JP2011005787A - 紫外線光源ユニット - Google Patents

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俊彦 相澤
Yoshiyuki Adachi
賀幸 足立
Yasuhiro Tanaka
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Abstract

【課題】無理なく紫外線照射を行え、消費電力の抑制と電源系の小型化とが可能な紫外線光源ユニットを構成する。
【解決手段】支持体28Aに複数の紫外線発光ダイオードDを1列の直線的に備え、隣接する列の紫外線発光ダイオードDが千鳥配列となるように支持体28Aの相対的な位置を設定して複数の支持体28Aを基板28に備えた。支持体28Aに支持された紫外線発光ダイオードDは直列に接続され、この支持体28Aに支持された複数の紫外線発光ダイオードDを1単位として管理する。
【選択図】図6

Description

本発明は、紫外線硬化型のインクで印刷が行われた印刷面に紫外線の照射を行う紫外線光源ユニットに関する。
上記のように構成された紫外線光源ユニットとして特許文献1には、凸版輪転印刷機において圧胴の外周面に沿って複数の印刷装置ユニットを配置し、これらの下流側に配置された紫外線照射装置(本発明の紫外線光源ユニット)が記載されている。この特許文献1の凸版輪転印刷機では、被印刷物として軟質塩化ビニルフィルム等を圧胴に供給し、このフィルム等に対して印刷装置ユニットが紫外線硬化型インクで転移印刷を行い、この後に印刷面のインクの硬化を行うために紫外線照射装置で紫外線が照射される。
また、特許文献1には、紫外線照射装置として、メタルハライドランプが使用されるものであるが、ケミカルランプまたは超高圧水銀灯であっても良い点が記載されている。
また、特許文献2には、紫外線光硬化型インクを記録媒体に吐出する記録ヘッドを備え、吐出されたインクに対して紫外線を照射する光照射装置を備えたインクジェット記録装置が示されている。このインクジェット記録装置では、光照射装置が記録ヘッドとともに移動することで記録媒体に吐出された紫外線硬化型インクに紫外線を照射してインクの硬化を図るものである。また、光照射装置には、複数の紫外線発光ダイオードでブロックが構成され、このブロックを複数備えている点が記載されている。
特開平11‐170683号公報 (段落番号〔0010〕〜〔0029〕、図1) 特開2008‐143123号公報 (段落番号〔0037〕〜〔0063〕、図1〜図4)
印刷装置において紫外線硬化型インクを硬化させるための紫外線光源としては、充分な光量を得る観点とランプのコストの観点から高圧水銀灯の使用が一般的である。
しかしながら、高圧水銀灯は高出力を得やすいものであるが、印刷装置に用いられる1つの光源の消費電力が1キロワットを超える電力を必要とし、電源電圧も高く電源系に高い絶縁性が求められるのも現状である。また、高圧水銀灯は、安定器を含めた電源装置の大型化を招くばかりでなく、使用時間が2000時間程度に達すると交換を必要とするものであり改善の余地がある。
紫外線光源ユニットとして、特許文献2と同様に多数紫外線発光ダイオードを配設したLEDユニットが提案されている。このLEDユニットは省電力の要望を満たすとともに、その紫外線発光ダイオードの寿命がランプ等に比較して桁違いに長いことから、紫外線照射ユニットとしての紫外線LEDユニットの使用も考えられる。
紫外線発光ダイオードはエネルギー量が小さいため、高速で印刷を行う印刷装置で紫外線硬化型インクの硬化を図る紫外線ユニットには、多数の紫外線発光ダイオードを備えることになる。また、多数の紫外線発光ダイオードを用いるものでは、紫外線発光ダイオードの光量低下や断線等の管理を必要とするものの、多数の紫外線発光ダイオードを個別に管理する構成では、交換等の管理に手間が掛かるものとなる。
本発明の目的は、複数の紫外線発光ダイオードの効率的な管理が可能な紫外線光源ユニットを合理的に構成する点にある。
