JP2011001146A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体のスタック不良を改善する。
【解決手段】画像形成装置は、画像形成された記録媒体(例えば、用紙)を装置外へ排出する排出ローラ19と、この排出ローラ19から排出された用紙をこれを収容する用紙堆積部に向けて或る押圧角度で押圧する押圧部材20と、この押圧部材20の押圧角度変更情報を取得する情報取得部と、この情報取得部で取得した押圧角度変更情報に基づき、押圧部材20における押圧角度を変更するリミッタ23とを有している。押圧部材20の回転角度を規制するリミッタ23を設けているので、用紙カールの状態に応じた押圧部材20の押圧力を選定することが可能となり、用紙のスタック不良を改善することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、例えば、下記の特許文献1等に記載されているように、プリン夕、複写機、ファクシミリ装置(以下「FAX装置」という。)、複合機等の画像形成装置は、定着器で定着させた画像形成後の記録媒体(例えば、用紙)を、シート排出トレイに積載させている。
特開2009−3352号公報
しかしながら、従来の画像形成装置では、画像形成後の用紙に生じるカール(反り)によるスタック不良(積載不良)が発生していた。
本発明の画像形成装置は、画像形成された記録媒体を装置外へ排出する排出部と、前記排出部から排出された前記記録媒体をこれを収容する収容部に向けてある押圧角度で押圧する押圧部材と、前記押圧部材の押圧角度変更情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部で取得した前記押圧角度変更情報に基づき、前記押圧部材における前記押圧角度を変更する押圧変更部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、押圧部材の押圧角度を変更する押圧変更部を有するので、記録媒体のカールの状態に応じた押圧部材の押圧力を選定することが可能となり、記録媒体のスタック不良を改善することができる。
図1は本発明の実施例1における図2中の排出部箇所を示す斜視図である。 図2は本発明の実施例1における画像形成装置の主要構成部品のみを側面から透視した全体のイメージ図である。 図3は図1の押圧部材及びリミッタ箇所を示す図である。 図4は図2の画像形成装置の上面図である。 図5−1は図1の押圧部材周辺を示す側面図である。 図5−2は図1の押圧部材周辺を示す側面図である。 図5−3は図1の押圧部材周辺を示す側面図である。 図6は図4中の操作パネル30の動作を示す説明図である。 図7は図1の排出部の動作イメージ図である。 図8は本発明の実施例2の画像形成装置におけるリミッタ制御機構を示すブロック図である。 図9は用紙カール発生の状況を示す図である。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図2は、本発明の実施例1における画像形成装置の主要構成部品のみを側面から透視した全体のイメージ図である。
この画像形成装置は、例えば、プリンタであり、画像形成装置本体1内の下部に、媒体カセット2が着脱自在にセット(装着)されている。媒体カセット2は、複数の記録媒体(例えば、用紙)2aを積層して収納するものであり、この媒体カセット2に隣接して、媒体繰り出し部が配置されている。媒体繰り出し部には、用紙2aを送り出すためのピックアップローラ3と、このピックアップローラ3により給送された用紙2aを1枚ずつに分離する分離手段(例えば、給紙ローラ)4及びトルクリミッタを内蔵したリタードローラ5を組み合わせた媒体分別装置とが配置されている。
媒体分別装置の下流側には、搬送ローラ6及びこの搬送ローラ6に圧接された従動ローラ7が配置され、これらの搬送ローラ6及び従動ローラ7により、画像形成装置本体1内の上部に配置された印字ヘッド10及画像形成部11箇所へ用紙2aが搬送されるようになっている。印字ヘッド10は、発光素子(LED)光による複数ドットの露光手段を持った装置であり、この近傍に画像形成部11が配置されている。画像形成部11は、画像形成装置本体1から取り外し可能な装置であり、この画像形成部11にて現像ローラ11aで現像したトナー画像を形成し、感光体ドラム12と転写ローラ13の間の電気的な作用により、用紙2aにトナーを乗せる構成になっている。
