JP2010536271A - 無線通信システムにおけるハンドオーバー中のデータのレイヤ2トンネリング - Google Patents

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Abstract

レイヤ2トンネリングを用いてハンドオーバー中にデータを送信するための技術が説明される。ある構造において、ユーザ機器(UE)は、ターゲット基地局へのハンドオーバーに先立ってソース基地局に第1のレイヤ2パケットを送る。前記UEは、前記ターゲット基地局に少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを送り、該ターゲット基地局は、前記第2のレイヤ2パケットを前記ソース基地局を対象とするものとして識別し、従って前記第2のレイヤ2パケットをレイヤ2トンネルを通じて前記ソース基地局にフォワードする。前記ハンドオーバーの後に、前記UEは第3のレイヤ2パケットを前記ターゲット基地局に送る。前記ターゲット基地局は、前記第3のレイヤ2パケットを処理してIPパケットを得、トリガ条件を経てサービングゲートウェイに前記IPパケットを送る。該トリガ条件は、前記ソース基地局及びターゲット基地局から前記サービングゲートウェイへのIPパケットのインオーダーデリバリーを実現するよう定義され得る。

Description

関連出願
本願は、参照することにより本明細書に組み込まれ、譲受人に譲渡された2007年8月8日提出の「METHOD AND APPARATUS FOR LAYER 2 TUNNELLING OPTIMIZATION FOR HANDOVER」と題する米国仮出願第60/954,779号の優先権を主張する。
本開示は、一般に通信に関し、特に、無線通信システムにおいてデータを送信するための技術に関する。
無線通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、放送等のような種々の通信コンテンツを提供するために広く展開している。これらの無線システムは、利用可能システムリソースの共有により複数のユーザのための通信をサポート可能な多元接続システムとすることができる。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交FDMA(OFDMA)システム及びシングルキャリアFDMA(SC−FDMA)システムを含む。
無線通信システムは、多数のユーザ機器(UE)の通信をサポートしうる多数の基地局を含んでいてもよい。UEは、モバイルであってもよく、該UEがシステムの周囲を移動する場合、ある基地局から別の基地局にハンドオーバーすることができる。ハンドオーバー中に、UEは、基地局に送るためのデータを持っていることがあり、及び/又は基地局は、UEに送るためのデータを持っていることがありえる。良好なパフォーマンスを実現するために、ハンドオーバー中にUEが効率的にデータを送ることが望ましく、UEに対しても効率的にデータを送ることが望ましい
本明細書では、ダウンリンク及びアップリンクのデータをレイヤ2トンネリングを用いてハンドオーバー中に送るための技術が説明される。UEは、ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバーを行ない得る。レイヤ2トンネリングは、UEによって正常に送信されたデータの再送信を削減し、又はUEに正常に送信されたデータの再送信を削減するために、ソース基地局とターゲット基地局の間でハンドオーバー中に行なわれてもよい。
ハンドオーバー中にUEがアップリンクにデータを伝送する一構造において、UEは、ソース基地局の第1のレイヤ2構成に従って第1のインターネットプロトコル(IP)パケットを処理し、該ソース基地局を対象とする第1のレイヤ2パケット及び少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを得てもよい。前記UEは、各第1のレイヤ2パケット及び各第2のレイヤ2パケットのデスティネーションインジケータを前記ソース基地局に割り当てられた第1の値に設定してもよい。前記UEは、ハンドオーバーに先立って前記ソース基地局に第1のレイヤ2パケットを送信してもよい。前記UEは、前記ターゲット基地局に少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを送信してもよい。前記ターゲット基地局は、各第2のレイヤ2パケットのデスティネーションインジケータに基づいて、前記第2のレイヤ2パケットを前記ソース基地局を対象とするものとして識別してもよい。前記ターゲット基地局は、前記第2のレイヤ2パケットをレイヤ2トンネルを通じて前記ソース基地局にフォワードしてもよい。
前記UEは、前記ターゲット基地局の第2のレイヤ2構成に従って第2のIPパケットを処理し、前記ターゲット基地局を対象とする第3のレイヤ2パケットを得てもよい。前記UEは、各第3のレイヤ2パケットのデスティネーションインジケータを前記ターゲット基地局に割り当てられた第2の値に設定してもよい。前記UEは、ハンドオーバーの後に、前記第3のレイヤ2パケットを前記ターゲット基地局に送ってもよい。前記ターゲット基地局は、各第3のレイヤ2パケットの前記デスティネーションインジケータに基づいて、該第3のレイヤ2パケットをそのターゲット基地局を対象とするものとして識別してもよい。前記ターゲット基地局は、前記第3のレイヤ2パケットを処理して前記第2のIPパケットを得て、トリガ条件に応じてサービングゲートウェイにこれらIPパケットをフォワーディングしてもよい。前記トリガ条件の生成には、前記ソース基地局及びターゲット基地局から前記サービングゲートウェイへのIPパケットのインオーダーデリバリーを実現するための種々の機構が用いられてもよい。
後述するように、ダウンリンクのデータ伝送にもレイヤ2トンネリングが用いられてもよい。以下、この開示の種々の態様及び特徴をより詳しく説明する。
図1は、無線通信システムのブロック図を示す。 図2は、図1における種々のエンティティのプロトコルスタック例を示す。 図3は、レイヤ2に関して送信機での処理例を示す。 図4は、ハンドオーバー中のレイヤ2トンネリングの例を示す。 図5は、ハンドオーバーの呼び出しフロー例を示す。 図6は、レイヤ2トンネリング、IPバッファリング及び/又はIPトンネリングを伴うハンドオーバーの種々の構造の呼び出しフローを示す。 図7Aは、レイヤ2トンネリング、IPバッファリング及び/又はIPトンネリングを伴うハンドオーバーの種々の構造の呼び出しフローを示す。 図7Bは、レイヤ2トンネリング、IPバッファリング及び/又はIPトンネリングを伴うハンドオーバーの種々の構造の呼び出しフローを示す。 図8は、レイヤ2トンネリング、IPバッファリング及び/又はIPトンネリングを伴うハンドオーバーの種々の構造の呼び出しフローを示す。 図9は、レイヤ2トンネリング、IPバッファリング及び/又はIPトンネリングを伴うハンドオーバーの種々の構造の呼び出しフローを示す。 図10は、レイヤ2トンネリング、IPバッファリング及び/又はIPトンネリングを伴うハンドオーバーの種々の構造の呼び出しフローを示す。 図11は、アップリンクにデータを送るためのプロセスを示す。 図12は、アップリンクにデータを送るための装置を示す。 図13は、ターゲット基地局においてアップリンクのデータを受け取るためのプロセスを示す。 図14は、ターゲット基地局においてアップリンクのデータを受け取るための装置を示す。 図15は、ソース基地局においてアップリンクのデータを受け取るためのプロセスを示す。 図16は、ソース基地局においてアップリンクのデータを受け取るための装置を示す。 図17は、ダウンリンクにデータを送るためのプロセスを示す。 図18は、ダウンリンクにデータを送るための装置を示す。 図19は、アップリンクのデータを受け取るためのプロセスを示す。 図20は、アップリンクのデータを受け取るための装置を示す。 図21は、UE及び基地局のブロック図を示す。
本明細書で説明された技術は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA及び他のシステムのような種々の無線通信システムに用いられてもよい。「システム」、「ネットワーク」という用語は、しばしば区別なく用いられる。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000などのような無線技術を実装してもよい。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA)及び他のCDMAの変種を含んでいる。cdma2000はIS−2000、IS−95及びIS−856標準をカバーする。TDMAシステムは、グローバル移動体通信システム(GSM)のような無線技術を実装してもよい。OFDMAシステムは、進化型UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュOFDMなどのような無線技術を実装してもよい。UTRA及びE−UTRAは地上波無線アクセスネットワーク(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)はE−UTRAを用いるUMTSの来るべきリリースであり、アップリンクにSC−FDMAを用い、ダウンリンクにOFDMAを用いる。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE及びGSMについては「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)という名称の組織からの文献に記載されている。cdma2000及びUMBについては「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)という名称の組織からの文献に記載されている。明確にするために、技術のある態様をLTEに関して下記に述べる。LTE用語は、以下の説明において多用される。
図1は、LTEシステムとなり得る無線通信システム100のブロック図を示す。システム100は、3GPPによって説明された進化型NodeB(eNB)及び他のネットワークエンティティーを含んでも良い。単純化のために、2つのeNB120及び122、ならびに1つのモビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity:MME)/サービングゲートウェイ130が図1に示される。eNBは、UEと通信する固定局とすることができ、Node B、基地局、アクセスポイントなどと呼ばれることもある。eNB120及び122は、X2インタフェースを通じて互いに通信することができる。X2インタフェースは、論理的又は物理的インタフェースでもよい。eNB120及び122はS1インタフェースを通じてMME/サービングゲートウェイ130と通信してもよい。サービングゲートウェイ130は、パケットデータ、ボイス・オーバーIP(VoIP)、ビデオ、メッセージングなどのようなデータサービスをサポートしてもよい。サービングゲートウェイ130は、アクセスゲートウェイ、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイなどと呼ばれることもある。MME130は、ハンドオーバー時のソースeNBとターゲットeNBの間の経路スイッチに関与してもよい。MME/サービングゲートウェイ130は、コア及び/又はデータネットワーク140(例えばインターネット)に結合され、コア/データネットワーク140に結合される他のエンティティ(例えばリモートサーバー及び端末)と通信してもよい。eNB120及び122及びMME/サービングゲートウェイ130の機能は、公表されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E−UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E−UTRAN); Overall description; Stage 2」と題する3GPP TS 36.300において説明される。
UE110はダウンリンクとアップリンクを通じてeNB120及び/又はeNB122と通信してもよい。ダウンリンク(又はフォワードリンク)はeNBからUEへの通信リンクのことを指し、アップリンク(又はリバースリンク)はUEからeNBへの通信リンクのことを指す。UE110は、固定型又は移動型とすることができ、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、ステーションなどと呼ばれることもある。UE110は、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスホンなどであってもよい。UE110は、当初はMME/サービングゲートウェイ130とのデータ交換のためにeNB120と通信してもよい。UE110は、モバイルであってもよく、eNB120からeNB122にハンドオーバーを行なってもよい。ハンドオーバーに関して、eNB120はソースeNBと呼ばれてもよく、eNB122はターゲットeNBと呼ばれてもよい。ハンドオーバーの後、UE110は、MME/サービングゲートウェイ130とのデータ交換のためにeNB122と通信してもよい。eNB120は、ハンドオーバーより前はUE110のサービングeNBとすることができ、ハンドオーバーの後はeNB122がUEのサービングeNBとすることができる。
