JP2011006933A - システム天井 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、天井から吊下げられて相互にして平行に配置される複数の主天井支持体と主天井支持体の間に直交状に配置される複数の副天井支持体とから構成される格子空間内に所定の天井材と設備機器を配して成るシステム天井に関する。
【解決手段】 この発明によるシステム天井は、主天井支持体の垂直面に長手方向にプレス成型して副天井支持体の端部に構成された挿入体と嵌合する嵌合部を主天井支持体と平行に形成すると共に、この嵌合部の出口側垂直面には挿入体の案内部と抜け止段部を突出成形させて成り、この副天井支持体における垂直面の端部から主天井支持体に形成された嵌合部への挿入体をL字状に折曲げ形成すると共にこの挿入体の先端部には主天井支持体の案内部に呼応する切込みと抜け止段部に呼応する係合開口部を形成している。

【選択図】 図1

Description

この発明は、天井から吊下げられて相互にして平行に配置される複数の主天井支持体と主天井支持体の間に直交状に配置される複数の副天井支持体とから構成される格子空間内に所定の天井材と設備機器を配して成るシステム天井に関するものである。
従来のシステム天井30は、一般的に図5に示すように天井から垂下具31によって吊下げられて相互に平行に配置される複数の主天井支持体32に対して、平行に配置される主天井支持体32の間にこれらと直交状態に複数の副天井支持体33を配置し、相互に結合することで所定の天井体34と設備機器35を設定配置できる格子空間36を形成していた。これらの構成において、主天井支持体32と副天井支持体33自体の構造も重要であるが、これにも増して両天井支持体32、33を相互に一体化するための結合手段は、微細にして堅固であると共に加工取扱の操作に容易さを達成できるような簡易にして安価な構造を求められており、これまでも各種の改良提案が成されてきた。
システム天井30において、複数の主天井支持体32に対して直交状態に配置される複数の副天井支持体33は、図6に略図的に提示されているように、平行に配置されている主天井支持体32の垂直面37に装備されている嵌合部(図示を省略)に対して副天井支持体33の両先端に装備されている挿入体38を当接させながら図6(a)に図示のように主天井支持体32に副天井支持体33を斜線状態に配備して置き、次いで副天井支持体33を反時計方向に回動させることによって、図6(b)に図示のように主天井支持体32の嵌合部に副天井支持体33の挿入体38を嵌合させて両者で格子空間を形成するように組み立てられている。
主天井支持体32と副天井支持体33との嵌合に関する改良提案の一例としては、図7において詳細に表示しているように、主天井支持体32と副天井支持体33は、その下端に天井体34や設備機器35を支持可能なTバー39を備えており、主天井支持体32の垂直面37には主天井支持体32の長手方向に貫通している半筒状に切り起こした嵌合部40を設けている。嵌合部40は、入口が広く出口が狭くなった傾斜形状であって垂直面37からの立ち上がり部41は上下共傾斜しており、その出口側には垂直面37から突出した係止部42が設けられて副天井支持体33に設けられた挿入体38の先端部と係合して嵌合部40から挿入体38が抜け出ないように構成されている。
副天井支持体33の両端には、L字状に突出した挿入体38が装備されており、その先端部は主天井支持体32の嵌合部40と密に係合するように嵌合部40の傾斜状態に合わせた傾斜形状に構成されると共に、主天井支持体32の係止部42と係合するための被係止部43を形成させている。従って、主天井支持体32と副天井支持体33とは、主天井支持体32の垂直面37から突出した嵌合部40と副天井支持体33の端部に装備されている挿入体38とを互いに嵌合させることによって格子空間36を形成して所定の天井体34と設備機器35を支持している(特許文献1)。
