JP2011014259A - 塞ぎプレート - Google Patents

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Kenji Nezu
憲二 根津
Iwatomo Moriyama
厳與 森山
Yuichi Harikae
祐一 張替
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Abstract

【課題】作業性を向上させ、かつ確実に設置することが可能な塞ぎプレートを提供する。
【解決手段】板状をなすプレート本体11と;プレート本体の表面の略中央部に一端部12b1が支持され、一端部と他端部12b2との間の略中間部分をプレート本体の表面から離間する方向に曲げた屈曲部12cを形成し、プレート本体の表面と他端部との間で被取付部材Xを弾性力で挟持する線状のばね部材12と; を具備する塞ぎプレート10を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、天井等に形成された埋込穴を塞ぐための塞ぎプレートに関する。
一般にダウンライト等の照明器具は、天井裏に器具を埋め込んで設置するため、天井材に埋込穴が形成されている。この埋込穴は部屋のレイアウト変更等で、照明器具の設置が不用になったり、設置場所を変更することがあり、この不用になった埋込穴は、例えば、特許文献1に示されるような塞ぎプレートによって、外観上目立たないように塞ぐことが行われている。
特許文献1には、少なくとも天井板に設けられた埋込穴より大きい寸法のプレート本体を有し、埋込穴の周端の下面側に当接して埋込穴を塞ぐように配置される埋込穴目隠し用プレートであって、プレート本体の一側面に、プレート本体との間で天井板の埋込穴の周端部を挟持する取付ばねを取り付けた埋込穴目隠し用プレートが示されている。
特開平8−180725号公報
しかしながら、特許文献1に示されるものは、特に段落番号[0015][0016]および図3に記載されているように、一方の取付ばねの先端を埋込穴に引っ掛けてプレート本体との間に隙間をあけ、プレートを一端側にスライドさせる(図3(a)から(b))。さらに他方の取付ばねも同様にして、その先端を埋込穴に引っ掛けてプレート本体との間に隙間をあけ、プレートを他端側にスライドさせる(図3(b)から(c))ことにより設置される。すなわち、特許文献1に記載の塞ぎプレートは、取付ばねを手で押し上げて隙間をあけることなく、埋込穴を利用し、埋込穴の周端に引っ掛けることにより隙間を形成している。これは、取付ばねが弾性ワイヤーをU字形に折り曲げて形成した大きなばねのため、手の指では押し上げることは難しい構成となっているためである。
このため、取付ばねの先端を埋込穴の周端に引っ掛けるための手間のかかる作業が必要となり、特にこの種の作業は、高所で暗い天井での作業となり一層難しい作業となる。このため、この種塞ぎプレートにおいては、作業性を向上させ、かつ確実に設置することが可能なものを如何にして実現するかが重要な課題となっている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、作業性を向上させ、かつ確実に設置することが可能な塞ぎプレートを提供しようとするものである。
請求項1に記載の塞ぎプレートの発明は、板状をなすプレート本体と;プレート本体の表面の略中央部に一端部が支持され、一端部と他端部との間の略中間部分をプレート本体の表面から離間する方向に曲げた屈曲部を形成し、プレート本体の表面と他端部との間で被取付部材を弾性力で挟持する線状のばね部材と; を具備していることを特徴とする。本発明によれば、プレート本体の表面から離間する方向に曲げた屈曲部により、手でばね部材を撓ませることが可能となって作業性を向上させることができる。また、挟持する際のばねの保持力を強くすることができ塞ぎプレートを確実に設置することが可能となる。
本発明において、塞ぎプレートは、ダウンライト等の照明器具を設置するために天井に形成された埋込穴を塞ぐために使用されることが好ましいが、照明器具に限らず、例えば、煙検知器等のセンサ設置用の穴を塞ぐために使用されてもよい。さらに、例えば、壁面に形成されたエアコン設置用の横穴やテレビのアンテナ線等の配線用の横穴を塞ぐために使用されるものであってもよい。