図2は、LTEにおけるユーザープレーンのプロトコルスタック例200を示す。ユーザープレーンは、図1のeNB120又は122とすることができ、サービングeNBを通じてUE110とMME/サービングゲートウェイ130の間のトラフィックデータを運ぶ。各エンティティは、別のエンティティとの通信のためのプロトコルスタックを維持する。各プロトコルスタックは、典型的にはネットワーク層(レイヤ3又はL3)、リンク層(レイヤ2又はL2)及び物理層(レイヤ1又はL1又は、PHY)を含む。UE及びMME/サービングゲートウェイは、ネットワーク層でIPを用いてデータを交換してもよい。転送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)及び/又は他のプロトコルの上位層データは、サービングeNBを通じてUEとMME/サービングゲートウェイの間で交換されうるIPパケットにカプセル化されてもよい。
一般的に、リンク層は無線ネットワーク技術に依存する。LTEにおけるユーザープレーンに関して、UEのリンク層は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)、無線リンク制御(RLC)及びメディアアクセス制御(MAC)のための3つのサブレイヤからなり、それらはサービングeNBで終端となる。UEは、さらに物理層でE−UTRAエアリンクインターフェースを通じてサービングeNBと通信する。サービングeNBは、IPと、リンク層及び物理層技術依存のインタフェースとによってMME/サービングゲートウェイと通信してもよい。
PDCPは、(例えばRFC3095に説明されたロバストなヘッダー圧縮(RoHC)プロトコルに従う)上位層プロトコルヘッダー圧縮、暗号化(ciphering)/暗号化(encryption)、セキュリティのためのデータ完全保護などのような種々の機能を行なってもよい。RLCは、(i)送信機におけるRLCサービスデータユニット(SDU)のセグメント化と連結、Automatic Repeat reQuest(ARQ)による誤り訂正、(ii)受信機における下位層SDUの重複検出、RLC SDUの順序付け、上位層プロトコルデータユニット(PDU)の順序正しい配信のような種々の機能を行なってもよい。LTEにおけるPDCP及びRLCによって行なわれる機能が、他の無線技術における等価なプロトコルにより提供されてもよい。例えば、cdma2000における、IPアダプテーションレイヤ及び無線リンクプロトコル(RLP)は、それぞれPDCPとRLCによって行なわれるものと同様の機能を行うことができる。
PDCP及びRLCの機能は、前述の3GPP TS 36.300において説明される。PDCPは、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E−UTRA); Packet Data Convergence Protocol (PDCP) Specification」と題した3GPP TS 36.323において説明される。RLCは、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E−UTRA); Radio Link Control (RLC) Protocol Specification」と題した3GPP TS 36.322において説明される。これらの文献は公表されている。
図3は、送信機におけるPDCP及びRLCによる処理例を示しており、該送信機は、アップリンクデータ伝送についてはUE110とすることができ、ダウンリンクデータ伝送についてはeNB120又は122とすることができる。PDCPは、IPパケットを受信することができ、それらはPDCP SDUと呼ばれる。PDCPは、各IPパケットのヘッダー圧縮、暗号化及び完全性保護を行ない、対応するPDCP PDUを提供してもよい。またPDCPは、各PDCP PDUに、連続して増加するPDCPシーケンス番号(SN)を割り当ててもよい。
RLCはPDCP PDUを受け取ることができ、それらはRLC SDUと呼ばれる。一般に、あるレイヤ/サブレイヤからのPDUは下位のレイヤ/サブレイヤではSDUと呼ばれ得る。RLCは、RLC SDUのセグメント化及び/又は連結を行ない、MAC用に適切なサイズのRLC PDUを提供してもよい。RLCは、各RLC PDUに、連続して増加するRLCシーケンス番号を割り当ててもよい。またRLCは、受信機により誤って受信されたRLC PDUを再送信してもよい。MACは、各RLC PDUを処理し、対応するMAC PDUを生成してもよい。それらはPHYによってさらに処理され、送信されてもよい。本明細書の説明において、用語「パケット」は総称的にデータの単位を指す。PDUも、パケットと呼ばれてもよい。
UE110は、サービングNode Bに関してレイヤ2構成を維持してもよく、レイヤ2構成はRLC及びPDCP状態を含んでもよい。RLC状態は、RLCシーケンス番号及び他の情報を含んでもよい。PDCP状態は、PDCPシーケンス番号、暗号化に用いられる情報(例えば暗号鍵、暗号化アルゴリズム、シーケンス番号など)、ヘッダー圧縮に用いられる情報(例えばIPアドレス、ポート番号、タイムスタンプなど)及び/又は他の情報を含んでも良い。RLC状態情報及びPDCP状態情報は、それぞれ、RLCコンテキスト及びPDCPコンテキストと呼ばれてもよい。UEの各リンク層状態について、サービングeNBにおいて対応するリンク層状態があってもよい。UEは、新規のサービングeNBへの各ハンドオーバー時にRLC及びPDCP状態をリセットしてもよい。PDCPシーケンス番号は、ハンドオーバー中でさえも継続的にインクリメントされる一方、RLCシーケンス番号は、個々の新規のサービングeNBに関してリセットされてもよい。
図3に示される例において、IPパケット1はシーケンス番号Nを持った1つのPDCP PDUによって送られ、これは、シーケンス番号1、2及び3を持った3つのRLC PDUによって送られる。IPパケット2は、1つのPDCP PDU N+1によって送られ、それは1つのRLC PDU4によって送られる。RLC状態は、新規のサービングeNBへのハンドオーバーによりIPパケット2の後にリセットされる。PDCPシーケンス番号はハンドオーバーの後に継続しうる。しかし、新規の暗号鍵セットがハンドオーバーの後にPDCPによって用いられてもよく、またヘッダー圧縮プロトコルがリセットされてもよい。次のIPパケット3は、1つのPDCP PDU N+2によって送られ、それは1つのRLC PDU1’によって送られる。1’におけるダッシュ記号は、RLCをリセットした後の新規のサービングeNBのRLCシーケンス番号付けを示している。
図3は、RLC PDUのRLCヘッダー構造を示す。この構造では、RLCヘッダーは、RLCシーケンス番号のフィールド312、RLC PDUの長さのフィールド314、セグメントオフセットのフィールド316、最初のIPフラグメントインジケータのフィールド318、最後のIPフラグメントインジケータのフィールド320、及びデスティネーション/ソースインジケータのフィールド322を含んでいる。IPパケットは複数フラグメントにセグメント化されてもよく、各IPフラグメントは1つのRLC PDUによって送られてもよい。セグメントオフセットは、RLC PDUで送られるIPフラグメントの先頭を示す。最初のIPフラグメントインジケータは、そのRLC PDUが最初のIPフラグメントを運ぶかどうか示す。最後のIPフラグメントインジケータは、そのRLC PDUが最後のIPフラグメントを運ぶかどうか示す。アップリンクデータ伝送については、フィールド322は、UEによって送信されるRLC PDUの対象とするレシピエントeNBを示すデスティネーションインジケータ(DI)を運ぶ。ダウンリンクデータ伝送については、フィールド322は、UEに送信されるRLC PDUをもたらしており該UEに関して対応するリンク層コンテキストを持っているeNBを示すソースインジケータ(SI)を運ぶ。RLCヘッダーは、図3には示されない、より少数の異なるフィールド及び/又は追加のフィールドを含んでいてもよい。
図1に示されるように、UE110はソースeNB120からターゲットeNB122へのハンドオーバーを行ない得る。効率的な動作のために、ハンドオーバー中のデータハンドリングが、以下を実現するように設計されてもよい。
・例えばハンドオーバー中の選択的RLCパケットフォワーディングを可能にすることにより、ハンドオーバーの結果として重複IPパケットが無線送信されることを回避する
・PDCP及IPへのパケットのインオーダーデリバリーを可能にする
・例えば、各PDCPパケットのフラグメントすべてを同じeNBに導き、ソースeNBからターゲットeNBへのPDCPコンテキストトランスファを回避することによって、PDCP(RoHC及び暗号化)への影響を回避する
・ピンポンエフェクトの理由からサービングeNBの迅速な変更を処理する
本明細書で説明された技術は、ハンドオーバー中のアップリンクデータ伝送ならびにダウンリンクデータ伝送に用いることができる。また、この技術は、UEと2台以上のeNBとの間の通信に用いることができる。明確にするために、以下の説明の大部分は、UEから2台のeNBへのアップリンクデータ伝送に関する。
ある態様では、ソースeNBに正常に送信されたIPパケットのフラグメントの再送信を削減するために、RLCパケットのレイヤ2トンネリングが、ソースeNBとターゲットeNBとの間でハンドオーバー中に行なわれてもよい。レイヤ2トンネリングは、RLCトンネリング、L2トンネリング、L2 RLCトンネリングなどと呼ばれてもよい。図3に示されるように、ソースeNBのPDCPコンテキストに基づいてIPパケットを(例えばRoHC及び暗号化のために)処理し、複数のRLCパケットを生成してもよい。各RLCパケットは、IPパケットのフラグメントを運んでもよい。UEは、ハンドオーバーに先立って、ソースeNBにこれらのRLCパケットの1つ以上を送信してもよい。UEは、ターゲットeNBへのハンドオーバーの後に、1つ以上のペンディングRLCパケットを持っていてもよい。ペンディングRLCパケットは、ソースeNBにまだ送られないRLCパケットならびにソースeNBに、送られたがソースeNBによって正常に受信されないRLCパケットを含んでも良い。
ある構造において、UEは、ハンドオーバーの後に、ターゲットeNBにペンディングRLCパケットを送信してもよい。その後、ターゲットeNBは、レイヤ2トンネルを通じてこれらのRLCパケットをソースeNBにフォワードしてもよい。ソースeNBは、UEから直接受信したRLCパケット及びターゲットeNBから受信したトンネルRLCパケットを処理して対応するRLC SDUを再度アセンブルしてもよい。その後、ソースeNBは、MME/サービングゲートウェイにIPパケットを送信してもよい。ソースeNBにレイヤ2トンネルを通じてペンディングRLCパケットをフォワードすることによって、ターゲットeNBのPDCPコンテキストに基づいてUEがIPパケットを再処理する必要はない。更に、ソースeNBに正常に送信されたRLCパケットは、ターゲットeNBに再送する必要はなく、このことは無線通信リソースを節約することができる。
図3に示されるように、RLCパケットのRLCヘッダーは、該RLCパケットの対象とするレシピエントeNBを示すデスティネーションインジケータを含んでいてもよい。ある構造において、デスティネーションインジケータは、UEのサービングeNBに変更があるときにはトグルされる1ビットの値とすることができる。別の構造において、デスティネーションインジケータは、2以上のeNBのうちのいずれかを示すことができる複数ビット値とすることができる。いずれにせよ、ソースeNBは、デスティネーションインジケータの特定の値を割り当てられてもよい。また、ターゲットeNBは、デスティネーションインジケータの異なる値を割り当てられてもよい。ターゲットeNBは、該ターゲットeNBに割り当てられた値と異なるデスティネーションインジケータ値を持つRLCパケットをすべて識別することができる。ターゲットeNBは、レイヤ2トンネルを通じてこれらのRLCパケットをソースeNBにフォワードしてもよい。別の構造において、eNB IDが「アクティブセット」を可能にするために用いられてもよい。ここで、eNBの各自がUEのリンク層コンテキストを維持してもよい。適切なリンク層コンテキストを持つデスティネーションeNBは、RLCヘッダーにおいて識別することができ、デスティネーションインジケータはこの場合、1ビットより大きい。いずれにせよ、各IPパケットのフラグメントはすべてそのIPパケットの再アセンブリのために同じeNBに送られてもよい。
図4は、ハンドオーバー中のレイヤ2トンネリングの例を示す。この例において、UEは、図3に示すように、IPパケット1を処理してソースeNBを対象とするRLC PDU1、2及び3を生成し、IPパケット2を処理してソースeNBを対象とするRLC PDU4を生成し、IPパケット3を処理してターゲットeNBを対象とするRLC PDU1’を生成してもよい。RLCパケット1、2、3及び4は、ソースeNBのための「0」に設定されたそれらのデスティネーションインジケータを持ち得、RLCパケット1’は、ターゲットeNBのための「1」に設定されたデスティネーションインジケータを持ち得る。
UEは、RLCパケット1、2及び3をソースeNBに送信してもよい。このソースeNBは、RLCパケット1及び3を正しく受信するが、RLCパケット2の受信には誤りがある。UEは、ターゲットeNBにスイッチし、該ターゲットeNBにRLCパケット2を再送してもよい。RLCパケット2はソースeNBを対象とし、レイヤ2トンネルを通じてこのRLCパケットをソースeNBにフォワードできることをターゲットeNBは認識することができる。UEはターゲットeNBにRLCパケット4を送信し、ターゲットeNBはこのRLCパケットをレイヤ2トンネルを通じてソースeNBにフォワードすることができる。その後、UEはターゲットeNBにRLCパケット1’を送信し、該ターゲットeNBは、このRLCパケットは該ターゲットeNBを対象とし、従って該RLCパケットを保存し得ることを認識することができる。
