JP2011005131A - 眼屈折力測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 測定のノイズとなる指標像が検出されても、安定した測定結果を得る。
【解決手段】 被検眼眼底に測定光を投光しその眼底反射光を所定の指標パターン像として取り出して二次元撮像素子に撮像させる測定光学系と、前記二次元撮像素子に撮像された指標パターン像に基づいて被検眼の眼屈折力を測定し,測定結果を出力する演算制御手段と、を備える眼屈折力測定装置において、前記測定光学系を構成する光学部材からの反射光によって形成され,測定のノイズとなる指標像データを予め記憶する記憶手段を備え、前記演算制御手段は、前記二次元撮像素子による撮像結果と前記記憶手段に記憶された前記指標像データとを用いて前記眼底反射光による指標像データを特定し、前記特定された指標像データに対応する測定結果を出力する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、被検眼の眼屈折力を測定する眼屈折力測定装置に関する。
眼屈折力測定装置としては、眼底に測定光を投光し、その眼底反射光を所定の指標パターン像(例えば、リング像、シャックハルトマン像)として二次元撮像素子に撮像させ、そのパターン像に基づいて被検眼の眼屈折力(波面収差を含む)を測定するものが知られている。(特許文献1参照)。
特開2007−89715公報
しかしながら、上記特許文献1のような装置において、被検眼の眼前に配置された測定窓(例えば、対物レンズ、保護ガラス、等)に汚れや結露による曇りがあると、測定光が汚れなどで反射され、本来検出すべき指標像以外の余分な指標像が検出される恐れがあり、誤った指標像に基づいて測定結果が出力されてしまう可能性がある。
本発明は、上記問題点を鑑み、測定のノイズとなる指標像が検出されても、安定した測定結果を得ることができる眼屈折力測定装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1)
被検眼眼底に測定光を投光しその眼底反射光を所定の指標パターン像として取り出して二次元撮像素子に撮像させる測定光学系と、前記二次元撮像素子に撮像された指標パターン像に基づいて被検眼の眼屈折力を測定し,測定結果を出力する演算制御手段と、を備える眼屈折力測定装置において、
前記測定光学系を構成する光学部材からの反射光によって形成され,測定のノイズとなる指標像データを予め記憶する記憶手段を備え、
前記演算制御手段は、前記二次元撮像素子による撮像結果と前記記憶手段に記憶された前記指標像データとを用いて前記眼底反射光による指標像データを特定し、前記特定された指標像データに対応する測定結果を出力することを特徴とする。
(2) (1)の眼屈折力測定装置において、
前記演算制御手段は、前記二次元撮像素子による撮像結果と前記記憶手段に記憶された指標像データを用いて前記眼底反射光による指標像データと前記光学部材からの反射光による指標像データを判別し、その判別結果に基づいて前記眼底反射光による指標像データを特定することを特徴とする。
(3) (2)の眼屈折力測定装置において、
前記指標パターン像はリングパターン像であって、
前記記憶手段は、前記指標像データとして、前記光学部材からの反射光によるリング像の径、又は該リング像に対応する屈折度数を記憶する記憶手段であって、
前記演算制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記リング像の径又は前記屈折度数に近い方のリング像データを前記光学部材からの反射光によるリング像データとし、他方のリング像データを前記眼底反射光によるリング像データとして判別することを特徴とする。
(4) (3)の眼屈折力測定装置において、
前記演算制御手段は、さらに、前記二次元撮像素子上に2つのリング像があるか否かを判定し、2つのリング像があると判定された場合、前記測定窓に汚れ又は曇りによる異常がある旨を出力することを特徴とする。
本発明によれば、測定のノイズとなる指標像が検出されても、安定した測定結果を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本装置の光学系及び制御系の概略構成図である。測定光学系10は、眼Eの瞳孔中心部を介して眼Eの眼底Efにスポット状の測定指標を投影する投影光学系10aと、眼底Efから反射された眼底反射光を瞳孔周辺部を介してリング状に取り出し、二次元撮像素子にリング状の眼底反射像を撮像させる受光光学系10bと、から構成される。