本発明の特徴は、紫外線硬化型のインクで印刷が行われた印刷面に紫外線の照射を行う紫外線光源ユニットであって、
設定数の紫外線発光ダイオードを1列の直線的状に支持する支持体を構成し、この支持体を複数備えている点にある。
この構成によると、設定数の紫外線発光ダイオードが1列の直線的に支持されていることから、この支持体に支持されている紫外線発光ダイオードを最小の管理対象として、交換することが可能となる。
その結果、複数の紫外線発光ダイオードの効率的な管理が可能な紫外線光源ユニットが構成された。特に、この構成では、支持体を紫外線発光ダイオードの並び方向に配置することで幅広の照射領域を形成することが可能となる。また、この支持体を紫外線発光ダイオードの並び方向で平行する姿勢で複数配置することで紫外線の光量の増大が可能となる。
本発明は、複数の前記支持体に支持されている紫外線発光ダイオードが千鳥配置になるように、複数の支持体の相対位置を設定しても良い。
これによると、隣接する支持体の紫外線発光ダイオードが千鳥配置されるので、照射される紫外線の光量のムラを低減できる。
本発明は、前記支持体に支持されている複数の紫外線発光ダイオードを直列に接続することで1管理単位が構成され、この1管理単位を管理する管理部に連携されていても良い。
管理の具体例としては、管理部が1管理単位で設定された電力の供給を行うことを挙げることができ、個別に通電を行うものと比較して配線を少なくする。また、1つの紫外線発光ダイオードが断線した場合には1管理単位全体の発光が行われいので断線の発見も容易となる。
サテライト型の印刷装置の構成の概要を示す側面図である。 サテライト型の印刷装置の構成の概要を示す平面図である。 装着状態のLEDユニットとアタッチメント等とを示す平面図である。 取り外し状態のLEDユニットとアタッチメント等とを示す平面図である。 アタッチメントとLEDユニット等を示す斜視図である。 LEDユニットの分解斜視図である。 LEDユニットの断面図である。 紫外線発光ダイオードを備えた支持体と基板とを示す平面図である。 電源装置とLEDユニットとの電力供給系を示すブロック回路図である。 別実施形態(a)の印刷装置の概要を示す側面図である。 別実施形態(a)の印刷装置の概要を示す平面図である。 別実施形態(b)のフレキソ印刷方式の基本的構成を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔印刷装置〕
図1、図2に示すように、駆動回転するセンタードラム1と、このセンタードラム1の外周に沿って配置された複数の印刷ユニット2(印刷部の一例)と、印刷が行われた被印刷物Pの印刷面に紫外線を照射する紫外線照射部3とを備えてサテライト型の印刷装置が構成されている。
この印刷装置は、供給部5にロール状でセットされたシート状の被印刷物Pをガイドローラ6によってセンタードラム1に連続的に供給し、センタードラム1の回転に伴い被印刷物Pの表面に対して印刷ユニット2が凸版印刷方式により紫外線硬化型インクでの印刷を行い、この印刷の直後の印刷面に対して紫外線照射部3が紫外線の照射を行い紫外線硬化型インクを硬化させる。
夫々の印刷ユニット2は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の少なくとも4色に対応した数だけ備えられている。尚、図面に示すように複数の印刷ユニット2はブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)に対応して、2K、2C、2M、2Yの符号を付している。図中2Pは、表面仕上げ等の目的で透明インク(OP)の印刷を行う。
紫外線照射部3は、図3に示す如く、多数の紫外線発光ダイオードD(図6、図7を参照)を有するLEDユニット20(紫外線光源ユニットの一例)が取り外し自在に装着されている。このLEDユニット20は、各印刷ユニット2により紫外線硬化型インクで印刷された印刷面に対して紫外線を照射することにより、そのインクを硬化させる機能を有する。
