JP2011002772A - 粉体供給装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、粉体供給方法、および画像形成方法 - Google Patents

粉体供給装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、粉体供給方法、および画像形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011002772A
JP2011002772A JP2009147744A JP2009147744A JP2011002772A JP 2011002772 A JP2011002772 A JP 2011002772A JP 2009147744 A JP2009147744 A JP 2009147744A JP 2009147744 A JP2009147744 A JP 2009147744A JP 2011002772 A JP2011002772 A JP 2011002772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
powder
supply
supply port
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009147744A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Furuta
和也 古田
Hiroyuki Fukuda
裕之 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2009147744A priority Critical patent/JP2011002772A/ja
Publication of JP2011002772A publication Critical patent/JP2011002772A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】
粉体の凝集が抑えられた粉体供給装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、粉体供給方法、および画像形成方法を提供する。
【解決手段】
粉体供給装置においいて、粉体を外部に供給する供給口が設けられた、粉体を内部に収容する粉体収容器と、粉体収容器内に設けられた、第1の動作で動かされると粉体を、供給口に向かう方向へと搬送し、第2の動作で動かされると粉体を、供給口から離れる方向へと搬送する搬送部材と、搬送部材を第1の動作で動かすことで前記粉体収容器から外部への粉体供給を実行させ、搬送部材を、第2の動作で動かしてから止めることで粉体供給を停止させる駆動部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、粉体供給装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、粉体供給方法、および画像形成方法に関する。
粉体を供給する粉体供給装置として、例えば、画像形成装置内に装着され現像装置にトナーを供給するトナーカートリッジが知られている。また、画像形成装置に設けられた現像装置として、現像剤搬送内の攪拌部材の回転によって現像剤を循環させる際、帯電効果を高めるために回転を順回転と逆回転とで交互に行う現像装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−33990号公報
本発明は、粉体の凝集が抑えられた粉体供給装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、粉体供給方法、および画像形成方法を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る粉体供給装置は、
粉体を外部に供給する供給口が設けられた、この粉体を内部に収容する粉体収容器と、
上記粉体収容器内に設けられた、第1の動作で動かされると上記粉体を、上記供給口に向かう方向へと搬送し、第2の動作で動かされるとこの粉体を、上記供給口から離れる方向へと搬送する搬送部材と、
上記搬送部材を上記第1の動作で動かすことで上記粉体収容器から外部への粉体供給を実行させ、この搬送部材を、上記第2の動作で動かしてから止めることでこの粉体供給を停止させる駆動部とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る粉体供給装置は、上記搬送部材が、螺旋状の部材であることを特徴とする。
請求項3に係る粉体供給装置は、上記粉体収容器が、円管状の内壁を有した、この内壁内に上記粉体を収容するものであり、