板状をなすプレート本体は、軽量で成形のし易い合成樹脂で板状をなすように構成されることが好ましいが、アルミニウムやステンレス等の金属板、若しくはこれら合成樹脂と金属板を組み合わせて構成されたものであってもよい。また、形状は、一般的に形成される円形の埋込穴を塞ぐために、埋込穴の直径より大きな直径の円板で構成することが最適であるが、四角形、六角形、八角形等の多角形状、さらには楕円形状をなしたものであってもよい。また、埋込穴の形状に対応させた形状にすることは必要な条件でなく、例えば、四角形の埋込穴を円形の板で、若しくは円形の埋込穴を四角形の板で塞ぐようにしてもよい。なお、本発明において、プレート本体の表面は、ばね部材を支持するための面を意味し、裏面は天井のクロス等と違和感なく塞ぐための装飾面となる面を意味している。
線状のばね部材は、弾性を有する1本のワイヤーの略中央部をコイル状に巻いて支持部を形成し、その支持部の両端からワイヤーが所定の長さをもって延出して腕部を形成し、腕部の先端部が係止部となるように形成することが好ましいが、ワイヤーでなく薄く細長い板材で形成してもよい。また中央の支持部はコイル状に巻かずに支持部を形成し、支持部から両端部に延出する腕部で所定の弾性力を有するように構成してもよい。さらに、ばね部材は1本に限らず2本等、複数本で構成してもよい。
屈曲部は、線状のばね部材の一端部と他端部との間の略中間部分を、プレート本体の表面から離間する方向にくの字形に曲げて形成することが、構成を簡素化し、かつ、くの字形の曲がった部分が手の指で掴む際のガイドとなり好ましい手段ではあるが、形状は、くの字形に限定されず、例えば、U字形や円弧状、さらには、指がより確実にガイドされるように指の形状に合わせた波形をなすように曲げて屈曲部を形状してもよい。また、屈曲部には滑り止めのために、樹脂やゴム等からなる滑止めチューブを被せるようにしてもよい。
プレート本体の表面とばね部材との間で挟持される被取付部材は、一般的には、天井に形成された埋込穴を塞ぐことから、埋込穴を形成した天井材が使用されるが、上述したエアコン等の横穴など壁面に形成された穴を塞ぐ場合には壁面材が被取付部材として使用されるものであり、特定された部材には限定されない。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の塞ぎプレートにおいて、前記ばね部材は、他端部がプレート本体の裏面から突出して配設されていることを特徴とする。本発明によれば、作業性を向上させ、かつ確実に設置することが可能となると共に、他端部がプレート本体の裏面から突出したばね部材により、手でばね部材を一層撓ませることが可能となって作業性を向上させることができる。同時に、設置状態において線状のばね部材を撓ませる角度を大きくすることができ、ばね定数を小さくしても所望の保持力を得ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の塞ぎプレートにおいて、前記ばね部材は、他端部がプレート本体の周縁よりも内側に配設されていることを特徴とする。本発明によれば、作業性を向上させ、かつ確実に設置することが可能となると共に、他端部がプレート本体の周縁よりも内側に配設されたばね部材により、コンパクトな塞ぎプレートを構成することが可能になる。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3いずれか一記載の塞ぎプレートにおいて、前記ばね部材は、他端部の先端に保護部材を設けたことを特徴とする。本発明によれば、作業性を向上させ、かつ確実に設置することが可能となると共に、ばね部材は、他端部の先端に保護部材を設けたことにより、線状のばね部材の鋭利に尖がった先端部分が覆われて手の指等を怪我から保護することができ、作業性を一層向上させることができる。同時に、被取付部材を挟持する際に、線状のばね部材の先端部分が滑ることなく確実に天井材等に係止することができ、より一層確実に設置することができる。
保護部材は、樹脂やゴム等からなるチューブを被せるようにすることが構成を簡素化することから好ましいが、例えば、ばね部材の先端を覆うように樹脂を一体に成形したり、樹脂製の厚いテープを巻いたり、樹脂製の接着剤等を塗布することで構成してもよい。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4いずれか一記載の塞ぎプレートにおいて、前記ばね部材は、他端部が離間部材によりプレート本体の表面から離間して保持されることを特徴とする。本発明によれば、作業性を向上させ、かつ確実に設置することが可能となると共に、ばね部材の他端部は、離間部材によりプレート本体の表面から離間して保持されるので、作業中に誤ってばね部材を手から離した場合でも、ばね部材がプレート本体に当たることがなく、ばねの衝撃でプレート本体の縁が欠けることを防止することができ、作業性を一層向上させることができる。
