JP2010541005A - 弦楽器用電子指板 - Google Patents
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Abstract
音楽音を生成する電子楽器が、その楽器で演奏された音の開始を検出する頭子音センサを具える。電子指板が、このセンサで検出した音のピッチを決定する。電子指板は、第1のフィルム層と、第2のフィルム層と、当該第1及び第2のフィルム層間にスペーサ部材とを具える。この第1及び第2の層は、第1及び第2の層が各自の長さに沿って互いに分離している第1の非アクティブ位置と、第1及び第2の層が各自の長さに沿ったユーザが選択したポイントにおいて互いに接触している第2のアクティブ位置間で、相互に移動可能である。このピッチは前記ユーザが選択したポイントにおける第1及び第2の層間の抵抗によって決定される。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
本発明は、楽器シンセサイザを制御するインターフェースに関する。一態様では、本発明によって弦楽器に親しんでいるミュージシャンが電子音楽シンセサイザを制御する音楽スキルを用いることが可能になる。
本発明の一態様によれば、ギターインターフェースに基づくシンセサイザコントローラが提供されているが、本発明はギターに使用することに限定されるものではなく、弦楽器のその他の形状ファクタに利用することができる。
典型的な弦楽器では、音を出して制御するのに2つの手段がある。第1の手段は、音の大きさ又はトーンの頭子音を制御し、第2の手段はトーンのピッチを制御する。従来の機械式又は電子機械式の弦楽器では、片方の手で弦をかき鳴らす、つま弾く、又は弓で弾くことによって制御を行い、頭子音や音の大きさを提供している。他方の手の指は、弦の長さを終端させて、音のピッチを規定するのに用いられる。
電子弦楽器用に2つのタイプのインターフェースが一般的に知られている。第1のタイプは、各弦に連結した電磁ピックアップ、圧電ピックアップ、又は光学ピックアップを用いたピッチ抽出に基づいている。このピックアップは、弦の振動を電子信号に変換し、ハードウエア信号調節とソフトウエアアルゴリズムの組み合わせを用いて、電子信号をミュージックシンセサイザに転送できる情報に変換している。これは、通常は、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)装置であってもよい。しかしながら、この方法は弦をつま弾く時間と結果としての音が生成される時間との間の物理的な遅延によって特徴づけられる。この遅延は、結果が計算できて送信される前に電子波形のかなりの部分を分析しれなければならないという事実によるものである。通常のギターでは、六弦は約82.4ヘルツであり、したがって、この波形の単一サイクルは12.1msである。典型的なシステムでは、ピッチを正確に決定し得る前に単一サイクルより多いサイクルを取得する必要があり、これによってミュージシャンには喜ばしくない遅延が生じる。
第2の方法は、トリガセットと組み合わせた楽器のネックにあるスイッチセットに基づくものである。ネックのスイッチを用いて、演奏する音のピッチを決める。トリガを用いて弦をつま弾き又はかき鳴らして、音の頭子音を取る。このタイプのシステムの問題は、従来のギターになじんだミュージシャンにとっては、ネックのスイッチがギターのようでないことと、装着するのに費用がかかることである。
本発明の一態様によれば、音楽音を生成する電子楽器が提供されており、これは:電子楽器で演奏された音の開始を検出する頭子音信号センサと;当該センサで検知した音のピッチを決定する電子指板を具え、当該電子指板が、第1のフィルム層と第2のフィルム層と、当該第1及び第2のフィルム層間にスペーサ部材を具え、第1及び第2の層がそれぞれの長さに沿って互いから離れている第1の非アクティブ位置と、第1及び第2の層がそれぞれの長さに沿ってユーザが選択したポイントにおいて互いに接触している第2のアクティブ位置との間で、第1及び第2の層が互いに対して移動可能であり、前記ピッチが、ユーザが選択したポイントにおける第1及び第2の層間の抵抗によって決まる。
好ましくは、頭子音センサは、圧電センサ又は光学センサを具える。
一実施例では、楽器がギターであり;細長のネックに指板が装着されており;ネックの上にフレットが横方向に形成されており;ギターの弦に対応する細長構造体がネックの上に構成されており;第1層、第2層及びスペーサ部材が各細長構造体の下に形成されている。