上記搬送部材が、上記内壁に沿った螺旋状の部材であって、その螺旋の螺旋軸回りに回転する動作で上記粉体をこの螺旋軸に沿った方向に搬送するものであることを特徴とする。
請求項4に係る粉体供給装置は、
トナーを外部に供給する供給口が設けられた、このトナーを内部に収容するトナー収容器と、
上記トナー収容器内に設けられた、第1の動作で動かされると上記トナーを、上記供給口に向かう方向へと搬送し、第2の動作で動かされるとこのトナーを、上記供給口から離れる方向へと搬送する搬送部材と、
上記搬送部材を上記第1の動作で動かすことで上記トナー収容器から外部へのトナー供給を実行させ、この搬送部材を、上記第2の動作で動かしてから止めることでこのトナー供給を停止させる駆動部とを備えたことを特徴とする。
請求項5に係る粉体供給装置は、上記トナーの粒径が2.5μm〜5.1μmであることを特徴とする。
請求項6に係るプロセスカートリッジは、
表面にトナー像を保持する像保持体と、
上記像保持体表面にトナー像を形成する画像形成部と、
トナーを上記画像形成部に供給する供給口が設けられた、このトナーを内部に収容するトナー収容器と、
上記トナー収容器内に設けられた、第1の動作で動かされると上記トナーを、上記供給口に向かう方向へと搬送し、第2の動作で動かされるとこのトナーを、上記供給口から離れる方向へと搬送する搬送部材と、
上記搬送部材を上記第1の動作で動かすことで上記トナー収容器から外部へのトナー供給を実行させ、この搬送部材を、上記第2の動作で動かしてから止めることでこのトナー供給を停止させる駆動部とを備え画像形成装置に脱着されることを特徴とする。
請求項7に係る画像形成装置は、
トナーを外部に供給する供給口が設けられた、このトナーを内部に収容するトナー収容器と、
上記トナー収容器内に設けられた、第1の動作で動かされると上記トナーを、上記供給口に向かう方向へと搬送し、第2の動作で動かされるとこのトナーを、上記供給口から離れる方向へと搬送する搬送部材と、
上記搬送部材を上記第1の動作で動かすことで上記トナー収容器から外部へのトナー供給を実行させ、この搬送部材を、上記第2の動作で動かしてから止めることでこのトナー供給を停止させる駆動部とを備えたことを特徴とする。
請求項8に係る画像形成装置は、
表面にトナー像を保持する像保持体と、
上記像保持体表面にトナー像を形成する画像形成部と、
トナーを上記画像形成部に供給する供給口が設けられた、このトナーを内部に収容するトナー収容器と、
上記トナー収容器内に設けられた、第1の動作で動かされると上記トナーを、上記供給口に向かう方向へと搬送し、第2の動作で動かされるとこのトナーを、上記供給口から離れる方向へと搬送する搬送部材と、
上記搬送部材を上記第1の動作で動かすことで上記トナー収容器から外部へのトナー供給を実行させ、この搬送部材を、上記第2の動作で動かしてから止めることでこのトナー供給を停止させる駆動部とを備えたことを特徴とする。
請求項9に係る粉体供給方法は、
粉体収容器内で粉体を供給口へ搬送する第1工程と、
搬送された粉体を粉体収容器から当この粉体収容器の外部へ供給する第2工程と、
上記粉体を供給口から離れる方向へと搬送する第3工程とを有し、上記第3工程を最終工程とすることを特徴とする。
請求項10に係る粉体供給方法は、上記第1工程及び/又は上記第2工程が螺旋状の部材によることを特徴とする。
請求項11に係る画像形成方法は、
少なくとも潜像保持体を帯電させる帯電工程と、
上記潜像保持体表面に静電潜像を形成する潜像形成工程と、
上記潜像保持体表面に形成された静電潜像を請求項10記載の粉体供給方法によって供給されたトナー又は静電荷像現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程と、
上記潜像保持体表面に形成されたトナー像を被転写体表面に転写する転写工程と、
上記トナー像を定着する定着工程とを有することを特徴とする。
請求項1に係る粉体供給装置によれば、搬送部材が第2の動作無しに停止する構成に比べ粉体の凝集が抑えられる。
請求項2に係る粉体供給装置によれば、線状以外の部材によって粉体を搬送する場合に比べ粉体の凝集が抑えられる。
請求項3に係る粉体供給装置によれば、粉体の凝集が抑えられるとともに粉体の残留も抑えられる。
請求項4に係る粉体供給装置によれば、搬送部材が第2の動作無しに停止する構成に比べトナーの凝集が抑えられる。
請求項5に係る粉体供給装置によれば、本構成を有さない場合に比べ、小さな文字を印字したときでも、文字中の線と線の間の白地部へのトナー付着が抑制される。
請求項6に係るプロセスカートリッジによれば、搬送部材が第2の動作無しに停止する構成に比べトナーの凝集が抑えられる。
請求項7に係る画像形成装置によれば、搬送部材が第2の動作無しに停止する構成に比べトナーの凝集が抑えられる。
請求項8に係る画像形成装置によれば、搬送部材が第2の動作無しに停止する構成に比べ色筋状の画像欠陥が防止出来る。
