JP2011018668A - 研磨した石英ガラス基板の洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォトマスクなどに用いられる石英基板の洗浄方法であって、傷が発生せず、洗浄効果も高い研磨した石英ガラス基板のスクラブ洗浄方法を提供する。
【解決手段】2流体ジェット洗浄によりスクラブ洗浄時にスクラブ材にからんで基板に傷をつけるような異物を除去し、その後、スクラブ材として30%圧縮応力が20〜100kPa、20kPaにおける圧縮弾性率が50〜200kPaであるスクラブ材を用いて、スクラブ洗浄することで、スクラブ洗浄による傷の発生を抑制し、なおかつ基板の主表面のみならず端面まで細かい付着物を除去する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フラットパネルディスプレイや半導体の回路パターンを形成するための露光装置に用いるフォトマスク基板や高温ポリシリコン液晶の基板に用いる研磨した石英ガラス基板の洗浄方法に関する。
近年、液晶などのフラットパネルディスプレイでは、大型化と高精細化が同時に進んでいるため、フラットパネルディスプレイの製造に必要なフォトマスクは、大きくなる一方、欠陥密度の低減が求められている。また、半導体素子の製造においてはフォトマスクから半導体基板に縮小露光がなされているが、年々、形成されるパターン幅が狭くなっているため、フォトマスクの欠陥密度の低減が必須要件となっている。
フォトマスク基板等に用いられる研磨した石英ガラス基板の欠陥密度を下げるためには石英基板の研磨後の洗浄が重要であり、研磨直後に研磨剤・異物などを大まかに除去するため、2流体ジェット洗浄(例えば特許文献1参照)がよく利用されている。
その他にもスクラブ洗浄の後、フッ化水素酸と硫酸、硝酸などの混酸で研磨粒子を除去する方法(例えば特許文献2参照)などが行われているが、洗浄能力は十分ではなかった。
また、大型フォトマスク用石英ガラス基板では工程間洗浄に手作業のスクラブ洗浄がよく用いられるが、基板が大型化するにつれてスクラブ洗浄による傷の歩留まりへの影響が問題となっている。
特開平7−245282号公報 特開2000−140778号公報
基板表面に目視できるような傷があると、傷の画像が基板に投影されてしまい、製造の歩留りが著しく低下してしまうので、基板表面上には傷が1つもないことが通常スペックとして求められている。そこで、本発明の課題は、傷が発生せず、洗浄効果も高い研磨した石英ガラス基板の洗浄方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、スクラブ洗浄時にスクラブ材にからんで基板に傷をつけるような異物をスクラブ洗浄前に2流体ジェット洗浄を行うことによって除去し、その後、30%圧縮応力が20〜100kPa、20kPaにおける圧縮弾性率が50〜200kPaであるスクラブ材を用いてスクラブ洗浄することで、スクラブ洗浄による傷の発生を低減することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の態様は以下の通りである。
(1)研磨した石英ガラス基板を2流体ジェット洗浄する工程(A)と、2流体ジェット洗浄した前記石英ガラス基板を、乾燥状態に対して100%の水分を含んだ状態で、30%圧縮応力が20〜100kPa、圧力20kPaにおける圧縮弾性率が50〜200kPaであるスクラブ材を用いてスクラブ洗浄する工程(B)とを有することを特徴とする研磨した石英ガラス基板の洗浄方法。
(2)工程(B)の後に、前記石英ガラス基板をさらに2流体ジェット洗浄する工程(C)を有することを特徴とする(1)に記載の研磨した石英ガラス基板の洗浄方法。
