JP2011016655A - 製品振分け装置 - Google Patents

製品振分け装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011016655A
JP2011016655A JP2009196147A JP2009196147A JP2011016655A JP 2011016655 A JP2011016655 A JP 2011016655A JP 2009196147 A JP2009196147 A JP 2009196147A JP 2009196147 A JP2009196147 A JP 2009196147A JP 2011016655 A JP2011016655 A JP 2011016655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
conveyor
distribution
transfer
sorting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009196147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5599173B2 (ja
Inventor
Hirohisa Yamamoto
博久 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawashima Packaging Machinery Ltd
Original Assignee
Kawashima Packaging Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawashima Packaging Machinery Ltd filed Critical Kawashima Packaging Machinery Ltd
Priority to JP2009196147A priority Critical patent/JP5599173B2/ja
Publication of JP2011016655A publication Critical patent/JP2011016655A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5599173B2 publication Critical patent/JP5599173B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
  • Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】軟弱で搬送面が不安定なピロー包装物であっても、姿勢を崩すことなく高速且つ安定して振り分けることができる製品振分け装置を提供する。
【解決手段】振分けコンベヤ4は供給コンベヤ2の搬送方向に対して交差する振分け方向に移動されるので、供給コンベヤ2から送られてきた製品Sは姿勢に崩れ無くそのまま直進して整列コンベヤ3a(3b)に振り分けて移載される。振分けコンベヤ4が振分け移載位置に向かって移動する際にも、振分けコンベヤ4自体の搬送駆動は連続しており製品Sの搬送を継続し、振分け移載位置に到達したときに製品Sを速やかに整列コンベヤ3a(3b)に移載することができる。更に、製品Sの整列コンベヤ3a(3b)への移載・振分けと同時に、後続の製品Sを供給コンベヤ2から振分けコンベヤ4に移載でき、振分けコンベヤ4は、直ちに次の振分け動作に向けて移動を開始することができる。
【選択図】図9

Description

この発明は、一列に流れてきた製品を二列に振り分ける製品振分け装置に関する。
従来、製袋充填包装機で製造されたピロー包装体を複数個集合させ、その集合状態のまま段ボール箱に箱詰めすることが行われている。こうしたピロー包装体のような袋詰品の箱詰めにおいては、袋詰品を前後左右に並ぶマトリックス状に集合させ、集合されたマトリックス状の袋詰品をバキュームパッドで吸引保持して左右又は前後にずれ重なるようにして寄せて集積した上で、段ボール箱に箱詰めをしている。段ボール箱には、通常、集積された袋詰品が複数回に渡って入れられ、複数段に箱詰めされる。
こうした袋詰品の箱詰めに関して、箱詰めに先立って袋詰品を集合させるために、間隔をおいて一個ずつ一列に供給される袋詰品を二列に振分けすることが求められる。二列に振分けた袋詰品を各列について前後に複数個ずつ集合することで、箱詰めの際の二列複数個(例えば、二列四個、二列六個、二列八個等)の袋詰品のグループが形成される。二列の各列を更に振りわけることにより、袋詰品を四列等に振りわけることも可能である。
