JP2008282922A - 光電変換装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光伝送システムにおいて光信号を電気信号に変換する光電変換装置であって、無バイアス状態としたPD(フォトダイオード)1と、このPD1から出力される信号の交流成分のみを取り出すコンデンサ2と、このコンデンサ2を介して交流成分が取り出された信号を出力する出力端子3とを備える。
【選択図】図1
Description
最初に、実施の形態1について説明する。この実施の形態1は、PDの起電力の交流成分をコンデンサを介して取得する形態である。図1は実施の形態1に係るPD周辺の回路図である。PD1はコンデンサ2によるAC結合を介して出力端子3に接続されている。この構成において、PD1は、逆電圧の印加のない無バイアスモード(太陽電池モード)で使用される光電変換手段である。
このように実施の形態1によれば、逆電圧を印加することなく光電変換を行うことができるので、停電時においても乾電池や大容量キャパシタを用いることなく光電変換を継続することができ、メンテナンスの手間を増やすことなく、長時間の停電時にも動作を継続することができる。
次に、本発明に係る実施の形態2について詳細に説明する。この実施の形態2は、フォトダイオードの端子間容量を低減するための容量低減手段を備えた形態である。ただし、特に説明なき構成においては実施の形態1と同様であるものとし、実施の形態1と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態1で使用したものと同一の符号を付する。
このように実施の形態2によれば、PD1の端子間容量を低減することができるので、PD1の高速性(RF信号における高帯域特性)を維持することができると共に、PD1の端子間容量による交流成分の阻止を低減することができる。
次に、本発明に係る実施の形態3について詳細に説明する。この実施の形態3は、容量低減手段を経てフォトダイオードに至る交流成分を遮断する交流分離手段を備えた形態である。ただし、特に説明なき構成においては実施の形態2と同様であるものとし、実施の形態2と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態2で使用したものと同一の符号を付する。
このように実施の形態3によれば、交流成分が抵抗4で消費されることなくコンデンサ2に入力されるので、RF信号の全ての交流成分を出力端子3に出力することができる。
次に、本発明に係る実施の形態4について詳細に説明する。この実施の形態4は、フォトダイオードからの直流成分を当該フォトダイオードに還流させる直流成分還流手段と、出力端子に接続される機器との間のインピーダンス整合を行う整合用手段とを備える形態である。ただし、特に説明なき構成においては実施の形態3と同様であるものとし、実施の形態3と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態3で使用したものと同一の符号を付する。
このように実施の形態4によれば、PD1の電流の直流成分をコイル7によって当該PD1に還流させることで、PD1の高速性を維持することができる。また、抵抗4の抵抗値を後段の機器のインピーダンスRRFと一致させることで、インピーダンス整合を行うことができる。
最後に、本発明に係る実施の形態5について詳細に説明する。この実施の形態5は、整合用手段として整合トランスを備える形態である。ただし、特に説明なき構成においては実施の形態4と同様であるものとし、実施の形態4と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態4で使用したものと同一の符号を付する。
このように実施の形態5によれば、抵抗4の抵抗値と後段の機器のインピーダンスRRFとが相互に一致しない場合であっても、インピーダンス整合を行うことが可能になるため、抵抗4の抵抗値を極力大きくすることで出力端子3から出力されるRF信号を大きくすることが可能になる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
各実施の形態1から5の構成を、相互に組み合わせてもよい。例えば、1台の光電変換装置に、各実施の形態1から5の構成を組み込んでもよい。
なお、本発明に係る光電変換装置は、光回線終端装置に限定されず、光信号を電気信号に変換するための任意の目的の装置に適用することができる。
2、6、111 コンデンサ
3、112 出力端子
4 抵抗
5、7 コイル
8 整合トランス
100 光送信機
101 光増幅器
102 光回線終端装置
103 光ケーブル
104 TV受像機
105 告知放送受信機
Claims (7)
- 光伝送システムにおいて光信号を電気信号に変換する光電変換装置であって、
無バイアス状態としたフォトダイオードと、
前記フォトダイオードから出力される信号の交流成分のみを取り出すコンデンサと、
前記コンデンサを介して取り出された交流成分の信号を出力する出力端子と、
を備えることを特徴とする光電変換装置。 - 前記フォトダイオードの端子間容量を低減する容量低減手段、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。 - 前記容量低減手段を経て前記フォトダイオードに至る交流成分を遮断する交流分離手段、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の光電変換装置。 - 前記フォトダイオードからの直流成分を当該フォトダイオードに還流させる直流成分還流手段、
を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光電変換装置。 - 前記出力端子に接続される機器との間のインピーダンス整合を行う整合用手段、
を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の光電変換装置。 - 前記整合用手段は抵抗を含み、
当該抵抗に至る直流成分を遮断する直流分離手段を備えること、
を特徴とする請求項5に記載の光電変換装置。 - 前記整合用手段は整合トランスを含むこと、
を特徴とする請求項5又は6に記載の光電変換装置。
Priority Applications (1)
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JP2007124627A JP2008282922A (ja) | 2007-05-09 | 2007-05-09 | 光電変換装置 |
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JP2007124627A JP2008282922A (ja) | 2007-05-09 | 2007-05-09 | 光電変換装置 |
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JP2011153039A Division JP5271391B2 (ja) | 2011-07-11 | 2011-07-11 | 光電変換装置 |
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JP (1) | JP2008282922A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
- 2007-05-09 JP JP2007124627A patent/JP2008282922A/ja active Pending
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