JP2011004669A - ネギ調製機 - Google Patents

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定夫 大森
Osamu Fujioka
修 藤岡
Hiroshi Matsumoto
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Abstract

【課題】ネギの皮むきと太さ検出を一連の作業として行う。
【解決手段】太さ検出機構40が、噴射ノズル32,34と並列に配列され、その配列方向が、皮むきが行われるネギの長手方向とされているので、ネギの皮むきを皮むき機構30(噴射ノズル32,34)を用いて行い、かつその皮むき作業と連続して、皮むきが完了したネギの太さを検出することができる。これにより、ネギの皮むきと太さ検出を一連の作業として行うことができるので、作業者の負担を軽減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネギ調製機に関する。
従来、長ネギ、白ネギ等と呼ばれているネギの生産者等は、ネギ収穫後に、根の切除、不要な葉の除去、所定の長さへの葉の切除などの調製作業を行った後、太さに基づく階級選別や曲がり等に基づく等級選別を行っている。これらの作業のうち、太さに基づく選別作業は目視で行われていることが多い。しかしながら、作業者の目視による直感的な選別では、選別のばらつきが多く、選別精度が劣る。このため、最近では、例えば、特許文献1に記載のような、太さを自動で選別する選別機が出現してきている。
一方、不要な葉の除去作業においては、例えば、特許文献2に記載されているようなネギ類の皮むき装置が用いられている。
特開平10−89928号公報 特開2002−112754号公報
しかしながら、上記特許文献1のような選別機には、例えば特許文献2のような皮むき機を用いて皮むきを行ったネギを、1本ずつ供給する必要があるため、二度手間となり、非効率である。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ネギの皮むきと太さ検出を一連の作業として行うことが可能なネギ調製機を提供することを目的とする。
本明細書に記載のネギ調製機は、圧縮空気を噴射する噴射ノズルを有し、当該噴射ノズルからネギに対して圧縮空気を噴射して、前記ネギの皮むきを行う皮むき機構と、前記皮むき機構により皮むきが行われるネギの長手方向に関して、前記噴射ノズルと並列に配置された、前記ネギの太さを検出する太さ検出機構と、を備えるネギ調製機である。
これによれば、太さ検出機構が、噴射ノズルと並列に配列され、かつその配列方向が、皮むきが行われるネギの長手方向とされているので、ネギの皮むきを皮むき機構(噴射ノズル)を用いて行い、かつその皮むき作業と連続して、皮むきが完了したネギの太さを検出することができる。これにより、ネギの皮むきと太さ検出を一連の作業として行うことができるので、作業者の負担を軽減することが可能となる。
この場合において、前記ネギが、前記皮むき機構による皮むきが行われる位置に存在するか否かを検知する存在検知センサと、前記存在検知センサの検知結果に基づいて、前記噴射ノズルによる前記圧縮空気の噴射タイミングを制御する制御部と、を更に備える構成とすることができる。かかる場合には、ネギが皮むきを行う位置に存在するか否かに基づいて、噴射ノズルから圧縮空気を噴射するので、噴射する圧縮空気の量や噴射時間を低減することができる。これにより、省エネルギ化を図ることが可能となる。
この場合において、前記制御部は、前記存在検知センサが、前記ネギの存在を検知している間、前記噴射ノズルによる前記圧縮空気の噴射を行い、前記圧縮空気の噴射が終了した後、所定時間経過後に、前記太さ検出機構による前記ネギの太さの検出を実行することとすることができる。かかる場合には、皮むきが終了して、存在検知センサによる検知が終了(圧縮空気の噴射が終了)した後、所定時間経過後に、太さ検出機構によりネギの太さが検出されるので、皮むきが終了したネギを長手方向に移動させて太さ検出機構とネギとの位置関係が適切になるタイミングで、ネギの太さ検出を行うことが可能となる。