好ましくは、第1層は導電ストリップであり、第2層が抵抗ストリップである。導電ストリップは、耐性を得るためにカーボンメッキをほどこしたシルバーインクでできており、抵抗ストリップはカーボンでできている。一形式では、導電ストリップが上にあり、抵抗ストリップが導電ストリップの下に、また、スペーサ部材はこれらの間に形成されている。一実施例では、導電ストリップが互いに連動する2本の電極でできている。
一態様において、ギターの弦に対応する細長構造体が、指板の上に線形の高くなったリブを具える。量子化モード、レガートモード、あるいは絶対モードを用いて、音のピッチを決定する。
好ましくは、ユーザが選択したポイントは、指板上のそのポイントの位置によって音のピッチを表す制御可能な抵抗を提供する。頭子音信号センサは、楽器の弦を弾くことでトリガされる。
好ましくは、信号センサと電子指板から信号をシーケンシャルに読み取って処理するためのマイクロプロセッサが設けられており、いつ音が演奏されたか、並びに音量と音のピッチを決定する。このマイクロプロセッサは、演奏された音に関するデータをMIDIインターフェースかあるいは内部ウエーブテーブルシンセサイザに送る。
好ましくは、第1及び第2の層はその一端にターミナルを有しており、そのターミナルの電圧は、ユーザが選択したポイントによって決まる。このターミナルの電圧は、第1及び第2の層に沿ってユーザが選択したポイントに比例しており、このポイントで第1及び第2の層が互いに短絡する。
一態様では、第1及び第2の層は、力検出抵抗器を具えており、これによって、ユーザが選択したポイントにおける圧力が変化すると抵抗が変化し、ユーザが選択したポイントにおける圧力が高いほど、第1及び第2の層間の接触面積が大きくなる。さらに、演奏された音の測定が、プログラムされた回数繰り返されて、演奏された音の正確なピッチが決まる。
一実施例では、指板は、複数の導電性電極面を具えており、各面は、指板上の一又はそれ以上の所定の位置における音のピッチの検出に用いる。2つの電極面が交互に設けられており、この2つの面の各々が、指板上で交互のフレットに位置した時のユーザが選択したポイントに対応する。
本発明の別の態様によれば、音楽音を生成する電子楽器が提供されており:音のピッチを決定する電子指板を具え、当該電子指板が、第1のフィルム層と、第2のフィルム層と、当該第1及び第2のフィルム層の間にスペーサ部材を具え、第1及び第2の層がそれぞれの長さに沿って互いから離れている第1の非アクティブ位置と、第1及び第2の層がそれぞれの長さに沿ってユーザが選択したポイントにおいて互いに接触している第2のアクティブ位置との間で、第1及び第2のフィルム層が互いに対して移動可能であり、前記ピッチが、ユーザが選択したポイントにおける第1及び第2の層間の抵抗によって決まる。
本発明の別の態様によれば、音楽音を生成する電子楽器の演奏方法が提供されており、この方法は:電子楽器で演奏された音の開始を検出する頭子音信号センサを駆動するステップと;このセンサで検出した音のピッチを決定する電子指板上のユーザが選択した一又はそれ以上のポイントに圧力をかけるステップとを具え、当該電子指板が、第1のフィルム層と、第2のフィルム層と、当該第1及び第2のフィルム層の間にスペーサ部材を具え、第1及び第2の層がそれぞれの長さに沿って互いから離れている第1の非アクティブ位置と、第1及び第2の層がそれぞれの長さに沿ってユーザが選択したポイントにおいて互いに接触している第2のアクティブ位置との間で、第1及び第2のフィルム層が互いに対して移動可能であり、前記ピッチが、ユーザが選択したポイントにおける第1及び第2の層間の抵抗によって決まる。
本発明の一態様によれば、本発明のシステムは、ピッチと頭子音用に別々のセンサを用いた上述の第2のインターフェースの原理の改良であり、この原理に基づいている。頭子音は、磁気センサ、圧電センサ、ホール効果センサ、光学センサ、あるいはその他のセンサを用いて様々な方法で実現することができる。本発明のピッチ制御手段は、ネック上の多数のスイッチに代えて、抵抗技術を用いたコンピュータタッチスクリーンに使用されている原理を適用して一般的に述べることができる技術を用いている。本発明の一実施例では、抵抗センサを用いて弦をシミュレートしている。センサによって発生した抵抗は、センサの長さに沿った位置に比例しており、この位置で、ユーザがセンサを駆動する。抵抗センサは、アナログ−デジタルコンバータによって読み取る。このコンバータはマイクロコントローラによって制御されており、プレーヤがセンサを押すと、ターミネーションの長さが抵抗の読みを決定して与えられた音が駆動される。