請求項9に係る粉体供給方法によれば、第3工程を有さない場合に比べ、粉体の凝集が抑えられる。
請求項10に係る粉体供給方法によれば、本構成を有さない場合に比べ、粉体の凝集が抑えられる。
請求項11に係る画像形成方法によれば、本構成を有さない場合に比べ、色筋状の画像欠陥が防止出来る。
本発明の一実施形態であるプリンタの概略構成図である。 図1に示す現像器およびトナーカートリッジを示す断面図である。 図2に示す現像器およびトナーカートリッジのYーY断面図である。 図1に示すプリンタにおけるトナー供給の処理を示すフローチャートである。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるプリンタの概略構成図である。
図1に示すプリンタ1は、感光体10と、この感光体10の表面に電荷を付与する帯電ロール11と、外部から送信されてきた画像データに基づいたレーザ光を生成するレーザ露光器12と、トナーを含む現像剤を収容する現像器13と、記録用紙を収容する用紙カセット16と、用紙カセット16から記録用紙を引き出して搬送する用紙搬送装置17と、トナー像を、矢印B方向に搬送されてきた記録用紙上に転写する転写ロール14と、記録用紙上のトナー像を加熱および加圧することでその記録用紙上にトナー像を定着させる定着器15と、現像器13にトナーを供給するトナーカートリッジ18と、プリンタ1の各部の動作を制御する制御部1Aとを有している。感光体10、帯電ロール11、現像器13、および、トナーカートリッジ18は、プロセスカートリッジ1B内に設けられており、プロセスカートリッジ1Bはプリンタ1に対し交換可能に装着されている。また、トナーカートリッジ18はプロセスカートリッジ1Bから独立して交換可能である。現像器13は、感光体10に対向して回転しながら、現像剤を感光体10との間の領域に搬送する現像ロール133を有している。現像器13に収容されている現像剤には、トナーの他に、このトナーとの摩擦によりトナーを摩擦帯電させる電荷付与粒子であり磁性粒子でもある磁性キャリアが含まれていても良い(1成分現像/2成分現像)。トナーカートリッジ18は、プリンタ1に対し着脱自在に装着される。トナーの体積平均粒径(以下、粒径とする)は、2.5μm〜5.1μmが好ましく、より好ましくは3.0〜4.5μm、更に好ましくは3.5〜4.0μmである。トナーの粒径が2.5μm〜5.1μmであると、小さな文字を印字したときでも、文字中の線と線の間の白地部へのトナー付着が抑制される。トナーの粒径はコールターカウンターTA−II型で測定できる。
このプリンタ1は、本発明の画像形成装置の一実施形態である。また、感光体10が、像保持体の一例であり、帯電ロール11とレーザ露光器12と現像器13との組合せが、画像形成部の一例である。
ここで、このプリンタ1における画像形成の方法を簡単に説明する。
図1に示すプリンタ1では、矢印A方向に回転する感光体10の表面に、帯電ロール11により電荷が付与され(帯電工程)、電荷が付与された感光体10の表面に、外部から送信されてきた画像データに基づいたレーザ光がレーザ露光器12により照射されることで感光体10の表面には静電的な潜像が形成される(潜像形成工程)。現像器13にはトナーカートリッジ18からトナーが供給される。現像器13では、トナーを含んだ現像剤が現像ロール133に供給され、現像ロール133と感光体10との間の領域に運ばれる。トナーが潜像上に付着することにより、感光体10の表面の静電的な潜像は現像される(現像工程)。感光体10は現像により得られたトナー像を保持し、トナー像は、矢印B方向に搬送されてきた記録用紙上に転写ロール14により転写され(転写工程)、トナー像を加熱および加圧する定着器15により記録用紙上のトナー像が溶融されて記録用紙上に定着される(定着工程)。なお、このプリンタ1は、モノクロ画像専用機であるが、本発明は、カラー画像機に適用されてもよい。
図2は、図1に示す現像器およびトナーカートリッジを示す断面図であり、図3は、図2に示す現像器およびトナーカートリッジのY−Y断面図である。
図2および図3に示すトナーカートリッジ18は、粉体としてのトナーを内部に収容するトナー収容器181と、トナー収容器181内のトナーを搬送する搬送部材182とを備えている。
トナー収容器181は円管状であり、円管状の内壁181a内にトナーを収容している。円管状に延びるトナー収容器181の両端のうちの一方近傍には、トナーを現像器に供給する供給口181bが設けられている。供給口181bはトナー収容器181から下向きに開口し供給管185に続いている。供給管185は、トナー収容器181と現像器13との間を繋いでいる。