投影光学系10aは、測定光学系10の光軸L1上に配置された,測定光源11,リレーレンズ12,ホールミラー13,及び対物レンズ14を含む。光源11は、正視眼の眼底Efと光学的に共役な位置関係となっている。また、ホールミラー13の開口は、眼Eの瞳孔と光学的に共役な位置関係となっている。
受光光学系10bは、投影光学系10aの対物レンズ14,ホールミラー13が共用され、ホールミラー13の反射方向の光軸L1上に配置された,リレーレンズ16及び全反射ミラー17と、全反射ミラー17の反射方向の光軸L1上に配置された受光絞り18,コリメータレンズ19,リングレンズ20,及びエリアCCD等からなる二次元撮像素子22を含む。受光絞り18及び撮像素子22は、眼底Efと光学的に共役な位置関係となっている。リングレンズ20は、リング状に形成されたレンズ部と、レンズ部以外の領域に遮光用のコーティングを施した遮光部と、から構成され、被検眼Eの瞳孔と光学的に共役な位置関係となっている。撮像素子22からの出力は、画像メモリ71を介して演算制御部70に入力される。
なお、測定光学系10は上記のものに限らず、瞳孔周辺部から眼底Efにリング状の測定指標を投影し、瞳孔中心部から眼底反射光を取り出し、二次元撮像素子にリング状の眼底反射像を受光させる構成等、周知のものが使用できる。また、連続的なリング像でなく、間欠的なリング像を取り出す構成であってもよく、点像が略リング状に並べられた眼底反射像を取り出す構成であってもよい。
対物レンズ14とホールミラー13との間には、固視標呈示光学系30からの固視標光束を眼Eに導き、被検眼Eの前眼部からの反射光を観察光学系50に導くダイクロイックミラー29が配置されている。ダイクロイックミラー29は、測定光学系10に用いられる測定光束の波長を透過する。
固視標呈示光学系30は、固視標呈示用可視光源31,固視標を持つ固視標板32,投光レンズ33,ダイクロイックミラー29、対物レンズ14、を含む。光源31及び固視標板32は、光軸L2方向に移動されることにより、被検眼Eの雲霧を行う。
眼Eの前眼部の前方には、眼Eの角膜Ecにリング指標を投影するための近赤外光を発するリング指標投影光学系45と、眼Eの角膜Ecに無限遠指標を投影することにより被検眼に対する作動距離方向のアライメント状態を検出するための近赤外光を発する作動距離指標投影光学系46が観察光軸に対して左右対称に配置されている。なお、リング投影光学系45は、眼Eの前眼部を照明する前眼部照明としても用いられる。また、角膜形状測定用の指標としても利用できる。
観察光学系50は、固視標呈示光学系30の対物レンズ14、ダイクロイックミラー29が共用され、ハーフミラー35、撮像レンズ51、及び二次元撮像素子52を備える。撮像素子52からの出力は、演算制御部70に入力される。これにより、被検眼Eの前眼部像は二次元撮像素子52により撮像され、モニタ7上に表示される。なお、この観察光学系50は被検眼Eの角膜に形成されるアライメント指標像を検出する光学系を兼ね、演算制御部70によりアライメント指標像の位置が検出される。
演算制御部70には、画像メモリ71、撮像素子52、メモリ75、モニタ7、複数のスイッチを持ち測定の各種設定に用いられるスイッチ部80等が接続されている。演算制御部70は、装置全体の制御を行うと共に、眼屈折値の算出や角膜形状の算出等を行う。なお、メモリ75は、リング像に基づいて眼屈折力を算出するための演算プログラム等を記憶できる。
以上のような構成を備える装置の測定動作について説明する。まず、被検者の顔を図示なき顔支持ユニットに固定させ、固視標32を固視するよう指示した後、被検眼に対するアライメントを行う。
演算制御部70は、測定開始信号の入力に基づき光源11を点灯させる。光源11から出射された測定光は、リレーレンズ12から対物レンズ14までを介して眼底Efに投影され、眼底Ef上で回転するスポット状の点光源像を形成する。
眼底Ef上に形成された点光源像の光は、反射・散乱されて被検眼Eを射出し、対物レンズ14によって集光され、ダイクロイックミラー29から全反射ミラー17までを介して受光絞り18の開口上で再び集光され、コリメータレンズ19にて略平行光束(正視眼の場合)とされ、リングレンズ20によってリング状光束として取り出され、リング像として撮像素子22に受光される。