別の態様において、ハンドオーバー中のIPパケットのインオーダーデリバリーをサポートしてもよい。UEは、ハンドオーバーに先立って、及びハンドオーバー中に、IPパケットをソースeNBに送信し、ハンドオーバー中及びハンドオーバーの後に、IPパケットをターゲットeNBに送信してもよい。ターゲットeNBは、最後のIPパケットがソースeNBにいつ送信されたかを知らない。ターゲットeNBが受信IPパケットをMME/サービングゲートウェイに送信開始できるようにするため、最後のIPパケットがソースeNBにいつ送信されたかをターゲットeNBが決定できるようにするための種々の機構が用いられてもよい。
ある構造において、ソースeNBを対象とするRLCパケットをUEがすべて送信したとき、該UEは、ターゲットeNBを通じてRLCフラッシュメッセージを該ソースeNBに送信してもよい。RLCフラッシュメッセージは、リンク層コンテキストに関して、RLCパケットはもはやUEにより送信されないことを示してもよい。ソースeNBは、UEからのさらなる再送信を待つのを止め、再度アセンブルされたRLC SDUをすべてPDCPに配信する。場合により、シーケンス番号にギャップを伴うPDCPは、PDCP PDUを処理し、その後、対応するIPパケットをMME/サービングゲートウェイに送信してもよい。ソースeNBは、該ソースeNBが(i)UEからのRLCフラッシュメッセージを受信したとき、又は(ii)UEからこれ以上のRLCパケットを受信することを予期しないときに、ターゲットeNBにRLCハンドオーバー(HO)完了メッセージを送信してもよい。条件(ii)は、ソースeNBにRLCホールが無い場合、又はUEがRLCホールをフィルするのを待機しているRLCがタイムアウトしたときに当てはまる。ターゲットeNBは、ソースeNBからRLCハンドオーバー完了メッセージを受信すると、MME/サービングゲートウェイへのIPパケットの送信を開始してもよい。
別の構造において、ターゲットeNBは、ソースeNBを対象とするRLCパケットを受信したときは、待機タイマーを開始(あるいはリセット)してもよい。待機タイマーは、ソースeNBとターゲットeNBの間のX2インタフェースの名目上のレイテンシに最悪の場合のH−ARQレイテンシーを加えた値に設定してもよい。ターゲットeNBは、待機タイマーが終了した後にはソースeNBを対象とするRLCパケットをもはや受信しないものとみなす。待機タイマーが終了すると、ターゲットeNBはMME/サービングゲートウェイへのIPパケットの送信を開始してもよい。待機タイマーの使用は、ソースeNBに送信されたIPパケットがすべてMME/サービングゲートウェイにフォワードされた後、ターゲットeNBに送信されたIPパケットがMME/サービングゲートウェイにフォワードされることを保障する。
さらに別の構造において、ターゲットeNBは、ハンドオーバーを終えたことを確認するUEからのメッセージの受信の後に、待機タイマーを開始してもよい。待機タイマーが終了すると、ターゲットeNBはMME/サービングゲートウェイへのIPパケットの送信を開始してもよい。
図5は、ソースeNB120からターゲットeNB122へのUE110のハンドオーバーの呼び出しフロー例500を示す。ソースeNBはUEの測定手順を構成し(ステップ1)、UEはソースeNBに測定レポートを送信する(ステップ2)。ソースeNBはUEのハンドオーバー(HO)決定をし(ステップ3)、ターゲットeNBに対するハンドオーバー要求メッセージを発行する(ステップ4)。ターゲットeNBはアドミッション制御を行ない、UEのハンドオーバーを受け付ける(ステップ5)。ターゲットeNBはハンドオーバー要求肯定応答(Ack)メッセージをソースeNBに返す(ステップ6)。その後、ソースeNBはUEにハンドオーバーコマンドメッセージを送信する(ステップ7)。ソースeNBは、UEのためにバッファされた送信中のパケットをターゲットeNBに送り、該ターゲットeNBは該パケットをバッファする。
ステップ7におけるハンドオーバーコマンドメッセージを受信すると、UEはソースeNBからデタッチする。該UEはターゲットeNBへの同期を行ない、アップリンクタイミングアドバンスを取得し始める(ステップ8)。ターゲットeNBはUEのリソース割当て及びタイミングアドバンス(TA)とともに応答する(ステップ9)。一旦UEが正常にターゲットeNBにアクセスしたならば、UEに関してハンドオーバー手順が完了したことを示すために、該UEはターゲットeNBにハンドオーバー確認メッセージを送信する(ステップ10)。
ターゲットeNBは、UEがeNBを変更したことをMME/サービングゲートウェイに通知するためにハンドオーバー完了メッセージを送信する(ステップ11)。その後、MME/サービングゲートウェイは、UEのデータパス又はコネクションをソースeNBからターゲットeNBに切り替える。またMME/サービングゲートウェイは、ターゲットeNBにハンドオーバー完了Ackメッセージを返す(ステップ12)。ターゲットeNBは、UEのハンドオーバー成功を示すためにソースeNBにリソース解放メッセージを送信する(ステップ13)。ソースeNBは、リソース解放メッセージを受信すると、該UEのためのリソースを解放する。
図6は、RLCパケットのレイヤ2トンネリングを伴うソースeNB120からターゲットeNB122へのUE110のハンドオーバーならびにRLCフラッシュメッセージ及び新規経路レディメッセージの使用によるインオーダーIPパケットデリバリーに関する呼び出しフロー600の構造を示している。図6のステップ1〜13は、それぞれ、図5のステップ1〜13に対応することができる。図6は、ハンドオーバー中のデータハンドリングのための種々のステップをさらに含んでいる。
図6に示される例において、UEは、IPパケット1の3つのRLC PDU1、2及び3を生成する。UEはこれらのRLC PDUをソースeNBに送信することを意図し、各RLC PDUのデスティネーションインジケータに、該ソースeNBに割り当てられた値xを設定する。ここで、xは、1ビットのデスティネーションインジケータ用の「0」又は「1」に等しくすることができる。UEは、ターゲットeNBへの切り替えに先立ってソースeNBにRLC PDU1及び2を送信する(ステップA及びB)。このソースeNBは、RLC PDU1を正しく受信するが、RLCPDU2の受信には誤りがある。UEは、ターゲットeNBへの同期を行なう前にソースeNBにRLC PDU3を送信する(ステップC)。ステップ10においてターゲットeNBにハンドオーバー確認メッセージを送信した後、UEは、ターゲットeNBにRLC PDU2を再送する(ステップD)。ターゲットeNBは、デスティネーションインジケータ値xに基づいて、RLC PDU2はソースeNBを対象としており、レイヤ2トンネルを通じてこのRLC PDUをソースeNBにフォワードできることを認識することができる(ステップE)。ソースeNBは、IPパケット1の3つのRLC PDU1、2及び3をすべて得て、その後、ソースeNBは、再度アセンブルされたIPパケットをMME/サービングゲートウェイに送ることができる(ステップF)。
図6に示される構造では、UEは、S1コネクションにおけるターゲットeNBへの切り替えがなされるまで、ソースeNBならびにソースeNBのRLC及びPDCP状態を通じてS1コネクションを用い続けてもよい。UEは、次のIPパケット2について1つのRLC PDU4を生成し、このRLC PDUのデスティネーションインジケータを該ソースeNBのための値xに設定する。UEは、ターゲットeNBにRLC PDU4を送信し(ステップG)、該ターゲットeNBはこのRLC PDUをレイヤ2トンネルを通じてソースeNBにフォワードする(ステップH)。ソースeNBは、RLC PDU4に対応するIPパケット2をMME/サービングゲートウェイに送る(ステップI)。
図6に示される構造において、インオーダーIPパケットデリバリーをサポートするために、MME/サービングゲートウェイからハンドオーバー完了Ackメッセージを受信した後にターゲットeNBはUEに新規経路レディメッセージを送信してもよい(ステップ12.1)。UEは、ソースeNBへの再送信のステータスに依存して、新規経路レディメッセージ以降を受信すると、ターゲットeNBを通じて新規のS1コネクションに切り替え、RLC及びPDCP状態をリセットする(ステップ12.2)。RLC及びPDCPリセットの時に、UEはターゲットeNBにRLCフラッシュメッセージを送信し(ステップ13.1)、該ターゲットeNBは、ソースeNBにこのメッセージをフォワードする(ステップ13.2)。ターゲットeNBを通じたUEからのRLCフラッシュメッセージの受信は、該UEからRLC PDUがもはや予期されないことをソースeNBに示すことができる(ステップ13.3)。その後、ソースeNBはターゲットeNBにRLC HO完了メッセージを送信する(ステップ13.4)。
UEは、ステップ12.2のS1コネクションにおける切り替えの後に、新規のS1コネクション及び新規のRLC及びPDCP状態を用いることができる。UEは、次のIPパケット3について1つのRLC PDU1’を生成し、このRLC PDUのデスティネーションインジケータを該ターゲットeNBのための値yに設定する。UEは、ターゲットeNBにRLC PDU1’を送信し(ステップJ)、該ターゲットeNBはこのRLC PDUを該ターゲットeNBにおけるPDCPまで渡す(ステップK)。ターゲットeNBは、PDCPにおけるRLC PDU1’に対応するIPパケット3をバッファリングする(ステップL)。ステップ13.5においてソースeNBからRLC HO完了メッセージを受信した後、ターゲットeNBは、先のIPパケットはすべてソースeNBによってMME/サービングゲートウェイに送信され、該MME/サービングゲートウェイにIPパケット3を送信してもよいものととみなす(ステップM)。
図6に示される構造において、レイヤ2トンネリングは、ターゲットeNBにより受信されたがソースeNBを対象とするすべてのRLC PDUに関して用いられてもよい。このようにRLC PDU2及び4を、ターゲットeNBからこれらのRLC PDUを予期しているソースeNBにフォワードするために、ステップE及びHにおいてレイヤ2トンネリングを用いることができる。レイヤ2トンネリングは、ソースeNBを対象とするIPパケット1及び2についてRLC PDUの再送信を回避することができる。
図6に示される構造では、新規経路レディメッセージ及びRLC HO完了メッセージによりインオーダーIPパケットデリバリーをサポートすることができる。ターゲットeNBは、ソースeNBからのRLC HO完了メッセージの受信が終わるまでMME/サービングゲートウェイへのIPパケットの送信を遅らせることができる。
図7Aは、レイヤ2トンネリングならびにRLCフラッシュメッセージの使用によるインオーダーIPパケットデリバリーを伴うソースeNB120からターゲットeNB122へのUE110のハンドオーバーに関する呼び出しフロー700の構造を示している。呼び出しフロー700は、S1セットアップ遅延がX2遅延より短く、従ってソースeNBからRLC HO完了メッセージを受信する前にターゲットeNBを通じた新規のS1コネクションが利用可能である場合を示す。図7Aのステップ1〜13は、それぞれ、図5のステップ1〜13に対応することができる。図7Aは、ハンドオーバー中のデータハンドリングのための種々のステップをさらに含んでいる。
図7Aに示される構造において、(i)例えば、新規経路レディメッセージ(図7Aでは不図示)によって示されるとおり、新規のS1コネクションは準備ができており、(ii)UEはL2トンネルを通じてソースeNBにペンディングRLCパケットをすべて送信した場合に、該UEは新規のS1コネクションに切り替え、RLC及びPDCP状態をリセットしてもよい(ステップ13.1)。その後、UEはターゲットeNBにRLCフラッシュメッセージを送信し(ステップ13.2)、該ターゲットeNBはこのメッセージをソースeNBにフォワードする(ステップ13.3)。RLCフラッシュメッセージを受信した後、ソースeNBは、UEからRLC PDUはもはや予期されないと判定する(ステップ13.4)し、その後、ソースeNBはターゲットeNBにRLC HO完了メッセージを送信する(ステップ13.5)。
図7AのステップA〜Mは、それぞれ、図6のステップA〜Mに対応することができる。レイヤ2トンネリングは、ターゲットeNBにより受信されたがソースeNBを対象とするすべてのRLC PDUに関して用いられてもよい。IPバッファリングは、ソースeNBからのRLC HO完了メッセージに先立ってターゲットeNBによりUEから受信したすべてのIPパケットのために用いられてもよい。
図7Bは、レイヤ2トンネリングならびにRLCフラッシュメッセージの使用によるインオーダーIPパケットデリバリーを伴うソースeNB120からターゲットeNB122へのUE110のハンドオーバーに関する呼び出しフロー710の構造を示している。呼び出しフロー710は、S1セットアップ遅延がX2遅延より長く、従ってソースeNBからRLC HO完了メッセージを受信した後にターゲットeNBを通じた新規のS1コネクションが利用可能である場合を示す。図7Bのステップ〜13は、それぞれ、図5のステップ1〜13に対応することができる。図7Bは、ハンドオーバー中のデータハンドリングのための種々のステップをさらに含んでいる。
図7Bに示される構造において、UEは、ソースeNBを対象とする最後のIPパケットを送信した後に新規のS1コネクションに切り替え、RLC及びPDCP状態をリセットしてもよい(ステップ11.1)。その後、UEはターゲットeNBにRLCフラッシュメッセージを送信し(ステップ11.2)、該ターゲットeNBはこのメッセージをソースeNBにフォワードする(ステップ11.3)。ソースeNBは、RLCフラッシュメッセージを受信し、UEからのRLC PDUはもはや予期されないと判定し(ステップ11.4)、ターゲットeNBにRLC HO完了メッセージを送信する(ステップ11.5)。ターゲットeNBはMME/サービングゲートウェイからハンドオーバー完了Ackメッセージを受信する。これは、ソースeNBからRLC HO完了メッセージを受信した後に発生し得る(ステップ12)。