本出願人は、供給コンベアから振り分けコンベアへ袋詰品を移載する際に、傾斜可変板から成る振り分け手段を左傾斜又は右傾斜のように切り替えることにより、袋詰品を傾斜可変板に滑降させて、振り分けコンベアの右側部分又は左側部分に交互に振り分けて移載することを提案している(特許文献1参照)。振り分けられた袋詰品は、振り分けコンベアから間欠走行する左右の整列コンベアに交互に移載されて、二個の袋詰品が並列され、次いで左右の整列コンベアから一段低い間欠走行する集積コンベアに移載し、以後同様にして、次の二個の袋詰品を先の袋詰品に重ねて移載し、左右の各二個の袋詰品をバキュームパッドで吸引保持して左右の袋詰品をずれ重なるように寄せて段ボール箱に箱詰めしている。
また、箱詰めシステムに関連して、フィードローラで搬送中の製品に対して、搬送方向と直交する横方向に走行するVベルトによって製品を振り分ける製品の振り分け機構が提案されている(特許文献2参照)。即ち、この振り分け機構は、前工程から搬送されてくる製品に対して、その搬送方向に交差する向きに、水平方向の成分を含んだ力を加えるVベルトのような力付与部と、搬送手段の上方に配置され、力付与部が製品に加える力によって製品が浮き上がるのを抑制する押さえ部と、押さえ部を上下に昇降させる昇降手段とを備え、製品の振り分け時において押さえ部が製品の上面に当接するように押さえ部を下降させるようにしている。
特開平10−218109号公報 特開2002−120812号公報
しかしながら、従来のピロー包装体のような袋製品の振分け装置は、搬送されてくる製品を、その搬送方向と直交する方向に作動する特別の振分け手段で振り分けるものが殆どであり、製品を左右に投げ分けることで左右に振り分けているのが実情である。このような振分け態様であると、製品の振分けの安定性に欠けるところがある。そこで、振分け先において製品が占める位置や姿勢の安定性において改善が求められている。
この発明の目的は、上記課題を解決することであり、軟弱で搬送面が不安定なピロー包装物であっても、姿勢を崩すことなく高速且つ安定して振り分けることができる製品振分け装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明による製品振分け装置は、搬入側の第1搬送装置と、搬出側の第2搬送装置と、前記第1搬送装置と前記第2搬送装置との間に配置されており前記第1搬送装置によって搬送されてくる製品を前記第2搬送装置上の複数の搬送列に振り分ける振分け装置とを備え、前記振分け装置は、前記第1搬送装置から移載された前記製品を搬送しながら、前記製品の搬送方向と横方向に交差する振分け移載位置に向かって移動し、搬送した前記製品を前記振分け移載位置において前記第2搬送装置に移載する単一の振分けコンベヤであり、一つの前記振分け移載位置に居る前記振分けコンベヤに、前記第1搬送装置からの別の前記振分け移載位置で振り分けられる後続の製品が移載されることを特徴としている。
この製品振分け装置によれば、振分け装置は、振分けコンベヤ自体を振分け方向に移動させているので、第1搬送装置から送られてきた製品の搬送面が振分け方向に対して屈折しておらず、即ち、製品の搬送経路が「く」の字状に折れ曲がることなく、そのまま直進して第2搬送装置へ移載される。したがって、振分けコンベヤでの振分け中に製品の姿勢に崩れが生じることがない。
また、製品の搬送方向と横方向に交差する振分け移載位置に向かって移動する際にも、振分けコンベヤ自体の搬送駆動は連続しており第1搬送装置から移載された製品の流れを止めることなく搬送しているので、振分け移載位置に到達したときに、その振分け移載位置において、搬送してきた製品を速やかに第2搬送装置に移載することが可能になる。更に、振分けコンベヤが当該振分け移載位置に移動する間に、第1搬送装置からの後続の製品が振分けコンベヤに向かって搬送されてくるので、第2搬送装置への移載・振分けに合わせて後続の製品が第1搬送装置から振分けコンベヤに移載され、振分けコンベヤは直ちに次の振分け動作に向けて移動を開始することができる。
