JP2011015443A - 無線lanシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】パケットの衝突を回避し、本来の伝送速度を維持することができる高速な無線LANシステムを提供する。
【解決手段】legacy端末で使用される第1の周波数帯域よりも広帯域の第2の周波数帯域を使用するHT端末に適用される送信機であって、第2の周波数帯域におけるすべての周波数を使用して、占有信号としてのlegacyビーコン、legacyCTSを送信した後、HTシーケンスを開始する。これにより、legacy端末においてNAVが設定され、legacy端末からパケットが送信されることが無くなる。その結果、パケットの衝突が回避され、HT端末間で本来の伝送速度で通信を行なうことが可能となる。
【選択図】図10

Description

本発明は、無線媒体を占有する信号を送信する無線LANシステムに関する。
従来から、11Mbit/sの伝送速度を有するIEEE802.11b(以下、「11b」と略称する。)の規格に準拠する無線LANシステムに加え、最大で54Mbit/sの伝送速度を有するIEEE802.11a(以下、「11a」と略称する。)規格に準拠する無線LANシステムが提案されている。さらに、IEEE802.11bとIEEE802.11aとを足し合わせた特徴を有するIEEE802.11g(以下、「11g」と略称する。)が提案されている。以下、これらの規格に基づく無線LANシステムにおけるアクセスポイントおよびステーションの双方を「legacy端末」、legacyのアクセスポイントを「legacyAP」、legacyのステーションを「legacySTA」と呼称する。
近年、無線LANにおいて100Mbit/sクラスの高速化が求められている。その達成手法の一つとして、legacy端末のn倍(nは自然数)の周波数帯域を使用することにより、伝送速度を向上させる手法が提案されている。以下、このような高速伝送を行なう無線LANシステムにおけるアクセスポイントおよびステーションの双方を「HT(High Throughput)端末」、HTのアクセスポイントを「HTAP」、HTのステーションを「HTSTA」と呼称する。図40では、HT端末は、legacy端末が使用する周波数帯域f1を含み、legacy端末の、例えば、3倍の帯域幅を有する周波数帯域fhを使用する。現在、このようにHT端末とlegacy端末とが同一の周波数帯域を用いて通信を行なうこと、すなわち、異なる無線LANシステムの共存が検討されている。
従来、同一の周波数帯域を用いて、異なる無線LANシステムが共存する例として、11bのシステムと11gのシステムとの共存がある。この無線LANシステムは、図41に示すような構成を採る。すなわち、11gのアクセスポイント100が、11gのステーション101、および11bのステーション102の双方を制御する。
このような構成の場合、図42に示すように、11gのステーション101は、データフレームをOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)による変調方式で送信することにより、高速伝送が可能となるが、11bのステーション102は、OFDM信号が11bの信号ではないことから他のシステムからの干渉信号と認識してしまう。そして、信号レベルによっては、11bのステーション102が、データフレームをCCK(Complementary Code Keying:相補符号変調)による変調方式で送信してしまう場合がある。このような場合は、パケットの衝突が起こり、スループットが低下してしまう。
このため、図43に示すように、11gのステーション101が、OFDM信号を送信する前に、11bのステーション102および図示しないIEEE802.11(以下、「11」と略称する。)のステーションで復調可能なDSSS(Direct Sequence Spread Spectrum)による変調方式でCTS(Clear To Send:受信完了を通知する信号)を送信する。これにより、11bのステーション102および図示しない11のステーションに対して、NAV(Network Allocation Vector:仮想的キャリアセンスによる送信抑制)を設定し、衝突を回避している。
ここで、CTSのフレームフォーマットは、図44に示す構成を採る。すなわち、MAC(Media Access Control)ヘッダとしてのフレーム制御部103、デュレーション部104、および受信機アドレス105と、FCS(Frame Check Sequence)部106とから構成されている。このようなCTSを受信した他の端末は、デュレーション部104に記されている区間においてNAVを設定して送信抑制をする。これにより、衝突が回避される。
また、11bのステーション102が先に送信している場合にも、11gのステーション101は、11bのステーション102の送信信号を復調し、または認識することができるため、衝突を回避することができる。すなわち、図45に示すように、11gのステーション101は、11bのステーション102から送信されたデータフレーム(CCK)を復調(または認識)し、衝突が生じないようにバックオフを設定し、その後にOFDM信号を送信する。
堀哲、他4名、「システム容量に基づいた無線LAN高速化の検討」、2002年電子情報通信学会総合大会 B−5−250 松江英明、他1名、「802.11高速無線LAN教科書」、IDGジャパン、2003年 IEEE Std 802.11g−2003
ここで、HTAPが、HTSTAと通信をする場合、図46に示すように、一定の間隔で送信される報知信号としてのビーコン(HT beacon)、制御フレーム(HT制御frame)、データフレーム(HTデータframe)のすべてをHT伝送、つまりlegacy端末より広い周波数帯域を用いて通信を行なうことが考えられ、これにより高速伝送が実現される。以下、図46に示す一連の手順を「HTシーケンス」と呼称する。なお、図中の下向きの矢印は、HTAPからHTSTAへの信号の送受信、上向きの矢印は、HTSTAからHTAPへの信号の送受信を示す。また「HT ACK」は、「HT制御frame」または「HT DATA frame」に対する受信完了を確認するための信号を示している。
しかしながら、図47に示すように、HT端末110〜112と、legacy端末113、114とが、同一の周波数帯域で通信を行なう場合には、相互に他の端末からの送信信号を認識することができない。このため、HT端末110〜112およびlegacy端末113、114は、他の端末からの送信信号を他のシステムからの干渉信号と認識してしまい、パケットの衝突が頻発する。その結果、スループットが低下してしまう。すなわち、legacy端末同士、およびHT端末同士の間での通信速度が大幅に低下してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、パケットの衝突を回避し、本来の伝送速度を維持することができる高速な無線LANシステムを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するため、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明に係る送信機は、第1の無線通信システムで使用される第1の周波数帯域よりも広帯域の第2の周波数帯域を使用する第2の無線通信システムに適用される送信機であって、前記第1の無線通信システムと互換性を有し、前記第2の無線通信システムが無線媒体を占有する旨を前記第1の無線通信システムに対して通知する占有信号を発生する占有信号発生部と、前記第2の周波数帯域におけるすべての周波数を使用して前記占有信号を送信した後、前記第2の無線通信システムにおける通信を行なう送信部と、を備えることを特徴としている。