複数のLEDユニット20(紫外線光源ユニットの一例)は、夫々とも形状・寸法が等しく構成され、印刷装置での被印刷物Pの搬送経路を基準にして、この搬送経路と直交する方向での一方(被印刷物P幅方向の一方)に設定された作業領域Sから作業者(オペレータ)による装着と取り外しとを行える。
図2〜図5に示すように、印刷装置にはセンタードラム1の駆動軸10の両端を回転自在に支持する板状の一対のサイドフレーム11が備えられ、一方の駆動軸10に対して電動モータ8からの駆動力を伝える伝動系9が形成されている。また、一対のサイドフレーム11に対して回転自在にガイドローラ6が支持され、印刷装置の一方の端部にはロール状の被印刷物の供給部5が配置されている。
一対のサイドフレーム11に備えたブラケット12にアタッチメント15が連結され、このアタッチメント15に対してスライド操作により装着及び取り外し自在にLEDユニット20が支持される。ブラケット12は、水銀灯型の紫外線光源も装着可能な開口12Aを形成した構造を有し、この一対のブラケット12の開口12Aに隣接する位置にアタッチメント15がボルトで固定されている。
アタッチメント15は、有底角パイプ状となる形状を有すると共に、長手方向の両端にフランジ部16が形成され、側面にスリット状のガイド溝15Gが形成され、他の1つの側面に開口15Wが形成されている。このアタッチメント15の内端にはドロアコネクタのレセプタクル部17と、LEDユニット20との間で非接触式に識別情報のアクセスを行うアンテナユニット18とが備えられている。更に、アタッチメント15のうちレセプタクル部17を備えたアタッチメント15の外面(作業領域Sの反対側)には電源装置PSが備えられている。複数のアタッチメント15も形状・寸法が等しく構成され、何れのLEDユニット20も装着可能となる。
〔LEDユニット〕
LEDユニット20は1つの面に紫外線射出部20Aを形成した構造を有し、任意の姿勢で使用できるものであるが、図6、図7に示すように、紫外線射出部20Aが上面にある姿勢に基づいて構成を説明する。
図3〜図7に示すように、LEDユニット20は、紫外線射出部20Aを上面に形成した箱状であり、紫外線射出部20Aを除く側面には多数の通気用のグレーチング部が形成された壁部を有している。このLEDユニット20の側面には前述したガイド溝15Gに係合可能な複数のガイドローラ21が遊転支承され、一方の端部にはハンドル22が備えられている。この端面には表示手段として表示面にタッチパネルが形成された液晶ディスプレイ23を備えている。更に、このLEDユニット20の他方の端面にはドロアコネクタのプラグ部24と、RFID(Radio Frequency IDentification)で成る識別情報記録部25が備えられている。この識別情報記録部25には各LEDユニット20についてユニークな識別情報が記憶される。
前述したガイド溝15Gは、LEDユニット20の装入方向である印刷幅方向に直線状に延びた直線部分とその直線部分からセンタードラム1に接近する方向に分岐又は湾曲した3つの湾曲部とからなる。更にこの湾曲部は直線部分から分岐してセンタードラム1に接近する方向に斜めにのびる斜め溝部と、この斜め溝部の先端から折れ曲がって直線部分と平行に小さく伸びる端溝部とを含み構成される。またこの湾曲部同士の間隔はガイドローラ21の配置ピッチに合わされており、3つのガイドローラ21が各湾曲部の斜め溝部に案内されることで、印刷面から離れて干渉することなく挿入されたLEDユニット20の紫外線射出部20Aを被印刷物に対して接近させる方向に変位させる。続いてガイドローラ21が端溝部を案内されることで、レセプタクル部17とプラグ部24とが連結して電気的な接続状態に達する。更に、作業者が作業領域Sからハンドル22を握って引き操作することで、ガイドローラ21が逆方向に湾曲部から直線部分へと連続して案内されることにより、アタッチメント15からLEDユニット20を引き出すことも可能となる。