この製品振分け装置において、前記振分け移載位置を前記第1搬送装置の搬出端に整列する基準位置から横方向に対称に離れた二つの位置とし、前記第1搬送装置によって一列に搬送されてくる前記製品を二つの前記振分け移載位置においてそれぞれ振り分けて2列の搬送列に振り分けることができる。振分けコンベヤを第1搬送装置の搬出端に整列する基準位置から横方向(搬送方向と交差する左右方向)に移動させ、基準位置から対称な(即ち、各横方向に当距離移動した)位置が振分け移載位置とされる。これにより、振分けコンベヤを横方向(左右方向)に往復動させるだけで、反転移動する際に一旦停止することになる往復端部を振分け移載位置として利用することができ、製品の振分け処理を高速で行うことが可能になる。
この製品振分け装置において、前記振分け移載位置で前記振分けコンベヤから前記第2搬送装置への前記製品の移載と同時に、前記第1搬送装置から前記振分けコンベヤへの前記後続の製品の移載を行うことができる。このような、振分けコンベヤから第2搬送装置への製品の移載及び第1搬送装置から振分けコンベヤへ製品の移載のタイミングを定めることにより、振分け処理を高速に行うことができる。
この製品振分け装置において、前記振分けコンベヤを前記振分け移載位置間で移動させる駆動手段をサーボモータとすることができる。振分けコンベヤを振分け方向に移動させる駆動手段をサーボモータとすることにより、その出力の設定容易性により、任意に定められる振分け量(振分けピッチ)に対して、容易に対応することができる。
この製品振分け装置において、振分けコンベヤを、製品搬送面の搬送横断方向両側が昇り斜面となったトラフコンベアに構成することができる。振分けコンベヤは、搬送横断方向両側の昇り斜面に挟まれる領域を平坦な底面とすることが好ましい。ピロー包装体は全体が軟弱で且つ搬送される底面が不定形であるが、振分け動作時には、搬送底面がトラフコンベアの製品搬送面と馴染み、振分け時の慣性力に耐えられるようになっている。特に振分けコンベヤが往復移動をする際に、各振分け移載位置に停止・発進する時には急な加減速をするので、昇り斜面は、こうした急な加減速に伴う慣性力に対して対抗力を生じさせて、製品が昇り斜面を昇る又は越えて位置ずれが生じるのを防止することができる。
この製品振分け装置において、振分けコンベヤの製品搬送面にエアを吹きつけるエア吹き装置を備えることができる。振分けコンベヤの振分け方向の加減速時には製品に慣性力が作用し、製品の振分けコンベヤに対する位置がずれる可能性がある。それゆえ、振分けコンベヤの製品搬送面は、製品に対するグリップ力が必要である。また、振分けコンベヤの搬送面に汚れが付着し易いという事情もある。そこで、製品に対するグリップ力を確保し、製品搬送面を常に清浄に保つため、定期的にエアを吹きつけるのが好ましい。
この発明である製品振分け装置は、上記のように構成されているので、次のような格別の効果を奏することができる。即ち、本製品振分け装置によれば、上流から搬送されてきた製品がこの製品振分け装置によって搬送されるとき、振分けコンベヤ自体が振分け方向に移動し、且つ搬送方向には連続的に作動して製品を搬送しているので、製品の搬送方向の移動(製品の流れ)は止まることがなく、下流側のコンベヤに移載させることができる。一つの振分け位置での製品の振分けが行われると同時に、既に製品が振り分けられた方向にいる振分けコンベヤに対して次の製品が移載されてそのまま乗り移って反対方向に移動されるので、間欠式の振分けとは異なり、高速な処理を行うことができる。
これにより、製品の搬送面が振分け方向に対して、屈折することなく(くの字に曲がることなく)そのまま直進して乗り移ることができ、製品の姿勢の崩れが生じない。
また、本コンベヤはトラフコンベヤ形状となっているので、取り扱う製品がピロー包装物のように軟弱で搬送面が不定形な物であっても、製品搬送面となじみ、振分け動作の際に物に作用する慣性力にも耐えられるようになっている。
本発明による製品振分け装置の一実施例を示す平面図である。 図1に示す製品振分け装置の側面図である。 図1に示す製品振分け装置を振分けコンベヤの位置で横断方向に切断する断面図である。 図1に示す製品振分け装置において振分けコンベヤが反対側の振分け移載位置に移動した状態を示す平面図である。 図4に示す製品振分け装置の振分けコンベヤの位置で横断方向に切断する断面図である。 図1に示す製品振分け装置において製品を搬送させたときの製品振分け装置の平面図である。 図6に示す製品振分け装置の側面図である。 図6に示す製品振分け装置の振分けコンベヤの位置で横断方向に切断する断面図である。 図6に示す製品振分け装置において振分けコンベヤが反対側の振分け移載位置に移動した状態を示す平面図である。 図9に示す製品振分け装置の側面図である。 図9に示す製品振分け装置の振分けコンベヤの位置で横断方向に切断する断面図である。 この発明による製品振分け装置の振分け動作を順に説明する図である。