離間部材は、ばね部材を、例えば、U字状に折り曲げることにより一体に形成しても、別体のスペーサ機能を有する部材で構成してもよい。
請求項1の発明によれば、プレート本体の表面の略中央部に一端部が支持され、一端部と他端部との間の略中間部分をプレート本体の表面から離間する方向に曲げた屈曲部を形成し、プレート本体の表面と他端部との間で被取付部材を弾性力で挟持する線状のばね部材により、手でばね部材を撓ませることが可能となって作業性を向上させることができる。また、挟持する際のばねの保持力を強くすることができ確実に設置することが可能な塞ぎプレートを提供することができる。
請求項2の発明によれば、作業性を向上させ、かつ確実に設置することが可能となると共に、他端部がプレート本体の裏面から突出したばね部材により、手でばね部材を一層撓ませることが可能となって作業性を向上させることが可能な塞ぎプレートを提供することができる。同時に、設置状態において線状のばね部材を撓ませる角度を大きくすることができ、ばね定数を小さくしても所望の保持力を得ることができる。
請求項3の発明によれば、作業性を向上させ、かつ確実に設置することが可能となると共に、他端部がプレート本体の周縁よりも内側に配設されたばね部材により、コンパクトな塞ぎプレートを提供することができる。
請求項4の発明によれば、作業性を向上させ、かつ確実に設置することが可能となると共に、ばね部材は、他端部の先端に保護部材を設けたことにより、手の指等を怪我から保護することができ、作業性を一層向上させることができる。同時に、被取付部材を挟持する際に、線状のばね部材の先端部分が滑ることなく確実に天井材等に係止することができ、より一層確実に設置することが可能な塞ぎプレートを提供することができる。
請求項5の発明によれば、作業性を向上させ、かつ確実に設置することが可能となると共に、ばね部材の他端部は、離間部材によりプレート本体の表面から離間して保持されるので、ばね部材がプレート本体に当たることがなく、ばねの衝撃でプレート本体の縁が欠けることを防止することができ、作業性を一層向上させることが可能な塞ぎプレートを提供することができる。
本発明の実施形態である塞ぎプレートを示し、(a)は斜視図、(b)は(a)図におけるばね支持部を拡大して示す斜視図。 同じく塞ぎプレートを示し、(a)は上面図、(b)は側面図。 同じく塞ぎプレートを天井の埋込穴に設置する状態を示し、(a)はばね部材を指で摘んで埋込穴に挿入した状態を示す斜視図、(b)はばね部材の係止部を埋込穴の内周縁に係止した状態を示す断面図、(c)はプレート本体により埋込穴を塞いだ状態を一部を切り欠いて示す断面図。 同じく塞ぎプレートの変形例を示し、(a)は第1の変形例を示す側面図、(b)は第2の変形例を示す側面図、(c)は第2の変形例においてばね部材の係止部で天井材を係止した状態を示す断面図。 同じく塞ぎプレートの第3の変形例を示し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は離間部材を示す斜視図。 同じく塞ぎプレートの第4の変形例を示す側面図。 同じく塞ぎプレートの第5の変形例を示し、(a)は側面図、(b)は(a)図においてA方向(右方向)から見た係止部の正面図、(c)は(a)図においてA方向(左方向)から見た係止部の正面図、(d)は保護部材の斜視図、(e)は保護部材を被せた状態の係止部を示す斜視図。
以下、本発明に係る塞ぎプレートの実施形態について説明する。
図1〜図3に示すように、本実施例は天井に形成されたダウンライト用の円形の埋込穴を塞ぐための塞ぎプレート10を構成するもので、板状をなすプレート本体11と、プレート本体の表面との間で、被取付部材である天井材を弾性力で挟持する線状のばね部材12で構成する。
プレート本体11は、合成樹脂で円形の板状をなすように構成する。円形の直径A(図2(a))は約230mmに形成し、埋込穴20の直径寸法a(図3(a))、本実施例ではダウンライト用に形成された約125mmより大きい寸法にする(A>a)。この円板からなるプレート本体11の表面(図1において上面)の中心部に、ばね支持部11aを一体に形成する。