上記改良提案の他にも、多くの構成において主天井支持体32と副天井支持体33との構成を概要的には同一にしているが、組立に際して、副天井支持体33を主天井支持体32の下方から上昇させて主天井支持体32と同一のレベルに配置されるように移動させる場合に、副天井支持体33の挿入体38を主天井支持体32の嵌合部40に対して上方向に挿入可能なように主天井支持体32の垂直面37に設けられている傾斜形状の嵌合部40もしくは副天井支持体33の端部に装備されている挿入体38においてその下部区域に
おける傾斜面に単独に階段状の段差を設けている例も提案されている(特許文献2)。
しかしながら、何れの提案例にあっても主天井支持体32における切り起こしによる傾斜させた半筒状の嵌合部40の形成や副天井支持体33の端部に装備されている挿入体38の傾斜状態に形成する切削加工、加えて特別の段差を設けた個々の部材を対象にした加工製造は、特製な製造金型の準備と複数の製造工程の組合せ等の製造コストや作業工程面において多くの浪費を招くものであって、経費上からもその廃止を求められて然るべき構造であった。
特開2004-316144号公報 特開2004-316145号公報
この発明は、天井から吊下げられて相互にして平行に配置される複数の主天井支持体と主天井支持体の間に直交状に配置される複数の副天井支持体とから構成される格子空間内に所定の天井材と設備機器を配して成る従来のシステム天井において、特製な製造金型の準備や複数の製造工程の組合せ等の製造コストと作業工程面において発生している多くの浪費を省いて廉価な製造コストで生産し、簡易な組立操作によって容易に作成できる新規なシステム天井の提供を目的にしている。
上記の課題を解決するための請求項1に記載のこの発明によるシステム天井は、天井から吊下げられて相互にして平行に配置される複数の主天井支持体とこの主天井支持体間に直交状に配置される複数の副天井支持体とから構成される格子空間内に所定の天井材と設備機器を配して成るシステム天井であって、この主天井支持体の垂直面に長手方向にプレス成型して副天井支持体の端部に構成された挿入体と嵌合する嵌合部を主天井支持体と平行に形成すると共にこの嵌合部の出口側垂直面には挿入体の案内部と抜け止段部を突出成形させて成り、この副天井支持体における垂直面の端部から主天井支持体に形成された嵌合部への挿入体をL字状に折曲げ形成すると共にこの挿入体の先端部には主天井支持体の案内部に呼応する切込みと抜け止段部に呼応する係合開口部を形成している。
これによって、この発明によるシステム天井は、従来のシステム天井が抱えていた特製な製造金型の準備や複数の製造工程の組合せ等の製造コストと作業工程面において発生していた多くの浪費を解消して、廉価な製造コストで生産し簡易な組立操作によって容易に作成できる新規なシステム天井を提供している。
請求項2に記載のシステム天井は、請求項1に記載のシステム天井において、主天井支持体の垂直面に構成される挿入体と嵌合する嵌合部の挿入口側に支持窪みが半円形に形成されており、副天井支持体の端部に形成された挿入体における折曲端の近傍には主天井支持体の支持窪みに係合する円形突出部の設置を特徴としているので、請求項1に記載のシステム天井が発揮する作用効果に加えて、主天井支持体と副天井支持体との結合状態を更に強固な状態に構成したシステム天井を提供している。
請求項3に記載のシステム天井は、請求項1、2に記載のシステム天井において、副天井支持体の端部に形成される挿入体の折曲端には、主天井支持体に形成される嵌合部の挿入口側を外側から押圧する把握部を備えて構成することを特徴としているので、請求項1、2に記載の各システム天井が発揮する作用効果に加えて、主天井支持体に形成される嵌
合部と副天井支持体の端部に形成される挿入体との嵌合後の結合強度を尚一層強固な状態に構成したシステム天井を提供している。
