JP2011010494A - 電源装置及びそれを備えた電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】メイン電源部と待機電源部を備え待機電力低減機能を有する電源装置であって、異常電圧保護機能を少ない部品点数で実現することができる電源装置を提供する。
【解決手段】電源装置100において、過電圧・減電圧検知回路6がメイン電源回路2の出力電圧の異常を検知すると、待機電源回路3の出力電圧の異常が起こるように電圧制御回路4が待機電源回路3の出力電圧を制御する。また、過電圧・減電圧検知回路3Bが待機電源回路2の出力電圧の異常を検知すると、異常時停止回路3Bが待機電源回路3の動作を停止させる。さらに、待機電源回路3の動作が停止しているときはスイッチ(リレー駆動回路12及びリレー13)がメイン電源回路2への電力供給をオフする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源装置及びそれを備えた電気機器に関し、特にメイン電源部と待機電源部を備え待機電力低減機能を有する電源装置及びそれを備えた電気機器に関する。
近年、環境問題への配慮から、電気機器の待機電力を低減することが求められている。ここで、待機電力を低減することができる従来の電気機器の一構成例を図4に示す。図4に示す従来の電気機器は、電源装置101と、負荷8と、マイクロコンピュータ(以下「マイコン」ともいう)9と、リモコン受光部10と、操作キー11とを備えている。
電源装置101は、AC入力回路1と、メイン電源回路2’と、待機電源回路3’と、電圧制御回路4’と、ドロッパ回路5と、過電圧・減電圧検知回路6’と、過電圧検知回路7と、リレー駆動回路12と、リレー13とを備えている。
AC入力回路1は、商用AC電圧を入力し、その商用AC電圧を整流器と平滑コンデンサでDC電圧に変換し、そのDC電圧をメイン電源回路2’と待機電源回路3’それぞれに供給する。
メイン電源回路2’は、AC入力回路1から出力されるDC電圧を互いに値の異なる複数のDC電圧に変換し、その複数のDC電圧を負荷8の各種電源電圧として負荷8に供給する。
一方、待機電源回路3’は、AC入力回路1から出力されるDC電圧を所定値のDC電圧に変換し、そのDC電圧をドロッパ回路5に供給する。電圧制御回路4’は、待機電源回路3から出力されるDC電圧の値に応じて待機電源回路3’の電圧変換動作をフィードバック制御する。ドロッパ回路5は、待機電源回路3’から出力されるDC電圧を降圧し、その降圧したDC電圧をマイコン9の電源電圧としてマイコン9に供給する。また、リモコン受光部10及び操作キー11は、マイコン9から供給されるDC電圧を電源電圧としている。
リモコン受光部10はリモコン送信機(不図示)からの赤外線信号に応じた指示信号をマイコン9に出力する。操作キー11はユーザのキー操作に応じた指示信号をマイコン9に出力する。マイコン9は、リモコン受光部10又は操作キー11からの指示信号に基づき、負荷8の動作を制御する。また、マイコン9は、リモコン受光部10又は操作キー11からの指示信号に基づいてリレー駆動回路12を通電信号SP-ONによって制御する。リレー駆動回路12は、AC入力回路1からメイン電源回路2’への電力供給をオン/オフするリレー13を駆動する。
マイコン9は、リモコン受光部10又は操作キー11からの指示信号に基づき、電気機器を待機状態にする場合、リレー13がオフ状態になるようにリレー駆動回路12を制御する。これにより、メイン電源回路2’及び負荷8に電力が供給されなくなり、メイン電源回路2’及び負荷8での電力消費を削減することができるので、待機電力を低減することができる。
一方、マイコン9は、リモコン受光部10又は操作キー11からの指示信号に基づき、電気機器を非待機状態にする場合、リレー13がオン状態になるようにリレー駆動回路12を制御する。これにより、負荷8に電力が供給され、電気機器の非待機状態が実現される。