このとき、はじめに眼屈折力の予備測定が行われ、予備測定の結果に基づいて光源31及び固視標板32が光軸L2方向に移動されることにより、被検眼Eに対して雲霧がかけられる。その後、雲霧がかけられた被検眼に対して眼屈折力の測定が行われる。
図2は、測定の際に撮像素子22に撮像されたリング像である。撮像素子22からの出力信号は、画像メモリ71に画像データ(測定画像)として記憶される。その後、演算制御部70は、画像メモリ71に記憶された測定画像に基づいて各経線方向にリング像の位置を特定(検出)する。この場合、演算制御部70は、輝度信号の波形を所定の閾値にて切断し、その切断位置での波形の中間点や、輝度信号の波形のピーク、輝度信号の重心位置などを求めることによりリング像の位置を特定する。次に、演算制御部70は、特定されたリング像の像位置に基づいて、最小二乗法等を用いて楕円を近似する。そして、演算制御部70は、近似した楕円の形状から各経線方向の屈折誤差が求め、これに基づいて被検眼の眼屈折値、S(球面度数)、C(柱面度数)、A(乱視軸角度)の各値が演算し、測定結果をモニタ7に表示する。
以下に、測定窓(以下の説明では、対物レンズを例に用いる)に汚れがある場合の処理について説明する。本来、光源11から出射された測定光は、対物レンズ14を介して被検眼眼底に照射され、その眼底反射光がリング像として撮像素子22に受光される。しかし、対物レンズ14の被検眼側表面に汚れや曇りがある場合、光源11から出射された光は、対物レンズ14上の汚れ等で反射され、もう一つのリング像として撮影素子22に受光される。これにより、眼底反射光によるリング像と対物レンズ14からの反射光によるリング像が混在し、リング像が2つあらわれることがある(図3参照)。
図3において、前述の汚れや曇りなどによるリング像をS1、眼底からの反射によるリング像をS2とする。リング像S1は、光学設計上、所定の屈折度数(例えば、−18D前後)を持つ被検眼を測定したときと同じ大きさのリング像として撮像される。なお、−18D前後は、本光学設計によるもので、異なる光学設計においては、必ずしもこれに限るものではない。
リング像S2は、被検眼の屈折力によって大きさが変化するため、図3(a)に示すようにリング像S1より外側に現れる場合や、図3(b)のようにリング像S1の内側に現れる場合がある。このとき、眼底からの反射光量(リング像S2)が対物レンズ表面での反射光量(リング像S1)よりも多い場合は、リング像S2に基づいて眼屈折力が測定される。しかし、眼底からの反射光(リング像S2)よりも対物レンズ表面での反射光(リング像S1)の方が強い場合、リング像S1に基づいて測定結果が算出され、被検眼の眼屈折力を測定することができない。特に、白内障などのような眼内混濁などにより眼底からの反射光量が得られ難い場合に、上記のような誤検出が生じやすい。すなわち、測定光学系を構成する光学部材(例えば、対物レンズ14)からの反射光によって形成されたリング像は、測定のノイズとなる。
以下の実施形態では、上記のように測定のノイズとなる指標像(例えば、リング像)に関連する指標像データをメモリ75に予め記憶しておき、撮像素子22による撮像結果とメモリ75に記憶された指標像データとを用いて眼底反射光による指標像データを特定し、特定された指標像データに対応する測定結果を出力する手法について説明する。なお、指標像がリングパターン像の場合、指標像(リング像)データとしては、例えば、リング像S1に対応する屈折度数、リング像S1の画像データ、リング像S1のリング径、等が考えられる。
図4は第1実施例について説明するフローチャートである。演算制御部70は、リング像の一部に基づき特定される中心座標を基準に、360度方向に1度ずつ順に各経線エッジを検出する。ここで、図3に示すようにリング像が2つある場合、中心座標と各エッジとの距離から内側のリングに対応するエッジと外側のリングに対応するエッジとに分けられる(内側・外側変換)。次に、演算制御部70は、特定された内側のエッジ位置に基づいて、最小二乗法等を用いて楕円を近似する。そして、演算制御部70は、近似した楕円の形状から各経線方向の屈折誤差が求め、内側のリング像に対応するSCAの各値を演算した後、判定ステップ1へと進める。
