JP2011007895A - 光合波器およびそれを備えた光送信器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の入力光を合波する光合波器であって、前記複数の入力光を透過するレンズ11,12,13,14,15を有するレンズアレイ2と、レンズ11,12,14,15を透過した複数の入力光を反射するとともに集光する凹面鏡1と、凹面鏡1により集光された出力光を伝送する光ファイバ3と、レンズアレイ2、凹面鏡1、光ファイバ3を支持する光学部品キャリア5とを具備する。
【選択図】図1
Description
複数の入力光を合波する光合波器であって、
前記複数の入力光を透過する透過部材と、
前記透過部材を透過した前記複数の入力光を反射するとともに集光する光反射集光手段と、
前記光反射集光手段により集光された出力光を伝送する光伝送手段と、
前記透過部材、前記光反射集光手段、および前記光伝送手段を支持する支持手段とを具備する
ことを特徴とする。
第1の発明に係る光合波器であって、
前記光反射集光手段が凹面鏡であり、
前記凹面鏡の反射面、もしくは前記反射面につけられた高反射フィルタが半導体材料、金属、もしくは誘電体材料でできている
ことを特徴とする。
第2の発明に係る光合波器であって、
前記半導体材料が、シリコンもしくはアルミニウム、ガリウム、インジウム、ヒ素、リン、アンチモンの中の少なくとも2種類以上の元素からなるIII−V族化合物半導体である
ことを特徴とする。
第2の発明に係る光合波器であって、
前記金属が、アルミニウム、銀、白金、亜鉛、スズ、金、ニッケル、銅の中の少なくとも1種類以上の元素からなる金属である
ことを特徴とする。
第2の発明に係る光合波器であって、
前記誘電体材料が、SiO2もしくはTiO2、Ta2O5、MgF2、MgOのいずれかからなる誘電体である
ことを特徴とする。
第1の発明乃至第5の発明の何れか1つに係る光合波器であって、
少なくとも3つの光ファイバと、
前記光ファイバの出射端面に対向配置される凹面鏡と、
前記光ファイバの出射端面と前記凹面鏡との間に配置される少なくとも3つのレンズと、
前記光ファイバ、前記凹面鏡、および前記レンズを支持する光学部品キャリアとを有する
ことを特徴とする。
第1の発明乃至第5の発明の何れか1つに係る光合波器を備え、前記出力光を送信する光送信器であって、
前記複数の入力光を出力する少なくとも2つの光出射手段をさらに具備し、
前記支持手段は、前記光出射手段も支持するものである
ことを特徴とする。
第1の発明乃至第5の発明の何れか1つに係る光合波器を備え、前記出力光を送信する光送信器であって、
少なくとも2つのレーザダイオードと、
前記レーザダイオードの出射端面に対向して配置される凹面鏡と、
前記凹面鏡に対向して配置される1つの光ファイバと、
前記レーザダイオードおよび前記光ファイバと前記凹面鏡との間に配置される少なくとも3つのレンズと、
前記レーザダイオード、前記凹面鏡、前記光ファイバ、および前記レンズを支持する光学部品キャリアとを有する
ことを特徴とする。
凹面鏡1の特徴として、焦点Fからでた光は凹面鏡1に反射した後すべて平行光になるという性質がある。つまり、凹面鏡1に対して前記の平行光と平行にLDチップ21,22,23,24を並べることで、図2に示すように、各LDチップ21,22,23,24から出射したレーザ光L1,L2,L3,L4は凹面鏡1に反射して焦点Fにあつまることになる。この焦点Fの部分に光ファイバ3の端面3aにおけるコア部3bを配置することで4つのLDチップ21,22,23,24から出射したレーザ光は1本の光ファイバ3にて合波することが可能になる。よって、凹面鏡1を使った光合波器を備えた光送信器10を実現できる。また、この光合波器は高反射率で波長依存性の小さい高反射膜を凹面鏡1の表面の凹部1aにつけることで、波長無依存、低損失といった性能を実現することができる。
本実施例に係る光送信器を示す構成図である図3を参照して説明する。
図3に示すように、本実施例の光送信器100は、凹面鏡101(光反射集光手段)とレンズアレイ102(透過部材)と光ファイバ103(光伝送手段)とレーザダイオード104(光出射手段)と光学部品キャリア105(支持手段)とを具備する。
凹面鏡101によって、4つのレーザ光(入力光)を1つの出力光に合波できる原理について、図5参照して説明する。
本実施例の光送信器の組み立て工程について、図4を参照して説明する。
以上の工程で、図4に示すような光送信器100が完成する。
さらに、図4に示す実験系において得られる本実施例に係る光送信器の特性について説明する。ここでは、複数のレーザ光(入力光)を合波したときの損失に関して評価を行った。このときの損失は、DFBLDチップのチップアウトでの光パワーに対して、光ファイバ103の他方の端部103bにて測定した光パワーがどの程度減っているかを示した値である。測定結果は、光入出力支持部151の長手方向(Y軸方向)両側に配置されたDFBLDチップ121,124はともに4.5dBの損失であった。また、光入出力支持部151の長手方向(Y軸方向)略中央側に配置された2つのDFBLDチップ122,123に関してはともに4dBの損失であった。このことから、凹面鏡101の凹部101aの曲率に応じて損失が大きくなることが分かった。また、光学部品キャリア105の温度を25℃、45℃、75℃と変化させて波長を変えたが損失は0.1dB以下の変化しかなかった。
本実施例に係る光合波器を示す構成図である図6を参照して説明する。
図6に示すように、本実施例の光合波器200は、凹面鏡201とレンズアレイ202と出力用光ファイバ203(光伝送手段)と入力用光ファイバ204(光入力手段)と光学部品キャリア205(支持手段)とを具備する。
本実施例の光合波器は、上述した実施例1の光送信器と比較して、光伝送手段としてレーザダイオードの代わりに光ファイバを用いるとともに、凹面鏡の凹部が金でコーティングされたものの代わりに多層膜がコーティングされたものを用いたものである。そのため、入力側の4本の光ファイバ221,222、223,224を並列に配置し、合波された光をうける真ん中の光ファイバ203を焦点に配置するだけで光合波器として機能する。この原理から、あらかじめ光学設計した光学部品キャリア205に入力側の4本の光ファイバ221,222,223,224を載せていき、光ファイバ224に光を入れた状態で光ファイバ203に入る光が最大となるポイントで固定するだけで実装が可能となり実装時間の低減が可能となる。このとき、光ファイバ221,222,223,224からでる光線が平行であることが重要になるが、プラスマイナス1度のずれであれば許容できるので、光学部品キャリア205の公差や実装時のずれを十分許容できる。