本明細書に記載のネギ調製機において、前記太さ検出機構は、前記ネギの前記長手方向に直交する方向の一側から、前記ネギに接触する凸状部分を有する基準部材を、有し、前記ネギが、前記基準部材の凸状部分に接触した状態で、前記ネギの前記直交する方向に関する太さを検出することとしても良い。かかる場合には、ネギが曲がり部分を有している場合でも、基準部材の凸状部分にネギを接触させた状態で太さ検出を行うことで、ネギの太さを正確に検出することが可能となる。
この場合において、前記凸状部分に前記ネギが接触しているか否かを検知する接触検知センサを更に備え、前記太さ検出機構は、前記接触検知センサにより、前記ネギが前記凸状部分に接触していることが検知されている間に、前記ネギの太さを検出することとすることができる。かかる場合には、凸状部分にネギが確実に接触している状態で、ネギの太さを正確に検出することが可能となる。
本明細書に記載のネギ調製機において、前記噴射ノズルは、前記圧縮空気の噴射により円運動を行うこととすることができる。かかる場合には、ネギ表面の広範囲に圧縮空気を作用させることができるので、ネギの皮むきを効率的に行うことができる。
この場合において、前記噴射ノズルは、前記円運動を規制する規制部材と接触することで、略一方向への往復動を行うこととすることができる。かかる場合には、円運動又は往復動のいずれかを選択可能であるので、ネギの皮むきを、ネギの種類等に応じて、適切に行うことが可能となる。
本明細書に記載のネギ調製機では、前記太さ検出機構により検出された前記ネギの太さを、前記ネギの皮むきを行う作業者に通知する通知部を更に備えることとすることができる。かかる場合には、通知部から通知されたネギの太さに応じて、作業者はネギを選別することが可能となる。
本明細書に記載のネギ調製機は、ネギの皮むきと太さ検出を一連の作業として行うことができるという効果を奏する。
一実施形態に係るネギ調製機の構成を概略的に示す斜視図である。 作業台近傍を、カバーを取り外して拡大して示す斜視図である。 図3(a)は、噴射ノズルを示す斜視図であり、図3(b)は、噴射ノズルのノズルカバーに規制バーを挿入した状態を示す図である。 太さ検出機構の概略構成図である。 太さ検出機構を構成する保持部材による光ファイバの保持方法を示す図である。 太さ検出機構による太さ検出の原理を示す図である。 表示装置を示す図である。 一実施形態に係るネギ調製機の制御系を示すブロック図である。 制御部によるネギ調製作業時の制御を示すフローチャートである。 図10(a)、図10(b)は、皮むきを行っている状態を示す図であり、図10(c)は、太さ検出を行っている状態を示す図である。 保持部材の変形例を示す図である。 噴射ノズルの変形例を示す図である。
以下、ネギ調製機の一実施形態について、図1〜図10に基づいて詳細に説明する。
図1は、ネギ調製機100の構成を概略的に示す斜視図である。この図1に示すように、ネギ調製機100は、テーブル状の作業台10と、存在検知センサ20と、皮むき機構30と、太さ検出機構40と、通知部としての表示装置50と、を備える。
作業台10は、天板12と、天板12を支持する複数本(例えば4本)の脚14と、を有する。天板12には、上面の高さが低い部分12aと、高い部分12bとが設けられている。高さが低い部分12aは、ネギの皮むき等の調製を行う調製台としての機能を有し、高さが高い部分12bは、調製を行うネギを載置する載置台としての機能を有する。したがって、以下においては、部分12aを「調製台12a」と呼び、部分12bを「載置台12b」と呼ぶものとする。
調製台12aの上面には、カバー16が設けられている。カバー16は、切り欠き16aを有し、切り欠き16a以外の部分において、調製台12aの上面の大半を覆っている。カバー16は、鉄板を折り曲げ加工等することにより、製造されており、ネギの皮の飛び散りを防止するとともに、防音壁としての機能も有している。カバー16の長手方向一側(紙面奥側)の端部16b部分には、ネギの皮を回収するための回収網60が設けられている。
