JP2011004005A - 画像圧縮装置、画像伸張装置、撮像装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、画像圧縮方法及び画像伸張方法 - Google Patents

画像圧縮装置、画像伸張装置、撮像装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、画像圧縮方法及び画像伸張方法 Download PDF

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Abstract

【課題】自然画や写真のように高周波成分をあまり含まない画像データ及び文字や図形のように高周波成分を多く含む画像データに、それぞれに対応する量子化テーブルを用いて画像データを量子化した場合でも、既存の方式に基づいて画像データを伸張し、所望の画質の画像を得ることができる画像圧縮装置、画像伸張装置、撮像装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、画像圧縮方法及び画像伸張方法を提供する。
【解決手段】画像データを画素ブロックに分割し、全ての画素ブロックをイメージ用量子化テーブルを用いて量子化した上で、文字又は線を示す画素が含まれる画素ブロックのみを、文字用量子化テーブルを用いて別途量子化することによって、画像の伸張時に、イメージ用量子化テーブルを用いて量子化した全ての画素ブロックに、文字用量子化テーブルを用いて量子化した文字又は線を示す画素が含まれる画素ブロックを上書きする構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像を圧縮する画像圧縮装置、圧縮された画像を伸張する画像伸張装置、前記画像圧縮装置を備える撮像装置、前記画像圧縮装置又は画像伸張装置を備える画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、画像圧縮方法及び画像伸張方法に関する。
スキャナ又はデジタルカメラなどでカラー画像の画像処理を行う場合や、ページ記述言語に基づいて生成されるベクタグラフィックスの画像処理を行う場合には、画像データのデータ量が多いため、従来からJPEG(Joint Photographic Experts Group)又はJPEG2000などの非可逆圧縮方式により圧縮された圧縮画像データを用いて画像データの転送又は画像データの保管などの処理が行われている。
これらの圧縮方式では、主に量子化と符号化の2つの方法によりデータ量の削減を行っている。例えば、JPEG方式の場合、入力された画像の各画素に対して、離散コサイン変換(Discrete Cosine Transform:DCT)を施し、画素値を周波数変換の各基底関数の周波数成分毎の係数である周波数係数に変換する。量子化は、変換された周波数係数を近似する操作である。一般的な画像の場合、周波数係数の絶対値は、高い次数の周波数成分(高周波成分)ほど小さな値になる傾向があり、また、人間の視覚特性が高周波に対する分解能が低いことを利用して、周波数係数のうち低周波成分は細かく量子化し、高周波成分は粗く量子化することによって、大きくデータ量の削減を行う。
カラー画像を符号化する場合、RGB信号で符号化するよりもYCbCr(Y:輝度信号、Cb:Y成分とB成分との色差信号、Cr:Y成分とR成分との色差信号)信号で符号化した方が、符号量が少なくなるため、JPEG方式では、一般的にYCbCrの信号を入力として、信号要素毎に水平方向に8要素、垂直方向に8要素を1ブロックとする複数のブロックに入力画像を分割する。その後、1ブロック単位でDCTを実行し、DCT後の8行8列の周波数係数の各要素を、同じく8行8列の計64個の量子化係数で構成される量子化テーブルの対応する各要素で除算することで量子化される。JPEG方式ではこれら8行8列の量子化テーブルが量子化特性を決定する。この量子化された結果の整数部(量子化インデックス)をハフマン符号等を用いてエントロピー符号化し、JPEG方式の圧縮画像データは生成される。
圧縮画像データの伸張時には、圧縮時に用いた量子化テーブルを逆量子化テーブルとし、逆量子化テーブルの各要素と、量子化インデックスを積算する逆量子化によって周波数係数を復元する。JPEG方式では、量子化の際に用いられた量子化テーブルを伸張時の逆量子化の際に用いる逆量子化テーブルに一致させるために、圧縮画像データに量子化テーブルが付加される。JPEG方式では、この逆量子化テーブルが逆量子化特性を決定する。その後、逆離散コサイン変換(Inverse Discrete Cosine Transform:IDCT)を行ってYCbCr信号を復元する。
自然画や写真等のように高周波成分をあまり含まない画像データを前述したJPEG方式で圧縮し、圧縮した画像データを伸張した場合に、伸張した画像は高品位に保たれる。しかし明暗の輪郭がシャープに表現されている文字や図形、すなわち高周波成分を多く含む画像データをJPEG方式で圧縮した場合には、伸張された画像の輪郭付近にモスキートノイズが発生し、画質が劣化する。
そのため処理すべき画像データが高周波成分を多く含む画像データであるか否かを1ブロック毎に判定し、高周波成分をあまり含まない画像データであると判定された画像データは高圧縮用の量子化テーブルを用いて圧縮し、高周波成分を多く含む画像データであると判定された画像データは低圧縮用の量子化テーブルを用いて圧縮して、モスキートノイズの発生を防止し、伸張した画像を高品位に保つことができる画像読取装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−247373号公報
特許文献1に記載の画像読取装置は、圧縮により符号化された画像データに、量子化に用いた量子化テーブルを示す情報をタグデータとして付加しており、画像データの伸張は、画像データ及びタグデータからなる複合データに基づいて行われる。JPEG方式は、画像データについては定義済みであるが前記複合データについては定義されておらず、複合データを伸張するためには該データを定義した独自方式を用いる必要がある。このためJPEG方式に従う表示プログラムで複合データを伸張した場合には画像を正確に表示することができない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、例えば自然画や写真のように高周波成分をあまり含まない画像データ及び文字や図形のように高周波成分を多く含む画像データに、それぞれに対応する量子化テーブルを用いて画像データを量子化した場合でも、既存の方式に基づいて画像データを伸張し、所望の画質の画像を得ることができる画像圧縮装置、画像伸張装置、撮像装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、記録媒体、画像圧縮方法及び画像伸張方法を提供することを目的とする。
本発明に係る画像圧縮装置は、複数の画素から構成される画像を所定数の画素から構成される画素ブロックに分割し、分割された画素ブロックの各画素の画素値に空間周波数変換を行って、前記画素値を周波数係数に変換し、変換された周波数係数を、予め記憶された複数の量子化情報の内、一の量子化情報を用いて量子化し、量子化された量子化データを符号化して画像を圧縮する画像圧縮装置において、画素ブロックに文字又は線を示す画素が含まれているか否かを判定する判定手段と、画素ブロックに文字又は線を示す画素が含まれていると判定された場合に、前記文字又は線を示す画素を含む画素ブロックを複数の量子化情報を用いて各別に量子化する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像圧縮装置は、前記判定手段は、同画素ブロックを構成する隣接した画素の輝度の差が所定の閾値以上である場合に、文字又は線を示す画素が含まれていると判定するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る画像圧縮装置は、前記複数の量子化情報は、画像を低圧縮するための低圧縮量子化情報と画像を高圧縮するための高圧縮量子化情報とを含むことを特徴とする。
本発明に係る画像圧縮装置は、前記低圧縮量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化して第1符号化データを生成する手段と、前記高圧縮量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化して第2符号化データを生成する手段と、前記低圧縮量子化情報を選択するための選択識別子を生成する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像伸張装置は、前述した画像圧縮装置によって圧縮された画像を伸張する画像伸張装置であって、生成された前記第2符号化データを復号化し、復号化した量子化データを前記高圧縮量子化情報を用いて逆量子化する手段と、前記高圧縮量子化情報を用いた逆量子化が終了した場合に、生成された前記選択識別子に基づいて、前記低圧縮量子化情報を選択する手段と、前記低圧縮量子化情報を選択した場合に、第1符号化データを読出して復号化し、復号化した量子化データを、選択した低圧縮量子化情報を用いて逆量子化する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像伸張装置は、前記高圧縮量子化情報を用いて量子化データを逆量子化することによって生成される複数の画素ブロックの内、前記低圧縮量子化情報を用いて量子化データを逆量子化することによって生成される画素ブロックを上書きする画素ブロックを特定する特定情報を生成する手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