JP2011015164A - 光電変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】FM信号の如き所定帯域の電気信号を光電変換にて出力する光電変換装置において、当該所定帯域の電気信号の出力を一層向上させることができる光電変換装置を提供すること。
【解決手段】光伝送システムにおいて光信号を電気信号に変換する光受信機1であって、光信号を電気信号に変換するPD2と、PD2から出力された電気信号のうち、所定の高域信号を出力するRF出力端子3と、PD2から出力された電気信号のうち、所定の低域信号を出力するFM出力端子4と、PD2から出力された電気信号の一部を、RF出力端子3及びFM出力端子4を経ることなくPD2に還流させる伝送路であって、高域信号のみを還流可能な高域伝送路10及び低域信号を還流可能な低域伝送路11と、PD2から出力された電流のうち、FM出力端子4に至る電流の分流比を調節するための抵抗R1とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、光伝送システムにおいて光送信機から光伝送路を介して送信された光信号を受信して電気信号に変換する光電変換装置に関する。
近年では、光通信技術の進展に伴い、光ケーブルを用いた光伝送システムが普及している。この光伝送システムによれば、数10Km程度の無中継伝送が可能となるため、伝送システムを容易に広域化できる。この光伝送システムは、概略的には、送信者側に配置した光送信機と、受信者側に配置した光受信機としての光回線終端装置(ONU:Optical Network Unit)とを、光ケーブルにて構成された長距離用の光伝送路を介して接続して構成されている。そして、送信者側においてTV信号や告知放送信号を混合し、この混合された電気信号を光送信機によって光信号に変換し、この光信号を光伝送路を介して光回線終端装置に送信する。この光回線終端装置では、光信号を電気信号(RF信号)に変換してTV受像機に出力する。この光電変換装置には、光信号を電気信号に変換するためのPD(Photo Diode)が組み込まれており、このPDに逆電圧を印加することで、PDに入射した光エネルギーの光強度変化に比例した電流(逆電流)が流れ、光電変換を行うことができる。
ここで、緊急告知放送を行う放送システムにおいては、災害等に伴う停電時においても告知放送を継続できる体制が必要になる。しかしながら、停電によって光電変換装置に対する電源供給が停止すると、PDに逆電圧が印加されなくなるため、光電変換を行うことができなくなる。このような事態を防止するため、乾電池や大容量キャパシタをバックアップ電源として光電変換装置に内蔵し、停電時においても逆電圧を印加することで光電変換を継続可能とすることが提案されていた(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、乾電池をバックアップ電源として用いた場合には、乾電池のメンテナンスに手間を要するという問題があるため、PDを逆電圧印加のない無バイアスモード(太陽電池モード)で使用し、このPDから出力される信号を出力端子を介して出力することで、乾電池を用いることなく光電変換を行うことが提案されている(例えば特許文献2参照)。
このような無バイアスモードでの光電変換を可能とした光電変換装置では、例えば、CATV信号を伝送する場合、給電時には、全チャンネルの放送信号を所要性能を満足した高品質で伝送し、無給電時には、緊急告知放送等を行うFM帯の放送信号のみを所要性能を満足したFM信号として伝送していた。しかしながら、この場合には、各チャンネルの多くの歪成分がFM信号に落ち込み、FM信号のDU比を低下させるという問題があった。
そこで、本願発明者は、無給電時に無バイアスモードで光電変換を行うことでFM信号の如き所定帯域の電気信号を出力する光電変換装置において、当該所定帯域の電気信号のDU比を向上させることができる光電変換装置を発明した(例えば特許文献3参照。ただし、本願出願時において特許文献3に記載の発明は未公開)。