図7BのステップA〜Mは、それぞれ、図6のステップA〜Mに対応することができる。レイヤ2トンネリングは、ターゲットeNBにより受信されたがソースeNBを対象とするすべてのRLC PDUに関して用いられてもよい。IPバッファリングは、S1セットアップの完了に先立ってターゲットeNBによりUEから受信したすべてのIPパケットのために用いられてもよい。ターゲットeNBは、MME/サービングゲートウェイからハンドオーバー完了Ackメッセージを受信した後、MME/サービングゲートウェイにバッファされたIPパケットを送信する。
図8は、レイヤ2トンネリングならびにターゲットeNBにおける待機タイマーの使用によるインオーダーIPパケットデリバリーを伴うソースeNB120からターゲットeNB122へのUE110のハンドオーバーに関する呼び出しフロー800の構造を示している。図8のステップ1〜13は、それぞれ、図5のステップ1〜13に対応することができる。図8のステップA〜Iは、それぞれ、図6のステップA〜Iに対応することができる。
図8に示される構造において、ターゲットeNBは、ソースeNBを対象とするRLC PDU2を受信し(ステップD)、このRLC PDUを受信すると待機タイマーを開始し(ステップ11.1)、レイヤ2トンネルを通じてソースeNBに該RLC PDUをフォワードしてもよい(ステップE)。その後、ターゲットeNBは、ソースeNBを対象とするRLC PDU4を受信し(ステップG)、このRLC PDUを受信すると待機タイマーを再開し(ステップ13.1)、レイヤ2トンネルを通じて該RLC PDUをソースeNBにフォワードしてもよい(ステップH)。ターゲットeNBは、UEからソースeNBを対象とするRLC PDUを受信したときは、待機タイマーを再開し続ける。
UEは、ソースeNBを宛先とするパケットを優先し、ソースeNBを対象とする最後のIPパケットを送信した後に新規のS1コネクションに切り替え、RLC及びPDCP状態をリセットしてもよい(ステップ13.2)。その後UEは、RLC PDU1’を生成してターゲットeNBに送信し(ステップJ)、該ターゲットeNBはこのRLC PDUをPDCPまで渡す(ステップK)。同様にUEは、RLC PDU2’を生成してターゲットeNBに送信し(ステップL)、該ターゲットeNBはこのRLC PDUもPDCPまで渡す(ステップM)。ターゲットeNBは、待機タイマーが終了するまで、UEから受信したIPパケットをバッファリングしてもよい。待機タイマーが終了すると(ステップ13.3)、ターゲットeNBは、RLC PDU1’及び2’に対応するIPパケットをMME/サービングゲートウェイに送信する(ステップN)。待機タイマーは既に終了したので、ターゲットeNBは、続くIPパケットをバッファリングすることなくMME/サービングゲートウェイに直接送信してもよい。
図9は、レイヤ2トンネリングならびに待機タイマーの使用によるインオーダーIPパケットデリバリーを伴うソースeNB120からターゲットeNB122へのUE110のハンドオーバーに関する呼び出しフロー900の構造を示している。図9のステップ1〜13は、それぞれ、図5のステップ1〜13に対応することができる。図8のステップA〜Iは、それぞれ、図6のステップA〜Iに対応することができる。
図9に示される構造において、ターゲットeNBは、UEからハンドオーバー確認メッセージを受信すると待機タイマーを開始してもよく(図9のステップ10.1に示す)、又はMME/サービングゲートウェイにハンドオーバー完了メッセージを送信したときに待機タイマーを開始してもよい(図9では不図示)。その後ターゲットeNBは、待機タイマーが終了するまで、UEから受信し該ターゲットeNBを対象とするIPパケットをバッファリングしてもよい。UEは、ソースeNBを対象とする最後のIPパケットを送信した後に新規のS1コネクションに切り替え、RLC及びPDCP状態をリセットしてもよい(ステップ13.1)。その後UEは、RLC PDU1’及び2’を生成してターゲットeNBに送信し(ステップJ及びL)、該ターゲットeNBはこれらのRLC PDUをPDCPまで渡す(ステップK及びM)。ターゲットeNBは、RLC PDU 1’及び2’をバッファしてもよい。待機タイマーが終了すると(ステップ13.2)、ターゲットeNBは、RLC PDU1’及び2’に対応するIPパケットをMME/サービングゲートウェイに送信する(ステップN)。
図8及び図9に示される構造において、RLCトンネリングは、ターゲットeNBにより受信されたがソースeNBを対象とするすべてのRLC PDUに関して用いられてもよい。IPバッファリングは、待機タイマーの終了に先立ってターゲットeNBによりUEから受信したすべてのIPパケットのために用いられてもよい。待機タイマーの終了の後に、通常のデータフォワーディングが発生してもよい。
図10は、レイヤ2トンネリングならびにIPトンネリングの使用によるソースeNB120からターゲットeNB122へのUE110のハンドオーバーに関する呼び出しフロー1000の構造を示している。図10のステップ1〜13は、それぞれ、図5のステップ1〜13に対応することができる。図10のステップA〜Fは、それぞれ、図6のステップA〜Fに対応することができる。
図10に示される構造において、UEは、ソースeNBを対象とする最後のIPパケットを送信した後にRLC及びPDCP状態をリセットしてもよい(ステップ11.1)。その後UEは、ターゲットeNBのRLC及びPDCP状態に基づいてIPパケット2のRLC PDU4を生成してもよい。UEは、ターゲットeNBにRLC PDU4を送信し(ステップG)、該ターゲットeNBはこのRLC PDUをPDCPまで渡す(ステップH)。ターゲットeNBは、IPトンネルを通じてソースeNBにIPパケット2をフォワードし(ステップI)、該ソースeNBは、MME/サービングゲートウェイに該IPパケットを送信してもよい(ステップJ)。
MME/サービングゲートウェイからハンドオーバー完了Ackメッセージを受信(ステップ12)した後に、ターゲットeNBはUEに新規経路完了メッセージを送信してもよい(ステップ12.1)。UEは、この新規経路完了メッセージを受信すると、新規のS1コネクションに切り替えてもよい(ステップ12.2)。その後UEは、IPパケット3のRLC PDU1’を生成してターゲットeNBに送信し(ステップK)、該ターゲットeNBはこのRLC PDUをPDCPまで渡す(ステップL)。ターゲットeNBは、RLC PDU1’を処理してIPパケット3を得て、該IPパケットをMME/サービングゲートウェイに送信してもよい。
図10に示される構造において、レイヤ2トンネリングは、ターゲットeNBにより受信されたがソースeNBを対象とするすべてのRLC PDUに関して用いられてもよい。IPトンネリングは、新規のS1コネクションへの切り替えに先立ってターゲットeNBによりUEから受信したすべてのIPパケットのために用いられてもよく、これは、新規経路レディメッセージによってアクティブ化することができる。新規のS1コネクションへの切り替えの後に、通常のデータフォワーディングが発生してもよい。
図6〜10は、レイヤ2トンネリング及びハンドオーバー中のインオーダーIPパケットデリバリーのための種々の機構を用いるいくつかの呼び出しフロー例を示したものである。ハンドオーバー中のレイヤ2トンネリング及びインオーダーIPパケットデリバリーは、他の呼び出しフローとともにサポートされてもよく、これには、以上説明された機能を実現するための他の機構を用いてもよい。
UEは、サービングeNBに関してRLCとPDCPの状態を維持してもよい。UEは、ソースeNBからターゲットeNBへのハンドオーバー時に該RLC及びPDCP状態をリセットしてもよい。ある構造において、UEは、ソースeNBを対象とするIPパケットに関してRLCパケットをすべて送信すると、RLC及びPDCP状態をリセットしてもよい。別の構造において、UEは、ソースeNBを対象とするIPパケットに関するRLCパケットをすべて送信するとタイマーを開始し、このタイマーが終了するとRLC及びPDCP状態をリセットしてもよい。さらに別の構造において、UEは、ターゲットeNBセットアップ完了メッセージを該ターゲットeNBから受信するとRLC及びPDCP状態をリセットしてもよい。すべての構造において、UEは、ソースeNBを対象とするIPパケットのRLCパケットについて古いRLC及びPDCP状態をリセットし、該ターゲットeNBを対象とするIPパケットのRLCパケットについて新規のRLC及びPDCP状態を用いてもよい。
ハンドオーバー中のUEのためにターゲットeNBとMME/サービングゲートウェイの間に新規のS1コネクションをセットアップしてもよい。ある構造において、ターゲットeNBとUEの間のエアインタフェースがセットアップされる前に、該S1セットアップが発生してもよい。別の構造において、ターゲットeNBとUEの間のエアインタフェースがセットアップされる後に、該S1セットアップが発生してもよい。両方の構造について、インオーダーIPパケットデリバリーが望ましい場合、ターゲットeNBは、図7Bに示したように、S1セットアップが完了するまで該ターゲットeNBがUEから受信したIPパケットをバッファリングしてもよい。
エア上のパケットの再送信を回避し又は削減することを目的として、ハンドオーバー中にソースeNBとターゲットeNBの間でUEへのデータをトンネル化してもよい。ある構造において、レイヤ2トンネリングはソースeNBとターゲットeNBの間でRLCパケットをフォワードするために用いてもよい。別の構造において、例えば図10に示したように、ソースeNBとターゲットeNBの間でRLCパケットをフォワードするために、レイヤ2トンネリングに加えIPトンネリングを用いてもよい。IPトンネリングは、ターゲットeNBにおけるIPパケットのバッファリングを回避することを目的として(例えばS1セットアップの完了に先立って)ソースeNBにIPパケットをフォワードするために用いてもよい。
ある構造において、UEからの重複RLCパケットに関して検出することにより、サービングeNBにおける迅速な変更を処理してもよい。RLCパケットが同じCell Radio Network Temporary Identifier(C−RNTI)、同じデスティネーションインジケータ、及び同じRLCシーケンス番号を持つ場合に、eNBは、UEからの重複RLCパケットを検出してもよい。UEからの重複RLCパケットを検出すると、eNBはそのRLC状態をフラッシュし、受信したすべてのRLCパケットをPDCPに渡してもよい。
RLCは、アクノリッジドモード(AM)及びアンアクノリッジドモード(UM)をサポートする。RLC AMモードにおいて、ソースeNBは、UEに直接、又はX2インタフェース上のターゲットeNBを通じて、RLCパケットへの肯定応答(ACK)及び否定応答(NAK)を送信してもよい。RLC UMモードにおいて、ソースeNBはRLCパケットへのACK又はNAKを送信しない。
ある構造において、アップリンクのハンドオーバーを以下のようにサポートしてもよい。ターゲットeNBとUEの間のエアインタフェースのセットアップの前に、UEに関してターゲットeNBを通じた新規のS1コネクションがセットアップされてもよい。ソースeNBを対象とするIPパケットに関するRLC PDUをすべて送信すると、RLC及びPDCP状態をUEにおいてリセットしてもよい。ソースeNBを対象とするRLC PDUをターゲットeNBからソースeNBにフォワードするためにL2トンネリングを用いてもよい。インオーダーIPパケットデリバリーについては、例えば、図6、7A及び7Bに示したように、UEがソースeNBを対象とするRLCパケットをすべて送信したとき、該UEは、ターゲットeNBを通じてソースeNBにRLCフラッシュメッセージを送信してもよい。(UEが開始したモビリティに関する)フォワードハンドオーバーの場合、ターゲットeNBは、ソースeNBからのUEコンテキストフェッチを開始するためにソースeNBにRLC HO開始メッセージを送信してもよい。ソースeNBは、UEからRLCフラッシュメッセージを受信した後はUEからRLC PDUはもはや予期されないので、ターゲットeNBにRLC HO完了メッセージを送信する。インオーダーIPパケットデリバリーは、ある種のデータに用い、他の種のデータ(例えばVoIP)については省略してもよい。
アップリンク上のサービングeNBの迅速な変更は、RLCホールがフィルされるのをソースeNBのRLCが待っており、異なるC−RNTI、デスティネーションインジケータ及び/又はRLCシーケンス番号を伴う新規のRLCストリームを受信する場合に発生し得る。このシナリオは、RoHCを用いるアプリケーション(例えばVoIP、ゲーミング、テレビ電話など)では、パケット長が一般的に小さく、RLCタイムアウト(150〜200msであってもよい)以内のハンドオーバー間インターバルをハンドオーバーアルゴリズム構造によって制御することができることから、起こりそうにもない。このシナリオが発生し、新規のC−RNTIを持ったUEに関するRLCパケットがeNBで受信された場合、該eNBに存在しているRLCパケットをPDCPに渡してもよい。