以下、添付した図面に基づいて、この発明による製品振分け装置の実施例を説明する。図1は本発明による製品振分け装置の一実施例を示す平面図、図2は図1に示す製品振分け装置の側面図、図3は図1に示す製品振分け装置を振分けコンベヤの位置で横断方向に切断する断面図である。
図1〜図3に示す製品振分け装置1は、製品を一列にして搬送する第1搬送装置としての供給コンベヤ2と、供給コンベヤ2から供給されてきた製品Sを、二列に振り分けて搬出する第2搬送装置としての整列コンベヤ3と、供給コンベヤ2と整列コンベヤ3との間に配置されており、製品Sを二列(複数列;ここでは二列)に振り分ける振分け装置としての振分けコンベヤ4とを備えている。振分けコンベヤ4は、供給コンベヤ2から移載された製品Sを自ら搬送しながら、製品Sの搬送方向と横方向に交差(好ましくは、製品Sの搬送方向に直交)する振分け移載位置に向かって移動し、搬送した製品Sを振分け移載位置において整列コンベヤ3に移載する。
第1搬送装置である供給コンベヤ2は、本体フレーム10に支持されたモータ11によって駆動されるベルトコンベヤである。モータ11の出力回転は、プーリ12、ベルト13を介してベルトコンベヤの駆動側プーリ14に伝達される。供給コンベヤ2の搬送ベルト17は、駆動側プーリ14に連結されている駆動側ローラ15と従動側ローラ16との間に巻き掛けられている。供給コンベヤ2と振分けコンベヤ4との間には、製品探知センサ18(「振分けコンベヤ用」)が配置され、通過する製品Sの探知を行っている。
第2搬送装置である整列コンベヤ3は、二列の整列コンベヤ3a及び3bから構成されている。整列コンベヤ3aは連続駆動されるベルトコンベヤであり、整列コンベヤ3bは間欠駆動されるベルトコンベヤであり、それぞれ、本体フレーム30a,30bに支持されたモータ31a,31bによって駆動されるベルトコンベヤである。モータ31a,31bの出力回転は、プーリ32a,32b、ベルト33a,33bを介してベルトコンベヤの駆動側プーリ34a,34bに伝達される。整列コンベヤ3a,3bの搬送ベルト37a,37bは、駆動側プーリ34a,34bに連結されている駆動側ローラ35a,35bと従動側ローラ36a,36bとの間に巻き掛けられている。整列コンベヤ3a,3bと振分けコンベヤ4との間には、製品探知センサ38a,38b(「振分けコンベヤ用」)が配置され、通過する製品Sの探知を行っている。
振分けコンベヤ4は、コンベヤフレーム40に支持されたモータ41によって駆動される単一のベルトコンベヤである。モータ41の出力回転は、プーリ42、ベルト43を介してベルトコンベヤの駆動側プーリ44に伝達される。振分けコンベヤ4の搬送ベルト47は、コンベヤフレーム40に軸受を介して支持され且つ駆動側プーリ44に連結された駆動側ローラ45と従動側ローラ46との間に巻き掛けられている。従動側ローラ46はコンベヤフレーム40に対してテンションブロック46aを介して設けられており、テンションブロック46は、常時、従動側ローラ46を押して搬送ベルト47に張力を与えている。
本体フレーム10には、後述する振分けコンベヤ4の振分け移動のために、2本のスライド軸50,50が取り付けられている。振分けコンベヤ4にはベース51が取り付けられており、ベース51に備わるスライド軸受け52,52がスライド軸50,50に対してスライド可能に嵌合している。本体フレーム10には、機外側において、振分けコンベヤ4を移動させる駆動手段としての駆動モータ53がモータマウント54を介して設けられている。駆動モータ53としてはサーボモータが用いられており、その原点を定めるために、原点センサ55が設けられている。サーボモータは、その出力の設定が容易であるので、任意に定められる振分け量(振分けピッチ)に対して、振分けタイミングや振分け移載位置に停留する時間等について容易に対応することができる。駆動モータ53の出力軸にはレバー56が取り付けられており、レバー55の先端には支点ピン57aを介して連結ロッド58が連結され、連結ロッド58の先端は更に支点ピン57bを介してベース51に対して回動自在に連結されている。