図5には、この特許文献3に記載の従来の光電変換装置の回路図を示す。この光電変換装置(光受信機)100は、光電変換を行うPD101と、RF信号を出力するRF出力端子102と、FM信号を出力するFM出力端子103とを、線路を介して接続して構成されている。PD101のアノード側には、増幅器A100が接続されており、この増幅器A100の出力段側に上述したRF出力端子102が接続されている。また、PD101のアノード側には、コイルL100と抵抗R100が接続されており、これらコイルL100と抵抗R100の間には、コンデンサC100と制御回路104がそれぞれ接続されている。PD101のカソード側には、正電源+Vcが抵抗R200を介して接続されている。また、抵抗R200の両端には、コンデンサC200、C300が接続されている。さらに、光受信機100には、PD101のカソード側とアノード側を短絡させる短絡路105(図3に示した一点鎖線に沿った伝送路)が設けられている。この短絡路105には、PD101に対してFMBEF(FM Band Eliminate Filter)106とスイッチ107が直列に接続されており、このFMBEF106にはコイルL200が並列に接続されている。このFMBEF106は、所定帯域の電気信号(ここではFM信号。以下同じ)を減衰させる減衰手段である。また、スイッチ107は、逆電圧の無給電時にのみ短絡路105を閉状態とする開閉手段である。このように構成された短絡路105におけるPD101のカソード側には、FMBPF(FM Band Pass Filter)108が接続されている。このFMBPF108は、所定帯域の電気信号を出力する濾過手段である。
この光電変換装置100において、無給電時には、スイッチ107を閉じることでPD101を短絡でき、無バイアスモードにおいてPD101から出力される信号の中からFM信号のみを取り出し、このFM信号をFM出力端子103から出力することが可能となる。特に、この光電変換装置100では、FM信号に含まれ得る不要なチャンネルの電気信号のみを短絡路105を用いて短絡することで、これらの電気信号の歪成分がFM信号に落ち込むことを防止でき、FM信号のDU比を向上させることができる。
特開2006−174211号公報 特開2008−78988号公報 特願2008−234221号明細書
しかしながら、特許文献3に記載の光電変換装置100においては、DU比の高いFM信号を出力することができるものの、FM信号の出力の大きさの面では依然として改善の余地があった。すなわち、この光電変換装置100においては、FM信号に含まれ得る不要なチャンネルの電気信号は短絡路105を用いて短絡することができるものの、FM信号を含むその他の信号については、その一部はFM出力端子103から出力されるが、他の部分はFM出力端子103から出力されずに伝送路109(増幅器A100の接地からコンデンサC300を経てPD101に至る伝送路であり、図3に示した一点鎖線に沿った伝送路)を還流する。この伝送路109には、高域信号(RF信号)と低域信号(FM信号)の両方が還流し、低域信号(FM信号)が還流する分だけ、FM出力端子103から出力されるFM信号の出力が低下してしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、FM信号の如き所定帯域の電気信号を光電変換にて出力する光電変換装置において、当該所定帯域の電気信号の出力を一層向上させることができる光電変換装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の光電変換装置は、光伝送システムにおいて光信号を電気信号に変換する光電変換装置であって、前記光信号を前記電気信号に変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから出力された電気信号のうち、所定の高域信号を出力する高域信号出力手段と、前記フォトダイオードから出力された電気信号のうち、所定の低域信号を出力する低域信号出力手段と、前記フォトダイオードから出力された電気信号の一部を、前記高域信号出力手段及び前記低域信号出力手段を経ることなく前記フォトダイオードに還流させる伝送路であって、前記高域信号のみを還流可能な高域伝送路及び前記低域信号を還流可能な低域伝送路と、前記フォトダイオードから出力された電流のうち、前記低域信号出力手段に至る電流の分流比を調節するための電流調節手段とを備える。
また、請求項2に記載の光電変換装置は、請求項1に記載の光電変換装置において、前記低域信号出力手段に接続される外部機器との間におけるインピーダンス整合を行うための整合手段を設けた。
請求項1に記載の光電変換装置によれば、高域伝送路と低域伝送路を設け、低域伝送路には電流調節手段を設けて低域信号出力手段に至る電流の分流比を調節することにより、低域信号出力手段からの低域信号出力を大きくすることができる。また、このように高域伝送路と低域伝送路を設けたので、高域信号については高域伝送路を介してフォトダイオードに還流させることで、高域信号が電流調節手段を通過する場合に生じるロスを回避できる。