請求項4に記載のシステム天井は、請求項1〜3に記載のシステム天井において、主天井支持体の嵌合部内に嵌合される副天井支持体の挿入体における設定位置を主天井支持体の嵌合部における支持窪みと嵌合部の出口側における挿入体の案内部と抜け止段部に対して折曲端に設置された円形突出部と先端部に形成された切込みと係合開口部とを嵌合部と下端側との間隙を上端側との間隙より大きく設定することを特徴としているので、請求項1〜3に記載の各システム天井が発揮する作用効果に加えて、主天井支持体と副天井支持体とで格子空間を構成する際の組立操作を支障なく迅速に施工できるシステム天井を提供している。
請求項1に記載の本発明によるシステム天井は、基本的な点において主天井支持体の垂直面にプレス成型される挿入体と嵌合する嵌合部を主天井支持体の長手方向と平行に直線状に構成すると共に、この嵌合部に嵌合させる副天井支持体の端部に構成された挿入体をも嵌合部に対応させてL字状に折曲げた後に直線状に形成しているので、特殊な製造金型や打ち抜き機械の準備をする必要がなく製造コストを低減させることを可能にしている。又、嵌合部に付随した挿入体の案内部と抜け止段部に関しても簡素な直線形態の突出成形によって機械加工されているので垂直面への嵌合部のプレス成型と一体になっての一括作業を可能にしており、製造金型の作動条件を大いに軽減させている。同様に、副天井支持体の挿入体においても主天井支持体側の案内部に呼応する切込みと抜け止段部に呼応する係合開口部に関しても簡潔な直線加工を中心にした製造形態を踏襲していることから製造コストの低減に大いに貢献している。
従って、本発明によるシステム天井は、従来のシステム天井が抱えていた製造コストと作業工程面での浪費を解消して、廉価な製造コストと簡易な組立操作によって容易に作成できる効果を発揮している。
請求項2に記載の本発明によるシステム天井は、請求項1に記載の発明によるシステム天井において、主天井支持体の垂直面に構成される挿入体と嵌合する嵌合部の挿入口側に支持窪みが半円形に形成されると共に、副天井支持体端部の挿入体における折曲端の近傍に主天井支持体の支持窪みに係合する円形突出部が形成されているので、請求項1に記載のシステム天井が発揮している作用効果に加えて、主天井支持体と副天井支持体との係合状態を安定にしてその結合度を更に強固にできる効果を発揮している。
請求項3に記載の本発明によるシステム天井は、請求項1、2に記載の発明によるシステム天井において、副天井支持体端における挿入体の折曲端に主天井支持体における嵌合部の挿入口側を外側から押圧する把握部を備えているので、請求項1、2に記載のシステム天井が発揮している作用効果に加えて、主天井支持体の嵌合部と副天井支持体の挿入体との係合状態を更に安定的にして両者の結合強度を増強させる効果を発揮している。
請求項4に記載の本発明によるシステム天井は、請求項1〜3に記載の発明によるシステム天井において、主天井支持体の嵌合部内に嵌合される挿入体の位置設定を嵌合部の支持窪みと出口側の案内部と抜け止段部に対して折曲端に設置の円形突出部と先端部の切込みと係合開口部とを嵌合部と下端側との間隙を上端側との間隙より大きく設定しているので、請求項1〜3に記載のシステム天井が発揮している作用効果に加えて、主天井支持体に対する副天井支持体の嵌合操作を擦り合せによる損傷を無くしながら容易かつ円滑に施工できる効果を発揮している。
システム天井における主天井支持体と副天井支持体端との嵌合状態図 主天井支持体の部分拡大図 副天井支持体端の端部拡大図 主天井支持体と副天井支持体端との嵌合工程図 従来におけるシステム天井の概要図 従来の主天井支持体と副天井支持体端との嵌合工程図 従来の主天井支持体と副天井支持体との嵌合状態図