(3)工程(A)及び/又は工程(C)は、純水又は機能水で2流体ジェット洗浄し、次にアルカリ洗剤をスプレーし、再び純水又は機能水で2流体ジェット洗浄する3段階からなることを特徴とする(1)又は(2)に記載の研磨した石英ガラス基板の洗浄方法。
(4)工程(B)でアルカリ洗剤を用いることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の研磨した石英ガラス基板の洗浄方法。
(5)工程(A)〜(C)のいずれか1つ以上の工程で研磨した石英ガラス基板の主表面及び端面を洗浄することを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の研磨した石英ガラス基板の洗浄方法。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、研磨した石英ガラス基板を2流体ジェット洗浄する工程(A)と、前記石英ガラス基板を、乾燥状態に対して100%の水分を含んだ状態で、30%圧縮応力が20〜100kPa、圧力20kPaにおける圧縮弾性率が50〜200kPaであるスクラブ材を用いてスクラブ洗浄する工程(B)とを有することを特徴とする研磨した石英ガラス基板の洗浄方法である。
本発明で用いる2流体ジェット洗浄とは、ジェットノズル内部に加圧したガスと液体とを混合する混合部を持った装置を用いて、ここで発生させた微細な液滴を基板に噴射して基板表面に存在する異物を洗浄する方法をいう。また、スクラブ洗浄とはスポンジなどの多孔質弾性体を移動台や回転台に取り付けて、純水などの洗浄剤をかけながら基板を擦って洗浄する方法をいう。
本発明における、工程(A)の2流体ジェット洗浄について図1を用いて説明する。
本発明の工程(A)で使用する2流体ジェット洗浄装置は水圧、ガス圧を変えても噴射角が変化しないガラス基板の洗浄に適したものであれば、特に限定されない。
研磨した直後の石英ガラス基板101には、例えば研磨剤のスラリーが微粒子102や微粒子の塊103の状態で残っている。また、石英ガラス基板のチップ104や研磨パッド・バックパッドなどの資材からの有機汚染物105が付着している場合もある。2流体ジェット洗浄では、石英ガラス基板101の表面に付着している102〜105に液滴106を衝突させる。
2流体ジェット洗浄装置は、洗浄液107を供給する液体供給手段と、加圧したジェット洗浄用ガス108を用いるイジェクタ方式とによって、前記液体供給手段から供給されてくる洗浄液107を吸引し、分断し、これを液滴106に変え、前記液滴106を前記基板101の表面に向けてイジェクタノズル109から噴出するようになっている。また、洗浄液107をより多く供給するために洗浄液タンク110を、ジェット洗浄用ガス108とは別系統のタンク加圧用ガス111で加圧しても良い。
上記2流体ジェット洗浄は、研磨した直後の石英ガラス基板の洗浄に用いるため微粒子102や有機汚染物105は十分除去されないが、ある程度大きい微粒子の塊103や石英ガラス基板のチップ104は、液滴106の衝撃で十分除去が可能である。微粒子の塊103や石英ガラス基板のチップ104はスクラブ材にからんで基板101に傷をつけるおそれがあるため、2流体ジェット洗浄で予め除去することで、スクラブ洗浄を行う際に傷の発生を抑えることができる。
なお、洗浄液107は、純水、機能水(水素水やオゾン水)、洗剤、酸、アルカリなどいかなるものでも良いが、次の工程に進む直前には純水(超純水)又は水素水やオゾン水の機能水を用いることが好ましい。また、ジェット洗浄用ガス108やタンク加圧用ガス111は、圧縮空気、窒素、アルゴン、ヘリウム、二酸化炭素など危険がないもので、清浄なものであればいかなるガスでも良く、圧力は0.2〜0.6MPaであることが好ましい。
洗浄時間としては、基板の大きさによるが1〜10分が好ましい。