また、請求項2に記載の光電変換装置によれば、整合手段を設けることで、後段機器との間におけるインピーダンス整合を整合手段によって取ることが可能となるので、インピーダンス整合と切り離して、電流調節手段の抵抗値を大きくすることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る光受信機の回路図である。 図1の回路における無給電時における信号の流れを模式的に示す図である。 実施の形態2に係る光受信機の回路図である。 図3の回路における無給電時における信号の流れを模式的に示す図である。 従来の光電変換装置の回路図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る光電変換装置の実施の形態を詳細に説明する。ただし、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態1
最初に、本発明の実施の形態1について説明する。
〔構成〕
本実施の形態1に係る光受信機の構成について説明する。図1は本実施の形態1に係る光受信機の回路図である。この光受信機1は、光電変換を行うPD2と、所定の高域信号(以下、RF信号)を出力する高域信号出力手段であるRF出力端子3と、所定の低域信号(以下、FM信号)を出力する低域信号出力手段であるFM出力端子4とを、図示のように線路を介して接続して構成されている。
PD2のカソード側には、正電源+Vcが、コイルL1とコイルL2により構成される整合手段である整合回路5を介して接続されている。すなわち、この整合回路5がない場合には、FM出力端子側から見ると後述する抵抗R1が光受信機1の内部インピーダンスとなり、この内部インピーダンスを後段側の外部機器の内部インピーダンス(例えば外部機器がTVである場合には75Ω)とする必要があり、後述する電流調節手段としての機能を抵抗R1に発揮させることが困難となる。このため、整合回路5を設けることで、抵抗R1の抵抗値を大きくして電流調節手段としての機能を発揮させることを可能としている。なお、整合回路5を構成する素子は、コイルL1やコイルL2に限定されず、整合機能を奏する限りにおいて任意の素子を使用でき、例えばトランスにて代替することも可能である。
これらコイルL1とコイルL2の相互間には、FMBPF(FM Band Pass Filter)6を介して、上述したFM出力端子4が接続されている。また、正電源+Vcと整合回路5の相互間には、結合用のコンデンサC3が接続されており、このコンデンサC3は接地されている。
一方、PD2のアノード側には、増幅器A1が接続されており、この増幅器A1の出力段側には、上述したRF出力端子3が接続されている。また、PD2のアノード側には、コイル(チョークコイル)L3と抵抗R2が接続されており、これらコイルL3と抵抗R2の相互間には、光受信機1を制御する制御回路7が接続されている。
さらに、光受信機1には、PD2のカソード側とアノード側を短絡させる短絡路8が設けられている。この短絡路8には、PD2に対してコイルL4とスイッチ9が直列に接続されている。スイッチ9は、逆電圧の無給電時にのみ短絡路8を閉状態とする開閉手段である。
ここで、PD2のカソード側には、抵抗(マッチング抵抗)R1とコンデンサ(結合コンデンサ)C1が直列に接続されており、このコンデンサC1は接地されている。抵抗R1は、PD2から出力された電流のうち、FM出力端子4に至る電流の分流比を調節するための電流調節手段である。この抵抗R1として抵抗値の大きな抵抗を使用することで、後述する低域伝送路11を通過する電流に比べて、FM出力端子4に至る電流を大きくすることができ、従ってFM出力端子4からのFM信号の出力を大きくすることができる。このため、抵抗R1としては抵抗値が極力大きな抵抗を使用することが好ましい。コンデンサC1は、PD2から出力され電気信号の一部のうち、少なくとも低域信号を結合して通過させるための低域信号通過手段である。このため、コンデンサC1としては、低域ではローインピーダンスになるように、後述するC2よりも容量の大きいものが使用される。ただし、コンデンサC1の機能は低域信号を通過させる点にあるため、同等の機能を奏する限りにおいてコンデンサC1に代えて他の手段を配置してもよく、任意のローパスフィルタを配置してもよい。さらに、後述するコンデンサC2に高域信号を通過させることとしているため、コンデンサC1は、低域信号を通過させる限りにおいて、さらに他の帯域の信号を通過させるように構成してもよい。