このように、占有信号が第1の無線通信システムと互換性を有するので、第1の無線通信システムに対して占有信号を認識させ、第2の無線通信システムが占有する旨を通知することができる。また、第2の周波数帯域におけるすべての周波数を使用して占有信号を送信した後、第2の無線通信システムにおける通信を行なうので、第1の無線通信システムに対して送信抑制をさせて無線媒体を占有した上で第2の無線通信システムの通信を行なうことができる。これにより、パケットの衝突が回避され、スループットの低下を防止することができる。その結果、第2の無線通信システムにおける本来の伝送速度で通信を行なうことが可能となる。
(2)また、本発明に係る送信機では、前記占有信号発生部は、前記占有信号に対して、前記第2の無線通信システムが無線媒体を完全に占有する期間を指定する情報を付加し、前記送信部は、前記期間内で無線媒体を占有して前記第2の無線通信システムにおける通信を行なうことを特徴としている。
このように、第2の無線通信システムが無線媒体を完全に占有する期間を指定するので、その期間内では第1の無線通信システムが情報を送信してしまうことを防止することができる。これにより、パケットの衝突が回避され、スループットの低下を防止することができる。その結果、第2の無線通信システムにおける本来の伝送速度で通信を行なうことが可能となる。
(3)また、本発明に係る送信機では、前記占有信号発生部は、前記占有信号に対して、前記第2の無線通信システムが無線媒体の一部の期間を占有する情報を付加し、前記送信部は、前記情報に基づいて前記一部の期間内で無線媒体を占有して前記第2の無線通信システムにおける通信を行なうことを特徴としている。
このように、無線媒体の一部の期間を占有することにより、他の一部において第1の無線通信システムが通信を行なう期間を確保することが可能となる。従って、第2の無線通信システムが無線媒体を占有する間は、第1の無線通信システムでは送信抑制がなされてパケットの衝突が回避され、第2の無線通信システムにおけるスループットの低下が防止される。一方、第2の無線通信システムが無線媒体を占有しない間は、第1の無線通信システムが通信を行なうことができるので、第1および第2の無線通信システムの共存が可能となる。
(4)また、本発明に係る送信機では、前記第2の周波数帯域は、帯域幅が前記第1の周波数帯域のn倍(nは自然数)であることを特徴としている。
このように、第2の無線通信システムで使用する周波数の帯域幅が、第1の周波数帯域のn倍(nは自然数)であるので、第1の無線通信システムよりも伝送速度を向上させることが可能となる。
(5)また、本発明に係る送信機では、前記占有信号発生部は、占有信号に相当する送信データを所定のシンボル単位でn回(nは自然数)繰り返して出力するシンボル繰り返し部を備えることを特徴としている。
このように、占有信号に相当する送信データが所定のシンボル単位でn回(nは自然数)繰り返して出力されるので、この出力信号を、周波数信号から時間信号に変換することによって、占有信号を周波数軸に沿って積み重ねた信号を送信することが可能となる。すなわち、第2の無線通信システムでは、第1の無線通信システムで使用される周波数帯域のn倍の帯域幅を有する周波数帯域が使用されるため、第1の無線通信システムと互換性を有する占有信号をn回繰り返すことによって、第2の無線通信システムが使用する周波数帯域のすべての周波数において占有信号を送信することができる。これにより、第1の無線通信システムに対して無線媒体を占有したことを確実に認識させて送信抑制を確実に行なわせることが可能となる。その結果、パケットの衝突が回避され、スループットの低下を防止することができ、第2の無線通信システムにおける本来の伝送速度で通信を行なうことが可能となる。
(6)また、本発明に係る送信機では、前記占有信号発生部は、前記占有信号を間欠的に送信することを特徴としている。
このように、占有信号を間欠的に送信するので、占有信号を送信する場合は、第2の無線通信システムで無線媒体が占有され、第1の無線通信システムでは送信抑制がなされてパケットの衝突が回避され、第2の無線通信システムにおけるスループットの低下が防止される。一方、占有信号を送信しない場合は、第2の無線通信システムで無線媒体が占有されないので、第1の無線通信システムで通信が可能となる。これにより、第1および第2の無線通信システムの共存が可能となる。なお、ここでいう「間欠的」とは、一定の時間間隔をおいて占有信号を送信したりしなかったりすることを意味する。例えば、一定時間内に報知信号を3回送信することとする。そのうち、報知信号の最初から2回については占有信号を併せて2回送信し、報知信号の最後の一回に対しては占有信号を送信しないようにする。また、報知信号の最初の一回に対しては占有信号を送信せずに、残りの2回の報知信号と共に占有信号を2回送信するようにしても良い。
(7)また、本発明に係る送信機では、前記送信部は、前記第2の無線通信システムで通信を行なう期間が開始する旨を通知する開始信号、または前記第2の無線通信システムで通信を行なう期間が終了する旨を通知する終了信号のうち、少なくとも前記開始信号を送信することを特徴としている。
このように、少なくとも開始信号が送信されるので、第2の無線通信システムの受信機は、通信を行なう期間が開始したことを明確に把握することができる。また、終了信号を送信することにより、第2の無線通信システムの受信機は、開始からの時間を測定することなく、通信を行なう期間が終了したことを明確に把握することが可能となる。受信側で上記期間の開始と終了が明確に把握されるので、第2の無線通信システムが無線媒体の一部の期間を占有する占有期間を変化させるシステムの構成を容易にすることが可能となり、第1および第2の無線通信システムの共存が可能となる。
(8)また、本発明に係る送信機では、前記占有信号発生部は、前記第2の無線通信システムで前記占有信号を認識するための識別情報を前記占有信号に付加することを特徴としている。
このように、第2の無線通信システムで占有信号を認識するための識別情報を占有信号に付加するので、占有信号が、第1の無線通信システムに対して無線媒体を占有する旨を通知するために送信されたことを第2の無線通信システムの受信機で認識することができる。これにより、第2の無線通信システムの受信機では、占有信号の後に送信されてくるデータが第2の無線通信システムに対して送信されたものであるかどうかを判断することができる。判断の結果、占有信号の後に送信されてくるデータが第2の無線通信システムに対して送信されたものである場合は、そのデータを復調する一方、占有信号の後に送信されてくるデータが第2の無線通信システムに対して送信されたものでない場合は、受信動作を停止させる。これにより、不要な動作を行なわなくて済むようになり、消費電力の節約が可能となる。
(9)また、本発明に係る送信機では、前記占有信号発生部は、入力信号の中心周波数を予め定められた周波数に変換し、周波数変換した信号を出力する少なくとも一つの周波数変換部と、前記入力信号および前記周波数変換部から出力された信号を加算する加算部と、を備えることを特徴としている。