ある構造において、ダウンリンクのハンドオーバーを以下のようにサポートしてもよい。ターゲットeNBは、MME/サービングゲートウェイから受信したIPパケットに関してUEに新規のRLC/PDCPストリームの送信を開始してもよい。UEは、RLC/PDCPストリーム及び2つのバッファ(一方はソースeNBからのパケットのためのRLC/PDCPストリーム及びバッファ、もう一方はターゲットeNBからのパケットのためのRLC/PDCPストリーム及びバッファ)を含む2つのリンク層状態をハンドオーバー中に維持してもよい。UEは、ターゲットeNBへの切り替えの後にRLC状態をリセットしてもよい。またターゲットeNBは、UEをサーブするための2つのRLCキュー(レイヤ2トンネリングを通じてソースeNBからフォワードされたパケットのためのキューと、MME/サービングゲートウェイから受信されたパケットのための別のキュー)を維持してもよい。ソースeNBからのフォワードされたパケットは、MME/サービングゲートウェイからのパケットより高い優先度を持ってもよい。
ある構造において、図3に示したように、RLCヘッダーはソースインジケータを含んでいてもよい。このソースインジケータは、UEのサービングeNBに変更があるときにはトグルされる1ビットの(又はそれより大きい)値とすることができる。ハンドオーバー時に、ソースeNBは、ソースインジケータの特定の値を割り当てられてもよい。また、ターゲットeNBは、該ソースインジケータの異なる値を割り当てられてもよい。ソースeNBは、IPパケットのペンディングRLCパケットをターゲットeNBにフォワードしてもよい。このペンディングRLCパケットは、ソースeNBによってUEに未だ送信されていないRLCパケット、ならびにソースeNBにより送信されたがUEにより肯定応答されないRLCパケットを含んでもよい。各ペンディングRLCパケットのソースインジケータは、ソースeNBに割り当てられた値に設定されてもよい。ターゲットeNBは、UEにペンディングRLCパケットを送信してもよい。RLC AMモードについては、UEはターゲットeNBにペンディングのRLC PDUのためにNAKを送信してもよく、該ターゲットeNBは、これらのNAKをX2インタフェースを通じてソースeNBにフォワードしてもよい。RLC UMモードについては、UEによってNAKは送信されない。
レイヤ2トンネリング及び/又はIPトンネリングを用いて、ダウンリンクのパケットフォワーディングを行ってもよい。第1の構造において、ソースeNBは、UEに関してMME/サービングゲートウェイから受信したパケットをすべてレイヤ2トンネリングを通じてターゲットeNBにフォワードしてもよい。トンネルされたペンディングRLCパケットそれぞれのソースインジケータは、ソースeNBに割り当てられた値に設定されてもよい。この構造においてIPトンネリングを省略してもよい。第2の構造において、ソースeNBは、ペンディングRLCパケットをレイヤ2トンネリングを通じてターゲットeNBにフォワードし、ペンディングIPパケットをIPトンネリングを通じてターゲットeNBにフォワードしてもよい。ペンディングRLCパケットは、ソースeNBがUEへの送信を開始したIPパケットに関するものとしてよい。ペンディングIPパケットは、ソースeNBがUEへの送信を開始していないものを含んでもよい。ターゲットeNBは、ソースeNBからのすべてのIPパケットがいつ受信されたかを知らない。ターゲットeNBは、MME/サービングゲートウェイから受信したIPパケットのUEへの送信をいつ開始して良いかを判定するための待機タイマーを維持してもよい。パケットフォワーディングは、他の態様で行なわれてもよい。
ダウンリンクのインオーダーIPパケットデリバリーを種々の態様でサポートしてもよい。第1の構造において、MME/サービングゲートウェイは、ソースeNBに対し、ソースeNBに送信された最後のIPパケットを示してもよい。ソースeNBは、この最後のIPパケットに対応する終了RLCパケットを送信してもよい。終了RLCパケットは、ターゲットeNBを通じてUEにフォワードされ得る特別のRLCパケットとすることができる。UEは、終了RLCパケットを受信した後であって該UEがソースeNBからのRLCパケットの受信をもはや予期しないならば、ソースeNBに関する該UEのRLCバッファをフラッシュし、受信したすべてのRLCパケットをPDCPに渡してもよい。UEは、ソースeNBに関するRLCホールがない場合、又はRLCホールがフィルされるまでの待機をRLCがタイムアウトした場合、ソースeNBからのRLCパケットをもはや予期しなくてもよい。第2の構造において、ターゲットeNBは、UEにハンドオーバー完了メッセージを送信してもよく、このメッセージを送信したら、タイマーを開始してもよい。ターゲットeNBは、該ターゲットeNBが(i)トンネルされたRLCパケットを(ソースeNBに設定されたソースインジケータとともに)UEに送信するとき、又は(ii)トンネルされたIPパケットをソースeNBから受信するときは、タイマーを再開してもよい。このタイマーが終了すると、ターゲットeNBは、MME/サービングゲートウェイから受信したIPパケットのUEへの送信を開始してもよい。第3の構造において、選択的なIPパケットフォワーディングを行なってもよい。MME/サービングゲートウェイは、IPパケットにGTP−Uシーケンス番号を割り当ててもよい。ソースeNBは、該ソースeNBが処理していないIPパケットをIPトンネルを通じてターゲットeNBにフォワードしてもよい。インオーダーIPパケットデリバリーを実現するために、ターゲットeNBは、ソースeNBからのトンネルされたIPパケットがすべてUEに送信されるまで、MME/サービングゲートウェイから受信したIPパケットの送信を遅らせてもよい。
図11は、無線通信システムにおいてアップリンクにデータを送信するためのプロセス1100の構造を示す。プロセス1100は、(以下に述べる通り)UEによって行なわれてもよいし、他の何らかのエンティティによって行われてもよい。前記UEは、ソース基地局/eNBの第1のレイヤ2構成に従って第1のIPパケットを処理し、該ソース基地局を対象とする第1のレイヤ2パケット及び少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを得てもよい(ブロック1112)。前記レイヤ2パケットは、レイヤ2における何らかの別のロトコルに関するRLC PDU又はパケットを含んでもよい。前記レイヤ2構成は、レイヤ2におけるRLC、PDCP及び/又は他のプロトコルのためのセッティングを含んでもよい。前記UEは、第1のレイヤ2パケット及び各第2のレイヤ2パケットそれぞれのデスティネーションインジケータを前記ソース基地局に関する第1の値に設定してもよい(ブロック1114)。前記UEは、前記ソース基地局からターゲット基地局/eNBへの該UEのハンドオーバーに先立って前記第1のレイヤ2パケットを前記ソース基地局に送ってもよい(ブロック1116)。前記UEは、前記少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを前記ターゲット基地局に送り、該少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを前記ターゲット基地局からレイヤ2トンネルを通じて前記ソース基地局にフォワードしてもよい(ブロック1118)。
前記UEは、前記ターゲット基地局の第2のレイヤ2構成に従って第2のIPパケットを処理し、該ターゲット基地局を対象とする第3のレイヤ2パケットを得てもよい(ブロック1120)。前記UEは、各第3のレイヤ2パケットのデスティネーションインジケータを前記ターゲット基地局に関する第2の値に設定してもよい(ブロック1122)。前記UEは、前記ハンドオーバーの後に、前記第3のレイヤ2パケットを前記ターゲット基地局に送ってもよい(ブロック1124)。
ある構造において、例えば図6及び10に示すように、前記UEは、前記ターゲット基地局とサービングゲートウェイの間の新規のコネクションがセットアップされることを示すメッセージを前記ターゲット基地局から受け取ってもよい。前記UEは、前記メッセージを受け取る前に前記第1のレイヤ2構成を用いてもよい。前記UEは、前記メッセージを受け取った後に前記第1又は第2のレイヤ2構成を用いてもよい。前記第1及び第2のレイヤ2構成が利用可能な場合、前記UEは、前記第1のレイヤ2構成に関連するレイヤ2パケットの送信を優先してもよい。また前記UEは、前記メッセージの受信に応じて前記新規のコネクションに切り替えてもよい。別の構造において、前記ソース基地局を対象とする最後のIPパケットの送信の後に、前記UEは、前記第1のレイヤ2構成から前記第2のレイヤ2構成に切り替えてもよい。ある構造において、例えば図6、7A及び7Bに示すように、前記UEは、前記ソース基地局を対象とするレイヤ2パケットはもはや存在しないことを示すためのフラッシュメッセージを送ってもよい。このフラッシュメッセージは、前記ターゲット基地局により受け取られ、前記ソース基地局にフォワードされてもよい。
ある構造において、前記UEは、アクティブセットにおける2台を超えるeNBに関して、2個を超えるリンク層コンテキストを記憶してもよい。前記UEは、前記アクティブセット内の最良のeNBを選択し、該選択されたeNBに対し、選択されたeNBに送られる各RLCパケットのデスティネーションeNBであるとして示してもよい。複数のソースeNBが存在してもよい。この場合、前記ターゲットeNBは、前記UEから受信した各RLPパケットをそのRLPパケットのデスティネーションインジケータに基づいていくつかのソースeNBのうちのいずれかにフォワードしてもよい。
図12は、無線通信システムにおいてアップリンクにデータを送信するための装置1200の構造を示す。装置1200は、ソース基地局の第1のレイヤ2構成に従って第1のIPパケットを処理し、該ソース基地局を対象とする第1のレイヤ2パケット及び少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを得るモジュール1212と、各第1のレイヤ2パケット及び各第2のレイヤ2パケットのデスティネーションインジケータを前記ソース基地局用の第1の値に設定するモジュール1214と、前記ソース基地局からターゲット基地局へのUEのハンドオーバーに先立って前記第1のレイヤ2パケットを前記ソース基地局に送るモジュール1216と、前記少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを前記ターゲット基地局に送り、該少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを前記ターゲット基地局からレイヤ2トンネルを通じて前記ソース基地局にフォワードするモジュール1218と、前記ターゲット基地局の第2のレイヤ2構成に従って第2のIPパケットを処理し、ターゲット基地局を対象とする第3のレイヤ2パケットを得る1220と、各第3のレイヤ2パケットのデスティネーションインジケータを前記ターゲット基地局用の第2の値に設定するモジュール1222と、前記ハンドオーバーの後に、前記第3のレイヤ2パケットを前記ターゲット基地局に送るモジュール1224とを含む。
図13は、無線通信システムにおいてアップリンクのデータを受信するためのプロセス1300の構造を示す。プロセス1300は、(以下に述べる通り)ターゲット基地局/eNBによって行なわれてもよいし、他の何らかのエンティティによって行われてもよい。前記ターゲット基地局は、ソース基地局から該ターゲット基地局へのハンドオーバーを行なうUEからレイヤ2パケットを受け取ってもよい(ブロック1312)。前記ターゲット基地局は、前記UEから受け取ったレイヤ2パケットのなかから前記ソース基地局を対象とするレイヤ2パケットを識別する(ブロック1314)。ある構造において、前記ターゲット基地局は、前記UEから受け取った各レイヤー2パケットが前記ソース基地局を対象とするかどうかをそのレイヤ2パケットのデスティネーションインジケータに基づいて判定してもよい。該デスティネーションインジケータは、前記ソース基地局用の第1の値又は前記基地局用の第2の値に設定され得る。前記ターゲット基地局は、前記ソース基地局を対象とする前記レイヤ2パケットを、レイヤ2トンネルを通じて前記ソース基地局にフォワードしてもよい(ブロック1316)。前記フォワードされたレイヤ2パケットは、(i)前記UEによって送られ、前記ソース基地局によって受信に誤りが生じたIPフラグメントのレイヤ2パケット、(ii)前記UEにより前記ソース基地局に未だ送られていないIPフラグメントのレイヤ2パケットを含んでもよい。
例えば、図6、7A及び7Bに示すように、前記ターゲット基地局は、前記ソース基地局においてレイヤ2パケットをフラッシュするためのフラッシュメッセージを受け取ってもよい。前記ターゲット基地局は、前記ソース基地局に前記フラッシュメッセージをフォワードしてもよい。
前記ターゲット基地局は、前記ターゲット基地局を対象とするレイヤ2パケットを処理してIPパケットを得てもよい(ブロック1318)。前記ターゲット基地局は、トリガ条件に応じてサービングゲートウェイに前記IPパケットを送ってもよい(ブロック1320)。ブロック1320のある構造において、前記ターゲット基地局は、(例えば図6、7A及び7Bに示すように)前記ソース基地局からハンドオーバー完了メッセージを受け取ってもよく、該ハンドオーバー完了メッセージを受信した後に前記サービングゲートウェイに前記IPパケットを送ってもよい。ブロック1320の別の構造では、例えば、図8及び9に示すように、前記ターゲット基地局は、前記UEによるハンドオーバータスクの完了を確認するメッセージを受信した後にタイマーを開始してもよい。前記ターゲット基地局は、例えば図8に示すように、前記ソース基地局を対象とする前記UEからのレイヤ2パケットが前記ターゲット基地局において受信されたときには、前記タイマーを再開してもよい。前記ターゲット基地局は、前記タイマーの終了の後に前記サービングゲートウェイに前記IPパケットを送ってもよい。ブロック1320のさらに別の構造では、例えば図10に示すように、前記ターゲット基地局から前記サービングゲートウェイへのコネクションが利用可能でない場合、前記ターゲット基地局はIPトンネルを通じて前記ソース基地局に前記IPパケットをフォワードしてもよい。前記ターゲット基地局は、前記コネクションが利用可能であるならば、前記サービングゲートウェイに前記IPパケットを送ってもよい。
