JP2011013343A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置本体の回転機構の大型化及び複雑化を最小限に抑えつつ、装置本体を回転する場合にユーザが回転に要する負荷を低減することができるようにする。
【解決手段】 シートPに画像を形成する画像形成部30を備える画像形成装置50において、床面Fに載置され、床面Fに対して傾斜する床面側摺動面20bを有する床面側支持台13と、装置本体50Aの下部に設けられ、床面Fと直交する方向に規定される回転中心軸Zを中心に回転可能に床面側支持台13に支持され、床面Fに対して傾斜する本体側摺動面20aを有する本体側支持台12と、を備え、本体側支持台12が回転中心軸Zを中心に回転すると、本体側摺動面20aが床面側摺動面20bの上に乗り上げて、装置本体50Aが床面Fから浮き上がることを特徴とする画像形成装置50を構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置に関するものである。
従来、シートに対して画像を形成する画像形成部を備える複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等の画像形成装置には、操作上必要な操作部(ジャム処理を容易に行うための開閉扉等)が複数箇所(装置正面、装置側面、装置背面等)に設けられている。
このような画像形成装置において、ユーザが主な操作を行う装置正面以外の箇所で作業(開閉扉の開閉等)が必要になった場合には、ユーザが装置正面以外の箇所(装置側面、装置背面等)に回り込んで作業を行っていた。または、ユーザが装置全体を持ち上げたり引きずったりして、ユーザが作業箇所を作業のし易いところ(装置正面等)に回転又は移動させて作業を行っていた。あるいは、キャスタを有する専用の台車の上に画像形成装置が設置された場合には、ユーザが画像形成装置を載せた台車を回転又は移動させることによって、ユーザが作業箇所を作業のし易いところ移動させて作業を行っていた。こうした装置正面以外の個所で作業が必要となる場合に、ユーザの手間が低減されるようにするために、特許文献1に記載の発明が開示される。
特許文献1に記載の発明は、操作上必要な開閉扉等を含む操作部を装置正面を含む複数箇所に有する画像形成装置において、装置本体の下部に所定の回転中心を有する回転台を設け、回転台の回転中心を中心にして装置本体を回転させるように構成している。こうした構成によれば、通常は装置本体の装置正面を正面に向けて設置しておき、正面以外に操作上必要な作業が発生した際には、回転台の上で装置本体を回転させて、作業用の開閉扉等の操作部を容易に操作者の方へ向けられる。その結果、ユーザは容易に作業することができる。
特開平11−218981号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、装置本体の下部に大規模な回転台が設けられ、これにより画像形成装置が全体として大型化するといった問題がある。
また、特許文献1の第1実施形態の構成では、装置本体の下面及び回転台の摺動材は常に接触しており、装置本体が回転されるときに、ユーザが装置本体を回転する労力が負担となる。これを回避するために、特許文献1の第3実施形態の構成では、モータが使用されるが、モータによる駆動伝達機構の追加によって装置本体の回転機構が複雑化するといった問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、装置本体の回転機構の大型化及び複雑化を最小限に抑えつつ、装置本体を回転する場合にユーザが回転に要する負荷を低減することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置において、床面に載置され、床面に対して傾斜する床面側摺動面を有する床面側支持台と、装置本体の下部に設けられ、床面と直交する方向に規定される回転中心軸を中心に回転可能に前記床面側支持台に支持され、床面に対して傾斜する本体側摺動面を有する本体側支持台と、を備え、前記本体側支持台が前記回転中心軸を中心に回転すると、前記本体側摺動面が前記床面側摺動面の上に乗り上げて、前記装置本体が床面から浮き上がることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、本体側支持台が床面側支持台に対して回転すると、本体側摺動面が床面側摺動面の上を乗り上げて、装置本体が床面から浮き上がる。したがって、装置本体が回転する場合に、床面側摺動面及び本体側摺動面の接触面積は最小限に抑えられる。そのために、装置本体の回転にあたって、摩擦力は最小限に抑えられる。その結果、装置本体を回転する場合にユーザが回転に要する負荷は低減される。また、装置本体の回転機構の大型化及び複雑化は最小限に抑えられる。