特に、3つの分岐部又は湾曲部のうち挿入方向での下流側の2つの間隔と、これに続く分岐部(作業領域S側のもの)との間隔とを異ならせてあり、この間隔に対応して3つのガイドローラ21を配置している。これにより、LEDユニット20をアタッチメント15に挿入する際に、先頭のガイドローラ21が対応する分岐部以外の分岐部に進入する位置に達しても、次のガイドローラ21が分岐部に達していないので、対応しない分岐部に進入する不都合を抑制している。つまり、LEDユニット20の挿入方向での3つの分岐部の間隔と、3つのガイドローラ21の間隔とが等しく設定されているものでは、先頭のガイドローラ21が本来対応しない分岐部に進入する不都合を招くものであるが、これらの間隔を不均等に設定することにより、ガイドローラ21が対応しない分岐部に進入する不都合を阻止し、対応する分岐部に対して対応するガイドローラ21の導入を実現している。
紫外線射出部20Aには、紫外線が透過する透明素材として石英ガラス等で成る3枚の汚れ防止板26を備え、この下側に反射面27Rとスリット状開口27Sとを有するリフレクタ部材27を備え、この下側に多数の紫外線発光ダイオードDを有するアルミニウム製の基板28を備えている。基板28の下面側には多数のヒートシンク29が突出形成され、これを覆う内部カバー30に3つの冷却ファン31を備え、これを覆う外部カバー32を備え、更に、長手方向の端部位置には第1端面カバー33と第2端面カバー34とを備えている。
図6に示すように、3枚の汚れ防止板26は、枠体26Fの内周に隙間なく支持され、枠体26Fの長手方向の一方の端部にはグリップ26Gが一体的に形成されている。
尚、汚れ防止板26による密封性能を高めるために、枠体26Fの外周部分や、スライド溝27Gにシール部材を備えても良い。更に、紫外線発光ダイオードDが備えられた空間に対する塵埃等の侵入を阻止するため、基板28とリフレクタ部材27との接触面にシール部材を備えても良い。
リフレクタ部材27にはアルミニウムやステンレス等の金属の素材が用いられ、この素材を研磨し鏡面に仕上げることで上側には反射面27Rが形成され、下側には基板28に支持された複数の紫外線発光ダイオードDを収容する凹部が形成されている。また、リフレクタ部材27の表面側(上側)には、枠体26Fをスライド移動自在に支持する一対のスライド溝27Gが平行姿勢で形成されている。このスライド溝27Gは、LEDユニット20を印刷装置に装着した状態において作業領域Sの方向に開放しており、この開放部位からスライド溝27Gに対し枠体26Fと一体的に汚れ防止板26の挿抜が可能となる。
また、枠体26Fは鉄やニッケルを含む合金等の磁性体で構成され、スライド溝27Gに汚れ防止板26を適正な装着位置まで挿入した際に枠体26Fを吸着する永久磁石Mgがリフレクタ部材27に備えられている。この磁性体の枠体26Fと永久磁石Mgとによって保持機構が構成され、作業領域Sから作業者がグリップ26Gを握り、汚れ防止板26の挿入操作による装着と、引き出し操作による取り外しとが可能となり、適正な装着位置まで挿入した場合には、枠体26Fの端部が永久磁石Mgに吸着され装着状態が維持される。
尚、保持機構として、枠体26Fに永久磁石Mgを備え、リフレクタ部材27に鉄片等の磁性体を備えても良い。また、保持機構として、枠体26Fに凹部を形成し、枠体26Fが適正な位置まで挿入した際に、凹部に係合するバネ体等を備えることで装着状態を機械的に保持する構造のものを用いても良い。
汚れ防止板26は、装着状態でリフレクタ部材27の反射面27Rと平行姿勢となり、枠体26Fの下面がリフレクタ部材27の上面に密着する。これにより汚れ防止板26が、紫外線発光ダイオードDが備えられた空間と外部空間とを隔絶し、紫外線発光ダイオードDが備えられた空間が密封状態に維持される。
紫外線硬化型インクに紫外線を照射した場合には、紫外線硬化型インクの成分の一部が昇華することや蒸発した後、近傍の部材に付着して析出する現象が確認されている。この析出物が紫外線発光ダイオードDの表面に付着した場合には紫外線の光量が低下することになるが、紫外線発光ダイオードDが備えられた空間を汚れ防止板26で密封するので、紫外線発光ダイオードDやリフレクタ部材27の表面への析出物の付着を抑制できる。また、汚れ防止板26に析出物の付着を招くことになるが、この汚れ防止板26を枠体26Fと一体的に取り外して作業者が拭き取ることで析出物の除去を除去に行え、紫外線量の低下を招くことがない。