像伸張装置は、生成された前記特定情報に基づいて、前記低圧縮量子化情報を用いて量子化データを逆量子化することによって生成された画素ブロックを、前記高圧縮量子化情報を用いて量子化データを逆量子化することによって生成された画素ブロックに上書きする手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る撮像装置は、撮像対象からの光を受光して撮像対象を撮像する撮像装置において、前述したいずれか一つに記載の画像圧縮装置を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、前述した画像伸張装置のいずれか一つを備え、該画像伸張装置によって伸張された画像を形成することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、前述のいずれか一つに記載の画像圧縮装置と、前述のいずれか一つに記載の画像伸張装置とを備え、該画像伸張装置によって伸張された画像を形成することを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、複数の画素から構成される画像を所定数の画素から構成される画素ブロックに分割させ、分割された画素ブロックの各画素の画素値に空間周波数変換を行って周波数係数に変換させ、変換された周波数係数を、予め記憶された複数の量子化情報の内、一の量子化情報を用いて量子化させ、量子化された量子化データを符号化して画像を圧縮させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータを、画素ブロックに文字又は線を示す画素が含まれているか否かを判定する手段及び画素ブロックに文字又は線を示す画素が含まれていると判定された場合に、文字又は線を示す画素を含む画素ブロックを複数の量子化情報を用いて各別に量子化する手段として機能させるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、更にコンピュータを、一の量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化してなる符号化データを復号化し、復号化した量子化データを前記一の量子化情報を用いて逆量子化する手段、前記一の量子化情報を用いた逆量子化が終了した場合に、他の量子化情報を選択する手段及び前記他の量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化してなる符号化データを復号化し、復号化した量子化データを、選択した他の量子化情報を用いて逆量子化する手段として機能させることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体は、前述したコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とする。
本発明に係る画像圧縮方法は、複数の画素から構成される画像を所定数の画素から構成される画素ブロックに分割し、分割された画素ブロックの各画素の画素値に空間周波数変換を行って、前記画素値を周波数係数に変換し、変換された周波数係数を、予め記憶された複数の量子化情報の内、一の量子化情報を用いて量子化し、量子化された量子化データを符号化して画像を圧縮する画像圧縮方法において、画素ブロックに文字又は線を示す画素が含まれているか否かを判定するステップと、画素ブロックに文字又は線を示す画素が含まれていると判定された場合に、文字又は線を示す画素を含む画素ブロックを前記複数の量子化情報を用いて各別に量子化するステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像伸張方法は、前述した画像圧縮方法によって圧縮された画像を伸張する画像伸張方法であって、一の量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化してなる符号化データを復号化し、復号化した量子化データを前記一の量子化情報を用いて逆量子化するステップと、前記一の量子化情報を用いた逆量子化が終了した場合に、他の量子化情報を選択するステップと、前記他の量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化してなる符号化データを復号化し、復号化した量子化データを、選択した他の量子化情報を用いて逆量子化するステップとを備えることを特徴とする。
本発明においては、入力された全画素ブロックを、例えば一の量子化情報である高圧縮するための高圧縮量子化情報を用いて量子化する。そして入力された画素ブロックに特定の画像を示す画素、例えば文字又は線を示す画素が含まれていると判定された場合に、他の量子化情報である低圧縮するための低圧縮量子化情報を選択すると共に、入力された画素ブロックを再入力して、再入力された画素ブロックを、選択した低圧縮量子化情報を用いて量子化する。そして高圧縮量子化情報及び低圧縮量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化する。
既存の圧縮方式、例えばJPEG方式は、高圧縮量子化情報を用いて全ての画素ブロックを量子化し、低圧縮量子化情報を用いて所定の画素ブロックを量子化してデータを圧縮することで、画像の伸張時に、全画素ブロックを高圧縮量子化情報を用いて復号化し、次に特定画素が含まれていると判定された画素ブロックを低圧縮量子化情報を用いて復号化し、高圧縮量子化情報にて復号化した画素ブロックの内、特定画素が含まれる画素ブロックに、低圧縮量子化情報を用いて復号化した画素ブロックを上書きすることができる。
そのため本発明においては、全ての画素ブロックを高圧縮量子化情報を用いて量子化した上で、低圧縮量子化情報を用いて特定画素が含まれる画素ブロックを量子化することにより、異なる量子化情報を用いても既存の圧縮方式に基づいて所望の画質の画像を表示することができる。
本発明においては、高周波成分を多く含む文字又は線を示す画素を特定画素とした場合に、高周波成分を多く含む文字又は線を示す画素を含む画素ブロックのみを低圧縮して、モスキートノイズの発生を防止することができる。
本発明においては、同画素ブロックを構成する隣接した画素の輝度の差と所定の閾値とを比較し、前記輝度の差が所定の閾値以上である場合に、文字又は線を示す画素が含まれていると判定することによって、文字又は線を示す画素を正確に検出することができる。
本発明においては、全ての画素ブロックを高圧縮量子化情報を用いて量子化した上で、文字又は線を示す画素が含まれる画素ブロックを低圧縮量子化情報を用いて量子化することによって、画像の伸張時に、高圧縮量子化情報を用いて量子化した全ての画素ブロックに、低圧縮量子化情報を用いて量子化した文字又は線を示す画素が含まれる画素ブロックを上書きして、既存の圧縮方式に基づいて画像を表示し、モスキートノイズの発生を防止することができる。
本発明においては、低圧縮量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化して第1符号化データを生成し、前記高圧縮量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化して第2符号化データ生成し、低圧縮量子化情報を選択するための選択識別子を生成して、選択識別子を第1符号化データの伸張を行うためのトリガーとする。
本発明においては、画像の伸張時に、第2符号化データを読出して既存の圧縮方式で全ての画素ブロックを復号化した後に、選択識別子を読出して低圧縮量子化情報を選択し、第1符号化データを読出して、選択した低圧縮量子化情報を用いて文字又は線を示す画素が含まれている画素ブロックを既存の圧縮方式で復号化し、低圧縮量子化情報を選択した後に、文字又は線を示す画素が含まれている画素ブロックを復号化することができ、文字又は線を示す画素が含まれている画素ブロックを、高圧縮量子化情報によって復元した画素ブロックに迅速に上書きすることができる。
本発明においては、高圧縮量子化情報を用いて量子化データを逆量子化することによって生成される全画素ブロックの内、文字又は線を示す画素が含まれている画素ブロックを上書きする画素ブロックを特定する特定情報を記憶する。
本発明においては、画像の伸張時に前記特定情報を参照し、高圧縮量子化情報によって復元した全ての画素ブロックの内、文字又は線を示す画素が含まれている画素ブロックに、低圧縮量子化情報によって復元した画素ブロックを確実に上書きすることができる。
本発明においては、前述した画像圧縮装置を撮像装置に搭載することによって、撮像した画像データを、高画質で再現することができる状態で圧縮して撮像装置に保存することができる。
本発明においては、前述した画像伸張装置を画像形成装置に搭載することによって、入力された圧縮画像データを高画質な画像で伸張することができる。
本発明においては、前述した画像圧縮装置及び画像伸張装置を画像形成装置に搭載することによって、入力された画像データを、高画質で再現することができる状態で圧縮して保存することができ、また保存された圧縮画像データを高画質な画像で伸張することができる。