駆動モータ53が稼働すると、その回転出力はレバー56、連結ロッド58を介してスライド軸受け52に伝達される。したがって、振分けコンベヤ4は、ベース51及びスライド軸受け52,52を介してスライド軸50,50に沿って移動可能である。振分けコンベヤ4は、レバー56と連結ロッド58とのクランク機構によって、スライド軸50,50に沿って往復動する。二つの振分け移載位置は、振分けコンベヤ4が供給コンベヤ2の搬出端に整列する基準位置、即ち、振分けコンベヤ4と供給コンベヤ2との製品搬送の中心線が一致する位置から横方向(左右方向)に対称に離れた二つの対称な位置である。図1における振分けコンベヤ4は、その一方の振分け移載位置に居る状態を示している。振分けコンベヤ4は、両振分け移載位置間で往復移動し、供給コンベヤ2によって一列に搬送されてくる製品Sを二つの振分け移載位置においてそれぞれ振り分けて2列の整列コンベヤ3a,3bに振り分ける。振分けコンベヤ4の振分け移載位置は、上記のように、振分けコンベヤ4がその横方向に最も移動したときの死点位置とすることができるが、死点位置に至る途中の位置を振分け移載位置とすることもできる。振分けコンベヤ4は、その移動中であっても、モータ41の稼働によって搬送ベルト47が走行駆動され、搬送物(製品S)を搬送することができ、しかも、スライド軸50,50に沿って往復動するときの反転移動する際に一旦停止することになる往復端部を振分け移載位置として利用することができ、製品Sの振分け処理を高速で行うことができる。
図3に示すように、振分けコンベヤ4は、その両側部にベルトガイド59,59を備えており、搬送ベルト47の両側部を斜めに持ち上げて昇り斜面としている。ベルトガイド59,59によって、振分けコンベヤ4は、製品Sの搬送面の搬送横断方向両側が昇り斜面となり、両側部に挟まれた中央部の領域が平坦な搬送面となったトラフコンベアに構成されている。ピロー包装体のような製品Sは、全体が軟弱で且つ搬送される底面が不定形であるが、横断面形状は、全体としては概して厚みは幅よりも薄く、両側部が丸みを帯びる形状である。そのため、製品Sの搬送底面は、一般的には、トラフコンベアの製品搬送面と馴染みやすい。特に振分けコンベヤ4が往復移動をする際に、各振分け移載位置に停止・発進する時には急な加減速をするので、振分けコンベヤ4上の製品Sには慣性力が作用する。この慣性力の方向は傾斜した斜面(好ましくは、ピロー包装体の両側部の丸みに対応した湾曲した斜面)の昇り方向であるので、製品Sには斜面からの対抗する力が作用し、振分け時の慣性力に耐える、即ち、製品Sが昇り斜面を昇る或いは越えて動くことによる位置ずれを防止することができる(図8参照)。
振分けコンベヤ4のコンベヤフレーム40には、ホルダ61によってエア吹き装置60が保持されている。振分けコンベヤ4の振分け方向の加減速時には、製品Sに慣性力が作用し、製品の振分けコンベヤ4に対する位置がずれる可能性があるので、振分けコンベヤ4の製品搬送面(搬送ベルト47の搬送面)は、製品Sに対するグリップ力が必要である。また、搬送ベルト47の搬送面には汚れが付着し易い。そこで、エア吹き装置60に、外部のエア源から適宜のエアホース62を通じてエア供給を行うことで、エア吹き装置60は、振分けコンベヤ4の製品搬送面(搬送ベルト47)にエアを吹き付ける。このエアの吹き付けによって、製品Sに対する搬送面からのグリップ力が確保される。製品搬送面を常に清浄に保つため、定期的にエアを吹きつけるのが好ましい。
図4〜図5は、レバー56及び連結ロッド58の作動に示すように、駆動モータ53の出力軸が図1及び図3に示す位置から実質的に反対位置まで回動して、振分けコンベヤ4が最も整列コンベヤ3b寄りの位置にあるときの状態を示している。駆動モータ53の出力軸に取り付けられたレバー56が図1に示す位置とは反対側に回動されており、振分けコンベヤ4は他方の振分け移載位置を占めている。その他の点は、図1〜図3に示す図と同等であるので、主要で且つ同じ要素には同じ符号を付すことで再度の説明を省略する。駆動モータ53の出力軸の回転範囲θ(図1に記載)を可変とすることにより、振分けコンベヤ4の振分け方向の変位量を、ひいては振分け移載位置を調節することができる。
図6〜図8は、図1〜図3において、実際に製品Sを搬送させた状況を示した図であり、それぞれ平面図、側面図、及び振分けコンベヤの位置で横断方向に切断する断面図である。振分けコンベヤ4は、この例では、一方の振分け移載位置、即ち、整列コンベヤ3a側に最も寄った位置を占めている。製品Sは、供給コンベヤ2の搬送面の中央に載せられて搬送されてくる。振分けコンベヤ4は、一方の振分け移載位置を占めていても、供給コンベヤ2で搬送されてくる製品Sが搬送ラインを曲げることなくそのまま振分けコンベヤ4に移載されるような、幅広い搬送ベルト47を備えている。なお、振分けコンベヤ4の振分け移載位置は、前述のように、図示の整列コンベヤ3a側に最も寄った位置に限らず、その途中の位置であってもよい。
