JP2010535835A - 抗増殖性疾患剤としてのピラゾロ[3,4−d]−ピリミジン誘導体 - Google Patents
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Abstract
Description
Rは低級アルキルであり、
環Aは、
ヘテロアリール;
低級アルキル;ハロゲン;ヒドロキシル;低級アルコキシ;ヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルコキシ;及びシアノ、からなる群から独立に選択される1〜5個の置換基により置換されるヘテロアリール;
フェニル;及び
低級アルキル;ハロゲン;ヒドロキシル;低級アルコキシ;ヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルコキシ;及びシアノ、からなる群から独立に選択される1〜4個の置換基により置換されるフェニル;
からなる群から選択され、
環Bは、
ヘテロアリール;
低級アルキル;フッ化アルキル;アリール置換アルキル;ヒドロキシル;低級アルコキシ;ヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルコキシ;ハロゲン;シアノ;及び−NR1R2、からなる群から選択される1〜5個の置換基により置換されるヘテロアリール;
フェニル;及び
低級アルキル;フッ化アルキル;アリール置換アルキル;ヒドロキシル;低級アルコキシ;ヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルコキシ;ハロゲン;及び−NR1R2、からなる群から選択される1〜5個の置換基により置換されるフェニル;
からなる群から選択され、
R1及びR2は、各々独立に、水素;低級アルキル;及びヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルキル;からなる群から選択され;及びR1及びR2は、Nと一緒になって、5−又は6−員の複素環を形成でき;及び
Lは、単結合、−OCH2−、−CH2O−、−NHCO−、−CONH−、−O−、−OCH2CH2−、−CH2OCH2−、−CH2CH2O−、CF=CH−、CH=CF−、−NH−、−NHCH2−、−CH2NH−、−SCH2−、−CH2S−、−SOCH2−、−CH2SO−、−SO2CH2−、−CH2SO2−、−S−、−CH=CH−、及び低級アルキルからなる群から選択され、
ただし、Lが単結合である場合、環Bは、低級アルキル;フッ化アルキル;アリール置換アルキル;ヒドロキシル;低級アルコキシ;ヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルコキシ;ハロゲン;シアノ;及び−NR1R2、からなる群から選択される1〜4個の置換基により置換されるアゾールである。
別の好ましい実施態様によれば、ハロゲンはCl及びFからなる群から選択される。
別の好ましい実施態様によれば、Lは、−CH2O−、−NHCO−、−CONH−からなる群から選択される。
環Aは、低級アルキル;ハロゲン;ヒドロキシル;低級アルコキシ;ヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルコキシ;及びシアノ、からなる群から独立に選択される1〜4個の置換基により置換されるフェニルであり;
Lは、−CH2O−、−NHCO−、及び−CONH−からなる群から選択され;及び
環Bは、低級アルキル;フッ化アルキル;アリール置換アルキル;ヒドロキシル;低級アルコキシ;ヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルコキシ;ハロゲン;シアノ;及び−NR1R2、からなる群から選択される1〜5個の置換基により置換されるフェニルである。
環Aは、フェニル及びメチルにより置換されるフェニルからなる群から選択され;
Lは単結合である;及び
環Bは、置換1,3,4−オキサジアゾール;置換1,2,4−オキサジアゾール;置換1,2,3−トリアゾール;置換1,2,4−トリアゾール;及び置換テトラゾールであり、好ましくは置換1,3,4−オキサジアゾールであり、ここで当該置換基は、低級アルキル;フッ化アルキル;アリール置換アルキル;ヒドロキシル;低級アルコキシ;ヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルコキシ;ハロゲン;シアノ;及び−NR1R2、からなる群から選択され、R1及びR2は上記に規定の通りである。
Rが(C1−6)アルキルであり;
環Aが、未置換であるか、(C1−6)アルキルにより1回置換されるフェニルであり;
Lが、−CH2−O−、−O−CH2−、−C(O)−NH−、又は−NH−C(O)−であり;
環Bが、未置換であるか、ハロゲン、又は−NH−(CH2)2−OHから独立に選択される置換基により1又は2回置換されるフェニルであるか;又は
Lが単結合であり、及び
環Bが、3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イルである、式(I)の化合物を提供する。
3−(3−ベンジルオキシ−フェノキシメチル)−1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミン;
N−[3−(4−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イルメトキシ)−4−メチル−フェニル]−3−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−ベンザミド;
N−[3−(4−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イルメトキシ)−4−メチル−フェニル]−3−クロロ−ベンザミド;
4−クロロ−1−メチル−3−[2−メチル−5−(3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾロ−5−イル)−フェノキシメチル]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;