本発明のシステムは、一形式において、ギター奏者及び弦楽器を演奏するスキルのあるミュージシャンになじんでいるメカニズムを提供する。さらに、本発明の抵抗性指板は、線形の高くなった表面によって強化され、楽器のネックにあるセンサに従来の弦楽器と同様の感覚を与える触知性フィードバックを提供することができる。この高くなった表面は、例示であるが、印刷技術を用いて、あるいは、センサ長に沿ってプラスチックのリブを加えることによって、あるいは、センサ材料に高くなった形状をエンボス加工することによって、あるいは、エンボス加工した上張り層を加えることによって、実装又は形成することができる。高くした表面を設けることで、弦の感覚、並びに必要に応じてフレットの感覚をシミュレートすることができる。
本発明のシステムは、以下の利点を有する:
(1)ピッチ検出方法
本発明のデバイスは、ピッチ検出アルゴリズムの固有の遅延の問題がない。弦センサの抵抗値を制御マイクロプロセッサによって瞬時に読み取ることができる。
本発明のデバイスは、ピッチ検出アルゴリズムの固有の遅延の問題がない。弦センサの抵抗値を制御マイクロプロセッサによって瞬時に読み取ることができる。
(2)スイッチ方法
このスイッチインターフェースは、弦楽器を使用するように訓練されたミュージシャンにはなじまない。スイッチを押すことは、異質の経験であり、再訓練を要する。したがって、本発明の一態様は、従来の弦楽器の演奏経験と同様あるいはこれになじんだ演奏経験を提供することができる。さらに、本発明のシステムは、複数スイッチシステムのものより単純で効率が良いので、潜在的なコストが少なく、コストにおいて利点がある。また、機械的なリブ又はレールを提供する能力は、ギターなどの通常の弦楽器に非常に似ており、したがって、演奏者に弦に近い触知的フィードバックを提供する。
このスイッチインターフェースは、弦楽器を使用するように訓練されたミュージシャンにはなじまない。スイッチを押すことは、異質の経験であり、再訓練を要する。したがって、本発明の一態様は、従来の弦楽器の演奏経験と同様あるいはこれになじんだ演奏経験を提供することができる。さらに、本発明のシステムは、複数スイッチシステムのものより単純で効率が良いので、潜在的なコストが少なく、コストにおいて利点がある。また、機械的なリブ又はレールを提供する能力は、ギターなどの通常の弦楽器に非常に似ており、したがって、演奏者に弦に近い触知的フィードバックを提供する。
本発明のもう1つの態様は、センサを起動するのに定電流源を使用でき、その結果、抵抗ストリップの両サイドに電気的接続を提供する必要なくしてセンサから線形の応答が得られることである。好ましくは、センサに2つの導体、すなわち、導電ストリップと抵抗ストリップがある。信号は抵抗ストリップのターミナルにおいて直接測定される。これによって、抵抗センサの構造がよりシンプルなものになる。本システムは、また、導電性シルバーストリップがカーボンストリップの上に物理的に配置されるように構成することが好ましい。この導電ストリップは、接地電位に接続されており、したがって、システム中でのノイズピックアップを低減するシールドも提供する。
本発明によって配置され構成された装置は、一般的な従来のギターのように演奏される。音はギターのネック上で指奏され、弦トリガは、通常のギター奏法を用いてつま弾いたりかき鳴らしたりすることができる。
マイクロコントローラによって制御される本発明のいくつかの動作モードが提供されており、音楽パフォーマンスを強化するのに使用することができる。このようなモードの代表的な例を以下に述べる。
動作モード例
量子化モードでは、弦トリガが駆動されるときにピッチが決定する。送信された最初の音のピッチが、直近の実際の音(1/2ステップ)の値に量子化される。ユーザが指板に沿って指をスライドさせると、新たな指の位置に対応する隣接音(1/2ステップ)が鳴る。
量子化モードでは、弦トリガが駆動されるときにピッチが決定する。送信された最初の音のピッチが、直近の実際の音(1/2ステップ)の値に量子化される。ユーザが指板に沿って指をスライドさせると、新たな指の位置に対応する隣接音(1/2ステップ)が鳴る。
レガートモードでは、弦トリガが駆動されるときにピッチが決定する。送信された最初の音のピッチが、直近の実際の音(1/2ステップ)の値に量子化される。ユーザが指板に沿って指をスライドさせると、システムがピッチベンドコマンドを用いて、この音のピッチを最初の頭子音位置に対する新しい指板上の位置に対応するように修正する。このモードは、弦が曲げられるギターピッチベンドに似た制御メカニズムを提供する。これによって、音のピッチ値のスムーズな移行が可能となり、また、ユーザが指を前後に揺らすことによってピッチビブラートを行って、ピッチを微調節する能力をスムーズなものにする。これは、スイッチベースのシステムでは行うことができない。