電源装置101は、上記のような待機電力低減機能に加えて、異常電圧保護機能も有している。
過電圧・減電圧検知回路6’は、メイン電源回路2’の故障などによるメイン電源回路2’の各出力電圧の過電圧、及び、負荷8のショートなどによるメイン電源回路2’の各出力電圧の減電圧を検知し、メイン電源回路2’の各出力電圧の少なくも一つが過電圧或いは減電圧になると、異常電圧検知信号S6’によりメイン電源回路2’内の異常時停止回路2A’に異常を伝える。異常時停止回路2A’は、異常電圧検知信号S6’により異常が伝達されると、メイン電源回路2’からの電圧出力を停止させ、安全性を確保する。
待機電源回路3’内の過電圧・減電圧検知回路3Bは、待機電源回路3’の故障などによる待機電源回路3’の出力電圧の過電圧、及び、マイコン9のショートなどによる待機電源回路3’の出力電圧の減電圧を検知し、待機電源回路3’の出力電圧が過電圧或いは減電圧になると、異常電圧検知信号S3Bにより待機電源回路3’内の異常時停止回路3A’に異常を伝える。過電圧検知回路7は、待機電源回路3’やドロッパ回路5の故障などによるドロッパ回路5の出力電圧の過電圧を検知し、ドロッパ回路5の出力電圧が過電圧になると、異常電圧検知信号S7により待機電源回路3’内の異常時停止回路3A’に異常を伝える。異常時停止回路3A’は、異常電圧検知信号S3B及びS7の少なくとも一方により異常が伝達されると、待機電源回路3’からの電圧出力を停止させ、安全性を確保する。
特開平8−294274号公報 特開2000−134797号公報 実用新案登録第2086488号公報 特開2004−210809号公報 特開2005−33913号公報
電源装置101は、上記のような異常電圧保護機能を有しているため、異常電圧が発生した場合でも安全性を確保することができる。しかしながら、電源装置101は、メイン電源回路2’、待機電源回路3’それぞれに対して異常時停止回路を設けている構成であるため、異常電圧保護機能を実現するための部品点数が多くなってしまっているという問題を有している。
また、近年、電気機器の高機能化や高性能化などにより、負荷8に必要とされる電源電圧の種類が増えてメイン電源回路2’の出力数が増え、メイン電源回路2’に設けられている異常時停止回路2A’の回路規模が増大する傾向にある。このような傾向は、メイン電源回路2’内にバックライト用電源回路や力率改善回路を設ける必要がある液晶テレビなどにおいて顕著である。
なお、特許文献1には、過電圧保護機能を有するスイッチング電源装置が開示されているが、メイン電源部と待機電源部を備える構成ではないため、メイン電源部と待機電源部を備える構成において上記の問題を解決するものではない。
また、特許文献2で開示されている電源装置は、メイン電源部に関する異常電圧保護機能を有しているが、待機電源部に関する異常電圧保護機能を有しておらず、異常電圧保護機能が不十分である。
また、特許文献3には、異常電圧保護機能を有する電源制御装置が開示されているが、メイン電源部と待機電源部を備える構成ではないため、メイン電源回路と待機電源回路を備える構成において上記の問題を解決するものではない。
また、特許文献4及び5には、メイン電源部と待機電源部を備える構成の電源装置が開示されているが、異常電圧保護機能を有するものではない。
本発明は、上記の状況に鑑み、メイン電源部と待機電源部を備え待機電力低減機能を有する電源装置であって、異常電圧保護機能を少ない部品点数で実現することができる電源装置及びそれを備えた電気機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る電源装置は、メイン電源部と、待機電源部と、前記メイン電源部への電力供給をオン/オフするスイッチと、前記メイン電源部の出力電圧の異常を検知する第1の異常電圧検知部と、前記待機電源部の出力電圧の異常を検知する第2の異常電圧検知部と、前記第1の異常電圧検知部が前記メイン電源部の出力電圧の異常を検知すると、前記待機電源部の出力電圧の異常が起こるように前記待機電源部の出力電圧を制御する電圧制御部と、前記第2の異常電圧検知部が前記待機電源部の出力電圧の異常を検知すると、前記待機電源部の動作を停止させる異常時停止部とを備え、前記待機電源部の動作が停止しているときは前記スイッチが前記メイン電源部への電力供給をオフする構成とする。