図8に示すように、10個(設定数の一例)の紫外線発光ダイオードDを1単位として、この紫外線発光ダイオードDが絶縁面を形成した帯状の支持体28Aに1列の直線状に支持され、この支持体28Aが基板28に対して取り外し可能に支持されている。図面には示していないが、支持体28Aに支持した10個の紫外線発光ダイオードDは直列に接続され、この支持体28A毎に定電流回路から電力が供給される。また、1単位のうちの1つの紫外線発光ダイオードDの光量が低下した場合でも、10個の紫外線発光ダイオードDを支持する支持体28Aの取り換えが行われる。
同図に示す如く、紫外線発光ダイオードDが5列となり、隣接する紫外線発光ダイオードDが千鳥配置になるように支持体28Aの相対的な位置関係が設定されている。このように紫外線発光ダイオードDの列のうち隣接するもの同士で千鳥配置することにより、列方向での光量が不均一になる現象を解消している。尚、支持体28Aに支持される紫外線発光ダイオードDの数は10個に限るものではなく、10個未満でも10個を超える数であっても良い。
特に、5列に備えられた複数の紫外線発光ダイオードDのうち、被印刷物Pの搬送方向の上流側に波長が385nmの性能となる2列の紫外線発光ダイオードDを配置し、この搬送方向での下流側に波長が365nmの性能となる3列の紫外線発光ダイオードDを配置している。
このように被印刷物Pの搬送方向の上流側に波長の長いものを配置し、この下流側に波長の短いものを配置することで、長い波長の紫外線によりインクの内部まで紫外線を到達させて内部から硬化を行わせ、次に、短い波長の紫外線によりインクの表面の硬化を確実に行わせるようにしている。
この5列の紫外線発光ダイオードDから光線を直線的に送り出すように、リフレクタ部材27のスリット状開口27Sの位置が設定されている。このような構造により、スリット状開口27Sから送り出された紫外線を被印刷物Pの表面に照射し、被印刷物Pの印刷面で反射した紫外線が反射面27Rに達し、この反射面27Rで反射され、再び被印刷物Pの印刷面に送り出すことになる。
内部カバー30は、グレーチング部を有しており、ヒートシンク29の部位から基板28を覆う位置に連結される。この内部カバー30でヒートシンク29の直下位置にヒートシンク29に冷却風を供給する3つの電動型の冷却ファン31が備えられている。外部カバー32は、グレーチング部を有しており、冷却ファン31を覆う位置に配置され内部カバー30に連結される。
第1端面カバー33に前述したハンドル22と液晶ディスプレイ23を備え、これと対向する位置に配置される第2端面カバー34には前述したプラグ部24と、識別情報記録部25とが備えられている。
第1端面カバー33には冷却ファン31に供給する空気に含まれる塵埃を除去する除塵フィルタ35の挿入と抜き出しとが可能となるスリット33Sが形成されている。除塵フィルタ35は、除塵フィルタ35の厚さ方向に所定幅を有する矩形のフレーム35Fに支持され、このフレーム35Fの端部には作業者が摘むことが可能なグリップ部35Gが形成されている。そして、第1端面カバー33に形成されるスリット33Sはフレーム35Fの挿抜自在となるサイズで形成されている。このフレーム35Fを備えることにより、除塵フィルタ35を引き出した場合にも、除塵フィルタ35の表面に付着した塵埃がスリット33Sの開口縁に接触して脱落する不都合が解消される。
このような冷却系を備えているので、外部カバー32の底面側のグレーチング部を介して吸引した外気は、除塵フィルタ35で塵埃が除去された状態で冷却ファン31に吸引され、ヒートシンク29に対して供給され、内部カバー30の側面のグレーチング部からユニット外部に排出される。
〔紫外線の照射〕
本発明のLEDユニット20では、被印刷物Pの搬送方向と直交する方向に沿って直線状に複数の紫外線発光ダイオードDが配置されているので、複数列の紫外線発光ダイオードDからの紫外線が、複数列のスリット状開口27Sから送り出され、更に、汚れ防止板26を透過する形態で被印刷物Pの印刷面に到達する。