本発明では、工程(A)の後に、前記石英ガラス基板を、乾燥状態に対して100%の水分を含んだ状態で、30%圧縮応力が20〜100kPa、圧力20kPaにおける圧縮弾性率が50〜200kPaであるスクラブ材を用いてスクラブ洗浄する工程(B)を行う。なお、30%圧縮応力が30〜80kPa、圧力20kPaにおける圧縮弾性率が80〜150kPaであるスクラブ材を用いることがより好ましい。
また、洗浄時間としては基板の大きさによるが、1〜10分が好ましい。
乾燥状態に対して100%の水分を含んだ状態で30%圧縮応力と圧力20kPaにおける圧縮弾性率を測定するのは、スクラブ材の特性は乾燥状態と水分を含んだ状態では異なるので、スクラブ洗浄する時の実際のスクラブ材の物性に近い値を測定するためである。
30%圧縮応力はオートグラフなどの圧縮試験装置でスクラブ材を圧縮しながら変位に対して圧力を測定し、元の厚みから30%圧縮したときの圧力である。30%圧縮応力が20kPaより小さいと、少ない力で大きく圧縮されて弾性率が高まるため、手でスクラブ材を押した場合などに部分的に圧力がかかり、そこに微粒子の塊103や石英ガラス基板のチップ104などの異物があると、石英ガラス基板表面に傷を発生させやすい。また、30%圧縮応力が100kPaより大きいと柔軟性にかけるため、石英ガラス基板端面にスクラブ材が当たりにくく全面を均一に洗浄することが難しい。
圧力20kPaにおける圧縮弾性率は、圧力20kPaの時の圧力−変位の曲線の傾きに圧縮前のスクラブ材の厚みをかけたものである。基板をスクラブするときには、スクラブ材には20kPa程度の圧力がかかっていると考えられる。圧力20kPaで圧縮弾性率が50kPa未満の場合、基板上の固着性の異物を除去する能力が弱まる。また、圧縮弾性率が200kPaを超える場合、スクラブ材を押す圧力が直接基板にかかるようになるため傷が発生しやすくなり、また、柔軟性に欠けるため石英ガラス基板端面にスクラブ材が当たりにくく全面を均一に洗浄することが難しい。
また、スクラブ材は、連続的な気孔を有するものが好ましい。気孔が連続である方が閉じたものよりスクラブ材としてしなやかであり、連続的な気孔の方が上記特性は得られやすいからである。
なお、気孔の平均的な大きさとしては5μm以上50μm以下が好ましい。
このようなスクラブ材としては、ウレタンスポンジ(富士ケミカル社製、商品名「ソフラス」)を例示することができる。
本発明では、工程(B)の後に、前記石英ガラス基板をさらに2流体ジェット洗浄する工程(C)を有していることが好ましい。前述のように2流体ジェット洗浄工程後、スクラブ洗浄することで、微粒子や有機汚染物などの汚染物が除去できるが、スクラブ材に含まれる汚染物やスクラブ材のかけらが基板に残り、その後の洗浄むらの原因となる場合があるからである。
また、工程(A)及び/又は工程(C)は、純水又は機能水で2流体ジェット洗浄し、次にアルカリ洗剤をスプレーし、再び純水又は機能水で2流体ジェット洗浄する、3段階からなることが好ましい。
具体的には、最初に、純水又は機能水で2流体ジェット洗浄することで、石英ガラス基板の汚れを大まかに落とすことができる。また、洗浄時間としては基板の大きさによるが1〜10分が好ましい。
次に、基板上が均一に濡れるようにアルカリ洗剤をスプレーする。アルカリ洗剤のスプレーでは石英ガラス基板全面に均一になされればよく、手動又は自動のスプレー装置や2流体ジェット洗浄装置そのものを使っても良い。アルカリ洗剤は界面活性剤と無機アルカリを含み、pHが10〜13、洗剤濃度は原液の0.1〜10vol%であることが好ましい。