絶対モードでは、弦トリガが駆動されるときにピッチが決定する。送信された最初の音のピッチが、指板上の実際の指の位置に合致した音+ピッチベンドに応じて送信される。このモードは、フレットのない楽器のようであり、音の鳴り方は、指板上の絶対位置に常に対応している。絶対モードでも、レガートモードにあるようなビブラート調節が可能である。これは、スイッチベースのシステムでは行うことができない。
指板レイアウト
図1に示す指板レイアウトが本発明の実施例で使用されている。これは、従来の電子弦楽器の指板に実質的に合致するように記載されている。その他多くの構成及びスケールが想定され、これらは本発明の範囲内にある。従来のギターネックでは、指板位置によって生成される音のピッチに比例した間隔をあけてフレットが設けられている。このシステムは電子システムであるため、フレット又はフレットマークがネック上で均等に配置できるように、また、よりコンパクトなシステムを提供するためにより狭くできるように、スケールを変化させることができる。実際に生成されたピッチへの指の位置の移動は、様々な弦楽器のチューニングに対応するように変化させ得る、ルックアップテーブル、数式あるいは同様の手段を用いたソフトウエアによって決定される。
図1に示す指板レイアウトが本発明の実施例で使用されている。これは、従来の電子弦楽器の指板に実質的に合致するように記載されている。その他多くの構成及びスケールが想定され、これらは本発明の範囲内にある。従来のギターネックでは、指板位置によって生成される音のピッチに比例した間隔をあけてフレットが設けられている。このシステムは電子システムであるため、フレット又はフレットマークがネック上で均等に配置できるように、また、よりコンパクトなシステムを提供するためにより狭くできるように、スケールを変化させることができる。実際に生成されたピッチへの指の位置の移動は、様々な弦楽器のチューニングに対応するように変化させ得る、ルックアップテーブル、数式あるいは同様の手段を用いたソフトウエアによって決定される。
(発明の詳細な説明)
図1は、本発明のシステムに使用する従来の指板アッセンブリ10を示す図である。この図に示す実施例では、指板アッセンブリ10の上側層に弦12と、指板アッセンブリ10の表面16上にエンボス加工したフレット14が設けられている。弦12及びフレット14用の高くなったマーカが、ユーザに触知的フィードバックを提供する。弦12及び/又はフレット14は、設計から除外することができる。この実施例のマーキングプロセスは、指板アッセンブリ10の上張り又は表面16の上にこれらの機構をエンボス加工することである。その他の方法には、耐性のあるエポキシベースのインクを用いてこの機構をシルクスクリーニングすることが含まれる。別の実施例では、半円形ブラスチックリブが使用されており、これを、ネック18の長さに沿ってフレットエンド又は表面に接着して、弦12の触知的感覚をシミュレートしている。
図1は、本発明のシステムに使用する従来の指板アッセンブリ10を示す図である。この図に示す実施例では、指板アッセンブリ10の上側層に弦12と、指板アッセンブリ10の表面16上にエンボス加工したフレット14が設けられている。弦12及びフレット14用の高くなったマーカが、ユーザに触知的フィードバックを提供する。弦12及び/又はフレット14は、設計から除外することができる。この実施例のマーキングプロセスは、指板アッセンブリ10の上張り又は表面16の上にこれらの機構をエンボス加工することである。その他の方法には、耐性のあるエポキシベースのインクを用いてこの機構をシルクスクリーニングすることが含まれる。別の実施例では、半円形ブラスチックリブが使用されており、これを、ネック18の長さに沿ってフレットエンド又は表面に接着して、弦12の触知的感覚をシミュレートしている。
図2は、本発明による指板アッセンブリ10の分解断面図である。上側ポリエステルフィルム22と下側ポリエステルフィルム24が設けられており、これらのフィルムは接着スペーサ層26で隔てられている。上側フィルム22は、シルバー導電インクのストリップ28で、弦12の下の長さに沿って被覆されており、接地電極を形成している。下側フィルム層24は、抵抗カーボンインク30でできたストリップで被覆されており、導電電極を形成している。スペーサ26は、シルバー導電インク28と抵抗カーボンインク30との間に一連のギャップ32を作るので、これらのインクは正常な静止位置では互いに接触しない。ユーザが弦12のライン沿いのいずれかの位置に触れると、カーボン抵抗インク30がシルバー導電インク28に接触して、指板に接触した位置に比例した値で抵抗が終端する。これによって、弦上のユーザの指の位置に応じた音楽音のピッチを表す制御可能な抵抗が提供される。