このように、入力信号の中心周波数を予め定められた周波数に変換して入力信号を加算するので、周波数方向に見た場合に、複数並んだ無線信号を生成することができる。これにより、第1の無線通信システムが使用する各周波数帯域を第2の無線通信システムが占有する旨をそれぞれ通知することが可能となる。
(10)また、本発明に係る受信機は、第1の無線通信システムで使用される第1の周波数帯域よりも広帯域の第2の周波数帯域を使用する第2の無線通信システムに適用される受信機であって、請求項3記載の送信機から受信した占有信号の1/nを切り出して出力する間引回路と、前記間引回路から入力される信号を復調して受信データを出力する復調部と、を備えることを特徴としている。
このように、受信した占有信号の1/nを切り出して出力するので、送信機におけるシンボル繰り返し回路によりn回繰り返された占有信号から一つの占有信号を得ることができる。これにより、必要最低限の占有信号を復調することができる。
(11)また、本発明に係る受信機は、第1の無線通信システムで使用される第1の周波数帯域よりも広帯域の第2の周波数帯域を使用する第2の無線通信システムに適用される受信機であって、請求項7記載の送信機から受信した前記開始信号に基づいて、前記第2の無線通信システムが無線媒体を占有する期間の開始を判定する開始判定部と、前記期間が開始してから経過する時間を測定する測定部と、前記期間の開始から経過する時間および前記開始信号に基づいて、前記期間の終了を判定する終了判定部と、前記期間の開始および終了の判定結果を通知するための信号を出力する制御部と、を備えることを特徴としている。
このように、開始信号に基づいて、第2の無線通信システムが無線媒体を占有する期間の開始を認識し、上記期間が開始してから経過する時間を測定し、上記期間の開始から経過する時間および第2の無線通信システムにおいて一定の間隔で送信される報知信号に基づいて、上記期間の終了を認識するので、受信側で第2の無線通信システムが無線媒体を占有する期間を確実に把握することが可能となる。受信側で上記期間の開始と終了が明確に把握されるので、第2の無線通信システムが無線媒体の一部の期間を占有する占有期間を変化させるシステムの構成を容易にすることが可能となり、第1および第2の無線通信システムの共存が可能となる。
(12)また、本発明に係る受信機は、第1の無線通信システムで使用される第1の周波数帯域よりも広帯域の第2の周波数帯域を使用する第2の無線通信システムに適用される受信機であって、請求項7記載の送信機から受信した前記開始信号に基づいて、前記第2の無線通信システムが無線媒体を占有する期間の開始を判定する開始判定部と、請求項7記載の送信機から受信した前記終了信号に基づいて、前記期間の終了を判定する終了判定部と、前記期間の開始および終了の判定結果を通知するための信号を出力する制御部と、を備えることを特徴としている。
このように、開始信号および終了信号によって、第2の無線通信システムが無線媒体を占有する期間の開始と終了を受信側で確実に把握することが可能となる。受信側で上記期間の開始と終了が明確に把握されるので、第2の無線通信システムが無線媒体の一部の期間を占有する占有期間を変化させるシステムの構成を容易にすることが可能となり、第1および第2の無線通信システムの共存が可能となる。
(13)また、本発明に係る受信機は、第1の無線通信システムで使用される第1の周波数帯域よりも広帯域の第2の周波数帯域を使用する第2の無線通信システムに適用される受信機であって、請求項8記載の送信機から受信した前記占有信号に基づいて前記識別情報を認識する認識部と、前記識別情報が認識された場合、受信した信号の復調を行なって受信データを出力する一方、前記識別情報が認識されなかった場合は、受信動作を停止する受信部と、を備えることを特徴としている。
このように、識別情報を認識するので、占有信号の後に送信されてくるデータが第2の無線通信システムに対して送信されたものであるかどうかを判断することができる。すなわち、識別情報を認識した場合は、占有信号の後に送信されてくる信号が第2の無線通信システムに対して送信されたものであると判断することができるので、その信号を復調する。一方、識別情報を認識しない場合は、占有信号の後に送信されてくる信号データが第2の無線通信システムに対して送信されたものでないと判断できるので、受信動作を停止させる。これにより、不要な動作を行なわなくて済むようになり、消費電力の節約が可能となる。
(14)また、本発明に係るアクセスポイントは、上記のいずれかに記載の送信機を備えることを特徴としている。
これにより、パケットの衝突が回避され、スループットの低下を防止することができる。
(15)また、本発明に係るステーションは、上記の受信機を少なくとも一つ備えることを特徴としている。
これにより、受信側で上記期間の開始と終了が明確に把握されるので、第2の無線通信システムが無線媒体の一部の期間を占有する占有期間を変化させるシステムの構成を容易にすることが可能となり、第1および第2の無線通信システムの共存が可能となる。
(16)また、本発明に係る無線LANシステムは、上記のアクセスポイントと、上記のステーションと、から構成されることを特徴としている。
これにより、パケットの衝突が回避され、スループットの低下を防止することができる。また、第1および第2の無線通信システムの共存が可能となる。
本発明によれば、占有信号が第1の無線通信システムと互換性を有するので、第1の無線通信システムに対して占有信号を認識させ、第2の無線通信システムが占有する旨を通知することができる。また、第2の周波数帯域におけるすべての周波数を使用して占有信号を送信した後、第2の無線通信システムにおける通信を行なうので、第1の無線通信システムに対して送信抑制をさせて無線媒体を占有した上で第2の無線通信システムの通信を行なうことができる。これにより、パケットの衝突が回避され、スループットの低下を防止することができる。その結果、第2の無線通信システムにおける本来の伝送速度で通信を行なうことが可能となる。
HTSTAの送信機のブロック図である。 legacySTAの送信機のブロック図である。 HTAPの送信機のブロック図である。 HTAPの送信機のシンボル繰り返し装置のブロック図である。 HTAPの送信機が送信する信号を示す図である。 HTAPの送信機が送信する信号を示す図である。 HTSTAの受信機のブロック図である。 HTSTAの受信機のブロック図である。 HTSTAの受信機の間引回路のブロック図である。 HTAPがlegacyAPに対して送信抑制を行なう様子を示す図である。 HT端末とlegacy端末とが混在した場合にパケットが衝突する様子を示す図である。 HTAPが送信するデータの構成を示す図である。 HTAPが送信するデータの構成を示す図である。 MACフレームフォーマットを示す図である。 MACフレームフォーマットを示す図である。 HTAPが送信するデータの構成を示す図である。 HTAPが送信するデータの構成を示す図である。 HTAPが送信するデータの構成を示す図である。 HTAPが送信するデータの構成を示す図である。 HTAPが送信するデータの構成を示す図である。 HTAPが送信するデータの構成を示す図である。 HTAPが送信するデータの構成を示す図である。 HTAPが送信するデータの構成を示す図である。 HTAPが送信するデータの構成を示す図である。 HTAPおよびlegacyAPが送信するデータの構成を示す図である。 HTAPおよびlegacyAPが送信するデータの構成を示す図である。 HTAPおよびlegacyAPが送信するデータの構成を示す図である。 HTSTAのブロック図である。 