本発明にあっては、入力された全画素ブロックを、例えば高圧縮するための高圧縮量子化情報を用いて量子化する。そして入力された画素ブロックに特定の画像を示す特定画素、例えば文字又は線を示す画素が含まれていると判定された場合に、低圧縮するための低圧縮量子化情報を選択すると共に、入力された画素ブロックを再入力して、再入力された画素ブロックを、選択した低圧縮量子化情報を用いて量子化する。そして高圧縮量子化情報及び低圧縮量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化する。既存の圧縮方式、例えばJPEG方式は、高圧縮量子化情報を用いて全ての画素ブロックを量子化し、低圧縮量子化情報を用いて所定の画素ブロックを量子化してデータを圧縮することで、画像の伸張時に、全画素ブロックを高圧縮量子化情報を用いて復号化し、次に特定画素が含まれていると判定された画素ブロックを低圧縮量子化情報を用いて復号化し、高圧縮量子化情報にて復号化した画素ブロックの内、特定画素が含まれる画素ブロックに、低圧縮量子化情報を用いて復号化した画素ブロックを上書きすることができる。そのため全ての画素ブロックを高圧縮量子化情報を用いて量子化した上で、低圧縮量子化情報を用いて特定画素が含まれる画素ブロックを量子化することにより、異なる量子化情報を用いても既存の圧縮方式に基づいて所望の画質の画像を表示することができる。
実施の形態1に係る画像処理装置を備える画像形成装置の構成を示すブロック図である。 画像圧縮部及びローカルメモリ部の内部構成を説明するブロック図である。 量子化テーブル選択部に記憶してあるイメージ用量子化テーブルの一例を示す説明図である。 量子化テーブル選択部に記憶してある文字用量子化テーブルの一例を示す説明図である。 制御部による画像データの圧縮処理を説明するフローチャートである。 制御部による画像データの圧縮処理を説明するフローチャートである。 圧縮処理の結果、データ記憶部に記憶されたデータを示す概念図である。 画像伸張部の内部構成を説明するブロック図である。 制御部による伸張処理を説明するフローチャートである。 実施の形態2に係るデジタルスチルカメラの要部構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る印刷装置の要部構成を示すブロック図である。
(実施の形態1)
以下、本発明を実施の形態1に係る画像処理装置を示す図面に基づいて説明する。図1は画像処理装置を備える画像形成装置100の構成を示すブロック図である。画像形成装置100(例えば、デジタル複合機)は、印刷データ記憶部1、画像処理部2(画像処理装置)、画像形成手段としての画像出力部4などを備える。画像形成装置100はパーソナルコンピュータ(PC)80にネットワーク等を介して接続してあり、PC80には、画像データを生成するアプリケーションソフトウェア及びプリンタドライバがインストールしてある。アプリケーションソフトウェアにて生成されたデータはプリンタドライバにて解釈され、ページ記述言語で記述されたベクタグラフィックス等の印刷データが生成される。該印刷データは印刷データ記憶部1へ出力される。
印刷データ記憶部1は、半導体メモリ又はハードディスクドライブ(HDD)などにより構成され、PC80から入力された印刷データを記憶する。印刷データ記憶部1に記憶された印刷データは、画像処理部2へ出力される。
画像処理部2は、ラスタデータ生成部21、色空間変換部22、画像圧縮部23、ローカルメモリ部24、データ記憶部25、画像伸張部26、変倍処理部27、色補正部28、領域分離処理部29、黒生成下色除去部30、空間フィルタ処理部31、中間調出力階調処理部32、制御部33、システムメモリ部34などを備える。
印刷データはラスタデータ生成部21に入力され、RGB(R:赤、G:緑、B:青)のラスタデータ(ビットマップデータ)が生成される。ラスタデータ生成部21にて生成されたRGBのラスタデータには、8×8画素から構成される画素ブロックを単位として画像処理部2にて所定の処理が行われ、処理後のデータは、CMYeK(C:シアン、M:マゼンダ、Ye:イエロー、K:黒)のデジタルカラー信号として画像出力部4へ出力される。なお画像出力部4は、原稿画像の画像データを記録紙上に出力する電子写真方式又はインクジェット方式などのプリンタであるが、ディスプレイ等の表示装置であってもよい。
ラスタデータ生成部21は生成したラスタデータを画素ブロックごとに色空間変換部22へ出力するようにしてあり、一度出力した画素ブロックを必要に応じて色空間変換部22へ再出力することができるように構成されている。ラスタデータ生成部21は、画素ブロックを構成する画素毎に、自然画や写真等のように高周波成分をあまり含まない画素であることを示す第1属性データ又は文字又は線のように高周波成分を多く含む画素であることを示す第2属性データを生成し、生成した属性データを画像圧縮部23へ出力する。
ラスタデータ生成部21は、画素ブロックを構成する画素の輝度に基づいて演算を行い、前記属性データを生成する。なお各画素の色成分をRj 、Gj 、及びBj とすると、各画素の輝度Yj は、Yj =0.30Rj +0.59Gj +0.11Bj で表される。
属性データの生成は例えば以下のような手順で行われる。画素ブロックを構成する画素の輝度に対して1次微分を行い、最大の微分値を持つ画素を特定し、隣接する画素に対して急激な輝度の変化を持つ画素を特定する。この急激な輝度の変化を持つ画素と隣接する画素との輝度の差を算出し、算出された差が予め設定してある閾値以上である場合に、急激な輝度の変化を持つ画素について、文字又は線のように高周波成分を多く含む画素であることを示す第2属性データを生成する。一方算出された差が予め設定してある閾値未満である場合には、前記画素について自然画や写真等のように高周波成分をあまり含まない画素であることを示す第1属性データを生成する。
なお1次微分の微分値が所定の閾値以上である場合に、該微分値に対応する画素について、文字又は線のように高周波成分を多く含む画素を示す第2属性データを生成し、1次微分の微分値が所定の閾値未満である場合に、該微分値に対応する画素について、自然画や写真等のように高周波成分をあまり含まない画素であることを示す第1属性データを生成しても良い。また画像データを構成する画素の輝度に対して2次微分を行い、微分値が0である画素(隣接する画素に対して急激な輝度の変化を持つ画素)を特定し、隣接する画素との輝度の差を算出しても良い。
本発明に係るデジタル複合機は、例えばCCD(Charged Coupled Device)からなる画像入力部(図示せず)を備えており、原稿画像からの反射光像をRGBの画像データとして読み取り、読み取った画像データをA/D変換して、RGBの反射率信号(反射率データ)をデジタル信号に変換し、変換後のRGBの反射率信号に対して、画像入力部の照明系、結像系、及び撮像系の構成に起因して画像信号に生じる各種の歪みを取除くために行われるシェーディング補正を行い、更に反射率信号を、濃度信号など画像処理部2が扱いやすい信号に変換する入力階調補正処理を行って、色空間変換部22へ出力する。また必要に応じて入力階調補正処理を行った画像データを色空間変換部22へ再出力する。
また読み取った画像データのデジタル信号に対して、画素毎に、自然画や写真等のように高周波成分をあまり含まない画素であることを示す第1属性データ又は文字又は線のように高周波成分を多く含む画素であることを示す第2属性データを生成し、生成した属性データを画像圧縮部23へ出力する。
色空間変換部22は、後段の画像圧縮部23が圧縮処理を行いやすいようにRGBの信号をYCbCr(Y:輝度信号、Cb:b色差信号、Cr:r色差信号)の信号に変換する。
画像圧縮部23は所定の方式、例えばJPEG方式で画像データを圧縮する処理を行う。画像圧縮部23は、色空間変換部22から入力されたYCbCr信号(画像データの画素値)に対して、例えば、8×8画素から構成されるブロック毎に、周波数変換である離散コサイン変換(Discrete Cosine Transform:DCT)を施し、画素値をそれぞれの基底関数の周波数成分毎の係数である周波数係数に変換する。
画像圧縮部23は、後述する量子化テーブルを用いて、変換した周波数係数に対して量子化処理を行う。より具体的には、画像圧縮部23は、8×8の配列で構成される周波数係数の各係数を、8×8の配列で構成される量子化テーブルの各量子化係数で除算することにより、変換した周波数係数を近似する。
画像圧縮部23は、量子化された量子化データ(量子化された結果の整数部分である量子化インデックス)に対して所定の符号化処理(例えば、ランレングス符号化、ハフマン符号化などのエントロピー符号化、及び複数の符号化手法を用いた複合的な符号化など)を行うことにより画像データを圧縮し、圧縮した画像データをローカルメモリ部24に一時的に記憶する。そしてローカルメモリ部24に記憶した圧縮画像データに後述する処理を施して、データ記憶部25に記憶する。
データ記憶部25は、半導体メモリ又はハードディスクドライブ(HDD)などにより構成され、画像圧縮部23で圧縮された圧縮画像データを記憶する。
画像伸張部26は、データ記憶部25から出力されたデータを復号化し、復号化して得られた8×8の配列で構成される量子化データを、8×8の配列で構成される逆量子化テーブルの各逆量子化係数で乗算することにより、周波数係数に変換する。
画像伸張部26は、変換された周波数係数に対して、8×8画素から構成されるブロック毎に、周波数変換の逆変換である逆離散コサイン変換(Inverse Discrete Cosine Transform:IDCT)を施し、YCbCrの信号で構成される画像データを伸張する。
変倍処理部27は、画像伸張部26が伸張したYCbCrの信号に対して主走査方向及び副走査方向の変倍を行い、画像解像度及び画像サイズの変更を行う。
色補正部28は、YCbCrの信号をCMYe(C:シアン・M:マゼンタ・Ye:イエロー)の濃度信号に変換し、かつ画像出力部4における色再現の忠実化実現のために、CMYeの濃度信号に色補正処理を施す。色補正処理は、具体的には、不要吸収成分をそれぞれ含むCMYeのトナーやインクの分光特性に基づいた色濁りを、CMYeの濃度信号から取除く処理である。色補正部28は、変換したCMYeの濃度信号を領域分離処理部29及び黒生成下色除去部30へ出力する。
