JP2011008922A - 有機elパネル - Google Patents

有機elパネル Download PDF

Info

Publication number
JP2011008922A
JP2011008922A JP2009148261A JP2009148261A JP2011008922A JP 2011008922 A JP2011008922 A JP 2011008922A JP 2009148261 A JP2009148261 A JP 2009148261A JP 2009148261 A JP2009148261 A JP 2009148261A JP 2011008922 A JP2011008922 A JP 2011008922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
panel
moisture absorbing
support substrate
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009148261A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Endo
貴裕 遠藤
Yusho Shida
有章 志田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2009148261A priority Critical patent/JP2011008922A/ja
Publication of JP2011008922A publication Critical patent/JP2011008922A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】 薄型化が容易に可能であり、また、強度を十分に得ることが可能な有機ELパネルを提供する。
【解決手段】 第一電極2と第二電極6の間に少なくとも有機発光層を挟持してなる発光部と第二電極6を複数に分離するように複数形成される隔壁4とを支持基板1上に形成し、前記発光部を気密的に覆う封止部材7を支持基板1上に配設してなる有機ELパネルである。封止部材7は、支持基板1との対向面に吸湿部材9が配設され、隔壁4は、吸湿部材9と対向する個所の高さh1が吸湿部材9と対向しない個所の高さh2よりも低くなるように形成されてなることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、第一電極と第二電極の間に少なくとも有機発光層を挟持してなる発光部を支持基板上に形成した有機ELパネルに関するものであり、特にマトリクス状に配置された発光部を有する有機ELパネルに関するものである。
従来より、有機ELパネルが種々提案されており、例えば特許文献1に開示されている。有機ELパネルは、ガラス基板(支持基板)上に有機EL素子からなる発光部を形成したものであり、この有機EL素子は、透明電極(第一電極),絶縁層,機能層及び背面電極(第二電極)を有する。前記機能層は少なくとも有機発光層を有し、例えば、正孔注入輸送層,有機発光層,電子輸送層及び電子注入層からなるものである。前記透明電極,前記機能層及び前記背面電極の積層個所が発光部となる。前記発光部は封止部材によって気密的に覆われており、この封止部材は前記ガラス基板に接着されている。また、パッシブ駆動を行うドットマトリクス型の有機ELパネルは、前記第一電極と前記第二電極とを互いに交差するストライプ状に複数形成することで、前記第一電極と前記第二電極との交差個所を前記発光部とし、前記発光部をマトリクス状に配置するものである。前記第二電極の形成においては、前記第一電極と交差するように隔壁を形成し、蒸着等によって形成される前記第二電極を前記隔壁によってライン状に分離する方法が知られている。
また、気密空間内の水分が前記有機層に侵入してダークスポットが発生することを抑制するべく、凹形状の封止缶(封止部材)の前記発光部との対向面に水分を吸着する吸湿部材を配置する方法が知られている(例えば特許文献2参照)。前記吸湿部材は、前記対向面における中央部に配設されるのが一般的である。
かかる構成においては、パネルの薄型化のために前記発光部と前記吸湿部材との間隔を狭めると、前記吸湿部材が対向する前記隔壁の一部と接触し、前記隔壁の接触個所に応力が集中して前記隔壁が倒れ前記発光部を劣化させてしまうおそれがあるという問題点があった。シート状の吸湿部材を用いる場合は、前記封止缶への配設が容易であるものの硬質であるために、特に前記隔壁の接触個所に応力を集中させるおそれがあった。これに対し、特許文献3には、前記封止缶の前記対向面に前記吸湿部材を収納するための専用のポケット部(凹部)を形成し、前記吸湿部材と前記発光部との間隔を狭める方法が開示されている。