3−(5−ベンジルオキシ−2−メチル−フェノキシメチル)−1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミン;
3−(4−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イルメトキシ)−N−(4−クロロ−フェニル)−4−メチル−ベンザミド;
3−[5−(4−クロロ−ベンジルオキシ)−2−メチル−フェノキシメチル]−1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミン;
1−メチル−3−[2−メチル−5−(5−メチル−[1,3,4]オキサジアゾロ−2−イル)−フェノキシメチル]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミン;
3−(4−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イルメトキシ)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−メチル−ベンザミド;から選択される請求項1に記載の化合物、及び前記化合物のうちの任意の、医薬的に許容される塩又はエステル。
Robins, R. K. J. Am. Chem. Soc, 1956, 78, 784の方法により調製
1−(エトキシエチリデン)マロノニトリル(25.05 g, 184.0 mmol)(Aldrich)を、35%(重量)ヒドラジン水和物(37 ml, Aldrich)に少量ずつ添加した。およそ半分の1−(エトキシエチリデン)マロノニトリルを添加後、反応混合物を氷水中で冷却し、残りの1−(エトキシエチリデン)マロノニトリルを、フラスコ内の内容物を穏やかに沸騰させるような速度で添加した。添加が完了したら、この混合物を還流温度で2時間加熱した。冷却後、固体を濾過し、冷水で洗浄し、真空デシケータ中で乾燥させ、5−アミノ−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを得た(収量、15.0 g)。
5−アミノ−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(上記、15.0 g)を、冷水浴で冷却した濃硫酸(47 ml, 95%)を攪拌させながらそこへ添加した。添加後、反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後、氷水の混合物にそれを攪拌させながら注いだ。沈殿物を濾過により回収し、冷水で洗浄し、過剰な硫酸を除去し、真空デシケータ中で乾燥させ、5−アミノ−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸アミドを得た(19.6 g)。
HRMS (ES+) m/z 理論値(Calcd)C7H7ClN4+H [(M+H)+]: 183.0431、測定値(Found): 183.0432。
HRMS (ES+) m/z 理論値:C7H6BrClN4+H [(M+H)+]: 260.9537、測定値: 260.9537。
HRMS (ES+) m/z 理論値:C20H17CIN4O2+H[(M+H)+]: 381.1115、測定値:381.1113。
HRMS (ES+) m/z 理論値:C20H19N5O2+ H[(M+H)+]: 362.1611、測定値:362.1612。
テトラヒドロフラン(50 ml)中の塩化3−クロロ−4−フルオロベンゾイル(21.23 g, 110 mmol, Avocado)溶液を、マグネチックスターラで攪拌する、氷水浴で冷却5−アミノ−o−クレゾール(6.16 g, 50 mmol, Aldrich)、トリエチルアミン(17.5 ml, 125 mmol, Aldrich)及びテトラヒドロフラン(50 ml)の溶液に滴下しながら添加した。添加が完了したら、この混合物を室温に戻し、16時間攪拌した。その後、混合物を、水(125 ml)及び重炭酸ナトリウム飽和水溶液(125 ml)で希釈した。さらに30分攪拌後、沈殿物を回収し、粗製3−クロロ−4−フルオロ−安息香酸5−(3−クロロ−4−フルオロ−ベンゾイルアミノ)−2−メチル−フェニルエステルを、オフホワイト粉末として得た(収量、21.83 g)。
ジメチルスルホキシド(5.0 ml)中の3−クロロ−4−フルオロ−N−(3−ヒドロキシ−4−メチル−フェニル)−ベンザミド(1.0 g, 3.58 mmol)溶液を、エタノールアミン(10.0 ml)(Aldrich)で処理し、マイクロ波反応器で140℃、50分加熱した。その後、反応混合物を酢酸エチルと水に分配した。水相を2N 塩酸で酸性化した。沈殿物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させた。水相を酢酸エチルで抽出した(2×)。混合した有機相を水及びブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、濃縮した。2つの固体サンプルを混合し、乾燥させ、3−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−N−(3−ヒドロキシ−4−メチル−フェニル)−ベンザミドを得た(収量、1.13 g)。
HRMS (ES+) m/z 理論値:C23H22Cl2N6O3+H[(M+H)+]: 501.1197、測定値:503.1203。
HRMS (ES+) m/z 理論値: C23H24ClN7O3+H[(M+H)+]: 482.1702、測定値: 482.1702。
ステップ1
