JP2011015069A - 電流スイッチ回路及びこれを用いたディジタル−アナログ変換器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】相補的にレベルが変化する信号D,D_によりスイッチM1,M2において入力電流Iinをスイッチングして2つのスイッチ電流に分流し、分流されたスイッチ電流にスイッチングの遷移期間に生じるグリッチ成分をグリッチ同相化回路15により出力電流Iom,Iopにおいて同相にし、出力電流Iom,Iopを差動信号として観測したときにグリッチ成分をキャンセルする。
【選択図】図1
Description
(第1の実施形態)
図1は、本発明の基本的な第1の実施形態に係る電流スイッチ回路を示している。図1において、第1及び第2入力端子11,12には相補的にレベルが変化する第1及び第2電圧信号であるクロック信号D,D_が入力される。クロック信号D,D_は、グリッチ同相化回路15に入力されると共に、グリッチ同相化回路15を介してスイッチペア13の第1スイッチ及び第2スイッチであるトランジスタM1,M2のゲート端子に供給される。トランジスタM1,M2は、この例ではNMOSトランジスタが用いられる。
図2(a)は、従来一般の電流スイッチ回路の動作を示している。従来一般の電流スイッチ回路では、図1のグリッチ同相化回路15がなく、トランジスタM1,M2のゲート端子にクロック信号D,D_が供給され、トランジスタM1,M2のドレイン端子がそのまま出力端子16,17に接続される。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る電流スイッチ回路を示している。クロック信号D,D_は、図ではグリッチ同相化回路15の内部を経由しているが、直接スイッチペア13のトランジスタM1,M2のゲート端子に供給される。本実施形態におけるグリッチ同相化回路15は、第3及び第4スイッチであるトランジスタM3,M4によって構成される。トランジスタM3,M4は、この例ではNMOSトランジスタが用いられる。
図4は、本発明の第3の実施形態に係る電流スイッチ回路である。本実施形態におけるグリッチ同相化回路15は、クロック信号D,D_の遷移期間に出力端子16,17間を短絡することで、出力電流Iom,Iopにおいてグリッチを同相化するように構成される。具体的には、グリッチ同相化回路15は短絡回路20と4つの遅延素子21〜24を有する。短絡回路20は、例えば図5に示すように出力端子16,17間に縦続接続された第1及び第2短絡スイッチSW1,SW2により構成されている。
図8は、以上述べた電流スイッチ回路を用いたN(Nは2以上の任意の整数)ビット電流ステアリングDACを示している。図8のDACは、N個の電流源セル31−3Nによって構成される。各電流源セル31−3Nは、電流スイッチ回路とラッチ回路41をそれぞれ含む。ラッチ回路41は、Nビットの入力ディジタル信号(Data)40の各ビットB<n-1>をクロックCKでラッチして、前述したクロック信号D,D_に相当する相補的なディジタル信号対(第1及び第2電圧信号)を生成する。電流源セル31−3Nの電流スイッチ回路に含まれる電流源14の電流値は、それぞれ2n-1LSB(least significant bit),(n=1,2,...,N)に重み付けされている。すなわち、電流スイッチ回路に含まれる電流源14の電流値の重みは、電流源セル31ではLSB(least significant bit:最下位ビット)とすると、電流源セル32では2LSB、電流源セル33では4LSB、電流源セル34では8LSBであり、以下同様に電流源セル3Nでは2N+1LSBに設定される。
図9は、図1に示した電流スイッチ回路を用いた本発明の第5の実施形態に係るシングルバランス型ミキサ回路である。入力端子11,12(ローカル入力端子)には、相補的にレベルが変化する第1及び第2電圧信号として、クロック信号D,D_に代えてローカル信号(局所発振信号)LO,LO_が入力される。一方、電流源14からはローカル信号LO,LO_と乗じられるべき入力電流Iinが入力される。ローカル信号LO,LO_は、グリッチ同相化回路15に入力されると共に、グリッチ同相化回路15を介してスイッチペア13のトランジスタM1,M2のゲート端子に供給される。これにより入力電流Iinはローカル信号LO,LO_に応じて出力端子16,17のいずれかに振り分けられる。