このような構成によると、前記スイッチが前記メイン電源部への電力供給をオフすることにより、前記メイン電源部及びその負荷に電力が供給されなくなり、前記メイン電源部及びその負荷での電力消費を削減することができるので、待機電力を低減することができる。また、このような構成によると、前記メイン電源部の出力電圧や前記待機電源部の出力電圧に異常が発生した場合でも、異常が発生した出力電圧の出力が停止されるので、安全性を確保することができる。さらに、前記メイン電源部に異常時停止回路を設ける必要がない構成であるため、異常電圧保護機能を少ない部品点数で実現することができる。
また、上記構成の電源装置によると、前記電源装置が搭載される電気機器が待機状態であるときに、前記スイッチが前記メイン電源部への電力供給をオフし、前記第1の異常電圧検知部が動作を停止することが望ましい。
これにより、前記電源装置が搭載される電気機器が待機状態であるときに、前記電圧制御部が前記待機電源部の出力電圧の異常が起こるように前記待機電源部の出力電圧を制御することを防止することができる。
また、上記いずれかの構成の電源装置によると、前記メイン電源部が互いに値の異なる複数の出力電圧を生成し、前記第2の異常電圧検知部と前記異常時停止部とが、前記待機電源部の内部に設けられているようにしてもよい。
また、上記目的を達成するために本発明に係る電気機器(例えば液晶テレビ)は、上記いずれかの構成の電源装置を備えるようにする。
また、上記構成の電気機器において、前記待機電源部の出力電圧又は前記待機電源部の出力電圧を変換した電圧を電源電圧とする制御部を備え、前記制御部が、前記電気機器が待機状態であるか非待機状態であるかを示す信号を前記電源装置に供給することが望ましい。
本発明に係る電源装置及びそれを備えた電気機器によると、前記電源装置が、メイン電源部と、待機電源部と、前記メイン電源部への電力供給をオン/オフするスイッチと、前記メイン電源部の出力電圧の異常を検知する第1の異常電圧検知部と、前記待機電源部の出力電圧の異常を検知する第2の異常電圧検知部と、前記第1の異常電圧検知部が前記メイン電源部の出力電圧の異常を検知すると、前記待機電源部の出力電圧の異常が起こるように前記待機電源部の出力電圧を制御する電圧制御部と、前記第2の異常電圧検知部が前記待機電源部の出力電圧の異常を検知すると、前記待機電源部の動作を停止させる異常時停止部とを備え、前記待機電源部の動作が停止しているときは前記スイッチが前記メイン電源部への電力供給をオフする構成である。
このような構成によると、前記スイッチが前記メイン電源部への電力供給をオフすることにより、前記メイン電源部及びその負荷に電力が供給されなくなり、前記メイン電源部及びその負荷での電力消費を削減することができるので、待機電力を低減することができる。また、このような構成によると、前記メイン電源部の出力電圧や前記待機電源部の出力電圧に異常が発生した場合でも、異常が発生した出力電圧の出力が停止されるので、安全性を確保することができる。さらに、前記メイン電源部に異常時停止回路を設ける必要がない構成であるため、異常電圧保護機能を少ない部品点数で実現することができる。
本発明に係る液晶テレビの一構成例を示すブロック図である。 リレー駆動回路の一構成例を示す図である。 過電圧・減電圧検知回路と過電圧検知回路と電圧制御回路の一構成例を示す図である。 待機電力を低減することができる従来の電気機器の一構成例を示すブロック図である。
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。ここでは、本発明に係る電気機器として液晶テレビを例に挙げて説明を行う。本発明に係る液晶テレビの概略構成例を図1に示す。