存在検知センサ20は、図1に示すように、調製台12aの上面に設けられた、発光部22と受光部24とを有している。発光部22は、ネギの存在を検知するための検出光を受光部24に向けて発光する。図2は、調製台12aからカバー16を取り外した状態を拡大して示す斜視図である。図2においては、調製台12a上にネギ90が存在している。なお、この図2に示すネギ90の位置を「皮むき位置」と呼ぶものとする。この皮むき位置にネギ90が存在しているときには、発光部22から発光された検出光がネギ90によって遮られるため、受光部24には検出光は入射しないようになっている。これに対し、ネギが図2に示す位置に存在していない場合には、検出光が受光部24に入射するようになっている。すなわち、受光部24は、発光部22からの検出光を検出しないときには、ネギが皮むき位置に存在していることを検知し、検出光を検出したときには、ネギが皮むき位置に存在していないことを検知する。存在検知センサ20による検知結果は、図8の制御部120に供給される。
皮むき機構30は、皮むき位置に存在するネギ90に対して圧縮空気を噴射して、当該圧縮空気の噴射力により、ネギ90の皮をむくものである。この皮むき機構30は、図1に示すように、一対の噴射ノズル32、34と、噴射ノズル32,34に対して圧縮空気を供給する圧縮空気供給装置70と、を有する。圧縮空気供給装置70は、例えば、図1に示すように、作業台10の天板12の下面に固定されている。圧縮空気供給装置70は、外部に設けられたコンプレッサに接続された、空気清浄機、圧力調整器、圧縮空気供給弁を含んでいる。圧縮空気供給弁は、圧縮空気が通過する管内に配置された弁と、これを開閉する開閉器とを含む電磁弁である。なお、圧縮空気供給装置70(特に圧縮空気供給弁)の動作は、図8の制御部120により、制御される。
噴射ノズル32、34は、図3(a)に拡大して示すように、略円筒状のノズルカバー35と、ノズルカバー35内に設けられたノズル本体37と、を有する。ノズルカバー35は、例えばプラスチック等から成り、その一部には貫通孔35aが形成されている。ノズル本体37は、例えば、プラスチックや樹脂、ゴム等を材料とし、圧縮空気供給装置70から供給される圧縮空気を、図3(a)に示す軸R方向に向けて噴射するとともに、当該圧縮空気の噴射力により、ノズルカバー35の内面35bに沿って、軸R回りに自動で回転する。
ここで、噴射ノズル32,34のノズルカバー35に形成された貫通孔35aには、図3(b)に示すように、規制部材としての規制バー39を挿入することができる。このように規制バー39を貫通孔35aに挿入した場合、ノズル本体37の回転(図3(a)参照)が規制され、図3(b)に示すように、規制バー39の長手方向にほぼ沿って、往復動するようになる。
図1に戻り、太さ検出機構40は、皮むき機構30の噴射ノズル32,34に対して(噴射ノズル32,34を基準として)、皮むき位置に存在するネギ90の長手方向に関して並列に配置されている。太さ検出機構40は、基準部材46と、発光装置42と、受光装置44と、を有する。基準部材46は、図2等に示すように、断面半円形の凸形状を有し、かつ、図2におけるネギ90の長手方向と直交する方向に延びている。基準部材46は、板状部材62上に設けられており、板状部材62は、天板12(調製台12a)に固定された設置板64上に設けられている。
図4には、発光装置42及び受光装置44が模式的に示されている。この図4に示すように、発光装置42は、検出光を発光する発光部86と、発光部86に接続された6本の光ファイバ72A〜72Fと、光ファイバ72A〜72Fを保持する保持部材82と、を有する。保持部材82は、図2に示すように、設置板64上に固定され、光ファイバ72A〜72Fの端部(受光装置44側の端部)が上下方向に関して所定間隔となるように、各ファイバを保持している。図5には、保持部材82の概略斜視図が示されている。この図5に示すように、保持部材82は、上下方向に所定間隔で形成された溝82a〜82fを有している。保持部材82は、光ファイバ72A〜72Fを、溝82a〜82fに嵌合させた状態で保持している。なお、図6に模式的に示すように、光ファイバ72Aは、基準部材の上端部よりもやや上側に位置し、光ファイバ72B〜72Fは、光ファイバ72Aの上側に間隔をあけて配置されている。