領域分離処理部29は、色補正部28から入力されたCMYeの濃度信号に基づき、領域分離処理を行う。領域分離処理部29は、分離結果を黒生成下色除去部30、空間フィルタ処理部31、中間調出力階調処理部32へ出力する。
黒生成下色除去部30は、色補正部28から入力された濃度信号を構成するCMYeの色信号に基づいて、黒(K)の色信号を生成する黒生成処理を行う。また、黒生成下色除去部30は、CMYeの色信号に対して下色除去処理を施す。下色除去処理は、CMYeの色信号から黒生成処理で生成された黒の色信号を差し引いて新たなCMYeの色信号を得る処理である。これらの処理の結果、CMYeの濃度信号は、CMYeKの色信号からなる画像データに変換される。
空間フィルタ処理部31は、黒生成下色除去部30で得られたCMYeKの画像データに対して、デジタルフィルタを用いた空間フィルタ処理を施す。これによって画像の空間周波数特性が補正されるので、画像出力部4が出力する画像にぼやけ、または粒状性劣化を生じることを防止することができる。
中間調出力階調処理部32は、CMYeKの画像データに対して、階調補正処理および中間調生成処理を施す。中間調生成処理は、画像を複数の画素に分割して階調を再現できるようにする処理であり、2値や多値のディザ法・誤差拡散法等を用いることができる。また、中間調出力階調処理部32は、画像データの濃度値を、画像出力部4の特性値である網点面積率に変換する処理を行っても良い。中間調出力階調処理部32は、処理されたCMYeKの画像データを画像出力部4へ出力する。
制御部33は、CPU(Central Processing Unit)を内蔵したSoC(System on Chip)で構成され、画像処理部2の各処理を制御する。システムメモリ部34は制御部33に接続してあり、CPUの作業領域として使用される。なお画像処理部2内の各構成要素は、バスによって相互に接続されている。
次に画像圧縮部23及びローカルメモリ部24の構成を詳細に説明する。図2は画像圧縮部23及びローカルメモリ部24の内部構成を説明するブロック図である。
画像圧縮部23は、画素値をそれぞれの基底関数の周波数成分毎の係数である周波数係数に変換する離散コサイン変換を行うDCT部23a、変換した周波数係数に対して、量子化処理を行う量子化部23b、量子化した量子化データに所定の符号化処理を行う符号化部23c、イメージ用量子化テーブル及び文字用量子化テーブルを記憶してあり、量子化部23bでの量子化処理に用いる量子化テーブルを選択する量子化テーブル選択部23d、入力された画像データを構成する画素について生成された属性データが第1属性データ又は第2属性データのいずれであるのかを判定する属性判定部23e、画像データの先頭位置、画像データの終端位置及び画像データの内容等を識別するためのマーカーを生成するマーカー生成部23f、及び画像データに付加するヘッダ情報を生成するヘッダ生成部23gを備える。またローカルメモリ部24は、イメージ用記憶領域24aと文字用記憶領域24bとを備える。
図3は量子化テーブル選択部23dに記憶してあるイメージ用量子化テーブルの一例を示す説明図であり、図3(a)は輝度信号用の量子化テーブル、図3(b)は色相用の量子化テーブルの一例を示す説明図である。図4は量子化テーブル選択部23dに記憶してある文字用量子化テーブルの一例を示す説明図であり、図4(a)は輝度信号用の量子化テーブル、図4(b)は色相用の量子化テーブルの一例を示す説明図である。量子化テーブル夫々は、8行8列の配列であり、左上にDC成分の周波数係数に対する量子化係数、左上から右にいくにつれて、水平方向に周波数が高い基底関数に対応する周波数係数に対する量子化係数、左上から下にいくにつれて、垂直方向に周波数が高い基底関数に対応する周波数係数に対する量子化係数、右下に水平方向、垂直方向共に周波数が高い基底関数に対応する周波数係数に対する量子化係数を有する。
図3及び図4に示すように、文字用量子化テーブルの高周波係数に対する量子化係数は、イメージ用量子化テーブルの高周波係数に対する量子化係数よりも小さくなっており、文字用量子化テーブルを用いて画像データを量子化した場合には、イメージ用量子化テーブルを用いた場合に比べて、圧縮率が小さくなる。このため文字用量子化テーブルを用いて量子化した画像を伸張した場合に、画像の輪郭付近におけるモスキートノイズの発生を抑制することができる。
図2に示すように、画像圧縮部23へ出力された画像データは、8×8画素から構成されるブロック毎に、DCT部23aに入力され、離散コサイン変換される。変換した周波数係数は量子化部23bに入力される。量子化部23bには、量子化テーブル選択部23dから入力されたイメージ用量子化テーブルが設定してあり、周波数係数がイメージ用量子化テーブルを用いて量子化される。そして量子化した量子化データは符号化部23cに入力され、所定の符号化処理を施される。符号化した符号化データ(イメージ符号)はイメージ用記憶領域24aに記憶される。
画像圧縮部23へ出力された属性データは属性判定部23eに入力される。属性判定部23eは、イメージ用記憶領域24aに記憶された符号化データに対応する画素ブロックを構成する画素について生成された属性データが、第1属性データ又は第2属性データのいずれであるのかを判定し、画素ブロックを構成する全ての画素について第1属性データが生成されている場合に、マーカー生成部23fにイメージ用量子化テーブルを選択したことを示すイメージ用テーブル選択識別子を出力する。出力されたイメージ用テーブル選択識別子はマーカー生成部23fに記憶される。イメージ用テーブル選択識別子は1ビット情報として表現され、例えば「0」として表現される。
一方符号化データに対応する画素ブロックを構成する画素の少なくとも一つについて第2属性データが生成されている場合には、文字用量子化テーブルを選択する指令を量子化テーブル選択部23dへ出力し、量子化テーブル選択部23dは、文字用量子化テーブルを選択して量子化部23bへ出力する。このとき属性判定部23eは、マーカー生成部23fに文字用量子化テーブルを選択したことを示す文字用テーブル選択識別子を出力する。出力された文字用テーブル選択識別子はマーカー生成部23fに記憶される。文字用テーブル選択識別子は1ビット情報として表現され、例えば「1」として表現される。
そしてイメージ用記憶領域24aに記憶した符号化データに対応しており、第2属性データが生成された画素ブロックを、ラスタデータ生成部21からDCT部23aへ再入力し、離散コサイン変換した周波数係数を、量子化部23bにて文字用量子化テーブルを用いて量子化する。量子化した量子化データは符号化部23cに入力され、符号化した符号化データ(文字符号)が文字用記憶領域24bに記憶される。
そして所定数の画素ブロック、例えば1ページ分の画素ブロックについて符号化が終了した場合に、イメージ用記憶領域24aに記憶してあるイメージ符号がヘッダ生成部23gに入力され、入力されたイメージ符号に基づいてヘッダ情報が生成される。ヘッダ生成部23gは、生成したヘッダ情報とイメージ符号とをデータ記憶部25へ出力し、データ記憶部25に記憶する。その後、文字用記憶領域24bに記憶してある文字符号をマーカー生成部23fに入力し、マーカー生成部23fにて、イメージ用テーブル選択識別子及び文字用テーブル選択識別子を示す量子化テーブル選択情報、符号化データの終端位置及び画像データの内容等を識別するためのマーカー(例えばコメントマーカー、エンドマーカー等)及び必要な情報を生成する。マーカー生成部23fは、前記量子化テーブル選択情報、マーカー、文字符号及び必要な情報をデータ記憶部25に記憶する。なお前記量子化テーブル選択情報、マーカー、文字符号及び必要な情報は、データ構造上、ヘッダ情報及びイメージ符号の終端に連結される。
制御部33は上述した画像データの圧縮処理を実行する。図5及び図6は制御部33による画像データの圧縮処理を説明するフローチャートである。なお該圧縮処理はJPEG方式によって行われる。
制御部33は印刷データ記憶部1からラスタデータ生成部21に1ページ分の印刷データが入力されたか否かを判定し(ステップS1)、1ページ分の印刷データが入力されるまで待機する(ステップS1:NO)。1ページ分の印刷データが入力された場合に(ステップS1:YES)、制御部33は、ラスタデータ生成部21にて1ページ分のラスタデータ(画像データ)及び属性データを生成する(ステップS2)。生成したラスタデータ及び属性データは、ラスタデータ生成部21にて一時的に保持される。
なおCCDからなる画像入力部にて読み取った画像データを圧縮する場合は、制御部33は、ステップS1において画像処理部2に画像データが入力されたか否かを判定し、ステップS2において画像処理部2に属性データを生成させて、生成した属性データを一時的に保持させる。
そして制御部33は、色空間変換部22を介して、ラスタデータ生成部21から画像圧縮部23へ、8×8画素から構成される画素ブロックを単位とする画像データを入力する(ステップS3)。このとき1画素ブロック分の画像データがDCT部23aに入力される。次に制御部33は、量子化テーブル選択部23dにイメージ用量子化テーブルを選択させて(ステップS4)、DCT部23aにて、入力された画素ブロックの画素値に対して離散コサイン変換を行う(ステップS5)。そして制御部33は、量子化部23bに、変換した周波数係数に対して、選択したイメージ用量子化テーブルを用いて量子化処理を行い(ステップS6)、符号化部23cにて、量子化した量子化データに対して符号化処理を行う(ステップS7)。そして制御部33は、符号化したイメージ符号をイメージ用記憶領域24aに記憶し(ステップS8)、制御部33が内蔵するカウンタによって、イメージ用記憶領域24aに記憶した画素ブロックの数を示す記憶ブロック数をインクリメントする(ステップS9)。次に制御部33は、システムメモリ部34に予め設定された1ページ分の画素ブロック数と、前記カウンタにて数えた記憶ブロック数とを比較し、1ページ分のイメージ符号がイメージ用記憶領域24aに記憶されたか否か判定する(ステップS10)。