実施例1に係る画像形成装置を装置前面側及び装置側面の上方側から見た斜視図である。 画像形成装置の構成を示す断面図である。 回転式支持装置の構成を示す概略斜視図である。 回転初期状態における画像形成装置の構成を示す正面図である。 装置本体を装置前面が左側を向くように90度回転させた画像形成装置の構成を示す正面図である。 図5の装置本体を矢印Xの方向から側面視した画像形成装置の構成を示す側面図である。 実施例2に係る画像形成装置が有する回転式支持装置の構成を示す斜視図である。 回転式支持装置が有する床面側支持台の構成を示す平面図及び側面図である。 回転式支持装置が有する本体側支持台の構成を示す側面図及び裏面図である。 本体側支持台が床面側支持台の上で回転する様子を示す一部拡大側面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載される構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対位置等は、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるから、特に特定的な記載が無い限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、実施例1に係る画像形成装置50を装置前面側及び装置側面の上方側から見た斜視図である。図1(a)は、実施例1に係る画像形成装置50を装置前面の上方側から見た斜視図である。図1(b)は、実施例1に係る画像形成装置50を装置側面の上方側から見た斜視図である。図1(a)(b)に示される画像形成装置50は、プリンタ、コピー及びFAXの機能を有する複合機である。画像形成装置50は、シートPに画像を形成する画像形成部30(図2参照)を備える。画像形成装置50は、ユーザが画像形成装置50の向きを変更する『装置向き変更手段』として回転式支持装置60を備える。この回転式支持装置60の働きで、画像形成装置本体(以下、単に『装置本体』という)50Aは回転中心軸Zを中心に回転可能になっている。
また、装置本体50Aの裏面には四隅に支持脚14a、14b、14c、14dが取り付けられる。この支持脚14a〜14dによって、画像形成装置50は支持される。画像形成装置50は、原稿を読み取る原稿読み取り部1、記録部3、『操作部』であるスタートボタン2を備える。また、画像形成装置50は、装置本体50Aの背面側に開閉自在な両面カバー11を備える。
ユーザが画像形成装置50を使用する場合には、画像形成装置50は以下に述べる動作をする。ユーザが『操作部』であるスタートボタン2を押してコピーを開始すると、原稿読み取り部1によって原稿シートが読み取られ、読み取られた画像は記録部3にデータとして送信される。
図2は、画像形成装置50の構成を示す断面図である。記録部3にデータが送信されると、図2に示されるように、シートPは、ピックアップローラ5によって1枚ずつ取り出されて搬送ローラ6を通過し、感光体ドラム7及び転写器27の間を通過して画像が形成され、定着器8を通過して画像が定着される。そして、シートPはシート排出ローラ9へと送られてシート積載部31に積載される。前述の感光体ドラム7及び転写器27等を含んで、前述の画像形成部30は構成される。
両面印刷の場合には、シート排出ローラ9が反転してシートPが両面パス10へと進入する。そして、シートPが再び搬送ローラ6を通過して、シートPの裏面に画像が形成されて画像が定着される。そして、シートPはシート排出ローラ9へと送られてシート積載部31に積載される。
実施例1に示される画像形成装置50は、基本的にはフロントアクセス(装置正面へのアクセス)であり、シートPの供給及び出力は全て装置正面から容易にアクセスすることができる。
しかしながら、両面パス10でJAMが発生した場合は、両面カバー11が開かれる必要がある。この場合に、ユーザが装置背面からのアクセスしなければならないことから、このままの状態ではユーザによる処理が非常に困難である。
図3は、回転式支持装置60の構成を示す概略斜視図である。図3に示されるように、回転式支持装置60は、床面側支持台13及び本体側支持台12を備える。床面側支持台13は、本体側支持台12に対向しつつ『水平面』である床面Fの上に置かれている。本体側支持台12は、装置本体50Aの底板17の裏面に設けられる。なお、例えば、床面側支持台13及び本体側支持台12の直径は100mm程度に設定される。