図4に戻り、受光装置44は、検出光を受光する受光部88と、受光部88に接続された6本の光ファイバ74A〜74Fと、光ファイバ74A〜74Fを保持する保持部材84とを有する。保持部材84は、図2に示すように、設置板64上に固定されており、発光装置42側と同様の方法により、光ファイバ74A〜74Fを保持している。保持部材84が保持する光ファイバ72A〜72Fそれぞれの設置板64上面からの高さは、発光装置42側の光ファイバ72A〜72Fそれぞれの設置板64上面からの高さと一致している。このため、発光装置42において、発光部86から発光され、光ファイバ72A〜72Fのそれぞれからから射出された検出光は、受光装置44の光ファイバ74A〜74Fそれぞれに入射し、受光部88にて受光されるようになっている。なお、受光部88は、各光ファイバ74A〜74Fに対応して、6つの受光素子を有している。
ここで、本実施形態では、光ファイバ72A,74A及びこれに対応する受光素子を含むセンサを、接触検知センサ76A(図8参照)と呼び、光ファイバ72B,74B及びこれに対応する受光素子を含むセンサを、規格外小センサ76Bと呼び(図8参照)、光ファイバ72C,74C及びこれに対応する受光素子を含むセンサを、Sセンサ76C(図8参照)と呼ぶものとする。また、光ファイバ72D,74D及びこれに対応する受光素子を含むセンサを、Mセンサ76D(図8参照)と呼び、光ファイバ72E,74E及びこれに対応する受光素子を含むセンサを、Lセンサ76Eと呼び(図8参照)、光ファイバ72F,74F及びこれに対応する受光素子を含むセンサを、2Lセンサ76F(図8参照)と呼ぶものとする。これら、各センサ76A〜76Fによる検出結果は、図8の制御部120に送信される。
図6は、センサ76A〜76Eを含む太さ検出機構による、ネギの太さ検出の原理を説明するための図である。図6では、様々な太さのネギを線種を変えて図示している(符合90B〜90E参照)。この図6に示すように、ネギ(90B〜90E)が基準部材46の上端部近傍に接触している場合には、光ファイバ72Aから射出する検出光がネギ(90B〜90E)によって遮られ、光ファイバ74Aに入射しなくなることから、接触検知センサ76Aの受光素子の出力がなくなる。このように、接触検知センサ76Aの受光素子の出力がない状態は、ネギが適正な位置にあり、ネギの太さを検出することが可能な状態であることを意味する。
また、図6に示すように、光ファイバ72A〜72Fそれぞれから射出される検出光は、ネギ90B〜90Eの太さに応じて、対応する光ファイバ74A〜74Fに入射したり、入射しなかったりする。したがって、規格外小センサ76B、Sセンサ76C、Mセンサ76D、Lセンサ76E、2Lセンサ76Fの出力の有無に基づいて、ネギ90B〜90Eの太さを検知することができるようになっている。具体的には、ネギ90B(二点鎖線)のように、接触検知センサ76Aと、規格外小センサ76Bの出力のみがない場合には、ネギ90Bは、制御部120において、Sサイズであると判定される。また、ネギ90C(実線)のように、接触検知センサ76Aと、規格外小センサ76Bと、Sセンサ76Cの出力がない場合には、ネギ90Cは、制御部120において、Mサイズであると判定される。
また、ネギ90D(破線)のように、接触検知センサ76A、規格外小センサ76B、Sセンサ76C、及びMセンサ76Dの出力がない場合には、ネギ90Dは、制御部120において、Lサイズであると判定される。更に、ネギ90E(一点鎖線)のように、接触検知センサ76A、規格外小センサ76B、Sセンサ76C、Mセンサ76D、及びLセンサ76Eの出力がない場合には、ネギ90Dは、制御部120において、2Lサイズであると判定される。なお、接触検知センサ76Aの出力のみがなく、他のセンサの出力がある場合には、制御部120において規格外小サイズであると判定され、全てのセンサの出力がない場合には、制御部120において規格外大サイズであると判定される。
図1に戻り、表示装置50は、カバー16に固定されている。図7には、表示装置50の概略図が示されている。この図7に示すように、表示装置50は、表示装置本体52と、表示装置本体52の底面及び側面と接触するように表示装置本体52に固定された、断面略L字状のマウント部材56と、マウント部材56に設けられた2つの永久磁石板58A,58Bと、を有する。図1では、前述したように、カバー16を鉄板により形成しているので、カバー16と永久磁石板58Bとの間の磁気的吸引力により、表示装置50をカバー16に固定することができる。なお、表示装置50とカバー16との間は磁気的吸引力により固定されており、取り外しが容易であることから、作業者は、各自が作業時に視認しやすい位置及び角度で、カバー16やその他の位置に表示装置50を固定することができる。この場合、作業者は、表示装置50の固定に、永久磁石58Aを用いることとしても良い。