図3は、本発明の実施例の外観を示す。指板40が楽器のネック42に沿って位置しており、従来のギター44の外観と感覚を与えている。圧電センサ48がブリッジ46に配置されている。これらのセンサ48は、制御電子部品に頭子音を提供している。これらの部品は、ユーザが弦トリガ50をかき鳴らしたとき、あるいはつま弾いたときに駆動される。
図4は、本発明のシステム電子部品のブロック図である。各抵抗ストリップ62は、定電流源60によって電力が供給され、抵抗ストリップ62の応答が確実に線形になる。抵抗ストリップ62のターミナルの電圧は、シルバー接地ストリップ66に接触しているカーボンストリップ62の長さに沿った位置によって決定する。このポイントからの信号が調整されて、マルチプレクサ68に送られ、その入力選択がマイクロプロセッサ70で制御される。圧電センサ要素72の出力も、マルチプレクサ68に送られる。マイクロプロセッサ70は、抵抗ストリップ62並びに弦トリガ80の電圧を順次読み取る。このデータを用いて、いつ音を出すか、演奏する音の大きさと音のピッチをどのくらいにするかを決定する。ソフトウエアが音を一旦決定すると、MIDIインターフェース76を介して選択的にこのデータを送出するか、あるいは、この実施例では、内蔵した内部ウエーブテーブルシンセサイザ78で音をトリガする。
図5は、図4について上述した抵抗センサ90を示す概略図である。この図は、概略図の形式で機械的構造を示す。導電ストリップ66が信号接地に、また抵抗ストリップ64が電流源に接続されており、ターミナル62はアナログ−デジタルコンバータに接続されている。駆動されない場合は、ターミナル62における電圧は電源電圧まで引き上げられる。導電ストリップ66が抵抗ストリップ64に接触すると、ターミナル62と接地されているポイント間の抵抗ストリップ64に電流が流れる。ターミナル62で発生した電圧は、したがって、互いに短絡している2つのストリップ64及び66の長さに沿った位置に比例している。
本発明の好ましい一実施例では、弦楽器用のフレットのスペースは、ネックの長さに沿って均等にスペースをあけて半音を作るように決定することができる。フレット間の距離は、2の12乗根に比例しており、まさに音階を使用している。この要求によって、ネックの上側のフレットは、非常に広く、あるいはより離れることになり、ネックの下側のフレットは、より狭くなるか、あるいは互いにより近づくことになる。
この設計では、特別なフレット間隔は不要であり、システムソフトウエアによって全体的に制御することができる。本発明によれば、フレット間隔をカスタム設計して、演奏者に最適な快適性を提供するように構成することができ、また、より広いフレット間隔からより狭いフレット間隔への変更が容易になる。
本発明を用いて均一な間隔にすることもできるが、1つには伝統的な楽器のスペースになじんでいるため、また、1つには、演奏者の手は、人間の身体機構によって単純にネックの長さに沿って動くときに回転する自然な傾向があるため、このことはギター奏者にとってはかなり心地が良くない。したがって、本発明は、より人間工学的で、「心地の良い」スペースを提供し、ネックの全スケールにわたるすべての音に良好にアクセスできるようにしている。
本発明の一実施例では、標準フレット間隔と一定フレット間隔との間の差を、この目的のために作成した式を用いて分配するようにしてもよい。
図6を参照すると、ピッチの検出が図に示されており、この検出は上側(導電)層Aと下側(抵抗)層B間の抵抗を測定することによって行われる。図6では、Aはシルバー導電ストリップであり、Bはカーボン抵抗ストリップであり、抵抗は、点Aと点Bとの間で測定したピッチを表す。
図7では、Cは第1のシルバー導電ストリップであり、Dは、第2のシルバー導電ストリップであり、一方、Eはカーボン抵抗ストリップである。この抵抗は、点CとE、又は、点DとE間で測定したピッチを表す。図7では、導電シルバーの層上のパターンが、2つの別々の導電電極に分かれている。この電極は、交互に配置したフィンガを有する。ピッチの抵抗測定は、上述の図6に記載したものと同様である。実質的には、2本の電極があることは無視されている。電子部品は、CとE(又はDとE)との間の抵抗を測定するようにプログラムされており、実際この測定は、CとDを互いに短絡させて、短絡したシルバー電極とカーボン電極(E)との間の抵抗を測定することで行うようにしてもよい。