本実施例の光合波器の組み立て工程について、図7を参照して説明する。
以上の工程で、図7に示すような光合波器200が完成する。
さらに、図7に示す実験系において得られる本実施例に係る光合波器の特性について説明する。ここでは、複数のレーザ光(入力光)を合波したときの損失に関して評価を行った。このときの損失は、波長可変光源207から出力されている光パワーに対して、光ファイバ203の他方の端部203bにて測定した光パワーがどの程度減っているかを示した値である。測定結果は、光入出力支持部251の長手方向(Y軸方向)両側に配置された光ファイバ221,224から光を入力した場合はともに5.5dBの損失であった。また、光入出力支持部151の長手方向(Y軸方向)中央側に配置された2つの光ファイバ222,223に関してはともに4.8dBの損失であった。また、波長可変光源207から出力される光の波長を1290nmから1550nmの範囲で変えたが損失は0.1dB以下の変化しかなかった。
2 レンズアレイ
3 光ファイバ
4 レーザダイオード
5 光学部品キャリア
10 光送信器
100 光送信器
101 凹面鏡
102 レンズアレイ
103 光ファイバ
104 レーザダイオード
105 光学部品キャリア
106 光パワーメータ
200 光合波器
201 凹面鏡
202 レンズアレイ
203 出力用光ファイバ
204 入力用光ファイバ
205 光学部品キャリア
206 光パワーメータ
207 波長可変光源
Claims (8)
- 複数の入力光を合波する光合波器であって、
前記複数の入力光を透過する透過部材と、
前記透過部材を透過した前記複数の入力光を反射するとともに集光する光反射集光手段と、
前記光反射集光手段により集光された出力光を伝送する光伝送手段と、
前記透過部材、前記光反射集光手段、および前記光伝送手段を支持する支持手段とを具備する
ことを特徴とする光合波器。 - 請求項1記載の光合波器であっては、
前記光反射集光手段が凹面鏡であり、
前記凹面鏡の反射面、もしくは前記反射面につけられた高反射フィルタが半導体材料、金属、もしくは誘電体材料でできている
ことを特徴とする光合波器。 - 請求項2に記載の光合波器であって、
前記半導体材料が、シリコンもしくはアルミニウム、ガリウム、インジウム、ヒ素、リン、アンチモンの中の少なくとも2種類以上の元素からなるIII−V族化合物半導体である
ことを特徴とする光合波器。 - 請求項2に記載の光合波器であって、
前記金属が、アルミニウム、銀、白金、亜鉛、スズ、金、ニッケル、銅の中の少なくとも1種類以上の元素からなる金属である
ことを特徴とする光合波器。 - 請求項2に記載の光合波器であって、
前記誘電体材料が、SiO2もしくはTiO2、Ta2O5、MgF2、MgOのいずれかからなる誘電体である
ことを特徴とする光合波器。 - 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の光合波器であって、
少なくとも3つの光ファイバと、
前記光ファイバの出射端面に対向配置される凹面鏡と、
前記光ファイバの出射端面と前記凹面鏡との間に配置される少なくとも3つのレンズと、
前記光ファイバ、前記凹面鏡、および前記レンズを支持する光学部品キャリアとを有する
ことを特徴とする光合波器。 - 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の光合波器を備え、前記出力光を送信する光送信器であって、
前記複数の入力光を出射する少なくとも2つの光出射手段をさらに具備し、
前記支持手段は、前記光出射手段も支持するものである
ことを特徴とする光送信器。 - 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の光合波器を備え、前記出力光を送信する光送信器であって、
少なくとも2つのレーザダイオードと、
前記レーザダイオードの出射端面に対向して配置される凹面鏡と、
前記凹面鏡に対向して配置される1つの光ファイバと、
前記レーザダイオードおよび前記光ファイバと前記凹面鏡との間に配置される少なくとも3つのレンズと、
前記レーザダイオード、前記凹面鏡、前記光ファイバ、および前記レンズを支持する光学部品キャリアとを有する
ことを特徴とする光送信器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009149347A JP2011007895A (ja) | 2009-06-24 | 2009-06-24 | 光合波器およびそれを備えた光送信器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009149347A JP2011007895A (ja) | 2009-06-24 | 2009-06-24 | 光合波器およびそれを備えた光送信器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011007895A true JP2011007895A (ja) | 2011-01-13 |
Family
ID=43564668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009149347A Pending JP2011007895A (ja) | 2009-06-24 | 2009-06-24 | 光合波器およびそれを備えた光送信器 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018087840A (ja) * | 2016-11-28 | 2018-06-07 | 日本電信電話株式会社 | 光和演算装置 |
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-
2009
- 2009-06-24 JP JP2009149347A patent/JP2011007895A/ja active Pending
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