床面側支持台13は床面Fに載置される。床面側支持台13は、床面Fに対して傾斜する床面側摺動面20bを有する。床面側支持台13は、床面側摺動面20bの中央部で上方に凸状に形成された回転中心凸部19bを有する。回転中心凸部19bは円筒状に形成される。なお、例えば、床面側摺動面20bの傾斜角度は床面F(水平面)に対して5度程度に設定される。
本体側支持台12は、装置本体50Aの『下部』である底板17の裏面に設けられ、床面Fと直交する方向に規定される回転中心軸Zを中心に回転可能に床面側支持台13に支持される。本体側支持台12は、床面Fに対して傾斜する本体側摺動面20aを有する。本体側支持台12は、本体側摺動面20aの中央部で下面側に向かって開口して上方に向かって凹む回転中心凹部19aを有する。回転中心凹部19aは円筒状に凹んで形成される。この回転中心凹部19aは前述の回転中心凸部19bと回転自在に嵌合される。本体側支持台12は、装置本体50Aの底板17にネジ18によって固定される。なお、回転中心凹部19aの径が回転中心凸部19bの径よりも大きく形成されると良い。そうした構成であれば、本体側支持台12が床面側支持台13に対して回転することができる。なお、例えば、本体側摺動面20aの傾斜角度は床面F(水平面)に対して5度程度に設定される。
また、床面側支持台13の床面側摺動面20bの外縁形状は楕円であり、本体側支持台12の本体側摺動面20aの外縁形状は楕円であり、床面側摺動面20b及び本体側摺動面20aは互いに略同一形状をしている。また、側面視で、床面側摺動面20bの傾斜角度及び本体側摺動面20aの傾斜角度は略同一に設定される。なお、本体側摺動面20aの長軸及び短軸は、床面側摺動面20bの長軸及び短軸よりも大きく形成されると良い。
床面側支持台13の床面側摺動面20bの表面には、床面側摺動面20bに沿う方向から見て台形形状をなす台形柱状の『凸部』である嵌合凸部15a、15b、15c、15dが形成される。各嵌合凸部15a〜15dは平面視で90度毎に形成される。各嵌合凸部15a〜15dは半径方向へと延びる。
本体側支持台12の本体側摺動面20aの表面には、本体側摺動面20aに沿う方向から見て台形形状をなす台形柱状の『凹部』である嵌合凹部16a、16b、16c、16dが形成される。各嵌合凹部16a〜16dは平面視で90度毎に形成される。各嵌合凹部16a〜16dは半径方向へと延びる。
床面側摺動面20b及び本体側摺動面20aが完全な面接触をした状態では、嵌合凸部15a〜15d及び嵌合凹部16a〜16dは嵌合している。90度毎に嵌合凸部15a〜15d及び嵌合凹部16a〜16dが形成されることにより、装置本体50A及び本体側支持台12は平面視で90度毎に回転して停止することができる。なお、嵌合凸部15a〜15dの高さ及び嵌合凹部16a〜16dの深さは2mm程度で形成されれば良い。
なお、ここでは、床面側支持台13の床面側摺動面20bに対して嵌合凸部15a〜15dが形成され、本体側支持台12の本体側摺動面20aに対して嵌合凹部16a〜16dが形成されるが、この実施例に限定されない。すなわち、床面側支持台13の床面側摺動面20bに対して嵌合凹部16a〜16dが形成され、本体側支持台12の本体側摺動面20aに対して嵌合凸部15a〜15dが形成されても良い。このように床面側摺動面20b及び本体側摺動面20aの何れか一方に嵌合凹部16a〜16dが形成され、床面側摺動面20b及び本体側摺動面20aの何れか他方に嵌合凸部15a〜15dが形成される。そして、嵌合凹部16a〜16d及び嵌合凸部15a〜15dの嵌合により床面側支持台13に対する本体側支持台12の回転が抑制される。
床面側支持台13の裏面には滑り防止部材22が設けられる。すなわち、床面側支持台13の裏面に滑り防止部材22が接着される。滑り防止部材22はゴムで成形されれば良い。床面側支持台13が床面Fの上に載置された場合には、床面側支持台13及び床面Fの間に滑り防止部材22が配置されることから、床面側支持台13が床面Fの上で滑ることは防止され、床面側支持台13の回転中心軸Zは確実に位置決めされる。
本体側支持台12の底板17の裏面の4隅の端部には支持脚14a、14b、14c、14dが設けられる。材質は樹脂製POMであり床面に対し摺動性を確保している。
本体側支持台12及び床面側支持台13は互いに摺動性を持つ必要がある。また、本体側支持台12及び床面側支持台13の摺動性にあたって、耐久性が確保されるためには、本体側支持台12及び床面側支持台13には耐摩耗性が必要である。そのために、本体側支持台12及び床面側支持台13の材質には、結晶性の材料であるPOM(ポリアサタール)が用いられている。