HTSTAのブロック図である。 HTAPおよびlegacyAPが送信可能な区間を示す図である。 HTAPおよびlegacyAPが送信可能な区間を示す図である。 CTSフレームフォーマットを示す図である。 HTSTAがlegacyCTSを受信したときの動作を示すフローチャートである。 2.4GHz帯で使用されるHT端末の送信機の概略構成を示すブロック図である。 DSSS信号送信回路部の詳細な構成を示すブロック図である。 2.4GHz帯で使用されるHT端末の受信機の概略構成を示すブロック図である。 DSSS信号受信回路部363の詳細な構成を示すブロック図である。 5GHz帯において、HT端末が使用する周波数帯域幅と、legacy端末と互換性のある信号を伝送する場合に使用する周波数帯域幅とを示す図である。 2.4GHz帯において、HT端末が使用する周波数帯域幅と、legacy端末と互換性のある信号を伝送する場合に使用する周波数帯域幅とを示す図である。 HT端末およびlegacy端末が使用する周波数帯域を示す図である。 従来の無線LANシステムの概略構成を示す図である。 従来の無線LANシステムで送信されるデータの区間を示す図である。 従来の無線LANシステムで送信されるデータの区間を示す図である。 CTSフレームフォーマットを示す図である。 従来の無線LANシステムで送信されるデータの区間を示す図である。 HTシーケンスを示す図である。 HT端末とlegacy端末とが混在した場合にパケットが衝突する様子を示す図である。
本発明に係る無線LANシステムにおいて、HT端末は、legacy端末のn倍(nは自然数)の周波数帯域を使用する。図40に示した例では、HT端末は、帯域幅がlegacy端末の3倍の周波数帯域を使用する。これにより、HT端末間では、高速な伝送が実現される。
また、HTAPは、HTSTAと通信を行なうすべての周波数(全帯域)において、legacy端末と互換性を有し、legacy端末が復調可能な形式(例えば、CTS)で、無線媒体を占有する旨を通知する占有信号を送信する。これにより、HTAPは、HTシーケンスを行なう時間を、legacy端末に対して論理的に占有する。なお、報知信号はビーコンを意味し、占有信号はCTSを意味する。また、後述するように、CTSに変えてCF−pollやMACframeを占有信号として用いることも可能である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る無線LANシステムに適用されるHTSTAの送信機の構成を示すブロック図であり、図2は、legacyの無線LANシステムに適用されるlegacySTAの送信機の構成を示すブロック図である。図1において、HTSTAの送信機1では、送信データがMAC回路2に入力され、データの送受信単位となるフレームの送受信方法やフレームの形式などが規定される。誤り訂正符号化器3は、MAC回路2から入力される信号に対して誤り訂正符号化を行なう。変調器4は、誤り訂正符号化器3から入力される信号に対して、BPSK(Binary PSK)、QPSK(Quadrature PSK)などの変調を行なう。IFFT回路5は、変調器4から入力される信号に対して、周波数信号から時間信号に変換する。フィルタ回路6は、IFFT回路5から入力される信号のうち所望の帯域の信号のみを通過させて出力し、その出力信号はアンテナ7によって送信される。なお、誤り訂正符号化器3、変調器4、IFFT回路5、およびフィルタ回路6は、送信回路1aを構成する。
また、図2に示すように、legacySTAの送信機10においても、MAC回路11、誤り訂正符号化器12、変調器13、IFFT回路14、フィルタ回路15、およびアンテナ16は、HTSTAの送信機1と概ね同様の機能を果たす。なお、誤り訂正符号化器12、変調器13、IFFT回路14、およびフィルタ回路15は、送信回路10aを構成する。
ただし、HTSTAの送信機1におけるIFFT回路5は、legacySTAの送信機10におけるIFFT回路14に比べてn倍(ここでは、例えば、n=3の場合を示す。)のポイント数のIFFT回路を用いている。また、HTSTAの送信機1におけるフィルタ回路6は、legacySTAの送信機10におけるフィルタ回路15に比べてn倍(ここでは、例えば、n=3の場合を示す。)の通過帯域幅のフィルタ回路を使用している。これにより、HTSTAではlegacySTAに比べ、n倍の帯域幅を利用した高速伝送が可能となる。
図3は、第1の実施形態に係る無線LANシステムに適用されるHTAPの送信機の構成を示すブロック図である。HTAPの送信機20において、MAC回路21は、制御回路21aによる制御を受けて、送信データに対して、フレームの送受信方法やフレームの形式などを規定する。誤り訂正符号化器22は、MAC回路21から入力される信号に対して、誤り訂正符号化を行なう。変調器23は、誤り訂正符号化器22から入力される信号に対して、BPSK(Binary PSK)、QPSK(Quadrature PSK)などの変調を行なう。切替器24は、制御回路21aによる制御を受けて、変調器23から入力される信号を、シンボル繰り返し回路25またはIFFT回路26へ切り替えて出力する。
シンボル繰り返し回路25は、MAC回路21で発生した占有信号に相当する送信信号データに誤り訂正符号化および変調処理を行なったものを所定のシンボル単位でn回(nは自然数)繰り返して出力する。具体的には、切替器24から入力される信号に対して、シンボルをn回繰り返してIFFT回路26へ出力する。このシンボル繰り返し回路25は、図4に示すように、入力された信号をOFDMシンボル単位で、n回繰り返す回路である(ここでは、例えば、n=3の場合を示す。)。
IFFT回路26は、切替器24またはシンボル繰り返し回路25から入力される信号に対して、周波数信号から時間信号に変換する。フィルタ回路27は、IFFT回路26の出力信号のうち所望の帯域の信号のみを通過させて出力し、その出力信号は、アンテナ28によって送信される。なお、誤り訂正符号化器22、変調器23、切替器24、シンボル繰り返し回路25、IFFT回路26、およびフィルタ回路27は、送信回路20aを構成する。
このHTAPの送信機20は、切替器24によって、変調器23からの出力をIFFT回路26に直接出力すると、図5に示すように、legacy端末のn倍の帯域幅を使用したHT信号の伝送を行なうことができる。また、切替器24によって、変調器23からの出力を、シンボル繰り返し回路25を介してIFFT回路26に出力すると、図6に示すように、3個の同一のlegacy信号を周波数軸に沿って積み重ねた形の信号の送信が可能となる。
なお、上記の説明では、シンボル繰り返し回路25を変調器23とIFFT回路26との間に入れた構成を採ったが、これに限定されるわけではない。この構成と同等の機能を果たすのであれば、他の構成を採ってもよい。
また、以下の説明では、図3におけるシンボル繰り返し回路25を除く送信回路20a、MAC回路21および制御回路21aからなる部分を送信部300と規定する。また、シンボル繰り返し回路25を含む送信回路20a、MAC回路21および制御回路21aからなる部分を占有信号発生部301と規定する。つまり、占有信号発生部301に含まれる制御回路21aよりlegacy信号の送信を指示し、MAC回路21から送信回路20aに送信信号データの出力を行なうことにより、legacy端末と互換性のある信号を送信し、送信部300に含まれる制御回路21aよりHT信号の送信を指示し、MAC回路21から送信回路20aに送信信号データの出力を行なうことにより、HT端末と互換性のある信号を送信するものとする。