最後に、汚れをより強く除去し、リンスするために再び純水又は機能水で2流体ジェット洗浄する。ここで機能水としては、石英ガラス基板表面にパーティクルが多い場合には水素水又はアンモニア微量添加の水素水を用い、一方、有機汚れや金属汚れが顕著な場合にはオゾン水或いは酸微量添加のオゾン水を用いることが好ましい。また、洗浄時間としては基板の大きさによるが1〜10分が好ましい。
また、工程(B)ではアルカリ洗剤を用いることが好ましい。アルカリ洗剤を用いることでスクラブ材の滑りを良くして傷の発生を抑制し、微粒子や有機汚染物を効率的に除去できる。アルカリ洗剤は界面活性剤と無機アルカリを含みpHが10〜13のもので、洗剤濃度は原液の0.1〜10vol%であることが好ましい。
また、工程(A)〜(C)のいずれか1つ以上の工程では、研磨した石英ガラス基板の主表面及び端面を洗浄することが好ましい。仕上げ洗浄をする際に、マスクとして使用する主表面だけでなく端面も洗浄することで仕上げ洗浄の仕上がりがより良好となるからである。
本発明により、研磨した石英ガラス基板表面における傷の発生を抑えて、なおかつ表面パーティクルの低減を図ることができ、清浄な傷の少ない表面を有する石英ガラス基板を効率よく製造することが可能となった。
2流体ジェット洗浄の概略を示す図である。
以下に実施例を示すが、本発明は、これらの実施例によって何ら限定されるものではない。
なお、2流体ジェット洗浄装置には2流体ジェットノズル(スプレイイングシステム社製、商品名「TPU8008」)を使用した。圧縮試験は、オートグラフ(島津製作所製、商品名「AG−IS」)に30mmφの圧縮試験治具を取り付けて行った。
実施例1
コロイダルシリカで研磨した石英ガラス基板(大きさ1220×1400mm)を準備して、以下の手順で洗浄した。
始めに、図1に示すような洗浄装置を用いて、工程(A)を以下の手順で行った。まず、加圧ガス108として圧縮空気(圧力0.4MPa)、洗浄液107として純水で圧力(0.3MPa)を用いた2流体ジェット洗浄を基板の主表面及び端面に対して5分間実施した。
次に、基板の主表面及び端面に、pH11.5のアニオン系界面活性剤にKOHを混合したアルカリ洗剤(原液の3%)を、均一に手動でスプレーした。さらに、加圧ガス108として圧縮空気(圧力0.4MPa)、洗浄液107として純水(圧力0.3MPa)を用いた2流体ジェット洗浄を基板の主表面及び端面に対して5分間実施した。
次に、工程(B)としてポリウレタンスポンジ(富士ケミカル社製、商品名「ソフラス」)を工程(A)で使用したのと同じアルカリ洗剤(原液の3%)に漬けて、基板の主表面及び端面に対してスクラブ洗浄を手作業で行った。
使用したスクラブ材は、平均径約10μmの連続的気孔を有し、乾燥状態に対して100%の水分を含んだ状態で、30%圧縮応力が51kPa、圧力20kPaにおける圧縮弾性率が109kPaであった。
次に、基板を洗浄キャリアに載せて、多槽式洗浄機で洗浄した。まず、第1槽でフッ酸系のエッチング液に2分間浸漬し、次に第2槽で5分間純水の超音波リンスを実施した。次に、第3槽で弱アルカリ洗剤にて5分間超音波洗浄し、第4槽及び第5槽で5分間純水の超音波リンスし、第6槽で5分間純水に浸漬し、第7槽で5分間温純水に浸漬後、基板をゆっくりと引き上げて乾燥した。
実施例2
工程(A)と全く同一の手順である工程(C)を、工程(B)の後に行った以外は実施例1と同様の方法を用いて、コロイダルシリカで研磨した石英ガラス基板を洗浄した。
実施例3
工程(A)及び工程(C)において、純水のかわりにオゾン濃度5ppmのオゾン水を使った以外は、実施例2と同様の方法を用いてコロイダルシリカで研磨した石英ガラス基板を洗浄した。
比較例1
以下の物性のポリビニルアセタールスポンジ(アイオン社製、商品名「ベルクリン」)、を使用した以外は実施例2と同様の方法を用いて、コロイダルシリカで研磨した石英ガラス基板を洗浄した。