本発明によるシステム天井は、基本的に主天井支持体の垂直面にプレス成型される挿入体と嵌合する嵌合部を主天井支持体の長手方向と平行に直線状に構成すると共に、この嵌合部に嵌合させる副天井支持体の端部に構成された挿入体をも嵌合部に対応させてL字状に折曲げた後に直線状に形成していることから、特殊な製造金型や打ち抜き機械の準備をする必要がなく製造コストを低減させることが可能であり、嵌合部に付随した挿入体の案内部と抜け止段部に関しても簡素な直線形態の突出成形によって機械加工されることから垂直面への嵌合部のプレス成型と一体になっての一括作業を可能にしており、製造金型の作動条件を大いに軽減させている。
本発明によるシステム天井は、上記の構成要件を元にして各種の実施展開を図っているものであるが、以下の図1に基づいてシステム天井において主要な位置を占める主天井支
持体と副天井支持体との嵌合状態を総合的に説明して、図2、3では主天井支持体側の嵌合主要部と副天井支持体側の実施態様を説明し、図4においては主天井支持体に対して副天井支持体を組合せ嵌合させる際の工程を詳細に説明する。
一般的なシステム天井は、天井から吊下げられて相互にして平行に配置される複数の主天井支持体とこの主天井支持体間に直交状に配置されている複数の副天井支持体とで形成される格子空間内に所定の天井材と設備機器を配することで構成されており、格子空間を成立させるために必須な主天井支持体と副天井支持体との結合は、図1に示す両者の嵌合
状態によって成立している。
システム天井1を構成するために平行に配置された複数個の主天井支持体2は、金属板
を折曲加工するか押出成型されて断面逆T字形に構成されており、中央に位置する垂直面3の上部には天井から吊り下げるための吊下縁部4が形成され下部には天井材を受けるための保持縁部5を備えている。主天井支持体2の間に所定の間隔で複数個配置される副天井支持体6の形態も基本的には主天井支持体2と同様であって、上部に吊下縁部7と下部に保持縁部8を備えた垂直面9によって断面逆T字形に構成されている。
副天井支持体6を受け入れるために形成される主天井支持体2の嵌合部10は垂直面3の側面に配置されており、主天井支持体2の嵌合部10に嵌合されて副天井支持体6を支持する挿入体11は、副天井支持体6の両端に在って互いに逆方向に向けて装備されている。主天井支持体2における副天井支持体6との結合機構としては、嵌合部10の挿入口側に副天井支持体6への支持窪み12が形成されており、嵌合部10の出口側には若干の間隔をおいて挿入体11の案内部13と抜け止段部14が垂直方向に並べて平行に配置されている。副天井支持体6の端部に装備される挿入体11は、副天井支持体6の方向と直角のL字状に折り曲げられていており、折曲端の近傍には嵌合部10の支持窪み12に係合する円形突出部15が設置されると共に嵌合部10の挿入口側を外側から押圧する把握部16が形成されている。又、挿入体11の先端には、主天井支持体2の案内部13に呼応する切込み17と抜け止段部14に呼応する係合開口部18が構成されていて、嵌合部10から抜け出た後に切込み17を案内部13に係合しながら導かれると同時に最終的に
は係合開口部18を主天井支持体2の抜け止段部14に嵌合させて嵌合部10から挿入体11が抜け出るのを阻止している。
従って、主天井支持体2に対する副天井支持体6の取付けは、嵌合部10への挿入体11の容易な差込に始まって案内部13による切込み17の導きを経て嵌合部10の支持窪み12に対する挿入体11に設置されている円形突出部15の係合と嵌合部10への把握部16による押圧係合、更には挿入体11の切込み17を案内部13に対して係合させる行為と抜け止段部14に対する係合開口部18の係合とによって確実にして強固に執り行われるので、主天井支持体2と副天井支持体6に対する引き剥がしと捩れ力に対しては嵌合部10における挿入体11の嵌合操作によって難なく対処できると共に、主天井支持体2と副天井支持体6とで形成される格子空間内に配置される天井材と設備機器とが堅固に保持されることになる。