図1に示す本発明に係る液晶テレビは、電源装置100と、負荷8と、マイコン9と、リモコン受光部10と、操作キー11とを備えている。
電源装置100は、AC入力回路1と、メイン電源回路2と、待機電源回路3と、電圧制御回路4と、ドロッパ回路5と、過電圧・減電圧検知回路6と、過電圧検知回路7と、リレー駆動回路12と、リレー13とを備えている。なお、過電圧・減電圧検知回路6と、過電圧検知回路7と、リレー駆動回路12とは、待機電源回路3の出力電圧を電源電圧としている。
AC入力回路1は、商用AC電圧を入力し、その商用AC電圧を整流器と平滑コンデンサでDC電圧に変換し、そのDC電圧をメイン電源回路2と待機電源回路3それぞれに供給する。
メイン電源回路2は、AC入力回路1から出力されるDC電圧を互いに値の異なる複数のDC電圧に変換し、その複数のDC電圧を負荷8の各種電源電圧として負荷8に供給する。負荷8は、チューナ部8Aと、映像回路8Bと、音声回路8Cと、液晶表示部8Dと、スピーカ8Eとを含んでいる。チューナ部8Aは、アンテナ(不図示)から受け取ったテレビ放送信号の選局及び復調を行う。映像回路8Bは、チューナ部8Aから受け取った映像信号に各種処理(例えば輝度補正やガンマ補正など)を施し、その各種処理を施した映像信号を液晶表示部8Dに出力する。液晶表示部8Dは映像回路8Bの出力信号に基づく表示を行う。音声回路8Cは、チューナ部8Aから受け取った音声信号に各種処理(例えば音量調整など)を施し、その各種処理を施した音声信号をスピーカ8Eに出力する。スピーカ8Eは音声回路8Cの出力信号に基づく音声を発する。
一方、待機電源回路3は、AC入力回路1から出力されるDC電圧を所定値のDC電圧に変換し、そのDC電圧をドロッパ回路5に供給する。電圧制御回路4は、待機電源回路3から出力されるDC電圧の値と異常電圧検知信号S6及びS7に応じて待機電源回路3の電圧変換動作をフィードバック制御する。ドロッパ回路5は、待機電源回路3から出力されるDC電圧を降圧し、その降圧したDC電圧をマイコン9の電源電圧としてマイコン9に供給する。また、リモコン受光部10及び操作キー11は、マイコン9から供給されるDC電圧を電源電圧としている。
リモコン受光部10はリモコン送信機(不図示)からの赤外線信号に応じた指示信号をマイコン9に出力する。操作キー11はユーザのキー操作に応じた指示信号をマイコン9に出力する。マイコン9は、リモコン受光部10又は操作キー11からの指示信号に基づき、負荷8の動作(例えばチューナ部8Aによる選局動作や音声回路8Cによる音量調整動作など)を制御する。また、マイコン9は、リモコン受光部10又は操作キー11からの指示信号に基づいてリレー駆動回路12を通電信号SP-ONによって制御する。リレー駆動回路12は、AC入力回路1からメイン電源回路2への電力供給をオン/オフするリレー13を駆動する。
マイコン9は、リモコン受光部10又は操作キー11からの指示信号に基づき、電気機器を待機状態にする場合、リレー13がオフ状態になるようにリレー駆動回路12を制御する。これにより、メイン電源回路2及び負荷8に電力が供給されなくなり、メイン電源回路2及び負荷8での電力消費を削減することができるので、待機電力を低減することができる。
一方、マイコン9は、リモコン受光部10又は操作キー11からの指示信号に基づき、電気機器を非待機状態にする場合、リレー13がオン状態になるようにリレー駆動回路12を制御する。これにより、負荷8に電力が供給され、電気機器の非待機状態が実現される。
電源装置100は、上記のような待機電力低減機能に加えて、異常電圧保護機能も有している。
待機電源回路3内の過電圧・減電圧検知回路3Bは、待機電源回路3の故障などによる待機電源回路3の出力電圧の過電圧、及び、マイコン9のショートなどによる待機電源回路3の出力電圧の減電圧を検知し、待機電源回路3の出力電圧が過電圧或いは減電圧になると、異常電圧検知信号S3Bにより待機電源回路3内の異常時停止回路3Aに異常を伝える。異常時停止回路3Aは、異常電圧検知信号S3Bにより異常が伝達されると、待機電源回路3からの電圧出力を停止させ、安全性を確保する。