図14は、無線通信システムにおいてアップリンクのデータを受信するための装置1400の構造を示す。装置1400は、ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバーを行なうUEからレイヤ2パケットを受け取るモジュール1412と、前記UEから受け取ったレイヤ2パケットのなかから前記ソース基地局を対象とするレイヤ2パケットを識別するモジュール1414と、前記ソース基地局を対象とする前記レイヤ2パケットを、レイヤ2トンネルを通じて前記ターゲット基地局から前記ソース基地局にフォワードするモジュール1416と、前記ターゲット基地局を対象とするレイヤ2パケットを処理してIPパケットを得るモジュール1418と、トリガ条件に応じてサービングゲートウェイに前記IPパケットを送るモジュール1420とを含む。
図15は、無線通信システムにおいてアップリンクのデータを受信するためのプロセス1500の構造を示す。プロセス1500は、(以下に述べる通り)ソース基地局/eNBによって行なわれてもよいし、他の何らかのエンティティによって行われてもよい。前記ソース基地局は、該ソース基地局からターゲット基地局へのUEのハンドオーバーに先だって、該UEから第1のレイヤ2パケットを受け取ってもよい(ブロック1512)。前記ソース基地局は、前記UEによって前記ターゲット基地局に送られ、レイヤ2トンネルを通じて前記ソース基地局にフォワードされた少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを受け取ってもよい(ブロック1514)。前記ソース基地局は、前記第1及び第2のレイヤ2パケットを処理して少なくとも1つのIPパケットを得てもよい(ブロック1516)。
前記ソース基地局は、前記UEによって前記ターゲット基地局に送られ、前記ソース基地局にフォワードされたフラッシュメッセージを受け取ってもよい(ブロック1518)。前記ソース基地局は、前記フラッシュメッセージの受け取りに応じてそのレイヤ2パケットを上位層にフラッシュしてもよい(ブロック1520)。前記ソース基地局は、前記フラッシュメッセージを受信した後に又は前記UEからこれ以上のレイヤ2パケットが該ソース基地局において予期されない場合、例えば、レイヤ2ホールがないかレイヤ2ホールのフィルにタイムアウトが発生した場合に、ハンドオーバー完了メッセージを送ってもよい(ブロック1522)。
図16は、無線通信システムにおいてアップリンクのデータを受信するための装置1600の構造を示す。装置1600は、ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバーに先だってUEから第1のレイヤ2パケットを受け取るモジュール1612と、前記UEによって前記ターゲット基地局に送られ、レイヤ2トンネルを通じて前記ソース基地局にフォワードされた少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを受け取るモジュール1614と、前記第1及び第2のレイヤ2パケットを処理して少なくとも1つのIPパケットを得るモジュール1616と、UEによって前記ターゲット基地局に送られ、前記ソース基地局にフォワードされたフラッシュメッセージを受け取るモジュール1618と、前記フラッシュメッセージの受け取りに応じてレイヤ2パケットを前記ソース基地局において上位層にフラッシュするモジュール1620と、前記フラッシュメッセージを受け取った後、又は前記UEからのレイヤ2パケットが前記ソース基地局においてもはや予期されない場合、ハンドオーバー完了メッセージを送るモジュール1622とを含む。
図17は、無線通信システムにおいてダウンリンクにデータを送信するためのプロセス1700の構造を示す。プロセス1700は、(以下に述べる通り)ターゲット基地局/eNBによって行なわれてもよいし、他の何らかのエンティティによって行われてもよい。前記ターゲット基地局は、レイヤ2トンネルを通じてソース基地局によって該ターゲット基地局にフォワードされた少なくとも1つの第1のレイヤ2パケットを受け取ってもよい(ブロック1712)。前記ターゲット基地局は、前記ソース基地局から前記ターゲット基地局にハンドオーバーを行なうUEに前記少なくとも1つの第1のレイヤ2パケットを送ってもよい(ブロック1714)。前記ターゲット基地局は、前記UEへの第2のレイヤ2パケットを生成してもよい(ブロック1716)。第1のレイヤ2パケットそれぞれは、前記ソース基地局用の第1の値に設定されたソースインジケータを含んでいてもよい。前記ターゲット基地局は、第2のレイヤ2パケットそれぞれのソースインジケータを前記ターゲット基地局に関する第2の値に設定してもよい。前記ターゲット基地局は、前記第2のレイヤ2パケットを前記UEに送ってもよい(ブロック1718)。
ある構造において、前記ターゲット基地局は、前記ターゲット基地局にフォワードすべき第1のレイヤ2パケットはもはや存在しないことを示すメッセージを前記ソース基地局から受け取ってもよい。前記ターゲット基地局は、前記メッセージを受け取った後に、前記第2のレイヤ2パケットを前記UEに送ってもよい。別の構造において、ターゲット基地局は、前記UEにハンドオーバー完了メッセージを送り、このメッセージを送ったら、タイマーを開始してもよい。その後、前記ターゲット基地局は、前記タイマーの終了の後に前記UEに前記第2のレイヤ2パケットを送ってもよい。
ある構造において、前記ターゲット基地局は、(i)IPトンネルを通じて前記ソース基地局により前記ターゲット基地局にフォワードされた第1のIPパケット、及び(ii)サービングゲートウェイからの第2のIPパケットを受け取ってもよい。前記ターゲット基地局は、前記第2のIPパケットが後続する前記第1のIPパケットを処理し、前記第2のレイヤ2パケットを生成してもよい。
ある構造において、前記ターゲット基地局は、(i)前記ソース基地局から受信した前記第1のレイヤ2パケットのための第1のバッファ、及び(ii)前記ターゲット基地局によって生成された前記第2のレイヤ2パケットのための第2のバッファを維持してもよい。前記ターゲット基地局は、前記第2のバッファにおける前記第2のレイヤ2パケットの前に、前記第1のバッファ内の前記第1のレイヤ2パケットを前記UEに送ってもよい。
図18は、無線通信システムにおいてダウンリンクにデータを送信するための装置1800の構造を示す。装置1800は、レイヤ2トンネルを通じてソース基地局によってターゲット基地局にフォワードされた少なくとも1つの第1のレイヤ2パケットを受け取るモジュール1812と、前記ソース基地局から前記ターゲット基地局にハンドオーバーを行なうUEに前記少なくとも1つの第1のレイヤ2パケットを送るモジュール1814と、前記ターゲット基地局においてUEへの第2のレイヤ2パケットを生成するモジュール1816と、前記第2のレイヤ2パケットを前記UEに送るモジュール1818とを含む。
図19は、無線通信システムにおいてダウンリンクのデータを受信するためのプロセス1900の構造を示す。プロセス1900は、(以下に述べる通り)UEによって行なわれてもよいし、他の何らかのエンティティによって行われてもよい。前記UEは、ソース基地局からターゲット基地局へのUEのハンドオーバーに先立って該ソース基地局により生成された第1のレイヤ2パケットを該ソース基地局から受け取ってもよい(ブロック1912)。前記UEは、前記ソース基地局により生成され、レイヤ2トンネルを通じて前記ターゲット基地局にフォワードされた少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを前記ターゲット基地局から受け取ってもよい(ブロック1914)。前記UEは、当該レイヤ2パケットのソースインジケータに基づいて、各レイヤ2パケットが前記ソース基地局又は前記ターゲット基地局によって生成されるかどうか判定してもよく、該ソースインジケータは、前記ソース基地局用の第1の値又は前記基地局用の第2の値に設定され得る。前記UEは、前記第1及び第2のレイヤ2パケットを処理し、前記ソース基地局により前記UEに送られた第1のIPパケットを得てもよい(ブロック1916)。ある構造において、前記UEは、第1のレイヤ2パケットはもはや存在しないことを示すメッセージを受け取ってもよい。前記メッセージは前記ソース基地局からもたらされ、前記ターゲット基地局によって前記UEにフォワードされてもよい。前記UEは、前記メッセージに応じて、プロトコルスタックにおける次の上位プロトコルまで前記第1及び第2のレイヤ2パケットを渡してもよい。前記UEは、前記ハンドオーバーの後に、前記ターゲット基地局から、該ターゲット基地局により生成された第3のレイヤ2パケットを受け取ってもよい(ブロック1918)。前記UEは前記第3のレイヤ2パケットを処理し、前記ターゲット基地局により前記UEに送られた第2のIPパケットを得てもよい(ブロック1920)。
図20は、無線通信システムにおいてダウンリンクのデータを受信するための装置2000の構造を示す。装置2000は、ソース基地局からターゲット基地局へのUEのハンドオーバーに先立って該ソース基地局により生成された第1のレイヤ2パケットを該ソース基地局から受け取るモジュール2012と、前記ソース基地局により生成され、レイヤ2トンネルを通じて前記ターゲット基地局にフォワードされた少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを受け取るモジュール2014と、前記第1及び第2のレイヤ2パケットを処理し、前記ソース基地局により前記UEに送られた第1のIPパケットを得るモジュール2016と、前記ハンドオーバーの後に、前記ターゲット基地局から、該ターゲット基地局により生成された第3のレイヤ2パケットを受け取るモジュール2018と、前記第3のレイヤ2パケットを処理し、前記ターゲット基地局により前記UEに送られた第2のIPパケットを得るモジュール2020と、を含む。
図12、図14、図16、図18及び図20におけるモジュールは、プロセッサ、電子機器デバイス、ハードウェアデバイス、電子機器コンポーネント、論理回路、メモリ等、あるいは任意のそれらの組み合わせを含んでもよい。
図21は、UE110及びターゲット基地局/eNB122の構造のブロック図を示す。この構造において、eNB122はT本のアンテナ2134a乃至2134tを備え、UE110はR本のアンテナ2152a乃至2152rを備え、一般にT≧1及びR≧1である。
eNB122では、送信プロセッサ2120がデータソース2112から1つ又は複数のUEへのデータを受信し、1つ又は複数の変調及び符号化スキームに基いて各UEへの当該データを処理し(例えば符号化し、変調し)、全UEへのデータシンボルを提供してもよい。また送信プロセッサ2120はコントローラ/プロセッサ2140からのメッセージ(例えば図6〜10に示されるメッセージ)を受信し、該メッセージを処理し、制御シンボルを提供してもよい。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ2130は、該データシンボル、該制御シンボル及びパイロットシンボルを多重化し、当該多重シンボルを処理し(例えば、プリコーディングし)、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)2132a乃至2132tに提供してもよい。各変調器2132は、(例えばOFDM用の)それぞれの出力シンボルストリームを処理して出力サンプルストリームを得てもよい。各変調器232は、その出力サンプルストリームをさらに処理し(例えばアナログに変換し、増幅し、フィルタ処理し、アップコンバートし)、ダウンリンク信号を得てもよい。変調器2132a乃至2132tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T本のアンテナ2134a乃至2134tを通じて送信されてもよい。
UE110において、R本のアンテナ2152a乃至2152rは、eNB122からのダウンリンク信号を受信し、受信信号をそれぞれ復調器(DEMOD)2154a乃至2154rに提供してもよい。各復調器2154は、受信信号をそれぞれ調節し(例えば、フィルター処理し、増幅し、ダウンコンバートし、ディジタル化し)受信サンプルを得、さらに(例えばOFDM用の)当該受信サンプルを処理して受信シンボルを得てもよい。MIMO検出器2160は、R個すべての復調器2154a乃至2154rからの受信シンボルについてMIMO検波を行ない、検出シンボルを提供してもよい。受信プロセッサ2170は検出されたシンボルを処理し、UE110への復号データをデータシンク2172に提供し、復号されたメッセージをコントローラ/プロセッサ2190に提供してもよい。
アップリンクについて、UE110では、データソース2178からのデータ及びコントローラ/プロセッサ2190からのメッセージが送信プロセッサ2180によって処理され、(該当する場合)TX MIMOプロセッサ2182によってプリコーディングされ、変調器2154a乃至2154rによって調節され、アンテナ2152a乃至2152rを通じて送信されてもよい。eNB122では、UE110からのアップリンク信号がアンテナ2134によって受信され、復調器2132によって調節され、MIMO検出器2136によって検出され、受信プロセッサ2138によって処理され、UE110によって送信されたデータ及びメッセージを得てもよい。