次に、図1で説明した主天井支持体2と副天井支持体6との嵌合状態を解離させた個別の主天井支持体2と副天井支持体6について詳細に説明する。
図2は、主天井支持体2の主要部分を抽出させて示したものであって、断面逆T字形に金属板を折曲加工するか押出成型されて構成される主天井支持体2の副天井支持体6との嵌合部分を強調した部分説明図である。図2(a)(b)で表示しているように嵌合部分を形成している垂直面3の上部には吊下縁部4が配置されており、下部は保持縁部5から構成されている。保持縁部5に形成されている切込20は、図2(b)の部分断面で表示しているように、副天井支持体6の保持縁部8との結合部分であって保持縁部8の折込部分から伸張している45度角の結合片21が侵入してくる45度角の受入れ空間である。図2(a)(b)に示されるように、垂直面3の片面には直線状の嵌合部10が長手方向にプレス成型されており、主天井支持体と平行に形成されるように押し出された平板部分19の挿入口側22には副天井支持体6の挿入体11に設置されている円形突出部15と係合して挿入体11を保持する支持窪み12が半円形に形成されている。
又、嵌合部10の出口側23には、嵌合部10と若干の間隔をおいて挿入体11に対応する案内部13と抜け止段部14が垂直面3の垂直方向に並べた形態で平行に配置されている。案内部13は、図2(d)のb断面が示すように垂直面3の表面から三角形に押し出し成形されており、その上下面を挿入体11の先端に形成されている切込み17の両面に係合させて挿入体11を嵌合部10に正常に導くように機能している。抜け止段部14は、図2(c)のa断面が示すように垂直面3の表面において嵌合部10の出口側23から挿入体11の推進方向に向かって傾斜状に突出されており、挿入体11の先端を円滑に通過させた後には挿入体11に形成されている係合開口部18に突出した先端24を突き当てて挿入体11の嵌合部10からの抜け出しを確実に阻止するように作用している。
尚、上述した副天井支持体6との嵌合部分を強調した部分説明は、主天井支持体2における嵌合部分の一面のみを対象にしたものであって、本来の主天井支持体2では、システム天井を構成する際に複数の主天井支持体2を互いに平行に配置してその間に副天井支持体6を直角に配置することからこれらの実態に適応させる必要がある。このために、複数の副天井支持体6は主天井支持体2を渡らせて連続的に配置しなければ成らなくなって、その嵌合部分も図2(a)に示したように互いに隣接させながら同様の嵌合部10等を対照的に構成するものである。
又、嵌合部10における挿入体11の保持は、副天井支持体6の荷重を平板部分19の支持窪み12とこれに係合する挿入体11の円形突出部15と嵌合部10に対する挿入体11の上側の把握部16及び案内部13と抜け止段部14とも係合状態に在る挿入体11の切込み17と係合開口部18が主体的に分担すると共に、嵌合部10の平板部分19を
支えている押し出し部分の下側と挿入体11の下側も補助的に分担しており、主天井支持体2からの副天井支持体6への引き離し力に対しては嵌合部10の平板部分19が押し出し部分と一体になって分担している。
従って、主天井支持体2の嵌合部10を中心に構成されている嵌合部分は、挿入されてくる副天井支持体6の挿入体11を容易に受け入れると同時に、嵌合した後には挿入体11を嵌合部10の内部に強固に保持して挿入体11の抜け止めを完全に防止出来るものである。
図3は、副天井支持体6の端部部分を示したものであって、図3(a)(b)で表示しているように、断面逆T字形に金属板を折曲加工するか押出成型されて構成される副天井支持体6の挿入体11部分を強調した部分説明図である。副天井支持体6の垂直面9の上部には吊下縁部7が配置されており、下部は保持縁部8から構成されている。図3(a)の側面図及び図3(c)の下視図が示しているように、副天井支持体6の端部には、保持縁部8の折込部分から45度角の結合片21が伸張しており、主天井支持体2の保持縁部5に形成された切込20との結合部分として機能している。