圧力の測定は、装置を力検出抵抗体として扱うことによって行われる。点Eは、電子部品によって動き、測定は電極CとDとの間で行われる。この抵抗は、ユーザの指がより広い面積の電極をカーボン電極あるいはストリップEと接触させることで変化する。
図8を参照すると、本発明のシステムの別の実施例が示されており、ここでは、抵抗要素に段階的形状を用いている。この段階は、フレットの位置と同じ場所に生じている。フレットの位置に溶着させたより少量の抵抗材料によって、これらの領域に亘る抵抗の変化はより大きくなる。これによって、指板の隣の音をより良く区別することができる。
静止(不触)から駆動(触)へ変わるときに本発明によって生じる好ましい応答の1つは、測定が同時に行われることである。実施の状態では、測定した値はメカニズムの始まり又は終わりで若干変化することがある。通常は、単純な質の測定は、測定を繰り返して行い、予め決めておいた範囲内の繰り返して測定したサンプル数を計数することによって行うことができる。繰り返しの数があらかじめ決めたスレッシュホールドより大きい場合は、この測定は有効であると決定する。繰り返しの数を任意に長くすることができれば、システムは常に正確なものになるであろう。実際的な理由で、繰り返しのサンプル数は、適時にシステムが応答するように制限するべきである。
ユーザが指板上で一定の圧力を保たないとエラー状態が生じることがある。これが特に明らかであるいくつかのケースがある。
(a)演奏者が複数音コードを保持している場合。このコード端に向けて、演奏者は指板上の圧力を非制御状態で低減させ始める。
(b)演奏者が非常にソフトで微妙な音を演奏する場合、指板に良好な同一圧力をかけることができない。
(a)演奏者が複数音コードを保持している場合。このコード端に向けて、演奏者は指板上の圧力を非制御状態で低減させ始める。
(b)演奏者が非常にソフトで微妙な音を演奏する場合、指板に良好な同一圧力をかけることができない。
このような状態下では、システムはエラーを報告し、通常、第1の位置に基づいて予測したものよりも低い測定値をエラー報告する。
事象が奏者によって正確に行われない場合は、移行の間に指板が接触し、また接触が外れて、所望の値より低い値として読み取られて測定されることがある。このエラーは、通常、軽微なものであり、典型的には、−1の半音(すなわち、1フレット低い)の範囲内にある値である。
指板の変更に対して迅速な応答を維持するためには、あまり長い期間に亘って測定値を増やすことができず、このエラー状態を判定する何らかのその他の方法が必要である。
この状態の1つの解決策は、導電電極を複数面に構成して、ネックの面積を効果的に分けることである。この例として、図9に示すように、2つに分けた面を用いることができる。この2つの面によって、これらの面に接地とフロートを交互に行って、スキャニングサイクルを奇数フレットと偶数フレットに分けることができる。これによって、奇数フレットと偶数フレットを選択的にスキャンすることができる。ユーザが偶数フレット、例えば第4フレットを押すと、エラー測定が第3フレットに対応する音を報告することになる。しかしながら、測定が駆動された偶数面で行われる場合は、これがエラーであることがわかる。
本システムは、これらのエラーを訂正することができる。例えば、偶数フレットをスキャンしており、抵抗が奇数フレット(例えば第3フレット)を報告した場合、これがエラーであることが認識され、その音の頭子音に対する正しいフレット位置(第4フレット)に対応する測定値と音の値に安全に差し替えることができる。初期の不安定期の後に補正される場合は、さらに、システムのソフトウエアによってこの値をモニタするようにしてもよい。
この方法は、接地面の数を、3つ、4つ、あるいはこの実施例に実用的であるその他の数にして、さらに正確なものにすることができる。
本発明のシステムは、好ましくは従来の膜スイッチ製造方法に基づいており、単純に、接着スペーサで分離した2つの層(1つは導電層、1つは抵抗層)を有している。このスペーサは、これらの層をまとめているばかりでなく、導体間に整合した分離を提供して、圧力をかけたときに導体を駆動するようにしている。リターン導体あるいはブリッジ導体は不要である。すべての信号は、アッセンブリのリターンエッジから検出される。