搬送部材182は、内壁181aに沿って螺旋状(へリックス)に巻いた線状部材であり、一端が螺旋軸182aの延長上でモータ186に接続されている。モータ186は、制御部1Aの制御によって搬送部材182を駆動し、搬送部材182を螺旋軸回りに回転させる。搬送部材182は、回転することによってトナー収容器181内のトナーを螺旋軸182aが延びる方向に沿って搬送する。トナーが搬送される向きは搬送部材182の回転の向きによって決まる。トナー収容器181内で供給口181bに向かってトナーが搬送される向きを供給方向Fと称し、このときの搬送部材182の回転を順回転と称する。また、トナーが供給口181bから離れる向きを後退方向Bと称し、このときの搬送部材182の回転を逆回転と称する。
トナーカートリッジ18、モータ186、および制御部1Aの組み合わせは、本発明の粉体供給装置の一実施形態である。また、トナー収容器181が、本発明にいう粉体収容器の一例に相当し、図1に示す制御部1Aおよびモータ186の組合せが、本発明にいう駆動部の一例に相当する。また、搬送部材182の順回転が、本発明にいう第1の動作及び第1工程の一例に相当し、搬送部材182の逆回転が、本発明にいう第2の動作及び第3工程の一例に相当する。
トナーカートリッジ18では、搬送部材182が順回転することによって、トナー収容器181内のトナーが供給口181bに向かって搬送される。トナーは供給口181bから供給管185を経て現像器13内に供給される。
現像器13は、現像ロール133と、現像剤を収容する現像剤収容槽132と、現像剤収容槽132の内部で現像剤を撹拌搬送する撹拌搬送部材131とを備えている。現像剤収容槽132は、内部が、現像ロール133に並行して延びた壁1321によって、現像ロール133と隣り合った第1収容室132aとこの第1収容室132aと隣り合った第2収容室132bとに分けられている。第1収容室132aは、現像ロール133に隣り合い、現像ロール133の回転軸に沿って延びている。
これら第1収容室132aおよび第2収容室132bそれぞれには、撹拌搬送部材131が1つずつ配備されており、これら撹拌搬送部材131は、具体的には、螺旋状のフィンが棒の周囲に備えられた構造を有している。撹拌搬送部材131はモータ135の駆動を受けて回転する。第1収容室132aおよび第2収容室132bそれぞれに配備された撹拌搬送部材131が互いに逆向きに回転することで、現像剤収容槽132に収容されている現像剤は撹拌されながら壁1321の周囲を循環する。2成分現像の場合、現像剤はトナーと磁性キャリアとからなり、トナーは、トナーカートリッジ18から供給管185を経て供給されてくる。現像剤収容槽132の内部では、撹拌搬送部材131によってトナーと磁性キャリアとが撹拌されることでトナーと磁性キャリアが反対極性に帯電する。このため、トナーは磁性キャリアに静電的に付着する。これにより、現像剤収容槽132の内部では、トナーと磁性キャリアが渾然一体となっている。現像剤は第1収容室132aから現像ロール133に供給される。現像剤は、現像ロール133によって、現像ロール133と感光体10(図1参照)との間の領域に運ばれ、現像剤のトナーが感光体10に付着する。磁性キャリアは感光体10に付着せず、第1収容室132aに戻ってくる。
このようにして、トナーカートリッジ18から搬送されてくるトナーによって感光体10表面に像が形成される。トナーカートリッジ18内のトナーは、搬送部材182が順回転することによって現像器13に供給されるが、搬送部材182はトナーの需要に応じて間歇的に回転する。回転頻度や回転時間は、トナーの需要に応じて制御される。
図4は、図1に示すプリンタにおけるトナー供給の処理を示すフローチャートである。
トナー供給は制御部1A(図1参照)によって制御される。制御部1Aは、プリンタ1全体の制御を担うが、図4には、制御部1Aが実行する処理のうち、トナー供給に関する処理が示されている。
まず、トナー量予測処理(ステップS1)で、制御部1Aが、外部から送信されてきた画像データに基づき、画像におけるトナー部分の占める割合や、画像を形成する用紙の枚数から、必要となるトナーの量を予測する。また、制御部1Aは、トナー量の予測に基づいて、トナーカートリッジ18の搬送部材182の駆動タイミングおよび駆動時間を決定する。
次に、搬送駆動処理で、制御部1Aが、モータ186を制御して搬送部材182を順回転させる(ステップS2)。搬送部材182が順回転することによって、トナー収容器181内のトナーが供給方向Fに搬送され、供給口181bまで搬送されてきたトナーは、供給管185を経由して現像器13に供給される。搬送部材182の回転は、上記ステップS1で決定した駆動時間だけ実行される。トナー収容器181内のトナーは、搬送部材182によって供給方向Fに搬送され、トナー収容器181の供給口181bが設けられた側の端に押し集められる。このときトナーには圧力がかかる。