副天井支持体6における垂直面9の端部には挿入体11が装備されている。挿入体11は、副天井支持体6の方向と直角のL字状に折り曲げられていており、折曲端の近傍には嵌合部10の支持窪み12に係合する円形突出部15が設置されると共に嵌合部10の挿入口側を外側から押圧する把握部16が形成されている。そして、挿入体11の先端には主天井支持体2の案内部13に呼応する切込み17と抜け止段部14に呼応する係合開口部18が構成されている。
把握部16は、折曲端の近傍に在って嵌合部10の挿入口側を上下方向から挟み込む形態で挿入体11の上方側と下方側に形成されており、下方側の把握部16−2は、上方側の把握部16−1と比較してその把握幅26を大にしている。これは、嵌合部10に挿入される挿入体11の位置を嵌合部と下端側との間隙が嵌合部と上端側との間隙より大きく設定されるように調整するためであり、主天井支持体2における嵌合部10の位置と案内部13及び抜け止段部14との位置関係によって嵌合部10への挿入体11の嵌合を操作容易にして主天井支持体2と副天井支持体6との結合を互いの擦り合いを減じて円滑に成る様に仕上げるためである。
又、切込み17は、その開口端25を主天井支持体2の案内部13に沿って導入され易いように円形状に加工しており、主天井支持体2における案内部13の位置に適合するようにその切込み長を設定している。係合開口部18は、主天井支持体2の抜け止段部14の傾斜状の突出形態に対応するようにその位置と角型形状を特定しており、抜け止段部14の先端24が角型形状の外方側に突き当って挿入体11が嵌合部10から抜け出ないようにその移動を阻止している。
従って、主天井支持体2と副天井支持体6との結合は、嵌合部10に対する挿入体11の挿入を容易にして相互の擦り合い傷も無くすると共に、嵌合した後には主天井支持体2からの副天井支持体6の抜け止めを完全に防止出来るものである。
上述では、副天井支持体6の垂直面9端部に挿入体11を装備するとしているが、この装備と言う表現は、副天井支持体6と別体の挿入体11を垂直面9に取付ける形態のみを限定的に表示しているものではなく、副天井支持体6の垂直面9と所定形状の挿入体11とをその端部において一体的に形成することも包含しているものであり、要は副天井支持体6の端部に挿入体11を形成する形態を表現しているものである。
上述した図2、3において本発明によるシステム天井の主天井支持体と副天井支持体について詳細に説明したところで、主天井支持体と副天井支持体との結合操作について説明する。
図4は、主天井支持体2に対して副天井支持体6を結合させる施工工程の一部を表示している。断面逆T字形に金属板を折曲加工するか押出成型されて構成される主天井支持体2の嵌合部分を形成している垂直面3の上部には吊下縁部4が配置されており、下部は保持縁部5から構成されている。保持縁部5に形成されている切込20は、副天井支持体6の保持縁部8との結合部分であって保持縁部8の折込部分から伸張している45度角の結合片21が侵入してくる45度角の受入れ空間である。垂直面3の片面には直線状にプレス成型されて副天井支持体6の円形突出部15と係合して挿入体11を保持する半円形の支持窪み12を備えた嵌合部10が形成されており、嵌合部10の出口側には挿入体11に対応する三角形に押し出された案内部13と傾斜状に突出されている抜け止段部14が配置されて嵌合部10に挿入されてくる挿入体11の抜け出しを確実に阻止するべく待機している。
副天井支持体6は、保持縁部8の折込部分から45度角の結合片21を伸張させて主天井支持体2における保持縁部5の切込20との結合を図っており、垂直面9の端部には副天井支持体6の方向と直角のL字状に折り曲げられた挿入体11が装備されている。挿入体11の折曲端近傍には、嵌合部10の支持窪み12に係合する円形突出部15が設置されると共に嵌合部10の挿入口側を外側から押圧する把握部16が形成されて、その先端部には主天井支持体2の案内部13に呼応する切込み17と抜け止段部14に呼応する係合開口部18が形成されている。