図7は、第1の実施形態に係る無線LANシステムに適用されるHTSTAの受信機の構成を示すブロック図である。ここでは、HTシーケンス中に、HTビーコンを含む無線LANシステムに適用される場合を説明する。すなわち、HTシーケンス中に、HTビーコンを含む無線LANシステムの場合は、HT信号のみを復調すればよい。図7に示すように、HTSTAの受信機30において、アンテナ31で受信された無線信号は、フィルタ回路32によって所望の帯域の信号のみを通過させる処理が行なわれる。フィルタ回路32の出力信号は、FFT回路33によって時間信号から周波数信号に変換される。復調器34は、FFT回路33から入力される信号を信号点に基づいてビット列に変換する。誤り訂正復号器35は、復調器34から入力される信号に対して、誤り訂正復号を行なう。MAC回路36は、誤り訂正復号器35から入力される信号に基づいて、フレームの送受信方法やフレームの形式などを読み出して、受信データを出力する。なお、フィルタ回路32、FFT回路33、復調器34、および誤り訂正復号器35は、受信回路30aを構成する。
一方、HTシーケンス中に、HTビーコンを含まず、legacyビーコンを復調する必要のある無線LANシステムに適用されるHTSTAの受信機は、図8に示すような構成を採る。すなわち、受信機40において、アンテナ41で受信された無線信号は、フィルタ回路42によって所望の帯域の信号のみを通過させる処理が行なわれる。フィルタ回路42の出力信号は、FFT回路43によって時間信号から周波数信号に変換される。切替器44は、FFT回路43の出力信号を間引回路45または復調器46へ切り替えて出力する。間引回路45は、切替器44から入力される信号に対し、図9に示すように、OFDMシンボル毎の先頭1/nだけを切り出す動作を行なう(ここでは、例えば、n=3の場合を示す。)。復調器46は、切替器44から入力される信号または間引回路45から入力される信号を信号点に基づいてビット列に変換する。誤り訂正復号器47は、復調器46から入力される信号に対して、誤り訂正復号を行なう。MAC回路48は、誤り訂正復号器47から入力される信号に基づいて、フレームの送受信方法やフレームの形式などを読み出して、受信データを出力する。なお、フィルタ回路42、FFT回路43、切替器44、間引回路45、復調器46、および誤り訂正復号器47は、受信回路40aを構成する。
なお、上記の説明では、間引回路45をFFT回路43と復調器46との間に入れた構成を採ったが、これに限定されるわけではない。この構成と同等の機能を果たすのであれば、他の構成を採ってもよい。
次に、第1の実施形態に係る無線LANシステムの動作について説明する。図10は、HTAPがlegacyAPに対して送信抑制を行なう様子を示す図である。図10に示すように、HTAPとlegacyAPとが同一の周波数帯域に共存する場合、HTAPが、legacyビーコン、legacyCTS、HTシーケンス(HTビーコン、HTdata)という順で送信する。これにより、legacyAPに対してNAVを設定することができ、HTシーケンスをパケットの衝突から保護することができる。さらに、legacyビーコンを送信することにより、legacyAPに、現在使用中の周波数に他のAPが存在することを通知することも可能となる。ここで、legacyビーコン、legacyCTSとは、5GHz帯の場合は、11a形式のビーコン、およびCTSを指すものとする。また、2.4GHz帯の場合は、11形式のビーコン、およびCTSを指すものとする。
ここで、図11に示すように、HTAP110が、HTのデータを送信する直前に単にCTSを送信して、HTのデータを送信する区間を占有する手法を採ってもよい。しかし、この手法のみでは、HTのデータの送信が終了した後に、例えば、legacySTA114から信号の送信が開始され、この信号とHTAP110が送信するCTSとが衝突することが予想される。
そこで、図10に示すように、すべての帯域において、すべての時間で無線媒体を占有することが望ましい。この手法を採ることによって、HT端末とlegacy端末との間でパケットの衝突を回避することができる。すなわち、すべての時間で無線媒体を占有することにより、HTAPがパケットを送信中にlegacy端末が送信する可能性が無くなり、また、HTAPが上記無線媒体を占有する旨を通知する信号を送信することにより、HTシーケンスの前にもlegacy端末からの信号が存在することもなくなる。特に、HT端末はlegacy端末の送信する信号を復調(もしくは認識)することが困難であるため、HTシーケンスの前にlegacy端末からの送信信号が存在しないことは、衝突回避の上で大きな意味を持つ。
なお、図10に示すHTAPが送信するlegacyCTSは、図12に示すように、legacyCF−pollであってもよい。
また、図13に示すように、durationに保護したい期間を指定した通常のMACframeであってもよい。この場合のMACフレームフォーマットを図14に示す。ただし、図15に示すように、フレーム制御に含まれるtypeおよびsubtypeは、PS−Poll以外のtype, subtypeを使用しなければならない。これは、PS−Poll時には、duration区間は、durationではなくAIDを示すためである(参照:IEEE802.11−1999 7.1.3.1.2 Table1 - Valid type/subtype combinations)。
また、図16に示すように、HTシーケンス中に、HTビーコンを含んでもよい。このように、HTシーケンス中に、HTビーコンを含む場合には、HT端末は、legacyビーコン、legacyCTS等のlegacy情報を復調せずに済むというメリットがある。
また、図17に示すように、HTシーケンス中に、HTビーコンを含まなくてもよい。この場合には、legacyビーコン中で、HT伝送(HTシーケンス)に関するパラメータ、すなわち、使用する帯域幅などに関する情報のやり取りを行なうものとする。
以上のように、第1の実施形態に係る無線LANシステムによれば、HTシーケンスの前に、占有信号としてのlegacyビーコンおよびlegacyCTSを送信するので、legacy端末に対してこれらの信号を認識させ、HT端末が無線媒体を占有する旨を通知することができる。また、legacy端末のn倍の周波数帯域におけるすべての周波数を使用して占有信号を送信した後、HT端末で通信を行なうので、legacy端末に対して送信抑制をさせて無線媒体を占有した上でHT端末の通信を行なうことができる。これにより、パケットの衝突が回避され、スループットの低下を防止することができる。その結果、HT端末同士における本来の伝送速度を発揮させることが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る無線LANシステムでは、第1の実施形態に係る無線LANシステムと同様に、無線媒体を占有する旨を通知する信号を送信し、HTシーケンスを行なう時間帯を論理的に、legacy端末に対して占有する。ここで、legacyAPとHTAPが同一周波数帯に共存する場合、第1の実施形態のように、legacyビーコン、legacyCTSの双方をHTシーケンスに先立って送信することは、オーバーヘッドの増大に繋がる。そこで、第2の実施形態では、図18に示すように、legacyビーコンを送信せずに、legacyCTS、HTシーケンス(HTビーコン、HTdata)という順で送信する。この場合においても、図19に示すように、legacyCTSの代わりにlegacyCF−pollを用いてもよい。