コントローラ/プロセッサ2140及び2190は、それぞれeNB122及びUE110における動作を指示してもよい。eNB122におけるコントローラ/プロセッサ2140は、図13におけるプロセス1300、図17におけるプロセス1700、及び/又は本明細書で説明された技術に関する他のプロセスを実行し又は指示してもよい。またコントローラ/プロセッサ2140は、図6〜図10におけるターゲットeNB122の処理を行なってもよい。UE110におけるコントローラ/プロセッサ2190は、図11におけるプロセス1100、図19におけるプロセス1900、及び/又は本明細書で説明された技術に関する他のプロセスを実行し又は指示してもよい。またコントローラ/プロセッサ2190は、図6〜図10におけるUE110の処理を行なってもよい。メモリ2142及び2192は、それぞれeNB122及びUE110用のデータ及びプログラムコードを記憶してもよい。スケジューラ2144は、ダウンリンク及び/又はアップリンク上の伝送に関してUEをスケジューリングし、該スケジューリングされたUEにリソースを割り当ててもよい。通信(Comm)ユニット2146は、他のeNB及びMME/サービングゲートウェイ130との通信をサポートしてもよい。
図1におけるソースeNB120は、図21におけるターゲットeNB122と同様の態様で実装してもよい。eNB120におけるコントローラ/プロセッサは、図15におけるプロセス1500及び/又は本明細書で説明された技術に関する他のプロセスを実行し又は指示してもよい。該コントローラ/プロセッサは、図6〜図10におけるソースeNBの処理を行なってもよい。
情報及び信号は、様々な異なる技術及び技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを当業者は理解するであろう。例えば、以上の説明の至るところで参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁粒子、光場もしくは光粒子、又はそれらの任意の組合せによって表され得る。
本明細書で開示される実施形態に関して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア又はそれら両方の組合せとして実装され得ることを当業者は認識するであろう。ハードウェア及びソフトウェアのこの交換可能性を明瞭に例示するために、様々な例示的な成分、ブロック、モジュール、回路、及びステップが、一般に、それらの機能性に関して説明されている。かかる機能性がハードウェアとして実装されるか又はソフトウェアとして実装されるかは、特定の応用及びシステム全体に課せられた設計制約に依存する。当業者は、説明された機能性をそれぞれの特定の応用向けの様々な方法で実装することが可能であるが、かかる実装決定は、本発明の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。
本明細書に開示された実施形態に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ信号(FPGA)又はその他のプログラム可能な論理素子、離散ゲートもしくはトランジスタ論理、離散的ハードウェア成分、あるいは本明細書で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装又は実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替案では、プロセッサは任意の通常のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態機械であってもよい。プロセッサは、コンピューティング装置の組合せ(例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと共に1つ又は複数のマイクロプロセッサ、又は任意の別のそのような構成)として実装されてもよい。
本明細書で開示される実施形態に関して説明される方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェアの形で直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールの形で、又はそれら2つの組合せの形で実施されてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、着脱可能ディスク、CD−ROM、又は当技術分野において知られている任意のその他の形式の記憶媒体の中に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことが可能であるようにプロセッサに結合される。代替案では、記憶媒体はプロセッサに統合されてもよい。プロセッサ及び記憶媒体はASIC内に存在してもよい。ASICはユーザ端末内に存在してもよい。代替案では、プロセッサ及び記憶媒体はユーザ端末における個別部品として存在してもよい。
1つ又は複数の例示的構造において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアあるいはそれらの任意の組み合わせで実装してもよい。ソフトウェアの形で実施される場合、機能は、1つ又は複数の命令又はコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されること又は1つもしくは複数の命令又はコードとしてコンピュータ可読媒体上で送信されることが可能である。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及びある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にするあらゆる媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用又は専用のコンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定としてではなく、例として、かかるコンピュータ可読媒体はRAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくはその他の磁気記憶装置、又は所望されるプログラムコードを命令又はデータ構造の形式で運ぶため又は記憶するために使用されることが可能であり、かつコンピュータによってアクセスされることが可能な任意のその他の媒体を備え得る。また、任意の接続は正しくはコンピュータ可読媒体と呼ばれる。例えば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、デジタル加入者線(DSL)、又は赤外線、無線、及びマイクロ波などの無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、又はその他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より対線、DSL、又は赤外線、無線、及びマイクロ波などの無線技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスク及びディスク(Disk and disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多目的ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク及びブルーレイディスクを含み、diskは通常磁気によってデータを複製し、一方、discはレーザを用いて光学的にデータを複製する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
本開示のこれまでの詳細な説明は、あらゆる当業者に対し、本開示をもたらし、本開示を用いて実施可能にするために提供される。本開示への種々の変更は、当業者であれば即座に明白になる。また、ここで定義された一般的な原理は、本開示の精神又は範囲から逸脱することなく、他の変形に適用されてもよい。したがって、本開示は、本明細書で説明された例及び構造に限定されることは意図されておらず、ここで開示された原理及び新規な特徴に相応しい最も広い範囲を与えられることが意図されている。

Claims (47)

  1. ソース基地局からターゲット基地局へのユーザ装置(UE)のハンドオーバーに先立って、前記ソース基地局を対象とする第1のレイヤ2パケットを該ソース基地局に送ること、
    レイヤ2トンネルを通じて前記ターゲット基地局から前記ソース基地局にフォワードされ、前記ソース基地局を対象とする少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを前記ターゲット基地局に送ること、及び
    前記ハンドオーバーの後に、前記ターゲット基地局を対象とする第3のレイヤ2パケットを該ターゲット基地局に送ることを含む、無線通信システムにおいてデータを送信する方法。
  2. 各第1のレイヤ2パケット及び各第2のレイヤ2パケットのデスティネーションインジケータを前記ソース基地局用の第1の値に設定すること、及び
    各第3のレイヤ2パケットのデスティネーションインジケータを前記ターゲット基地局用の第2の値に設定することをさらに含む請求項1の方法。
  3. 前記ソース基地局の第1のレイヤ2構成に従って第1のインターネットプロトコル(IP)パケットを処理して前記第1及び第2のレイヤ2パケットを得ること、及び
    前記ターゲット基地局の第2のレイヤ2構成に従って第2のIPパケットを処理し、前記第3のレイヤ2パケットを得ることをさらに含む請求項1の方法。
  4. 前記ターゲット基地局と前記サービングゲートウェイの間のコネクションがセットアップされることを示すメッセージを前記ターゲット基地局から受け取ること、
    前記メッセージを受け取る前に前記第1のレイヤ2構成を用いること、及び
    前記メッセージを受け取った後に前記第1又は第2のレイヤ2構成を用いることをさらに含む請求項3の方法。
  5. 前記ターゲット基地局と前記サービングゲートウェイの間のコネクションがセットアップされることを示すメッセージを前記ターゲット基地局から受け取ること、及び前記メッセージの受信に応じて前記コネクションに切り替えることをさらに含む請求項1の方法。
  6. 前記ソース基地局を対象とするレイヤ2パケットはもはや存在しないことを示すフラッシュメッセージを送ることをさらに含み、前記フラッシュメッセージは、前記ターゲット基地局により受け取られ、前記ソース基地局にフォワードされる請求項1の方法。
  7. 前記第1、第2及び第3のレイヤ2パケットは無線リンク制御(RLC)プロトコルデータユニット(PDU)を含む請求項1の方法。
  8. ソース基地局からターゲット基地局へのユーザ装置(UE)のハンドオーバーに先立って、前記ソース基地局を対象とする第1のレイヤ2パケットを前記ソース基地局に送り、レイヤ2トンネルを通じて前記ターゲット基地局から前記ソース基地局にフォワードされ前記ソース基地局を対象とする少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを前記ターゲット基地局に送り、前記ハンドオーバーの後に前記ターゲット基地局を対象とする第3のレイヤ2パケットを該ターゲット基地局に送るよう構成された少なくとも1つのプロセッサを具備する無線通信のための装置。
  9. 前記少なくとも1つのプロセッサは、各第1のレイヤ2パケット及び各第2のレイヤ2パケットのデスティネーションインジケータを前記ソース基地局用の第1の値に設定し、各第3のレイヤ2パケットのデスティネーションインジケータを前記ターゲット基地局用の第2の値に設定するよう構成される請求項8の装置。
  10. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ソース基地局の第1のレイヤ2構成に従って第1のインターネットプロトコル(IP)パケットを処理して前記第1及び第2のレイヤ2パケットを得、前記ターゲット基地局の第2のレイヤ2構成に従って第2のIPパケットを処理して前記第3のレイヤ2パケットを得るよう構成される請求項8の装置。
  11. ソース基地局からターゲット基地局へのユーザ装置(UE)のハンドオーバーに先立って、前記ソース基地局を対象とする第1のレイヤ2パケットを該ソース基地局に送るための手段と、
    レイヤ2トンネルを通じて前記ターゲット基地局から前記ソース基地局にフォワードされ、前記ソース基地局を対象とする少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを前記ターゲット基地局に送るための手段と、
    前記ハンドオーバーの後に、前記ターゲット基地局を対象とする第3のレイヤ2パケットを該ターゲット基地局に送るための手段とを具備する無線通信のための装置。
  12. 各第1のレイヤ2パケット及び各第2のレイヤ2パケットのデスティネーションインジケータを前記ソース基地局用の第1の値に設定するための手段と、
    各第3のレイヤ2パケットのデスティネーションインジケータを前記ターゲット基地局用の第2の値に設定するための手段とをさらに具備する請求項11の装置。
  13. 前記ソース基地局の第1のレイヤ2構成に従って第1のインターネットプロトコル(IP)パケットを処理して前記第1及び第2のレイヤ2パケットを得るための手段と、
    前記ターゲット基地局の第2のレイヤ2構成に従って第2のIPパケットを処理し、前記第3のレイヤ2パケットを得るための手段とをさらに具備する請求項11の装置。
  14. 少なくとも1つのコンピュータに、ソース基地局からターゲット基地局へのユーザ装置(UE)のハンドオーバーに先立って、前記ソース基地局を対象とする第1のレイヤ2パケットを該ソース基地局に送らせるためのコードと、
    前記少なくとも1つのコンピュータに、レイヤ2トンネルを通じて前記ターゲット基地局から前記ソース基地局にフォワードされ、前記ソース基地局を対象とする少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを前記ターゲット基地局に送らせるためのコードと、