表示装置本体52は、ランプ54を複数有している。各ランプ54の近傍には、「規格外小」、「S」、「M」、「L」、「2L」、「規格外大」のサイズ名が表示されている。表示装置本体52は、図8の制御部120に接続されており、制御部120では、太さ検出機構40による検出結果に基づいて、ランプ54のいずれかを点灯する。
図8は、本実施形態のネギ調製機100の制御系を示すブロック図である。制御部120は、各センサからの出力に基づいて、圧縮空気供給装置70を制御したり、表示装置50に対するサイズ表示(ランプ点灯)を行ったりする。
次に、制御部120による、ネギ調製作業時の制御について、図9のフローチャートに沿って、かつ他の図面を適宜参照しつつ説明する。
制御部120は、まず、図9のステップS10において、存在検知センサ20の出力に基づいて、ネギ90が皮むき位置(図2の位置)に存在しているか否かを判断する。ステップS10の判断は、作業者が、図2の位置にネギ90を位置させたときに肯定される。
ステップS10の判断が肯定されると、ステップS12に移行し、制御部120は、圧縮空気供給装置70(圧縮空気供給弁)を開くことにより、圧縮空気を噴射ノズル32,34から噴射する。この噴射により、図10(a)に示すように、ネギ90の皮むきが行われる。そして、図10(b)に示すように、ネギ90の皮むきが完了すると、作業者は、ネギを図10(c)の位置まで移動させる。ここで、ネギ90の皮は、噴射ノズル32,34から噴射される圧縮空気の噴射力により、図1に示すカバー16と調製台12aの間の空間を通って、回収網60内に入り込む。
次いで、ステップS14では、制御部120が、存在検知センサ20の出力に基づいて、ネギ90が皮むき位置に存在しなくなったか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS16に移行し、制御部120は、圧縮空気供給装置70の圧縮空気供給弁を閉じる。すなわち、ネギ90が皮むき位置に存在している間は、噴射ノズル32,34からの圧縮空気の噴射を継続し、存在しなくなった段階で、圧縮空気の噴射を停止する。
次いで、ステップS18では、制御部120が、所定時間経過したか否かを判断する。ここでの所定時間とは、ネギ90が存在検知センサ20により検知されなくなってから、図10(c)の位置まで移動するまでの時間として想定される時間(例えば、数秒程度)を意味し、装置の製造者又は作業者により、予め設定される時間である。すなわち、ステップS18では、図10(c)のような太さ検出に適した位置にネギ90が移動された可能性が高いか否かを判断しているともいえる。
次いで、ステップS20では、制御部120が、太さ検出機構40を用いて、ネギの太さを検出する。ここで、制御部120は、前述したように、接触検知センサ76Aの出力がないことを前提として(すなわち、ネギが基準部材の上端部近傍に接触していることを前提として)、各センサ76B〜76Fの出力の有無に基づいて、太さを検出する。なお、制御部120は、接触検知センサ76Aの出力がある場合には、太さ検出を行わない。
次いで、ステップS22では、制御部120が、表示装置50に対して、ステップS20における検出結果を表示する。すなわち、表示装置50が有する複数のランプ54のうち、太さ検出機構40による検出結果と一致するランプを点灯する。なお、ステップS20において、太さ検出が行われなかった場合には、例えば、全てのランプを点灯することにより、太さ検出エラーが発生したことを作業者に通知する。