トナーカートリッジ18の搬送部材182は螺旋状に巻いた線状部材であり、フィンを有する現像器13の撹拌搬送部材131に比べ搬送の力は小さい。しかし、現像器13内では、現像剤が壁132の周囲の無端の経路を循環するのに対し、トナーカートリッジ18では、トナーが円管状のトナー収容器181内を供給方向Fつまり一方向に搬送され端部に押し集められるため、集められたトナーには圧力がかかる。トナーが押し集められた状態で搬送部材182の回転が停止すると、トナーにかかる圧力は解消せずに残留する。トナーは、圧力が残留したまま時間が経過すると凝集して塊を形成する。トナーカートリッジ18でのトナーの凝集は、外部から力を加えればほぐれる程度の固さであり弱凝集である。しかし、弱凝集であっても、現像器13に供給される前の段階でトナーに一旦凝集が生じると、凝集した塊の一部は、ほぐれないまま感光体10まで到達し、画像中の筋状の欠陥の原因となる。
本実施形態における制御部1Aは、モータ186を制御し、搬送部材182を逆回転させる(ステップS3)。そして、搬送部材182を逆回転させてから、制御部1Aは、搬送部材182の回転を停止することによって、トナーの供給を停止させる(ステップS4)。
搬送部材182を逆回転させることによって、供給方向Fに搬送され端部に押し集められたトナーが、一旦、後退方向Bに搬送され、トナーにかかっていた圧力が解消する。搬送部材182は螺旋状に巻いた線状部材であり、回転を逆にするだけでトナーが後退方向Bに搬送される。トナーの圧力が解消した状態で搬送部材182が停止するので、トナーカートリッジ18におけるトナーの凝集が抑えられる。
ここで、実施例としての実機走行試験を説明する。
実機走行試験(1)では、カラープリンタ(富士ゼロックス社製 Docucentre Color a450)に改造を施し、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の4色全てのトナーカートリッジについて、搬送部材が停止する場合に、逆回転してから停止するようにした。各搬送部材の逆回転における回転数は、順回転における回転数に合わせ、逆回転の時間は0.5秒とした。トナーの粒径は5.8μmであった。
この改造したプリンタを用いて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の4色の画像密度がそれぞれ50%のA4サイズの画像を連続して2000枚プリントした。24時間放置した後、YMCK4色の画像密度が、それぞれ50%のA4サイズの画像を連続して200枚プリントした。さらに、YMCKそれぞれの単色からなる全面ハーフトーンの画像を各色について100枚ずつプリントした。続いて、Microsoft社製Wordを用いて明朝体で5ポイント、及び、3ポイントの書体で「朝」という文字を白黒モードで印字した。
プリントの結果、単色からなる全面ハーフトーンの画像には、色筋は見られなかった。明朝体、5ポイントの書体の「朝」という文字は線と線の間の白地部にトナーが付着していなかった。明朝体、3ポイントの書体の「朝」という文字は線と線の間の白地部にもトナーが付着していた。
次に、比較例(1)として、搬送部材が逆回転しない点が実施例のプリンタと異なり、残りの点は実施例(1)のプリンタと同じプリンタで、実施例(1)と同様のプリントを行った。すなわち、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の4色の画像密度がそれぞれ50%のA4サイズの画像を連続して2000枚プリントした。24時間放置した後、YMCK4色の画像密度が、それぞれ50%のA4サイズの画像を連続して200枚プリントした。さらに、YMCKそれぞれの単色からなる全面ハーフトーンの画像を各色について100枚ずつプリントした。続いて、Microsoft社製Wordを用いて明朝体で5ポイント、及び、3ポイントの書体で「朝」という文字を白黒モードで印字した。
この結果、Y色ハーフトーン画像100枚中の3枚、M色ハーフトーン画像100枚中の3枚、C色ハーフトーン画像100枚中の3枚、K色ハーフトーン画像100枚中の3枚において、画像中に色筋が生じた。明朝体、5ポイントの書体の「朝」という文字は線と線の間の白地部にトナーが付着していなかった。明朝体、3ポイントの書体の「朝」という文字は線と線の間の白地部にもトナーが付着していた。
実機走行試験(1)では、既存のカラープリンタ(富士ゼロックス社製 Docucntre Color a450)に改造を施し、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の4色全てのトナーカートリッジについて、搬送部材が停止する場合に、逆回転してから停止するようにした。各搬送部材の逆回転における回転数は、順回転における回転数に合わせ、逆回転の時間は0.5秒とし、トナー粒径は3.5μmに改造した。