また、図20に示すように、durationに保護したい期間を指定した通常のMACframeを用いてもよい。ただし、図14および図15において説明したように、フレーム制御に含まれるtypeおよびsubtypeは、PS−Poll以外のtype,subtypeを使用しなければならない(参照:IEEE802.11−1999 7.1.3.1.2 Table1 - Valid type/subtype co
mbinations)。なお、この場合には、図21に示すように、HTシーケンス中に、HTビーコンを含む必要がある。
以上のように、第2の実施形態に係る無線LANシステムによれば、オーバーヘッドの増大を招くことなく、スループットの向上を図ることが可能となる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る無線LANシステムでは、HT端末とlegacy端末との共存を実現する。すなわち、HT端末が無線媒体の一部の期間を占有し、他の一部を占有しないことによって、legacy端末との共存を図る。
第3の実施形態においては、HT端末が送信するlegacyMACframe中のdurationの時間を、legacyMACframeの終了時点から次のビーコンまでの間隔のx%(xは100%以下)として設定する。この割合(HT端末が無線媒体の一部を占有する割合)に応じて、HT端末とlegacy端末との通信時間の割合を調整することができる。すなわち、図22は、legacyMACframeの終了時点から次のビーコンまでの間隔を、100%HT端末が占有する状態を示す。また、図23は、legacyMACframeの終了時点から次のビーコンまでの間隔の、例えば、70%をHT端末が占有するものとし、残りの30%をlegacy端末が使用する状態を示す。これにより、HT端末とlegacy端末との共存が可能となる。なお、上記の「x%」は、固定値としてもよいが、変動させてもよい。また以降では、上記例においてx=100の場合が、無線媒体を完全に占有する場合、x<100の場合が無線媒体の一部の期間を占有する場合と考える。
また、図24および図25に示すように、legacyビーコンを送信せずに、legacyMACframe、HTシーケンス(HTビーコン、HTdata)という順で送信すると共に、legacyMACframe中のdurationの時間を、legacyMACframeの終了時点から次のlegacyMACframeまでの間隔のx%(xは100%以下)として設定してもよい。
なお、上記の説明では、legacyMACframeでdurationの設定を行なう場合を示しているが、legacyMACframeの代わりにCTSまたはlegacyCF−pollを使用してもよい。
続いて、HTSTAでは、HT送信が可能な、HTシーケンス区間を知る必要があるため、以下では、HTAPからHTSTAへHTシーケンスの区間を通知する方法について述べる。図26に示すように、HTシーケンス中に、HTシーケンス区間に関する情報を記載したHTビーコンを含める。また、図27に示すように、HTシーケンス中に、HTシーケンス区間に関する情報を記載したHTビーコンと、HTシーケンスの末尾にHT区間終了信号を含めても良い。これにより、HTビーコンを受信したHTSTAは、HT通信が可能な区間を把握することが可能となる。
図26に示したように、HTシーケンス中に、HTシーケンス区間に関する情報を記載したHTビーコンを含める無線LANシステムの場合、HTSTAは、図28に示すような構成を採る。すなわち、アンテナ50で受信された無線信号は、受信回路51で復調される。HT区間開始判定回路52は、受信回路51から出力される復調データに含まれるHTビーコンに基づいて、よりHT区間が開始したことを判定する。カウンタ回路53は、HT区間開始判定回路52の出力信号に基づいてカウンタを始動する。このカウンタは、HT区間が開始してから経過する時間をカウントする。HT区間終了判定回路54は、HTビーコン中に含まれるHT区間に関する情報に従って、カウンタ回路53の出力と合わせてHT区間の終了を判定する。送信制御回路55は、HT区間開始判定回路52の出力信号およびHT区間終了判定回路54の出力信号に基づいて、送信回路57を制御する。MAC回路56は、送信データに対してデータの送受信単位となるフレームの送受信方法やフレームの形式などを規定し、受信データからフレームの送受信方法やフレームの形式などを読み出す。送信回路57は、送信制御回路55およびMAC回路56の制御を受けて、送信データを無線信号に変換し、アンテナ58を介して送信する。このような構成により、HTSTAは、HTシーケンスの区間の開始および終了を把握することが可能となる。但し、受信回路51は、図8で示した受信回路40aと同じ構成を採るものとする。また、送信回路57は、図3で示した送信回路20aと同じ構成を採るものとする。なお、上記のアンテナ50、受信回路51、HT区間開始判定回路52、カウンタ回路53、HT区間終了判定回路54、送信制御回路55、およびMAC回路56は、受信機59aを構成する。
また、図27に示したように、HTシーケンス中に、HTシーケンス区間に関する情報を記載したHTビーコンと、HTシーケンスの末尾にHT区間終了信号を含める無線LANシステムの場合、HTSTAは、図29に示すような構成を採る。ここでは、HTシーケンスの開始および終了を示す信号の双方が送信されるため、HTSTAは、HTシーケンスの区間を容易に把握することができる。従って、図28に示す構成のうち、カウンタ回路53を取り除いたものと同様の構成となる。
図29においては、HTSTAでは、HT区間開始判定回路52が、受信回路51から出力される復調データに含まれるHTビーコンよりHT区間が開始したことを判定する。また、HT区間終了判定回路54は、HT区間終了信号を受信することによりHT区間の終了を判定する。送信制御回路55は、HT区間開始判定回路52の出力信号およびHT区間終了判定回路54の出力信号に基づいて、送信回路57を制御する。これにより、HTシーケンスの先頭に含まれるHTビーコンでHT区間の開始を把握し、HTシーケンスの最後に含まれるHT区間終了信号でHT区間の終了を把握することができ、HTSTAは、HT通信が可能な区間を知ることができる。なお、上記のアンテナ50、受信回路51、HT区間開始判定回路52、HT区間終了判定回路54、送信制御回路55、およびMAC回路56は、受信機59bを構成する。