ばね支持部は、図2(a)に示すように、円板の中心xを通る中心線y−yの両側(図中上下)に等しい間隔を有して一体に形成した一対のばね係止部11bと、ばね係止部の内側の対向する面に、それぞれが対向して突出する一対の係止突起11cからなる。係止突起11cは、ばね係止部11bから十字状をなす突出片を一体に形成することにより構成する。係止突起11cの突出片の外周が描く外径寸法は、後述するばね部材12のコイル部12aが嵌合される大きさに形成する。図中11dは、一対のばね係止部11c外側面の下端部からプレート本体11表面に向けて一体に形成された凸条部、11eは凸条部11dに略直交する方向に形成された凸条部で、各凸条部11d、11eの長さ寸法L3(図2(b))が、埋込穴20の直径寸法aよりも小さくなるように形成する(L3<a)。
線状のばね部材12は、弾性を有する1本のワイヤーの略中央部をコイル状に巻いてコイル部12aを形成し、そのコイル部の両端からワイヤーが所定の長さをもって延出して一対の腕部12bが形成される。この一対の腕部12bは、それぞれ同様に構成され、一端部12b1がプレート本体11表面の略中央部にコイル部12aによって支持され、他端を略直角に折り曲げて形成した他端部12b2がプレート本体11の裏面から寸法l1だけ突出した状態で支持される。また、この一端部12b1と他端部12b2との間の略中間部分をプレート本体11の表面から離間する方向にくの字形に曲げて屈曲部12cを一体に形成し、他端を略直角に折り曲げることにより形成された他端部12b2の先端が、ばね部材12を天井材裏面に係止するための係止部12dとなる。
そして、ばね部材12の両方の腕部12bにおける他端部12b2間にわたる長さ寸法L1(図2(b))は、プレート本体11の直径寸法Aより大きい寸法、本実施例では約300mmに形成する(L1>A)。なお、コイル部12aにおけるコイル長の寸法cは、プレート本体12の左右一対のばね係止部11bの間隔寸法dより若干大きいか略等しい寸法とし、コイルの内径寸法eは、係止突起11cの外径寸法fと略等しいか若干大きく形成し、コイル部12aが係止突起11cに嵌合できるように形成する。
上記に構成されたばね部材12は、次のようにしてプレート本体11に支持される。まず、コイル部12aの一端側をプレート本体11の一方の係止突起11cに挿入し、この状態で冶具を用いて、コイル部12aの他端側を、コイルの軸方向の弾性力に抗してコイル長cを縮小しながら挿入して、他方の係止突起11cに嵌合する。
これにより、両端に腕部12bが伸びる左右個々のばね部材12は、プレート本体11の表面の略中央部に形成されたばね支持部11aに一端部12b1が支持され、他端部12b2はプレート本体11の裏面から突出した状態で支持され、一端部12b1と他端部12b2との間の略中間部分に屈曲部12cを形成した塞ぎプレート10が構成される。
次に上記に構成された塞ぎプレート10を用いて、天井に形成された埋込穴20を塞ぐ手順につき説明する。先ず、図3(a)に示すように、ばね部材12の両方の腕部12bの屈曲部12cを、親指と人差し指で摘み、腕部12bの広がり寸法を小さくするように、ばね部材12の弾性力に抗して、略V字状をなすように撓ませる。この際、両方の腕部12bの他端部12b2がプレート本体12の裏面から寸法l1だけ下方に突出した状態まで延伸されているので、ばねの支点から作用線までの距離L2(図2(a))が長くなり、指で摘むことにより撓ませることができる。同時に、図3(a)に示すように、くの字形の曲がった屈曲部12cを親指と人差し指で掴むことができ撓ませる際のガイドとなり、滑ることなく確実に掴むことができる。
次に、指で撓ませた状態のまま、両方の腕部12bの係止部12dを埋込穴20の中に通す。さらに、図3(b)に示すように、摘んでいた指を離し、両方の係止部12dを埋込穴20の内周縁に係止させる。この状態で、図中矢印で示すように、プレート本体11を上方に押し上げる。これにより、ばね部材12の弾性力により図3(c)に示すように、両方の腕部12bの係止部12dが、埋込穴20の外周縁近くの天井材裏面に係止され、埋込穴20を円板からなるプレート本体11で塞ぐことができる。この際、ばね部材の両方の腕部12bが角度θ1だけ撓んだ状態となり、その反発力で両方の係止部12dが天井材Xの裏面に強く係止され、ずれることなく確実に設置される。
この場合、図3(c)に示すように、ばね部材12の両方の腕部12bは、その先端部12b2がプレート本体12の裏面から下方に寸法l1だけ突出した状態まで延伸されているので、撓ませる角度θ1を大きな角度となすことができ、その反発力を強くすることができる。
