JP2011007280A - シリンダ装置 - Google Patents

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Naoya Kubo
直也 久保
Kenji Suzuki
賢司 鈴木
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Abstract

【課題】振動音を抑制しつつフリクションを安定させることができるシリンダ装置の提供。
【解決手段】リバウンドスプリング43の自由端に、リバウンドスプリング43を受けるバネ受44と、バネ受44の内周に設けられてピストンロッド13を摺動するスリーブ60とを備えており、バネ受44の内周とスリーブ60の外周との間に径方向の隙間61を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、シリンダ装置に関する。
シリンダ装置には、シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンにピストンロッドを連結するとともに、シリンダ内にて、このピストンロッドに、その伸び側のストロークによって圧縮されるリバウンドスプリングをバネ受を介して設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−124993号公報
上記のようなリバウンドスプリングを有するシリンダ装置においては、リバウンドスプリングの共振に起因して振動音が発生することがある。この振動音は、リバウンドスプリングを保持するバネ受とピストンロッドとのクリアランスを小さくすることで抑制可能となっている。他方、リバウンドスプリングは縮んだときに生じる倒れ(せり)が一定ではないため、バネ受とピストンロッドとのクリアランスを小さくすると、リバウンドスプリングが縮んだときにバネ受とピストンロッドとの間に生じるフリクションにばらつきが生じ、乗り心地に影響を及ぼす可能性があった。
したがって、本発明は、振動音を抑制しつつフリクションを安定させることができるシリンダ装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、リバウンドスプリングの自由端に、リバウンドスプリングを受けるバネ受と、前記バネ受の内周に設けられてピストンロッドを摺動するスリーブとを備え、前記バネ受の内周と前記スリーブの外周との間に径方向の隙間を設けた。
本発明によれば、振動音を抑制しつつフリクションを安定させることができる。
本発明に係るシリンダ装置の一実施形態である油圧緩衝器を示す要部の断面図である。 図1に示すZ部の部分拡大断面図である。 本発明のシリンダ装置に係る一実施形態である油圧緩衝器のスリーブを示す斜視図である。
本発明に係るシリンダ装置の一実施形態である油圧緩衝器を図面を参照して以下に説明する。
本実施形態の油圧緩衝器10は、自動車等の車両のサスペンション装置に用いられるもので、図1に要部の断面を示すように、流体である作動油が封入されるシリンダ11と、このシリンダ11内に摺動可能に嵌装された略円板状のピストン12と、一端がピストン12に連結され、他端がシリンダ11の外部へ延出された略円柱棒状のピストンロッド13と、シリンダ11に取り付けられてピストンロッド13を軸方向移動可能に支承する円環状のロッドガイド14と、ロッドガイド14のシリンダ軸方向外側でシリンダ11とピストンロッド13との間に配置された円環状のオイルシール15とを有している。ピストン12には、ピストン12の移動により生じる流体の移動を制限することにより減衰力を発生させるオリフィスおよびディスクバルブを有する減衰力発生機構16が設けられている。
シリンダ11は、外筒20と外筒20の径方向の内側に配置される内筒21とを有する複筒式のものであり、内筒21内に上記したピストン12が摺動可能に配置される。外筒20の軸線方向の端部は径方向内方に屈曲してオイルシール15を係止している。ここで、外筒20と内筒21との間は、図示せぬベースバルブを介して内筒21との間で作動液を給排するリザーバ室23となっている。
ロッドガイド14は、内筒21内に嵌合される内側嵌合部26と、外筒20内に嵌合される外側嵌合部27とを有する段付円筒状をなしており、その中央の軸線方向に貫通する挿通穴28にロッド13が挿通される。ロッドガイド14には、挿通穴28とリザーバ室23とを連通させる連通路29が形成されている。