以上のように、第3の実施形態に係る無線LANシステムによれば、無線媒体を占有する占有期間を変化させることによってlegacy端末が通信を行なう期間を確保することが可能となる。従って、HT端末が無線媒体を100パーセント占有する間は、legacy端末では送信抑制がなされてパケットの衝突が回避され、HT端末同士でのスループットの低下が防止される一方、HT端末が無線媒体を占有しない間は、legacy端末が通信を行なうことができるので、HT端末およびlegacy端末の共存が可能となる。さらに、HTシーケンス区間に関する情報を記載したHTビーコンを含めるので、HTSTAは、通信を行なう期間が開始したことを明確に把握することができる。また、HTAPがHT区間終了信号を送信することにより、HTSTAは、開始からの時間を測定することなく、通信を行なう期間が終了したことを明確に把握することが可能となる。受信側で上記期間の開始と終了が明確に把握されるので、HTAPおよびHTSTAが無線媒体の一部の期間を占有する占有期間を変化させるシステムの構成を容易にすることが可能となる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る無線LANシステムでは、HT端末とlegacy端末との共存を実現するため、無線媒体を占有するための占有信号を間欠的に送信する。ここでいう「間欠的」とは、一定の時間間隔をおいて占有信号を送信したりしなかったりすることを意味する。例えば、図13に示すフレーム構成の場合では、legacyビーコンをL(Lは自然数)回送信するうち、m(mはL以下の自然数)回だけlegacyMACframeを送信し、それ以外は送信しない。また、図19に示すフレーム構成のように、legacyMACframeのみを送信する場合は、P(Pは自然数)回legacyMACframeを送信したら次のフレームではlegacyMACframeを送信しない。これにより、legacyMACframeが送信されない区間では、legacy端末も信号の送信が可能となる。これにより、図30に示すように、HT端末とlegacy端末の通信時間の割合を調整することができる。すなわち、図30では、HTAPがlegacyMACframeを送信して無線媒体の占有を行なう区間を(1)、HTAPがlegacyMACframeを送信せずに無線媒体の占有を行なわない区間を(2)とすると、legacy端末は、(3)の区間において、通信を行なうことが可能となる。
また、図31に示すように、HTAPがlegacyMACframeを送信して無線媒体の占有を行なうとしても、その区間(4)のx%を占有するとすれば、区間(5)では、区間(4)の残り(100−x%)において、legacy端末が通信を行なうことができる。なお、図31において、区間(2)では、HTAPがlegacyMACframeを送信せずに無線媒体の占有を行なわないため、区間(3)において、legacy端末が通信を行なうことが可能となる。
なお、legacyMACframeの代わりに、legacyCTSまたはlegacyCF−pollを使用することも可能である。
以上のように、第4の実施形態に係る無線LANシステムによれば、legacyMACframeなどの占有信号を間欠的に送信する。従って、占有信号を送信する場合は、HT端末で無線媒体が占有され、legacy端末では送信抑制がなされてパケットの衝突が回避され、HT端末におけるスループットの低下が防止される。一方、占有信号を送信しない場合は、HT端末で無線媒体が占有されないので、legacy端末で通信が可能となる。これにより、HT端末およびlegacy端末の共存が可能となる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態に係る無線LANシステムでは、HT端末とlegacy端末との共存を実現するため、HT端末がどの程度の通信時間を確保するかを調整することによって、legacy端末との共存を図る。第5の実施形態では、例えば、図22および図23に示すフレーム構成の場合、legacyMACframeの終了時点から次のlegacyビーコンまでの間隔のx%をHTシーケンスで占有する回数を、legacyビーコンをL(Lは自然数)回送信するうち、m(mはL以下の自然数)回とする。そして、残りのL−m回は、legacyMACframeの終了時点から次のlegacyビーコンまでの間隔のy(yは100%以下)%をHTシーケンスで占有する。
なお、上記の説明では、L回のlegacyビーコン送信中、2種類(legacyMACframeの終了時点から次のbeaconまでの間隔のx%とy%)の割合でHTシーケンスを切り替える方法を示したが、これに限定されるわけではなく、これがi種類(i=2以上の正の整数)であってもかまわない。また、図24および図25に示すように、legacyMACframeの終了時点から次のlegacyMACframeまでの間隔を上記の割合で調整することも可能である。
これにより、HT端末とlegacy端末との通信時間の割合が調整され、両者の共存を図ることが可能となる。
(第6の実施形態)
上記の第1から第5の実施形態では、HTAPがlegacyCTSを送信することにより、legacy端末に対してNAVを設定し、送信の抑制を行なうことによりHTシーケンスの送信時間が論理的に確保される方法を示した。
しかしながら、HTSTAがlegacyCTSを受信できた場合、legacyCTSがHTシーケンスのための時間を確保するためのものであることをHTSTAが認識できる必要がある。
このため、第6の実施形態に係る無線LANシステムでは、HTAPが、HTシーケンスを確保するために送信したlegacyCTSに含まれる受信機アドレスを、ある特定の値に設定することにより、HTSTAに対して、CTSによる媒体の占有が、HTシーケンス占有のためであることを通知する。この受信機アドレスは、識別情報を構成する。
一方、HTSTAは、図7または図8に示すような構成を採ることができる。すなわち、受信機アドレスを認識する認識部としてのMAC回路36または48と、受信機アドレスが特定のアドレスであると認識された場合、受信した信号の復調を行なって受信データを出力する一方、特定のアドレスであると認識されなかった場合は、受信した信号の復調を停止する受信部としての受信回路30aまたは受信回路40aを備える構成を採る。
図32は、CTSフレームフォーマットを示す図である。図32に示すように、CTSフレームは、MACヘッダとしてのフレーム制御部60、デュレーション部61、および受信機アドレス62と、FCS部63とから構成されている。ここで、受信機アドレス62が特定のアドレスである場合、HTSTAは、受信したCTSが、HTシーケンスのための時間を占有するためのCTSであると認識することができる。すなわち、MACアドレスには、通常使用されないアドレスが存在するので、そのアドレスを使用することにより、HTSTAに対して、受信したCTSはHT端末が占有するためのものであることを認識させることができる。
次に、HTSTAが、legacyCTSを受信した時の動作について、図33に示すフローチャートを用いて説明する。HTSTAが、legacyCTSを受信すると(ステップS1)、MAC回路36または48は、legacyCTSに含まれる受信機アドレスが特定のアドレスであるかを判別する(ステップS2)。その結果、特定のアドレスであった場合には、HTAPからのlegacyCTSであると判断し、HT信号を復調する準備に入る(ステップS3)。そして、HT信号を復調し、HT区間が終了すると(ステップS4)、ステップS1へ移行し、再びlegacyCTSの受信を待つ。一方、ステップS2において、legacyCTSに含まれる受信機アドレスが特定のアドレスではなかった場合には、legacy端末からのCTSであると判断し受信回路30aまたは受信回路40aを停止する(ステップS5)。そして、CTSにより設定されたNAVの区間を経過した後、受信回路30aまたは受信回路40aを動作させ(ステップS6)、ステップS1へ移行し、再びlegacyCTSの受信を待つ。