システムメモリ部34に予め設定された1ページ分の画素ブロック数よりも前記カウンタにて数えた記憶ブロック数が小さく、1ページ分のイメージ符号がイメージ用記憶領域24aに記憶されていないと判定した場合には(ステップS10:NO)、制御部33はステップS3へ処理を戻す。システムメモリ部34に予め設定された1ページ分の画素ブロック数と、前記カウンタにて数えた記憶ブロック数とが一致し、1ページ分のイメージ符号がイメージ用記憶領域24aに記憶されていると判定した場合には(ステップS10:YES)、制御部33は、カウンタをリセットし、ラスタデータ生成部21から画像圧縮部23へ、1画素ブロック分の属性データを画素毎に入力する(ステップS11)。
次に制御部33は、イメージ用記憶領域24aに記憶させた1画素ブロックを構成する画素の少なくとも一つについて第2属性データが生成されているか否かを、ステップS11において入力された属性データに基づいて、属性判定部23eにて判定する(ステップS12)。イメージ用記憶領域24aに記憶させた1画素ブロックを構成する全ての画素について、第1属性データが生成されていると判定された場合には(ステップS12:NO)、制御部33は、イメージ用テーブル選択識別子(例えば「0」)を属性判定部23eからマーカー生成部23fへ出力させて、マーカー生成部23fにイメージ用テーブル選択識別子を記憶する(ステップS13)。そして制御部33は、マーカー生成部23fにアクセスして、マーカー生成部23fに記憶してあるイメージ用テーブル選択識別子及び文字用テーブル選択識別子(後述するステップS16参照)の数を求め、求めた数を、システムメモリ部34に予め設定してある1ページ分の画素ブロック数と比較し、1ページ分の画素ブロックについて符号化処理が終了したか否かを判定する(ステップS14)。1ページ分の画素ブロックについて符号化処理が終了していないと判定された場合には(ステップS14:NO)、制御部33は、ステップS11へ処理を戻す。
ステップS12において、イメージ用記憶領域24aに記憶させた画素ブロックを構成する画素の少なくとも一つについて、第2属性データが生成されていると判定された場合には(ステップS12:YES)、制御部33は、量子化テーブル選択部23dに文字用量子化テーブルを選択させて(ステップS15)、マーカー生成部23fに文字用テーブル選択識別子(例えば「1」)を記憶する(ステップS16)。そして制御部33は、ラスタデータ生成部21から、第2属性データが生成された画素を含む画素ブロックを再出力させて(ステップS17)、DCT部23aに再入力した画素ブロックの画素値に対して離散コサイン変換を行い(ステップS18)、変換した周波数係数に対し、選択した文字用量子化テーブルを用いて量子化部23bにて量子化処理を行う(ステップS19)。次に制御部33は、量子化した量子化データに対して符号化部23cにて符号化処理を行わせて(ステップS20)、符号化した文字符号を文字用記憶領域24bに記憶する(ステップS21)。なおCCDからなる画像入力部にて読み取った画像データを圧縮する場合は、制御部33は、ステップS17において色空間変換部22へ画像データを再出力させて、後段の処理を行う。
ステップS14において、1ページ分の画素ブロックについて符号化処理が終了していると判定された場合は(ステップS14:YES)、制御部33は、イメージ用記憶領域24aから1ページ分のイメージ符号を読出してヘッダ生成部23gに入力し、ヘッダ生成部23gにてヘッダ情報を生成させ、生成したヘッダ情報と1ページ分のイメージ符号とをデータ記憶部25に記憶する(ステップS22)。そして制御部33は、マーカー生成部23fにアクセスして文字用テーブル選択識別子が記憶してあるか否かを判定する(ステップS23)。文字用テーブル選択識別子が記憶されていないと判定された場合、すなわち圧縮処理の対象とした1ページ分の印刷データに文字又は線を示すデータが含まれておらず、文字用記憶領域24bに、圧縮処理の対象とした1ページ分のデータに関して文字符号が記憶されていない場合には(ステップS23:NO)、制御部33は、マーカー生成部23fにエンドマーカーを出力させてデータ記憶部25に記憶し(ステップS26)、圧縮処理を終了する。
文字用テーブル選択識別子が記憶してあると判定された場合に(ステップS23:YES)、制御部33は、マーカー生成部23fにコメントマーカー、コメントサイズ、量子化テーブル情報等をデータ記憶部25に記憶する(ステップS24)。そして制御部33は、文字用記憶領域24bから文字符号を読出して、データ記憶部25に記憶する(ステップS25)。そして制御部33は、マーカー生成部23fにエンドマーカーを出力させてデータ記憶部25に記憶し(ステップS26)、圧縮処理を終了する。
なおステップS22〜ステップS26において、ヘッダ情報、イメージ符号及び文字符号を順にデータ記憶部25に記憶しており、これらの情報はデータ構造上、順に連結されている。
図7は圧縮処理の結果、データ記憶部25に記憶されたデータを示す概念図である。データ記憶部25には、JPEG方式に従って配列されたデータ(JPEGファイル)が格納してある。該JPEGファイルは、ファイルの始点を示すスタートマーカー(SOI)から始まり、SOIに続いて量子化テーブルを定義するセグメントを示すマーカー(DQT)が記憶してある。DQTにはデータ長を示すLq及び量子化テーブルを定義する情報が順に続く。なおLqが示すデータ長は、Lq自身及び量子化テーブルを定義する情報の長さに相当する。量子化テーブルを定義する情報には、イメージ用量子化テーブル(図3参照)、及び文字用量子化テーブル(図4参照)が含まれる。更に符号化に使用するテーブル、例えばハフマンテーブルを定義するセグメントを示すマーカー(DHT)が続き、データ長を示すLh及びハフマンテーブルを定義する情報が続く。Lhが示すデータ長は、Lh自身及びハフマンテーブルを定義する情報の長さに相当する。ハフマンテーブルを定義する情報には一又は複数のハフマンテーブルが含まれる。そして画像サイズ、ファイルの種類等のセグメントを示すマーカー(SOF)が続き、データ長を示すLf及び画像サイズ等を定義する情報が続く。Lfが示すデータ長は、Lf自身及び画像サイズ等を定義する情報の長さに相当する。
更にイメージ符号が続くことを示すマーカー(SOS)が続き、データ長を示すLs及び複数のイメージ符号が続く。Lsが示すデータ長は、Ls自身及び成分数や成分毎に使用するハフマンテーブル番号等の情報の長さに相当する。そして、JPEGファイルに注釈文を埋め込むためのセグメントを示すコメントマーカー(COM)が続き、データ長を示すLc、量子化テーブル選択情報(イメージ用テーブル選択識別子及び文字用テーブル選択識別子)、1画素ブロック分の文字符号が続く。量子化テーブル選択情報は1ビット情報として表現され、文字用量子化テーブルによって量子化された画素ブロックを、イメージ用量子化テーブルによって量子化された画素ブロックに上書きするために使用される。例えば、イメージ用テーブル選択識別子を「0」とし、文字用テーブル選択識別子を「1」とした場合に、0110という値が記録されていれば、画像の伸張時に、イメージ用量子化テーブルを用いて量子化した四つの画素ブロックの内、2ブロック目及び3ブロック目に、文字用量子化テーブルを用いて量子化した画素ブロックを上書きする。なお画素ブロックは予め定義された順番に、例えば1ページ分の画像の左上を起点として右へ移動し、右端に到達した場合に、1画素ブロック分下に移動して、左端から右へ再び移動して、認識されるので、量子化テーブル選択情報の「0」又は「1」の並び位置は、1ページ分の画像を構成する各画素ブロックの位置を表している。
そして文字符号の後には、データ長を示すマーカー(Lr)及び1画素ブロック分の文字符号が続き、Lr及び文字符号を一つのセグメントとして、複数のセグメントが連続して記録されている。またLrが示すデータ長は、Lr自身及び文字符号の長さに相当する。そして文字符号を含む前記セグメントの終端に、ファイルの終点を示すエンドマーカー(EOI)が記録されている。なおLcが示すデータ長は、LcからEOIの直前にある文字符号までの長さに相当する。
SOIからEOIまで順に読み出すことで、JPEGファイルをJPEG方式に従って解釈することができ、イメージ符号を全て読出した後に、コメントとして量子化テーブル選択情報及び文字符号を読み出すことができる。なお上述した配列構造に限らず、SOIからEOIまでの各データをポインタ等を用いて論理的に連結したリスト構造を形成し、順に読み出される構成としても良い。
制御部33は、データ記憶部25に記憶してあるJPEGファイルを読出して、画像伸張部26にて画像の伸張を行う。図8は画像伸張部26の内部構成を説明するブロック図である。画像伸張部26は、復号化部26a、逆量子化部26b、IDCT部26c、画像データ合成部26d、量子化テーブル選択部26e、及びマーカー検出部26fを備える。
復号化部26aは、データ記憶部25から入力されたJPEGファイルを復号化し、逆量子化部26bへ出力する。逆量子化部26bは、復号化部26aにて復号化したイメージ符号又は文字符号の量子化データを、量子化テーブル選択部26eから入力された量子化テーブルを用いて逆量子化する。IDCT部26cは、逆量子化部26bにて逆量子化した周波数係数をIDCT部26cにて逆離散コサイン変換し、変換した画素値を画像データ合成部26dへ記憶する。量子化テーブル選択部26eはイメージ用量子化テーブル(図3参照)及び文字用量子化テーブル(図4参照)を記憶しており、選択した量子化テーブルを逆量子化部26bへ出力する。
