JP2011011777A - 注出栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】閉塞壁を小さな力でもってスムーズに引きちぎって開栓できる注出栓を提案する。
【解決手段】内筒1aと外筒1bを同心二重配置にしてその相互間に下向きに開放された環状溝1cを形成し該環状溝1cに容器の口部を打栓、嵌合させて固定保持するベース1と、このベース1に支柱3bを介して一体的に設けられたプルリング3cと、このプルリング3cによる引き上げにて閉塞壁3を破断予定線3aに沿い引きちぎって注出経路を形成する注出筒2と、この注出筒2を覆い隠す収納空間を有し、ベース1に連係して固定されるキャップ4とを備えた注出栓において、プルリング3cの支柱3bと、注出筒2の内周壁との相互間に、それらをそれぞれ少なくとも一箇所において相互に連結する薄肉片5を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、プルリングを引き上げることにより閉塞壁を引きちぎって開栓する注出栓に関するものであり、より小さな力のもとでスムーズに開栓しようとするものである。
醤油やドレッシング等の調味材を入れる容器は、その口部に、プルリングの引き起こしにより閉塞壁(中栓)を引きちぎって開封するバージンタイプの注出栓が装着されており、容器内の内容物を使い切るまでの間はねじ込み式のキャップやアンダーカット、あるいはヒンジタイプのキャップを注出栓に適合させて容器を密封状態に保持するようになっている。
ところで、この種の注出栓は、閉塞壁に予め、その厚さを薄くした破断予定部位が形成されており、プルリングによる引き上げに際して該破断予定部位に沿って閉塞壁を引きちぎることによって開栓していた(例えば、特許文献1参照)が、指を引っ掛けるプルリングは、そのサイズが小さいうえ、閉塞壁の引きちぎり開始時点において比較的大きな力が必要となる場合もあって開栓し難い不具合があり、より小さな力で簡単に開封できる注出栓の開発が望まれていたところ、このような要求を満足する注出栓は今のところ存在していない。
実開平6−25151号公報
本発明の課題は、より小さな力でもってスムーズに開栓できるプルリングタイプの注出栓を提案するところにある。
本発明は、内筒と外筒を同心二重配置にしてその相互間に下向きに開放された環状溝を形成し該環状溝に容器の口部を打栓、嵌合させて固定保持するベースと、このベースに支柱を介して一体的に設けられたプルリングと、このプルリングによる引き上げにて閉塞壁を破断予定線に沿い引きちぎって注出経路を形成する注出筒と、この注出筒を覆い隠す収納空間を有し、ベースに連係して固定されるキャップとを備えた注出栓であって、
前記プルリングの支柱と、注出筒の内周壁との相互間に、それらをそれぞれ少なくとも一箇所において相互に連結する薄肉片を設けたことを特徴とする注出栓である。
上記の薄肉片としては、支柱の接続部位及び注出筒の接続部位の少なくとも一方を弱化部としてその部位からの引きちぎりを可能する縦リブを適用することが望ましい。また、薄肉片の上端辺については、支柱に向けて低くなるか、又は注出筒へ向けて低くなる傾斜を設けておくのが好ましい。あるいは傾斜に替えて高さに変化を与える段差を設けてもよい。
プルリングの支柱と、注出筒との相互間に、それらを相互につなぐ薄肉片を設けておくことにより、引きちぎりの際に付加される力が、薄肉片に集中しやすくなるため、比較的小さな力のもとで密閉壁の引きちぎりが開始される。
薄肉片を縦リブとして、肉厚が全幅において均一なものを適用することで閉塞壁の引きちぎりに際して該薄肉片と支柱との接続部位あるいは注出筒の接続部位において適宜破断させることができる。また、薄肉片の形状を支柱あるいは注出筒へ向けて先細り形状(楔状の形状)とすることにより、最も肉厚の薄い部位が弱化部となり、閉塞壁の引きちぎりと同時にその部位を起点に薄肉片の切り離しが始まる。
薄肉片の上端辺に傾斜を設けておくか、高さに変化を与える段差を設けておくことにより、最も低い側に引きちぎりにかかる力が集中することになり、密閉壁をよりスムーズに引きちぎることができる。
本発明にしたがう注出栓の実施の形態を断面で示した図である。 図1に示した注出栓の平面を示した図である。 図1に示した注出栓の底面を示した図である。 (a)(b)は従来の注出栓の開栓状況の説明図である。 (a)(b)は本発明にしたがう注出栓の開栓状況の説明図である。 本発明にしたがう注出栓の他の実施の形態を要部について示した平面図である。 本発明にしたがう注出栓の他の実施の形態を要部について示した平面図である。 本発明にしたがう注出栓の他の実施の形態を要部について示した断面図である。 本発明にしたがう注出栓の他の実施の形態を要部について示した断面図である。 本発明にしたがう注出栓の他の実施の形態を要部について示した断面図である。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明にしたがう注出栓の実施の形態を断面で示した図であり、図2は、図1に示した注出栓の平面を示した図であり、図3は、図1に示した注出栓の底面を示した図である。
図における1は、注出栓の基本骨格をなすベースである。このベース1は、内筒1aと外筒1bを同心二重配置にしてその上端を相互に連結してその間に下向きに開放された環状溝1cを形成しており、該環状溝1cに容器の口部を入れ込んで所望の締め代のもとに打栓、嵌合させることによって注出栓を容器の口部に固定保持する。外筒1bとしてはその外側に、該外筒1bを全周にわたって取り囲む環状周壁1bを備えたものを例として示してあり、蓋体4を含めた環状周壁1bを、その下端の前方側(注出側)に設けた連結片1bを支点にして引き起こす(弱化片1bはこの際に切り離される。)ことにより注出栓の口部に対する嵌合力を小さくして該注出栓の取り外しを容易にしている。