この改造したプリンタを用いて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の4色の画像密度がそれぞれ50%のA4サイズの画像を連続して2000枚プリントした。24時間放置した後、YMCK4色の画像密度が、それぞれ50%のA4サイズの画像を連続して200枚プリントした。さらに、YMCKそれぞれの単色からなる全面ハーフトーンの画像を各色について100枚ずつプリントした。続いて、Microsoft社製Wordを用いて明朝体で3ポイントの書体で「朝」という文字を白黒モードで印字した。
プリントの結果、単色からなる全面ハーフトーンの画像には、色筋は見られなかった。明朝体、5ポイントの書体の「朝」という文字は線と線の間の白地部にトナーが付着していなかった。明朝体、3ポイントの書体の「朝」という文字は線と線の間の白地部にトナーが付着していなかった。
次に、比較例(1)として、搬送部材が逆回転しない点が実施例のプリンタと異なり、残りの点は実施例(2)のプリンタと同じプリンタで、実施例(2)と同様のプリントを行った。すなわち、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の4色の画像密度がそれぞれ50%のA4サイズの画像を連続して2000枚プリントした。24時間放置した後、YMCK4色の画像密度が、それぞれ50%のA4サイズの画像を連続して200枚プリントした。さらに、YMCKそれぞれの単色からなる全面ハーフトーンの画像を各色について100枚ずつプリントした。続いて、Microsoft社製Wordを用いて明朝体で5ポイント、及び、3ポイントの書体で「朝」という文字を白黒モードで印字した。
この結果、Y色ハーフトーン画像100枚中の3枚、M色ハーフトーン画像100枚中の3枚、C色ハーフトーン画像100枚中の3枚、K色ハーフトーン画像100枚中の3枚において、画像中に色筋が生じた。明朝体、5ポイントの書体の「朝」という文字は線と線の間の白地部にトナーが付着していなかった。明朝体、3ポイントの書体の「朝」という文字は線と線の間の白地部にトナーが付着していなかった。
Figure 2011002772
なお、上述した説明では、画像形成装置の実施形態としてプリンタの例を示したが、本発明にいう画像形成装置はプリンタに限られず、例えば、複写機やファクシミリであってもよい。また、本発明の粉体供給装置は、画像を形成する装置に限られず、例えば、粉末材料を混合して製品を製造するための製造装置や、加工に用い粉末の研磨剤を供給する装置であってもよい。したがって、本発明にいう粉体もトナーに限られるものではなく、製品の粉末材料や研磨剤であってもよい。
また、本発明にいう搬送部材として、螺旋状に巻いた線状部材からなる搬送部材の例を説明したが、本発明にいう搬送部材はこれに限られず、例えば、螺旋状のフィンが棒の周囲に備えられた構造のものであってもよい。
1 プリンタ
1A 制御部
1B プロセスカートリッジ
10 感光体
13 現像器
18 トナーカートリッジ
181 トナー収容器
181a 内壁
181b 供給口
182 搬送部材
186 モータ

Claims (11)

  1. 粉体を外部に供給する供給口が設けられた、該粉体を内部に収容する粉体収容器と、
    前記粉体収容器内に設けられた、第1の動作で動かされると前記粉体を、前記供給口に向かう方向へと搬送し、第2の動作で動かされると該粉体を、前記供給口から離れる方向へと搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材を前記第1の動作で動かすことで前記粉体収容器から外部への粉体供給を実行させ、該搬送部材を、前記第2の動作で動かしてから止めることで該粉体供給を停止させる駆動部とを備えたことを特徴とする粉体供給装置。
  2. 前記搬送部材が、螺旋状の部材であることを特徴とする請求項1記載の粉体供給装置。
  3. 前記粉体収容器が、円管状の内壁を有した、該内壁内に前記粉体を収容するものであり、
    前記搬送部材が、前記内壁に沿った螺旋状の部材であって、その螺旋の螺旋軸回りに回転する動作で前記粉体を該螺旋軸に沿った方向に搬送するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の粉体供給装置。
  4. トナーを外部に供給する供給口が設けられた、該トナーを内部に収容するトナー収容器と、
    前記トナー収容器内に設けられた、第1の動作で動かされると前記トナーを、前記供給口に向かう方向へと搬送し、第2の動作で動かされると該トナーを、前記供給口から離れる方向へと搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材を前記第1の動作で動かすことで前記トナー収容器から外部へのトナー供給を実行させ、該搬送部材を、前記第2の動作で動かしてから止めることで該トナー供給を停止させる駆動部とを備えたことを特徴とする粉体供給装置。