特開平7−169567号公報 特開平9−148066号公報 特開2002−231442号公報
しかしながら、上述の構成においては、前記ポケット部を形成するために前記封止缶の前記対向面に凹凸が生じることとなり前記封止缶は厚くなってしまうという問題点があり、有機ELパネルの薄型化のためには更なる改良の余地があった。なお、凹凸を小さくするために前記封止缶自体を薄く形成する方法も考えられるが、前記封止缶を薄くすると前記封止缶の強度が低下し、有機ELパネルとして十分な強度が得られなくなるという問題点があった。
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、薄型化が容易に可能であり、また、十分な強度を得ることが可能な有機ELパネルを提供するものである。
本発明は、前記課題を解決するため、第一電極と第二電極の間に少なくとも有機発光層を挟持してなる発光部と前記第二電極を複数に分離するように複数形成される隔壁とを支持基板上に形成し、前記発光部を気密的に覆う封止部材を前記支持基板上に配設してなる有機ELパネルであって、前記封止部材は、前記支持基板との対向面に吸湿部材が配設され、前記隔壁は、前記吸湿部材と対向する個所の高さが前記吸湿部材と対向しない個所の高さよりも低く形成されてなることを特徴とする。
また、前記隔壁の高さの差が、少なくとも前記吸湿部材の厚さ以上であることを特徴とする。
また、前記封止部材は、金属材料からなることを特徴とする。
また、前記吸湿部材は、シート状であることを特徴とする。
本発明は、第一電極と第二電極の間に少なくとも有機発光層を挟持した発光部を支持基板上に形成した有機ELパネルに関するものであり、特にマトリクス状に配置された発光部を有する有機ELパネルに関するものであって、薄型化が容易に可能であり、また、十分な強度を得ることが可能となる。
本発明の実施形態である有機ELパネルを示す正面図。 同上有機ELパネルを示す断面図。 比較例としての従来の有機ELパネルを示す断面図。
以下、本発明の一実施形態を添付の図面に基いて説明する。図1及び図2は本発明の実施形態である有機ELパネルを示すものである。有機ELパネルは、支持基板1上に透明電極(第一電極)2,絶縁層3,隔壁4,機能層5,背面電極(第二電極)6を形成し、また、支持基板1上に封止部材7を配設してなる。なお、図1においては封止部材7を省略している。
支持基板1は、例えば光透過性を有するガラス基板からなる矩形状の基板である。
透明電極2は、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透光性の導電材料からなるものであり、スパッタリング等の手段によって層状に形成された後フォトエッチング等の手段によって所望の形状に形成される。本実施形態においては、各透明電極2は図1における縦方向に伸びるライン状に複数形成される。
絶縁層3は、ポリイミド系の絶縁材料からなるものであり、フォトエッチング等の手段によって形成されており、透明電極2を覆うものである。絶縁層3は、機能層5よりも広い領域に形成されており、マトリクス状に配置される発光部に対応し、透明電極2を部分的に露出させる矩形の開口3aを有している。
隔壁4は、フェノール系の絶縁材料からなるものであり、フォトエッチング法等の手段によって形成されている。隔壁4は、絶縁層3上にその断面形状が逆テーパ状になるように形成されている。隔壁4は、透明電極2と直交する方向に複数の平行線状に設けられており、機能層5及び背面電極6をライン状に複数に分断する。また、隔壁4は、前記発光部よりも広い領域に形成されている。
機能層5は、少なくとも有機発光層を有するものであり、例えば、正孔注入輸送層,有機発光層,電子輸送層及び電子注入層からなるものである。
背面電極6は、例えばアルミニウム(Al)等の低抵抗の金属導電材料からなるものであり、隔壁4によって透明電極2に直交する方向、すなわち図1における横方向に伸びるライン状に複数形成される。透明電極2と背面電極6とが交差し、機能層5を挟持する個所が各発光部(有機EL素子)となる。
封止部材7は、金属材料からなり、例えば紫外線硬化型の接着剤8を介して支持基板1上に接着されることで、封止部材7と支持基板1とで前記発光部を収納する気密空間を構成するものである。また、封止部材7は、プレス加工等の手段によって凹形状に加工され、前記発光部と対向し吸湿部材9が配設される対向部7aと、対向部7aを囲み接着剤8を介して支持基板1と接着される接着部7bと、を有する。なお、封止部材7は、ガラス材料からなるものであってもよい。また、封止部材7は平板状であってもよく、その場合接着剤8にはスペーサーが混入されることが望ましい。