テトラヒドロフラン(50 ml)中の塩化3−クロロベンゾイル(32.81 g, 187.5 mmol, Aldrich)溶液を、マグネチックスターラで攪拌する、氷水浴で5−アミノ−o−クレゾール(9.24 g, 75 mmol, Aldrich)、トリエチルアミン(31.43 ml, 225 mmol, Aldrich)及びテトラヒドロフラン(150 ml)の溶液に、滴下しながら添加した。添加が完了したら、この混合物を室温に戻し、16時間攪拌した。その後、混合物を、水(200ml)及び重炭酸ナトリウム飽和水溶液(200 ml)で希釈した。さらに30分攪拌後、沈殿物を回収し、粗製3−クロロ−安息香酸5−(3−クロロ−ベンゾイルアミノ)−2−メチル−フェニルエステルを、オフホワイト粉末として得た(収量、31.74 g)。粗製3−クロロ−安息香酸5−(3−クロロ−ベンゾイルアミノ)−2−メチル−フェニルエステル(11.42 g, 28.5 mmol)を、テトラヒドロフラン(70 ml)、メタノール(140 ml)及び1N水酸化ナトリウム水溶液(28.5 ml, 28.5 mmol)の混合物に溶解させた。この混合物を室温で18時間攪拌し、その後減圧下で濃縮し、大半の有機溶媒を除去した。得られた懸濁物を、水(90 ml)及び重炭酸ナトリウム飽和水溶液(10 ml)で希釈した。30分静置後、沈殿物を回収し、水で洗浄し、乾燥させ、3−クロロ−N−(3−ヒドロキシ−4−メチル−フェニル)−ベンザミドをオフホワイト粉末として得た(収量、6.06 g)。
HRMS (ES+) m/z 理論値:C21H19ClN6O2+H[(M+H)+]: 423.1331、測定値:423.1331。
ステップ1
無水エタノール(165 ml)中の3−ヒドロキシ−4−メチル安息香酸(25.0 g, 164 mmol, Aldrich)及び濃硫酸(3 ml)の混合物を、還流温度で20時間加熱した。冷却後、固体炭酸ナトリウム(7 g)を添加し、この酸を中性化した。その後、混合物をジエチルエーテル(2×300 ml)及び水(2×300 ml)に分配した。有機層をブライン(300 ml)で洗浄し、混合し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、濃縮した。残存物をヘキサンから再結晶化し、3−ヒドロキシ−4−メチル−安息香酸エチルエステルを白色固体として、2つの生成物(crop)において得た(収量、28.90 g、97.8%)。
水素化ナトリウム(油中60%、4.80 g, 120 mmol, Aldrich)をペンタンで洗浄した(2×50 ml)。ペンタンをピペッティングにより除去した。得られた固体を、無水ジメチルホルムアミド(30 ml)に懸濁させ、氷水浴で冷却させた。ジメチルホルムアミド(30 ml)中の3−ヒドロキシ−4−メチル−安息香酸エチルエステル(14.42 g, 80 mmol)を、30分かけて滴下しながら添加した。さらに30分攪拌後、クロロメチルメチルエーテル(8.2 ml, 108 mmol, Aldrich)を10分かけて滴下しながら添加した。室温でさらに2時間攪拌後、反応混合物を水(3 X 250 ml)及びジエチルエーテル(2 X 250 ml)に分配した。有機層をブライン(250 ml)で洗浄し、混合し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、濃縮して、無色オイルを得た。これを、シリカゲルを通して濾過し(Biotage 4OL、ジクロロメタン−ヘキサン、体積/体積2:3、その後ジクロロメタン)、粗製3−メトキシメトキシ−4−メチル−安息香酸エチルエステルを、無色オイルとして得た(微量のより低いRfの物質を含む)(収量、18.01 g, 100%)。
3−メトキシメトキシ−4−メチル−安息香酸エチルエステル(4.5 g, 20 mmol)を、エタノール(50 ml)、水(20 ml)及び1N 水酸化ナトリウム飽和水溶液(30 ml)の混合物に溶解させ、室温で18時間攪拌した。この今後物を減圧下で濃縮し、大半のエタノールを除去した。得られた水溶液に酢酸(2.5 g, 41.6 mmol)を添加することにより酸性化した。白色沈殿が形成した。さらに30分静置後、沈殿物を濾過により回収し、水で洗浄し、乾燥させ、3−メトキシメトキシ−4−メチル−安息香酸を白色粉末として得た(収量、3.82 g, 97.0%)。
3−メトキシメトキシ−4−メチル−安息香酸(1.96 g, 10 mmol)、1−(3−ジメチル−アミノプロピル−3−エチルカルボジイミド)(1.92 g, 10 mmol, Aldrich)、及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.5 g, 10 mmol, Aldrich)の混合物を、室温で30分攪拌した。アセトアミドオキシム(0.74 g, 10 mmol)(GFS Chemicals)を添加し、混合物をマグネチックスターラで攪拌しながら140℃で2時間加熱した。冷却後、混合物を、酢酸エチル(2 X 100 ml)及び重炭酸ナトリウム飽和水溶液(100 ml)に分配した。酢酸エチル溶液を混合し、濃縮し、粗製5−(3−メトキシメトキシ−4−メチル−フェニル)−3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾールを得た(収量、1.23 g, 52.5%)。
テトラヒドロフラン/イソプロパノール(1:1、30 ml)中の5−(3−メトキシメトキシ−4−メチル−フェニル)−3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール(1.23g, 5.25 mmol)溶液に、ジオキサン中の13.1 mlの4M HClを添加した。反応混合物を室温で18時間攪拌した。溶液を濃縮した。残存物を酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、濃縮した。残存物を、酢酸エチル/ヘキサンから再結晶化し、2−メチル−5−(3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾロ−5−イル)−フェノールを得た(収量、0.88 g, 88 %)。
HRMS (ES+) m/z 理論値:C17H17N7O2+H[(M+H)+]: 352.1516、測定値:352.1517。
ステップ1
テトラヒドロフラン(60 ml)中の、4−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(2.28 g, 10.0 mmol、以下の実施例18の方法で調製する)及びナトリウムシアノボロヒドライド(2.0 g, 15.9 mmol)に、指示薬としてメチルオレンジを添加し、溶液を黄色にし、溶液をオレンジに維持しながら、1N HCl溶液(15 ml)をゆっくりと添加した。この混合物を室温で一晩攪拌した。水を添加し、混合物を酢酸エチルで3回抽出した。混合有機相を、水及びブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮した。残存物を、フラッシュクロマトグラフィで、ヘキサン中0〜40%酢酸エチルで溶出し、5−ベンジルオキシ−2−メチル−フェノール(収量、0.64 g)を得た。