このように紫外線の照射を行う場合には、前述したようにインクを透過しやすい長い波長の紫外線によりインクのうち被印刷物Pに接する部分(下層部分)の硬化を先行して行わせ、この後に、短い波長の紫外線により外面側のインクの硬化を行うことにより、下層のインクが未硬化になる不都合を解消している。
特に、印刷面に照射された紫外線の一部は印刷面で反射し、LEDユニット20に向けて反射するものの、前述したように、印刷面で反射した紫外線をLEDユニット20のリフレクタ部材27の反射面27Rが紫外線を反射することにより、紫外線を再び印刷面に送り出し、紫外線を無駄にすることなく、紫外線硬化インクの硬化を促進するのである。
〔電力制御系〕
図9に示すように、電源装置PSは、定電圧回路51と、複数の定電流回路52と、ファン電源回路53と、電源管理ユニット54とを備えている。定電圧回路51は、外部から供給される電力(商用電源)から目標電圧となる直流電力として供給する。定電流回路52は、定電圧回路51から供給される電力を設定された電流値として供給する。ファン電源回路53は、外部から供給される電力(商用電源)からファン駆動用電力を供給する。電源管理ユニット54は、通信回線Lを介して送られる制御信号に従って、リレーやサイリスタ等を有するスイッチ回路55を操作して定電圧回路51に対する電力の供給と遮断との切換制御を行うと共に、定電圧回路51の設定電圧を調節する電力制御を行う。
電源管理ユニット54は通信回線Lを介して管理部(図示せず)から信号のアクセスが可能であり、これと同様にアンテナユニット18も通信回線Lを介して管理部(図示せず)と信号のアクセスが可能である。制御形態は詳述しないが、管理部から通信回線Lを介して信号を受けることにより電源管理ユニット54は、スイッチ回路55のON・OFFを実現し、定電圧回路51の電圧の調節を実現する。
各支持体28Aに支持されている10個の紫外線発光ダイオードDは電気的に直列に接続され、定電流回路52は支持体28Aの数だけ備えられている。同図に示す如く、夫々の定電流回路52からの電流を対応する支持体28Aの10個の紫外線発光ダイオードDに供給し、ファン電源回路53からの電力を冷却ファン31に供給する電力供給系が構成されている。
同図に示す如く、アンテナ部56Aを介してアンテナユニット18との間で無線式に通信を行う通信ユニット56と、液晶ディスプレイ23を制御する表示制御部57とがLEDユニット20に備えられている。尚、この液晶ディスプレイ23には、汚れ防止板26や除塵フィルタ35がクリーンアップの時期に達していることを示すメッセージや、LEDユニット20の交換時期を示すメッセージ等が表示される。
この回路では、定電流回路52が本発明の管理部を構成するものである。特に、本発明では、管理部として、支持体28Aに備えられている10個の紫外線発光ダイオードDが1管理単位となり、この1管理単位の通電状態から稼働状況を判別する稼働状況判別手段を備えることや、支持体28Aに備えられている10個の紫外線発光ダイオードDの光量を計測する光量計測手段を備えても良い。
このように、本発明ではLEDユニット20の紫外線発光ダイオードDが、数ボルト程度の電圧で発光することから10個の紫外線発光ダイオードDを直列に使用する場合でも電源電圧は数10ボルトで済みLEDユニット20の小型化を可能にしている。また、電源系を簡素化でき、しかも、高圧水銀灯と比較すると寿命が7倍程度であることから、紫外線光源の寿命の向上が可能で、交換の頻度を低減することも可能にしている。
特に、複数の紫外線発光ダイオードDを有したLEDユニット20の装着と取り外しとを作業者が作業領域Sから行えるので、メンテナンスが容易となる。また、作業領域Sからのメンテナンスが容易となるので、印刷装置において作業領域Sと反対側となる面を壁面に接近する位置関係で設置することも可能となり、省スペース化も実現する。