過電圧検知回路7は、待機電源回路3やドロッパ回路5の故障などによるドロッパ回路5の出力電圧の過電圧を検知し、ドロッパ回路5の出力電圧が過電圧になると、異常電圧検知信号S7により電圧制御回路4に異常を伝える。電圧制御回路4は、異常電圧検知信号S7により異常が伝達されると、故意に待機電源回路3の出力電圧を過電圧になるように上昇させる。これにより、待機電源回路3内の過電圧・減電圧検知回路3Bが、待機電源回路3の出力電圧の過電圧を検知し、異常電圧検知信号S3Bにより待機電源回路3内の異常時停止回路3Aに異常が伝達され、異常時停止回路3Aが待機電源回路3からの電圧出力を停止させ、安全性を確保する。
過電圧・減電圧検知回路6は、メイン電源回路2の故障などによるメイン電源回路2の各出力電圧の過電圧、及び、負荷8のショートなどによるメイン電源回路2の各出力電圧の減電圧を検知し、メイン電源回路2の各出力電圧の少なくも一つが過電圧或いは減電圧になると、異常電圧検知信号S6により電圧制御回路4に異常を伝える。電圧制御回路4は、異常電圧検知信号S6により異常が伝達されると、故意に待機電源回路3の出力電圧を過電圧になるように上昇させる。これにより、待機電源回路3内の過電圧・減電圧検知回路3Bが、待機電源回路3の出力電圧の過電圧を検知し、異常電圧検知信号S3Bにより待機電源回路3内の異常時停止回路3Aに異常が伝達され、異常時停止回路3Aが待機電源回路3からの電圧出力を停止させる。待機電源回路3からの電圧出力が停止すると、リレー13がオフ状態になり、メイン電源回路2への電力供給が絶たれて、メイン電源回路2からの電圧出力が停止し、安全性が確保される。
ただし、電気機器が待機状態であるときは、過電圧・減電圧検知回路6の動作を禁止する構成とし、電気機器が待機状態であるときに過電圧・減電圧検知回路6が異常電圧検知信号S6により電圧制御回路4に異常を伝えることが無いようにする。
電源装置100は、上記のような異常電圧保護機能を有しているため、異常電圧が発生した場合でも安全性を確保することができる。さらに、電源装置100は、メイン電源回路2に異常時停止回路を設ける必要がない構成であるため、異常電圧保護機能を少ない部品点数で実現することができる。
ここで、リレー駆動回路12の一構成例を図2に示す。図2に示す構成例では、リレー駆動回路12は、NPNトランジスタと、ベース抵抗とによって構成されており、マイコン9からの通電信号SP-ONがHighレベルであるときに前記NPNトランジスタがオン状態となり、リレー13をオン状態にし、マイコン9からの通電信号SP-ONがLowレベルであるときに前記NPNトランジスタがオフ状態となり、リレー13をオフ状態にする。
次に、過電圧・減電圧検知回路6と過電圧検知回路7と電圧制御回路4の一構成例を図3に示す。なお、図3に示す構成例では、待機電源回路3の出力電圧VOUT3の設計値を5[V]とし、メイン電源回路2の出力数を3としメイン電源回路2の各出力電圧VOUT2-1、VOUT2-2、VOUT2-3の設計値をそれぞれ24[V]、16[V]、−12[V]とし、ドロッパ回路5の出力電圧VOUT3の設計値を3.3[V]としている。また、電気機器が待機状態であるときにマイコン9からの通電信号SP-ONがLowレベルとなり、電気機器が非待機状態であるときにマイコン9からの通電信号SP-ONがHighレベルとなるものとする。
図3に示す構成例では、過電圧・減電圧検知回路6は、NPNトランジスタQ1〜Q3と、PNPトランジスタQ4及びQ5と、抵抗R1〜R8と、ツェナーダイオードD1、D2、D4、及びD7と、ダイオードD3、D5、及びD6とを備えている。また、過電圧検知回路7は、PNPトランジスタQ6と、抵抗R9〜R11と、シャントレギュレータZ1とを備えている。そして、抵抗R13と、ダイオードD8と、コンデンサC1とは過電圧・減電圧検知回路6及び過電圧検知回路7の共通回路となっている。電圧制御回路4は、NPNトランジスタQ7と、抵抗R14〜R17と、シャントレギュレータZ2と、フォトカプラPC1とを備えている。