以上のように、第6の実施形態に係る無線LANシステムによれば、HT端末でlegacyCTSが、無線媒体を占有するための信号であることを認識するための識別情報として、受信機アドレスにある特定の値を用いるので、CTSが、legacy端末に対して無線媒体を占有する旨を通知するために送信されたことをHT端末(STA)で認識することができる。これにより、HTSTAでは、CTSの後に送信されてくるデータがHTSTAに対して送信されたものであるかどうかを判断することができる。判断の結果、CTSの後に送信されてくるデータがHTSTAに対して送信されたものである場合は、そのデータを復調する一方、CTSの後に送信されてくるデータがHTSTAに対して送信されたものでない場合は、受信動作を停止させる。これにより、不要な動作を行なわなくて済むようになり、消費電力の節約が可能となる。
なお、第3から第5の実施形態に係る無線LANシステムでは、legacy端末に送信機会を与える際、legacy端末が非常に長いパケットを送信する場合には、HT信号とlegacy信号との間の衝突を完全に回避することは容易ではない。しかし、legacy端末の送信するパケットが短い場合には、衝突を十分に軽減することが可能である。
(第7の実施形態)
以上説明した第1から6の実施形態では、具体例として5GHz帯においての使用を前提とした記載していた。つまり、legacy端末とはIEEE802.11a方式(OFDM方式)の使用を前提としていた。これに対し、第7の実施形態では、2.4GHz帯での使用、つまりlegacy端末がIEEE802.11方式(DSSS方式)の使用を前提としたHT端末の送信機および受信機について説明する。
図34は、2.4GHz帯で使用されるHT端末の送信機の概略構成を示すブロック図である。この送信機340では、送信データがMAC回路341に入力され、MAC回路341は、legacy端末と互換性のある信号を送信する場合には、DSSS信号送信回路部342に送信信号データの出力を行ない、スイッチ部343を通過し、アンテナ344を通して、無線信号を送信する。
一方、他のHT端末との間で、legacy端末より広い周波数帯域を用いて通信を行なう場合は、MAC回路341からHT送信回路部345に送信信号データの出力を行ない、スイッチ部343を通過し、アンテナ344を通して、無線信号を送信する。
なお、図34に示したHT送信回路部345は、図3に示した送信回路20aと同様の構成を採るものとする。
なお、以下の説明では、図34におけるHT送信回路部345、およびMAC回路341からなる部分を送信部400と規定する。また、DSSS信号送信回路部342、およびMAC回路341からなる部分を占有信号発生部401と規定する。つまり、占有信号発生部401に含まれるMAC回路341からDSSS信号送信回路342に送信信号データの出力を行なうことにより、legacy端末と互換性のある信号を送信し、送信部400に含まれるMAC回路341からHT送信回路345に送信信号データの出力を行なうことにより、HT端末と互換性のある信号を送信するものとする。
図35は、図34におけるDSSS信号送信回路部342の詳細な構成を示すブロック図である。図34に示すMAC回路341より出力された送信信号データは、図35に示すスクランブル処理部351によりスクランブル処理(特定パターンによりランダム化する)された後、DQPSK/DBPSK変調部352において2進数のデータに変調処理される。この変調処理されたデータに対し、拡散部353において拡散符号353aを用いて信号の拡散を行った後、フィルタ部354において22MHzに帯域制限を行なう。フィルタ部354から出力されるデータは、加算器355、第1の周波数変換部356aおよび第2の周波数変換部356bにそれぞれ入力される。第1の周波数変換部356aは、中心周波数を20MHzずらしたデータを加算器355へ出力し、第2の周波数変換部356bは、中心周波数を40MHzずらしたデータを加算器355へ出力する。加算器355は、フィルタ部354から入力されたデータ、第1の周波数変換部356aから入力されたデータ、および第2の周波数変換部356bから入力されたデータを足し合わせる。これにより、周波数方向に見た場合、DSSS信号が20MHz間隔で3つ並んだ無線信号を生成することができる。
図36は、2.4GHz帯で使用されるHT端末の受信機の概略構成を示すブロック図である。無線信号がアンテナ361により受信され、スイッチ部362により、legacy端末と互換性のある信号を受信する場合には、DSSS信号受信回路部363によってDSSS信号を復調した後、復調信号データをMAC回路364に出力する。
一方、HT端末との間で、legacy端末より広い周波数帯域を用いて通信を行なう場合は、HT受信回路部365によって信号を復調し、復調信号データをMAC回路346に出力する。
なおここに示した、HT受信回路部365は、図8に示した受信回路40aと同様の構成を採るものとする。
図37は、図36におけるDSSS信号受信回路部363の詳細な構成を示すブロック図である。図36に示すアンテナ361より出力された無線信号は、図37に示すフィルタ部371により必要となる22MHzの帯域の信号のみが抽出され、これが逆拡散部372により拡散符号372aをかけることにより逆拡散処理が行われる。この逆拡散部372の出力が、遅延検波部373により2進数のデータに復調し、これにデスクランブル処理部374においてデスクランブル処理(送信側で行われた特定パターンによりランダム化を解除する)を行ない、得られた受信信号データを図36に示すMAC回路364に出力する。
なお、第7の実施形態における“周波数帯域幅”については、次のように考えることができる。すなわち、5GHz帯においては、HT端末の使用する周波数帯域幅は、図38に示すように、legacy端末のn倍(図ではn=3)となっている。これに対し、2.4GHz帯では、HT端末の使用する周波数帯域幅は、図39に示すように、20MHzのn倍であるのに対し、legacy端末の使用する周波数帯域幅は22MHzとなるため、HT端末の使用する周波数帯域幅をlegacy端末の使用する周波数帯域のn倍と規定することはできない。
しかしながら、占有信号が「HT端末の使用する周波数帯域fhにおけるすべての周波数を使用して、legacy端末と互換性のある信号」であるという点では、図38および図39では同じであるということができる。
従って、2.4GHz帯においても、図39に示すlegacy端末との互換性を持つ占有信号を用いることにより、第1から第6の実施形態に示すものと同様の効果を得ることができる。
20 HTAPの送信機
20a 送信回路
24 切替器
25 シンボル繰り返し回路
30 受信機
30a 受信回路
36 MAC回路
40 受信機
40a 受信回路
45 間引回路
46 復調器
48 MAC回路
50 アンテナ
51 受信回路
52 HT区間開始判定回路
53 カウンタ回路
54 HT区間終了判定回路
55 送信制御回路
59a、59b 受信機
300 送信部
301 占有信号発生部
340 送信機
356a 第1の周波数変換部
356b 第2の周波数変換部
355 加算器
400 送信部
401 占有信号発生部

Claims (1)

  1. 第1の無線通信システムで使用される第1の周波数帯域よりも広帯域の第2の周波数帯域を使用する第2の無線通信システムに適用される送信機であって、
    前記第1の無線通信システムと互換性を有し、前記第2の無線通信システムが無線媒体を占有する旨をすべての無線通信システムに対して通知する占有信号を発生する占有信号発生部と、
    前記第2の周波数帯域におけるすべての周波数を使用して、前記占有信号を送信した後、前記第2の無線通信システムにおける通信を行なう送信部と、を備えることを特徴とする送信機。


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