マーカー検出部26fは、データ記憶部25から入力されたJPEGファイルのマーカーを検出し、また画像の伸張に必要な情報を読出すようにしてある。マーカー検出部26fは、コメントマーカーを検出した場合に、検出信号を量子化テーブル選択部26eへ出力する。検出信号の入力により、量子化テーブル選択部26eは、文字用量子化テーブルを選択し、選択した文字用量子化テーブルを逆量子化部26bへ出力する。またマーカー検出部26fは、JPEGファイルから量子化テーブル選択情報を読出し、画像データ合成部26dへ出力する。画像データ合成部26dは、入力された量子化テーブル選択情報に基づいて、イメージ符号に基づく全ての画素ブロックの内、所定の画素ブロックに、文字符号に基づく画素ブロックを上書きし、変倍処理部27へ出力する。
制御部33は上述した画像の伸張処理を実行する。図9は制御部33による伸張処理を説明するフローチャートである。
制御部33は、制御プログラムなどから画像を伸張する指令が入力されたか否かを判定し(ステップS31)、画像を伸張する指令が入力されるまで待機する(ステップS31:NO)。画像を伸張する指令が入力された場合に(ステップS31:YES)、制御部33は、データ記憶部25からJPEGファイルを読出して復号化部26aに入力し、SOI、量子化テーブルを定義する情報及びハフマンテーブルを定義する情報などを示すヘッダ情報を読み出す(ステップS32)。このときハフマンテーブルが復号化部26aへ設定され、量子化テーブル選択部26eに、イメージ用量子化テーブル及び文字用量子化テーブルが設定される。なおデータ記憶部25から読出されたJPEGファイルは、復号化部26aへの入力と同期してマーカー検出部26fにも入力されている。
そして制御部33は、量子化テーブル選択部26eにてイメージ用量子化テーブルを選択する(ステップS33)。このとき選択されたイメージ用量子化テーブルは、逆量子化部26bに入力される。次に制御部33は、JPEGファイルから1画素ブロック分のイメージ符号を読出し(ステップS34)、ハフマンテーブルを用いて復号化部26aにて復号化する(ステップS35)。そして制御部33は、復号化した量子化データを、選択したイメージ用量子化テーブルを用いて逆量子化部26bにて逆量子化し(ステップS36)、逆量子化した周波数係数をIDCT部26cにて逆離散コサイン変換する(ステップS37)。そして逆離散コサイン変換した画素値を画像データ合成部26dに記憶する(ステップS38)。
次に制御部33は、マーカー検出部26fにて、コメントマーカー(COM)が検出されたか否かを判定する(ステップS39)。なお復号化部26a及びマーカー検出部26fには、JPEGファイルが同期して入力されている。COMが検出されていない場合に(ステップS39:NO)、制御部33は、マーカー検出部26fにて、エンドマーカー(EOI)が検出されたか否かを判定する(ステップS40)。EOIが検出されていない場合に(ステップS40:NO)、制御部33は、ステップS34へ処理を戻す。EOIが検出された場合に(ステップS40:YES)、制御部33は、画像データ合成部26dに記憶した画像データ(1ページ分の画素ブロック)を変倍処理部27へ出力する(ステップS41)。このとき画像データ(1ページ分の画素ブロック)には文字又は線を示す画素ブロックは含まれていない。
ステップS39において、COMが検出された場合に(ステップS39:YES)、制御部33は、量子化テーブル選択部26eにて文字用量子化テーブルを選択する(ステップS42)。そして制御部33は、コメントセグメントのデータ長を示す情報LcをJPEGファイルから読出す(ステップS43)。そして制御部33は、JPEGファイルから量子化テーブル選択情報(イメージ用テーブル選択識別子及び文字用テーブル選択識別子)を読出して、読出した量子化テーブル選択情報を画像データ合成部26dに設定する(ステップS44)。量子化テーブル選択情報は、イメージ用テーブル選択識別子を「0」とし、文字用テーブル選択識別子を「1」とした場合に、0110という値で構成されていれば、伸張処理の対象とした1ページ分の画素ブロックに関して、1ブロック目及び4ブロック目はイメージ用量子化テーブルを用いて伸張すべき画素ブロックであり、2ブロック目及び3ブロック目は文字用量子化テーブルを用いて伸張すべき画素ブロックであることを示す。
次に制御部33は、JPEGファイルから文字符号を読出し(ステップS45)、ハフマンテーブルを用いて復号化部26aにて復号化する(ステップS46)。そして制御部33は、復号化した量子化データを文字用量子化テーブルを用いて逆量子化部26bにて逆量子化し(ステップS47)、逆量子化した周波数係数をIDCT部26cにて逆離散コサイン変換する(ステップS48)。そして画像データ合成部26dにて量子化テーブル選択情報を参照し、逆離散コサイン変換した画素ブロックを、先に記憶してあるイメージ符号による全ての画素ブロックの内、文字用量子化テーブルにて伸張すべき画素ブロックに上書きする(ステップS49)。例えば、イメージ用テーブル選択識別子を「0」とし、文字用テーブル選択識別子を「1」とした場合に、0110という値が記録されていれば、イメージ符号による画像データの各画素ブロックの内、2ブロック目及び3ブロック目に文字符号による画素ブロックを上書きする。なお画素ブロックは符号化される際に予め定義された順番で認識されるので、量子化テーブル選択情報における「1」の並び位置は、イメージ符号による画像データの全画素ブロックの内、上書きされるべき画素ブロックの位置を表している。
そして制御部33は、マーカー検出部26fにて、EOIが検出されたか否かを判定する(ステップS50)。EOIが検出されていない場合に(ステップS50:NO)、制御部33は、ステップS45へ処理を戻す。EOIが検出された場合に(ステップS50:YES)、制御部33は、文字符号による画素ブロックを上書きした画像データ(1ページ分の画素ブロック)を画像データ合成部26dから変倍処理部27へ出力する(ステップS41)。
実施の形態1に係る画像処理装置にあっては、入力された全画素ブロックを、高圧縮するためのイメージ用量子化テーブルを用いて量子化する。そして入力された画素ブロックに文字又は線を示す画素が含まれていると判定された場合に、低圧縮するための文字用量子化テーブルを選択すると共に、入力された画素ブロックを再入力して、再入力された画素ブロックを、選択した文字用量子化テーブルを用いて量子化する。そしてイメージ用量子化テーブル及び文字用量子化テーブルを用いて量子化した量子化データを符号化する。既存の圧縮方式、例えばJPEG方式は、イメージ用量子化テーブルを用いて全ての画素ブロックを量子化し、文字用量子化テーブルを用いて、文字又は線を示す画素を含む画素ブロックを量子化してデータを圧縮することで、画像の伸張時に、全画素ブロックをイメージ用量子化テーブルを用いて復号化し、次に文字又は線を示す画素が含まれていると判定された画素ブロックを文字用量子化テーブルを用いて復号化し、文字又は線を示す画素を含む画素ブロックを、イメージ用量子化テーブルにて量子化された画素ブロックに上書きすることができる。そのため全ての画素ブロックをイメージ用量子化テーブルを用いて量子化した上で、文字用量子化テーブルを用いて、文字又は線を示す画素を含む画素ブロックを量子化することにより、異なる量子化情報を用いても既存の圧縮方式に基づいて所望の画質の画像を表示することができる。
また実施の形態1に係る画像処理装置にあっては、1ページ分の画素ブロックをイメージ用量子化テーブルを用いて量子化した上で、文字又は線を示す画素が含まれる画素ブロックのみを、文字用量子化テーブルを用いて量子化することによって、画像の伸張時に、イメージ用量子化テーブルを用いて量子化した1ページ分の画素ブロックに、文字用量子化テーブルを用いて量子化した文字又は線を示す画素が含まれる画素ブロックを上書きして、既存の圧縮方式に基づいて画像を表示し、モスキートノイズの発生を防止して、画質を向上させることができる。
また実施の形態1に係る画像処理装置にあっては、画素ブロックを構成する隣接した画素の輝度の差と所定の閾値とを比較し、前記輝度の差が所定の閾値以上である場合に、文字又は線を示す画素が含まれていると判定することによって、文字又は線を示す画素を正確に検出することができる。
また実施の形態1に係る画像処理装置にあっては、イメージ用量子化テーブルを用いて量子化した量子化データを符号化してなるイメージ符号と前記文字用量子化テーブルを用いて量子化した量子化データを符号化してなる文字符号とを、文字用量子化テーブルを選択するための選択識別子(COM)と共に記憶する。またイメージ符号を全て読出した後に選択識別子(COM)を読出し、文字符号を読み出すように各データを連結する。そのため画像の伸張時に、イメージ符号を読出して既存の圧縮方式で1ページ分の画素ブロックを復号化した後に、COMを読出して文字用量子化テーブルを選択し、文字符号を読出して、選択した文字用量子化テーブルを用いて文字又は線を示す画素が含まれている画素ブロックを既存の圧縮方式で復号化することができ、文字用量子化テーブルを円滑に選択して、文字又は線を示す画素が含まれている画素ブロックをイメージ用量子化テーブルによって復元した画素ブロックに迅速に上書きすることができる。
また実施の形態1に係る画像処理装置にあっては、画像の伸張時に、データ記憶部25から全てのイメージ符号を読出して復号化し、復号化した量子化データをイメージ用量子化テーブルを用いて逆量子化し、逆量子化が終了した場合にデータ記憶部25から選択識別子(COM)を読出して文字用量子化テーブルを選択し、前記データ記憶部25から文字符号を読出して復号化し、復号化した量子化データを、選択した文字用量子化テーブルを用いて逆量子化する。そのため所望の画質で画像を表示するために必要な画素ブロックを円滑且つ迅速に取得することができる。