HRMS (ES+) m/z 理論値:C21H19ClN4O2+H [(M+H)+]: 395.1270、測定値: 395.1270。
HRMS (ES+) m/z 理論値:C21H21N5O2+H[(M+H)+]: 376.1768、測定値:376.1768。
ステップ1
無水酢酸(25 ml, 265 mmol, Aldrich)中の3−ヒドロキシ−4−メチル安息香酸(10.73 g, 70.5 mmol, Lancaster)の懸濁物を、還流温度で5時間加熱した。室温まで冷却後、混合物を氷水混合物(600 ml)に注ぎ、一晩攪拌した。固形塊を砕き、濾過により回収した。残存物を水で洗浄し、真空中で乾燥させ、3−アセトキシ−4−メチル−安息香酸を黄褐色の固体として得た(収量、11.82 g)。3−アセトキシ−4−メチル−安息香酸(1.94 g, 10 mmol)を塩化チオニル(3 ml, 40 mmol, Aldrich)及びN,N−ジメチル−ホルムアミド(3滴)に懸濁させ、還流温度で2時間加熱した。室温で冷却後、混合物をトルエン(30 ml)で希釈し、減圧下で濃縮した。得られたオイルをジクロロメタン(30 ml)に溶解し、ジクロロメタン(50 ml)中の、4−クロロアニリン(1.34 g, 10.5 mmol, Aldrich)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.6 g, 12.5 mmol)溶液に滴下しながら添加した。さらに2時間攪拌後、混合物を水(50 ml)で希釈し、さらに30分攪拌した。層を分離した。有機層を、水(50 ml)で洗浄した。水層をジクロロメタン(50 ml)で再び洗浄した。有機層を混合し、濃縮した。残存物を、テトラヒドロフラン(25 ml)、メタノール(25 ml)及び1N 水酸化ナトリウム水溶液(10 ml, 10 mmol)の混合物に溶解させた。16時間攪拌後、混合物を水(100 ml)及び酢酸(5 ml)で希釈、減圧下で濃縮し、大半の有機溶媒を除去した。形成した沈殿物を濾過により回収し、水で洗浄し、乾燥させ、N−(4−クロロ−フェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−ベンザミドを、オフホワイト結晶として得た(収量、2.57 g)。
HRMS (ES+) m/z 理論値:C21H17Cl2N5O2+H [(M+H)+]: 442.0830、測定値:442.0832。
HRMS (ES+) m/z 理論値:C21H19ClN6O2+H[(M+H)+]: 423.1327、測定値:423.1331。
ステップ1
アセトニトリル(50 ml)中の、2,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド(6.62 g, 48 mmol, Fluka)、フッ化カリウム(5357 g, 96 mmol, Aldhch)及び塩化4−クロロベンジル(13.50 g, 84 mmol, Aldrich)の混合物を、90℃で24時間加熱した。冷却後、混合物を、エーテル(2×100 ml)及び水(2×100 ml)に分配した。有機層を、ブライン(100 ml)で洗浄し、混合し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、濃縮した。残存物をフラッシュクロマトグラフィで精製し(Biotage 75S、溶媒として、ヘキサン、その後ヘキサン−ジクロロメタンが1:1)、部分的な分離を得た。生成物の精製フラクションを混合及び濃縮し、残存物を微量のジクロロメタンを添加したヘキサンから再結晶化し、4−(4−クロロ−ベンジルオキシ)−2−ヒドロキシ−ベンズアルデヒドを白色結晶として得た(収量、4.74 g)。母液及び非純粋フラクションを混合し、さらにフラッシュクロマトグラフィにより精製し(Biotage 4OL、前記溶媒と同じ)、精製フラクションを混合し濃縮した。残存物を再結晶化し、第二の生成物4−(4−クロロ−ベンジルオキシ)−2−ヒドロキシ−ベンズアルデヒドを得た(収量、3.03 g)。
テトラヒドロフラン(30 ml)中の、4−(4−クロロ−ベンジルオキシ)−2−ヒドロキシ−ベンズアルデヒド(1.31 g, 5.0 mmol)及びナトリウムシアノボロヒドライド(1.0 g, 15.9 mmol, Aldrich)に、指示薬としてメチルオレンジを添加し、溶液を黄色にし、溶液をオレンジに維持しながら、1N HCl溶液(7.5 ml)をゆっくりと添加した。この混合物を室温で一晩攪拌した。水を添加し、混合物を酢酸エチルで3回抽出した。混合有機相を、水及びブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮した。残存物を、フラッシュクロマトグラフィで、ヘキサン中0〜40%酢酸エチルで溶出し、5−(4−クロロ−ベンジルオキシ)−2−メチル−フェノール(収量、0.43 g)を得た。
HRMS (ES+) m/z 理論値:C21H20ClN5O2+H[(M+H)+]: 410.1379、測定値:410.1379。
ステップ1
無水エタノール(180 ml)中の3−ヒドロキシ−4−メチル安息香酸(25.42 g, 167 mmol, Aldrich)及び濃硫酸(3 ml)の混合物を、還流温度で20時間加熱した。冷却後、固体炭酸ナトリウム(10 g)を添加し、この酸を中性化した。その後、混合物をジエチルエーテル(2×400 ml)及び水(2×300 ml)に分配した。有機層をブライン(300 ml)で洗浄し、混合し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、濃縮した。残存物をヘキサンから再結晶化し、3−ヒドロキシ−4−メチル−安息香酸エチルエステルを白色固体として、2つの生成物において得た(収量、29.14 g)。