スクラブ材は、平均径約100μmの連続的気孔を有し、乾燥状態に対して100%の水分を含んだ状態で、30%圧縮応力が7.8kPa、圧力20kPaにおける圧縮弾性率が84kPaであった。
比較例2
工程(A)を省略して、スクラブ洗浄の後に純水のシャワーリンスを行った他は実施例1と同様の方法を用いて、コロイダルシリカで研磨した石英ガラス基板を洗浄した。
比較例3
工程(A)を省略して、スクラブ洗浄の後に純水のシャワーリンスを行い、以下の物性のポリウレタンスポンジ(フジボー社製、商品名「LP−66」)を使用した他は実施例1と同様の方法を用いて、コロイダルシリカで研磨した石英ガラス基板を洗浄した。
スクラブ材は、平均径約100μmのクローズドポアからなり、乾燥状態に対して100%の水分を含んだ状態で、30%圧縮応力が268kPa、圧力20kPaにおける圧縮弾性率が1091kPaであった。
実施例1〜3、比較例1〜3の洗浄は、多槽式洗浄までの一連の工程を2回行い、1回目、2回目の洗浄後、夫々、レーザー方式の欠陥検査装置により1μm以上の欠点を調べ、さらに欠点を顕微鏡で観察して傷・付着異物の判別を行った。表1に、1回目洗浄後に対して2回目洗浄後に増加した傷の数と1回目洗浄の付着異物の数を示す。
Figure 2011018668
実施例1〜3では2回の洗浄で傷が全く増加しなかったが、比較例1〜3では洗浄で傷が増加しており、比較例1〜3のいずれも傷は目視でも認められた。
実施例1〜3では1回の洗浄で付着異物数が5個以下の良好なレベルであり、比較例2、3では1回の洗浄で付着異物数は10個以上であった。比較例2ではスクラブ材の欠片が石英ガラス基板に残りやすく、そのため付着異物が増加した。また、比較例3ではスクラブ材が硬く、端面付近でスクラブされない部分が生じて付着異物が増加したと推定される。
半導体、液晶の回路パターンを形成するための露光装置に用いるフォトマスク基板等を製造することができる。
101 石英ガラス基板
102 微粒子
103 微粒子の塊
104 石英ガラス基板のチップ
105 有機汚染物
106 液滴
107 洗浄液
108 ジェット洗浄用ガス
109 イジェクタノズル
110 洗浄液タンク
111 タンク加圧用ガス

Claims (5)

  1. 研磨した石英ガラス基板を2流体ジェット洗浄する工程(A)と、2流体ジェット洗浄した前記石英ガラス基板を、乾燥状態に対して100%の水分を含んだ状態で、30%圧縮応力が20〜100kPa、圧力20kPaにおける圧縮弾性率が50〜200kPaであるスクラブ材を用いてスクラブ洗浄する工程(B)とを有することを特徴とする研磨した石英ガラス基板の洗浄方法。
  2. 工程(B)の後に、前記石英ガラス基板をさらに2流体ジェット洗浄する工程(C)を有することを特徴とする請求項1に記載の研磨した石英ガラス基板の洗浄方法。
  3. 工程(A)及び/又は工程(C)は、純水又は機能水で2流体ジェット洗浄し、次にアルカリ洗剤をスプレーし、再び純水又は機能水で2流体ジェット洗浄する3段階からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の研磨した石英ガラス基板の洗浄方法。
  4. 工程(B)でアルカリ洗剤を用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の研磨した石英ガラス基板の洗浄方法。
  5. 工程(A)〜(C)のいずれか1つ以上の工程で研磨した石英ガラス基板の主表面及び端面を洗浄することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の研磨した石英ガラス基板の洗浄方法。
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