また、10個単位で支持体28Aに支持される紫外線発光ダイオードDを直列に接続し、この10個の紫外線発光ダイオードDを1つの単位として管理できるものとなる。そして、紫外線発光ダイオードDが発光不良の状態に陥った場合には、その紫外線発光ダイオードDを備えた支持体28Aを交換することで対応してメンテナンスが容易となる。
メンテナンスの具体例として、1管理単位としての支持体28Aと共に10個の紫外線発光ダイオードDの取り換えを挙げることができる。また、支持体28Aに支持されている10個の紫外線発光ダイオードDが直列に接続されているので、その1つでも断線する等、電気抵抗が増大した場合には、その支持体28A全ての紫外線発光ダイオードDの光量が低下することから、この不良状態を適正に把握でき適切な対応を実現する。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施の形態以外に以下のように構成しても良い。
(a)サテライト型の印刷装置に代えて、図10、図11に示すように、圧胴60と、これに対向する位置に配置された印刷ユニット2として、圧胴に接触するゴム胴61と、このゴム胴61に紫外線硬化型インクを転写する版胴62と、被印刷物Pを送り出す渡胴63とで成る印刷系を被印刷物Pの搬送方向に沿って直線的に配置したオフセット枚葉型の印刷装置にも適用できる。同図において、前述した構成と同じ構成については、前述した構成と共通する番号・符号を付している。尚、本発明は間欠型の印刷装置にも同様に適用できる。
この印刷装置では圧胴60で送られる被印刷物Pの近傍位置に紫外線照射部3としてLEDユニット20が配置される。このLEDユニット20は作業領域Sから装着と取り外しとが可能に構成される。従って、この別実施形態においても、被印刷物Pの幅方向の一方の作業領域SからオペレータがLEDユニット20の装着と取り外しとを行える。
(b)図12に示すように、圧胴65と、これに対向する位置に配置される版胴66と、印刷ユニット2として版胴66に紫外線硬化型インクを転移させるアニロックスローラ67とを備えたフレキソ印刷方式の印刷装置にも適用が可能である。この印刷装置では、圧胴65から送り出された被印刷物Pの印刷面に対して、紫外線照射部3としてのLEDユニット20から紫外線が照射されることになる。同図において、前述した構成と同じ構成については、前述した構成と共通する番号・符号を付している。
この印刷装置では圧胴65から送り出される被印刷物Pの近傍位置に紫外線照射部3としてLEDユニット20が配置される。このフレキソ印刷方式ではセンタードラム方式やインライン方式のように被印刷物Pの搬送形態を異なるものにすることが可能であるが、何れの搬送形態であっても、LEDユニット20は作業領域Sから装着と取り外しとが可能に構成される。従って、この別実施形態においても、被印刷物Pの幅方向の一方の作業領域SからオペレータがLEDユニット20の装着と取り外しとを行える。
(c)電源装置PSを印刷装置の搬送経路の下側等のデッドスペースに配置する。このような配置を行うことにより、印刷装置全体の大型化を抑制できる。
本発明は、紫外線硬化型インクで印刷を行う印刷装置全般に利用することができる。
20 紫外線光源ユニット(LEDユニット)
28A 支持体
D 紫外線発光ダイオード

Claims (3)

  1. 紫外線硬化型のインクで印刷が行われた印刷面に紫外線の照射を行う紫外線光源ユニットであって、
    設定数の紫外線発光ダイオードを1列の直線的状に支持する支持体を構成し、この支持体を複数備えている紫外線光源ユニット。
  2. 複数の前記支持体に支持されている紫外線発光ダイオードが千鳥配置になるように、複数の支持体の相対位置を設定している請求項1記載の紫外線光源ユニット。
  3. 前記支持体に支持されている複数の紫外線発光ダイオードを直列に接続することで1管理単位が構成され、この1管理単位を管理する管理部に連携している請求項1又は2記載の紫外線光源ユニット。
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