無水ヒドラジン(10 ml, 318 mmol)(Aldrich)中の3−ヒドロキシ−4−メチル安息香酸エチル(3.60 g, 20 mmol)の懸濁物を、還流温度(槽の温度が150℃)で3時間加熱した。室温まで冷却した後、混合物を減圧下で濃縮し、乾燥固体を得た。これをキシレン(50 ml)に懸濁させ、減圧下で濃縮した。得られた固体を、オルト酢酸トリエチル(35 ml, 191 mmol)(Aldrich)に懸濁させ、エタノールを除去しながら還流温度で(槽の温度が150℃)で20分加熱した。冷却後、ジクロロメタンを添加し、濾過により固体を回収し、2−メチル−5−(5−メチル−[1,3,4]オキサジアゾロ−2−イル)−フェノールを、オフホワイト結晶物質として得た(収量、2.28 g)。
上記物質からの濾液を、フラッシュクロマトグラフィにより精製し(Biotage 4OL、溶媒として、ジクロロメタン中、酢酸エチルが10%〜40%)、第二の生成物2−メチル−5−(5−メチル−[1,3,4]オキサジアゾロ−2−イル)を白色結晶物質として得た(収量、0.99 g)。
ステップ1
テトラヒドロフラン(50 ml)中の塩化3−クロロベンゾイル(21.23 g, 110 mmol, Aldrich)溶液を、マグネチックスターラで攪拌する、氷水浴で5−アミノ−o−クレゾール(6.16 g, 50 mmol, Aldrich)、トリエチルアミン(17.5 ml, 125 mmol, Aldrich)及びテトラヒドロフラン(50 ml)の溶液に、滴下しながら添加した。添加が完了したら、この混合物を室温に戻し、16時間攪拌した。その後、混合物を、水(125 ml)及び重炭酸ナトリウム飽和水溶液(125 ml)で希釈した。さらに30分攪拌後、沈殿物を回収し、粗製3−クロロ−4−フルオロ−安息香酸5−(3−クロロ−4−フルオロ−ベンゾイルアミノ)−2−メチル−フェニルエステルを、オフホワイト粉末として得た(収量、21.83 g, 101 %)。
HRMS (ES+) m/z 理論値:C21H18ClFN6O2+H[(M+H)+]: 441.1235、測定値:441 .1237。
基質として6H−MEKを用いるc−Raf HTRFアッセイ(用量反応)
アッセイ原理
本アッセイは基質として6H−MEKを利用する。c−Rafリン酸化において、リン酸化された6H−MEKを、ウサギ抗−リン酸−MEK1/2、Eu−標識抗−ウサギ、及びAPC−標識抗−6H抗体で検出する。
酵素:EE−タグを有するクローン化ヒトc−Raf;リン酸化される(バキュロウイルスHi5細胞中でv−src−FLAGで共発現される)、0.2 mg/mL(分子量を73 kDと仮定して2.74μM)、−15℃で保存。
基質:WT全長6H−MEK、4.94 mg/ml(分子量を32 kDと仮定して154.4μM)、−15℃で保存。
抗体:ウサギ(α-P-(Ser 217/221))−MEK−1/2Ab(Cell Signaling製、カタログ番号9121 B, Lot 14);Eu−(α−ウサギIgG(Wallac製、カタログ番号AD0083, Lot 318663、710 ug/mL, 4.4 μM));(α−6H−SureLight−APC(Martek製、カタログ番号AD0059H, Lot E012AB01 , 3.03 μM)。
リーダー:PerkinElmer製Envision、412ミラー(mirror)でのHTRFリーディングモード
アッセイプレート:Matrix all-black ポリプロピレンプレート(カタログ番号4344)。
その他:化合物プレート用のWeidman 384 ポリプロピレンプレート(REMP)。
(1)キナーゼアッセイバッファ(KAB): 50 mM HEPES (HyClone) pH7, 10 mM MgCl2, 1 mM DTT, 0.1 mM Na3V2O4、及び0.3 mg/ml BSAを調製する。
(2)KAB中で6H−MEK(150 nM)を調製する。アッセイプレートに12 μL/ウェル添加する。KAB中でATP(66 μM)を調製する。
(3)DMSO中で、化合物を2.4 mMに、任意のポジティブコントロールを480 μMに希釈する。
(4)DMSO中で、10点の3×希釈を行う。2.5 μL/ウェルのDMSO溶液を吸引し、27.5 μl/ウェルのATP溶液を(3)に添加する。
(5)混合し、その後(4)中の6 μl/ウェルの溶液を、アッセイプレートに添加し、MEKリン酸化の際にDMSO濃度を2.1%とする。
(6)KAB中のc−Raf(12 nM)を調製する。
(7)カラム1〜2に6 μl/ウェルのKABを、カラム3〜24に6 μL/ウェルのc−Rafを添加する。
(8)37℃で30分間インキュベートする。
(9)AB1(50 mM HEPES pH7, 0.2 mg/mL BSA、及び43 mM EDTA)中で、ウサギ(α−P-(Ser 217/221))−MEK−1/2Ab(ストックから1:240)を調製する。
(10)反応停止のために、(9)の6 μL/ウェルの溶液を、アッセイプレートに添加し、37℃で30分インキュベートする。
(11)AB2(50 mM HEPES pH7及び0.2 mg/mL BSA)中で、Eu−(α−ウサギIgG(9 nM))及び(α−6H−SureLight−APC(120 nM))を調製する。
(12)(11)の6 μl/ウェル溶液を、アッセイプレートに添加する。
(13)スペクトルのクロストーク因子を決定するために、ステップ(1)〜(10)に従って2つのサンプルを調製する。ブランクサンプルとして、6 μl/ウェルのAB2を添加する。クロストーク因子サンプルとして、6 μl/ウェルのEu−抗ウサギIgG(9 nM)を添加する。
(14)室温で1.5時間インキュベートする。
(15)615 nm及び665 nmでのHTRFシグナルをEnvisionで測定する。スペクトルのクロストーク補正の後に、HTRFシグナルを規格化する。
High−5細胞で、N末端EE−タグ化c−Rafを発現した。5リットルの培養物を、EE−cRaf及びFLAG−vSrcウイルスを1:2の比率で同時形質移入し、48時間培養した。細胞ペレットを、TBS(5 mM EDTA、50 mM KF、20 mM ピロリン酸Na、20 mM β-グリセロールリン酸、0.5 mM Na VO3、1 % NP-40 (w/v)及びComplete Protease Tablets含有)でリンスした。ライセートを20,000×gで1時間遠心分離した。上清を8 mlの抗−EEタグ−Gタンパク質セファロースと共に、4℃で2時間インキュベートした。その後、樹脂を上記のバッファ30容量で洗浄した。c−Rafタンパク質を序100 mg/mlのEEペプチドを含有する上記バッファで、4℃で1時間インキュベートした。このタンパク質を、Amicon Stir CellのYM10メンブレンをン用いて濃縮した。濃縮タンパク質を、1 mM DTT及び30%グリセロールを含有するTBSに対して透析した。BioRad DC法により、タンパク質濃度を決定した。