ピストンロッド13は、軸部32と、軸部32の一端側にあって軸部32よりも小径に形成された小径軸部33とを有しており、軸部32の小径軸部33側には、小径軸部33側ほど小径となるテーパ部34が形成されている。ピストンロッド13は、軸部32においてオイルシール15およびロッドガイド14に挿入され、小径軸部33にピストン12が取り付けられている。
そして、ピストンロッド13には、テーパ部34に略円板状のストッパ37が固定されている。このストッパ37は有孔の円板部38と円板部38の内周縁部から軸方向一側に突出する筒状部39とを有している。ストッパ37は、筒状部39を小径軸部33側にする向きでピストンロッド13の軸部32を内側に挿通させることになり、筒状部39がテーパ部34に倣って加締められることで、ピストンロッド13に固定される。
また、ピストンロッド13には、ストッパ37のピストン12とは反対側に、ストッパ37側から順に、バネ受42、リバウンドスプリング43、バネ受44およびストップラバー45が設けられている。
ピストン12側のバネ受42は、リバウンドスプリング43の軸方向の一端側を受けるもので、有孔の円板部48と円板部48の内周縁部から軸方向一側に突出する筒状部49とを有している。このバネ受42は、内側にピストンロッド13を挿通させた状態で、筒状部49をピストン12とは反対側にする向きでピストンロッド13の軸部32の位置に配置されることになり、円板部48の筒状部49とは反対側においてストッパ37の円板部38に当接する。このバネ受42の筒状部49の円板部48とは反対側の外周面には面取部50が形成されている。このバネ受42は、ピストンロッド13の軸部32上を摺動可能となっている。
リバウンドスプリング43は、円筒状に巻かれたコイルスプリングであり、内側にピストンロッド13を挿通させるとともに、軸方向の一端部において、その内側にバネ受42の筒状部49を配置しつつバネ受42の円板部48の筒状部49側に当接する。リバウンドスプリング43には、このような状態にバネ受42が装着され固定される。
バネ受44は、リバウンドスプリング43の他端側を受けるもので、有孔の円板部53と円板部53の内周縁部から軸方向一側に突出する筒状部54とを有している。このバネ受44は、内側にピストンロッド13を挿通させた状態で、筒状部54をピストン12側にする向きでピストンロッド13の軸部32の位置に配置されることになり、筒状部54がリバウンドスプリング43の他端部の内側に挿入され、この他端部に円板部53の筒状部54側を当接させる。バネ受44には、リバウンドスプリング43が、このような状態に装着され固定される。このバネ受44の筒状部54の円板部53とは反対側の外周面には面取部55が形成されている。このバネ受44は、ピストンロッド13の軸部32を摺動可能となっている。
ストップラバー45は、円環状をなしており、内側にピストンロッド13の軸部32を挿通させた状態で、バネ受44のリバウンドスプリング43とは反対側に配置される。
ここで、リバウンドスプリング43は、そのピストン12とは反対側(ロッドガイド14側)が自由端となっており、この自由端に上記したバネ受44が設けられている。このバネ受44の内周には、図2に示すように、軸線方向の中間部に大径の大径溝部57が全周にわたって形成されている。その結果、バネ受44の内周は、軸線方向における大径溝部57の両側が大径溝部57よりも小径の小径部58となっており、小径部58とピストンロッド13の軸部32との間には比較的大きな径方向のクリアランスが全周にわたり形成されている。
そして、バネ受44の大径溝部57には、低摩擦樹脂材からなる円筒状のスリーブ60が配置されている。このスリーブ60は、その内側にピストンロッド13の軸部32が挿通され、このピストンロッド13の軸部32を摺動する。スリーブ60は、外径がバネ受44の小径部58よりも大径で大径溝部57よりも小径となっており、大径溝部57内に大径溝部57に対して径方向に摺動可能となるように嵌合される。この状態で、バネ受44の内周を構成する大径溝部57の底部とスリーブ60の外周との間に径方向の隙間61が全周にわたって形成されている。
なお、スリーブ60には、図3に示すように、軸方向の切れ目(スリワリ)62が形成されている。具体的に、切れ目62は、周方向に一定の幅をなして軸方向に対し若干傾斜して軸方向の全長に形成されており、これにより、スリーブ60は、縮径可能となっている。よって、スリーブ60は、縮径状態でバネ受44の内側に挿入され、その弾性で元に戻ることによってバネ受44の大径溝部57に嵌合する。この状態で、バネ受44およびスリーブ60の内側にピストンロッド13の軸部32が挿入される。そして、このスリーブ60の切れ目62を介してバネ受44の大径溝部57とスリーブ60との間の隙間61に作動油が充填されることになる。