感光体ドラム12及び転写ローラ14の下流側には、加熱ローラ14及びこの加熱ローラ14に圧接された加圧ローラ15により構成された定着器が配置されている。定着器は、用紙2a上のトナーを加熱加圧して定着する装置であり、この装置の下流側に、従動ローラ16及びこの従動ローラ16に圧接された搬送ローラ17が配置されている。従動ローラ16及び搬送ローラ17は、定着器から排出された画像形成済みの用紙2aを排出口へ搬送するローラであり、この下流側に、排出部(例えば、従動ローラ18及びこの従動ローラ18に圧接された排出ローラ19)が配置されている。従動ローラ18及び排出ローラ19は、画像形成済みの用紙2aを、一対の押圧部材20を介して装置外の収容部(例えば、用紙堆積部)21へ排出するためのものである。
一対の押圧部材20は、排出された用紙2a(例えば、用紙2aの両端)を用紙堆積部21に向けて或る押圧角度で押圧し、用紙両端のカールの矯正を行うものである。各押圧部材20は、例えば、ほぼ板状の弾性体からなる押圧部を有し、この押圧部の一端が所定の回転角度範囲にて回転可能に軸着され、他端が用紙2aの両端に圧接される構造になっている。カールが矯正された印刷済み用紙2aは、用紙堆積部21に堆積される構成になっている。
図1は、本発明の実施例1における図2中の排出部箇所を示す斜視図である。
排出部箇所に配置された排出ローラ19は、この軸19aに取り付けられた排出ギヤ22により駆動される。排出ローラ19の近傍には、一対の押圧部材20と同軸で回転する押圧変更部(例えば、リミッタ)23が配置されている。リミッタ23は、押圧部材20の回転角度を規制する部材であり、端部にギヤ部を備えたモールド部材で構成されている。リミッタ23のギヤ部は、ギヤ24を介してパルスモータ25により回転する構成になっている。
図3(a)、(b)、(c)は、図1の押圧部材及びリミッタ箇所を示す図であり、同図(a)は押圧部材20とリミッタ23箇所を背面から見た斜視図、同図(b)は押圧部材20の側面から見た断面図、及び、同図(c)はリミッタ23の側面から見た断面図である。
各押圧部材20は、図3(a)、(b)に示すように、ほぼ板状の押圧部20aを有し、この押圧部20aの一端に形成された円筒状の軸部20bが、装置本体から延在した軸26の外側に回転自在に取り付けられている。押圧部20aは、通常は自重により軸19aに接触している。
各押圧部材20の回転角度を規制するためのリミッタ23は、図3(a)、(c)に示すように、端部に位置してギヤ24と接触するギヤ部23aと、各押圧部材20の軸部20b上に載置されてこの各軸部20bと同軸で回転する一対の回転部23b1,23b2と、この一対の回転部23b1,23b2間を連結する鍔部23cとにより構成されている。鍔部23cは、押圧部材20の回転角度を規制するための帽子の鍔のような形状をしている。
図4は、図2の画像形成装置の上面図である。
画像形成装置の上面には、押圧部材20の押圧角度変更情報を取得する情報取得部(例えば、ユーザにより操作される操作部である操作パネル)30が設けられている。操作パネル30には、情報入力用のボタン31と、液晶ディスプレイ(LCD)等のディスプレイ32等とが、設けられている。ユーザは、ディスプレイ32を見ながらボタン31の操作で画像形成装置の制御変更を行うことが可能となっている。
(実施例1の画像形成装置の全体の動作)
図2に示す画像形成装置において、画像形成装置本体1内の媒体カセット2にセットされた用紙2aは、ピックアップローラ3により給紙ローラ4まで搬送され、この給紙ローラ4とリタードローラ5とによって1枚給紙される。給紙された用紙2aは、搬送ローラ6と従動ローラ7とでレジストローラ9まで押し上げられる。搬送ローラ6と従動ローラ7は、主として用紙ルートで用紙2aに負荷が掛らないようにするためのものである。その後、用紙2aは、レジストローラ9とプレッシャローラ8によって、画像形成部11まで搬送される。
画像形成部11では、回転する感光体ドラム12の表面が負に帯電され、この負に帯電された部分が印字ヘッド10の下にくると、印字ヘッド10が露光し、帯電された部分に画像データに基づく静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像ローラ11aにより現像されてトナー画像となる。このトナー画像は、搬送されてくる用紙2aの上に、転写ローラ13によって転写される。