6H−MEK1(62-393)発現用プラスミドを含むE.coli細胞を、Rich Mediaで増殖させ、1 mM IPTGで、22℃で24時間発現誘導した。細胞ペレットを、50 mM リン酸カリウムバッファ(pH 8.0、300 mM NaCl、5 mM MgCl2、10 mM CHAPS、2 mM TCEP及びComplete Protease Inhibitor Tablets)に再懸濁した。細胞を超音波処理により破砕した。ライセートを、13,000 x gで45分間遠心分離することにより浄化した。上清を、50 mM リン酸カリウムバッファ(pH 8.0、10 mM イミダゾール、4 mM TCEP、300 mM NaCl、10 mM CHAPS、2 mM ピロール−2−カルボキシレート、及び100 mM ZnCl2)で1:1に希釈し、TALON金属アフィニティ樹脂と共に、4℃で1時間インキュベートした。この樹脂を、50 mM リン酸カリウムバッファ(pH 8.0、5 mM イミダゾール、2 mM TCEP、300 mM NaCl, 10 mM CHAPS、1 mM ピロール−2−カルボキシレート、及び50 mM ZnCl2)の10容量で洗浄した。タンパク質を、20 mM HEPES(pH 8.0、100 mM EDTA、2 mM TCEP、10% v/v グリセロール)の5容量と、4℃で1時間インキュベートすることにより溶出した。溶出した物質を、10Kd MWカットオフメンブレンを有するAmicon Ultra 15装置を用いることにより濃縮した。その後サンプルを、Superdex 200 26/60カラムを用いるサイズ排除クロマトグラフィに供した。
6H−MEK1ピークを分取し、上記の通り濃縮した。タンパク質を、BioRad法を用いて決定した。
アッセイ原理
本アッセイは基質として6H−MEKを利用する。b−Raf WTリン酸化において、リン酸化された6H−MEKを、ウサギ抗−リン酸−MEK1/2、Eu−標識抗−ウサギ、及びAPC−標識抗−6H抗体で検出する。
酵素:Upstate製のN末端GSTタグ有する、ヒトb−Raf 416−末端残基の組み換え体;(Sf21昆虫細胞でバキュロウイルスにより発現される)、0.26 mg/mL(分子量を67.2 kDと仮定して3.87μM)、カタログ番号14-530M、Lot番号25502AU、−80℃で保存。
基質:WT全長6H−MEK、4.94 mg/ml(分子量を32 kDと仮定して154.4μM)、−15℃で保存。
抗体:ウサギ(α-P-(Ser 217/221))−MEK−1/2Ab(Cell Signaling製、カタログ番号9121 B, Lot 14);Eu−(α−ウサギIgG(Wallac製、カタログ番号AD0083, Lot 318663、710 ug/mL, 4.4 μM));(α−6H−SureLight−APC(Martek製、カタログ番号AD0059H, Lot E012AB01 , 3.03 μM)。
リーダー:PerkinElmer製Envision、412ミラー(mirror)でのHTRFリーディングモード
アッセイプレート:Matrix all-black ポリプロピレンプレート(カタログ番号4344)。
その他:化合物プレート用のWeidman 384 ポリプロピレンプレート(REMP)。
(1)キナーゼアッセイバッファ(KAB): 50 mM HEPES (HyClone) pH7, 10 mM MgCl2, 1 mM DTT, 0.1 mM Na3V2O4、及び0.3 mg/ml BSAを調製する。
(2)KAB中で6H−MEK(150 nM)を調製する。アッセイプレートに12 μL/ウェル添加する。KAB中でATP(66 μM)を調製する。
(3)DMSO中で、化合物を2.4 mMに、任意のポジティブコントロールを480 μMに希釈する。
(4)DMSO中で、10点の3×希釈を行う。2.5 μL/ウェルのDMSO溶液を吸引し、27.5 μl/ウェルのATP溶液を(3)に添加する。
(5)混合し、その後(4)中の6 μl/ウェルの溶液を、アッセイプレートに添加し、MEKリン酸化の際にDMSO濃度を2.1%とする。
(6)KAB中のb−Raf(100 p M)を調製する。
(7)カラム1〜2に6 μl/ウェルのKABを、カラム3〜24に6 μL/ウェルのb−Rafを添加する。
(8)37℃で30分間インキュベートする。
(9)AB1(50 mM HEPES pH7, 0.2 mg/mL BSA、及び43 mM EDTA)中で、ウサギ(α−P-(Ser 217/221))−MEK−1/2Ab(ストックから1:200)を調製する。
(10)反応停止のために、(9)の6 μL/ウェルの溶液を、アッセイプレートに添加し、37℃で30分インキュベートする。
(11)AB2(50 mM HEPES pH7及び0.2 mg/mL BSA)中で、Eu−(α−ウサギIgG(9 nM))及び(α−6H−SureLight−APC(180 nM))を調製する。
(12)(11)の6 μl/ウェル溶液を、アッセイプレートに添加する。
(13)スペクトルのクロストーク因子を決定するために、ステップ(1)〜(10)に従って2つのサンプルを調製する。ブランクサンプルとして、6 μl/ウェルのAB2を添加する。クロストーク因子サンプルとして、6 μl/ウェルのEu−抗ウサギIgG(9 nM)を添加する。
(14)室温で1.5時間インキュベートする。
(15)615 nm及び665 nmでのHTRFシグナルをEnvisionで測定する。スペクトルのクロストーク補正の後に、HTRFシグナルを規格化する。
アッセイ原理
本アッセイは基質として6H−MEKを利用する。b−Raf V600Eリン酸化において、リン酸化された6H−MEKを、ウサギ抗−リン酸−MEK1/2、Eu−標識抗−ウサギ、及びAPC−標識抗−6H抗体で検出する。