以上の構成の油圧緩衝器10は、ピストンロッド13がシリンダ11からの突出長さを長くする伸び方向に移動する際および突出長さを短くする縮み方向に移動する際に、ピストンロッド13に固定されたピストン12がシリンダ11内で摺動し、その際にピストン12に設けられた減衰力発生機構16が作動油の移動を制限することで減衰力を発生させる。
そして、ピストンロッド13が伸び側にストロークすると、ピストン12とともにストッパ37がロッドガイド14側に移動し、バネ受42、リバウンドスプリング43、バネ受44、スリーブ60およびストップラバー45もロッドガイド14側に移動する。そして、ピストンロッド13が伸び側に最大限移動する際に、その手前でストップラバー45がロッドガイド14に当接しバネ受44およびスリーブ60のロッドガイド14に対する移動が規制される。すると、ピストンロッド13と一体に移動するストッパ37およびバネ受42がリバウンドスプリング43を圧縮することになり、これにより生じるリバウンドスプリング43の付勢力でピストンロッド13の伸び側の移動に抵抗を与える。
以上に述べた油圧緩衝器10によれば、リバウンドスプリング43は縮んだときに加わる軸直方向の荷重が周方向の各点で一定ではないため、軸直方向に対して真っ直ぐには縮まず、左右どちらかに倒れ(せり)を生じてしまうことがあるが、リバウンドスプリング43の自由端を受けるバネ受44の内周に、ピストンロッド13を摺動するスリーブ60を径方向に隙間61をもって設けたため、バネ受44の小径部58とピストンロッド13との間に積極的にクリアランスを形成してこれらの接触を抑制しても、バネ受44の倒れを隙間61で逃がしつつスリーブ60を安定的にピストンロッド13に接触させることができる。したがって、リバウンドスプリング43の振動に起因する振動音を抑制しつつ、フリクションを安定させて、車両の乗り心地に与える影響を少なくすることができる。
また、バネ受44の内周とスリーブ60の外周との間に径方向の隙間61を設けたため、リバウンドスプリング43の作動時に振動が例え生じてしまっても、この振動を隙間61に溜まった作動油で減衰させることができ、自励振動音の発生を抑制することができる。
また、スリーブ60に軸方向の切れ目62を設けたため、スリーブ60を容易にバネ受44の大径溝部57内に配置することができ、加えて、バネ受44とスリーブ60との隙間61に油液を良好に充填することができる。
なお、以上の実施形態においては、リバウンドスプリング43の両端が、シリンダ軸方向に固定されずピストンロッド13上を移動可能な構造を例にとり説明したが、リバウンドスプリング43の一端をロッドガイド14に固定する構造にも適用可能である。
なお、上述した実施形態においては、外筒と内筒とからなる2重管のシリンダ装置を例にあげて説明したが、これに限らず、シリンダのみの単筒式のものにおいても適用可能である。
10 油圧緩衝器(シリンダ装置)
11 シリンダ
12 ピストン
13 ピストンロッド
43 リバウンドスプリング
44 バネ受
60 スリーブ
61 隙間
62 切れ目

Claims (2)

  1. シリンダと、前記シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が前記ピストンに連結され、他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記シリンダ内に設けられ前記ピストンロッドの伸び側のストロークによって圧縮されるリバウンドスプリングとからなるシリンダ装置であって、
    前記リバウンドスプリングの少なくとも一端が自由端であり、前記自由端に、前記リバウンドスプリングを受けるバネ受と、前記バネ受の内周に設けられて前記ピストンロッドを摺動するスリーブとを備え、前記バネ受の内周と前記スリーブの外周との間に径方向の隙間を設けたことを特徴とするシリンダ装置。
  2. 前記スリーブに軸方向の切れ目を設けたことを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
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