まず、過電圧・減電圧検知回路6の回路構成及び動作について説明する。NPNトランジスタQ1のコレクタに待機電源回路3の出力電圧VOUT3が印加され、通電信号SP-ONが抵抗R1を介してNPNトランジスタQ1のベースに供給される。NPNトランジスタQ1のエミッタは抵抗R2を介してグランド電位に接続される。ツェナーダイオードD1のカソードにメイン電源回路2の出力電圧VOUT2-1が印加され、ツェナーダイオードD2のカソードにメイン電源回路2の出力電圧VOUT2-2が印加される。ツェナーダイオードD1及びD2のアノードはNPNトランジスタQ2のベースに接続される。また、NPNトランジスタQ2のベースは抵抗R4を介してグランド電位に接続される。
NPNトランジスタQ2及びQ3のコレクタはNPNトランジスタQ1のエミッタに接続され、NPNトランジスタQ2及びQ3のコレクタは抵抗R13及びダイオードD8の並列回路並びにコンデンサC1を経由して電圧制御回路4のNPNトランジスタQ7のベースに接続される。また、NPNトランジスタQ2及びQ2のコレクタは抵抗R3を介してグランド電位に接続される。
ダイオードD3のカソードはNPNトランジスタQ3のベースに接続され、ダイオードD3のアノードは抵抗R5を介してNPNトランジスタQ1のエミッタに接続される。また、ダイオードD3のアノードはツェナーダイオードD4のカソードに接続される。ツェナーダイオードD4のアノードにメイン電源回路2の出力電圧VOUT2-3が印加される。
PNPトランジスタQ4のエミッタはNPNトランジスタQ1のエミッタに接続され、PNPトランジスタQ4のコレクタは抵抗R13及びダイオードD8の並列回路並びにコンデンサC1を経由して電圧制御回路4のNPNトランジスタQ7のベースに接続される。ダイオードD5及びD6のアノードはPNPトランジスタQ4のベースに接続され、ダイオードD5のカソードにメイン電源回路2の出力電圧VOUT2-2が印加され、ダイオードD6のカソードにメイン電源回路2の出力電圧VOUT2-1が印加される。また、PNPトランジスタQ4のベースは抵抗R6を介してNPNトランジスタQ1のエミッタに接続される。
PNPトランジスタQ5のエミッタはNPNトランジスタQ1のエミッタに接続され、PNPトランジスタQ5のコレクタは抵抗R13及びダイオードD8の並列回路並びにコンデンサC1を経由して電圧制御回路4のNPNトランジスタQ7のベースに接続される。PNPトランジスタQ5のベースは抵抗R7を介してNPNトランジスタQ1のエミッタに接続される。また、PNPトランジスタQ5のベースは抵抗R8を介してツェナーダイオードD7のカソードに接続される。ツェナーダイオードD7のアノードにメイン電源回路2の出力電圧VOUT2-3が印加される。
上記のような過電圧・減電圧検知回路6の構成であれば、電気機器が待機状態であるときは、マイコン9からの通電信号SP-ONがLowレベルとなってNPNトランジスタQ1がオフ状態になるので、過電圧・減電圧検知回路6に電源電圧(=待機電源回路3の出力電圧VOUT3)が供給されなくなり、過電圧・減電圧検知回路6の動作が停止される。
過電圧・減電圧検知回路6の動作が停止していない場合、以下のような動作となる。
メイン電源回路2の出力電圧VOUT2-1が過電圧のときにツェナーダイオードD1がオン状態となり、NPNトランジスタQ2がオン状態になるので、電圧制御回路4のNPNトランジスタQ7のベースに供給される異常電圧検知信号S6がHighレベルになる。また、メイン電源回路2の出力電圧VOUT2-2が過電圧のときにツェナーダイオードD2がオン状態となり、NPNトランジスタQ2がオン状態になるので、電圧制御回路4のNPNトランジスタQ7のベースに供給される異常電圧検知信号S6がHighレベルになる。また、メイン電源回路2の出力電圧VOUT2-3が過電圧のときにツェナーダイオードD1がオフ状態となり、NPNトランジスタQ3がオン状態になるので、電圧制御回路4のNPNトランジスタQ7のベースに供給される異常電圧検知信号S6がHighレベルになる。