吸湿部材9は、化学的あるいは物理的に水分を吸着する吸湿作用を有し、封止部材7の対向部7aに塗布して配置されるものである。吸湿部材9はシート状に形成されており、例えば活性アルミナ,モレキュラシーブス,酸化カルシウムあるいは酸化バリウム等の無機材料と樹脂材料とを混合してなる。また、吸湿部材9は、液状、クリーム状あるいはペースト状等の塗布型の吸湿部材であってもよい。
さらに、本実施形態における特徴部分について述べる。封止空間内で十分な吸湿効果が得られる量の吸湿部材9を配置するためには封止部材7の中央領域に吸湿部材9を配置することが望ましい。しかし、かかる場合においてはパネルの薄型化のために支持基板1と封止部材7との間隔を狭めると吸湿部材9が隔壁4の一部に接触し、接触した個所に応力が集中して隔壁4の一部が倒れて前記発光部を劣化させるおそれがあるところ、対向部9aから突出する吸湿部材9を避けるように隔壁4を部分的に低く形成するものである。
具体的に、隔壁4は、熱及びエッチング等の手段によって吸湿部材9と対向する個所の高さh1が吸湿部材9と対向しない個所の高さh2よりも低くなるように形成される。このため、従来のように封止缶に凹凸(ポケット部)が形成されることがなく、有機ELパネルを容易に薄型化することができる。また、封止部材の凹凸を削減することで更なる薄型化を実現させているため、封止部材7自体を薄くする場合と比べて十分な強度を得ることができる。なお、吸湿部材9と対向する個所の高さh1と吸湿部材9と対向しない個所の高さh2との差(h1−h2)を少なくとも吸湿部材9の厚さg以上(h1−h2≧g)とすることで封止基板7にたわみが生じた場合であっても隔壁4の全体が吸湿部材9あるいは対向部7aと接触することとなり、隔壁4の一部に応力が集中することを抑制することができる。また、吸湿部材9と隔壁4との間隔と、封止部材7の対向部7aと隔壁4の吸湿部材9と対向しない個所との間隔と、は等しいことが望ましい。ここで隔壁4の高さh1あるいはh2とは、支持基板1から隔壁4の先端部までの高さである。
以下、さらに実施例を上げ本発明の具体的な効果を説明する。
実施例1は、前述の実施形態に示す有機ELパネルであって、支持基板1の厚さt1が0.7mmであり、シート状の吸湿部材9の厚さgが0.1mmであり、隔壁4のうち吸湿部材9と対向する個所の高さh1が0.05mmであり、隔壁4のうち吸湿部材9と対向しない個所の高さh2が0.2mmであり、封止部材7の厚さt2は、0.7mmである。したがって、実施例1の有機ELパネル全体の厚さは、1.4mm程度となる(接着剤8の厚さを除外する。以下同じ)。
実施例2は、前述の実施形態に示す有機ELパネルであって、吸湿部材9として塗布型の吸湿部材を用いている。実施例2は、支持基板1の厚さt1が0.7mmであり、吸湿部材9の厚さgが6μmであり、隔壁4のうち吸湿部材9と対向する個所の高さh1が3μmであり、隔壁のうち吸湿部材9と対向しない個所の高さh2が10μmであり、封止部材7の厚さt2は、0.7mmである。したがって、実施例2の有機ELパネル全体の厚さは、1.4mm程度となる。
(比較例)
図3は従来の隔壁4の高さhが均一である比較例としての有機ELパネルを示している。比較例においては、支持基板1と吸湿部材9との間隔を確保する必要があり、封止部材7に吸湿部材9を収納するためのポケット部7cを設けている。比較例は、支持基板1の厚さt1が0.7mmであり、シート状の吸湿部材9の厚さgが0.1mmであり、隔壁4の高さhが0.2mmであり、深さ0.4mmのポケット部7cを設けるために封止部材7の厚さt2が1.1mmである。したがって、比較例の有機ELパネル全体の厚さは1.8mm程度となる。
すなわち、比較例では、吸湿部材9と隔壁4との間の間隔を狭めるために封止部材7にポケット部7cを設けていることにより、封止部材7の厚さt2を薄くすることはできず1.1mm程度必要であったが、実施例1,2は、隔壁4を部分的に低く形成していることでポケット部が不要であり、封止部材7の厚さt2を0.7mm程度とし、有機ELパネルを薄くすることができる。また、封止部材の凹凸を削減することで更なる薄型化を実現させているため、封止部材7自体を薄くする場合と比べて十分な強度を得ることができる。
本発明は、第一電極と第二電極の間に少なくとも有機発光層を挟持した発光部を支持基板上に形成した有機ELパネルに関するものであり、特にマトリクス状に配置された発光部を有する有機ELパネルに好適である。なお、支持基板上に隔壁を設ける構成であれば、セグメント型であっても適用可能である。また、本発明は、パッシブ駆動あるいはアクティブ駆動等の駆動方式に関わらず適用可能である。
1 支持基板
2 透明電極(第一電極)
3 絶縁層
4 隔壁
5 機能層
6 背面電極(第二電極)
7 封止部材
7a 対向部
7b 接着部
8 接着剤
9 吸湿部材