こうした回転式支持装置60では、本体側摺動面20aが床面側摺動面20bを乗り上げる乗り上げ量が大きくなるに従って床面Fに対する装置本体50Aの高さは大きくなるように構成される。また、回転式支持装置60では、本体側摺動面20aが床面側摺動面20bを乗り上げる乗り上げ量が小さくなるに従って床面Fに対する装置本体50Aの高さは小さくなるように構成される。
図4は、回転初期状態における画像形成装置50の構成を示す正面図である。図4に示されるように、床面側摺動面20b及び本体側摺動面20aは互いに密着した状態にある。また、この場合には、嵌合凸部15a〜15d及び嵌合凹部16a〜16dは完全に嵌合した状態にある。
図5は、装置本体50Aを装置前面が左側を向くように90度回転させた画像形成装置50の構成を示す正面図である。ここで、装置本体50Aの内部でシートのJAMが発生した場合を想定する。この場合には、装置本体50Aの両面カバー11を開く必要がある。両面カバー11は装置本体50Aの背面側に取り付けられることから、ユーザには装置本体50Aを回転する必要がある。ここでは、装置本体50Aを90度回転する場合を想定する。図5に示されるように、本体側支持台12が回転中心軸Zを中心に回転すると、本体側摺動面20aが床面側摺動面20bの上に乗り上げて、装置本体50Aが床面Fから浮き上がる。この場合に、装置本体50Aの動かし初めでは、嵌合凹部16a〜16dが嵌合凸部15a〜15dに乗り上げる必要があり、ユーザには若干であるが操作力が必要となる。嵌合凸部15a〜15dの高さ及び嵌合凹部16a〜16dの深さは2mm程度であることから、ユーザは装置本体50Aを約20N以下の力で回転することができる。
図6は、図5の装置本体50Aを矢印Xの方向から側面視した画像形成装置50の構成を示す側面図である。前述したように、床面側支持台13の床面側摺動面20b及び本体側支持台12の本体側摺動面20aの傾斜角度は、床面F(水平面)に対して平行ではなく、5度に設定される。また、床面側支持台13及び本体側支持台12の直径は100mmに設定される。したがって、図6に示されるように、装置本体50Aを90度回転した場合には、装置本体50Aの上昇高さH=(100/2)×tan(5°)=4.4mmとなる。この状態では、ゴム製の支持脚14a〜14dは宙に浮いているために、支持脚14a〜14d及び床面Fの間では抵抗は無い。したがって、ユーザは装置本体50Aを円滑に回転することができる。また、床面側摺動面20b及び本体側摺動面20aの傾斜角度は5度程度と小さいために、装置本体50Aが自重によって回転初期状態に戻ろうとする力も軽微であり、ユーザの操作に支障は生じない。
以上のように、本発明によれば、本体側支持台12が床面側支持台13に対して回転すると、本体側摺動面20aが床面側摺動面20bの上を乗り上げて、装置本体50Aが床面Fから浮き上がる。したがって、装置本体50Aが回転する場合に、床面側摺動面20b及び本体側摺動面20aの接触面積は最小限に抑えられる。そのために、装置本体50Aの回転にあたって、摩擦力は最小限に抑えられる。その結果、装置本体50Aを回転する場合に、ユーザが回転に要する負荷は低減される。
本体側摺動面20aが床面側摺動面20bを乗り上げる乗り上げ量が大きくなるに従って装置本体50Aが床面Fに対して有する高さは大きくなる。また、本体側摺動面20aが床面側摺動面20bを乗り上げる乗り上げ量が小さくなるに従って装置本体50Aが床面Fに対して有する高さは小さくなる。したがって、装置本体50A及び床面Fの間の距離が大きい状態から装置本体50A及び床面Fの間の距離が小さい状態に移行するにあたっては、ユーザは、装置本体50Aの自重を利用して装置本体50Aを回転することができる。その結果、装置本体50Aを回転するにあたって、ユーザが回転に要する労力は低減される。
本体側支持台12の底板17の裏面の端部に支持脚14a〜14dが設けられることから、床面側摺動面20bに対する本体側摺動面20aの回転は安定する。
床面側支持台13の底板17の裏面に滑り防止部材22が設けられることから、ユーザが装置本体50Aに負荷を加えて装置本体50Aを回転する場合に、床面Fの状態によって装置本体50Aの回転と共に床面側支持台13が移動することが防止される。その結果、操作の信頼性は向上する。
床面側摺動面20b及び本体側摺動面20aには互いに嵌合可能な嵌合凹部16a〜16d及び嵌合凸部15a〜15dが形成される。このことから、最数的には嵌合凹部16a〜16d及び嵌合凸部15a〜15dが互いに嵌合することで装置本体50Aの回転は停止する。この嵌合によって、装置本体50Aの回転位置は安定化する。その結果、装置本体50Aが回転された後のJAM処理中に、装置本体50Aが回転しまうといった現象は防止される。また、装置本体50Aが正規の位置にある場合でも、同様に、ユーザの接触により、容易に装置本体50Aの向きが変わってしまうといった現象は防止される。