メイン電源回路2の出力電圧VOUT2-1が減電圧のときにPNPトランジスタQ4のベース電圧がLowレベルとなり、PNPトランジスタQ4がオン状態になるので、電圧制御回路4のNPNトランジスタQ7のベースに供給される異常電圧検知信号S6がHighレベルになる。また、メイン電源回路2の出力電圧VOUT2-2が減電圧のときにPNPトランジスタQ4のベース電圧がLowレベルとなり、PNPトランジスタQ4がオン状態になるので、電圧制御回路4のNPNトランジスタQ7のベースに供給される異常電圧検知信号S6がHighレベルになる。また、メイン電源回路2の出力電圧VOUT2-3が減電圧のときにツェナーダイオードD7がオン状態となり、PNPトランジスタQ5がオン状態になるので、電圧制御回路4のNPNトランジスタQ7のベースに出力される異常電圧検知信号S6がHighレベルになる。
これに対して、メイン電源回路2の出力電圧VOUT2-1、VOUT2-2、VOUT2-3全てが過電圧でもなく減電圧でもない場合、電圧制御回路4のNPNトランジスタQ7のベースに出力される異常電圧検知信号S6がLowレベルになる。
続いて、過電圧検知回路7の回路構成及び動作について説明する。PNPトランジスタQ6のエミッタに待機電源回路3の出力電圧VOUT3が印加される。PNPトランジスタQ6のコレクタは抵抗R13及びダイオードD8の並列回路並びにコンデンサC1を経由して電圧制御回路4のNPNトランジスタQ7のベースに接続される。PNPトランジスタQ6のベース−エミッタ間に抵抗R9が設けられる。また、PNPトランジスタQ6のベースは抵抗R10を介してシャントレギュレータZ1のカソードに接続される。シャントレギュレータZ1のアノードはグランド電位に接続される。抵抗R11の一端にドロッパ回路5の出力電圧VOUT5が印加され、抵抗R11の他端及び抵抗R12の一端がシャントレギュレータZ1のリファレンス端子に接続され、抵抗R12の他端がグランド電位に接続される。
上記のような構成によると、ドロッパ回路5の出力電圧VOUT5が過電圧のときPNPトランジスタQ6のベース電圧がLowレベルとなり、PNPトランジスタQ6がオン状態になるので、電圧制御回路4のNPNトランジスタQ7のベースに出力される異常電圧検知信号S7がHighレベルになる。
これに対して、ドロッパ回路5の出力電圧V5が過電圧でない場合、電圧制御回路4のNPNトランジスタQ7のベースに出力される異常電圧検知信号S7がLowレベルになる。
最後に、電圧制御回路4の回路構成及び動作について説明する。NPNトランジスタQ7のコレクタが抵抗R14を介してシャントレギュレータZ2のリファレンス端子に接続され、NPNトランジスタQ7のエミッタがグランド電位に接続される。抵抗R15の一端に待機電源回路3の出力電圧VOUT3が印加され、抵抗R15の他端及び抵抗R16の一端がシャントレギュレータZ2のリファレンス端子に接続され、抵抗R16の他端がグランド電位に接続される。また、抵抗R17の一端に待機電源回路3の出力電圧VOUT3が印加され、抵抗R17の他端はフォトカプラPC1の発光部を介してシャントレギュレータZ2のカソードに接続される。シャントレギュレータZ2のアノードはグランド電位に接続される。フォトカプラPC1の受光部から出力される信号が、待機電源回路2に供給されるフィードバック信号となる。