  5. 前記トナーの粒径が2.5μm〜5.1μmであることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の粉体供給装置。
  6. 表面にトナー像を保持する像保持体と、
    前記像保持体表面にトナー像を形成する画像形成部と、
    トナーを前記画像形成部に供給する供給口が設けられた、該トナーを内部に収容するトナー収容器と、
    前記トナー収容器内に設けられた、第1の動作で動かされると前記トナーを、前記供給口に向かう方向へと搬送し、第2の動作で動かされると該トナーを、前記供給口から離れる方向へと搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材を前記第1の動作で動かすことで前記トナー収容器から外部へのトナー供給を実行させ、該搬送部材を、前記第2の動作で動かしてから止めることで該トナー供給を停止させる駆動部とを備え画像形成装置に脱着されることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. トナーを外部に供給する供給口が設けられた、該トナーを内部に収容するトナー収容器と、
    前記トナー収容器内に設けられた、第1の動作で動かされると前記トナーを、前記供給口に向かう方向へと搬送し、第2の動作で動かされると該トナーを、前記供給口から離れる方向へと搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材を前記第1の動作で動かすことで前記トナー収容器から外部へのトナー供給を実行させ、該搬送部材を、前記第2の動作で動かしてから止めることで該トナー供給を停止させる駆動部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 表面にトナー像を保持する像保持体と、
    前記像保持体表面にトナー像を形成する画像形成部と、
    トナーを前記画像形成部に供給する供給口が設けられた、該トナーを内部に収容するトナー収容器と、
    前記トナー収容器内に設けられた、第1の動作で動かされると前記トナーを、前記供給口に向かう方向へと搬送し、第2の動作で動かされると該トナーを、前記供給口から離れる方向へと搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材を前記第1の動作で動かすことで前記トナー収容器から外部へのトナー供給を実行させ、該搬送部材を、前記第2の動作で動かしてから止めることで該トナー供給を停止させる駆動部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 粉体収容器内で粉体を供給口へ搬送する第1工程と、
    搬送された粉体を粉体収容器から当該粉体収容器の外部へ供給する第2工程と、
    前記粉体を供給口から離れる方向へと搬送する第3工程とを有し、前記第3工程を最終工程とすることを特徴とする粉体供給方法。
  10. 前記第1工程及び/又は前記第2工程が螺旋状の部材によることを特徴とする請求項9記載の粉体供給方法。
  11. 少なくとも潜像保持体を帯電させる帯電工程と、
    前記潜像保持体表面に静電潜像を形成する潜像形成工程と、
    前記潜像保持体表面に形成された静電潜像を請求項10記載の粉体供給方法によって供給されたトナー又は静電荷像現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程と、
    前記潜像保持体表面に形成されたトナー像を被転写体表面に転写する転写工程と、
    前記トナー像を定着する定着工程とを有することを特徴とする画像形成方法。
JP2009147744A 2009-06-22 2009-06-22 粉体供給装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、粉体供給方法、および画像形成方法 Withdrawn JP2011002772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009147744A JP2011002772A (ja) 2009-06-22 2009-06-22 粉体供給装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、粉体供給方法、および画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009147744A JP2011002772A (ja) 2009-06-22 2009-06-22 粉体供給装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、粉体供給方法、および画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011002772A true JP2011002772A (ja) 2011-01-06