本発明の一形式では、圧力は、ピッチを測定するのに使用される導電体と同じ導電体セットを用いて測定される。したがって、本発明は費用対効果があり、大量生産用に設計することができる。本発明のシステムは、弦ごとに個々に圧力測定値を提供することができる。また、力検出抵抗パターンを用いており、圧力用に更なる層が不要である。
一態様では、本発明はMIDIシンセサイザ(従来のMIDI dinジャック、又は、PCへのUSBインターフェースを用いて)、あるいは内蔵型シンセサイザへのインターフェースを記載している。
本発明の一態様によって弦センサに使用されている力検出抵抗パターンは、感圧性を提供し、弦ごとに別々の圧力を提供する。その他の構成は、単一の圧力値を読み取るのみである。さらに、本発明の構成は、一実施例では、スイッチ機構の上に上張りした個別にエンボス加工した指板を使用している。
本発明は、全体的にシンプルであり、接着スペーサを用いて組み立てた2つの個別の基板上でインクスクリーニングプロセスを使用することができる。折りたたむ必要がある「介在導体ストリップ」や、接続部分はない。各導電ストリップ又は抵抗ストリップは、指板の一端にあるコネクタ内で単純に終端しており、ここで、すべての測定がおこなわれる。したがって、本発明は、折りたたんだバンドを使用しておらず、センサの単一の端部に信号リターンを有していない。
一形式では、本発明は圧電センサと、トリガ入力用の短い弦を使用している。マルチプレクサの使用は、標準的な電子的方法であり、ハードウエアの実施例のみによる。すなわち、選択された特定のハードウエア上のアナログ−デジタルコンバータの有用性に依存している。
本発明は、上述した通り、力検出抵抗パターンに基づく圧力センサを提供する。これは、追加の層や材料を必要としない。弦の触知性フィーリングには、分離層が用いられている。これは、より安価で、製造が容易である。一実施例では、本発明は、フレットと弦機能の両方をエンボス加工したポリカーボネートの上張りを用いている。この「弦のような」感覚は、フレット機能を実装することで改善される。
Claims (26)
- 音楽音を生成する電子楽器において:
前記電子楽器で演奏する音の開始を検知する頭子音信号センサと;
前記センサによって検知した音のピッチを決定する電子指板であって、第1のフィルム層と、第2のフィルム層と、当該第1及び第2のフィルム層間にスペーサ部材とを具え、前記第1及び第2の層が各自の長さに沿って互いに分離している第1の非アクティブ位置と、前記第1及び第2の層が各自の長さに沿ってユーザが選択したポイントにおいて互いに接触している第2のアクティブ位置間で、前記第1及び第2の層が相互に移動可能であり、前記ピッチが前記ユーザが選択したポイントにおける第1及び第2の層間の抵抗によって決定される、電子指板と;
を具えることを特徴とする電子楽器。 - 請求項1に記載の電子楽器において、前記頭子音信号センサが圧電センサを具えることを特徴とする電子楽器。
- 請求項1に記載の電子楽器において、前記頭子音信号センサが光学センサを具えることを特徴とする電子楽器。
- 請求項1に記載の電子楽器において:
前記楽器がギターであり;
前記指板が細長のネックに装着されており;
前記ネックの上に横方向にフレットが形成されており;
ギターの弦に対応する細長構造体が前記ネックの上に構成されており;
第1層、第2層、及びスペーサ部材が前記各細長構造体の下に形成されていることを特徴とする電子楽器。 - 請求項1に記載の電子楽器において、前記第1層が導電ストリップであり、前記第2層が抵抗ストリップであることを特徴とする電子楽器。
- 請求項5に記載の電子楽器において、前記導電ストリップが耐性を得るためにカーボンで上張りしたシルバーインクでできており、前記抵抗ストリップがカーボンでできていることを特徴とする電子楽器。
- 請求項6に記載の電子楽器において、前記導電ストリップが上側にあり、前記抵抗ストリップが当該導電ストリップの下側にあり、前記スペーサ部材がこれらの間に形成されていることを特徴とする電子楽器。
- 請求項5に記載の電子楽器において、前記導電ストリップが互いに連結した2本の電極を具えることを特徴とする電子楽器。
- 請求項4に記載の電子楽器において、前記ギターの弦に対応する細長構造体が、前記指板上に線形の高くなったリブを具えることを特徴とする電子楽器。
- 請求項1に記載の電子楽器において、量子化モード、レガートモード、あるいは絶対モードを用いて前記音のピッチを決定することを特徴とする電子楽器。