酵素:Upsate製のN末端GSTタグを有する、V600E変異を含む、416−末端残基の組み換え体;リン酸化される(Sf21昆虫細胞でバキュロウイルスにより発現される)、0.26 mg/mL(分子量を67.3 kDと仮定して7.49μM)、カタログ番号14-5M、Lot番号25633AU、−15℃で保存。
基質:WT全長6H−MEK、4.94 mg/ml(分子量を32 kDと仮定して154.4μM)、−15℃で保存。
抗体:ウサギ(α-P-(Ser 217/221))−MEK−1/2Ab(Cell Signaling製、カタログ番号9121 B, Lot 14);Eu−(α−ウサギIgG(Wallac製、カタログ番号AD0083, Lot 318663、710 ug/mL, 4.4 μM));(α−6H−SureLight−APC(Martek製、カタログ番号AD0059H, Lot E012AB01 , 3.03 μM)。
リーダー:PerkinElmer製Envision、412ミラー(mirror)でのHTRFリーディングモード
アッセイプレート:Matrix all-black ポリプロピレンプレート(カタログ番号4344)。
その他:化合物プレート用のWeidman 384 ポリプロピレンプレート(REMP)。
(1)キナーゼアッセイバッファ(KAB): 50 mM HEPES (HyClone) pH7, 10 mM MgCl2, 1 mM DTT, 0.1 mM Na3V2O4、及び0.3 mg/ml BSAを調製する。
(2)KAB中で6H−MEK(150 nM)を調製する。アッセイプレートに12 μL/ウェル添加する。KAB中でATP(66 μM)を調製する。
(3)DMSO中で、化合物を2.4 mMに、任意のポジティブコントロールを480 μMに希釈する。
(4)DMSO中で、10点の3×希釈を行う。2.5 μL/ウェルのDMSO溶液を吸引し、27.5 μl/ウェルのATP溶液を(3)に添加する。
(5)混合し、その後(4)中の6 μl/ウェルの溶液を、アッセイプレートに添加し、MEKリン酸化の際にDMSO濃度を2.1%とする。
(6)KAB中のb−Raf V600E(100 p M)を調製する。
(7)カラム1〜2に6 μl/ウェルのKABを、カラム3〜24に6 μL/ウェルのb−Raf V600Eを添加する。
(8)37℃で30分間インキュベートする。
(9)AB1(50 mM HEPES pH7, 0.2 mg/mL BSA、及び43 mM EDTA)中で、ウサギ(α−P-(Ser 217/221))−MEK−1/2Ab(ストックから1:200)を調製する。
(10)反応停止のために、(9)の6 μL/ウェルの溶液を、アッセイプレートに添加し、37℃で30分インキュベートする。
(11)AB2(50 mM HEPES pH7及び0.2 mg/mL BSA)中で、Eu−(α−ウサギIgG(9 nM))及び(α−6H−SureLight−APC(180 nM))を調製する。
(12)(11)の6 μl/ウェル溶液を、アッセイプレートに添加する。
(13)スペクトルのクロストーク因子を決定するために、ステップ(1)〜(10)に従って2つのサンプルを調製する。ブランクサンプルとして、6 μl/ウェルのAB2を添加する。クロストーク因子サンプルとして、6 μl/ウェルのEu−抗ウサギIgG(9 nM)を添加する。
(14)室温で1.5時間インキュベートする。
(15)615 nm及び665 nmでのHTRFシグナルをEnvisionで測定する。スペクトルのクロストーク補正の後に、HTRFシグナルを規格化する。
Claims (18)
- 式(I)
Rは低級アルキルであり、
環Aは、
ヘテロアリール;
低級アルキル;ハロゲン;ヒドロキシル;低級アルコキシ;ヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルコキシ;及びシアノ、からなる群から独立に選択される1〜5個の置換基により置換されるヘテロアリール;
フェニル;及び
低級アルキル;ハロゲン;ヒドロキシル;低級アルコキシ;ヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルコキシ;及びシアノ、からなる群から独立に選択される1〜4個の置換基により置換されるフェニル;
からなる群から選択され、
環Bは、
ヘテロアリール;
低級アルキル;フッ化アルキル;アリール置換アルキル;ヒドロキシル;低級アルコキシ;ヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルコキシ;ハロゲン;シアノ;及び−NR1R2、からなる群から選択される1〜5個の置換基により置換されるヘテロアリール;
フェニル;及び
低級アルキル;フッ化アルキル;アリール置換アルキル;ヒドロキシル;低級アルコキシ;ヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルコキシ;ハロゲン;及び−NR1R2、からなる群から選択される1〜5個の置換基により置換されるフェニル;
からなる群から選択され、
R1及びR2は、各々独立に、水素;低級アルキル;及びヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルキル;からなる群から選択され;及びR1及びR2は、Nと一緒になって、5−又は6−員の複素環を形成でき;及び
Lは、単結合、−OCH2−、−CH2O−、−NHCO−、−CONH−、−O−、−OCH2CH2−、−CH2OCH2−、−CH2CH2O−、CF=CH−、CH=CF−、−NH−、−NHCH2−、−CH2NH−、−SCH2−、−CH2S−、−SOCH2−、−CH2SO−、−SO2CH2−、−CH2SO2−、−S−、−CH=CH−、及び低級アルキルからなる群から選択され、
ただし、Lが単結合である場合、環Bは、低級アルキル;フッ化アルキル;アリール置換アルキル;ヒドロキシル;低級アルコキシ;ヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルコキシ;ハロゲン;シアノ;及び−NR1R2、からなる群から選択される1〜4個の置換基により置換されるアゾールである)