製品Sは、振分けコンベヤ4に移載された状態では、図6及び図8に最も良く示すように、一部がベルトガイド59によって端縁側が昇り調子となった斜面47a上に移載される。製品Sは、全体が軟弱で底面が不定形ではあるが、両側部が丸みを帯びているので、この丸みに応じて湾曲させた斜面47aを持つトラフコンベアの製品搬送面と馴染みやすい。また、斜面47aは、振分けコンベヤ4が振分け移載位置間で移動するときに製品Sに働く慣性力Fに抗する対抗力Rを生じさせる。他方の振分け移載位置を占めるときには、製品Sは、一部がベルトガイド59によって端縁側が昇り調子となった他方の斜面47bに乗るように移載される。
また、図9〜図11は、図6〜図8に示す振分け移載位置で製品Sが供給コンベヤ2から移載された振分けコンベヤ4が、当該製品Sを整列コンベヤ3bに移載する他方の振分け移載位置にまで移動した状態を示している。振分けコンベヤ4は、図6に示すように供給コンベヤ2から製品Sが移載されて後、他方の振分け移載位置に向かって移動する際にも、振分けコンベヤ4自体の搬送駆動を連続して行っており、供給コンベヤ2から移載された製品Sの搬送流れを止めることなく搬送している。したがって、図9に示すように、他方の振分け移載位置に到達したときに、製品Sを直ちに速やかに整列コンベヤ3bに移載することができる。
また、振分けコンベヤ4が図9に示す他方の振分け移載位置に移動する間に、供給コンベヤ2は次の製品Sを振分けコンベヤ4に移載するべく搬送する。更に、振分けコンベヤ4から整列コンベヤ3bへの製品Sの移載を行うと同時に、次の製品Sが供給コンベヤ2から振分けコンベヤ4に移載される。したがって、先の製品Sが整列コンベヤ3bへ移載されると、振分けコンベヤ4は、直ちに次の振分け動作に向けて、即ち、一方の振分け移載位置に向かって移動を開始することができる。このような、振分けコンベヤから第2搬送装置への製品の移載及び第1搬送装置から振分けコンベヤへ製品の移載のタイミングを定めることにより、振分け処理を高速に行うことができる。
次に、本製品振分け装置による製品Sの振分け動作について、図12を参照しながら順を追って説明する。
(1)まず、振分けコンベヤが一方の振分け移載位置にある状態で製品S1が供給コンベヤ2から搬送されてくる(図12の(1))。
(2)次に、製品S1は、振分けコンベヤ4に乗り(図12の(2))、製品検出センサ(振分けコンベヤ用)18を通過すると、先頭が間欠駆動される整列コンベヤ3bに移載される前に振分けコンベヤ4が他方の振分け移載位置に移動する(図12の(3))。
(3)振分けコンベヤ4が他方の振分け移載位置に移動した状態で、供給コンベヤ2上に次の製品S2が搬送されてくる(同)。
(4)製品S1は整列コンベヤ3bに移載され、製品探知センサ(整列コンベヤ用)38bの通過確認を行い、定位置まで搬送する。同時に製品S2は振分けコンベヤ4に移載され(図12の(4))、製品探知センサ(振分けコンベヤ用)18を通過すると、先頭が整列コンベヤ3aに移載される前に、振分けコンベヤ4が一方の振分け移載位置に移動する(図12の(5))。
(5)製品S1は、整列コンベヤ3bの製品探知センサ(整列コンベヤ用)38bの通過確認から定位置まで搬送され、停止する。振分けコンベヤ4が一方の振分け移載位置に移動した状態で、供給コンベヤ2上には更に次の製品S3が搬送されてくる(同)。
(6)製品S1は整列コンベヤ3b上で停止している。製品S2は整列コンベヤ3aに移載され、製品探知センサ(整列コンベヤ用)38aの通過確認を行い、定位置まで搬送される(図12の(6))。更に、製品S3は振分けコンベヤ4に移載され、製品探知センサ(振分けコンベヤ用)18を通過すると、先頭が整列コンベヤ3bに移載される前に、振分けコンベヤ4が他方の振分け移載位置に向かって移動する(図12の(7))。
(7)製品S1を停止させていた間欠駆動される整列コンベヤ3bは、製品S2が移載された連続駆動される整列コンベヤ3aとタイミングを合わせ、スタートする。製品S3は、振分けコンベヤ4が他方の振分け移載位置に移動した状態を流れ、供給コンベヤ2上に更に次の製品S4が搬送されてくる(同)。
(8)製品S3は、整列コンベヤ3bに乗り、製品探知センサ(整列コンベヤ用)38bの通過確認を行い、定位置まで搬送する。製品S4は振分けコンベヤ4に移載され(図12の(8))、製品探知センサ(振分けコンベヤ用)18を通過すると、先頭が整列コンベヤ3aに乗る前に、振分けコンベヤ4が一方の振分け移載位置に向かって移動する。