また実施の形態1に係る画像処理装置にあっては、画像の伸張時に、イメージ用量子化テーブルによって復元した1ページ分の画素ブロックの内、文字又は線を示す画素が含まれている画素ブロックを特定する特定情報(量子化テーブル選択情報)を記憶することによって、画像の伸張時に、量子化テーブル選択情報を参照し、イメージ用量子化テーブルによって復元した1ページ分の画素ブロックの内、文字又は線を示す画素が含まれている画素ブロックに、文字用量子化テーブルによって復元した画素ブロックを確実に上書きすることができる。
またJPEG方式に対応した一般的な表示プログラムは、上述したような、イメージ用量子化テーブルを用いて量子化したイメージ符号と文字用量子化テーブルを用いて量子化した文字符号とが混在した符号データの伸張方法に対応していなくても、前記混在した符号データを表示する場合に、コメントマーカー内に含まれる文字符号を無視し、イメージ符号のみを伸張する。そのため本発明に係る圧縮方法によって圧縮された画像データは前記表示プログラムによって確実に表示されるので、本発明に係る圧縮方法は汎用性が高い。
なお本発明に係る画像の圧縮方法及び伸張方法は、コンピュータに実行させるためのプログラム(実行形式プログラム、中間コード生成プログラム及びソースプログラムなど)をコンピュータに読取可能な記録媒体に記録し、プログラムを記録した記録媒体をコンピュータにインストールして、実現することができる。記録媒体としては、CD−ROM、MO、MD、DVD等の光ディスク、マイクロコンピュータで処理が行われるようなマスクROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等の半導体メモリ、その他ICカード、光カード、メモリーカード等が挙げられる。
記録媒体に記録してあるプログラムは、制御部33がアクセスして実行される構成でも、記録媒体からプログラムを読出して制御部33に接続してあるシステムメモリ部34に書込んで、実行される構成でも良い。システムメモリ部34にプログラムを書込む場合には、書込むためのプログラムが画像処理装置に予め設定してあるとする。
また実施の形態1に係る画像処理装置は、インターネットを含む通信ネットワークを介して画像の圧縮方法及び伸張方法に係るプログラムをダウンロードし、ダウンロードしたプログラムを実行する構成でも良い。この場合、ダウンロード用のプログラムは出荷時点で画像処理装置に格納しておくか又は記録媒体から予めインストールしておく。また本発明は、画像の圧縮方法及び伸張方法に係るプログラムを搬送波に埋め込んだコンピュータデータ信号の形態にて実現することもできる。
なお実施の形態1に係る画像処理装置を備えるデジタル複合機は操作部を備えており、操作部の操作によって、PC80から印刷データをデジタル複合機に入力するようにしても良い。また本発明に係るデジタル複合機は、イメージ用量子化テーブル及び文字用量子化テーブルを内部に記憶しているが、イメージ用量子化テーブル及び文字用量子化テーブルを外部の記憶部に記憶し、該記憶部からイメージ用量子化テーブル又は文字用量子化テーブルを必要に応じて取得する構成であっても良い。
なおスキャナなどの画像読取装置に、デジタルスチルカメラの画像処理部を設けても良い。例えば画像読取装置において、CCDからなる画像入力部に入力されたアナログ式の電気信号を、RGBの画像データとして読み取り、読み取った画像データをA/D変換部にてデジタル信号(反射率信号)に変換する。そして変換されたRGBの反射率信号に対してシェーディング補正を行い、画像入力部の照明系、結像系、及び撮像系の構成に起因して画像信号に生じる歪みを取り除く。更にシェーディング補正が施された反射率信号を、濃度信号など画像処理部が扱いやすい信号に変換する入力階調補正処理を行って、色空間変換部へ出力する。また必要に応じて入力階調補正処理を行った画像データを色空間変換部へ再出力する。また読み取った画像データのデジタル信号に対して、画素毎に、自然画や写真等のように高周波成分をあまり含まない画素であることを示す第1属性データ又は文字又は線のように高周波成分を多く含む画素であることを示す第2属性データを生成し、生成した属性データに基づいて、前述した圧縮処理を行う。
(実施の形態2)
以下本発明を実施の形態2に係るデジタルスチルカメラを示す図面に基づいて詳述する。図10はデジタルスチルカメラの要部構成を示すブロック図である。デジタルスチルカメラ(撮像装置)は、制御部50、ROM51、RAM52、撮像部53、画像処理部54、画像記憶部55、操作部56及び表示部57を備え、各構成要素はバスを介して相互に接続されている。
制御部50はCPUを備えている。ROM51にはデジタルスチルカメラの駆動を制御する制御プログラムが格納されている。RAM52は、例えばDRAM、フラッシュメモリなどによって構成され、デジタルスチルカメラの駆動制御においてデータが一時的に記憶される。制御部50はRAM52を作業領域として使用し、ROM51に格納された制御プログラムに基づいて、デジタルスチルカメラを構成する各構成要素の駆動を制御する。
撮像部53はエリア型のCCD、CMOSなどの半導体素子からなり、該半導体素子はマトリクス状の画素を構成している。撮像部53は、図示しないレンズを介して外部から入射した光を、該光の強度に応じたアナログ形式の電気信号に変換するように構成されている。変換された電気信号は画像処理部54に入力される。
画像処理部54は、ADC54a(Analog Digital Converter)及び圧縮処理部54bを有している。ADC54aは、撮像部53から入力されたアナログ形式の電気信号を8×8の画素ブロックを単位とするデジタル形式の電気信号に変換する。変換されたデジタル形式の電気信号は、R(赤)、G(緑)及びB(青)、又はC(シアン)、M(マゼンタ)及びY(黄)の各色についての階調データ(画像データ)を示す。なおADC54aよる変換に先立って、ノイズ抑制処理、光への感度を調整する増幅処理、及びアナログ形式の電気信号に含まれるノイズを除去するCDS(Correlated Double Sampling)処理を行い、電気信号を整形しても良い。
画像処理部54は、さらに画像データのガンマ特性を補正するガンマ補正処理、実施の形態1にて述べた属性データ生成処理、画像の垂直輪郭及び水平輪郭を強調し、画像全体の鮮明度を向上させる輪郭補正処理、及び前述した各処理によって調整された画像データを、JPEG形式の圧縮画像データに変換する画像形式変換処理(実施の形態1にて述べた圧縮処理)を行う。
画像処理部54は図示しないメモリを備えており、前述した各処理の実行中に生成されたデータを前記メモリに記憶して、各処理が実行される。
画像記憶部55は、例えばフラッシュメモリによって構成されており、画像処理部54にて処理された圧縮画像データが記憶部に記憶される。
操作部56は、デジタルスチルカメラを操作するための文字キー、テンキー及び各種ファンクションキーなどを備えている。
表示部57は、LCD(Liquid Crystal Display)又はFED(Field Emission Display)などの表示デバイスで構成されており、デジタルスチルカメラの動作状態を示す画像及び利用者へ操作入力を促す画像などを表示する。なお表示部57にタッチパネルを設けて、各種ファンクションキーの一部又は全部の操作を、タッチパネルの操作によって代替しても良い。
実施の形態2に係るデジタルスチルカメラにあっては、画像処理部54にて、実施の形態1にて述べた圧縮処理と同様に、低圧縮の文字用量子化テーブルを用いて文字又は線を示す画素ブロックを圧縮する。そのため文字又は線を示す画素ブロックを含む画像データを伸張した場合に、画像を高画質で再現することができる。
(実施の形態3)
以下本発明を実施の形態3に係る印刷装置を示す図面に基づいて詳述する。図11は印刷装置の要部構成を示すブロック図である。印刷装置(画像形成装置)は、CPU60、FlushROM61、RAM62、CFI/F63、通信装置66、操作パネル64、表示装置65、画像処理部67、印字装置68を備え、各構成要素はバスを介して相互に接続されている。
FlushROM61には印刷装置の駆動を制御する制御プログラムが格納されている。RAM62は、例えばDRAM、フラッシュメモリなどによって構成され、印刷装置の駆動制御においてデータが一時的に記憶される。CPU60はRAM62を作業領域として使用し、FlushROM61に格納された制御プログラムに基づいて、デジタルスチルカメラを構成する各構成要素の駆動を制御する。
CFI/F63は、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)などの不揮発性メモリカードを接続することができるように構成されている。
操作パネル64は印刷実行ボタンなどを備える入力インタフェースであり、印刷実行ボタンの押下によって印刷処理が実行される。
表示装置65は表示部、例えば液晶表示パネルなどを備えており、該液晶表示パネルに、操作パネル64の操作情報、CFI/F63から読み出された画像データによる画像及びエラーメッセージなどが表示される。
通信装置66は、図示しないホスト装置と印刷装置との間で通信を行うための装置である。通信装置66に内蔵してあるコントローラによって、通信装置66の動作が制御され、ホスト装置からの操作及びデータを受信すると共に、印刷装置からの応答ステータスをホスト装置へ送信する。ホスト装置が備える印刷実行ボタンの押下によって、印刷指示が通信装置66を介して印刷装置に入力され、印刷処理が実行される。すなわち、操作パネル64又はホスト装置が備える印刷実行ボタンの押下によって印刷処理が実行される。