また、床面側支持台13及び本体側支持台12は、単に円柱形状の支柱を斜めに切り分けて分割して重ね合わせただけの単純な形状である。しかしながら、装置本体50Aが回転されることによって、支持脚14が床面Fから浮き上がるために、簡単な構成で円滑な回転機構が提供される。コストの増加や機構の大型化が回避できる。
また、結果的に、図6のように、ユーザは、右側面に両面カバー11を向けることにより、装置本体50Aの装置背面側を覗き込むことなく、容易にJAM解除を行うことができる。
また、実施例1では、装置本体50Aの底板17の端部に支持脚14a〜14dをもつことで、通常使用時に装置本体50Aの端部を押圧しても、装置本体50Aが斜めに傾くことや、がたつくことが防止される。また、装置本体50Aの端部を押された時の装置本体50Aのガタつきを、本体側支持台12及び床面側支持台13だけで受ける必要が無くなり、回転式支持装置60の大きさを小さくすることができる。また、この支持脚14a〜14dには、回転時の負荷を軽減するためゴムではなく、床面との摺動性の高いPOMが使用される。
図7は、実施例2に係る画像形成装置が有する回転式支持装置70の構成を示す斜視図である。実施例2の画像形成装置及び回転式支持装置70の構成のうち実施例1の画像形成装置50及び回転式支持装置60と同一の構成及び効果に関しては、同一の符号を用いて説明を適宜省略する。実施例2においても、実施例1と同様の画像形成装置に適用することができるため、画像形成装置の説明は省略する。
実施例2の回転式支持装置70が実施例1の回転式支持装置60と異なるのは、以下の点である。すなわち、『床面側傾斜面』として嵌合凸部35a〜35dの傾斜面41x、41zが用いられる点、及び、『本体側傾斜面』として嵌合凹部36a〜36dの傾斜面42x、42zが用いられる点である。
図7に示されるように、回転式支持装置70は、床面側支持台33及び本体側支持台32を備える。床面側支持台33及び本体側支持台32の構成の詳細については、以下に図8及び図9を参照して説明する。
図8は、回転式支持装置70が有する床面側支持台33の構成を示す平面図及び側面図である。図8に示されるように、床面側支持台33の上面には『水平面』である床面と平行な床面側水平面40bが形成される。したがって、床面側支持台33は、実施例1の場合のように床面側支持台33の上面の全面に渡って傾斜面が形成される構成ではない。
床面側水平面40bの表面には、床面側水平面40bに沿う方向から見て台形形状をなす台形柱状の嵌合凸部35a、35b、35c、35dが形成される。各嵌合凸部35a〜35dは傾斜面41x、41z及び上底面41yを有する。嵌合凸部35a〜35dは半径方向に延びる。各嵌合凸部35a〜35dは90度の間隔毎に形成される。また、床面側水平面40bの中心には回転中心凸部39bが形成される。
図9は、回転式支持装置70が有する本体側支持台32の構成を示す側面図及び裏面図である。図9に示されるように、本体側支持台32の下面には『水平面』である床面Fと平行な本体側水平面40aが形成される。したがって、本体側支持台32は、実施例1の場合のように本体側支持台32の下面の全面に渡って傾斜面が形成される構成ではない。
本体側水平面40aの表面には、本体側水平面40aに沿う方向から見て台形形状をなす台形柱状の嵌合凹部36a、36b、36c、36dが形成される。各嵌合凹部36a〜36dは傾斜面42x、42z及び上底面42yを有する。嵌合凹部36a〜36dは半径方向に延びる。各嵌合凹部36a〜36dは90度の間隔毎に形成される。また、本体側水平面40aの中心には回転中心凹部39aが形成される。
図10は、本体側支持台32が床面側支持台33の上で回転する様子を示す一部拡大側面図である。図10(a)に示されるように、本体側支持台32が回転初期状態にある場合には、本体側支持台32の傾斜面42x、42zは床面側支持台33の傾斜面41x、41zに密着している。また、本体側支持台32の上底面42yは床面側支持台33の上底面41yに密着している。さらに、本体側水平面40aは床面側水平面40bに密着している。
ユーザによって装置本体50Aが回転中心軸Zを中心に回転されると、図7に示される傾斜面42xが傾斜面41xの上に乗り上げる。そして、更に装置本体50Aが回転することにより、図10(b)に示されるように、本体側水平面40aが上底面41yの上に乗り上げる。そして、支持脚14a〜14dは、床面Fから浮き上がることになる。