(9)上記の動作を繰り返す。
供給コンベヤ2では単一列で搬送される例を挙げて説明したが、これに代えて複数列にて搬送されてくるものでも、各搬送列を更に複数に振り分けることができる。また、供給コンベヤ2によって単一列で搬送されてきた製品を3つ以上の振分け移載位置を設けて、各振分け移載位置において振り分けることも可能である。サーボモータ53を用いているので、振分けコンベヤ4の移動を精度良く任意のタイミングで制御することができる。更に、製品Sはピロー包装物であるとして説明したが、本発明では、これに限らず、四方シール袋包装体や、その他の形態の包装体であってもよいことは、明らかである。
1 製品振分け装置 2 供給コンベヤ
3(3a及び3b) 整列コンベヤ 4 振分けコンベヤ
10 本体フレーム 11 モータ
12 プーリ 13 ベルト
14 駆動側プーリ 15 駆動側ローラ
16 従動側ローラ 17 搬送ベルト
18 製品探知センサ
30a,30b 本体フレーム 31a,31b モータ
32a,32b プーリ 33a,33b ベルト
34a,34b 駆動側プーリ 35a,35b 駆動側ローラ
36a,36b 従動側ローラ 37a,37b 搬送ベルト
38a,38b 製品探知センサ
40 コンベヤフレーム 41 モータ
42 プーリ 43 ベルト
44 駆動側プーリ 45 駆動側ローラ
46 従動側のローラ 47 搬送ベルト
50,50 スライド軸 51 ベース
52 スライド軸受け 53 駆動モータ
54 モータマウント 55 原点センサ
56 レバー 57a,57b 支点ピン
58 連結ロッド 59,59 ベルトガイド
60 エア吹き装置 61 ホルダ
62 エアホース
S 製品

Claims (6)

  1. 搬入側の第1搬送装置と、搬出側の第2搬送装置と、前記第1搬送装置と前記第2搬送装置との間に配置されており前記第1搬送装置によって搬送されてくる製品を前記第2搬送装置上の複数の搬送列に振り分ける振分け装置とを備え、
    前記振分け装置は、前記第1搬送装置から移載された前記製品を搬送しながら、前記製品の搬送方向と横方向に交差する振分け移載位置に向かって移動し、搬送した前記製品を前記振分け移載位置において前記第2搬送装置に移載する単一の振分けコンベヤであり、 一つの前記振分け移載位置に居る前記振分けコンベヤに、前記第1搬送装置からの別の前記振分け移載位置で振り分けられる後続の製品が移載されることを特徴とする製品振分け装置。
  2. 前記振分け移載位置は、前記第1搬送装置の搬出端に整列する基準位置から横方向に対称に離れた二つの位置であり、
    前記第1搬送装置によって一列に搬送されてくる前記製品は二つの前記振分け移載位置においてそれぞれ振り分けられて、2列の搬送列に振り分けられることを特徴とする請求項1に記載の製品振分け装置。
  3. 前記振分け移載位置において前記振分けコンベヤから前記第2搬送装置への前記製品の移載と同時に、前記第1搬送装置から前記振分けコンベヤへの前記後続の製品の移載が行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の製品振分け装置。
  4. 前記振分けコンベヤを前記振分け移載位置間で移動させる駆動手段をサーボモータとすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の製品振分け装置。
  5. 前記振分けコンベヤは、製品搬送面の搬送横断方向両側が昇り斜面となったトラフコンベアに構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の製品振分け装置。
  6. 前記振分けコンベヤの製品搬送面にエアを吹きつけるエア吹き装置が備わっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の製品振分け装置。
JP2009196147A 2009-06-08 2009-08-26 袋包装体振分け装置 Active JP5599173B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009196147A JP5599173B2 (ja) 2009-06-08 2009-08-26 袋包装体振分け装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009137767 2009-06-08
JP2009137767 2009-06-08