Claims (4)

  1. 第一電極と第二電極の間に少なくとも有機発光層を挟持してなる発光部と前記第二電極を複数に分離するように複数形成される隔壁とを支持基板上に形成し、前記発光部を気密的に覆う封止部材を前記支持基板上に配設してなる有機ELパネルであって、
    前記封止部材は、前記支持基板との対向面に吸湿部材が配設され、
    前記隔壁は、前記吸湿部材と対向する個所の高さが前記吸湿部材と対向しない個所の高さよりも低くなるように形成されてなることを特徴とする有機ELパネル。
  2. 前記隔壁の高さの差が、少なくとも前記吸湿部材の厚さ以上であることを特徴とする請求項1に記載の有機ELパネル。
  3. 前記封止部材は、金属材料からなることを特徴とする請求項1に記載の有機ELパネル。
  4. 前記吸湿部材は、シート状であることを特徴とする請求項1に記載の有機ELパネル。
JP2009148261A 2009-06-23 2009-06-23 有機elパネル Pending JP2011008922A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009148261A JP2011008922A (ja) 2009-06-23 2009-06-23 有機elパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009148261A JP2011008922A (ja) 2009-06-23 2009-06-23 有機elパネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011008922A true JP2011008922A (ja) 2011-01-13

Family

ID=43565358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009148261A Pending JP2011008922A (ja) 2009-06-23 2009-06-23 有機elパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011008922A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014010221A1 (ja) * 2012-07-11 2014-01-16 パナソニック株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子及び照明装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014010221A1 (ja) * 2012-07-11 2014-01-16 パナソニック株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子及び照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190237689A1 (en) Flexible display screen
KR101932361B1 (ko) 일렉트로루미네센스 장치
CN109119448B (zh) 显示面板和显示装置
JP2002008853A (ja) 有機elパネル
JP5921481B2 (ja) 両面表示装置
WO2016023266A1 (zh) Oled显示器件及应用其的oled显示装置
JP2017162547A (ja) 有機el素子及びその製造方法
JP2011008922A (ja) 有機elパネル
JP2002231439A (ja) 有機elパネル
JP2002216948A (ja) 有機elパネル
US11152589B2 (en) Organic EL device, organic EL lighting panel, organic EL lighting apparatus, and organic EL display
KR101595455B1 (ko) 유기 발광 표시 소자 및 이의 제조 방법
CN110875439B (zh) 具有发光元件的装置
KR20070051650A (ko) 유기 발광 소자 패널
JP2002280168A (ja) 有機elパネル
JP2002231442A (ja) 有機elパネル
JP5662586B2 (ja) 有機el素子及びその製造方法
JP2006228532A (ja) 有機elパネル
JP2010277945A (ja) 有機elパネル
JP2015118825A (ja) 有機elパネル
JP5440844B2 (ja) 有機elパネル及びその製造方法
JP2007115496A (ja) 封止用基板及びその封止用基板を用いた有機elパネルの製造方法
JP2002008855A (ja) 有機elパネル
WO2015174006A1 (ja) 有機el素子及び照明装置
JP2002231440A (ja) 電界発光素子