なお、この場合に、装置本体50Aを浮き上がらせるために、嵌合凸部35a〜35dの高さ及び大きさ、並びに、嵌合凹部36a〜36dの深さ及び大きさを、大きく設定する。そのように大きく設定することによって支持脚14dの浮き上がり量を大きく設定するためである。また、実施例1では、床面側摺動面20b及び本体側摺動面20aが所定の傾斜角度を有していたが、実施例2では、床面側水平面40b及び本体側水平面40aが所定の傾斜角度を有していないからでもある。
ただし、大きく設定することにより、ユーザが回転初期状態に加えなければならない操作力が大きくなるといった欠点がある。こうした欠点はあるが、装置本体50Aの回転後に再び嵌合凸部35a〜35d及び嵌合凹部36a〜36dが嵌合するように構成することにより底板17の裏面に設けられた四隅の支持脚14a〜14dが床面Fに着地する。このことから、装置本体50Aがジャム処理等に対して安定し、操作性は向上する。
以上のように、本発明によれば、本体側支持台32が床面側支持台33に対して回転すると、傾斜面42x、42zが傾斜面41x、41zの上を乗り上げて、装置本体50Aが床面Fから浮き上がる。したがって、装置本体50Aが回転する場合に、傾斜面42x、42z及び傾斜面41x、41zの接触面積は最小限に抑えられる。そのために、装置本体50Aの回転にあたって、摩擦力は最小限に抑えられる。その結果、装置本体50Aを回転する場合に、ユーザが回転に要する負荷は低減される。
なお、実施例2では、床面側支持台33に床面側水平面40bが形成され、本体側支持台32に本体側水平面40aが形成される構成であったが、上記実施例2の構成に限定されない。すなわち、この実施例2においても、床面側水平面40bに替えて実施例1の床面側摺動面20bを用い、本体側水平面40aに替えて実施例1の本体側摺動面20aが用いられても良い。
12・・・・・・・本体側支持台
13・・・・・・・床面側支持台
15a〜15d・・嵌合凸部(凸部)
16a〜16d・・嵌合凹部(凹部)
20a・・・・・・本体側摺動面
20b・・・・・・床面側摺動面
22・・・・・・・滑り防止部材
30・・・・・・・画像形成部
32・・・・・・・本体側支持台
33・・・・・・・床面側支持台
40a・・・・・・本体側水平面
40b・・・・・・床面側水平面
41x、41z・・傾斜面(床面側摺動面)
41y・・・・・・上底面
42x、42z・・傾斜面(本体側摺動面)
42y・・・・・・上底面
50・・・・・・・画像形成装置
50A・・・・・・装置本体
60・・・・・・・回転支持装置
70・・・・・・・回転支持装置
F・・・・・・・・床面
P・・・・・・・・シート
Z・・・・・・・・回転中心軸

Claims (5)

  1. シートに画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置において、
    床面に載置され、床面に対して傾斜する床面側摺動面を有する床面側支持台と、
    装置本体の下部に設けられ、床面と直交する方向に規定される回転中心軸を中心に回転可能に前記床面側支持台に支持され、床面に対して傾斜する本体側摺動面を有する本体側支持台と、を備え、
    前記本体側支持台が前記回転中心軸を中心に回転すると、前記本体側摺動面が前記床面側摺動面の上に乗り上げて、前記装置本体が床面から浮き上がることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記本体側摺動面が前記床面側摺動面を乗り上げる乗り上げ量が大きくなるに従って床面に対する前記装置本体の高さは大きくなり、前記本体側摺動面が前記床面側摺動面を乗り上げる乗り上げ量が小さくなるに従って床面に対する前記装置本体の高さは小さくなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記本体側支持台の裏面の端部には支持脚が設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記床面側支持台の裏面には滑り防止部材が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記床面側摺動面及び前記本体側摺動面の何れか一方に形成される凹部と、
    前記床面側摺動面及び前記本体側摺動面の何れか他方に形成される凸部と、を備え、
    前記凹部及び前記凸部の嵌合により前記床面側支持台に対する前記本体側支持台の回転が抑制されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105216458A (zh) * 2015-10-27 2016-01-06 玉林市达志机械配件有限公司 飞轮打标机的工作台

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