なお、噴射ノズル32,34は、図3(a)、図3(b)のいずれか一方の使用態様をとりうる。このため、作業者は、いずれか一方の使用態様で一定時間使用して、その態様では満足できないような場合には、ネギ調製機による作業を一旦中止し、他方の使用態様に変更することとすれば良い。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、太さ検出機構40が、噴射ノズル32,34と並列に配列され、その配列方向が、皮むきが行われるネギの長手方向とされているので、ネギの皮むきを皮むき機構30(噴射ノズル32,34)を用いて行い、かつ、その皮むき作業と連続して、皮むきが完了したネギの太さを検出することができる。これにより、ネギの皮むきと太さ検出を一連の作業として行うことができるので、作業者の負担を軽減することができる。
また、本実施形態によると、ネギが、皮むきが行われる位置(皮むき位置)に存在することを存在検知センサ20が検知したときに、制御部120が、圧縮空気供給装置70を制御して、噴射ノズル32,34から圧縮空気をネギに向けて噴射するので、噴射する圧縮空気の量や噴射時間を最小限に抑えることができる。これにより、省エネルギ化を図ることができる。
また、本実施形態によると、制御部120は、皮むきが終了して、存在検知センサ20による検知が終了(圧縮空気の噴射が終了)した後、所定時間経過後に、太さ検出機構40によりネギの太さが検出されるので、皮むきが終了したネギと太さ検出機構40との位置関係が適切になるタイミングで、太さ検出を行うことができる。
また、本実施形態によると、基準部材46の凸状部分(半円形状の上端部近傍)にネギを接触させた状態で太さ検出を行うので、ネギが曲がり部分を有しているような場合でも、ネギの太さを正確に検出することができる。また、本実施形態では、接触検知センサ76Aを採用しているため、基準部材46の凸状部分にネギが確実に接触している状態で、ネギの太さを正確に検出することができる。
また、本実施形態によると、噴射ノズル32,34は、圧縮空気の噴射により円運動を行うので、ネギ表面の広範囲に圧縮空気を作用させることができ、これにより、ネギの皮むきを効率的に行うことができる。また、噴射ノズル32,34に規制バー39を設けるのみで、円運動を往復動に変更することができるので、ネギの種類等に応じて、簡易かつ適切に皮むきを行うことができる。
また、本実施形態によると、ネギ調製機100には、表示装置50が設けられており、制御部120は、太さ検出機構40による検出結果を表示装置50に表示することから、作業者は、表示装置50の表示に基づいて、ネギを選別することが可能である。また、表示装置50によると、作業者が目視可能な状態で作業者にネギの太さを通知していることから、騒音の大きな作業場内であっても、作業者は、ネギの太さを容易に認識することが可能である。なお、表示装置50には、エラー表示が可能なランプを設けておいても良い。
なお、上記実施形態では、表示装置50が、複数のランプを有しており、太さ検出機構40による検出結果に基づいて、制御部120が点灯するランプを異ならせる場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、表示装置50として、その他の表示(例えばデジタル表示など)が可能な表示装置を用いても良い。また、例えば、作業者が、騒音による難聴対策のためにイヤーマフ(又はイヤホン)を利用しているような場合には、当該イヤーマフから音や音声を出力することにより、ネギの太さを作業者に通知することとしても良い。
なお、上記実施形態では、図5に示すように、保持部材82(及び84)に溝を形成し、当該溝において光ファイバを保持している。しかしながら、これに限らず、保持部材82(及び84)としては、例えば、図11のような構成を採用することもできる。図11の構成では、保持部材82(及び84)に対し、光ファイバの本数よりも多くの溝182を形成している。このような構成を採用した場合、ネギ調製機の製造者やネギ調製機を用いる作業者は、光ファイバの間隔を適宜変更することができるようになる。このため、作業者等は、例えば、調製するネギの種類等に応じて、光ファイバの位置を適宜変更することが可能となる。
なお、上記実施形態では、基準部材として、断面半円形状の部材を用いることとしたが、これに限らず、断面三角形状などの部材を用いることとしても良い。要は、基準部材は、ネギとほぼ点接触又は線接触するような凸状部分を有していれば良い。
なお、上記実施形態では、存在検知センサ20として、光センサを用いる場合について説明したが、これに限らず、接触センサや重量センサなど、その他のセンサを用いることも可能である。