転写ローラ13によって用紙12a上に転写されたトナー画像は、加熱ローラ14と加圧ローラ15によって高温高圧で定着処理される。トナー画像が定着された用紙2aは、従動ローラ16と搬送ローラ17とによって排出口まで持ち上げられ、排出ローラ18と従動ローラ19とにより、押圧部材20を介して、画像形成装置本体1の外部の用紙堆積部21に排出される。
外部に排出される用紙2aは、搬送経路や紙の連量、紙の種類、温湿度環境等によって様々なカールを引き起こす。そのため、押圧部材20は、用紙両端に適正な圧力を加えることにより、用紙両端のカールを抑え、用紙カールにより排出部が塞がれて排出ジャムとなることを防止する。押圧部材20によりカールが矯正された用紙2aは、用紙堆積部21にて堆積されて蓄積される。
(実施例1の用紙排出動作)
図5−1、図5−2、及び図5−3は、図1の押圧部材周辺を示す側面図である。
図5−1には、用紙2aに対する押圧部材20の押圧を強くしてカール矯正を行っている状態が示されている。リミッタ23により、押圧部材20の回転角度θを例えば−10°に設定し、用紙2aを下方に押圧している。
図5−2には、パルスモータ25の回転により、ギヤ24を介してリミッタ23を中間位置に移動させた状態が示されている。上向きに出てきた用紙2aを押圧するために、リミッタ23により、押圧部材20の回転角度θが0°にセットされている。
図5−3には、パルスモータ25を更に回転させ、リミッタ23により押圧部材20の回転角度θを20°に設定し開放した状態が示されている。この状態の時は、用紙2aのカールが大きくても、押圧部材20の自重分の負荷しか掛からず、カール矯正の効果は非常に小さい。
図5−3に示すように、パルスモータ25とギヤ24は接続されている。図示しない制御部からパルスモータ25に送ったパルス分だけ、パルスモータ25が回転してギヤ24も回転し、動力が、リミッタ23の端部にあるギヤ部23aに伝達される。リミッタ23が押圧部材20と同軸で図中のY方向に回転すると、リミッタ23の鍔部23cが反時計回りに回転して、押圧部材20の回転規制が開放される。
このような図5−1〜図5−3に示す動作により、押圧部材20は回転角度θを大きく取れるようになる。
図6は、図4中の操作パネル30の動作を示す説明図である。
ユーザが操作パネル30中のボタン31を操作すると、ディスプレイ32にメンテナンスメニュー32aが表示される。ディスプレイ32に表示されたメンテナンスメニュー32aの中にあるカール調整メニュー、ダークネスメニュー、及びメニューリセットメニューのうちのカール調整メニューをユーザが操作することで、リミッタ23の位置調整を行うことができる。
例えば、ユーザの判断で、用紙2aのカール量が大きいと判断された場合、メンテナンスメニュー32aにおけるカール調整メニューの[大きい]を選択する。すると、リミッタ位置がポジション(1)(=押圧部材20の回転角度θが−10°)に設定され、図5−1に示すように、図示しないモータが回転し、これに伴い、パルスモータ25が回転し、ギヤ24が回転し、リミッタ23のギヤ部23aが回転し、鍔部23cが下降する。これにより、押圧部材20が回転角度θ=−10°だけ回転して回転矯正が行われ、用紙両端が強制的に下方向に押圧される。そのため、排出口付近への用紙2aのスタック不良を防止することが可能となる。
カール調整メニューの[普通]を選択すると、リミッタ位置がポジション(2)(=押圧部材20の回転角度θが0°)に設定され、図5−2に示すように、押圧部材20が回転角度θ=0°だけ回転する。そのため、突発的にカールが大きい用紙2aが排出された場合は、押圧部材20が強い力で用紙2aを押圧するが、カールの少ない用紙2aについては、押圧部材20が強い力で用紙2aを押圧しない状態となる。
又、カール調整メニューの「小さい」を選択すると、リミッタ位置がポジション(3)(=押圧部材20の回転角度θが−20°)に設定され、図5−3に示すように、図示しないモータが回転し、これに伴い、パルスモータ25が回転し、ギヤ24が回転し、リミッタ23のギヤ部23aが回転し、鍔部23cが上昇する。これにより、押圧部材20が回転角度θ=−20°だけ回転して押圧部材20が開放状態となり、この状態でリミッタ23が固定される。用紙2aのカール量が少ない場合は、用紙2aの押圧を開放して用紙走行に影響する負荷を極力なくすことができる。
図7は、図1の排出部の動作イメージ図である。