なお、上記設置された状態でプレート本体11の各凸条部11d、11eが埋込穴20に嵌めこまれ、プレート本体11を左右、上下方向にずらそうとしても、凸条部11d、11eの先端が埋込穴20の内周縁に当たり、それ以上の左右へのずれが停止される。これにより、プレート本体11が埋込穴20からずれることがなくなり、埋込穴が見えるようなことがなく綺麗にかつ確実に塞ぐことができる。
以上、本実施例によれば、ばね部材12は、両方の腕部12bの先端部12b2がプレート本体12の裏面から下方に寸法l1だけ突出した状態まで延伸されているので、設置状態において線状のばね部材12を撓ませる角度θ1を大きくすることができ、ばね定数を小さくしても所望の保持力を得ることができる。これにより、ばねの支点から作用線までの距離L2が長くなることと相まって、線状のばね部材12を単に指で摘むことにより撓ませることができ、設置作業に際しては、単に、ばね部材12を親指と人差し指でV字状に撓ませ、係止部12cを埋込穴20の中に通して指を離し、プレート本体11を上方に押し上げる簡単な作業で塞ぎプレート10を埋込穴20に所望の保持力をもって確実に設置することができる。これにより、高所で暗所となる難しい設置作業における作業性を向上させた塞ぎプレートを提供することができる。
特に、ばね部材12の腕部12bには、一端部12b1と他端部12b2との間の略中間部分をプレート本体11の表面から離間する方向にくの字形に曲げた屈曲部12cを形成したので、屈曲部12cを親指と人差し指で掴むことができ撓ませる際のガイドとなり、滑ることなく確実に掴むことができ、作業性を一層向上させることができる。同時に、屈曲部12dによりばねの回転モーメントを大きくすることができ反発力をより強くすることができ、より一層確実に設置することができる。しかも、ばねを単に曲げるだけの簡素な構成で実現できコスト的にも有利な塞ぎプレートを提供することができる。
以上、本実施例において、図4(a)に示すように、屈曲部12cには、親指と人差し指が入るように、さらにループ状に折り曲げた折曲部12eを形成して、指が確実にガイドされるように構成してもよい。これによれば、折曲部12eによりばねの回転モーメントを大きくすることができ反発力をより強くすることができ、より一層確実に設置することができる。
また、図4(b)に示すように、ばね部材11の両方の他端部12b2の先端、換言すれば、係止部12dの先端に透明な樹脂チューブを被せ、さらに、先端を熱によって潰して形成した保護部材P1を設けるようにしてもよい。この構成によれば、線状のばね部材の鋭利に尖がった先端部分が保護部材P1で覆われることにより、作業中に手の平や指等を怪我から守ることができ、怪我の心配なく作業をすることができ、作業性を一層向上させることができる。同時に、図4(c)に示すように、天井材Xを挟持する際に、線状のばね部材の両方の係止部12dが滑ることなく確実に天井材Xの裏面に係止しプレート本体11がずれることがなくなり、より一層確実に設置することができる。なお、樹脂チューブは先端を潰さなくてもよい。
また、ばね部材の両方の腕部12bは、離間部材12fによりプレート本体11の表面から離間して保持するように構成してもよい。離間部材12fは、図5に示すように、プレート本体11のばね部材12の両方の腕部12bが延出する線上の表面に位置して、表面から2個のストッパーリブ12f1を一体に成形して構成する。2個のそれぞれのストッパーリブは、その上面にばね部材12の延出する線上に伸びる樋状に形成されたガイド部12f2と、ばね部材12が延出する線上方向に伸びる補強リブ12f3を一体に形成する。
この構成によれば、ばね部材12の両方の腕部12bは、それぞれのストッパーリブ12f1のガイド部12f2に案内されてプレート本体11の表面から離間した状態で確実に保持される。このため、施工時やプレート取り外し時において、ばね部材12に負荷をかけた際、誤ってばね部材12を指から離した場合でも、ばね部材12がプレート本体11の表面に当たることがなく、ばねの衝撃でプレート本体11の縁が欠けることが防止される。この際、指から離されたばね部材の両方の腕部12bは、ストッパーリブ12f1のガイド部12f2に当たって案内され、確実にガイド部12f2内に保持され、プレート本体11の縁に当たることがない。また、ストッパーリブ12f1には、ばね部材12が延出する線上方向に伸びる補強リブ12f3によって補強されているので離間部材12fも破損することがない。これら作用により客先使用による器具破損をなくすことができる。さらに、ばねの反動で指を挟むことによる衝撃を和らげることにより、怪我の発生およびその程度を低減させることができ、怪我を心配せずに安全に作業をすることができ、作業性を一層向上させることができる。