また、PD2のカソード側には、コンデンサ(結合コンデンサ)C2が直列に接続されており、このコンデンサC2は接地されている。このコンデンサC2は、PD2から出力され電気信号の一部のうち、高域信号のみを結合して通過させるための高域信号通過手段である。このため、コンデンサC2としては、低域ではハイインピーダンスになると共に、高域ではローインピーダンスとなるように、容量が数pFの小さいものが使用される。ただし、コンデンサC2の機能は高域信号を通過させる点にあるため、同等の機能を奏する限りにおいてコンデンサC2に代えて他の手段を配置してもよく、任意のハイパスフィルタを配置してもよい。
〔動作−給電時〕
次に、このように構成された回路の動作について説明する。正電源+Vcの給電時には、スイッチ9は開状態とされており、正電源+Vcから給電された逆電圧がPD2に印加され、このPD2にて光電変換され電気信号が出力され、この電気信号がRF出力端子3から出力されると共に、FMBPF6を通過したFM信号がFM出力端子4から出力される。
〔動作−無給電時〕
図2は、図1の回路における無給電時における信号の流れを模式的に示す図である。停電等によって、正電源+Vcが無給電状態になった時には、無バイアスモードで駆動されたPD2にエネルギ・バンドキャップ以上の光エネルギーが入射されると、この光エネルギーが空乏層で吸収され、伝導電子と正孔との生成及びドリフトが行われることにより、光強度に比例した起電力が発生する。また、この無給電時には、スイッチ9は公知の方法によって閉状態とされることで、短絡路8が形成される。
さらに、図2の回路においては、従来と同様の短絡路8に加えて、PD2から出力された電気信号の一部を、RF出力端子3とFM出力端子4を経ることなくPD2に還流させる伝送路であって、RF信号のみを還流可能な高域伝送路10と、FM信号を還流可能な低域伝送路11が形成されている。
このため、PD2から出力された電気信号は、RF出力端子3から出力されるRF信号とFM出力端子4から出力されるFM信号の他に、高域伝送路10を還流する信号、低域伝送路11を還流する信号、又は短絡路8を循環する信号となる。
具体的には、RF出力端子3から出力されなることなく増幅器A1から接地側に伝送されたRF信号は、高域でハイインピーダンスであるコンデンサC1は通過せず、高域でローインピーダンスであるコンデンサC2のみを通過して、PD2のカソード側に還流されるため、高域伝送路10を還流する信号となる。特に、RF信号が高域伝送路10のコンデンサC2のみを通過し、低域伝送路11の抵抗R1を通過しないので、抵抗R1でRF信号にロスが生じることを防止できる。
また、FM出力端子4から出力されなることなく増幅器A1から接地側に伝送されたFM信号は、低域でハイインピーダンスであるコンデンサC2は通過せず、低域でローインピーダンスであるコンデンサC1のみを通過して、PD2のカソード側に還流されるため、低域伝送路11を還流する信号となる。
また、これら高域伝送路10や低域伝送路11に還流しない信号は、不要信号として短絡路8を循環するので、不要なチャンネルの電気信号のみが短絡されてフォトダイオード自身にそのチャンネルの電圧が発生しなくなり、したがってその電気信号による歪も発生しなくなる。よって、これら電気信号の歪成分がFM帯域の電気信号に落ち込むことが防止される。
〔効果〕
これまで説明したように本実施の形態1によれば、高域伝送路10と低域伝送路11を設け、低域伝送路11には抵抗R1を設けてFM出力端子4に至る電流の分流比を調節することにより、FM出力端子4からのFM出力を大きくすることができる。また、このように高域伝送路10と低域伝送路11を設けたので、RF信号については高域伝送路10を介してPD2に還流させることで、RF信号が抵抗R1を通過する場合に生じるロスを回避できる。
また、整合回路5を設けることで、後段機器との間におけるインピーダンス整合を整合回路5によって取ることが可能となるので、インピーダンス整合と切り離して、抵抗R1の抵抗値を大きくすることが可能となる。
〔II〕実施の形態2
次に、本発明の実施の形態2について説明する。ただし、特記した場合を除いて、実施の形態2に示す構成及び処理は、実施の形態1に示す構成及び処理と同様であり、実施の形態1に示す構成及び処理と同じ内容については、必要に応じて、実施の形態1の説明で使用したものと同じ符号を用いることで、その説明を省略する。