JP2009196147A JP5599173B2 (ja) 2009-06-08 2009-08-26 袋包装体振分け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011016655A true JP2011016655A (ja) 2011-01-27
JP5599173B2 JP5599173B2 (ja) 2014-10-01

Family

ID=43594763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009196147A Active JP5599173B2 (ja) 2009-06-08 2009-08-26 袋包装体振分け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5599173B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0582920U (ja) * 1992-04-17 1993-11-09 呉羽ゴム工業株式会社 コンベヤベルトの支持ガイド
JPH068331U (ja) * 1992-07-09 1994-02-01 株式会社クレオ・ユニ 食品搬送用のベルトコンベア装置
JP2006036414A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Daifuku Co Ltd 仕分け設備

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0582920U (ja) * 1992-04-17 1993-11-09 呉羽ゴム工業株式会社 コンベヤベルトの支持ガイド
JPH068331U (ja) * 1992-07-09 1994-02-01 株式会社クレオ・ユニ 食品搬送用のベルトコンベア装置
JP2006036414A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Daifuku Co Ltd 仕分け設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP5599173B2 (ja) 2014-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9751700B2 (en) Article metering apparatus, system and methods
WO2016185862A1 (ja) 箱詰め装置
JP2529721Y2 (ja) 包装機械
US20130008133A1 (en) Tray sealer
JP2015168480A (ja) 箱詰め装置
JP5574263B2 (ja) 搬送装置
JP6655502B2 (ja) 包装システム
JP6109509B2 (ja) 物品整列供給装置
JP6371494B2 (ja) 物品積み替え装置
JP4099189B2 (ja) 多列分配装置
JP2015093731A (ja) ピロー包装機
JP6642907B2 (ja) 包装システム
JP2008013227A (ja) 搬送装置およびこれを備えた箱詰め装置
JP2011016655A (ja) 製品振分け装置
JP4036521B2 (ja) 角型容器の方向規正装置
JPH0761410A (ja) 円錐体の箱詰め機
JP2009227279A (ja) 搬送装置およびこれを備えた箱詰め装置
US7083374B2 (en) Gripping members gripping and moving packets stacked by a conveyor
JP6984859B2 (ja) 物品積み替え装置
JP2002120812A (ja) 箱詰めシステムにおける製品振り分け機構
JP2012158340A (ja) 商品集積装置
JP6736167B2 (ja) 製品寄せ装置
JP2013119463A (ja) 搬送装置
JPH11105808A (ja) 変形可能な容器の吊持装置
JP6018778B2 (ja) 供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120815

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5599173

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250