また、2は、ベース1の上部に一体的に設けられた注出筒、3は注出筒2の内側に設けられた閉塞壁である。この閉塞壁3は、薄肉部からなる引きちぎり予定部位(破断予定線)3aを介して注出筒2の内側に一体連結しており、その上面部には、支柱3bを介してプルリング3cが配置されている。
4は、ヒンジhを介して開閉可能にベース1の上端外縁部に一体連結したキャップである。このキャップ4は、注出筒2を取り囲む周壁4aと、この周壁4aの上端部に連結してその内側に注出筒2の収納空間Mを形成する天板4bから構成されており、該天板4bの下面には、キャップ4を閉じた際に注出筒2の内周面に嵌合してシールする垂下筒体4cが設けられている。
5は、支柱3bと注出筒2の内周壁との相互間に配置された幅W(図2参照)の全域において厚さが均一になる薄肉片である。この薄肉片5は、一端が支柱3bに一体連結し、他端が注出筒2の内周壁に一体連結し、開栓時に力が加わったときに該力をここに集中させて閉塞壁3をスムーズに引きちぎる機能を有するものであって、該閉塞壁3の引きちぎりに際して支柱3bの接続部位から注出筒2の接続部位に至るまでの間の任意の部位から該薄肉片5が引き裂かれるが、該薄肉片5が引き裂かれる箇所は、支柱3bあるいは注出筒2の接続部位の近傍とするのが好ましい。
通常、プルリングタイプの注出栓は、プルリング3cに指を掛けて引き上げることで閉塞壁3が引っ張られ、該閉塞壁3が破断予定線3aに沿って引きちぎられて注出経路が形成されることになるが、引きちぎりの開始時点では、引き上げにかかる力(抜栓力)が、図4(a)(b)に示す如く支柱3bの周りで分散されてしまうため閉塞壁3の引きちぎりにおいては比較的大きな力が必要であったが、本発明にしたがう注出栓は、図5(a)(b)に示す如く、抜栓力が薄肉片5に集中することとなるため、さほどの力を要せずとも、その直下に位置する部位から閉塞壁3の引きちぎりが開始される。
薄肉片5は、その平面形状を図6、図7に示すように、支柱3bに向けて先細り形状とするか、あるいは注出筒2に向けて先細り形状とすることができる。
薄肉片5を図6に示すような形状とする場合には、支柱3bとの接続部位が弱化部となり、図7に示すような形状とする場合には、注出筒2との接続部位が弱化部となる。
薄肉片5の上端辺5aについては、図8に示すように、支柱3bに向けて低くするか、図9の如く、注出筒2に向けて低くなる傾斜を設けておくことができる。図8、図9に示したような傾斜を設けておくと、最も低いところに抜栓力が集中し易くなり、その部位が弱化部として機能する。
なお、薄肉片5の上端辺5aは、図10に示すように、高さに変化を与える段差を設けておいてもよく、この場合も、傾斜を設けた場合と同様に、高さの低い側が弱化部となってその部位から優先的に薄肉片5が引き裂かれることになる。さらに、薄肉片5の上端辺5aには、図示はしないが少なくとも1つの切欠部を形成しておくことも可能であり、その切欠部を弱化部として機能させてもよい。
薄肉片5としては、図6に示したものと、図8に示したものの組合せ、あるいは図7に示したものと、図9に示したものの組合せが最も好ましく、図10に示したものについては、図7に示した平面形状を適用するのがよいが、該薄肉片5の形状は、破断予定線3aの形状に合わせて適宜変更することが可能であり、図示のものには限定されない。
また、薄肉片5は、少なくとも注出筒部3bと注出筒2との間の、支柱根元付近に設けられていればよく、その高さも適宜変更することができる。
閉塞壁3の引きちぎり開始領域となる、支柱3bの周縁部分の破断予定線3aは、他の領域の破断予定線3aの深さよりも深くしておく(薄肉にしておく。)ことにより、さらにスムーズな引きちぎりが可能となる。
比較的小さな力で開栓し得るプルリングタイプの注出栓が提供できる。
1 ベース
1a 内筒
1b 外筒
1c 環状溝
2 注出筒
3 閉塞壁
3a 破断予定線
3b 支柱
3c プルリング
4 キャップ
4a 周壁
4b 天板
4c 垂下筒体
5 薄肉片
5a 上端辺
h ヒンジ

Claims (3)

  1. 内筒と外筒を同心二重配置にしてその相互間に下向きに開放された環状溝を形成し該環状溝に容器の口部を打栓、嵌合させて固定保持するベースと、このベースに支柱を介して一体的に設けられたプルリングと、このプルリングによる引き上げにて閉塞壁を破断予定線に沿い引きちぎって注出経路を形成する注出筒と、この注出筒を覆い隠す収納空間を有し、ベースに連係して固定されるキャップとを備えた注出栓であって、
    前記プルリングの支柱と、注出筒の内周壁との相互間に、それらをそれぞれ少なくとも一箇所において相互に連結する薄肉片を設けたことを特徴とする注出栓。
  2. 前記薄肉片が、支柱の接続部位及び注出筒の接続部位の少なくとも一方を弱化部としてその部位からの引きちぎりを可能とする縦リブからなる、請求項1記載の注出栓。
  3. 前記薄肉片は、支柱に向けて低くなるか、又は注出筒へ向けて低くなる傾斜付きの上端辺を有する、請求項1又は2記載の注出栓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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