これまでの実施形態では、スイッチペア13のトランジスタM1,M2にNMOSトランジスタを用いた場合について説明したが、図10に示したようにPMOSトランジスタを用いてもよいことは、いうまでもない。その場合、例えば図3中に示したトランジスタM3,M4についてもPMOSトランジスタを用いればよい。
13・・・スイッチペア
14・・・電流源
15・・・グリッチ同相化回路
16,17・・・出力端子
20・・・短絡回路
21〜24・・・第1〜第4遅延素子
31〜3N・・・電流源セル
40・・・入力ディジタル信号
41・・・ラッチ回路
42,43・・・共通出力端子
M1〜M4・・・トランジスタ(第1〜第4スイッチ)
SW1,SW2,SW・・・短絡スイッチ
G1,G2・・・アンドゲート
Claims (5)
- 相補的にレベルが変化する第1電圧信号及び第2電圧信号をそれぞれ受ける第1入力端子及び第2入力端子と、
入力電流を発生する電流源と、
前記第1電圧信号及び第2電圧信号または前記第1電圧信号及び第2電圧信号をそれぞれ遅延した第1遅延信号及び第2遅延信号によりスイッチングし、前記入力電流を第1スイッチ電流及び第2スイッチ電流に分流する第1スイッチ及び第2スイッチと、
前記第1スイッチ電流及び第2スイッチ電流に基づいて第1出力電流及び第2出力電流を生成し、前記スイッチングの遷移期間に前記第1スイッチ電流及び第2スイッチ電流にそれぞれ生じるグリッチ成分を前記第1出力電流及び前記第2出力電流において同相にする同相化回路と、
前記第1出力電流及び第2出力電流を出力する第1出力端子及び第2出力端子と、
を具備することを特徴とする電流スイッチ回路。 - 前記同相化回路は、
開放された共通電流入力端子を有し、前記第1電圧信号及び前記第2電圧信号によりスイッチングして第3スイッチ電流及び第4スイッチ電流を出力する第3スイッチ及び第4スイッチを含み、
前記第1スイッチ電流と前記第4スイッチ電流とを加算することにより前記第1出力電流を生成し、
前記第2スイッチ電流と前記第3スイッチ電流とを加算することにより前記第2出力電流を生成することを特徴とする請求項1記載の電流スイッチ回路。 - 前記同相化回路は、
前記第1電圧信号を遅延して前記第1遅延信号を出力する第1遅延素子と、
前記第2電圧信号を遅延して前記第2遅延信号を出力する第2遅延素子と、
前記第1遅延信号を遅延して第3遅延信号を出力する第3遅延素子と、
前記第2遅延信号を遅延して第4遅延信号を出力する第4遅延素子と、
前記第1出力端子と前記第2出力端子との間に縦続接続され、前記第2電圧信号が高レベルのときまたは前記第1電圧信号が低レベルのときオンとなる第1短絡スイッチと、
前記第3遅延信号が高レベルのときまたは前記第4遅延信号が低レベルのときオンとなる第2短絡スイッチと、
を含むことを特徴とする請求項1記載の電流スイッチ回路。 - 前記同相化回路は、
前記第1電圧信号を遅延して前記第1遅延信号を出力する第1遅延素子と、
前記第2電圧信号を遅延して前記第2遅延信号を出力する第2遅延素子と、
前記第1遅延信号を遅延して第3遅延信号を出力する第3遅延素子と、
前記第2遅延信号を遅延して第4遅延信号を出力する第4遅延素子と、
前記第2電圧信号と前記第3遅延信号との論理積をとり、制御信号を出力する第1アンドゲートと、
前記第1電圧信号と前記第4遅延信号との論理積をとる第2アンドゲートと、
前記第1出力端子と前記第2出力端子との間に接続され、制御信号が高レベルのときオンとなる短絡スイッチと、
を含むことを特徴とする請求項1記載の電流スイッチ回路。 - 請求項1記載の電流スイッチ回路とN(Nは2以上の任意の整数)ビットの入力ディジタル信号の各ビットをそれぞれラッチして前記第1電圧信号及び第2電圧信号を生成するラッチ回路をそれぞれ含むN個の電流源セルを有し、
前記N個の電流源セルの電流スイッチ回路に含まれる電流源の電流値は、2n-1LSB(n=1,2,...,N)に重み付けされ、
前記N個の電流源セルの電流スイッチ回路の前記第1出力端子及び第2出力端子は、出力アナログ信号を取り出すための第1共通出力端子及び第2共通出力端子にそれぞれ接続されるディジタル−アナログ変換器。
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