判定ステップ1(図4中のステップ1)において、演算制御部70は、内側リングの屈折力が−18D周辺であるかどうか判定する。具体的には、内側リングの屈折力が、誤差を考慮して−18Dを基準に設定された所定範囲(例えば、±3D)内にあるか否かが判定される。判定ステップ1は、内側のリング像が対物レンズ14の汚れ等によるリング像である可能性があるか否かを判定するためのステップであり、汚れ等によるリング像に対応する所定の屈折度数(−18D)が用いられる。この場合、汚れ等によるリング像に対応する屈折度数を実験等により予め求めておき、メモリ75に記憶しておけばよい(もちろん、図4に示すように、演算制御部70による演算フローの一部に含める意味も含む)。
上記判定ステップ1において、内側リングが−18D周辺でない場合、内側のリング像は眼底反射光によるリング像と判断され、瞬き判定ステップ4を経て内側のリング像に対応する測定結果がモニタ7上に表示される(プリンタによる印字出力でもよい)。
一方、そして、内側リングが−18D周辺の場合、内側のリングが前述の汚れ等によるリング像である可能性があると判断される。そして、判定ステップ2において外側のリング像の有無が判定される。具体的には、外側のエッジ検出ポイントが1/3以上か否か(外側の円が全体の2/3以上欠けてないか否か)により外側のリング像の有無が判定される。
上記判定ステップ2において、外側のリングありと判定された場合、演算制御部70は、外側のエッジ位置に基づいて最小二乗法等を用いて楕円を近似し、外側のリング像に対応するSCAを算出する。ここで、演算制御部70は、−18Dに近い方のリング像を汚れ等によるリング像と判断し、他方のリング像を眼底反射光によるリング像と判断し、他方のリング像に対応する測定結果を表示する。よって、内側リングの方が−18Dに近ければ、外側リングに対応する測定結果が出力され、外側リングの方が−18Dに近ければ、内側リングに対応する測定結果が出力される。
なお、上記判定ステップ2において、外側のリングなしと判定された場合、リング像は眼底反射光によるリング像のみと判断され、瞬き判定ステップ3及び判定ステップ4を経て内側のリング像に基づく測定結果がモニタ7上に表示される。この場合、このリング像に対応する測定結果を表示する。
以上のような判定ステップにより、撮像素子22上のリング像が眼底反射光によるリング像であるか対物レンズ14の汚れによるリング像であるかの判別が可能となる。よって、測定光が汚れなどで反射し、本来検出すべきリング像以外の余分なリング像による誤検出を防ぐことができるため、測定窓に汚れ等がある場合においても被検眼の眼屈折力を確実に算出することが可能となる。
なお、演算制御部70は、撮像素子22上に2つのリング像があるか否かを判定し、2つのリング像があると判定された場合、対物レンズ14に汚れ又は曇りによる異常がある旨を測定結果とともにモニタ7(またはプリンタ)上で報知してもよい。
判定ステップ3及び判定ステップ4について簡単に説明する。判定ステップ3(外側用)及び判定ステップ4(内側用)は、それぞれ瞬き(又は瞼)判定用のステップである。具体的には、判定ステップ2において、外側のエッジ検出ポイントが1/12以上の場合、瞬きエラーと判定され、BLKエラーとしてモニタ7に表示される。一方、検出ポイントが1/12より小さい場合、判定ステップ4に移行される。そして、内側のエッジ検出ポイントが1/2以上の場合、内側リングのSCAが測定値とされ、モニタ7上に測定結果が表示される。また、エッジ検出ポイントが1/2より小さい場合、BLKエラーとし、モニタ7に表示される。
なお、上記判定処理において、判定ステップ2を判定ステップ1より先の順序に変更して、判定ステップ1の事前に外側リングの存在の有無とSCA算出を行ってもよい。また、判定ステップ2、判定ステップ4にて、受光素子22に形成されたリングの有無を確認してエラー判定したが、事前に測定値を求めておいて、その後、信頼係数とともに、測定結果を出力してもかまわない。すなわち、測定結果算出後に、上記汚れ判定を行ってもよい。
なお、上記方法では、内側リングが−18D周辺か否かで、判定をしていたが、外側リングを基準に同じ判定を行っていってもかまわない。
なお、上記第1実施例においては、リング像S1に対応する屈折度数を用いて眼底反射光によるリング像データと対物レンズ14からの反射光によるリング像データを判別したが、これに限るものではなく、リング像S1に関連するリング像データが用いられるものであればよい。例えば、リング像S1に対応するリング径と、前述の各リング像のリング径とを比較することにより前述の判別が行われるようにしてもよい。