また、上記実施形態では、太さ検出機構40として、光ファイバーを用いた光センサを用いることとしたが、これに限らず、例えばレーザ寸法測定器やエリアセンサなどを用いて、ネギの太さを検出することとしても良い。この場合は基準部材による基準設定が不要となる。
なお、上記実施形態では、表示装置50を磁気的吸引力により、カバー16に固定する場合について説明したが、これに限らず、ネジ止めなどその他の固定機構により固定しても良い。
なお、上記実施形態では、噴射ノズル32,34のノズルカバーに貫通孔を1つ形成する場合について説明したが、これに限らず、例えば、図12に示すように、貫通孔を複数形成しても良い(符合35a、35c参照)。この場合、規制バー39を貫通孔35aに挿入した場合には、ノズル本体37を矢印A方向に往復動させることができ、規制バー39を貫通孔35cに挿入した場合には、ノズル本体37を矢印C方向に往復動させることができる。すなわち、規制バー39の挿入方向を変えることで、ノズル本体37の往復動の方向を変更することができるので、ネギの皮むきをネギの種類等に応じて適切に行うことが可能となる。
なお、上記実施形態では、太さ検出機構40による検出結果を表示装置50などの通知部から作業者に通知する場合について説明したが、これに限らず、通知はしなくても良い。例えば、検出されるネギの太さを、データとして取得するのみであっても良い。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
20 存在検知センサ
30 皮むき機構
32 噴射ノズル
34 噴射ノズル
39 規制バー(規制部材)
40 太さ検出機構
46 基準部材
50 表示装置(通知部)
76A 接触検知センサ
100 ネギ調製機
120 制御部

Claims (8)

  1. 圧縮空気を噴射する噴射ノズルを有し、当該噴射ノズルからネギに対して圧縮空気を噴射して、前記ネギの皮むきを行う皮むき機構と、
    前記皮むき機構により皮むきが行われるネギの長手方向に関して、前記噴射ノズルと並列に配置された、前記ネギの太さを検出する太さ検出機構と、を備えるネギ調製機。
  2. 前記ネギが、前記皮むき機構による皮むきが行われる位置に存在するか否かを検知する存在検知センサと、
    前記存在検知センサの検知結果に基づいて、前記噴射ノズルによる前記圧縮空気の噴射タイミングを制御する制御部と、を更に備える請求項1に記載のネギ調製機。
  3. 前記制御部は、前記存在検知センサが、前記ネギの存在を検知している間、前記噴射ノズルによる前記圧縮空気の噴射を行い、
    前記圧縮空気の噴射が終了した後、所定時間経過後に、前記太さ検出機構による前記ネギの太さの検出を実行することを特徴とする請求項2に記載のネギ調製機。
  4. 前記太さ検出機構は、前記ネギの前記長手方向に直交する方向の一側から、前記ネギに接触する凸状部分を有する基準部材を、有し、
    前記ネギが、前記基準部材の凸状部分に接触した状態で、前記ネギの前記直交する方向に関する太さを検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のネギ調製機。
  5. 前記凸状部分に前記ネギが接触しているか否かを検知する接触検知センサを更に備え、
    前記太さ検出機構は、前記接触検知センサにより、前記ネギが前記凸状部分に接触していることが検知されている間に、前記ネギの太さを検出することを特徴とする請求項4に記載のネギ調製機。
  6. 前記噴射ノズルは、前記圧縮空気の噴射により円運動を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のネギ調製機。
  7. 前記噴射ノズルは、前記円運動を規制する規制部材と接触することで、略一方向への往復動を行うことを特徴とする請求項6に記載のネギ調製機。
  8. 前記太さ検出機構により検出された前記ネギの太さを、前記ネギの皮むきを行う作業者に通知する通知部を更に備える請求項1〜7のいずれか一項に記載のネギ調製機。
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