総合判定部112eは、第2判定部112bにおいて撮像対象の変化量が許容範囲を超えている判断された場合(第2シーンチェンジ情報JDG2が「1」の場合)、第3判定部112cの判断に関わらず、第2判定部112bによる判断を優先して撮像対象の変化量が許容範囲を超えていると判断し、シーンチェンジ情報「1」を出力する。
このように、総合判定部112eは、第1判定部112aの判定結果を最優先して、第1判定部112a>第2判定部112b>第3判定部112cの優先順位に従って、シーンチェンジ情報を判断するものであってもよい。これは、撮像対象の変化量が最も大きく変化している場合、第1判定部112aの判定結果が非静止状態となる場合が多く、第1判定部112aにおいて撮像対象の変化量が許容範囲を超えている判断された場合、第2判定部112bや第3判定部112cによる判断結果も第1判定部112aの判断結果と同様である可能性が高いためである。よって、第1判定部112aによって撮像対象の変化量が許容範囲を超えていると判断された場合、第2判定部112bや第3判定部112cによる判断を省略してもよい。
また、第1判定部112aによって判定に利用されるBv値やズームポジション等は、オートシーン判定部115によって判定される判定データであることから、シーンモードの変化に直接関係する。このため、第1判定部112aの判定結果を優先することによって、シーンモードの判断基準(判定閾値Pth)を直接制御することができる。
また、第2判定部112bおよび第3判定部112cは、撮像素子102によって得られるスルー画データに基づき撮像対象の変化を判断することができる。これにより、総合判定部112eは、より高い精度で画像データにおける撮像対象の変化を判断できる。よって、第1判定部112aの判定結果と組み合わせることによって、画像データ内における微妙な変化を検出することができる。
さらに、第3判定部112cは、判定結果Hを算出することで、時系列に観察して得られる撮像対象の累積的な変化に基づき、撮像対象の変化が許容範囲内であるか否かを判断することができる。これにより、本当に撮像対象が変化したか否かをより高い制度で判断することができる。
よって、上述の通り、判定結果Hに基づき信頼度を得た場合、管制部114は、この信頼度に基づき、シーン解析部112から入力されたシーンチェンジ情報の精度を判断するものであってもよい。例えば、シーン解析部112において第1判定部112aの第1シーンチェンジ判定値JDG1のみが「1」であり、判定結果Hの信頼度が低い場合、管制部114は、シーン解析部112からシーンチェンジ情報として「1」と、低い信頼度を表わす情報(例えば、1〜10まで程度で表わされるうちの信頼度「2」)が入力されることがある。ここで、管制部114は、入力された信頼度が一定の閾値(例えば、信頼度「3」)以上であるか否かを判断し、信頼度「2」であるため、入力されたシーンチェンジ情報「1」を「0」と置き換えて、判定条件Pの判定基準を判定閾値Pthとするものであってもよい。また、管制部114は、信頼度「3」以上であれば、シーンチェンジ情報「1」に基づき、判定条件Pの判定閾値Pthを判定閾値Pth´に変更するものであってもよい。
これにより、より高い精度で撮像対象の変化量が許容範囲内であるか否かを判断することができる。
また、本発明はこれに限られず、例えば、オートシーン判定部115によって判定されたシーンモードに応じて予め決められている画像処理条件に従って、画像処理部13が画像を処理する構成であってもよい。この場合、シーン判定部113が、記憶部15から読み出したシーンモードに応じた画像処理条件を画像処理部13に出力し、画像処理部13が、入力された画像処理条件に従って撮影された画像データに対して画像処理を行う構成であってもよい。また、シーンモードに応じて予め決められている画像表示条件が記憶部15に記憶されている構成であってもよく、この場合、メイン制御部110は、オートシーン判定部115によって判定されたシーンモードに応じた画像表示条件に従って、撮像された画像データを表示部14に表示させるものであってもよい。
さらに、上記実施形態において、輝度信号を測光素子105によって得る例を用いて説明したが、本発明はこれに限られず、例えば、撮像素子102を用いて得る構成であってもよい。
また、レンズ駆動部104によって得られるズームポジションとフォーカスポジションに基づき、焦点距離を算出して、当該焦点距離が閾値以下である場合、オートシーン判定部115によってシーンモード「マクロ(接写)」であると判断されるものであってもよい。
さらに、本実施形態において、第1判定部112aおよび第2判定部112bは、1フレーム前のBv値やズームポジション輝度色差信号YUVとの差分に基づき、第1、2シーンチェンジ判定値JDG1、2を得る構成を例に説明したが、本発明はこれに限られず、タイミングが異なるBv値等の差分に基づき、撮像対象の変化を判断するものであればよい。
例えば、第2判定部112bは、1フレーム以上の間隔で得られたパターン解析結果Yの差分に基づき、パターン解析結果Yの差分が閾値Th2より大きいか否かを判断して、上述の参照式2に従って第2シーンチェンジ判定値JDG2を得る構成であってもよい。
また、第3判定部112cは、(t)時点のパターン解析結果Y(t)と、互いにフレーム間隔が異なる時点の過去のパターン解析結果Y{Y(t−1)・・・Y(t−n)}に基づき判断結果Hが、閾値Th3以上か否かを判断して、上述の参照式3に従って第3シーンチェンジ判定値JDG3を得る構成であってもよい。