〔構成〕
図3は本実施の形態2に係る光受信機20の回路図である。この光受信機20は、図1に示した実施の形態1に係る光受信機1の構成に対して、PD2に対するRF出力端子3とFM出力端子4の接続極性を入れ替えたものである。すなわち、PD2のカソード側には、増幅器A1が接続されており、この増幅器A1の出力段側にRF出力端子3が接続されている。一方、PD2のアノード側には、整合回路5が接続されており、この整合回路5のコイルL1とコイルL2の相互間には、FMBPF6を介してFM出力端子4が接続されている。また、PD2のアノード側には、抵抗R1とコンデンサC1が直列に接続されていると共に、コンデンサC2が直列に接続されている。
その他、PD2のカソード側においては、正電源+VcからPD2に至る線路上におけるコンデンサC3の接続点と増幅器A1の接続点との相互間に抵抗R3が設けられている。また、PD2のアノード側においては、整合回路5と抵抗R2との相互間にコンデンサC4が接続されており、このコンデンサC4は接地されている。
〔動作−給電時〕
このように構成された回路は、実施の形態1と同様に動作する。すなわち、給電時には、スイッチ9は開状態とされており、正電源+Vcから給電された逆電圧がPD2に印加され、このPD2にて光電変換され電気信号が出力され、この電気信号がRF出力端子3から出力されると共に、FMBPF6を通過したFM信号がFM出力端子4から出力される。
〔動作−無給電時〕
図4は、図3の回路における無給電時における信号の流れを模式的に示す図である。無給電時には、スイッチ9は閉状態とされることで、短絡路8が形成される。そして、PD2から出力された電気信号は、RF出力端子3から出力されるRF信号とFM出力端子4から出力されるFM信号の他に、高域伝送路10を還流する信号、低域伝送路11を還流する信号、又は短絡路8を循環する信号となる。
〔効果〕
これまで説明したように本実施の形態2によれば、PD2に対するRF出力端子3とFM出力端子4の接続極性を入れ替えて光受信機20を構成しても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
〔変形例〕
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例の一部について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(その他の回路構成について)
上述した回路構成は一例であり、公知の技術を用いて任意に変更することができる。例えば、FM出力端子4の前段に適度な大きさのトランスを設けることで、無給電時におけるFM信号の出力向上を図ってもよい。
1、20、100 光受信機
2、101 PD
3、102 RF出力端子
4、103 FM出力端子
5 整合回路
6、108 FMBPF
7、104 制御回路
8、105 短絡路
9、107 スイッチ
A1、A100 増幅器
R1、R2、R3、R100、R200 抵抗
L1、L2。L3、L100、L200 コイル
C1、C2、C3、C4、C100、C200、C300 コンデンサ
+Vc 正電源
106 FMBEF
109 伝送路

Claims (2)

  1. 光伝送システムにおいて光信号を電気信号に変換する光電変換装置であって、
    前記光信号を前記電気信号に変換するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードから出力された電気信号のうち、所定の高域信号を出力する高域信号出力手段と、
    前記フォトダイオードから出力された電気信号のうち、所定の低域信号を出力する低域信号出力手段と、
    前記フォトダイオードから出力された電気信号の一部を、前記高域信号出力手段及び前記低域信号出力手段を経ることなく前記フォトダイオードに還流させる伝送路であって、前記高域信号のみを還流可能な高域伝送路及び前記低域信号を還流可能な低域伝送路と、
    前記フォトダイオードから出力された電流のうち、前記低域信号出力手段に至る電流の分流比を調節するための電流調節手段と、
    を備える光電変換装置。
  2. 前記低域信号出力手段に接続される外部機器との間におけるインピーダンス整合を行うための整合手段を設けた、
    請求項1に記載の光電変換装置。
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