押圧部材20が回転角度θ=−10°だけ回転した図5−1の状態が示されている。用紙搬送方向に対して垂直方向に放物線状に変形した画像形成済み用紙2aのカール矯正を行いながら、用紙堆積部21に画像形成済み用紙2aが堆積される。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、押圧部材20の回転角度θを規制するリミッタ23を設けているので、用紙カールの状態に応じた押圧部材20の押圧力を選定することが可能となり、用紙2aのスタック不良を改善することができる。
(実施例2の構成)
図8は、本発明の実施例2の画像形成装置におけるリミッタ制御機構を示すブロック図である。
実施例1では、ユーザ操作によるリミッタ制御方法を説明したが、本実施例2のリミッタ制御機構では、図8に示すように、図1の画像形成装置本体1内に設けられる制御部周辺に、押圧角度変更情報を取得する情報取得部(例えば、外気の温湿度検出用の環境センサ)33が追加され、この環境センサ33の検出結果に基づき、制御部34の制御により、用紙2aに対するカール量の矯正を自動的に行う構成になっている。
制御部34は、環境センサ33の検出結果(例えば、湿度)に基づき、図示しない駆動回路を介して図1中のパルスモータ25の回転を制御し、リミッタ位置のポジション(1)、(2)、(3)を設定する機能を有している。実施例1の図5−1〜図5−3と同様に、ポジション(1)では、図1中の押圧部材20の回転角度θが−10°に設定され、ポジション(2)では、押圧部材20の回転角度θが0°に設定され、ポジション(3)では、押圧部材20の回転角度θが−20°に設定される構成になっている。その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例2の動作)
図8において、画像形成装置本体1内の環境(例えば、湿度)が環境センサ33で検出され、この検出結果が制御部34へ送られる。制御部34では、その検出結果に基づき、例えば、外気が高湿度環境(湿度55%以上)、普通湿度環境(湿度55%未満で20%以上)、低湿度環境(湿度20%未満)のいずれの区分に属するか否かを判定し、この判定結果に応じて、図示しない駆動回路を介してパルスモータ25の回転を制御する。
制御部34は、環境センサ33の検出結果に基づき、外気が高湿度環境(湿度55%以上)であると判定すると、リミッタ位置をポジション(1)(=押圧部材20の回転角度θが−10°)に設定し、押圧部材20の回転矯正を行う。これにより、実施例1の図5−1と同様に、押圧部材20が回転角度θ=−10°だけ回転し、用紙両端が強制的に下方向に押圧される。そのため、排出口付近への用紙2aのスタック不良を防止することが可能となる。
このように、高湿度環境下では、画像形成装置本体1内の定着器で用紙表面のトナーを定着する際、用紙2aが吸湿した水分まで加熱しなければならない。言い換えれば、吸湿した用紙2aは紙の比熱が大きくなるため、用紙表面と用紙裏面で急激な温度差・湿度差が生まれやすくなる。このため、縦目の用紙2aは高湿度状態では、低湿度状態に比較してより大きい縦カールが発生し易くなる。そのため、押圧部材20が回転角度θ=−10°だけ回転し、用紙両端が強制的に下方向に押圧される。
制御部34は、環境センサ33の検出結果に基づき、外気が普通湿度環境(湿度55%で未満20%上)であると判定すると、リミッタ位置をポジション(2)(=押圧部材20の回転角度θが0°)に設定し、押圧部材20の回転矯正を行う。これにより、実施例1の図5−2と同様に、押圧部材20が回転角度θ=0°だけ回転し、カールの少ない用紙2aに対して、押圧部材20が強い力で用紙2aを押圧しない状態となる。
又、制御部34は、環境センサ33の検出結果に基づき、外気が低湿度環境(湿度20%未満)であると判定すると、リミッタ位置をポジション(3)(=押圧部材20の回転角度θが−20°)に設定し、押圧部材20の回転矯正を行う。これにより、実施例1の図5−3と同様に、押圧部材20が回転角度θ=−20°だけ回転して押圧部材20が開放状態となり、用紙2aの押圧を開放して用紙走行に影響する負荷を極力なくす。つまり、低湿度環境では、用紙2aのカール矯正を行わない制御となっている。
図9(a)、(b)は、用紙カール発生の状況を示す図である。