結合操作は、第1段階として主天井支持体2の下方側から副天井支持体6を近づけて行き、挿入体11を主天井支持体2の保持縁部5に乗せながら保持縁部8の結合片21で主天井支持体2の保持縁部5に擦り傷を付けないように配慮しつつ嵌合部10の挿入口側から挿入体11を嵌合させるものであり、次の段階では嵌合部10に挿入体11を案内部13に従って挿入し続けながら保持縁部8の結合片21を保持縁部5の切込20に結合させて行く。これ以降の工程では、嵌合部10から推進した挿入体11の切込み17と係合開口部18とを主天井支持体2の案内部13と抜け止段部14に係合させると共に嵌合部10の支持窪み12に挿入体11の円形突出部15を係合させながら把握部16で嵌合部10の挿入口側を押圧させて、主天井支持体2と副天井支持体6との結合を完了させることになる。
この発明は、天井から吊下げられて相互にして平行に配置される複数の主天井支持体と主天井支持体の間に直交状に配置される複数の副天井支持体とから構成される格子空間内に所定の天井材と設備機器を配して成るシステム天井において、特殊な製造金型や打ち抜き機械の準備をする必要をなくして製造コストの低減を可能にし製造金型の作動条件を大いに軽減させている。
1…システム天井、2…主天井支持体、3、9…垂直面、4、7…吊下縁部、5、8…保持縁部、6…副天井支持体、10…嵌合部、11…挿入体、12…支持窪み、13…案内部、14…抜け止段部、15…円形突出部、16、16−1,16−2…把握部、17…切込み、18…係合開口部、19…平板部分、20…切込、21…結合片、22…挿入口側、23…出口側、24…先端、25…開口端、30…従来のシステム天井、31…垂下具、32…主天井支持体、33…副天井支持体、34…天井体、35…設備機器、36…格子空間、37…垂直面、38…挿入体、39…Tバー、40…嵌合部、41…立ち上
がり部、42…係止部、43…被係止部

Claims (4)

  1. 天井から吊下げられて相互にして平行に配置される複数の主天井支持体と該主天井支持体間に直交状に配置される複数の副天井支持体とから構成される格子空間内に所定の天井材と設備機器を配して成るシステム天井であって、該主天井支持体の垂直面に長手方向にプレス成型して副天井支持体の端部に構成された挿入体と嵌合する嵌合部を主天井支持体と平行に形成すると共に該嵌合部の出口側垂直面には挿入体の案内部と抜け止段部を突出成形させて成り、該副天井支持体における垂直面の端部から主天井支持体に形成された嵌合部への挿入体をL字状に折曲げ形成すると共に該挿入体の先端部には主天井支持体の案内部に呼応する切込みと抜け止段部に呼応する係合開口部を形成して成ることを特徴とするシステム天井。
  2. 主天井支持体の垂直面に構成される挿入体と嵌合する嵌合部には、挿入口側に支持窪みが半円形に形成されており、副天井支持体の端部に形成された挿入体の折曲端近傍には、主天井支持体の支持窪みに係合する円形突出部が設置されることを特徴とする請求項1に記載のシステム天井。
  3. 副天井支持体の端部に形成される挿入体の折曲端には、主天井支持体に形成される嵌合部の挿入口側を外側から押圧する把握部を備えて構成されることを特徴とする請求項1、2に記載のシステム天井。
  4. 主天井支持体の嵌合部内に嵌合される副天井支持体の挿入体は、主天井支持体における嵌合部の支持窪みと出口側の案内部と抜け止段部に対して折曲端に設置された円形突出部と先端部の切込みと係合開口部とを嵌合部と下端側との間隙を上端側との間隙より大きく設定することを特徴とする請求項1〜3に記載のシステム天井。
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