Family

ID=43560744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009147744A Withdrawn JP2011002772A (ja) 2009-06-22 2009-06-22 粉体供給装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、粉体供給方法、および画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011002772A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014142532A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Fuji Xerox Co Ltd トナー搬送装置、粉体搬送装置および画像形成装置
JP2014149332A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Fuji Xerox Co Ltd トナー搬送装置および画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014142532A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Fuji Xerox Co Ltd トナー搬送装置、粉体搬送装置および画像形成装置
JP2014149332A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Fuji Xerox Co Ltd トナー搬送装置および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5292419B2 (ja) 攪拌搬送部材及びそれを備えた現像装置並びに画像形成装置
JP4738497B2 (ja) 現像装置およびこれを用いる画像形成装置
JP4709295B2 (ja) 現像装置及びこれを用いる画像形成装置
JP2008033171A (ja) トナー収納容器、現像装置及びこれらを備えた画像形成装置
US9280094B1 (en) Trim bar entry geometry for a dual component development electrophotographic image forming device
JP2008268783A (ja) 現像装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2011227367A (ja) 現像装置、画像形成装置及びトナー補給方法
JP4613239B2 (ja) 現像装置とこれを用いる画像形成装置
JP5610968B2 (ja) 画像形成ユニット及び画像形成装置
JP5005792B2 (ja) 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2011002772A (ja) 粉体供給装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、粉体供給方法、および画像形成方法
JP2009168954A (ja) 現像装置、画像形成装置
JP2010038939A (ja) 現像装置及びこれを用いる画像形成装置
JP4738501B2 (ja) 現像装置及びこれを用いる画像形成装置
JP2008116682A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2012103547A (ja) 画像形成装置
JP4738496B2 (ja) 現像装置およびこれを用いる画像形成装置
JP5593756B2 (ja) 画像形成装置及びトナー搬送装置
JP2006235376A (ja) 現像装置及びその制御方法及び画像形成装置
JP2005134616A (ja) 画像形成装置
JP5873630B2 (ja) 画像形成装置
JP5655510B2 (ja) 画像形成装置
JP5193923B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2008203582A (ja) 現像装置
JP2010039070A (ja) 現像装置及びこれを用いる画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120904