また、離間部材12fは、図6に示すように、ばね部材12の両方の腕部12bにプレート本体11の表面側に突出するように、略U字状に折り曲げた折曲部12f5を形成することにより構成してもよい。本構成によれば、ばね部材を単に折り曲げる簡素な構成で離間部材12fを構成することができ、コスト的にも有利となる。なお、折曲部12f5は、ばね部材12の両方の腕部12b長手方向のいずれかの位置に形成すればよいが、ばね部材12のばね取付部側、すなわち、プレート本体11の中心側に形成することにより、ばね部材12を指で撓ませる際の邪魔にならず、作業性を向上させることができる。
また、本実施例では、ばね部材12は、他端部12b2がプレート本体11の裏面から寸法l1だけ突出して配設したが、図7(a)(b)(c)に示すように、他端部12b2がプレート本体11の周縁よりも内側に配設されるように構成してもよい。これによれば、ばね部材12がプレート本体11から突出しないため、コンパクトな塞ぎプレート10を提供することができる。また、ばね部材12の両方の腕部12bの他端部12b2をU字状に折り曲げて係止部12gを形成し、ばね材先端の鋭利な部分を無くすようにしてもよい。これによれば、単にばねの先端をU字状に折り曲げる簡素な構成で、怪我の防止を行うことができる。さらに、図7(d)(e)に示すように、先端の径を小さくした透明な樹脂チューブP2をU字形の係止部12cに被せることにより、怪我の防止をより一層行うことができる。同時に、樹脂チューブP2を被せた係止部12gを図7(a)に示すように、プレート本体11の縁部分に載置するように構成すれば、樹脂チューブP2先端の径の小さい部分が緩衝材の役目をなし、ばね部材12の衝撃によるプレート本体11の縁の欠けを防止することもできる。同時に、天井材Xを挟持する際の滑り止めにもなり、より一層確実に設置することもできる。したがって、図7に示される構成によれば、屈曲部12cによるばね保持力の強化、保護チューブP2による怪我の防止と天井材Xを挟持する際の滑り止め、さらにプレート本体11の縁欠け防止の各作用効果を、簡単な構成で達成することができ、しかもコンパクトな塞ぎプレートを提供することができる。
なお、上述した図4〜図7に示す、各変形例の構成を全て、若しくは適宜選択して採用して各種効果を有する塞ぎプレートを構成するようにしてもよい。また、上述した変形例を示す図4〜図7には、図1〜図3と同一部分に同一符号を付し、詳細な説明は省略した。以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
10 塞ぎプレート
11 プレート本体
12 ばね部材
12b1 一端部
12b2 他端部
12c 屈曲部
P1 保護部材
12f 離間部材
20 埋込穴
X 被取付部材

Claims (5)

  1. 板状をなすプレート本体と;
    プレート本体の表面の略中央部に一端部が支持され、一端部と他端部との間の略中間部分をプレート本体の表面から離間する方向に曲げた屈曲部を形成し、プレート本体の表面と他端部との間で被取付部材を弾性力で挟持する線状のばね部材と;
    を具備していることを特徴とする塞ぎプレート。
  2. 前記ばね部材は、他端部がプレート本体の裏面から突出して配設されていることを特徴とする請求項1記載の塞ぎプレート。
  3. 前記ばね部材は、他端部がプレート本体の周縁よりも内側に配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の塞ぎプレート。
  4. 前記ばね部材は、他端部の先端に保護部材を設けたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の塞ぎプレート。
  5. 前記ばね部材は、他端部が離間部材によりプレート本体の表面から離間して保持されることを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の塞ぎプレート。
JP2009154889A 2009-06-30 2009-06-30 塞ぎプレート Pending JP2011014259A (ja)

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