また、本実施形態に係るシーン解析部112は、撮像対象の変化を検出する構成であればよく、例えば、第2判定部112bに角速度センサー(図示せず)によって検出された撮像装置1自体の変化量を表わす情報に基づき、非静止状態であるかあるいは静止状態であるかを判断するものであってもよい。
1・・・撮像装置、 10・・・撮像部、 11・・・CPU、12・・・操作部、 13・・・画像処理部、 14・・・表示部、 15・・・記憶部、 16・・・バッファメモリ部、 17・・・通信部、 18・・・バス、 20・・・記憶媒体、 101・・・光学系、 102・・・撮像素子、 103・・・A/D変換部、 104・・・レンズ駆動部、 105・・・測光素子、 110・・・メイン制御部、 111・・・スルー画処理部、 112・・・シーン解析部、 113・・・シーン判定部、 114・・・管制部、 115・・・オートシーン判定部、 112a・・・第1判定部、 112b・・・第2判定部、 112c・・・第3判定部、 112d・・・パターン解析部、 112e・・・総合判定部、 112f・・・一次記憶部

Claims (6)

  1. 光学系による光学像を撮像素子に結像させて前記光学像に基づく画像データを生成する撮像部を選択された撮像条件に従って制御する制御部と、
    前記撮像部による撮像によって得られた情報に基づき、撮像対象の特徴を表わす情報が判定基準を満たすか否かを判断し、前記判定基準を満たす場合、予め決められている撮像対象に応じた前記撮像条件を前記制御部の前記撮像条件として選択する判定部と、
    前記撮像部による撮像によって得られた情報に基づき、前記画像データにおける前記撮像対象の変化量を算出し、前記判定部によって選択された前記撮像条件が変更されない変化量として許容されている許容範囲内に前記撮像対象の変化量があるか否かを判断した場合、前記変化量が許容範囲内であることを表わす識別情報を生成する解析部と、
    前記解析部によって前記識別情報が生成された場合、前記判定部によって選択された前記撮像条件が変更されない値に前記判定基準を変更する管制部と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御部は、
    前記画像データに基づき、前記撮像対象の明るさを表わす輝度信号を生成し、
    前記解析部は、
    異なるタイミングで得られた複数の前記輝度信号の差分に基づき、前記撮像対象の変化量が許容範囲内であるか否かを判断する第1判定部を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1判定部は、
    前記光学系に含まれるレンズの位置を表わす位置情報であって、異なるタイミングに得られた複数の前記位置情報に基づき、前記撮像対象の変化量が前記許容範囲内であるか否かを判断することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、
    前記画像データに基づき輝度色差信号を生成し、
    前記解析部は、
    異なるタイミングで得られた複数の前記輝度色差信号の差分に基づき、前記撮像対象の変化量が前記許容範囲内であるか否かを判断する第2判定部を含むことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、
    前記画像データに基づき輝度色差信号を生成し、
    前記解析部は、
    異なる時間間隔で得られた複数の前記輝度色差信号の差分に対して、前記時間間隔毎に異なる重み係数を乗算して得られる情報に基づき、前記撮像対象の変化量が前記許容範囲内であるか否かを判断する第3判定部を含むことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記制御部は、
    前記画像データに基づき、前記撮像対象の明るさを表わす輝度信号を生成するとともに、前記画像データに基づき輝度色差信号を生成し、
    前記解析部は、
    異なるタイミングで得られた複数の前記輝度信号の差分に基づき、前記撮像対象の変化量が許容範囲内であるか否かを判断する第1判定部と、
    異なるタイミングで得られた複数の前記輝度色差信号の差分に基づき、前記撮像対象の変化量が前記許容範囲内であるか否かを判断する第2判定部と、
    異なる時間間隔で得られた複数の前記輝度色差信号の差分に対して、前記時間間隔毎に異なる重み係数を乗算して得られる情報に基づき、前記撮像対象の変化量が前記許容範囲内であるか否かを判断する第3判定部とを含み、
    前記第1判定部において前記撮像対象の変化量が前記許容範囲外であると判断した場合、前記第2判定部および前記第3判定部の判断に関わらず、当該第1判定部による判断を優先して許容範囲外であると判断し、
    前記第2判定部において前記撮像対象の変化が許容範囲外であると判断した場合、前記第3判定部の判断に関わらず、第2の判定部による判断を優先して許容範囲外であると判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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