の化合物、又は式(I)の化合物の医薬的に許容される塩もしくはエステル。 - Lが単結合であり、環Bが、低級アルキル;フッ化アルキル;アリール置換アルキル;ヒドロキシル;低級アルコキシ;ヒドロキシル又は低級アルコキシにより置換される低級アルコキシ;ハロゲン;シアノ;及び−NR1R2、からなる群から選択される1〜4個の置換基により置換されるアゾールであり、ここで前記アゾールは、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、及びテトラゾールからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
- 環Bが1,3,4−オキサジアゾールである、請求項2に記載の化合物。
- 環Aは、1−アルキル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イルメトキシに対してオルト位でメチルにより置換されるフェニルである、請求項1に記載の化合物。
- Rがメチルである、請求項1に記載の化合物。
- Lが、−CH2O−、−NHCO−、及び−CONH−からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
- 環Aが、フェニル、及びメチルにより置換されるフェニルからなる群から選択され;
Lが単結合であり:そして
環Bが、低級アルキル;フッ化アルキル;アリール置換アルキル;ヒドロキシル;低級アルコキシ;ヒドロキシ又は低級アルコキシにより置換される低級アルコキシ;ハロゲン;シアノ;及び−NR1R2、からなる群から選択される1〜4個の置換基により置換されるアゾールである、請求項1に記載の化合物。 - 前記アゾールが、1,3,4−オキサジアゾール;1,2,4−オキサジアゾール;1,2,3−トリアゾール;1,2,4−トリアゾール;及びテトラゾールからなる群から選択される、請求項7に記載の化合物。
- Rが(C1−6)アルキルであり;
環Aが、未置換であるか、(C1−6)アルキルにより1回置換されるフェニルであり;
Lが、−CH2−O−、−O−CH2−、−C(O)−NH−、又は−NH−C(O)−であり;
環Bが、未置換であるか、ハロゲン、又は−NH−(CH2)2−OHから独立に選択される置換基により1又は2回置換されるフェニルであるか;又は
Lが単結合であり、及び
環Bが、3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾロ−5−イルである、
請求項1に記載の化合物。 - 3−(3−ベンジルオキシ−フェノキシメチル)−1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミン;
N−[3−(4−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イルメトキシ)−4−メチル−フェニル]−3−クロロ−4−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−ベンザミド;
N−[3−(4−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イルメトキシ)−4−メチル−フェニル]−3−クロロ−ベンザミド;
4−クロロ−1−メチル−3−[2−メチル−5−(3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾロ−5−イル)−フェノキシメチル]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;
3−(5−ベンジルオキシ−2−メチル−フェノキシメチル)−1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミン;
3−(4−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イルメトキシ)−N−(4−クロロ−フェニル)−4−メチル−ベンザミド;
3−[5−(4−クロロ−ベンジルオキシ)−2−メチル−フェノキシメチル]−1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミン;
1−メチル−3−[2−メチル−5−(5−メチル−[1,3,4]オキサジアゾロ−2−イル)−フェノキシメチル]−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4−イルアミン;
3−(4−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−イルメトキシ)−N−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4−メチル−ベンザミド;からなる群から選択される請求項1に記載の化合物、及び前記化合物のうちの任意の、医薬的に許容される塩又はエステル。 - 治療有効量の請求項1に記載の化合物、及び担体を含んでなる、医薬組成物。
- 治療有効量の請求項1に記載の化合物、及び担体を含んでなる、単位用量製剤。
- 増殖性疾患、特に固形腫瘍、より具体的には乳癌、肺癌、結腸願、前立腺癌、及び黒色腫に罹患する患者を治療するための方法であって、前記患者に、請求項1に記載の化合物を投与するステップを含んでなる、方法。
- 医薬としての使用のための、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
- 癌、特に固形腫瘍、より具体的には乳癌、肺癌、結腸癌、前立腺癌、及び黒色腫の治療用の医薬としての使用のための、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
- 癌、特に固形腫瘍、より具体的には乳癌、肺癌、結腸願、前立腺癌、及び黒色腫の治療用の医薬の製造における請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物の使用。
- 本明細書に実質的に記載される、新規な化合物、使用、製造方法及び方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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