上記のような構成によると、異常電圧検知信号S6及びS7の少なくとも一つにより異常が伝達されると、すなわち、NPNトランジスタQ7のベース電圧がHighレベルになると、NPNトランジスタQ7がオン状態となりシャントレギュレータZ2のリファレンス端子電圧が下がることにより、電圧制御回路4は、待機電源回路3の出力電圧VOUT3を過電圧になるように上昇させる。一方、NPNトランジスタQ7がオフ状態であれば、電圧制御回路4は、待機電源回路3の出力電圧VOUT3が設定値(5[V])で安定するように制御する。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることができる。例えば、図1に示す構成において、異常時停止回路3Aの代わりに図4に示す構成で用いた異常時停止回路3A’を設け、過電圧検知回路7からの異常電圧検知信号S7を電圧制御回路4ではなく異常時停止回路3A’に供給するようにしてもよい。また、上述した実施形態では、電圧制御回路4は、異常が伝達されると、故意に待機電源回路3の出力電圧を過電圧になるように上昇させる構成であったが、異常が伝達されると、故意に待機電源回路3の出力電圧を減電圧になるように降下させる構成であってもよい。
1 AC入力回路
2、2’ メイン電源回路
2A’ 異常時停止回路
3、3’ 待機電源回路
3A、3A’ 異常時停止回路
3B 過電圧・減電圧検知回路
4、4’ 電圧制御回路
5 ドロッパ回路
6、6’ 過電圧・減電圧検知回路
7 過電圧検知回路
8 負荷
8A チューナ部
8B 映像回路
8C 音声回路
8D 液晶表示部
8E スピーカ
9 マイコン
10 リモコン受光部
11 操作キー
12 リレー駆動回路
13 リレー
100、101 電源装置
C1 コンデンサ
D1、D2、D4、D7 ツェナーダイオード
D3、D5、D6、D8 ダイオード
PC1 フォトカプラ
Q1、Q2、Q3、Q7 NPNトランジスタ
Q4、Q5、Q6 PNPトランジスタ
R1〜R17 抵抗
S3B、S6、S6’、S7 異常電圧検知信号
P-ON 通電信号
Z1、Z2 シャントレギュレータ

Claims (6)

  1. メイン電源部と、
    待機電源部と、
    前記メイン電源部への電力供給をオン/オフするスイッチと、
    前記メイン電源部の出力電圧の異常を検知する第1の異常電圧検知部と、
    前記待機電源部の出力電圧の異常を検知する第2の異常電圧検知部と、
    前記第1の異常電圧検知部が前記メイン電源部の出力電圧の異常を検知すると、前記待機電源部の出力電圧の異常が起こるように前記待機電源部の出力電圧を制御する電圧制御部と、
    前記第2の異常電圧検知部が前記待機電源部の出力電圧の異常を検知すると、前記待機電源部の動作を停止させる異常時停止部とを備え、
    前記待機電源部の動作が停止しているときは前記スイッチが前記メイン電源部への電力供給をオフすることを特徴とする電源装置。
  2. 前記電源装置が搭載される電気機器が待機状態であるときに、前記スイッチが前記メイン電源部への電力供給をオフし、前記第1の異常電圧検知部が動作を停止することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記メイン電源部が互いに値の異なる複数の出力電圧を生成し、
    前記第2の異常電圧検知部と前記異常時停止部とが、前記待機電源部の内部に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電源装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源装置を備えることを特徴とする電気機器。
  5. 前記待機電源部の出力電圧又は前記待機電源部の出力電圧を変換した電圧を電源電圧とする制御部を備え、
    前記制御部が、前記電気機器が待機状態であるか非待機状態であるかを示す信号を前記電源装置に供給することを特徴とする請求項4に記載の電気機器。
  6. 液晶テレビであることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の電気機器。
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