次に、第二の実施例について図5を用いて説明する。図5において、汚れや曇りなどによるリング像をS1、眼底からの反射によるリング像をS2とする。図5(a)は、測定窓に汚れや結露による曇りがある場合に被検眼を測定したときの図である。ここで、測定窓に汚れや結露による曇りがある場合において、検査窓29の前方に被検眼や他の反射物が無い状態で、測定光源11を点灯する。この場合、光源11から出射された光は対物レンズ14上の汚れ等で反射され、そのリング像が撮影素子22に受光される(図5(b)参照)。演算制御部70は、受光素子22からのリング像S1(図5(b)参照)の画像データを予めメモリ75に記憶しておく。次に、被検眼存在下で、測定を行う。ここで、2つのリングが検出された場合、演算制御部70は、取得された画像データ(図5(a))からメモリ75に記憶されたリング像(前方に被検眼や他の反射物が無い状態での取得されたリング像)(図5(b))に対応する輝度分布を取り除く。これにより、眼底反射光によるリング像データが特定されるため、残ったリング像(図5(c))に対応する測定結果を出力する。
なお、以上の説明においては、眼底反射光によるリングパターン像を取得する測定光学系を例にとって説明したが、これに限るものではなく、被検者眼の眼屈折力を求めるために、眼底に測定光を投光し,その眼底反射光を所定の指標パターン像として二次元撮像素子に撮像させる構成であれば、本発明の適用は可能である。例えば、被検者眼の波面収差を求めるために、被検眼眼底にスポット指標を投光し、その眼底反射光をシャックハルトマンセンサを用いて検出する測定光学系であってもよい。この場合、測定窓からの反射光によって二次元撮像素子上に形成され測定のノイズとなるシャックハルトマン像に関連する指標像データとして、ハルトマン像に対応する屈折度数、ハルトマン像の画像データ、ハルトマン像の各ドット像の間隔、等が用いられる。
本装置の光学系及び制御系の概略構成図である。 測定の際に眼屈折力測定光学系の撮像素子に撮像されたリング像を示す図である。 対物レンズに汚れ等がある場合のリング像を示す図である。 第1実施例について説明するフローチャートである。 第2実施例について説明するための図である。
7 モニタ
10 測定光学系
10a 投影光学系
10b 受光光学系
22 二次元撮像素子
70 演算制御部
75 メモリ

Claims (4)

  1. 被検眼眼底に測定光を投光しその眼底反射光を所定の指標パターン像として取り出して二次元撮像素子に撮像させる測定光学系と、前記二次元撮像素子に撮像された指標パターン像に基づいて被検眼の眼屈折力を測定し,測定結果を出力する演算制御手段と、を備える眼屈折力測定装置において、
    前記測定光学系を構成する光学部材からの反射光によって形成され,測定のノイズとなる指標像データを予め記憶する記憶手段を備え、
    前記演算制御手段は、前記二次元撮像素子による撮像結果と前記記憶手段に記憶された前記指標像データとを用いて前記眼底反射光による指標像データを特定し、前記特定された指標像データに対応する測定結果を出力することを特徴とする眼屈折力測定装置。
  2. 請求項1の眼屈折力測定装置において、
    前記演算制御手段は、前記二次元撮像素子による撮像結果と前記記憶手段に記憶された指標像データを用いて前記眼底反射光による指標像データと前記光学部材からの反射光による指標像データを判別し、その判別結果に基づいて前記眼底反射光による指標像データを特定することを特徴とする眼屈折力測定装置。
  3. 請求項2の眼屈折力測定装置において、
    前記指標パターン像はリングパターン像であって、
    前記記憶手段は、前記指標像データとして、前記光学部材からの反射光によるリング像の径、又は該リング像に対応する屈折度数を記憶する記憶手段であって、
    前記演算制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記リング像の径又は前記屈折度数に近い方のリング像データを前記光学部材からの反射光によるリング像データとし、他方のリング像データを前記眼底反射光によるリング像データとして判別することを特徴とする眼屈折力測定装置。
  4. 請求項3の眼屈折力測定装置において、
    前記演算制御手段は、さらに、前記二次元撮像素子上に2つのリング像があるか否かを判定し、2つのリング像があると判定された場合、前記測定窓に汚れ又は曇りによる異常がある旨を出力することを特徴とする眼屈折力測定装置。
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