    前記少なくとも1つのコンピュータに、前記ハンドオーバーの後に、前記ターゲット基地局を対象とする第3のレイヤ2パケットを該ターゲット基地局に送らせるためのコードとを具備するコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム製品。
  15. ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバーを行なうユーザ装置(UE)からレイヤ2パケットを受け取ること、
    前記UEから受け取った前記レイヤ2パケットのなかから前記ソース基地局を対象とするレイヤ2パケットを識別すること、及び
    前記ソース基地局を対象とする前記レイヤ2パケットを、レイヤ2トンネルを通じて前記ターゲット基地局から前記ソース基地局にフォワードすることを含む、無線通信システムにおいてデータを受信する方法。
  16. 前記ソース基地局を対象とする前記レイヤ2パケットを識別することは、前記UEから受信された各レイヤ2パケットが前記ソース基地局を対象とするかを前記レイヤ2パケットのデスティネーションインジケータに基づいて判定することを含む請求項15の方法。
  17. 前記デスティネーションインジケータは、前記ソース基地局用の第1の値又は前記基地局用の第2の値に設定される請求項16の方法。
  18. 前記ソース基地局においてレイヤ2パケットをフラッシュするためのフラッシュメッセージを前記UEから受け取ること、及び
    前記フラッシュメッセージを前記ターゲット基地局から前記ソース基地局にフォワードすることをさらに含む請求項15の方法。
  19. 前記ターゲット基地局を対象とするレイヤ2パケットを処理してインターネットプロトコル(IP)パケットを得ること、
    前記ソース基地局からハンドオーバー完了メッセージを受け取ること、及び
    前記ハンドオーバー完了メッセージを受信した後に前記IPパケットをサービングゲートウェイに送ることを含む請求項15の方法。
  20. 前記UEによるハンドオーバータスクの完了を確認するメッセージを受信した後にタイマーを開始すること、
    前記ターゲット基地局を対象とするレイヤ2パケットを処理してインターネットプロトコル(IP)パケットを得ること、及び
    前記タイマーの終了の後に前記IPパケットをサービングゲートウェイに送ることをさらに含む請求項19の方法。
  21. 前記ソース基地局を対象とする前記UEからのレイヤ2パケットが前記ターゲット基地局において受信されたときには、前記タイマーを再開することをさらに含む請求項20の方法。
  22. 前記ターゲット基地局を対象とするレイヤ2パケットを処理してインターネットプロトコル(IP)パケットを得ること、
    前記ターゲット基地局からサービングゲートウェイへのコネクションがセットアップされない場合、前記IPパケットをIPトンネルを通じて前記ターゲット基地局から前記ソース基地局にフォワードすること、及び
    前記コネクションがセットアップされる場合に、前記IPパケットを前記サービングゲートウェイに送ることをさらに含む請求項15の方法。
  23. 前記ソース基地局にフォワードされるレイヤ2パケットは、前記UEによって送信され、前記ソース基地局による受信に誤りが生じたインターネットプロトコル(IP)フラグメントのレイヤ2パケットと、前記UEにより前記ソース基地局に未だ送られていないIPフラグメントのレイヤ2パケットとを含む請求項15の方法。
  24. ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバーを行なうユーザー装置(UE)からレイヤ2パケットを受け取り、前記UEから受け取ったレイヤ2パケットのなかから前記ソース基地局を対象とするレイヤ2パケットを識別し、前記ソース基地局を対象とする前記レイヤ2パケットを、レイヤ2トンネルを通じて前記ターゲット基地局から前記ソース基地局にフォワードするよう構成された少なくとも1つのプロセッサを具備する無線通信のための装置。
  25. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEから受信された各レイヤ2パケットが前記ソース基地局を対象とするかを前記レイヤ2パケットのデスティネーションインジケータに基づいて判定するよう構成される請求項24の装置。
  26. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ターゲット基地局を対象とするレイヤ2パケットを処理してインターネットプロトコル(IP)パケットを得、前記ソース基地局からハンドオーバー完了メッセージを受け取り、前記ハンドオーバー完了メッセージを受信した後に前記IPパケットをサービングゲートウェイに送るよう構成される請求項24の装置。
  27. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEによるハンドオーバータスクの完了を確認するメッセージを受信した後にタイマーを開始し、前記ターゲット基地局を対象とするレイヤ2パケットを処理してインターネットプロトコル(IP)パケットを得、前記タイマーの終了の後に前記IPパケットをサービングゲートウェイに送るように構成される請求項24の装置。
  28. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ターゲット基地局を対象とするレイヤ2パケットを処理してインターネットプロトコル(IP)パケットを得、前記ターゲット基地局からサービングゲートウェイへのコネクションがセットアップされない場合、前記IPパケットをIPトンネルを通じて前記ターゲット基地局から前記ソース基地局にフォワードし、前記コネクションがセットアップされる場合に、前記IPパケットを前記サービングゲートウェイに送るよう構成される請求項24の装置。
  29. ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバーに先だってユーザ装置(UE)から第1のレイヤ2パケットを受け取ること、
    前記UEによって前記ターゲット基地局に送られ、レイヤ2トンネルを通じて前記ソース基地局にフォワードされた少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを受け取ること、及び
    前記第1のレイヤ2パケット及び前記少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを処理して少なくとも1つのインターネットプロトコル(IP)パケットを得ることを含む、無線通信システムにおいてデータを受信する方法。
  30. 前記UEによって前記ターゲット基地局に送られ、前記ソース基地局にフォワードされたフラッシュメッセージを受け取ること、及び
    前記フラッシュメッセージの受け取りに応じてレイヤ2パケットを前記ソース基地局において上位層にフラッシュすることをさらに含む請求項29の方法。
  31. 前記フラッシュメッセージを受け取った後、又は前記UEからのレイヤ2パケットが前記ソース基地局においてもはや予期されない場合、ハンドオーバー完了メッセージを送ることをさらに含む請求項30の方法。
  32. レイヤ2トンネルを通じてソース基地局によってターゲット基地局にフォワードされた少なくとも1つの第1のレイヤ2パケットを受け取ること、
    前記ソース基地局から前記ターゲット基地局にハンドオーバーを行なうユーザ装置(UE)に前記少なくとも1つの第1のレイヤ2パケットを送ること、
    前記ターゲット基地局において前記UEへの第2のレイヤ2パケットを生成すること、及び
    前記第2のレイヤ2パケットを前記UEに送ることを含む、無線通信システムにおいてデータを送信する方法。
  33. 第1のレイヤ2パケットそれぞれは、前記ソース基地局用の第1の値に設定されたソースインジケータを含み、前記方法は、
    各第2のレイヤ2パケットのソースインジケータを前記ターゲット基地局用の第2の値に設定することをさらに含む請求項32の方法。
  34. 前記ソース基地局から受信された少なくとも1つの第1のレイヤ2パケットのための第1のバッファを維持すること、
    前記ターゲット基地局によって生成された前記第2のレイヤ2パケットのための第2のバッファを維持すること、及び
    前記第2のバッファにおける前記第2のレイヤ2パケットを前記UEに送る前に、前記第1のバッファ内の前記少なくとも1つの第1のレイヤ2パケットを前記UEに送ることをさらに含む請求項32の方法。
  35. 前記ターゲット基地局にフォワードすべき第1のレイヤ2パケットはもはや存在しないことを示すメッセージを前記ソース基地局から受け取ること、及び
    前記メッセージの受信の後に前記第2のレイヤ2パケットを前記UEに送ることをさらに含む請求項32の方法。
  36. 前記UEにハンドオーバー完了メッセージを送ること、
    前記ハンドオーバー完了メッセージの送信に応じてタイマーを開始すること、及び
    前記タイマーの終了の後に前記第2のレイヤ2パケットを前記UEに送ることをさらに含む請求項32の方法。
  37. IPトンネルを通じて前記ソース基地局により前記ターゲット基地局にフォワードされた第1のインターネットプロトコル(IP)パケットを受け取ること、
    サービングゲートウェイから第2のIPパケットを受け取ること、及び
    前記第2のIPパケットが後続する前記第1のIPパケットを処理して前記第2のレイヤ2パケットを生成することをさらに含む請求項32の方法。
  38. レイヤ2トンネルを通じてソース基地局によってターゲット基地局にフォワードされた少なくとも1つの第1のレイヤ2パケットを受け取り、前記ソース基地局から前記ターゲット基地局にハンドオーバーを行なうユーザ装置(UE)に前記少なくとも1つの第1のレイヤ2パケットを送り、前記ターゲット基地局においてUEへの第2のレイヤ2パケットを生成し、前記第2のレイヤ2パケットをUEに送るよう構成される少なくとも1つのプロセッサを具備する無線通信のための装置。
  39. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ターゲット基地局にフォワードすべき第1のレイヤ2パケットはもはや存在しないことを示すメッセージを前記ソース基地局から受け取り、前記メッセージの受信の後に前記第2のレイヤ2パケットを前記UEに送るよう構成される請求項38の装置。
  40. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEにハンドオーバー完了メッセージを送り、前記ハンドオーバー完了メッセージの送信に応じてタイマーを開始し、前記タイマーの終了の後に前記第2のレイヤ2パケットを前記UEに送るよう構成される請求項38の装置。
  41. ソース基地局からターゲット基地局へのユーザ装置(UE)のハンドオーバーに先立って該ソース基地局により生成された第1のレイヤ2パケットを該ソース基地局から受け取ること、
    前記ソース基地局により生成され、レイヤ2トンネルを通じて前記ターゲット基地局にフォワードされた少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを受け取ること、及び
    前記ハンドオーバーの後に、前記ターゲット基地局から、該ターゲット基地局により生成された第3のレイヤ2パケットを受け取ることを含む、無線通信システムにおいてデータを受信する方法。
  42. 各レイヤ2パケットが前記ソース基地局により生成されたかそれとも前記ターゲット基地局により生成されたかを前記レイヤ2パケットのソースインジケータに基づいて判定することをさらに含む請求項41の方法。
  43. 前記ソースインジケータは、前記ソース基地局用の第1の値又は前記基地局用の第2の値に設定される請求項42の方法。
  44. 前記ソース基地局からもたらされ、前記ターゲット基地局によって前記UEにフォワードされる第1のレイヤ2パケットはもはや存在しないことを示すメッセージを受信すること、及び
    前記メッセージの受信に応じて、プロトコルスタックにおける次の上位プロトコルまで前記第1のレイヤ2パケット及び前記少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを渡すことをさらに含む請求項41の方法。
  45. ソース基地局からターゲット基地局へのユーザ装置(UE)のハンドオーバーに先立って該ソース基地局により生成された第1のレイヤ2パケットを該ソース基地局から受け取り、前記ソース基地局により生成され、レイヤ2トンネルを通じて前記ターゲット基地局にフォワードされた少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを受け取り、前記ハンドオーバーの後に、前記ターゲット基地局から、該ターゲット基地局により生成された第3のレイヤ2パケットを受け取るよう構成された少なくとも1つのプロセッサを具備する無線通信のための装置。
  46. 前記少なくとも1つのプロセッサは、各レイヤ2パケットが前記ソース基地局により生成されたかそれとも前記ターゲット基地局により生成されたかを前記レイヤ2パケットのソースインジケータに基づいて判定するよう構成される請求項45の方法。
  47. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ソース基地局によりもたらされ前記ターゲット基地局によって前記UEにフォワードされる第1のレイヤ2パケットはもはや存在しないことを示すメッセージを受け取り、前記メッセージの受信に応じて、プロトコルスタックにおける次の上位プロトコルまで前記第1のレイヤ2パケット及び前記少なくとも1つの第2のレイヤ2パケットを渡すよう構成される請求項45の方法。
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