図9(a)に示すように、例えば、1枚の用紙2aは、上層2a−Aと下層2a−Bとにより構成され、外部環境に長時間放置され、外部環境と同等の温度湿度状態であるとする。この状態では、用紙2aはカールのない平らな状態になっているとする。これに対し、図9(b)では、用紙2aがカールした状態が示されている。
画像形成装置本体1内の定着器通過後の用紙2aは、例えば、上層2a−Aがトナー定着のため120°Cまで加熱される。下層2a−Bは、上層2a−Aからの熱伝導を受けて温度上昇するが、80°Cまでしか到達しないため、上層2a−Aほどの温度には到達しない。用紙上層2a−Aはl00°Cを超え水分が蒸発するが、下層2a−Bは水分が蒸発しないため、上層2a−Aと下層2a−Bの温湿度差が発生し、図9(b)に示すように、上層2a−Aが縮み、下層2a−Bが伸びた状態となる。この現象は特に湿度の高い環境下で発生しやすいため、本実施例2では、制御部34の制御により、湿度の高い環境下ではカール矯正を強くし、湿度の低い環境下ではカール矯正を開放する制御方式となっている。
(実施例2の効果)
本実施例2によれば、環境センサ33の検出結果に基づき、制御部34により押圧部材20の回転角度θを自動的に矯正する構成になっているので、ユーザの手を介さない用紙カールの矯正動作が可能となる。
(変形例)
本発明は、上記実施例1、2に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)、(b)のようなものがある。
(a) 実施例2では、環境センサ33により外気の湿度を検出し、制御部34によって押圧部材20の回転角度θを矯正する構成になっているが、環境センサ33により湿度及び温度を検出するか、あるいは、温度を検出し、これらの検出結果に基づき、制御部34によって回転角度θを矯正する構成にしても、実施例2とほぼ同様の作用効果を奏することができる。例えば、記録媒体としてプラスチックフイルムを使用する場合は、主として温度によりカールが生じるので、環境センサ33により温度を検出し、制御部34により回転角度θを矯正する構成にすればよい。このように、記録媒体の種類に応じて押圧部材20の回転角度θを矯正すればよい。
(b) 画像形成装置の全体、或いは、押圧部材20やリミッタ23等は、図示以外の構成に変更してもよい。又、実施例1、2ではプリンタを用いて説明を行ったが、加熱定着するものであれば複写機、FAX装置、複合機等の他の画像形成装置にも適用可能である。
1 画像形成装置本体
2a 用紙
11 画像形成部
19 排出ローラ
20 押圧部材
21 用紙堆積部
23 リミッタ
30 操作パネル
33 環境センサ
34 制御部

Claims (6)

  1. 画像形成された記録媒体を装置外へ排出する排出部と、
    前記排出部から排出された前記記録媒体をこれを収容する収容部に向けて或る押圧角度で押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材の押圧角度変更情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得した前記押圧角度変更情報に基づき、前記押圧部材における前記押圧角度を変更する押圧変更部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記押圧部材は、一端部が所定の回転角度範囲にて回転可能に軸着され、他端部が前記記録媒体に圧接される構成になっていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記押圧部材は、弾性体により構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記情報取得部は、ユーザにより操作されて前記押圧角度変更情報が入力される操作部であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記情報取得部は、前記押圧角度変更情報である外気の湿度、温度又は温湿度のいずれか1つを検出するセンサであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記記録媒体は、トナーが加熱定着されて画像が形成される用紙であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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