- 請求項1に記載の電子楽器において、ユーザが選択したポイントが、前記指板上の当該ポイントの位置によって、前記音のピッチを表す制御可能な抵抗を提供することを特徴とする電子楽器。
- 請求項1に記載の電子楽器において、前記頭子音信号センサが、前記楽器の弦を鳴らすことによってトリガされることを特徴とする電子楽器。
- 請求項1に記載の電子楽器が更に、前記信号センサと、前記電子指板からの信号をそれぞれシーケンシャルに読み取って処理を行い、いつ音が演奏されたか、並びに、その音の音量とピッチを決定するマイクロプロセッサを具えることを特徴とする電子楽器。
- 請求項13に記載の電子楽器において、前記マイクロプロセッサが演奏された音に関するデータをMIDIインターフェースに送信することを特徴とする電子楽器。
- 請求項13に記載の電子楽器において、前記マイクロプロセッサが、内部ウエーブテーブルシンセサイザに演奏された音に関するデータを送信することを特徴とする電子楽器。
- 請求項1に記載の電子楽器において、前記第1及び第2の層が、その一端にターミナルを有し、当該ターミナルの電圧が前記ユーザが選択したポイントによって決まることを特徴とする電子楽器。
- 請求項16に記載の電子楽器において、前記ターミナルの電圧が、前記第1及び第2の層に沿った前記ユーザが選択したポイントに比例しており、そのポイントにおいて、前記第1及び第2の層が互いに短絡することを特徴とする電子楽器。
- 請求項4に記載の電子楽器において、前記フレットがユーザの好みに基づいて互いに離れており、前記電子指板が前記フレット間の前記好ましいスペースに基づく正しいピッチで前記音を演奏するように適宜プログラムされていることを特徴とする電子楽器。
- 請求項1に記載の電子楽器において、前記第1及び第2の層は、力検出抵抗体を具え、前記ユーザが選択したポイントの圧力に応じて前記抵抗が変化し、前記ユーザが選択したポイントにおける圧力が高いほど、前記第1及び第2の層間の接触面積が大きくなることを特徴とする電子楽器。
- 請求項1に記載の電子楽器において、前記スペーサ部材が、スペースを空けた関係で前記第1及び第2の層をまとめている一方で、前記第1及び第2の層が圧力がかかると互いに接触することを特徴とする電子楽器。
- 請求項4に記載の電子楽器において、前記弦に対応する各細長構造体が、電極を具える第1及び第2のフィルム層を有することを特徴とする電子楽器。
- 請求項1に記載の電子楽器において、演奏した音の測定がプログラムされた回数分繰り返され、演奏された音の正確なピッチを決定することを特徴とする電子楽器。
- 請求項1に記載の電子楽器において、前記指板が複数の導電電極面を具え、各面が前記指板上の一又はそれ以上の所定の位置における音のピッチを検出することを特徴とする電子楽器。
- 請求項23に記載の電子楽器が、2つの交互に配置した電極面を具え、当該2つの面の各々が、前記指板の交互のフレットに位置する前記ユーザが選択したポイントに対応していることを特徴とする電子楽器。
- 音楽音を生成する電子楽器において:
前記音のピッチを決定する電子指板であって、第1のフィルム層と、第2のフィルム層と、当該第1及び第2のフィルム層間にスペーサ部材とを具え、前記第1及び第2の層が各自の長さに沿って互いに分離している第1の非アクティブ位置と、前記第1及び第2の層が各自の長さに沿ってユーザが選択したポイントにおいて互いに接触している第2のアクティブ位置間で、前記第1及び第2の層が相互に移動可能であり、前記ピッチが前記ユーザが選択したポイントにおける第1及び第2の層間の抵抗によって決定される、電子指板を具えることを特徴とする電子楽器。 - 音楽音を生成する電子楽器を演奏する方法において、当該方法が:
前記電子楽器で演奏された音の開始を検知する頭子音信号センサを駆動するステップと;
前記センサで検出した前記音のピッチを決定する電子指板上のユーザが選択した一又はそれ以上のポイントに圧力をかけるステップであって、前記電子指板が、第1のフィルム層と、第2のフィルム層と、当該第1及び第2のフィルム層間にスペーサ部材とを具え、前記第1及び第2の層が各自の長さに沿って互いに分離している第1の非アクティブ位置と、前記第1及び第2の層が各自の長さに沿ったユーザが選択したポイントにおいて互いに接触している第2のアクティブ位置間で、前記第1及び第2の層が相互に移動可能であり、前記ピッチが前記ユーザが選択したポイントにおける第1及び第2の層間の抵抗によって決定される、指板であるステップ;
とを具えることを特徴とする方法。
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