画像処理部67は画像伸張部67aを備えている。入力された画像データがJPEGなどで圧縮されている場合に、画像伸張部67aは圧縮された画像データに対し、実施の形態1にて示した伸張処理と同様な伸張処理を行う。画像処理部67は、伸張された画像データに対し、色空間の変換、中間調処理、色補正などを行い、印字可能な画像形式に変換する。
印字装置68は、トナーやインクなどを使用して印刷用紙に出力する。操作パネル64又は通信装置66に接続されたホスト装置、例えばデジタルスチルカメラからの印刷指示によって、印刷用紙に対してトナーによる現像又はインク噴射が繰り返し行われ、印刷用紙に画像が印刷される。
なおデジタルスチルカメラにて撮像された画像データが、JPEGなどの所定の規約に則して不揮発性メモリカードに格納されている場合には、該不揮発性メモリカードをCFI/F63に接続することで、パソコンなどの管理装置を介さずに、撮像した画像データを印刷装置にて直接印刷することができる。
実施の形態3に係る印刷装置にあっては、実施の形態1にて述べた圧縮処理と同様に、低圧縮の文字用量子化テーブルを用いて文字又は線を示す画素ブロックを圧縮した場合に、画像処理部67は、圧縮した画素ブロックに対して実施の形態1にて述べた伸張処理と同様な伸張処理を行う。そのため文字又は線を示す画素ブロックを含む画像データを伸張した場合に、画像を高画質で再現することができる。
1 印刷データ記憶部
2 画像処理部
21 ラスタデータ生成部
23 画像圧縮部
23a DCT部
23b 量子化部
23c 符号化部
23d 量子化テーブル選択部
23e 属性判定部
23f マーカー生成部
23g ヘッダ生成部
24 ローカルメモリ部
24a イメージ用記憶領域
24b 文字用記憶領域
25 データ記憶部
26 画像伸張部
26a 復号化部
26b 逆量子化部
26c IDCT部
26d 画像データ合成部
26e 量子化テーブル選択部
26f マーカー検出部
33 制御部
39 システムメモリ部
80 PC
100 画像形成装置

Claims (15)

  1. 複数の画素から構成される画像を所定数の画素から構成される画素ブロックに分割し、分割された画素ブロックの各画素の画素値に空間周波数変換を行って、前記画素値を周波数係数に変換し、変換された周波数係数を、予め記憶された複数の量子化情報の内、一の量子化情報を用いて量子化し、量子化された量子化データを符号化して画像を圧縮する画像圧縮装置において、
    画素ブロックに文字又は線を示す画素が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    画素ブロックに文字又は線を示す画素が含まれていると判定された場合に、前記文字又は線を示す画素を含む画素ブロックを複数の量子化情報を用いて各別に量子化する手段と
    を備えることを特徴とする画像圧縮装置。
  2. 前記判定手段は、同画素ブロックを構成する隣接した画素の輝度の差が所定の閾値以上である場合に、文字又は線を示す画素が含まれていると判定するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  3. 前記複数の量子化情報は、画像を低圧縮するための低圧縮量子化情報と画像を高圧縮するための高圧縮量子化情報とを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像圧縮装置。
  4. 前記低圧縮量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化して第1符号化データを生成する手段と、前記高圧縮量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化して第2符号化データを生成する手段と、前記低圧縮量子化情報を選択するための選択識別子を生成する手段とを備えることを特徴とする請求項3に記載の画像圧縮装置。
  5. 前記請求項4に記載の画像圧縮装置によって圧縮された画像を伸張する画像伸張装置であって、
    生成された前記第2符号化データを復号化し、復号化した量子化データを前記高圧縮量子化情報を用いて逆量子化する手段と、
    前記高圧縮量子化情報を用いた逆量子化が終了した場合に、生成された前記選択識別子に基づいて、前記低圧縮量子化情報を選択する手段と、
    前記低圧縮量子化情報を選択した場合に、第1符号化データを読出して復号化し、復号化した量子化データを、選択した低圧縮量子化情報を用いて逆量子化する手段と
    を備えることを特徴とする画像伸張装置。
  6. 前記高圧縮量子化情報を用いて量子化データを逆量子化することによって生成される複数の画素ブロックの内、前記低圧縮量子化情報を用いて量子化データを逆量子化することによって生成される画素ブロックを上書きする画素ブロックを特定する特定情報を生成する手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の画像伸張装置。
  7. 生成された前記特定情報に基づいて、前記低圧縮量子化情報を用いて量子化データを逆量子化することによって生成された画素ブロックを、前記高圧縮量子化情報を用いて量子化データを逆量子化することによって生成された画素ブロックに上書きする手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像伸張装置。
  8. 撮像対象からの光を受光して撮像対象を撮像する撮像装置において、
    請求項1から4のいずれか一つに記載の画像圧縮装置を備えること
    を特徴とする撮像装置。
  9. 請求項5から7のいずれか一つに記載の画像伸張装置を備え、該画像伸張装置によって伸張された画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1から4のいずれか一つに記載の画像圧縮装置と、請求項5から7のいずれか一つに記載の画像伸張装置とを備え、該画像伸張装置によって伸張された画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  11. コンピュータに、複数の画素から構成される画像を所定数の画素から構成される画素ブロックに分割させ、分割された画素ブロックの各画素の画素値に空間周波数変換を行って周波数係数に変換させ、変換された周波数係数を、予め記憶された複数の量子化情報の内、一の量子化情報を用いて量子化させ、量子化された量子化データを符号化して画像を圧縮させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータを、
    画素ブロックに文字又は線を示す画素が含まれているか否かを判定する手段及び
    画素ブロックに文字又は線を示す画素が含まれていると判定された場合に、文字又は線を示す画素を含む画素ブロックを複数の量子化情報を用いて各別に量子化する手段
    として機能させるようにしてあることを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 更にコンピュータを、
    一の量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化してなる符号化データを復号化し、復号化した量子化データを前記一の量子化情報を用いて逆量子化する手段、
    前記一の量子化情報を用いた逆量子化が終了した場合に、他の量子化情報を選択する手段及び
    前記他の量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化してなる符号化データを復号化し、復号化した量子化データを、選択した他の量子化情報を用いて逆量子化する手段
    として機能させることを特徴とする請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  13. 請求項11又は12に記載のコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
  14. 複数の画素から構成される画像を所定数の画素から構成される画素ブロックに分割し、分割された画素ブロックの各画素の画素値に空間周波数変換を行って、前記画素値を周波数係数に変換し、変換された周波数係数を、予め記憶された複数の量子化情報の内、一の量子化情報を用いて量子化し、量子化された量子化データを符号化して画像を圧縮する画像圧縮方法において、
    画素ブロックに文字又は線を示す画素が含まれているか否かを判定するステップと、
    画素ブロックに文字又は線を示す画素が含まれていると判定された場合に、文字又は線を示す画素を含む画素ブロックを前記複数の量子化情報を用いて各別に量子化するステップと
    を備えることを特徴とする画像圧縮方法。
  15. 請求項14に記載の画像圧縮方法によって圧縮された画像を伸張する画像伸張方法であって、
    一の量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化してなる符号化データを復号化し、復号化した量子化データを前記一の量子化情報を用いて逆量子化するステップと、
    前記一の量子化情報を用いた逆量子化が終了した場合に、他の量子化情報を選択するステップと、
    前記他の量子化情報を用いて量子化した量子化データを符号化してなる符号化データを復号化し、復号化した量子化データを、選択した他の量子化情報を用いて逆量子化するステップと
    を備えることを特徴とする画像伸張方法。
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